JPH10308978A - 移動通信用トラヒック制御システム - Google Patents

移動通信用トラヒック制御システム

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JPH10308978A
JPH10308978A JP11989497A JP11989497A JPH10308978A JP H10308978 A JPH10308978 A JP H10308978A JP 11989497 A JP11989497 A JP 11989497A JP 11989497 A JP11989497 A JP 11989497A JP H10308978 A JPH10308978 A JP H10308978A
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Katsuyuki Tsumita
勝幸 積田
Ichio Osano
市男 小佐野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホームメモリに輻輳が発生したに無効呼を防
止する。 【解決手段】 移動通信交換機MSCのトラヒック測定
部5で各ホームメモリHMへのアクセス回数が計測さ
れ、これがトラヒック情報TJとして出力されると、輻
輳判定部2はトラヒック情報TJを集計する。集計結果
がホームメモリHMの処理能力を上回ると、輻輳状態に
あると判定する。この後、規制対地決定部3は規制対地
を決定し、また、規制指示部4は規制量を指示する規制
指示信号を生成する。規制指示信号が規制の対象となる
移動通信交換機MSCに供給されると、規制量分配部6
が規制指示を行う。無線基地局BSの規制部7は、規制
指示に従って呼の規制を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホームメモリの輻
輳に起因する呼損を防止し移動通信呼の完了呼数の最大
化を図るのに好適な移動通信用トラヒック制御システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】移動通信網は、移動機と通信を行う無線
基地局、複数の無線基地局との間で通信を行う移動通信
交換局、および各移動機の位置情報を管理するホームメ
モリ等のノードから構成される。そして、各ノードが連
携して動作することによって移動通信が行われる。
【0003】一般に、事故や災害が発生したり、あるい
は大きなイベントやチケットの発売といったことがある
と、特定の地域において呼の発生が異常に増大する。移
動通信においては、相手方の位置を特定する必要がある
ため、移動通信呼が発生する度に、移動通信交換機が、
相手方の端末番号に基づいてホームメモリを参照する。
このため、呼が異常に発生すると、ホームメモリにトラ
ヒックが集中する。この場合、ホームメモリの処理能力
には一定の限界があるので、そこで輻輳が生じ易くな
る。このような場合には、移動通信網全体に混乱が及ば
ないように移動通信呼を規制する。また、呼の発生数が
通常の状態に戻った時点で規制を解除することが行われ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ホームメモ
リは、自ノードのトラヒックを検知し、トラヒック量が
処理能力を上回った時点で輻輳を検出し、この検出結果
をトラヒック制御装置に転送する。また、各交換機は自
ノードのトラヒックを個別に検出し、その検出結果をト
ラヒック制御装置に転送している。トラヒック制御装置
は、ホームメモリから輻輳を検出した旨の報告を受け取
ると、各交換機からのトラヒック情報に基づいて、規制
の対象とする交換機を決定し、当該交換機に対して規制
指示を行う。このため、規制指示は、交換機単位で行わ
れていた。
【0005】この場合、無線基地局から輻輳を生じてい
るホームメモリへの呼については、一度交換機まで接続
して交換機で呼を規制することになる。したがって、無
線基地局と交換機の間で無効呼が通信されるという問題
があった。
【0006】また、規制単位が交換機であるため、規制
の対象となる交換機に接続される各無線基地局にトラヒ
ックのばらつきがあったとしても、各無線基地局とも一
律の規制を受けるといった問題があった。
【0007】また、トラヒックの変動には、一定の規則
性があることが知られているが、規制単位が交換機単位
で行われるため、各無線基地局に対して季節変動、週変
動、時間変動を予測した規制制御が行えないといった問
題があった。
【0008】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
のであり、ホームメモリについての輻輳に起因する呼損
を低減し、移動通信呼における完了呼数の最大化を図る
移動通信システムを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明にあっては、呼を発生する複
数の移動機と、前記移動機の位置を示す位置情報および
その通信状況を示す通信情報を記憶する複数のホームメ
モリと、前記移動機との間で通信を行う通信手段と前記
移動機からの呼を規制する規制手段とを有する複数の無
線基地局と、前記無線基地局からの呼に応じて前記ホー
ムメモリにアクセスして当該呼の処理を行う移動通信交
換機と、前記各ホームメモリの輻輳を検知する輻輳検知
手段と、前記輻輳検知手段の検知結果に基づいて規制の
対象とする前記無線基地局を決定する規制対地決定手段
と、前記規制対地決定手段によって規制の対象とされた
前記無線基地局に対して規制指示を行う規制指示手段と
を有するトラヒック制御装置とを備えたことを特徴とす
る。
【0010】また、請求項2に記載の発明にあっては、
呼を発生する複数の移動機と、前記移動機の位置を示す
位置情報およびその通信状況を示す通信情報を記憶する
複数のホームメモリと、前記移動機との間で通信を行う
通信手段と前記移動機からの呼を規制する規制手段とを
有する複数の無線基地局と、前記無線基地局からの呼に
応じて前記ホームメモリにアクセスして当該呼の処理を
行う呼処理手段と、前記呼を処理する際に前記ホームメ
モリへアクセスするアクセス回数を前記ホームメモリ毎
に計測してトラヒック情報を生成するトラヒック測定手
段と、規制指示がなされると指示された規制量を前記各
無線基地局に分配する規制量分配手段とを有する移動通
信交換機と、前記トラヒック情報に基づいて前記各ホー
ムメモリの輻輳を検知する輻輳検知手段と、前記輻輳検
知手段の検知結果に基づいて規制対地を決定する規制対
地決定手段と、前記規制対地決定手段によって規制対地
とされた前記移動通信交換機に対して前記規制量を指示
する規制指示手段とを有するトラヒック制御装置とを備
えたことを特徴とする。また、請求項3に記載の発明に
あっては、前記規制量分配手段は、前記各無線基地局に
規制量を均等に分配することを特徴とする。
【0011】また、請求項4に記載の発明にあっては、
呼を発生する複数の移動機と、前記移動機の位置を示す
位置情報およびその通信状況を示す通信情報を記憶する
複数のホームメモリと、前記移動機との間で通信を行う
通信手段と前記移動機からの呼を規制する規制手段とを
有する複数の無線基地局と、前記無線基地局からの呼に
応じて前記ホームメモリにアクセスして当該呼の処理を
行う呼処理手段と、前記呼を処理する際に前記ホームメ
モリへアクセスするアクセス回数を前記ホームメモリ毎
に計測してトラヒック情報を生成するトラヒック測定手
段を有する移動通信交換機と、前記トラヒック情報に基
づいて前記各ホームメモリの輻輳を検知する輻輳検知手
段と、前記輻輳検知手段の検知結果に基づいて規制対地
を決定する規制対地決定手段と、前記トラヒック情報の
指示する前記アクセス回数に応じて前記各無線基地局の
前記規制量を算出し、当該規制量と規制の対象とする電
話番号帯を指示する規制指示手段とを有するトラヒック
制御装置とを備えたことを特徴とする。また、請求項5
に記載の発明にあっては、前記移動通信交換機に前記ト
ラヒック測定手段を設ける替わりに、前記トラヒック測
定手段を前記各無線基地局に設けたことを特徴とする
ム。
【0012】また、請求項6に記載の発明にあっては、
前記トラヒック制御装置の輻輳検知手段は、過去の前記
トラヒック情報を蓄積する蓄積手段と、前記蓄積手段に
蓄積された前記トラヒック情報に基づいてアクセス回数
を予測する予測手段と、予測されたアクセス回数と実際
のアクセス回数に基づいて、将来のアクセス回数を算出
する算出手段と、前記将来のアクセス回数が、当該ホー
ムメモリの処理能力を上回るか否かを判定する判定手段
を備え、前記判定手段によって、前記将来のアクセス回
数が当該ホームメモリの処理能力を上回ると判定された
場合に輻輳を検知することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
A.第1実施形態 1.第1実施形態の構成 1−1:システム全体の構成 図1は本発明の第1実施形態に係わる移動通信システム
のブロック図である。図において、MSは移動機であっ
て、いわゆる携帯電話機や自動車電話機で構成される。
また、BSは無線基地局であって、所定のエリア内にあ
る複数の移動機MSと通信を行う。また、MSCは移動
通信交換機であって、複数の無線基地局BSと接続され
ている。また、各移動通信交換機MSCは無線基地局B
Sを介して移動機MSと通信する。この際、移動通信交
換機MSCは、移動機MSからの呼を受信すると、ルー
チン制御を行い通信経路を特定するようになっている。
【0014】なお、この図には特に示さないが、移動通
信システムには、中継用移動通信交換機MSC−Tが設
けられており、複数の移動通信交換機MSCと通信回線
で接続されている。また、中継用移動通信交換機MSC
−Tは、各無線基地局BSから移動通信交換機MSCを
介して集められてきた通信回線をまとめて他の中継用移
動通信交換機MSC−Tに接続する。さらに、中継用移
動通信交換機MSC−Tには、固定網や他社網からの通
信回線が接続されており、これらの間で通信が行えるよ
うになっている。
【0015】ところで、移動通信においては、移動機M
Sが各無線基地局BS間を移動するが、移動機MSへの
着信時に当該移動機MSの位置が不明であると着信する
ことができない。このため、移動機MSが各エリアを移
動するたびに、網へ位置を登録する必要がある。これを
位置登録と呼ぶ。この位置登録信号は無線基地局BS、
移動通信交換機MSCを介してホームメモリHMに格納
される。この場合、ホームメモリHMは各移動機MSの
電話番号と対応づけて位置登録を行う。なお、図1に
は、図示の都合上一つのホームメモリHMを示したが、
本実施形態に係わる通信網には複数のホームメモリHM
が設けられており、電話番号帯毎に各移動機MSの加入
者情報を管理している。
【0016】次に、TCEはトラヒック制御装置であっ
て、各移動通信交換機MSCに接続されており、また、
ホームメモリHMとも接続されている。そして、制御線
を介して、各ノードのトラヒックを検出できるようにな
っている。これにより、トラヒック制御装置TCEは動
的に変動する通信網のトラヒックを総合的に把握するこ
とができる。そして、トラヒック制御装置TCEは、検
出した各ノードのトラヒックに基づいて、通信網の混乱
防止に寄与するノードを特定し、当該ノードに対して規
制指示を行う。以下、各構成部分について詳細に説明す
る。
【0017】1−2:ホームメモリ ホームメモリHMは、汎用のコンピュータ等で構成され
ており、そこには、大容量のメモリと輻輳検出部1が設
けられている。このメモリに上述した位置登録情報が電
話番号と対応づけられて格納される。着信を行う場合に
は、相手方の移動機MSがどのエリアに在圏するかを検
知する必要があるため、移動通信交換機MSCはメモリ
の内容が参照して、相手方の位置を認識する。また、上
述したように各移動機MSがエリアを跨って移動した場
合には、移動通信交換機MSCを介してホームメモリH
Mに位置登録が行われる。このように、ホームメモリH
Mは、移動通信交換機MSCから頻繁にアクセスされる
が、その処理能力には一定の限界がある。
【0018】ホームメモリHMの内部に設けられた輻輳
検出部1は、当該ホームメモリHMの処理能力に応じた
た閾値が予め格納されており、この閾値と単位時間当た
りのアクセス回数を常時比較し、アクセス回数が閾値を
上回った場合に輻輳状態を検出して輻輳検知信号を生成
する。なお、上記閾値は、輻輳が検知できるようにホー
ムメモリHMの処理能力に応じて設定するが、輻輳が生
じる前にその兆候を検出して、適切な規制指示が行える
ように、処理能力の限界値よりも若干低い値に設定して
もよい。
【0019】1−3:トラヒック制御装置 次に、トラヒック制御装置TCEには、輻輳判定部2、
規制対地決定部3および規制指示部4が設けられてい
る。輻輳判定部2は各ホームメモリHMからの輻輳検知
信号の他、各移動通信交換機MSCから、トラヒック情
報TJが転送される。ここで、トラヒック情報TJの内
容を図2に示す。図に示すように、トラヒック情報TJ
は、各ホームメモリ番号HMNOに対応づけられたアク
セス回数Xから構成されている。ホームメモリ番号HM
NOは、各ホームメモリHMを識別するための番号であ
る。したがって、トラヒック情報TJを参照すれば、各
ホームメモリHMごとのアクセス回数Xを知ることがで
きる。輻輳判定部2では、各移動通信交換機MSCから
転送されるトラヒック情報TJを集計して、各ホームメ
モリHM毎に、総アクセス回数SXを算出する。
【0020】また、輻輳判定部2には、図3に示す処理
能力テーブルTBL1が設けられている。図に示すよう
に、処理能力テーブルTBL1には各ホームメモリ番号
HMNO毎に処理能力Zが格納されている。輻輳判定部
2は、処理能力テーブルTBLを参照して、各ホームメ
モリHM毎の処理能力Zと上記総アクセス回数SXとを
比較し、総アクセス回数SXが処理能力Zを下回る場合
には、輻輳状態にないと判定する。一方、総アクセス回
数SXが処理能力Zを上回ったならば、輻輳判定部2
は、当該ホームメモリHMが輻輳状態にあると判定し
て、輻輳検知信号を生成する。
【0021】次に、規制対地決定部3は、ホームメモリ
HMからの輻輳検知信号または、輻輳判定部2からの輻
輳検知信号を受信すると、規制の対象とする移動通信交
換機MSCを特定する。具体的には、輻輳が生じたホー
ムメモリHMの掌握範囲にある移動通信交換機MSCを
特定する。
【0022】次に、規制指示部3は、規制対地決定部3
の決定結果の基づいて、規制指示テーブルTBL2を生
成する。規制指示テーブルTBL2の一例を図4に示
す。規制指示テーブルTBL2には、各ホームメモリH
Mが収容している電話番号帯と、当該ホームメモリHM
のホームメモリ番号HMNOが予め格納されている。ま
た、各ホームメモリHMの掌握する各移動通信交換機M
SCの交換機番号MSCNOがホームメモリ番号HMN
Oに対応づけられて予め格納されている。さらに、交換
機番号MSCNOと対応づけられて算出された規制量P
が格納される。規制量Pは各移動通信交換機MSCで許
容されるアクセス数を示している。したがって、規制指
示テーブルTBL2を参照すれば、各移動通信交換機M
SCへの規制量Pを知ることができる。例えば、交換機
番号MSCNO2に対応する移動通信交換機MSCの規
制量はP2となる。
【0023】この規制量Pの算出には各種の方法がある
が、例えば、規制の対象となる移動通信交換機MSCに
許容するアクセス数を算出し、当該アクセス数を各移動
通信交換機MSCで発生する呼数に応じて比例配分する
ことによって行われる。規制指示部4は規制指示テーブ
ルTBL2を参照して、各移動通信交換機MSCへ規制
量Pと規制の対象となる電話番号帯を指示する規制指示
信号を送出する。
【0024】1−4:移動通信交換機 次に、移動通信交換機MSCには、トラヒック測定部5
と規制量分配部6が設けられている。トラヒック測定部
5は、無線基地局BSからの呼に基づいて、ホームメモ
リHMへの単位時間当たりのアクセス回数Xを各ホーム
メモリHM毎に算出し、図2に示すトラヒック情報TJ
を生成する。
【0025】また、規制量分配部6は、トラヒック制御
装置TCEからの規制指示信号の示す規制量Pを、当該
移動通信交換機MSCの掌握する各無線基地局BSに均
等配分して規制量分配テーブルTBL3を生成する。規
制量分配テーブルTBL3の一例を図5に示す。図に示
すように規制量分配テーブルTBL3は、無線基地局番
号BSNOと各ホームメモリHMが収容する電話番号帯
が予め格納されている。規制量分配部6は規制指示信号
の示す規制量Pを各無線基地局BSに均等に分配して分
配規制量Qを生成し、これを規制量分配テーブルTBL
3に格納する。ここで、図5に示す規制量分配テーブル
TBL3が、交換機番号MSCNO1に対応する移動通
信交換機MSCで生成され、トラヒック制御装置TCE
で図4に示す規制量指示テーブルTBL2が生成された
ものとすると、分配規制量Qは、Q=P1/nとなる。
そして、規制量分配部6は、規制量分配テーブルTBL
3を参照して、各無線基地局BSに規制量Qと電話番号
帯を指示する。
【0026】1−5:無線基地局 次に、無線基地局BSには規制部7が設けられている。
規制部7は規制量Qと電話番号帯を移動通信交換機MS
Cから受信すると、規制量Qを電話番号帯に対応づけて
規制テーブルTBL4を生成する。規制テーブルTBL
4の一例を図6に示す。この例は、ホームメモリ番号H
MNO1に対応するホームメモリHMで輻輳が発生して
いる場合であって、その電話番号帯に対する呼に対して
規制が行われる。この場合、無線基地局BSは、移動機
MSからの呼を処理する際に、相手方の電話番号に基づ
いて規制テーブルTBL4を参照し、規制を行う。
【0027】このようにして、無線基地局BSで呼の規
制を行うようにしたので、無線基地局BSと移動通信交
換機MSCの間で無効呼が発生しない。この結果、ホー
ムメモリHMの輻輳に起因する呼損を防止し、移動通信
呼の完了呼数の最大化を図るとともに、設備を有効に利
用することができる。
【0028】2.第1実施形態の動作 次に、第1実施形態に係わる移動通信システムの動作
を、図面を参照しつつ説明する。図7は第1実施形態に
係わる移動通信システムの動作を示すフローチャートで
ある。
【0029】まず、各移動通信交換機MSCは、単位時
間当たりのアクセス回数を各ホームメモリHM毎に示す
トラヒック情報TJをトラヒック測定部5で生成し(ス
テップS1)、これをトラヒック制御装置TCEに転送
する。
【0030】次に、トラヒック情報TJがトラヒック制
御装置TCEに転送されると、輻輳判定部2は、各移動
通信交換機MSCからのトラヒック情報TJを各ホーム
メモリHM毎に集計して総アクセス回数SXを算出する
(ステップS2)。この後、輻輳判定部2は、処理能力
テーブルTBL1を参照して、各ホームメモリHMで許
容される最大アクセス回数Zを取得し、これと総アクセ
ス回数SXとを比較することによって、輻輳状態か否か
を判定する(ステップS3)。総アクセス回数SXが処
理能力Zを越えている場合には、判定結果はYESとな
り当該ホームメモリHMは輻輳状態と判定され、ステッ
プS5に進む。一方、総アクセス回数SXが処理能力Z
を下回る場合には、判定結果はNOとなり、ステップS
4に進んで輻輳検知信号を検知したか否か判定する。輻
輳検知信号は上述したよう各ホームメモリHMで輻輳が
発生すると生成される。
【0031】したがって、輻輳検知信号が検知された場
合には、ステップS3の判定結果がNOとなる場合であ
っても、規制を行う必要がある。このため、輻輳検知信
号が検知されると、ステップS5に進んで、規制対地の
決定が行われる。ここで、規制対地は、規制対地決定部
3によって決定される。規制対地決定部3は輻輳が発生
しているホームメモリHMを特定し、当該ホームメモリ
HMの掌握範囲にある移動通信交換機MSCを規制対地
として決定する。
【0032】次に、規制対地が決定されると、規制指示
部4は、規制の対象となる各移動通信交換機MSC毎に
規制量を算出して、図4に示す規制指示テーブルTBL
2を生成する。この例にあっては、ホームメモリ番号H
MNO1に対応するホームメモリHMが輻輳状態にあ
り、交換機番号MSCNO1〜3に各々対応する移動通
信交換機MSCの規制量はP1〜P3となっている。そ
して、規制指示部4は規制指示テーブルTBL2を参照
して、規制指示信号を生成し、これを規制の対象となる
移動通信交換機MSCに転送する(ステップS6)。
【0033】規制指示信号を受信した移動通信交換機M
SCにあっては、その規制量分配部6において規制量の
分配が行われる(ステップS7)。この例にあっては、
規制量を各無線基地局BSに均等に分配し、規制量分配
テーブルTBL3(図5参照)が生成される。この後、
規制量分配部6は各無線基地局BSに均等分割された規
制量と輻輳状態にあるホームメモリHMの管理する電話
番号帯とを通知する(ステップS8)。
【0034】次に、無線基地局BSが規制量と電話番号
帯を移動通信交換機MSCから受け取ると、規制量を電
話番号帯と対応づけて規制テーブルTBL4に格納す
る。そして、無線基地局BSは、移動機MSからの呼を
処理する際に、相手方の電話番号に基づいて規制テーブ
ルTBL4を参照し、規制を行う。
【0035】このように第1実施形態においては、無線
基地局BSで呼の規制を行うようにしたので、無線基地
局BSと移動通信交換機MSCの間で無効呼が発生しな
い。この結果、ホームメモリHMの輻輳に起因する呼損
を防止し、移動通信呼の完了呼数の最大化を図るととも
に、設備を有効に利用することができる。
【0036】B.第2実施形態 次に、本発明の第2実施形態に係わる移動通信システム
について図面を参照しつつ説明する。第2実施形態に係
わる移動通信システムの全体構成を図8に示す。この移
動通信システムは、移動通信交換機MSCに規制量分配
部6が設けられていない点、トラヒック制御装置TCE
の規制指示部4から各無線基地局BSに規制指示が直接
行われる点において、第1実施形態と相違している。ま
た、トラヒック測定部5で生成されトラヒック情報TJ
の内容および規制指示テーブルTBL2の内容が各無線
基地局BS毎に規制が行えるようになっている点で第1
実施形態と相違する。以下、相違点を中心に説明する。
【0037】移動通信交換機MSCのトラヒック測定部
5は、第1実施形態と同様にトラヒックを測定してトラ
ヒック情報TJを生成する。ただし、第1実施形態では
交換機のトラヒックを測定したが、第2実施形態では各
無線基地局BS毎にトラヒックを測定する点で相違す
る。この場合、トラヒック測定部5は、各無線基地局B
Sからの呼を処理する際、どの無線基地局BSからの呼
であっかを記録する。図9にトラヒック情報TJの一例
を示す。図に示すように、トラヒック情報TJには、ホ
ームメモリ番号HMNOと無線基地局番号BSNOが対
応づけれており、さらに各無線基地局BS毎に当該ホー
ムメモリHMへのアクセス回数Xが記録されている。し
たがって、トラヒック情報TJを参照すれば、各ホーム
メモリHMへのアクセス回数Xを、無線基地局毎に知る
ことができる。例えば、トラヒック情報TJが図9に示
すものであるとすれば、無線基地局番号BSNO1に対
応する無線基地局BSからの呼を処理するために、移動
通信交換機MSCは、ホームメモリ番号HMNO1に対
応するホームメモリHMへ単位時間当たりX11回アク
セスしたことになる。
【0038】次に、トラヒック制御装置TCEにおい
て、輻輳判定部2が、各移動通信交換機MSCからのト
ラヒック情報TJを集計して各ホームメモリHM毎に総
アクセス回数SXを算出し、これを処理能力Zと比較し
て輻輳状態を判定する。この点は、第1実施形態と同様
である。輻輳状態であると判定されると、規制対地決定
部3は輻輳状態にあるホームメモリHMのホームメモリ
番号HMNOに基づいて、規制の対象となる無線基地局
BSを決定する。
【0039】次に、規制指示部3は、規制対地決定部3
の決定結果の基づいて、規制指示テーブルTBL2を生
成する。規制指示テーブルTBL2の一例を図10に示
す。規制指示テーブルTBL2には、各ホームメモリH
Mが収容している電話番号帯と、当該ホームメモリHM
のホームメモリ番号HMNOが予め格納されている。ま
た、各ホームメモリHMの掌握する各移動通信交換機M
SCの交換機番号MSCNOがホームメモリ番号HMN
Oに対応づけられて予め格納されている。また、各交換
機番号MSCNOと対応づけられて無線基地局番号BS
NOが予め格納されている。さらに、無線基地局番号B
SNOと対応づけられて算出された規制量Pが格納され
る。規制量Pは各無線基地局BSで許容されるアクセス
数を示している。したがって、規制指示テーブルTBL
2を参照すれば、各無線基地局BSへの規制量Pを知る
ことができる。
【0040】この場合、規制量Pは、ホームメモリHM
の処理能力Zを各無線基地局BSからのアクセス回数に
比例配分する演算を行うことにより算出される。例え
ば、処理能力Z1のホームメモリHMが輻輳状態にあ
り、このホームメモリHMが、無線基地局番号BSNO
1〜3に対応する無線基地局BSのみを管理していると
する。ここで、無線基地局番号BSNO1〜3に対応す
るアクセス回数Xが、各々X11,X12,X13であ
るならば、無線基地局番号BSNO1への規制量P11
は、以下の式で与えられる。 P11=Z1*{X11/(X11+X12+X1
3)}
【0041】次に、規制指示部4は、規制指示テーブル
TBL2を参照して、規制の対象となる各無線基地局B
Sに規制指示信号を転送する。この規制指示信号は、輻
輳状態にあるホームメモリHMが管理する電話番号帯と
規制量を指示する。各無線基地局BSの規制部7は、規
制指示信号に基づいて呼の規制を実行する。
【0042】このように第2実施形態によれば、各無線
基地局BSで呼の規制を行うから、ホームメモリHMの
輻輳に伴って無線基地局BSと移動通信交換機MSCと
の間で無効呼の通信が行われることがない。さらに、各
無線基地局BSで発生する呼の処理に伴うホームメモリ
HMへのアクセス回数Xに応じて規制量を算出したの
で、各無線基地局BSのトラヒックに見合った規制制御
を行うことが可能となる。
【0043】C.第3実施形態 次に、本発明の第3実施形態に係わる移動通信システム
について図面を参照しつつ説明する。 1.第3実施形態の構成 第3実施形態に係わる移動通信システムのブロック図を
図11に示す。この移動通信システムは、トラヒック制
御装置TCEにデータベース8が設けられた点を除いて
第2実施形態と同様である。
【0044】データベース8は、トラヒック情報TJに
基づいて生成される。図12にデータベースの一例を示
す。図に示すようにデータベース8は、各無線基地局番
号BSNO毎に分割されており、そこにはホームメモリ
番号HMNOに対応するアクセス回数Xが、時刻と対応
づけられて格納されている。そして、時間経過に伴って
新たなアクセス回数が順次格納されるようになってい
る。この例では、97年4月1日の午前10時10分〜
15分に、無線基地局番号BSNO1に対応する無線基
地局BSからホームメモリ番号HMNO1に対応するホ
ームメモリHMへX11回のアクセスがあったことにな
る。
【0045】ところで、データベース8には刻々と変動
する移動通信システムのトラヒックが細分化されて格納
されるから、このデータベース8の内容を解析すれば、
どのような時間帯で、どの無線基地局BSのアクセス回
数が増加しているかを知ることができる。例えば、通勤
時間帯においては線路に沿った無線基地局BSのアクセ
ス回数が増加する傾向にあるといった時間変動や、月曜
日の午前中にはオフィスが集中する地域の無線基地局B
Sでアクセス回数が増加するといった週変動、さらに、
クリスマスや祝日には繁華街のある地域の無線基地局B
Sでアクセス回数が増加するといった季節変動を知るこ
とができる。
【0046】2.第3実施形態の動作 次に、データベース8を用いた規制処理の動作について
説明する。 2−1:輻輳判定処理 輻輳判定部2は、現在の総アクセス回数SX(各ホーム
メモリHMへのアクセス回数の合計)の伸び率Wを算出
するとともに、データベース8を参照して、過去の同時
間帯での総アクセス回数SX’から予測される伸び率
W’を算出する。この場合、過去の総アクセス回数S
X’の伸び率W’は、時間変動、週変動、季節変動のい
ずれか、あるいはこれらの任意の組合せを加味して算出
する。
【0047】次に、実際の伸び率Wと予測される伸び率
W’とを比較し、実際の伸び率Wが予測される伸び率
W’を上回っているか否かを判定する。そして、実際の
伸び率Wが予測される伸び率W’を上回っている場合に
は、実際の伸び率Wと予測される伸び率に基づいて、将
来の総アクセス回数SXを予測する。そして、将来の総
アクセス回数SXが当該ホームメモリHMの処理能力Z
を越えるか否かを判定し、将来の総アクセス回数SXが
処理能力Zを越える場合には輻輳予測信号を生成する。
【0048】この点について、具体的に説明する。図1
3は、過去の総アクセス回数の変化から予測される当日
の総アクセス回数SX’と実際の総アクセス回数SXの
一例を示したものである。また、図14は、予測される
当日の総アクセス回数SX’の伸び率W’と実際の総ア
クセス回数SXの伸び率Wの一例を示したものである。
【0049】この例にあっては、図13に示すように、
午前12時に予測される総アクセス回数SX’は最大と
なる。一方、実際のアクセス回数SXは、時刻t1まで
は予測されるアクセス回数SX’と一致するが、その
後、予測されるアクセス回数SX’を上回って推移し、
時刻t2に至っている。この場合、実際の伸び率Wは、
時刻t1までは予測される伸び率W’と一致するが、そ
の後、予測される伸び率W’を上回って推移し、時刻t
2に至る。輻輳判定部2は、現在の伸び率Wと予測され
る伸び率W’の差を算出し、これに予測される伸び率を
加算して修正伸び率SWを生成する。図14に、時刻t
2における修正伸び率SWを、点線で示す。
【0050】次に、修正伸び率SWと実際の総アクセス
回数SXに基づいて、修正予測総アクセス回数SSXを
算出する。例えば、時刻t2における修正予測総アクセ
ス回数SSXは、次の式で与えられる。但し、T>t2
とする。 SSX(T)=SX(t2)+∫t2SW(T)dT
【0051】次に、修正予測総アクセス回数SSXと処
理能力Zを比較する。修正予測総アクセス回数SSXが
処理能力Zを上回るならば、輻輳予測信号を生成する。
なお、輻輳予測信号の生成タイミングには、以下の態様
がある。 修正予測総アクセス回数SSXが処理能力Zを上回る
ことを予測した時点で直ちに輻輳予測信号を生成する。 修正予測総アクセス回数SSXが処理能力Zを上回る
と予測される時刻(図12に示すt3)と現在の時刻と
の差を算出し、この時間が予め定められた閾値を下回る
時点で輻輳予測信号を生成する。
【0052】2−2:規制指示処理 次に、規制指示処理が規制対地に対して行われる。規制
対地決定部3は、輻輳判定部2からの輻輳予測信号を検
知すると、輻輳が予測されるホームメモリHMが管理す
る各無線基地局BSを規制対地として決定する。
【0053】この後、規制指示部4は、修正予測総アク
セス回数SSXが処理能力Zを上回ると予測される時刻
における、各無線基地局BSが当該ホームメモリHMへ
アクセスするアクセス回数を予測する。この場合の予測
アクセス回数は、上記した修正総アクセス回数SSXと
同様の方法で算出する。そして、各無線基地局BSの予
測アクセス回数に基づいて処理能力Zを比例分配して、
各無線基地局BSに対する規制量Pを算出し、第2実施
形態で説明した規制指示テーブルTBL2(図10参
照)を生成する。この後、規制指示テーブルTBL2を
参照して、各無線基地局BSへ電話番号帯と規制量Pを
指示する規制指示信号を送出する。各無線基地局BS
は、規制指示信号に基づいて呼の規制を行う。
【0054】このように本実施形態によれば、過去のア
クセス回数の推移から、季節変動、週変動または時間変
動を加味したアクセス回数の予測を行い、予測したアク
セス回数と実際のアクセス回数に基づいて、将来のアク
セス回数を再度予測し、これに基づいて、輻輳を予測し
たので、輻輳が発生する前に規制制御を行うことができ
る。
【0055】D.変形例 以上、本発明に係わる実施形態を説明したが、本発明は
上述した実施形態に限定されるものではなく、以下に述
べる各種の変形が可能である。 上述した各実施形態において、トラヒック情報TJ
は、移動通信交換機MSCのトラヒック測定部5で計測
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、トラ
ヒック情報TJを各無線基地局BSで生成していてもよ
い。この場合には、各無線基地局BSにトラヒック測定
部5を設け、移動機MSからの発呼があると電話番号帯
とホームメモリ番号HMNOの関係を規定するテーブル
を参照して、アクセス回数をホームメモリ番号HMNO
毎に計測すればよい。
【0056】上述した第2,第3実施形態において、
トラヒック制御装置TCEからの規制指示は、移動通信
交換機MSCを介することなく各無線基地局BSに対し
て直接行うようにしたが、移動通信交換機MSCを介し
て規制指示を行ってもよい。要は、各無線基地局BSの
アクセス回数に応じた規制量をトラヒック制御装置TC
Eの規制指示部4で生成し、この規制量に従って各無線
基地局BSが行えるのであれば、規制指示の経路はどの
ようなものであってもよい。
【0057】上述した各実施形態において、トラヒッ
ク制御装置TCEの輻輳判定部2はは輻輳状態にあるホ
ームメモリHMの処理能力Zを基準に輻輳状態を判定し
たが、処理能力Zよりも若干低い閾値を予めメモリに格
納しておき、これに基づいて輻輳を判定するようにして
もよい。
【0058】上述した各実施形態において、トラヒッ
ク制御装置TCEの規制指示部4は、アクセス回数に基
づいて処理能力Zを比例配分して規制量Pを算出した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、非線形な
重み付けを行って規制量を配分してもよい。要は、アク
セス回数に応じて規制量を分配するのであれば、どのよ
うな分配の方法であってもよい。
【0059】
【発明の効果】上述したように本発明に係る発明特定事
項によれば、各無線基地局毎に規制指示を行ったので、
無線基地局と移動通信交換機との間で無効呼の通信を防
止でき、設備の有効利用を図ることができる。また、各
無線基地局のアクセス回数に応じて規制量を制御するよ
うにしたので、各無線基地局のトラヒックに応じた規制
を行うことができる。また、過去のアクセス回数と現在
のアクセス回数に基づいて将来のアクセス回数を予測す
るようにしたので、実際も輻輳が発生する前に予測し
て、規制制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係わる移動通信シス
テムのブロック図である。
【図2】 同実施形態に係わるトラヒック情報の内容の
一例を示す図である。
【図3】 同実施形態に係わる処理能力テーブルの内容
の一例を示す図である。
【図4】 同実施形態に係わる規制指示テーブルの内容
の一例を示す図である。
【図5】 同実施形態に係わる規制量分配テーブルの内
容の一例を示す図である。
【図6】 同実施形態に係わる規制テーブルの内容の一
例をを示す図である。
【図7】 同実施形態に係わる移動通信システムの動作
を示すフローチャートである。
【図8】 本発明の第2実施形態に係わる移動通信シス
テムのブロック図である。
【図9】 同実施形態に係わるトラヒック情報の内容の
一例を示す図である。
【図10】 同実施形態に係わる規制指示テーブルの内
容の一例を示す図である。
【図11】 本発明の第3実施形態に係わる移動通信シ
ステムのブロック図である。
【図12】 同実施形態に係わるデータベースの内容の
一例を示す図である。
【図13】 同実施形態において過去の総アクセス回数
の変化から予測される当日の総アクセス回数SX’と実
際の総アクセス回数SXの一例を示す図である。
【図14】 同実施形態において予測される当日の総ア
クセス回数SX’の伸び率W’と実際の総アクセス回数
SXの伸び率Wの一例を示す図である。
【符号の説明】
MS 移動機 HM ホームメモリ MSC 移動通信交換機 BS 無線基地局 TJ トラヒック情報 2 輻輳判定部(輻輳検知手段) 3 規制対地決定部(規制対地決定手段) 4 規制指示部(規制指示手段) 5 トラヒック測定手段 6 規制量分配部(規制量分配手段) 7 規制部 8 データベース(蓄積手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼を発生する複数の移動機と、 前記移動機の位置を示す位置情報およびその通信状況を
    示す通信情報を記憶する複数のホームメモリと、 前記移動機との間で通信を行う通信手段と前記移動機か
    らの呼を規制する規制手段とを有する複数の無線基地局
    と、 前記無線基地局からの呼に応じて前記ホームメモリにア
    クセスして当該呼の処理を行う移動通信交換機と、 前記各ホームメモリの輻輳を検知する輻輳検知手段と、
    前記輻輳検知手段の検知結果に基づいて規制の対象とす
    る前記無線基地局を決定する規制対地決定手段と、前記
    規制対地決定手段によって規制の対象とされた前記無線
    基地局に対して規制指示を行う規制指示手段とを有する
    トラヒック制御装置とを備えたことを特徴とする移動通
    信用トラヒック制御システム。
  2. 【請求項2】 呼を発生する複数の移動機と、 前記移動機の位置を示す位置情報およびその通信状況を
    示す通信情報を記憶する複数のホームメモリと、 前記移動機との間で通信を行う通信手段と前記移動機か
    らの呼を規制する規制手段とを有する複数の無線基地局
    と、 前記無線基地局からの呼に応じて前記ホームメモリにア
    クセスして当該呼の処理を行う呼処理手段と、前記呼を
    処理する際に前記ホームメモリへアクセスするアクセス
    回数を前記ホームメモリ毎に計測してトラヒック情報を
    生成するトラヒック測定手段と、規制指示がなされると
    指示された規制量を前記各無線基地局に分配する規制量
    分配手段とを有する移動通信交換機と、 前記トラヒック情報に基づいて前記各ホームメモリの輻
    輳を検知する輻輳検知手段と、前記輻輳検知手段の検知
    結果に基づいて規制対地を決定する規制対地決定手段
    と、前記規制対地決定手段によって規制対地とされた前
    記移動通信交換機に対して前記規制量を指示する規制指
    示手段とを有するトラヒック制御装置とを備えたことを
    特徴とする移動通信用トラヒック制御システム。
  3. 【請求項3】 前記規制量分配手段は、前記各無線基地
    局に規制量を均等に分配することを特徴とする請求項2
    に記載の移動通信用トラヒック制御システム。
  4. 【請求項4】 呼を発生する複数の移動機と、 前記移動機の位置を示す位置情報およびその通信状況を
    示す通信情報を記憶する複数のホームメモリと、 前記移動機との間で通信を行う通信手段と前記移動機か
    らの呼を規制する規制手段とを有する複数の無線基地局
    と、 前記無線基地局からの呼に応じて前記ホームメモリにア
    クセスして当該呼の処理を行う呼処理手段と、前記呼を
    処理する際に前記ホームメモリへアクセスするアクセス
    回数を前記ホームメモリ毎に計測してトラヒック情報を
    生成するトラヒック測定手段を有する移動通信交換機
    と、 前記トラヒック情報に基づいて前記各ホームメモリの輻
    輳を検知する輻輳検知手段と、前記輻輳検知手段の検知
    結果に基づいて規制対地を決定する規制対地決定手段
    と、前記トラヒック情報の指示する前記アクセス回数に
    応じて前記各無線基地局の前記規制量を算出し、当該規
    制量と規制の対象とする電話番号帯を指示する規制指示
    手段とを有するトラヒック制御装置とを備えたことを特
    徴とする移動通信用トラヒック制御システム。
  5. 【請求項5】 前記移動通信交換機に前記トラヒック測
    定手段を設ける替わりに、前記トラヒック測定手段を前
    記各無線基地局に設けたことを特徴とする請求項4に記
    載の移動通信用トラヒック制御システム。
  6. 【請求項6】 前記トラヒック制御装置の輻輳検知手段
    は、 過去の前記トラヒック情報を蓄積する蓄積手段と、 前記蓄積手段に蓄積された前記トラヒック情報に基づい
    てアクセス回数を予測する予測手段と、 予測されたアクセス回数と実際のアクセス回数に基づい
    て、将来のアクセス回数を算出する算出手段と、 前記将来のアクセス回数が、当該ホームメモリの処理能
    力を上回るか否かを判定する判定手段を備え、 前記判定手段によって、前記将来のアクセス回数が当該
    ホームメモリの処理能力を上回ると判定された場合に輻
    輳を検知することを特徴とする請求項4または5に記載
    の移動通信用トラヒック制御システム。
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