JPH10307825A - イメージ情報処理システムとその処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

イメージ情報処理システムとその処理プログラムを記録した記録媒体

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JPH10307825A
JPH10307825A JP9134507A JP13450797A JPH10307825A JP H10307825 A JPH10307825 A JP H10307825A JP 9134507 A JP9134507 A JP 9134507A JP 13450797 A JP13450797 A JP 13450797A JP H10307825 A JPH10307825 A JP H10307825A
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JP
Japan
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data
image data
table record
main
odbms
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JP9134507A
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English (en)
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Kelson David
ケリソン デビット
Philip Higgs Andrew
フィリッフ゜ ヒック゛ス アント゛リュ−
Keijiro Sakamoto
佳次郎 坂本
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STREET DESIGN KK
Original Assignee
STREET DESIGN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ひとつのイメージデータを基にして、そのイ
メージに係る複数のテーブルレコードを引き出すことが
できるようにすることである。また、他の目的は、記憶
装置や、メモリアドレッシング部のメモリを効率的に利
用して、イメージデータを含むデータを高速で処理でき
るようにすることである。 【解決手段】 座標およびその座標毎の色情報を特定し
たイメージデータと、このイメージデータに関連した情
報からなるメインODBMSテーブルレコード群とで処
理単位データを構成し、それら複数の処理単位データを
記憶装置1に記憶させ、上記処理単位データを記憶装置
からメモリアドレッシング部2に読み込ませるととも
に、CPU3が1個のイメージデータを基にして、メイ
ンODBMSテーブルレコードを検索したりする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CPUを用いて
イメージ情報を処理するステムとその処理プログラムを
記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】次に、図8、図9に示した従来の情報処
理システムを説明するが、ここでは、この従来のシステ
ムを、特定の地域に住む個人情報を処理するものを例に
して説明する。図8に示すように、このシステムは、デ
ータを記憶した記憶装置1と、この記憶装置1のデータ
を取り込むためのメモリアドレッシング部としてのバッ
ファ2と、このバッファ2のデータを処理するためのC
PU3とを備えるとともに、このCPU3には、ディス
プレイ4を接続している。また、上記記憶装置1は、デ
ータ処理のためのアプリケーションソフト5や、テーブ
ルレコードファイル6を記憶している。
【0003】上記テーブルレコードファイル6には、フ
ォーマットを同じにした複数のテーブルレコード51、
52、53・・・からなるテーブルレコード群が記憶され
ている。そして、個々のテーブルレコード51、52、
53・・・のそれぞれには、イメージデータEとレコード
データDとが記憶されているが、レコードデータDは、
ある地域の住民の個人情報を保持した文字データD1
らなり、イメージデータEはその地域を示す地図からな
る。そして、これら複数のテーブルレコード51、5
2、53・・・は、その中の文字データD1をもとにして検
索するようにしている。そのために、イメージデータE
は文字データD1からしか検索できない。
【0004】また、文字データD1からイメージデータ
Eを検索するシステムになっているために、個々のレコ
ードデータDと、それに対応するイメージデータEとを
固定的にリンクさせていた。言い換えれば、レコードデ
ータDに対応するイメージデータEがあれば、図9に示
すように、それらレコードデータDとイメージデータE
とを一体化した状態で、各テーブルレコードに個別に保
持させるようにしている。したがって、同一地域でたく
さんの人の情報を地図情報とともに記憶させようとすれ
ば、各テーブルレコード51、52、53・・・には、全
て同じ地図情報(イメージデータ)を保持させなければ
ならない。
【0005】上記文字データD1は、住所欄51a、氏
名欄51b、年令欄51c、職業欄51d、地図欄51
eなどからなり、しかも、それらの項目に応じてデータ
の幅があらかじめ決められている。例えば、住所欄51
aには30文字まで、氏名欄51bには10文字まで、
年令欄51cには2文字まで、というように入力できる
データの幅が、あらかじめ設定されている。したがっ
て、この幅を越える長さのデータは入力できないことに
なる。
【0006】このようなテーブルレコード51、52、
53・・・をもとに統計処理などをする場合には、CPU
3が、バッファ2を介して、必要な個人情報を保持した
テーブルレコードを検索する。そして、検索された個々
のテーブルレコードを、記憶装置1から取り出して、そ
れをバッファ2にいったん記憶させる。ただし、上記し
たように各テーブルレコードには、地図情報であるイメ
ージデータEもリンクしているので、上記のようにバッ
ファ2にいったん記憶されるデータには、このイメージ
データEも含まれることになる。ところが、このイメー
ジデータEは、それを記憶しようとすると、非常に大き
な容量を必要とする。そのために、ほとんどの場合、バ
ッファ2の容量不足を招く。
【0007】この容量不足を補うために、とりあえず、
検索されたテーブルレコードのうちの一つを特定し、そ
のひとつだけをバッファ2に記憶させる。そして、CP
U3が、このバッファ2に記憶された情報の処理を終了
したら、その処理が終了したテーブルレコードを、バッ
ファ2から再び記憶装置1に戻す。次に、別の検索デー
タをバッファ2に取り出し、上記と同様の手順でその処
理を行う。このようにして、バッファ2の容量不足を補
っている。なお、データ処理を行なうためのプログラム
は、アプリケーションソフト5として、記憶装置1に記
憶されたもので、このソフトもバッファ2を介して、C
PU3へ取り込まれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のシ
ステムでは、個々のテーブルレコード51、52、53
・・・に、レコードデータDとイメージデータEとを、固
定的にリンクさせた状態で一体的に保持させている。そ
のため、上記したように、各テーブルレコード51、5
2、53・・・が持っているイメージデータEが全て同じ
でも、個々のテーブルレコード51、52、53・・・毎
に、その同じイメージデータEを保持させなければなら
ない。しかし、このイメージデータEを記憶させようと
すれば、非常に大きな容量を必要とするため、記憶装置
やバッファなどに容量不足を来すといった問題があっ
た。
【0009】また、この容量不足を補うために、多くの
プロセスを経由した複雑なプログラムを用いなければな
らないし、プログラムが複雑化すればするほど、その処
理時間も多くなってしまうなどという問題もあった。な
お、文字データからだけしか情報検索ができないので、
操作手順が文字や記号を用いた論理的なものになってし
まう。そのために、コンピュータになれていない人にと
っては、コンピュータ操作が非常に複雑なものという印
象を受けてしまい、いわゆるコンピュータアレルギーな
る用語を生み出す大きな要因にもなっていた。
【0010】さらに、テーブルレコード51の文字デー
タD1は、住所欄51a、氏名欄51b、年令欄51
c、職業欄51d、地図欄51eなどの項目に応じて、
そのデータの幅が決められている。通常は、長い住所や
名前などが、入力できないというようなことがおこらな
いように、欄の大きさ、つまり入力できるデータの幅が
余裕を持って決められている。したがって、データ枠
が、足りなくなることより、余ってしまうことの方が多
い。そして、仮にデータを入力しない欄があっても、あ
らかじめ設定したデータ枠の幅を縮めることはできなか
った。それは、全てのテーブルレコードを同一のフォー
マットで画一化しているからである。
【0011】そのため、例えば、10文字枠の氏名欄に
4文字の氏名を入力しても、文字枠は10文字分のまま
で、このデータは、6文字分の空白を含んだものになっ
てしまう。このような空白部を持ったテーブルレコード
が多数集まると、空白部の大きさは無視できないものと
なる。かえって記憶装置やバッファなどの記憶容量を無
駄に使っているということになる。それどころか、その
無駄の分だけ、他のデータ処理時間が必要以上に長くな
ってしまうという問題も発生してしまう。
【0012】なお、上記したようにバッファなどの記憶
容量不足を補うために、各テーブルレコードを1個づつ
バッファ2へ取り込むようにしているので、CPU3の
ディスプレイ4に、複数のイメージを同時に表示するこ
とができない。例えば、2つの別の地域の住民の個人情
報からなるテーブルレコード群があり、それぞれ違う地
図を備えているような場合にも、それらを比較するため
に、ディスプレイ上に並べて表示するようなことはでき
ない。また、これら個々のイメージデータが集まって一
つの大きな地図を表す場合、言い換えれば、個々のイメ
ージデータが、連続する地図の部分であるような場合に
も、それら複数のイメージデータをディスプレイ上に同
時に表示して、それらの境界部分を表示したり、画面を
スクロールしたりできない。
【0013】この発明の目的は、ひとつのイメージデー
タを基にして、そのイメージに係る複数のテーブルレコ
ードを引き出すことができるようにすることである。ま
た、他の目的は、記憶装置や、メモリアドレッシング部
のメモリを効率的に利用して、イメージデータを含むデ
ータを高速で処理できるようにすることである。さら
に、複数のイメージデータを同時に表示したり、その同
時に表示した状態で、画面をスクロールきるようにする
ことである。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1の発明のイメージ情
報処理システムは、座標およびその座標毎の色情報を特
定したイメージデータと、このイメージデータに関連し
た情報からなるメインODBMSテーブルレコード群と
で処理単位データを構成し、それら複数の処理単位デー
タを記憶装置に記憶させ、上記処理単位データを記憶装
置からメモリアドレッシング部に読み込ませるととも
に、CPUがイメージデータを基にして、メインODB
MSテーブルレコードを検索したりする点に特徴を有す
る。1個のイメージデータを基にして、メインODBM
Sテーブルレコードを処理する際に、処理に必要なイメ
ージデータとメインODBMSテーブルレコードとをま
とめてバッファに読み込ませるようにしている。処理中
に、記憶装置とメモリアドレッシング部との間でデータ
をやり取りする必要が無く、メモリアドレッシング部と
CPU間のデータのやり取りだけで足りる。また、イメ
ージデータからメインODBMSテーブルレコードを検
索できる。例えば、イメージデータとして地図情報を保
持させた場合には、その地図上の地点を特定すれば、そ
の地点の住民情報などを検索できる。
【0015】第2の発明は、第1の発明を前提としつ
つ、処理単位データは、イメージデータとメインODB
MSテーブルレコードとを分離してなり、メインODB
MSテーブルレコードは、イメージデータの座標に対応
したレコードデータと管理データとを備え、この管理デ
ータはイメージデータを特定する情報およびイメージデ
ータの座標を有する点に特徴を有する。このように、メ
インODBMSテーブルレコードに、イメージデータと
の対応関係を特定する管理データを備えることで、メイ
ンODBMSテーブルレコードとイメージデータとを分
離するとともに、ひとつのイメージデータに複数のメイ
ンODBMSテーブルレコードを連係させることができ
る。
【0016】第3の発明は、上記第1または第2の発明
を前提とし、メインODBMSテーブルレコードが、そ
のメインODBMSテーブルレコードの下位情報を保持
したサブODBMSテーブルレコードを備え、このサブ
ODBMSテーブルレコードが、連係するメインODB
MSテーブルレコードを特定する管理データを備えると
ともに、メインODBMSテーブルレコードが、サブO
DBMSテーブルレコードを選択するメニューデータを
備えた点に特徴を有する。このように、下位情報を保持
したサブODBMSテーブルレコードを備えることで、
より詳細なデータを持つことができる。しかも、管理デ
ータにより、連係するメインODBMSテーブルレコー
ドを特定できるので、メインODBMSテーブルレコー
ドとサブODBMSテーブルレコードとを一体化しなく
ても、互いに連係することができる。さらに、メニュー
データにより、必要なサブODBMSテーブルレコード
を選択することができる。なお、上記のようにサブOD
BMSテーブルレコードを備えた場合には、処理単位デ
ータは、イメージデータと、そのイメージデータに関連
したメインODBMSテーブルレコード群と、さらに、
このメインODBMSテーブルレコード群に関連したサ
ブODBMSテーブルレコード群とで構成される。
【0017】第4の発明は、上記第3の発明を前提と
し、サブODBMSテーブルレコードが、さらに下位の
情報を保持したサブODBMSテーブルレコードを備え
るとともに、連係する上位のメインまたはサブODBM
Sテーブルレコードを特定する管理データと、下位のサ
ブODBMSテーブルレコードを選択するメニューデー
タとを備えた点に特徴を有する。上記のように、下位の
情報を保持したサブODBMSテーブルレコードを備え
ると、さらに詳細なデータを保持することができる。ま
た、管理データおよびメニューデータによって、上位ま
たは下位のメインまたはサブODBMSテーブルレコー
ドとの連係を特定できる。そのため、全てのデータを一
体化しなくても、上位あるいは下位のODBMSテーブ
ルレコードと連係できる。また、メニューデータによ
り、必要なサブODBMSテーブルレコードを選択する
ことができる。
【0018】第5の発明は、上記発明を前提とし、メイ
ンまたはサブODBMSテーブルレコードは、書き込む
べきデータの項目と、この項目に対応する文字データを
備えたレコードデータと、この文字データの項目毎の位
置を特定する管理データとからなり、管理データは、文
字データの書き込み幅に応じて上記項目の位置を自動的
に特定するようにした点に特徴を有する。上記のように
管理データは、文字データの書き込み幅に応じて上記項
目の位置を自動的に特定するようにしたので、データの
形を定型化しなくても、その項目と文字枠を認識でき
る。
【0019】第6の発明は、座標および座標毎の色情報
を特定したイメージデータと、このイメージデータに関
連した情報からなるメインODBMSテーブルレコード
群とで処理単位データを構成し、連続性または対比性な
どの関連性を持った複数の処理単位データを記憶装置に
記憶させ、ディスプレイ表示をするためのイメージデー
タに係る処理単位データを記憶装置からメモリアドレッ
シング部に記憶させ、メモリアドレッシング部に記憶さ
せた全てのイメージデータを同時に表示し、この状態で
各イメージデータの全部または一部が表示される一方、
ディスプレイ上に新たに表示すべきイメージデータに係
る処理単位データをメモリアドレッシング部に記憶さ
せ、ディスプレイから外れたイメージデータに係る処理
単位データをメモリアドレッシング部から記憶装置に戻
すためのイメージ情報処理プログラムを記録した記録媒
体である。
【0020】第6の発明は、上記のように構成したの
で、メモリアドレッシング部に、複数のイメージデータ
を取り込んで、それらを同時に表示することができる。
ただし、ディスプレイ上に、同時に表示できるイメージ
データは、イメージライブラリ内で、隣り合っていなけ
ればならない。したがって、関連性を持った複数の処理
単位データとは、情報内容が関連しているだけでなく、
それぞれのイメージデータがイメージライブラリ内で、
隣り合っているという意味も含んでいる。第7の発明
は、第6の発明を前提とし、メモリアドレッシング部に
記憶させた複数のイメージデータが連続性を備えた点に
特徴を有する。このようにイメージデータに連続性を持
たせたので、画面をスクロールさせることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1〜図7に示した実施例は、図
1に示すように、プログラムソフトや、データを記憶し
た記憶装置1と、データ処理をするCPU3との間に、
メモリアドレッシング部としてのバッファ2を接続して
いる。このメモリアドレッシング部は、CPU3からの
命令に応じて、記憶部1からプログラムやデータなどを
引き出して記憶しておく機能を備えたところである。こ
こでは、従来例と同様に、バッファ2を用いているが、
記憶装置1やCPU3側に含まれるものであっても良い
し、ソフト的に対応しても良い。また、CPU3には、
ディスプレイ4が接続されている。記憶装置1には、デ
ータ処理のためのアプリケーションソフト5と、イメー
ジデータを記憶したイメージライブラリ7と、テーブル
レコードファイル6とを備えている。このテーブルレコ
ードファイル6には、イメージライブラリ7に備えたイ
メージデータのいずれかに関連した情報を備えたメイン
ODBMSテーブルレコードが記憶されている。
【0022】このメインODBMSテーブルレコード
は、文字だけでなく、絵や、音、ビデオなど様々な形態
のデータを備えることができる。そして、これらのデー
タは、メインODBMSテーブルレコードに一体化せず
に、分離して記憶し、メインODBMSテーブルレコー
ド上に取り込んでから、合成するようにしてもかまわな
い。このように、メインODBMSテーブルレコードと
分離しておけば、他のメインODBMSテーブルレコー
ドと同じ情報を保持する場合には、ひとつのデータを共
有することもできる。また、上記イメージライブラリ7
は、図2に示すように、複数のイメージデータを並べ
て、記憶することができる。この実施例では、52個の
イメージデータを記憶できるイメージライブラリ7に、
イメージデータm1、m2、m3、m4を記憶している。な
お、この実施例の場合には、イメージデータm1、m2
3、m4は、地図を構成するデータとしている。しか
も、この実施例の複数のイメージデータm1〜m4は、図
2のように並べて合成したときに、ひとつの地図になる
ように隣接して登録されている。つまり、各イメージデ
ータm1〜m4は、大きな地図の部分を構成するものであ
る。
【0023】そして、これらイメージデータm1〜m
4は、イメージを構成する点の位置と、その点における
色情報との集合として成り立っている。例えば、図3に
示すように、イメージデータm1をディスプレイ表示し
た時に、画素に対応した全ての点Pに関する位置座標
(x,y)とその点Pの色情報〔C〕によって、イメー
ジデータm1が構成されている。なお、色を特定する色
情報〔C〕として、ここでは、その色を光の三原色〔R
(赤),G(緑),B(青)〕で分解して、各原色の光
量で表わす三色記法を用いている。ただし、色を特定す
る方法はいろいろあるが、いわゆるコンピュータ処理が
できる方法であれば、どのような方法を用いてもよいこ
と当然である。また、ここでいうイメージデータの色情
報には、白や黒のような無彩色も含んでいること当然で
ある。
【0024】一方、図4に示すようにテーブルレコード
ファイル6には、複数のメインODBMSテーブルレコ
ードを一群としたメインODBMSテーブルレコード群
10、20、30、40とサブODBMSテーブルレコ
ード群110、120・・・が記憶されている。ここでい
うメインおよびサブODBMSテーブルレコードとは、
特定のイメージデータm1〜m4に関連した情報を保持し
たデータで、例えば、この実施例では、地図で特定され
た地点の住民情報などである。そして、サブODBMS
テーブルレコード群110、120・・・は、メインOD
BMSテーブルレコード群10を構成するメインODB
MSテーブルレコードの情報に対して、下位の情報を備
えたサブODBMSテーブルレコードからなるレコード
群である。
【0025】そして、上記メインODBMSテーブルレ
コード群10、20、30、40は、それぞれ、イメー
ジデータm1、m2、m3、m4に関連するメインODBM
Sテーブルレコードの集まりである。つまり、メインO
DBMSテーブルレコード群10は、イメージデータm
1に関連するメインODBMSテーブルレコード11、
12、13・・・からなり、メインODBMSテーブルレ
コード群20は、イメージデータm2に関連するメイン
ODBMSテーブルレコードの集まりからなる。そし
て、メインODBMSテーブルレコード群30は、イメ
ージデータm3に関連するメインODBMSテーブルレ
コードからなり、メインODBMSテーブルレコード群
40は、イメージデータm4に関連するメインODBM
Sテーブルレコードからなる。
【0026】上記メインODBMSテーブルレコード群
10を構成するそれぞれのメインODBMSテーブルレ
コード11、12、13・・・のそれぞれは、イメージデ
ータm1上の各1点に関する情報である。つまり、地図
1で表わされる地域の住民情報である。そして、1個
のメインODBMSテーブルレコードは、図5に示すよ
うに、その場所の住所や、住人の氏名、年令、職業とい
った個人情報を表わすレコードデータAを備えている。
また、1個のメインODBMSテーブルレコードは、そ
のレコードデータAの中に、自身の情報に対して、下位
のODBMSテーブルレコードを持つことができる。こ
の実施例では、メインODBMSテーブルレコード11
が下位のサブODBMSテーブルレコード群110と、
連係し、メインODBMSテーブルレコード12が下位
のサブODBMSテーブルレコード群120と連係して
いる。
【0027】なお、上記サブODBMSテーブルレコー
ド群110は、メインODBMSテーブルレコード11
の下位情報を保持したサブODBMSテーブルレコード
111、112・・・により構成され、上記サブODBM
Sテーブルレコード群120は、メインODBMSテー
ブルレコード12の下位情報を保持したサブODBMS
テーブルレコード121、122・・・により構成されて
いる。また、全てのサブODBMSテーブルレコード
も、メインODBMSテーブルレコードと同様に、文字
以外の、例えばイメージや音、ビデオなどの形態のデー
タを備えることができる。さらに、サブODBMSテー
ブルレコード121、122・・・が、それぞれ、さらに
下位情報を保持したサブODBMSテーブルレコードを
連係させることもできる。
【0028】次に、メインODBMSテーブルレコード
について説明するが、各メインODBMSテーブルレコ
ード11、12、13・・・の全ては、そのフォーマット
などを同じにするので、ここでは、メインODBMSテ
ーブルレコード11についてだけ説明する。いま、上記
メインODBMSテーブルレコード11が、図3に示す
イメージデータm1上の点P1の情報と関連していると
き、このメインODBMSテーブルレコード11は、地
図m1上の点P1に対応したレコードデータAと管理デー
タBとを備える。そして、このレコードデータAは、文
字データA1を備え、その情報内容は、従来例の文字デ
ータD1と同様である。上記文字データA1の各項目に対
応したデータ幅は、後で、詳しく説明するが、入力され
たデータに応じて、その幅が変化するようにしている。
【0029】ここでは、レコードデータAは、文字デー
タA1と、サブODBMSテーブルレコード群110の
メニューデータA2を備えている。そして、このメニュ
ーデータA2から選択して、サブODBMSテーブルレ
コード群110から、必要なサブODBMSテーブルレ
コードをメインODBMSテーブルレコード11内に呼
び出すことができる。このサブODBMSテーブルレコ
ード群110のような下位のODBMSテーブルレコー
ドの情報は、上位のODBMSテーブルレコードの情報
をより詳しくした情報内容で、例えば、メインODBM
Sテーブルレコード11の住民情報の一部として、その
住民の顔写真や、声などのデータを備えることができ
る。
【0030】また、上記管理データBは、文字データ管
理情報8とイメージデータ管理情報9とからなる。これ
らの管理情報8、9はユーザーが作成するのではなく、
CPU3によって自動的に作成され、メインODBMS
テーブルレコード11に備えられるが、ディスプレイ上
には表示されない。上記文字データ管理情報8は、上記
文字データA1の各項目である住所11a、氏名11
b、年令11c、職業11dが、このメインODBMS
テーブルレコード11の中で、どの位置にあるかを特定
するための情報である。また、イメージデータ管理情報
9は、このメインODBMSテーブルレコード11が、
イメージライブラリ7の中の、どのイメージデータのど
の点に関する情報なのかを特定するための情報である。
このように、メインODBMSテーブルレコード11
が、イメージデータ管理情報9を備えているため、たと
え、メインODBMSテーブルレコードとイメージデー
タとを従来のように一体化していなくても、それら両デ
ータを的確に関連づけることができる。
【0031】また、他のメインODBMSテーブルレコ
ード12、13・・・にも、上記と同様のイメージデータ
管理情報9を備えている。こうしたイメージデータ管理
情報9を備えることで、メインODBMSテーブルレコ
ード群10の全てのメインODBMSテーブルレコード
11、12、13・・・が、1個のイメージデータm1を共
有化できる。したがって、このイメージデータm1と、
これに関連した全てのメインODBMSテーブルレコー
ドからなるメインODBMSテーブルレコード群10と
をバッファ2に記憶させたとしても、従来のように多く
の記憶容量を必要としない。なぜなら、一つのメインO
DBMSテーブルレコード群に対して一つのイメージデ
ータだけを対応させればよいからである。言い換えれ
ば、多くの記憶容量を必要とするイメージデータの数
を、極端に減らせるので、その分、バッファ2に記憶さ
れる情報量も少なくできるからである。
【0032】なお、このイメージデータ管理情報9は、
イメージデータを登録する際に、自動的に作成される。
例えば、イメージ情報m1をイメージライブラリに登録
する場合は、地図m1上の各点の座標とその座標の色情
報を、データとして登録することになる。この座標と色
情報がそのまま、イメージデータの管理情報9となっ
て、各メインODBMSテーブルレコード内に備えられ
る。
【0033】また、下位のサブODBMSテーブルレコ
ードの構成は、メインODBMSテーブルレコード11
と同様なので、詳細は省略するが、やはり、レコードデ
ータと管理データとからなる。そして、サブODBMS
テーブルレコードは、さらに、下位のサブODBMSテ
ーブルレコードを備えることができる。同様にして、次
々と、下位のサブODBMSテーブルレコードを備え
て、詳細な情報を備えたデータ群を構成することもでき
る。そして、各サブODBMSテーブルレコードは、管
理データによって、自身が連係する上位のメインまたは
サブODBMSテーブルレコードを特定し、レコードデ
ータ内のメニューデータによって、下位のサブODBM
Sテーブルレコードを選択することができる。つまり、
サブODBMSテーブルレコードは、管理データによ
り、上位のメインまたはサブODBMSテーブルレコー
ドと連係することができ、メニューデータにより、連係
した下位のサブODBMSテーブルレコードの中から必
要なデータを選択することができる。
【0034】以下に、このシステムを用いて、イメージ
データm1、すなわち、地図m1に関するデータを処理す
る動作を説明する。図6に示すように、ディスプレイ4
に特定の地図を表示しようとするとき、CPU3は、記
憶装置1から、必要な処理単位データをバッファ2へ取
り込む。なお、処理単位データとは、表示したいイメー
ジデータと、そのイメージデータに関連するメインOD
BMSテーブルレコード群とからなるデータのことであ
る。ただし、この実施例では、メインODBMSテーブ
ルレコード11、12がサブODBMSテーブルレコー
ド群110、120と連係しているので、イメージデー
タm1に係る処理単位データには、これらサブODBM
Sテーブルレコード群110、120も含まれる。
【0035】次に、CPU3はバッファ2からイメージ
データm1を取り込んで、ディスプレイ4に地図m1を表
示する。この状態で、カーソルを移動させ、画面上の点
1を特定すると、バッファ2のメインODBMSテー
ブルレコード群10から点P1に対応するメインODB
MSテーブルレコード11がCPU3へ取り込まれる。
そして、ディスプレイ4にはウインドウ60が表示さ
れ、この中にメインODBMSテーブルレコード11の
文字データA1とメニューデータA2が表示される。
【0036】同様に、点P2を特定すれば、やはり、メ
インODBMSテーブルレコード群10の中から、点P
2に関するメインODBMSテーブルレコードがCPU
3へ取り込まれ、その中のレコードデータが、ディスプ
レイ4のウインドウ60に表示される。上記メインOD
BMSテーブルレコード群10を構成する全てのメイン
ODBMSテーブルレコードは、ひとつのイメージデー
タm1との対応関係を示すイメージデータ管理情報9を
備えることで、イメージデータm1と連係している。そ
のため、ひとつのイメージデータm1を表示すれば、点
1、P2と同様に、その画面上の点に係る全てのメイン
ODBMSテーブルレコードを引き出して、処理するこ
とができる。なお、ここでは、点P1に対応するメイン
ODBMSテーブルレコードをメインODBMSテーブ
ルレコード11だけにしたが、各点Pに対応するメイン
ODBMSテーブルレコードが、1個だけとは限らな
い。例えば、同じ住所に複数の人が住んでいるような場
合には、一つの点に複数の個人情報が連なることにな
る。
【0037】さらに、ウインドウ60内に表示された、
メニューデータA2、ここでは、「声」、「顔」、「部
屋」から、いずれかを選択すると、そのメニューに応じ
たサブテーブルレコードが、引き出される。例えば、
「声」を選ぶと、このメインODBMSテーブルレコー
ド11に対応する個人の声を聞くことができ、「顔」を
選べばその人の顔写真、「部屋」を選べばその人の部屋
の写真が、サブODBMSテーブルレコードのためのウ
インドウ61に表示され、これらを見ることができる。
これらのサブODBMSテーブルレコードは、サブOD
BMSテーブルレコード群110が保持するものであ
る。また、図6の画面から、メインODBMSテーブル
レコードの文字データA1を入力することができるが、
次に、その方法を説明する。
【0038】メインODBMSテーブルレコード11の
文字データA1の内容が、あらかじめ登録されていない
場合には、ウインドウ60に項目だけが表示される。こ
のように、データが入力されていない時には、図5に示
すメインODBMSテーブルレコード11は、各項目を
表示する文字分だけのデータ幅しか持っていない。その
幅は、各項目欄11a〜11dが1ビットづつで、全部
で4ビットである。そして、画面から住所を入力する
と、文字データA1の中の住所欄11aが、入力した文
字数に応じてその幅を広げる。氏名欄11b、年令欄1
1cおよび職業欄11eのそれぞれについても、同じよ
うにして入力したデータの長さに応じてその幅を広げ
る。ただし、何も入力しなければ、データ幅は、最小の
1ビットのままである。
【0039】このようにして、データが入力されると、
どの項目に関するデータが、どの位置に記憶されたもの
なのかを、特定する文字データ管理情報8が作成される
が、この文字データ管理情報8は、例えば、メインOD
BMSテーブルレコード11のなかの各項目の位置とデ
ータの長さとを記憶することによって、文字データを特
定することができる。この文字データ管理情報8は、プ
ログラム5によって、メインODBMSテーブルレコー
ド11のなかに自動的に作成されるもので、ユーザーが
作成するものではない。また、ディスプレイ上には表示
されない。メインODBMSテーブルレコード11が、
このような文字データ管理情報8を備えているので、住
所欄11aなどのデータ幅が変化しても、CPU3は、
この文字データ管理情報8にもとづいて、データ内の各
項目の位置を特定できる。ここでは、メインODBMS
テーブルレコード11の文字データA1を入力する方法
を説明したが、サブODBMSテーブルレコードが文字
データを備える場合も、同様にして、入力きる。
【0040】次に、複数のイメージデータを同時にディ
スプレイ4上に表示する場合について説明する。同時に
表示できるイメージデータは、イメージライブラリ7の
なかで互いに隣り合っていなければならない。そこで、
図2に示すように、イメージデータm1〜m4は隣り合っ
て、ひとつの大きな地図Mを構成している。なお、図7
の中で、ディスプレイ4の表示枠4’を破線で示してい
る。そして、イメージデータ1個分の地図m1の大きさ
は、図7(a)で明らかなように、ディスプレイ4の表
示枠4’と同じ大きさにしている。この状態から画面を
上下左右にスクロールさせ、地図Mの他の部分を表示す
ることができるので、その手順を説明する。まず、地図
1だけを表示した図7(a)の時には、バッファ2に
は記憶装置1からイメージデータm1とメインODBM
Sテーブルレコード群10とからなる処理単位データ
が、取り込まれている。そして、バッファ2とCPU3
との間でデータの送受信を行なって、地図m1を表示し
た状態で、この地図m1に関するデータを処理すること
ができる。
【0041】次に、図7(b)の状態へ移るために、表
示枠4’を地図m1に対して、右方向に移動させると、
バッファ2は、記憶装置1から、イメージデータm2
このイメージデータm2に関連したメインODBMSテ
ーブルレコード群20を取り込む。この時、バッファ2
には、イメージデータm1に係る処理単位データと、イ
メージデータm2に係る処理単位データとが記憶されて
いる。ディスプレイ4には、図7(b)に示すように、
地図m1とm2の境界部を含んだ両方の部分が表示され
る。そして、地図m1の部分に関しては、メインODB
MSテーブルレコード群10のメインODBMSテーブ
ルレコードを引き出し、地図m2の部分に関しては、メ
インODBMSテーブルレコード群20のメインODB
MSテーブルレコードを引き出して、表示枠4’内に表
示された地図内の各点に対応するメインODBMSテー
ブルレコードを処理できる。
【0042】さらに右方向へスクロールを続けると、表
示枠4’に表示される地図m1の部分が小さくなり、地
図m2の部分が大きくなる。そして、地図m1が表示枠
4’から外れたら、イメージデータm1に係る処理単位
データをバッファ2から記憶装置1へ戻し、バッファ2
には、イメージデータm2に係る処理単位データだけが
残る。反対に、左方向へスクロールすると、イメージデ
ータm1に係る処理単位データを、再び、記憶装置1か
らバッファ2へ取り込んで、図7(b)の状態になる。
この図7(b)の状態から、左方向へスクロールする
と、表示枠4’が左へ移動する。そして、この表示枠
4’から地図m2から完全に外れると、イメージデータ
2に係る処理単位データがバッファ2から記憶装置1
へ戻され、図7(a)の状態に戻る。
【0043】また、図7(a)の状態から、下方にスク
ロールするときは、イメージデータm3とこのイメージ
データm3に関連したメインODBMSテーブルレコー
ド群30からなる処理単位データを、記憶装置1からバ
ッファ2へ取り込み、バッファ2は、イメージデータm
1とm3の両者に係る2個の処理単位データを記憶してい
る。そして、図7(c)のように地図m1と地図m3の境
界部分を表示する。図7(c)の状態から、右方向へス
クロールして、図7(d)の状態になるときにも、上記
と同様に、バッファ2へ、イメージデータm2に係る処
理単位データとイメージデータm4に係る処理単位デー
タとを、同時に取り込む。したがって、バッファ2は、
同時に4個の処理単位データを記憶することになる。そ
して、この図7(d)の状態から、上方向や左方向へス
クロールすることによって、上記したそれぞれの状態へ
移ることができる。この時、表示枠4’から外れた部分
に対応するイメージデータに係る処理単位データは、た
だちにバッファ2から記憶装置1へ戻される。
【0044】このように、複数のイメージデータに係る
処理単位データを、バッファ2へ記憶させておくので、
複数の画像の部分を同時に表示させることができる。つ
まり、境界部分も表示して、連続的に次の画面へスクロ
ールすることができる。ここでは、イメージデータ1個
分の画像の大きさをディスプレイの表示枠4’に合わせ
たが、地図m1が大きくて、この表示枠4’内に、その
全体を表示できないような場合には、表示枠4’を地図
1内で移動させれば良い。そして、表示枠4’が地図
1内にあるときには、バッファ2には、イメージデー
タm1に係る処理単位データ、つまり、1個の処理単位
データだけを記憶していれば良い。なお、画面から外れ
たイメージデータに係る処理単位データをバッファ2か
ら記憶装置1に戻すようにしたのは、バッファ2の負担
を軽くするためである。
【0045】また、複数のイメージデータの関係が連続
的でない場合にも、例えば、対比したいイメージデータ
に係る処理単位データを、同時にバッファ2に記憶させ
れば、それらをディスプレイ4上に同時に表示すること
ができる。さらに、イメージライブラリ7のイメージデ
ータは、他のプログラムにおいても共通に使える。例え
ば、地図上の点の標高や地質などの情報を処理するプロ
グラムや、交通事故の情報処理を行なうプログラムなど
に利用できる。ただし、その場合には、標高や地質など
に関するメインおよびサブODBMSテーブルレコード
群を、別に作成する必要がある。
【0046】また、イメージデータは、デジタル化され
たものであれば、どのようなものであってもよい。例え
ば、デジタルカメラなどで作成された写真などが代表的
である。要するに、座標と色情報とをデジタル情報とし
て特定できるものなら、このシステムで利用することが
できる。そして、その色情報を利用して、様々な処理が
できる。例えば、2個の炎のイメージデータを作成し、
それぞれの炎の色を比較することによって、燃焼状態の
変化を判断することができる。さらに、色と温度との相
関テーブルを備えていれば、それを参照して、炎の各部
の温度を表示することなどもできる。また、人の顔写真
のイメージデータの色情報から、顔色を判定し、健康状
態を推測したりもできる。あるいは、イメージデータの
色を一括して変換するようなことも簡単にできる。さら
に、上記色情報は、各点の座標に対応しているので、座
標に対応したメインODBMSテーブルレコードを色情
報から検索することもできる。この検索は、処理単位デ
ータの枠を超えて、つまり、イメージライブラリの全て
のイメージに関連させることができる。
【0047】
【発明の効果】第1の発明では、イメージデータとその
イメージデータに関するメインODBMSテーブルレコ
ード群とから処理単位データを構成し、表示するイメー
ジデータに係る処理単位データをバッファなどのメモリ
アドレッシング部に記憶させておく。このため、イメー
ジデータを基にしてデータ処理をする場合に、必要なデ
ータがまとまって、メモリアドレッシング部に入ってい
るので、CPUは、記憶装置からデータを引き出さず
に、メモリアドレッシング部間とのやり取りだけでデー
タ処理ができ、処理が高速化できる。また、イメージデ
ータが、座標ごとに色情報を備えているので、色に関す
る情報処理ができる。例えば、複数の炎に関するイメー
ジデータを作成し、それらを比較することによって、燃
焼状態の変化を判断したり、人の顔写真のイメージデー
タの色情報から、顔色を判定し、健康状態を推測したり
というようなこともできる。さらに、色情報から、メイ
ンODBMSテーブルレコードを検索したり、イメージ
データの色を変換したりすることもできる。
【0048】第2の発明によれば、メインODBMSテ
ーブルレコードにイメージデータを特定する管理データ
を備えたので、メインODBMSテーブルレコードと、
イメージデータとを分離しても、両者の対応関係を特定
して、連係させることができる。そのため、ひとつのイ
メージデータが複数のメインODBMSテーブルレコー
ドと対応関係を持つことができる。したがって、ひとつ
のイメージデータから、複数のメインODBMSテーブ
ルレコードを引き出して、処理することができる。ま
た、従来のようにイメージデータを一体化したテーブル
レコードに比べて、各メインODBMSテーブルレコー
ドを小さくできる。したがって、メインODBMSテー
ブルレコード群を記憶するメモリ容量に余裕ができる。
【0049】第3、第4の発明は、メインODBMSテ
ーブルレコードが、下位情報を保持したサブODBMS
テーブルレコードを備えることによって、より詳細なデ
ータを持つことができる。しかも、管理データにより、
関連する上位のODBMSテーブルレコードを特定でき
るので、上位のODBMSテーブルレコードと一体化せ
ずに、連係させることができる。また、メニューデータ
によって、下位のODBMSテーブルレコードの中か
ら、必要なデータを選択して取り出すことができる。特
に、第4の発明は、次々、下位の情報を保持したサブO
DBMSテーブルレコードを備え、さらに詳細なデータ
を保持することができる。
【0050】第5の発明は、ODBMSテーブルレコー
ドが、入力された文字データに応じて、自動的に作成さ
れる管理データを備えているために、文字データのデー
タ幅が変化しても、ODBMSテーブルレコード中の文
字データの項目位置を特定できる。そのため、文字デー
タのデータ幅をあらかじめ設定する必要がない。そし
て、入力されたデータに応じてデータ幅が変化するの
で、自由な長さのデータを入力することができるうえ、
データの幅を必要最小限にすることができる。したがっ
て、従来のように、空白部分を含んだデータを記憶させ
て、メモリを無駄にすることがない。このようにして、
空白部分を持たない分だけ、ODBMSテーブルレコー
ドを小さくでき、データが小さくなった分、メモリ容量
に余裕ができるとともに、高速処理ができる。
【0051】第6の発明によれば、メモリアドレッシン
グ部に、複数のイメージデータを同時に取り込んで、そ
れらを同時に表示することができる。したがって、異な
ったイメージを対比させることができる。また、データ
処理が終わった処理単位データを、その時点でメモリア
ドレッシング部から記憶装置に戻すようにしたため、メ
モリアドレッシング部に不要なデータを記憶させること
が無く、処理を高速化できる。第7の発明は、メモリア
ドレッシング部に記憶させた複数のイメージデータが連
続性を備えているため、画面をスクロールさせることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のシステムのブロック図である。
【図2】本実施例のイメージライブラリの説明図であ
る。
【図3】本実施例のイメージデータm1の座標である。
【図4】本実施例のテーブルレコードファイルの説明図
である。
【図5】本実施例のODBMSテーブルレコード群の説
明図である。
【図6】本実施例のディスプレイ表示状態を表わす図で
ある。
【図7】本実施例の画面スクロールの説明図である。
【図8】従来例のシステムのブロック図である。
【図9】従来例のテーブルレコードである。
【符号の説明】
1 記憶装置 2 バッファ 3 CPU 4 ディスプレイ 6 テーブルレコードファイル 7 イメージライブラリ 8 文字データ管理情報 9 イメージデータ管理情報 10、20、30、40 ODBMSテーブルレコード
群 11、12、13 ODBMSテーブルレコード 11a 住所欄 11b 氏名欄 11c 年令欄 11d 職業欄 110a、120a サブODBMSテーブルレコ
ード群 111、112 サブODBMSテーブルレコ
ード 121、122 サブODBMSテーブルレコ
ード A1 文字データ A2 メニューデータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アント゛リュ− フィリッフ゜ ヒック゛ ス テンカンパニー エルエルシィ内 3422 オールド キャピタル トレイル、スイー ト 700、ウイルミントン デラウエア 19808−6192、アメリカ合衆国 (72)発明者 坂本 佳次郎 東京都世田谷区成城4−19−20 株式会社 ストリートデザイン内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座標およびその座標毎の色情報を特定し
    たイメージデータと、このイメージデータに関連した情
    報からなるメインODBMSテーブルレコード群とで処
    理単位データを構成し、それら複数の処理単位データを
    記憶装置に記憶させ、上記処理単位データを記憶装置か
    らメモリアドレッシング部に読み込ませるとともに、C
    PUがイメージデータを基にして、メインODBMSテ
    ーブルレコードを検索したりするイメージ情報処理シス
    テム。
  2. 【請求項2】 処理単位データは、イメージデータとメ
    インODBMSテーブルレコードとを分離してなり、メ
    インODBMSテーブルレコードは、イメージデータの
    座標に対応したレコードデータと管理データとを備え、
    この管理データはイメージデータを特定する情報および
    イメージデータの座標を有する請求項1に記載のイメー
    ジ情報処理システム。
  3. 【請求項3】 メインODBMSテーブルレコードが、
    そのメインODBMSテーブルレコードの下位情報を保
    持したサブODBMSテーブルレコードを備え、このサ
    ブODBMSテーブルレコードが、連係するメインOD
    BMSテーブルレコードを特定する管理データを備える
    とともに、メインODBMSテーブルレコードが、サブ
    ODBMSテーブルレコードを選択するメニューデータ
    を備えた請求項1または2に記載のイメージ情報処理シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 サブODBMSテーブルレコードが、さ
    らに下位の情報を保持したサブODBMSテーブルレコ
    ードを備えるとともに、連係する上位のメインまたはサ
    ブODBMSテーブルレコードを特定する管理データ
    と、下位のサブODBMSテーブルレコードを選択する
    メニューデータとを備えた請求項3に記載のイメージ情
    報処理システム。
  5. 【請求項5】 メインまたはサブODBMSテーブルレ
    コードは、書き込むべきデータの項目およびこの項目に
    対応する文字データを備えたレコードデータと、この文
    字データの項目毎の位置を特定する管理データとからな
    り、管理データは、文字データの書き込み幅に応じて上
    記項目の位置を自動的に特定するようにした請求項1〜
    4のいずれかに記載のイメージ情報処理システム。
  6. 【請求項6】 座標および座標毎の色情報を特定したイ
    メージデータと、このイメージデータに関連した情報か
    らなるメインODBMSテーブルレコード群とで処理単
    位データを構成し、連続性または対比性などの関連性を
    持った複数の処理単位データを記憶装置に記憶させ、デ
    ィスプレイ表示をするためのイメージデータに係る処理
    単位データを記憶装置からメモリアドレッシング部に記
    憶させ、メモリアドレッシング部に記憶させた全てのイ
    メージデータを同時に表示し、この状態で各イメージデ
    ータの全部または一部が表示される一方、ディスプレイ
    上に新たに表示すべきイメージデータに係る処理単位デ
    ータをメモリアドレッシング部に記憶させ、ディスプレ
    イから外れたイメージデータに係る処理単位データをメ
    モリアドレッシング部から記憶装置に戻すためのイメー
    ジ情報処理プログラムを記録した記録媒体。
  7. 【請求項7】 メモリアドレッシング部に記憶させた複
    数のイメージデータが連続性を備えていることを特徴と
    する請求項6に記載のイメージ情報処理プログラムを記
    録した記録媒体。
JP9134507A 1997-05-09 1997-05-09 イメージ情報処理システムとその処理プログラムを記録した記録媒体 Pending JPH10307825A (ja)

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