JPH10308377A - 基板表面の乾燥方法 - Google Patents

基板表面の乾燥方法

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JPH10308377A
JPH10308377A JP13166297A JP13166297A JPH10308377A JP H10308377 A JPH10308377 A JP H10308377A JP 13166297 A JP13166297 A JP 13166297A JP 13166297 A JP13166297 A JP 13166297A JP H10308377 A JPH10308377 A JP H10308377A
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liquid
cleaning
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cleaning liquid
drainage
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JP13166297A
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Katsuichi Okano
勝一 岡野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて簡単な方法で乾燥時間を大幅に短縮す
ることのできるマランゴニ効果を利用した基板表面の乾
燥方法を提供する。 【解決手段】 洗浄槽1の下底部に、排水用開閉バルブ
18,19を備えた二つの排液管16,17を立設し、
排液管16は先端開口部20が洗浄槽内に置かれた基板
3の下端縁L1 よりも下側に、また、排液管17は先端
開口部21が洗浄槽内に置かれた基板の下端縁L1 より
も上側に位置するように配置し、排水用開閉バルブ18
はその排水量を基板3の下端に液溜まりが発生しない液
面降下速度以下に設定するとともに、第1および二つの
排水用開閉バルブ18,19の合算排水量を基板3の下
端に液溜まりが発生しない液面降下速度以上で、かつ、
マランゴニ効果の発現する液面降下速度の上限値以下と
なるように設定し、二つの排水用バルブ18,19を同
時に開いて洗浄槽内1の洗浄液2を排水する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェーハや
液晶(LCD)ガラスなどの基板をウェット洗浄する際
の基板表面の乾燥方法に係り、特にマランゴニ(Marang
oni)効果を利用した基板表面の乾燥方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェーハや液晶ガラスなどの基板
洗浄には、純水を主としたウェット洗浄が主流となって
いる。通常、この基板の洗浄工程は、洗浄、すすぎ、乾
燥の3つの工程からなるが、近時の半導体素子の超高密
化に伴い、0.3μm以下の小さな径の微粒子の付着も
問題となっており、最後の工程となる乾燥処理が極めて
重要になってきている。このような微粒子を除去するこ
とのできる乾燥技術の1つに、マランゴニ効果を利用し
た乾燥処理が知られている。図2に、このマランゴニ効
果を利用した従来の乾燥装置の例を示す。
【0003】図2において、1は洗浄液としての純水2
を満たした洗浄液槽であり、この洗浄液槽1内に洗浄対
象となる半導体ウェーハ3などの基板がウェーハ収納用
カセット4に定枚数並べて浸漬されている。この洗浄液
槽1の上蓋5には、槽内の純水2を吸い出して外部へ排
水するための吸液管6が、その先端開口部7をウェーハ
3の下端縁L1 よりも下側に位置するように取り付けら
れており、排液用パイプ8を介して排液用ポンプ9に繋
がれている。
【0004】一方、10はバブリング槽であって、この
バブリング槽10には、後述するマランゴニ効果を発現
させるための親水性のガスを発生する有機性液体、例え
ばIPA(イソプロピルアルコール)11などが入れら
れているとともに、槽底付近にはキャリアガスとしての
2 (窒素)ガスを送給するキャリアガス供給用パイプ
12が配管されている。IPA11は、このN2 ガスに
よってバブリングされてガス化され、N2 ガスと混合さ
れた後、ガス供給用パイプ13を通じて洗浄液槽1の液
面上部空間14に圧送されるようになっている。
【0005】なお、前記洗浄液槽1の液面上部空間14
は、完全な密閉空間ではなく、例えば洗浄液槽1の口縁
に形成された排気口15などによって外部に連通されて
おり、この排気口15からIPAとN2 の混合ガスを排
気することにより、液面上部空間15内に所定のガス流
(流速約5リットル/min程度)を形成し、IPAガ
スがウェーハ3と純水2との接触液面部に効果的に吹き
付けられるように構成されている。
【0006】上記構成において、マランゴニ効果を利用
した基板表面の乾燥は次のようにして行なわれる。すな
わち、APM(アンモニア過水)洗浄や超音波によるメ
ガソニック洗浄などによって洗浄処理されたウェーハ3
は、十分にすすがれた後、図示するように洗浄液槽1の
純水2中に浸漬配置される。そして、キャリアガス供給
用パイプ12を通じてバブリング槽9にN2 ガスを所定
圧力で送給開始し、バブリング槽9内のIPA11をバ
ブリングしてIPAガスを発生させる。この発生したI
PAガスはN2 ガスと混合され、ガス供給用パイプ13
を通じて洗浄液槽1の液面上部空間14に圧送される。
【0007】次いで、前記IPAガスが送給されている
状態において、排液用ポンプ9を作動させ、吸液管6に
よって洗浄液槽1内の純水2を所定の速度で吸い出して
いく。これによって洗浄液槽1内の純水2の液面は一定
の速度で下がっていき、これに伴って純水2中に浸漬さ
れたウェーハ3が徐々に露出されていき、この露出され
ていくウェーハ3と純水2の接触液面部に前記N2 ガス
と混合されたIPAガスが吹き付けられる。
【0008】前記ウェーハ3と純水2の接触部分は、図
3に示すように、表面張力のために純水2がウェーハ3
の表面に沿ってある高さまで登り、あたかも山のすそ野
のような凹状の界面形状を呈している。この凹状の界面
部分にN2 ガスに混合されて運ばれてきた親水性のIP
Aガスが吹き付けられると、IPAガスは純水2中に溶
け込んでいき、IPAガスが溶け込むに従って溶け込ん
だ部分の純水2の表面張力が小さくなっていく。前記凹
状の界面部分のIPAガスの溶け込み濃度は、純水2の
液面が上から下に向かって下がっていく関係上、上部側
が濃く、下部側に行くに従って薄くなり、IPA濃度の
勾配を生じる。この濃度勾配が発生すると、IPA濃度
の小さい下側部分の表面張力がIPA濃度の高い上側部
分の表面張力よりも大きくなり、表面張力の勾配を生じ
る。この表面張力の勾配が発生すると、前記凹状の界面
部分には表面張力の小さな側から大きな側、すなわち上
側から下側に向かう引き戻し力が発生する(これをマラ
ンゴニ効果という)。
【0009】この引き戻し力が発生すると、前記凹状の
界面の先端部分は、その表面張力に抗して常に下側に向
かって引かれ、液面の下降に従って速やかに後退してい
く。このため、純水2がウェーハ3の表面に水滴痕とな
って残るようなことがなくなり、洗浄液槽1内の純水2
の液面が下降するに従って、ウェーハ3の表面は極めて
静澄な状態で乾燥処理されていく。このマランゴニ効果
を利用した乾燥方法によるときは、他の乾燥方法では困
難であった0.3μm以下の微粒子もウェーハ表面に残
存させることなく乾燥処理を行なうことができる。
【0010】前記マランゴニ効果を発現させるには、洗
浄液槽1内の純水2の液面降下速度をあまり大きくする
ことができない。実験によれば、洗浄液として純水を用
い、吹き付けガスとしてIPAガスを用いた場合、マラ
ンゴニ効果を発現できる液面降下速度の上限は1.5c
m/sec程度であり、これよりも速い液面降下速度で
排水していった場合には、マランゴニ効果が発現しない
ために前述した洗浄効果を得ることができない。これ
は、IPAガスの純水への溶け込みに或る程度の時間を
要すること、ウェーハと接触する純水の接触部形状が表
面張力を発揮できる形状となるのに若干の時間がかかる
こと、ウェーハ表面に付着しているゴミなどの微粒子は
これに接触した純水の表面張力によってウェーハ表面か
ら剥離されるが、この剥離に或る程度の時間を要するこ
となどに基づくものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記液面降
下速度の上限値1.5cm/sec付近の大きな速度で
純水2を排水していった場合、処理時間は短くなるが、
純水2の液面がウェーハ3の下端縁L1 から最後に離れ
る部分で液溜まりを生じ、汚れを含んだ水がウェーハ3
の表面に水滴痕となって残ってしまい、所期の洗浄効果
を挙げることができなくなってしまう。このため、従来
においては、実際には液溜まりが生じないように液面の
降下速度を0.5cm/sec以下に設定し、極めて緩
やな速度で排水していくようにしていた。このため、従
来においては基板の乾燥に長時間を要し、効率上問題が
あった。
【0012】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたもので、極めて簡単な方法で乾燥時間を大
幅に短縮することのできるマランゴニ効果を利用した基
板表面の乾燥方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、洗浄液槽内の洗浄液中に乾
燥処理すべき基板を浸漬するとともに、この洗浄槽の液
面上部空間に、洗浄液に対して親水性で、かつ、洗浄液
に混和されることによって洗浄液の表面張力を小さくす
るような性質を有するガスを送給しながら、前記洗浄槽
の洗浄液を所定の速度で排出していくことにより、基板
表面を乾燥するようにした乾燥方法において、前記洗浄
槽の下底部に、第1の排水用開閉バルブを備えた第1の
排液管と第2の排水用開閉バルブを備えた第2の排液管
を立設し、第1の排液管はその先端開口部が前記洗浄槽
内に置かれた基板の下端縁よりも下側に位置するように
配置するとともに、第2の排液管はその先端開口部が前
記洗浄槽内に置かれた前記基板の下端縁よりも上側に位
置するように配置し、前記第1の排水用開閉バルブはそ
の排水量を前記基板の下端に液溜まりが発生しない液面
降下速度以下に設定するとともに、前記第1および第2
の二つの排水用開閉バルブの合算排水量を前記基板の下
端に液溜まりが発生しない液面降下速度以上で、かつ、
マランゴニ効果の発現する液面降下速度の上限値以下と
なるように設定し、前記第1および第2の二つの排水用
開閉バルブを同時に開いて前記第1および第2の二つの
排液管によって前記洗浄槽内の洗浄液を排水するように
したものである。
【0014】また、請求項2記載の発明は、前記請求項
1記載の発明において、前記洗浄液が純水であり、前記
液面上部空間への送給ガスがイソプロピルアルコール・
ガスであることを特徴とするものである。
【0015】また、請求項3記載の発明は、前記請求項
2記載の発明において、前記第1の排液管による洗浄液
の排水量を液面降下速度0.5cm/sec以下に設定
するとともに、前記第1および第2の二つの排液管によ
る洗浄液の合算排水量を液面降下速度1.5cm/se
c付近に設定したことを特徴とするものである。
【0016】
【作用】請求項1および2記載の発明の場合、液面が第
2の排液管の下端開口部よりも低くなるまでは、洗浄液
は第1および第2の二つの排液管によって、基板の下端
に液溜まりが発生しない液面降下速度以上で、かつ、マ
ランゴニ効果の発現する液面降下速度の上限値以下の設
定流量で排水され、さらに、液面が第2の排液管の下端
開口部よりも低くなると、洗浄液は第1の排液管だけに
よって、基板の下端に液溜まりが発生しない液面降下速
度以下の設定流量で排水される。このため、マランゴニ
乾燥による極めて高い洗浄効果を発揮させながら、基板
の乾燥時間を大幅に短縮することができる。
【0017】また、請求項3記載の発明の場合、基板の
下端縁付近まで液面降下速度1.5cm/secという
最大速度で洗浄液を排水できるので、乾燥時間を最大限
に短縮することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1に、本発明方法を適用
して構成した乾燥装置の一例を示す。なお、図中、従来
例(図2)と同一もしくは相当部分には同一の符号を付
して示した。
【0019】この図1の乾燥装置が前述した従来の乾燥
装置と異なる点は、洗浄液槽1の下底部に2本の排液管
16,17を立設するとともに、この2つの排液管1
6,17のそれぞれに流量調節可能な排液用開閉バルブ
18,19を接続し、一方の排液管16の先端開口部2
0をウェーハ3の下端縁L1 よりも下側に位置するよう
に取り付け、他方の排液管17の先端開口部21をウェ
ーハ3の下端縁L1 よりも上側に位置するように取り付
けた点と、この二つの排液管16,17によって洗浄槽
1内の純水2を排水するに当たり、その排水量を次の
の条件を満たすように設定した点である。なお、前記
二つの排液用開閉バルブ18,19は、制御を容易とす
るために電磁弁で構成することが望ましい。
【0020】 排液用開閉バルブ18の排水量は、液
溜まりの発生することのない0.5cm/sec以下の
液面降下速度となるように設定する。 排液用開閉バルブ19の排水量は、前記排液用ポン
プ9の排水量と合わせた時に、液面降下速度が0.5c
m/m〜1.5cm/secの範囲、望ましくは上限値
の1.5cm/sec付近となるように設定する。
【0021】上記装置において乾燥処理を行なうには、
前記二つの排液用開閉バルブ18,19を同時に開き、
二つの排液管16,17を用いて純水槽1内の純水2を
排出する。純水2の液面が排液管17の先端開口部21
の位置に達するまでは、純水2は二つの排液管16,1
7によって排水されるため、液面の降下速度はマランゴ
ニ効果の発現する上限値たる1.5cm/sec付近と
なり、極めて高速に乾燥処理が行なわれる。
【0022】そして、純水2の液面が排液管17の先端
開口部21の位置よりも下がったら、図示を略した制御
装置によって排液用開閉バルブ19を閉じ、以後は排液
管16のみによって排水を続行する。したがって、これ
以降においては液面の降下速度は0.5cm/sec以
下となる。このため、純水2の液面がウェーハ3の下端
縁L1 から最後に離れる部分においても液溜まりを生じ
ることがなくなり、汚れを含んだ純水2が水滴痕となっ
て残ってしまうというようなこともなくなる。なお、前
記排液管17,排液用開閉バルブ19を通じたIPAガ
スの漏出が無視できる場合には、排液用開閉バルブ19
は閉じることなく開いたままとしておいてもよい。
【0023】前記排液管17の先端開口部21の位置
は、原理的にはウェーハ3の下縁L1付近まで下げるこ
とができる。したがって、従来例の液面降下速度を0.
5cm/secとした場合、本発明方法では液面降下速
度を3倍の1.5cm/sec程度まで引き上げること
ができるので、乾燥時間を1/3まで大幅に短縮するこ
とができる。
【0024】なお、上記例では、洗浄液として純水を用
いたが、洗浄液はこれに限られるものではなく、例え
ば、水+アルカリまたは界面活性剤、水+アルカリ+界
面活性剤など、半導体製造や液晶ガラス製造などで用い
られている公知の水系洗浄液を用いることができるもの
である。
【0025】また、上記の例では、マランゴニ効果を発
現させるための吹き付けガスとしてIPAガスを用いた
が、この吹き付けガスは洗浄液に対して溶け込むことの
できる親水性を持ち、かつ、洗浄液に混和されたときに
洗浄液の表面張力が小さくなるような有機性溶剤(界面
活性剤)であればよい。このような物質としては、前記
IPAの他に、例えば、エチルグリコール、エチレング
リコール、1−プロパノール、2−プロパノール、テト
ラヒドラフラン、1−ブタノール、2−ブタノールなど
を挙げることができる。なお、この吹き付けガスは、水
に対する溶解度が1g/lよりも大きく、蒸気圧が25
〜25,000Pascalの間にあるものが望ましい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、洗浄槽の下底部に、第1の排水用開閉バル
ブを備えた第1の排液管と第2の排水用開閉バルブを備
えた第2の排液管を立設し、第1の排液管はその先端開
口部が前記洗浄槽内に置かれた基板の下端縁よりも下側
に位置するように配置するとともに、第2の排液管はそ
の先端開口部が前記洗浄槽内に置かれた前記基板の下端
縁よりも上側に位置するように配置し、前記第1の排水
用開閉バルブはその排水量を前記基板の下端に液溜まり
が発生しない液面降下速度以下に設定するとともに、前
記第1および第2の二つの排水用開閉バルブの合算排水
量を前記基板の下端に液溜まりが発生しない液面降下速
度以上で、かつ、マランゴニ効果の発現する液面降下速
度の上限値以下となるように設定し、前記第1および第
2の二つの排水用開閉バルブを同時に開いて前記第1お
よび第2の二つの排液管によって前記洗浄槽内の洗浄液
を排水するようにしたので、液面降下速度の制御が容易
となり、従来のように基板下端に液溜まりを生じること
がなく、マランゴニ乾燥による極めて高い洗浄効果を発
揮しながら、基板の乾燥時間を大幅に短縮することがで
きる。このため、基板製造を効率化を図ることが可能と
なる。
【0027】また、請求項2記載の発明によるときは、
洗浄液として純水を、また液面上部空間への送給ガスと
してイソプロピルアルコール・ガスを用いたので、扱い
易く、従来装置への適用が極めて容易である。
【0028】また、請求項3記載の発明によるときは、
第1の排液管による洗浄液の排水量を液面降下速度0.
5cm/sec以下に設定するとともに、第1および第
2の二つの排液管による洗浄液の合算排水量を液面降下
速度1.5cm/sec付近に設定したので、洗浄液を
最大速度で排水することができ、乾燥時間を最大現に短
縮し、最も効果的に基板の乾燥処理を行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を適用して構成した乾燥装置の例を
示す図である。
【図2】従来例を示す図である。
【図3】ウェーハと純水の接触部分の模式説明図であ
る。
【符号の説明】
1 洗浄液槽 2 純水(洗浄液) 3 ウェーハ(基板) 4 ウェーハ収納用カセット 5 上蓋 10 バブリング槽 11 IPA 12 キャリアガス供給用パイプ 13 ガス供給用パイプ 14 液面上部空間 15 排気口 16,17 排液管 18,19 排液用開閉バルブ 20,21 先端開口部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄液槽内の洗浄液中に乾燥処理すべき
    基板を浸漬するとともに、この洗浄槽の液面上部空間
    に、洗浄液に対して親水性で、かつ、洗浄液に混和され
    ることによって洗浄液の表面張力を小さくするような性
    質を有するガスを送給しながら、前記洗浄槽の洗浄液を
    所定の速度で排出していくことにより、 基板表面を乾燥するようにした乾燥方法において、 前記洗浄槽の下底部に、第1の排水用開閉バルブを備え
    た第1の排液管と第2の排水用開閉バルブを備えた第2
    の排液管を立設し、 第1の排液管はその先端開口部が前記洗浄槽内に置かれ
    た基板の下端縁よりも下側に位置するように配置すると
    ともに、第2の排液管はその先端開口部が前記洗浄槽内
    に置かれた前記基板の下端縁よりも上側に位置するよう
    に配置し、 前記第1の排水用開閉バルブはその排水量を前記基板の
    下端に液溜まりが発生しない液面降下速度以下に設定す
    るとともに、前記第1および第2の二つの排水用開閉バ
    ルブの合算排水量を前記基板の下端に液溜まりが発生し
    ない液面降下速度以上で、かつ、マランゴニ効果の発現
    する液面降下速度の上限値以下となるように設定し、 前記第1および第2の二つの排水用開閉バルブを同時に
    開いて前記第1および第2の二つの排液管によって前記
    洗浄槽内の洗浄液を排水するようにしたことを特徴とす
    る基板表面の乾燥方法。
  2. 【請求項2】 前記洗浄液が純水であり、前記液面上部
    空間への送給ガスがイソプロピルアルコール・ガスであ
    ることを特徴とする請求項1記載の基板表面の嵌挿方
    法。
  3. 【請求項3】 前記第1の排液管による洗浄液の排水量
    を液面降下速度0.5cm/sec以下に設定するとと
    もに、前記第1および第2の二つの排液管による洗浄液
    の合算排水量を液面降下速度1.5cm/sec付近に
    設定したことを特徴とする請求項3記載の基板表面の乾
    燥方法。
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