JPH103085A - 液晶素子の封止装置および封止方法 - Google Patents
液晶素子の封止装置および封止方法Info
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- JPH103085A JPH103085A JP3520797A JP3520797A JPH103085A JP H103085 A JPH103085 A JP H103085A JP 3520797 A JP3520797 A JP 3520797A JP 3520797 A JP3520797 A JP 3520797A JP H103085 A JPH103085 A JP H103085A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 紫外線硬化樹脂の注入口を隙間なく均一に封
止することができ、温度劣化に対する信頼性が向上した
液晶素子の封止装置および封止方法を提供する。 【解決手段】 注入口11を未硬化の紫外線硬化樹脂30で
蓋閉じした状態で冷却して、紫外線硬化樹脂30を注入口
内部に引き込ませた後、紫外線71を照射して硬化させる
ために使用するる液晶素子の封止装置であって、液晶セ
ル10を挿入可能な溝41を有する熱伝導性金属からなるブ
ロック40と、このブロック40を収納する冷却槽50と、こ
の冷却槽50の温度を制御する温度調節装置60,61,62と、
前記液晶セル10の注入口に紫外線71を照射する紫外線照
射装置70とからなる。また、本発明の封止方法は、液晶
セル10を熱伝導性金属からなるブロック40の溝41に支持
し、ブロック40自体の冷却速度を制御することにより、
紫外線硬化樹脂30の引き込みを均一化する。
止することができ、温度劣化に対する信頼性が向上した
液晶素子の封止装置および封止方法を提供する。 【解決手段】 注入口11を未硬化の紫外線硬化樹脂30で
蓋閉じした状態で冷却して、紫外線硬化樹脂30を注入口
内部に引き込ませた後、紫外線71を照射して硬化させる
ために使用するる液晶素子の封止装置であって、液晶セ
ル10を挿入可能な溝41を有する熱伝導性金属からなるブ
ロック40と、このブロック40を収納する冷却槽50と、こ
の冷却槽50の温度を制御する温度調節装置60,61,62と、
前記液晶セル10の注入口に紫外線71を照射する紫外線照
射装置70とからなる。また、本発明の封止方法は、液晶
セル10を熱伝導性金属からなるブロック40の溝41に支持
し、ブロック40自体の冷却速度を制御することにより、
紫外線硬化樹脂30の引き込みを均一化する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶セルに液晶を注
入後、液晶セルの注入口を紫外線硬化樹脂(以下、UV
樹脂と呼ぶ)で硬化封止するために用いる液晶素子の封
止装置およびこの装置を用いた液晶素子の封止方法に関
し、さらに詳しくは、UV樹脂の注入口を隙間なく均一
に封止することができ、温度劣化に対する信頼性が向上
した液晶素子を効率的に製造可能な液晶素子の封止装置
および封止方法に関するものである。
入後、液晶セルの注入口を紫外線硬化樹脂(以下、UV
樹脂と呼ぶ)で硬化封止するために用いる液晶素子の封
止装置およびこの装置を用いた液晶素子の封止方法に関
し、さらに詳しくは、UV樹脂の注入口を隙間なく均一
に封止することができ、温度劣化に対する信頼性が向上
した液晶素子を効率的に製造可能な液晶素子の封止装置
および封止方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶素子の製造において、液晶セ
ルの内部に液晶を注入後、この液晶セルの注入口を封止
する方法としては、液晶を注入した後の液晶セルの注入
口をUV樹脂で蓋閉じし、冷却して液晶を収縮させるこ
とによりUV樹脂を注入口の内部に引き込ませた後、U
V樹脂に紫外線を照射して硬化させる方法が主としてと
られていた。
ルの内部に液晶を注入後、この液晶セルの注入口を封止
する方法としては、液晶を注入した後の液晶セルの注入
口をUV樹脂で蓋閉じし、冷却して液晶を収縮させるこ
とによりUV樹脂を注入口の内部に引き込ませた後、U
V樹脂に紫外線を照射して硬化させる方法が主としてと
られていた。
【0003】しかるに、上記の従来法によれば、比較的
容易に封止が達成できるという利点を有する反面、紫外
線照射炉内において、UV樹脂が完全に硬化する前に液
晶セル内の液晶が急速に熱膨脹すると、図4に示したよ
うに、液晶2がUV樹脂(封止剤)3の未硬化部分を押
し戻して、注入口1a内に注入されたUV樹脂3に大き
な穴8を形成してしまい、この穴8によって耐湿性が低
下したり、気泡が発生したりして、液晶素子の信頼性が
大きく低下するという問題があり、この問題は液晶素子
が小さい場合ほど著しく発生するという欠点があった。
容易に封止が達成できるという利点を有する反面、紫外
線照射炉内において、UV樹脂が完全に硬化する前に液
晶セル内の液晶が急速に熱膨脹すると、図4に示したよ
うに、液晶2がUV樹脂(封止剤)3の未硬化部分を押
し戻して、注入口1a内に注入されたUV樹脂3に大き
な穴8を形成してしまい、この穴8によって耐湿性が低
下したり、気泡が発生したりして、液晶素子の信頼性が
大きく低下するという問題があり、この問題は液晶素子
が小さい場合ほど著しく発生するという欠点があった。
【0004】そこで、特開平2−101432号公報に
は、上記の欠点を解消する方法として、液晶セルの冷却
状態を保ったまま紫外線を照射してUV樹脂を硬化させ
ることにより、上記穴8の発生を解消するための装置お
よび方法が提案されている。
は、上記の欠点を解消する方法として、液晶セルの冷却
状態を保ったまま紫外線を照射してUV樹脂を硬化させ
ることにより、上記穴8の発生を解消するための装置お
よび方法が提案されている。
【0005】すなわち、上記特開平2−101432号
公報に記載の装置は、図5に示したように、液晶セル1
を収納する冷却槽4、この冷却槽4の上部にかぶせるガ
ラス板5、および紫外線照射装置6から構成されてい
る。そして、この装置を用いて液晶素子を封止するに
は、まず(a)液晶セル1の注入口1aから液晶セル1
内部に液晶2を注入した後、この注入口1aをUV樹脂
3で蓋閉じし、次いで(b)この液晶セル1を冷却槽4
に入れて冷却し、液晶2を収縮させることにより、UV
樹脂3を注入口1aの内部に引き込ませた後、(c)こ
の冷却状態を保ったまま、冷却槽4の上部に被せたガラ
ス板5を介して、紫外線照射装置6から紫外線7を照射
して、UV樹脂3を硬化させる方法であり、この方法に
よれば、冷却状態で紫外線を照射することによって、液
晶セル1内部の液晶2の熱膨脹が抑えられたままUV樹
脂3を硬化させることができるため、注入口1a内部の
UV樹脂3に不所望な穴が形成されることがなく、温度
劣化に対する信頼性を向上できるという効果が得られる
とされている。
公報に記載の装置は、図5に示したように、液晶セル1
を収納する冷却槽4、この冷却槽4の上部にかぶせるガ
ラス板5、および紫外線照射装置6から構成されてい
る。そして、この装置を用いて液晶素子を封止するに
は、まず(a)液晶セル1の注入口1aから液晶セル1
内部に液晶2を注入した後、この注入口1aをUV樹脂
3で蓋閉じし、次いで(b)この液晶セル1を冷却槽4
に入れて冷却し、液晶2を収縮させることにより、UV
樹脂3を注入口1aの内部に引き込ませた後、(c)こ
の冷却状態を保ったまま、冷却槽4の上部に被せたガラ
ス板5を介して、紫外線照射装置6から紫外線7を照射
して、UV樹脂3を硬化させる方法であり、この方法に
よれば、冷却状態で紫外線を照射することによって、液
晶セル1内部の液晶2の熱膨脹が抑えられたままUV樹
脂3を硬化させることができるため、注入口1a内部の
UV樹脂3に不所望な穴が形成されることがなく、温度
劣化に対する信頼性を向上できるという効果が得られる
とされている。
【0006】しかしながら、上記の従来法では、確かに
穴8の発生は抑制されるものの、注入口1aをUV樹脂
3で蓋閉じした液晶セル1を冷却槽4に入れて急激に冷
却させると、UV樹脂3自体の粘度が大きくなり、その
流動性が低下して注入口1の中央部と周縁部での流動速
度が変化することに起因して、図6に示したように、U
V樹脂3が注入口1a内に均一に引き込まれず、中央部
のみが大きく引き込まれて、注入口1aとUV樹脂3と
の間に隙間9が形成されてしまい、この隙間によって温
度劣化に対する信頼性が阻害されるという問題を依然と
して包含していた。
穴8の発生は抑制されるものの、注入口1aをUV樹脂
3で蓋閉じした液晶セル1を冷却槽4に入れて急激に冷
却させると、UV樹脂3自体の粘度が大きくなり、その
流動性が低下して注入口1の中央部と周縁部での流動速
度が変化することに起因して、図6に示したように、U
V樹脂3が注入口1a内に均一に引き込まれず、中央部
のみが大きく引き込まれて、注入口1aとUV樹脂3と
の間に隙間9が形成されてしまい、この隙間によって温
度劣化に対する信頼性が阻害されるという問題を依然と
して包含していた。
【0007】しかも、上記の従来法では、複数、例えば
数十枚の液晶セル1を同時に冷却槽4内に入れると、各
液晶セル1毎の冷却状態が相違するために、UV樹脂3
の引き込み状態がばらついてしまうという問題もあっ
た。
数十枚の液晶セル1を同時に冷却槽4内に入れると、各
液晶セル1毎の冷却状態が相違するために、UV樹脂3
の引き込み状態がばらついてしまうという問題もあっ
た。
【0008】したがって、従来の液晶素子の封止方法に
おいては、UV樹脂で封止した封止部の状態が不十分で
温度劣化を確実に防止できないばかりか、不良品の発生
が多く、封止部の全数チェックを頻繁に行う必要がある
ことから、生産性が著しく阻害されるという問題を包含
していた。
おいては、UV樹脂で封止した封止部の状態が不十分で
温度劣化を確実に防止できないばかりか、不良品の発生
が多く、封止部の全数チェックを頻繁に行う必要がある
ことから、生産性が著しく阻害されるという問題を包含
していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術における問題点の解決を課題として検討した結果
達成されたものである。
来技術における問題点の解決を課題として検討した結果
達成されたものである。
【0010】したがって、本発明の目的は、UV樹脂の
注入口を隙間なく均一に封止することができ、温度劣化
に対する信頼性が向上した液晶素子を効率的に製造可能
な液晶素子の封止装置および封止方法を提供することに
ある。
注入口を隙間なく均一に封止することができ、温度劣化
に対する信頼性が向上した液晶素子を効率的に製造可能
な液晶素子の封止装置および封止方法を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の液晶樹脂の封止装置は、液晶セルの内部
に注入口から液晶を注入し、前記注入口を未硬化のUV
樹脂で蓋閉じした状態で冷却して、前記液晶を収縮させ
ることにより前記UV樹脂を前記注入口内部に引き込ま
せた後、冷却状態を保持したまま前記UV樹脂に紫外線
を照射して硬化させることにより、液晶素子を封止する
ために使用する装置であって、液晶セルを挿入可能な溝
を有する熱伝導性金属からなるブロックと、このブロッ
クを収納する冷却槽と、この冷却槽の温度を制御する温
度調節装置と、前記液晶セルの注入口に紫外線を照射す
る紫外線照射装置とからなることを特徴とする。
めに、本発明の液晶樹脂の封止装置は、液晶セルの内部
に注入口から液晶を注入し、前記注入口を未硬化のUV
樹脂で蓋閉じした状態で冷却して、前記液晶を収縮させ
ることにより前記UV樹脂を前記注入口内部に引き込ま
せた後、冷却状態を保持したまま前記UV樹脂に紫外線
を照射して硬化させることにより、液晶素子を封止する
ために使用する装置であって、液晶セルを挿入可能な溝
を有する熱伝導性金属からなるブロックと、このブロッ
クを収納する冷却槽と、この冷却槽の温度を制御する温
度調節装置と、前記液晶セルの注入口に紫外線を照射す
る紫外線照射装置とからなることを特徴とする。
【0012】なお、本発明の液晶素子の封止装置は、ブ
ロックが、液晶セルを挿入可能で、かつ前記液晶セルの
注入口を上部に露出可能な深さを有する複数の溝を有し
ており、これらの溝で同時に複数の液晶セルを冷却する
ように構成したこと、および冷却槽が、紫外線透過性の
窓を有するカバーで上部が閉塞されていると共に、カバ
ー内に乾燥ガスを流通させる配管を備えることが望まし
く、これらの条件を採用することによって、さらに望ま
しい効果を得ることができる。
ロックが、液晶セルを挿入可能で、かつ前記液晶セルの
注入口を上部に露出可能な深さを有する複数の溝を有し
ており、これらの溝で同時に複数の液晶セルを冷却する
ように構成したこと、および冷却槽が、紫外線透過性の
窓を有するカバーで上部が閉塞されていると共に、カバ
ー内に乾燥ガスを流通させる配管を備えることが望まし
く、これらの条件を採用することによって、さらに望ま
しい効果を得ることができる。
【0013】また、本発明の液晶素子の封止方法は、液
晶セルの内部に注入口から液晶を注入し、前記注入口を
未硬化のUV樹脂で蓋閉じした状態で冷却して、前記液
晶を収縮させることにより前記UV樹脂を前記注入口内
部に引き込ませた後、冷却状態を保持したまま前記UV
樹脂に紫外線を照射して硬化させることにより、液晶素
子を封止する方法であって、前記液晶セルを熱伝導性金
属からなるブロックの溝に支持し、前記ブロック自体の
冷却速度を制御することにより、前記UV樹脂の引き込
みを均一化することを特徴とする。
晶セルの内部に注入口から液晶を注入し、前記注入口を
未硬化のUV樹脂で蓋閉じした状態で冷却して、前記液
晶を収縮させることにより前記UV樹脂を前記注入口内
部に引き込ませた後、冷却状態を保持したまま前記UV
樹脂に紫外線を照射して硬化させることにより、液晶素
子を封止する方法であって、前記液晶セルを熱伝導性金
属からなるブロックの溝に支持し、前記ブロック自体の
冷却速度を制御することにより、前記UV樹脂の引き込
みを均一化することを特徴とする。
【0014】なお、本発明の液晶素子の封止方法におい
ては、ブロックが複数の溝を有しており、これらの溝で
同時に複数の液晶セルを冷却すること、ブロックを冷却
槽内に入れた状態でブロックの冷却速度を制御すること
を、ブロックの冷却速度を1〜5℃/分に制御するこ
と、および冷却槽の上部を紫外線透過性の窓を有するカ
バーで閉塞し、このカバー内に乾燥ガスを流通しつつ液
晶の冷却および紫外線硬化樹脂の硬化を行うことが望ま
しく、これらの条件を採用することによって、さらに望
ましい効果を得ることができる。
ては、ブロックが複数の溝を有しており、これらの溝で
同時に複数の液晶セルを冷却すること、ブロックを冷却
槽内に入れた状態でブロックの冷却速度を制御すること
を、ブロックの冷却速度を1〜5℃/分に制御するこ
と、および冷却槽の上部を紫外線透過性の窓を有するカ
バーで閉塞し、このカバー内に乾燥ガスを流通しつつ液
晶の冷却および紫外線硬化樹脂の硬化を行うことが望ま
しく、これらの条件を採用することによって、さらに望
ましい効果を得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面にしたがって、本発明
の液晶素子の封止装置の一例、および封止方法の実施の
形態の一例について詳述する。
の液晶素子の封止装置の一例、および封止方法の実施の
形態の一例について詳述する。
【0016】まず、図1にしたがって本発明の液晶素子
の封止装置について説明し、次に図2(a)〜(d)お
よび図3にしたがって本発明の液晶素子の封止方法につ
いて説明する。
の封止装置について説明し、次に図2(a)〜(d)お
よび図3にしたがって本発明の液晶素子の封止方法につ
いて説明する。
【0017】図1は本発明の液晶素子の封止装置の一例
を示す断面図であり、この封止装置は、液晶セル10の
内部に注入口11から液晶を注入し、注入口11を未硬
化のUV樹脂30で蓋閉じした状態で冷却して、液晶を
収縮させることによりUV樹脂30を注入口11内部に
引き込ませた後、冷却状態を保持したままUV樹脂30
に紫外線71を照射して硬化させることにより、液晶素
子を封止するために使用する装置であって、液晶セル1
0を挿入可能な溝41を有する熱伝導性金属からなるブ
ロック40と、このブロック40を収納する冷却槽50
と、この冷却槽50の温度を制御する温度調節装置と、
液晶セル10の注入口11に紫外線71を照射する紫外
線照射装置70とを主な要素として構成されている。
を示す断面図であり、この封止装置は、液晶セル10の
内部に注入口11から液晶を注入し、注入口11を未硬
化のUV樹脂30で蓋閉じした状態で冷却して、液晶を
収縮させることによりUV樹脂30を注入口11内部に
引き込ませた後、冷却状態を保持したままUV樹脂30
に紫外線71を照射して硬化させることにより、液晶素
子を封止するために使用する装置であって、液晶セル1
0を挿入可能な溝41を有する熱伝導性金属からなるブ
ロック40と、このブロック40を収納する冷却槽50
と、この冷却槽50の温度を制御する温度調節装置と、
液晶セル10の注入口11に紫外線71を照射する紫外
線照射装置70とを主な要素として構成されている。
【0018】ここで、ブロック40は、例えばアルミニ
ウムなどの熱伝導性金属からなり、液晶セル10を挿入
可能で、かつ液晶セル10の注入口11を上部に露出可
能な深さを有する複数の溝41を有しており、これらの
溝41で同時の複数の液晶セルを冷却するように構成さ
れていることが、多数の液晶セルの封止を同時に行える
ことから望ましい。
ウムなどの熱伝導性金属からなり、液晶セル10を挿入
可能で、かつ液晶セル10の注入口11を上部に露出可
能な深さを有する複数の溝41を有しており、これらの
溝41で同時の複数の液晶セルを冷却するように構成さ
れていることが、多数の液晶セルの封止を同時に行える
ことから望ましい。
【0019】そして、冷却を均一に行うために、ブロッ
ク40の溝41と、この溝41に挿入される液晶セル1
0との間の隙間はできるだけ狭いことが望ましい。
ク40の溝41と、この溝41に挿入される液晶セル1
0との間の隙間はできるだけ狭いことが望ましい。
【0020】また、溝41の深さを、液晶セル10の注
入口11が上部に露出可能な深さとした理由は、冷却状
態を保持したまま、注入口11を蓋閉したUV樹脂30
に対し紫外線71を照射することを可能とするためであ
る。
入口11が上部に露出可能な深さとした理由は、冷却状
態を保持したまま、注入口11を蓋閉したUV樹脂30
に対し紫外線71を照射することを可能とするためであ
る。
【0021】冷却槽50におけるブロック40との間の
隙間は、冷却を均一に行うために、できるだけ狭いこと
が望ましい。
隙間は、冷却を均一に行うために、できるだけ狭いこと
が望ましい。
【0022】冷却槽50の温度を制御する温度調節装置
は、例えばブロック40に嵌挿された温度センサー60
と、温度コントローラー61と、冷却槽50の底部に配
置されたペルチェ素子62と、これら温度センサー6
0、温度コントローラー61、およびペルチェ素子62
を接続する配線とから構成されており、ペルチェ素子6
2を加熱・冷却することにより、冷却槽50の温度を所
望の範囲に制御できるようになっている。ここで、加熱
・冷却機構には特に制限はないが、コンパクト性を考慮
すると、ペルチェ素子の適用が最も望ましい。また、冷
却速度の制御は、本実施の形態では温度センサー60に
より行っているが、所望の冷却速度を達成可能な手段で
あれば、これに限定されるものではない。
は、例えばブロック40に嵌挿された温度センサー60
と、温度コントローラー61と、冷却槽50の底部に配
置されたペルチェ素子62と、これら温度センサー6
0、温度コントローラー61、およびペルチェ素子62
を接続する配線とから構成されており、ペルチェ素子6
2を加熱・冷却することにより、冷却槽50の温度を所
望の範囲に制御できるようになっている。ここで、加熱
・冷却機構には特に制限はないが、コンパクト性を考慮
すると、ペルチェ素子の適用が最も望ましい。また、冷
却速度の制御は、本実施の形態では温度センサー60に
より行っているが、所望の冷却速度を達成可能な手段で
あれば、これに限定されるものではない。
【0023】紫外線照射装置70は、図示しないライト
ガイドにより矢印方向に反復移動可能であり、UV光源
に接続されている。
ガイドにより矢印方向に反復移動可能であり、UV光源
に接続されている。
【0024】そして、冷却槽50の上部は、紫外線透過
性の窓81を有するカバー80で閉塞されていると共
に、このカバー80内には乾燥ガスを流通させる配管9
0が接続されている。
性の窓81を有するカバー80で閉塞されていると共
に、このカバー80内には乾燥ガスを流通させる配管9
0が接続されている。
【0025】これらのカバー80および配管90は必ず
しも必須ではないが、冷却槽50の上部にカバー80を
設け、このカバー80内に配管90から乾燥ガスを流通
させることによって、液晶セル10を冷却する際の温度
差に起因して、空気中の水分が液晶セル10およびUV
樹脂30の表面に結露する不具合を防止することがで
き、封止の信頼性をさらに高めることができる。
しも必須ではないが、冷却槽50の上部にカバー80を
設け、このカバー80内に配管90から乾燥ガスを流通
させることによって、液晶セル10を冷却する際の温度
差に起因して、空気中の水分が液晶セル10およびUV
樹脂30の表面に結露する不具合を防止することがで
き、封止の信頼性をさらに高めることができる。
【0026】上記カバー80の材質には特に制限はない
が、内部を確認できる点では透明なアクリル樹脂が好ま
しく、また紫外線透過性の窓81の材質としては石英ガ
ラスが適している。
が、内部を確認できる点では透明なアクリル樹脂が好ま
しく、また紫外線透過性の窓81の材質としては石英ガ
ラスが適している。
【0027】配管90からカバー80内に流通される乾
燥ガスとしては、窒素ガスの使用が好適であるが、炭酸
ガスやドライエアーも使用することができる。
燥ガスとしては、窒素ガスの使用が好適であるが、炭酸
ガスやドライエアーも使用することができる。
【0028】次に、上記の封止装置を用いて液晶素子を
封止する方法の実例について説明する。
封止する方法の実例について説明する。
【0029】図2(a)〜(d)は本発明の液晶素子の
封止方法を工程を追って説明する断面図であり、図3は
本発明の方法で得られた液晶素子の注入口部分の拡大断
面図である。
封止方法を工程を追って説明する断面図であり、図3は
本発明の方法で得られた液晶素子の注入口部分の拡大断
面図である。
【0030】本発明の封止方法を実施するに際しては、
まず図1(a)に示したように、液晶セル10の内部に
注入口11から液晶20を注入してから、注入口11を
未硬化のUV樹脂30で蓋閉じする。
まず図1(a)に示したように、液晶セル10の内部に
注入口11から液晶20を注入してから、注入口11を
未硬化のUV樹脂30で蓋閉じする。
【0031】次に、図1(b)に示したように、複数の
液晶セル10を熱伝導性金属、本実施の形態ではアルミ
ニウムからなるブロック40の溝41に支持する。
液晶セル10を熱伝導性金属、本実施の形態ではアルミ
ニウムからなるブロック40の溝41に支持する。
【0032】次いで、図1(c)に示したように、ブロ
ック40を冷却槽50内に入れて、温度センサ60によ
りブロック40自体を冷却速度を制御しつつ、温度コン
トローラ61およびペルチェ素子62を機能させて、ブ
ロック40および液晶セル10ををゆっくりと冷却す
る。
ック40を冷却槽50内に入れて、温度センサ60によ
りブロック40自体を冷却速度を制御しつつ、温度コン
トローラ61およびペルチェ素子62を機能させて、ブ
ロック40および液晶セル10ををゆっくりと冷却す
る。
【0033】そして、図1(d)に示したように、ブロ
ック40が所望の冷却温度に達した時点で、この冷却状
態を保持したまま紫外線照射装置70から紫外線71を
照射し、UV樹脂30を硬化させることにより、図2に
示したように、UV樹脂30が注入口11内に穴や隙間
を作ることなく、均一に引き込こまれ、硬化した封止品
を得ることができるのである。
ック40が所望の冷却温度に達した時点で、この冷却状
態を保持したまま紫外線照射装置70から紫外線71を
照射し、UV樹脂30を硬化させることにより、図2に
示したように、UV樹脂30が注入口11内に穴や隙間
を作ることなく、均一に引き込こまれ、硬化した封止品
を得ることができるのである。
【0034】ここで、ブロック40を冷却槽50内に入
れた状態でブロック40の冷却速度を制御するようにし
た理由は、液晶セル10の冷却を繰り返して行う場合
に、冷却槽50を再度常温まで上昇させるのに時間がか
かるため、別のブロックを使用することを可能とするた
めである。
れた状態でブロック40の冷却速度を制御するようにし
た理由は、液晶セル10の冷却を繰り返して行う場合
に、冷却槽50を再度常温まで上昇させるのに時間がか
かるため、別のブロックを使用することを可能とするた
めである。
【0035】なお、ブロック40を常温から所望の冷却
温度まで冷却する際の冷却速度は、UV樹脂30の注入
口11内への引き込みを均一にするために、できるだけ
緩慢な徐冷条件であることが望ましいが、冷却速度があ
まりに遅くても冷却に時間がかかり過ぎるため、実用上
は1〜5℃/分、特に2〜4℃/分の冷却速度であるこ
とが好ましい。
温度まで冷却する際の冷却速度は、UV樹脂30の注入
口11内への引き込みを均一にするために、できるだけ
緩慢な徐冷条件であることが望ましいが、冷却速度があ
まりに遅くても冷却に時間がかかり過ぎるため、実用上
は1〜5℃/分、特に2〜4℃/分の冷却速度であるこ
とが好ましい。
【0036】ただし、冷却速度が5℃/分を越える場合
には、通常の冷却と同様に、注入口11とUV樹脂30
との間に隙間を生じ、この隙間によって温度劣化に対す
る信頼性が阻害される傾向となるため好ましくない。
には、通常の冷却と同様に、注入口11とUV樹脂30
との間に隙間を生じ、この隙間によって温度劣化に対す
る信頼性が阻害される傾向となるため好ましくない。
【0037】なお、図2では図示していないが、所望に
応じて、冷却槽50の上部にカバー80を設け、このカ
バー80内に配管90から乾燥ガスを流通させることに
よって、液晶セル10を冷却する際の温度差に起因する
空気中水分の結露を効果的に防止することができ、封止
の信頼性を一層高めることができる。
応じて、冷却槽50の上部にカバー80を設け、このカ
バー80内に配管90から乾燥ガスを流通させることに
よって、液晶セル10を冷却する際の温度差に起因する
空気中水分の結露を効果的に防止することができ、封止
の信頼性を一層高めることができる。
【0038】すなわち、サイズがきわめて小さな液晶セ
ル10を封止する場合には、温度差を40℃以上にしな
いとUV樹脂30を注入口11内に十分引込むことがで
きず、またUV樹脂30を50℃以上の高温にすると液
晶セル10内に引き込まれ過ぎて、液晶と混ざり易くな
るため、例えば45℃に加熱したUV樹脂30を用いて
注入口11を蓋閉じ、5℃以下まで冷却する必要がある
が、冷却温度が10℃程度以下になると、空気中の水分
が結露してUV樹脂30の表面に付着し、封止の信頼性
が低下する傾向となる。そこで、特に液晶セル10のサ
イズが小さい場合および/または最終冷却温度が10℃
以下と低い場合には、上記カバー80および配管90を
使用することにより、結露の付着を防止することが推奨
される。
ル10を封止する場合には、温度差を40℃以上にしな
いとUV樹脂30を注入口11内に十分引込むことがで
きず、またUV樹脂30を50℃以上の高温にすると液
晶セル10内に引き込まれ過ぎて、液晶と混ざり易くな
るため、例えば45℃に加熱したUV樹脂30を用いて
注入口11を蓋閉じ、5℃以下まで冷却する必要がある
が、冷却温度が10℃程度以下になると、空気中の水分
が結露してUV樹脂30の表面に付着し、封止の信頼性
が低下する傾向となる。そこで、特に液晶セル10のサ
イズが小さい場合および/または最終冷却温度が10℃
以下と低い場合には、上記カバー80および配管90を
使用することにより、結露の付着を防止することが推奨
される。
【0039】かくして、本発明の封止方法で得られた液
晶素子は、注入口が硬化したUV樹脂により隙間なく均
一に封止されており、しかも硬化中のUV樹脂に対する
に結露の付着が防止されて、温度劣化に対する信頼性が
きわめて向上したものであるから、封止部のチェック作
業を省略可能であり、これにより液晶素子の製造工程を
大幅に簡略化することができる。
晶素子は、注入口が硬化したUV樹脂により隙間なく均
一に封止されており、しかも硬化中のUV樹脂に対する
に結露の付着が防止されて、温度劣化に対する信頼性が
きわめて向上したものであるから、封止部のチェック作
業を省略可能であり、これにより液晶素子の製造工程を
大幅に簡略化することができる。
【0040】また、本発明の封止方法によれば、複数の
液晶セルの注入口封止作業を同時に行うことができて、
工程的にきわめて効率的である。
液晶セルの注入口封止作業を同時に行うことができて、
工程的にきわめて効率的である。
【0041】
【実施例】以下に、実施例を挙げて、本発明の構成およ
び効果をさらに説明する。
び効果をさらに説明する。
【0042】サイズ:5×5mmの液晶セルおよび図1
に示した構成の封止装置を用いて、液晶素子の封止を行
った、すなわち、液晶セルの内部に注入口から液晶を注
入し、この液晶セル10本を、アルミニウム製ブロック
に形成した前記液晶セルの大きさとほぼ等しい形状を有
する溝に、注入口が溝の上部から出るように挿入して、
このブロックを冷却槽内に収納し、温度センサー、温度
コントローラおよびペルチェ素子を機能させて約10分
間、45℃に加温した。
に示した構成の封止装置を用いて、液晶素子の封止を行
った、すなわち、液晶セルの内部に注入口から液晶を注
入し、この液晶セル10本を、アルミニウム製ブロック
に形成した前記液晶セルの大きさとほぼ等しい形状を有
する溝に、注入口が溝の上部から出るように挿入して、
このブロックを冷却槽内に収納し、温度センサー、温度
コントローラおよびペルチェ素子を機能させて約10分
間、45℃に加温した。
【0043】加温により液晶が膨脹し、注入口から溢れ
たので、これを液晶吸収性の紙で吸い取った後、注入口
の上部を未硬化のUV樹脂(東亜合成(株)製“ラック
ストラック”LCR0242D)で蓋閉じし、1〜2分
間放置してセル面とUV樹脂とをなじませた。
たので、これを液晶吸収性の紙で吸い取った後、注入口
の上部を未硬化のUV樹脂(東亜合成(株)製“ラック
ストラック”LCR0242D)で蓋閉じし、1〜2分
間放置してセル面とUV樹脂とをなじませた。
【0044】次に、冷却槽の上部をカバーで閉塞し、こ
のカバー内に配管を通じて窒素ガスを流通させながら、
温度センサー、温度コントローラおよびペルチェ素子を
機能させることにより、4℃/分の冷却速度で5℃まで
冷却し、5℃に達した時点でその温度を10分間保持す
ることにより、UV樹脂を注入口内に十分に引込ませ
た。
のカバー内に配管を通じて窒素ガスを流通させながら、
温度センサー、温度コントローラおよびペルチェ素子を
機能させることにより、4℃/分の冷却速度で5℃まで
冷却し、5℃に達した時点でその温度を10分間保持す
ることにより、UV樹脂を注入口内に十分に引込ませ
た。
【0045】次いで、カバーの透明窓を介し、100m
W/cm2 の紫外線を10秒間照射することにより、U
V樹脂を硬化させたところ、注入口から0.7mmの部
分が硬化したUV樹脂により隙間なく均一に封止され、
しかもUV樹脂に対する結露の付着が全くない、均一な
性能を有する封止品を得ることができた。
W/cm2 の紫外線を10秒間照射することにより、U
V樹脂を硬化させたところ、注入口から0.7mmの部
分が硬化したUV樹脂により隙間なく均一に封止され、
しかもUV樹脂に対する結露の付着が全くない、均一な
性能を有する封止品を得ることができた。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液晶素子
の封止装置および封止方法によれば、液晶セルを熱伝導
性金属からなるブロックの溝に支持し、ブロック自体の
冷却速度を制御することにより、UV樹脂の引き込みを
均一化したため、UV樹脂の注入口を隙間なく均一に封
止することができ、温度劣化に対する信頼性が向上した
液晶素子を効率的に製造することが可能である。
の封止装置および封止方法によれば、液晶セルを熱伝導
性金属からなるブロックの溝に支持し、ブロック自体の
冷却速度を制御することにより、UV樹脂の引き込みを
均一化したため、UV樹脂の注入口を隙間なく均一に封
止することができ、温度劣化に対する信頼性が向上した
液晶素子を効率的に製造することが可能である。
【0047】また、本発明によれば、複数の液晶セルの
注入口封止作業を同時に行うことができて、工程的にき
わめて効率的である。
注入口封止作業を同時に行うことができて、工程的にき
わめて効率的である。
【0048】したがって、本発明によれば、封止後の封
止部チェック作業を省略可能であり、液晶素子の製造工
程を大幅に簡略化、高能率化することができる。
止部チェック作業を省略可能であり、液晶素子の製造工
程を大幅に簡略化、高能率化することができる。
【0049】さらに、特にサイズの小さい液晶セルを使
用する場合であっても、冷却槽の上部にカバーおよび配
管を設けて、このカバー内に配管から乾燥ガスを流通さ
せることによって、硬化中のUV樹脂に対するに結露の
付着が防止できるようにしたため、温度劣化に対する信
頼性を一層高めた液晶素子を製造することができる。
用する場合であっても、冷却槽の上部にカバーおよび配
管を設けて、このカバー内に配管から乾燥ガスを流通さ
せることによって、硬化中のUV樹脂に対するに結露の
付着が防止できるようにしたため、温度劣化に対する信
頼性を一層高めた液晶素子を製造することができる。
【図1】図1は本発明の液晶素子の封止装置の一例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】図2(a)〜(d)は本発明の液晶素子の封止
方法を工程を追って説明する断面図である。
方法を工程を追って説明する断面図である。
【図3】図3は本発明の方法で得られた液晶素子の注入
口部分の拡大断面図である。
口部分の拡大断面図である。
【図4】図4は従来の方法で得られた液晶素子の注入口
部分の拡大断面図である。
部分の拡大断面図である。
【図5】図5(a)〜(c)は従来の液晶素子の封止方
法を工程を追って説明する断面図である。
法を工程を追って説明する断面図である。
【図6】図6は図5に示した方法で得られた液晶素子の
注入口部分の拡大断面図である。
注入口部分の拡大断面図である。
10 液晶セル 11 注入口 20 液晶 30 紫外線硬化樹脂 40 ブロック 41 溝 50 冷却槽 60 温度センサー(温度調節装置) 61 温度コントローラー(温度調節装置) 62 ペルチェ素子 (温度調節装置) 70 紫外線照射装置 71 紫外線 80 カバー 81 窓 90 配管
Claims (8)
- 【請求項1】 液晶セルの内部に注入口から液晶を注入
し、前記注入口を未硬化の紫外線硬化樹脂で蓋閉じした
状態で冷却して、前記液晶を収縮させることにより前記
紫外線硬化樹脂を前記注入口内部に引き込ませた後、冷
却状態を保持したまま前記紫外線硬化樹脂に紫外線を照
射して硬化させることにより、液晶素子を封止するため
に使用する装置であって、液晶セルを挿入可能な溝を有
する熱伝導性金属からなるブロックと、このブロックを
収納する冷却槽と、この冷却槽の温度を制御する温度調
節装置と、前記液晶セルの注入口に紫外線を照射する紫
外線照射装置とからなることを特徴とする液晶素子の封
止装置。 - 【請求項2】 ブロックが、液晶セルを挿入可能で、か
つ前記液晶セルの注入口を上部に露出可能な深さを有す
る複数の溝を有しており、これらの溝で同時に複数の液
晶セルを冷却するように構成したことを特徴とする請求
項1に記載の液晶素子の封止装置。 - 【請求項3】 冷却槽は、紫外線透過性の窓を有するカ
バーで上部が閉塞されていると共に、前記カバー内に乾
燥ガスを流通させる配管を備えることを特徴とする請求
項1または2に記載の液晶素子の封止装置。 - 【請求項4】 液晶セルの内部に注入口から液晶を注入
し、前記注入口を未硬化の紫外線硬化樹脂で蓋閉じした
状態で冷却して、前記液晶を収縮させることにより前記
紫外線硬化樹脂を前記注入口内部に引き込ませた後、冷
却状態を保持したまま前記紫外線硬化樹脂に紫外線を照
射して硬化させることにより、液晶素子を封止する方法
であって、前記液晶セルを熱伝導性金属からなるブロッ
クの溝に支持し、前記ブロック自体の冷却速度を制御す
ることにより、前記紫外線硬化樹脂の引き込みを均一化
することを特徴とする液晶素子の封止方法。 - 【請求項5】 ブロックが複数の溝を有しており、これ
らの溝で同時に複数の液晶セルを冷却することを特徴と
する請求項4に記載の液晶素子の封止方法。 - 【請求項6】 ブロックを冷却槽内に入れた状態で前記
ブロックの冷却速度を制御することを特徴とする請求項
4または5に記載の液晶素子の封止方法。 - 【請求項7】 ブロックの冷却速度を1〜5℃/分に制
御することを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に
記載の液晶素子の封止方法。 - 【請求項8】 冷却槽の上部を紫外線透過性の窓を有す
るカバーで閉塞し、前記カバー内に乾燥ガスを流通しつ
つ液晶の冷却および紫外線硬化樹脂の硬化を行うことを
特徴とする請求項4〜7のいずれか1項に記載の液晶素
子の封止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3520797A JPH103085A (ja) | 1996-03-19 | 1997-02-19 | 液晶素子の封止装置および封止方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-63331 | 1996-03-19 | ||
JP6333196 | 1996-03-19 | ||
JP3520797A JPH103085A (ja) | 1996-03-19 | 1997-02-19 | 液晶素子の封止装置および封止方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH103085A true JPH103085A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=26374140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3520797A Pending JPH103085A (ja) | 1996-03-19 | 1997-02-19 | 液晶素子の封止装置および封止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH103085A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010040118A (ko) * | 1999-10-22 | 2001-05-15 | 포만 제프리 엘 | 금속화부에 의해 차폐되는 경화성 밀봉제를 경화하는 기재접합 방법 |
KR100420710B1 (ko) * | 1999-10-22 | 2004-03-02 | 인터내셔널 비지네스 머신즈 코포레이션 | 금속화부에 의하여 차폐되는 자외선 경화성 밀봉제를경화시키는 공정을 포함하는 기재 접합 방법 |
US6801293B1 (en) | 1999-10-06 | 2004-10-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method for manufacturing an in-plane electric field mode liquid crystal element |
KR100640994B1 (ko) * | 2002-03-25 | 2006-11-02 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 씨일재 탈포용기 및 그를 이용한 씨일재 탈포장비 |
JP2012220781A (ja) * | 2011-04-11 | 2012-11-12 | Japan Display East Co Ltd | 表示装置の製造方法 |
-
1997
- 1997-02-19 JP JP3520797A patent/JPH103085A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6801293B1 (en) | 1999-10-06 | 2004-10-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method for manufacturing an in-plane electric field mode liquid crystal element |
KR20010040118A (ko) * | 1999-10-22 | 2001-05-15 | 포만 제프리 엘 | 금속화부에 의해 차폐되는 경화성 밀봉제를 경화하는 기재접합 방법 |
KR100420710B1 (ko) * | 1999-10-22 | 2004-03-02 | 인터내셔널 비지네스 머신즈 코포레이션 | 금속화부에 의하여 차폐되는 자외선 경화성 밀봉제를경화시키는 공정을 포함하는 기재 접합 방법 |
KR100640994B1 (ko) * | 2002-03-25 | 2006-11-02 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 씨일재 탈포용기 및 그를 이용한 씨일재 탈포장비 |
JP2012220781A (ja) * | 2011-04-11 | 2012-11-12 | Japan Display East Co Ltd | 表示装置の製造方法 |
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