JPH10307702A - 小数点位置揃えプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

小数点位置揃えプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JPH10307702A
JPH10307702A JP9115787A JP11578797A JPH10307702A JP H10307702 A JPH10307702 A JP H10307702A JP 9115787 A JP9115787 A JP 9115787A JP 11578797 A JP11578797 A JP 11578797A JP H10307702 A JPH10307702 A JP H10307702A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表として表示された小数の大小を容易に把握
する。 【解決手段】 有効桁数をメモリ4に格納し、選択した
領域内のセルを走査して0でない最高位が最も右にある
数値を検出し、その数値の0でない最高位の位置を変数
Aとしてメモリ4に格納し、有効桁数及び変数Aを基に
して小数点より右のマスの数を算出し、有効桁数とセル
の数値の指数部とを基にして小数点以下の桁数を算出
し、小数点より右のマスの数と小数点以下の桁数とを基
にして右側スペースの数を算出し、小数点以下の桁数及
び右側スペースの数を基にしてセルの書式指定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小数点の位置を揃
えて表を表示するプログラムを記録したコンピュータ読
みとり可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の表計算ソフトにおいては、図8に
示されているようにセル内の数値は通常は右揃えで表示
されている。セルの幅に余裕がない場合を除いて、数値
をセル内で移動させることができる。移動方法としては
右揃え、左揃え、中央揃えがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、小数点
以下又は以上の桁数が異なる複数の数値を表示する場合
には、セル内の数値を右、左、中央の何れに揃えても、
小数点の位置が揃わず視覚的に数値の大小を迅速に把握
することが困難であった。
【0004】一方、一部の表計算ソフトにおいては図9
及び図10に示されているように表示形式の選択を繰り
返すことにより手作業に近い状態で小数点の位置を揃え
ることができる。操作方法はソフトにより異なるが、こ
こでは広く普及していると思われるMicrosoft(登録商
標)Excel for Windows(以下「EXCEL」とい
う。)を例にとって説明する。
【0005】EXCELは、選択したセルの数値の小数
点以下の表示桁数を増加又は減少させる機能を有してい
る。小数点以下の表示桁数を増加させるときには記憶さ
れている数値(表示される数値とは桁数の点で一致しな
い)が指定した桁数に満たなければその桁を0として表
示する。
【0006】この機能を利用して小数点の位置を揃える
場合、まず選択したセルにおける小数点以下の表示桁数
を減少させて、列方向のすべてのセルの数値の小数点の
位置を揃える。次に、小数点以下の表示桁数を1桁ずつ
増加し、小数点以下の桁数が最大である数に着目して、
その数のすべての桁が表示されるまで表示桁数を増加さ
せる。このようにすれば小数点の位置を揃えることがで
きる。
【0007】しかし、このような操作は非常に面倒であ
り、また、選択したセルの数値の小数点以下の桁数を全
て一定にしてしまうため、小数点以下の桁数が最大であ
る数以外について見ると、意味のない0がセルの右端ま
で続くこととなる。
【0008】特に図10に示されているような表で有効
桁数を1とする場合には、最上段の数値における末尾桁
の1は必要である。しかしながら、このように、選択さ
れた範囲に極端に小さい小数が1つでも存在している場
合には、途中の状態においては最上段のセルが0となっ
てしまうため、小数点の位置上げを途中で止めることが
できない。このため、他のセルについては無意味な0を
表示せざるを得ない。
【0009】本発明の課題は、上記問題点に鑑み、複数
の数値を表として表示する場合において、有効桁を考慮
しつつ小数点の位置を揃えることにより、非常に見やす
く、数値の大小を容易に把握することができ、しかも意
味を持たない0は表示せず、有効桁数の範囲内の0は表
示するようなプログラムを記録した記録媒体を提供する
ことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明にかかるコンピュータ読み取り可能な記録媒体
は、入力された有効桁数をメモリに格納するステップ
と、予め選択されたセル内の数値のうち、0でない最高
位が最も右にある数値における0でない最高位の位置を
変数Aとしてメモリに格納するステップと、メモリに格
納された前記有効桁数及び前記変数Aを基にして、表示
時において、小数点の位置するマスからセルの右端まで
に何マスあるかを示す小数点より右のマスの数を算出
し、計算結果を小数点より右のマスの数としてメモリに
格納するステップと、前記有効桁数と選択された領域内
で順に指定されたセルの数値の指数部とを基にして、小
数点以下第1位から末尾桁までの桁の数を示す小数点以
下の桁数を算出し、計算結果を小数点以下の桁数として
メモリに格納するステップと、前記小数点より右のマス
の数と前記小数点以下の桁数とを基にして、有効桁の1
つ右のマスからセルの右端までのマスの数を示す右側ス
ペースの数を算出し、計算結果を右側スペースの数とし
てメモリに格納するステップと、前記小数点以下の桁数
及び右側スペースの数を基にして、セルの書式指定を行
うステップとをコンピュータに実行させるプログラムを
記録する。
【0011】上記課題は、入力された有効桁数をメモリ
に格納するステップと、表示時において、小数点の位置
するマスからセルの右端までに何マスあるかを示すもの
として入力された小数点より右のマスの数をメモリに格
納するステップと、前記有効桁数と選択された領域内で
順に指定されたセルの数値の指数部とを基にして、小数
点以下第1位から末尾桁までの桁の数を示す小数点以下
の桁数を算出し、計算結果を小数点以下の桁数としてメ
モリに格納するステップと、前記小数点より右のマスの
数と前記小数点以下の桁数とを基にして、有効桁の1つ
右のマスからセルの右端までのマスの数を示す右側スペ
ースの数を算出し、計算結果を右側スペースの数として
メモリに格納するステップと、前記小数点以下の桁数及
び右側スペースの数を基にして、セルの書式指定を行う
ステップとをコンピュータに実行させる小数点位置揃え
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体によっても解決される。
【0012】前記変数Aをメモリに格納するステップ
は、指定されたセルの値を取得するステップと、取得さ
れた値を仮数部と指数部とからなる浮動小数点表示法に
より表現するステップと、指数部が変数Aより小さけれ
ば当該指数部を変数Aに代入するステップとを備えてい
ることが望ましい。
【0013】前記小数点より右のマスの数は、前記有効
桁数から前記変数Aを引き、さらに1を引くことにより
算出するのが望ましい。
【0014】前記小数点以下の桁数は、前記有効桁数か
ら指定されたセルの数値の指数部を引きさらに1を引く
ことにより算出するのが望ましい。
【0015】前記右側スペースの数は、前記小数点より
右のマスの数から前記小数点以下の桁数を引くことによ
り算出するのが望ましい。
【0016】前記書式指定を行うステップは、小数点の
右側に、桁の値があればその値を表示し桁の値がなけれ
ばその桁を0として表示する記号を小数点以下の桁数の
分だけ並べ、さらにその右側にスペースを右側スペース
の数だけ並べるのが望ましい。
【0017】前記書式指定を行うステップは、前記小数
点以下の桁数が正の数であるか否かを判別するステップ
を備えており、小数点以下の桁数が正の数ではないと判
別された場合には、表示する数値の右側に、小数点より
右のマスの数に1を加えた分だけスペースを表示するよ
うな書式を指定するのが望ましい。
【0018】上記課題は、入力された有効桁数をメモリ
に格納するステップと、予め選択されたセル内の数値の
うち、0でない最高位が最も右にある数値における0で
ない最高位の位置を変数Aとしてメモリに格納するステ
ップと、メモリに格納された前記有効桁数及び前記変数
Aを基にして、表示時において、小数点の位置するマス
からセルの右端までに何マスあるかを示す小数点より右
のマスの数を算出し、計算結果を小数点より右のマスの
数としてメモリに格納するステップと、前記有効桁数と
選択された領域内で順に指定されたセルの数値の指数部
とを基にして、小数点以下第1位から末尾桁までの桁の
数を示す小数点以下の桁数を算出し、計算結果を小数点
以下の桁数としてメモリに格納するステップと、前記小
数点より右のマスの数と前記小数点以下の桁数とを基に
して、有効桁の1つ右のマスからセルの右端までのマス
の数を示す右側スペースの数を算出し、計算結果を右側
スペースの数としてメモリに格納するステップと、前記
小数点以下の桁数及び右側スペースの数を基にして、セ
ルの書式指定を行うステップとを備えていることを特徴
とする小数点位置揃え方法によっても解決することがで
きる。
【0019】さらに、上記課題は、入力された有効桁数
をメモリに格納する手段と、予め選択されたセル内の数
値のうち、0でない最高位が最も右にある数値における
0でない最高位の位置を変数Aとしてメモリに格納する
手段と、メモリに格納された前記有効桁数及び前記変数
Aを基にして、表示時において、小数点の位置するマス
からセルの右端までに何マスあるかを示す小数点より右
のマスの数を算出し、計算結果を小数点より右のマスの
数としてメモリに格納する手段と、前記有効桁数と選択
された領域内で順に指定されたセルの数値の指数部とを
基にして、小数点以下第1位から末尾桁までの桁の数を
示す小数点以下の桁数を算出し、計算結果を小数点以下
の桁数としてメモリに格納する手段と、前記小数点より
右のマスの数と前記小数点以下の桁数とを基にして、有
効桁の1つ右のマスからセルの右端までのマスの数を示
す右側スペースの数を算出し、計算結果を右側スペース
の数としてメモリに格納する手段と、前記小数点以下の
桁数及び右側スペースの数を基にして、セルの書式指定
を行う手段とを備えていることを特徴とする小数点位置
揃え装置によっても解決することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照しつつ本発明
の好適な実施形態について説明する。なお、本明細書中
において、「選択されたセル」とは、表示処理すべきセ
ルとしてオペレータに選ばれた1又は2以上のセルを意
味し、「指定されたセル」とは、表示処理のためにコン
ピュータが選んだセルを意味する。
【0021】図1は、本発明にかかる小数点位置揃えの
一実施形態を説明するためのブロック図である。本発明
は、コンピュータ1を利用して表を表示する場合に適用
される。コンピュータ1の入力装置2、CPU3、メモ
リ4、表示装置5は、データバス6を介して相互に接続
されている。
【0022】メモリ4には、表として表示する数値デー
タを記憶するための領域が割り当てられている。さら
に、{有効桁数}、{変数A}、{小数点より右のマス
の数}、{小数点以下の桁数}及び{右側スペースの
数}を格納するための領域もメモリ4内に割り当てられ
ている。
【0023】ここで、{有効桁数}は、0でない最高位
の数字の位から{有効桁数}の分だけ数えた桁までの表
示を確保することを示す。例えば、0.23を0.23
00と表示したい場合には有効桁数は4となり、0.0
01を0.0010と表示したい場合には有効桁数は2
となる。
【0024】{変数A}は、選択されたセル内の数値の
うち0でない最高位が最も右にある数値における0でな
い最高位の位置(小数点より左側の位であれば正、小数
点より右側の位であれば負)を示す。例えば、選択され
たセル内の数値が、0.1234、23.4、0.02
であれば0でない最高位が最も右にきている数値は0.
02である。この数値の0でない最高位の位置は、小数
点の右側2つ目であるから、この場合{変数A}の値は
−2となる。
【0025】{小数点より右のマスの数}は、表示時に
おいて、小数点の位置するマスからセルの右端までに何
マスあるかを示し、{小数点以下の桁数}は、小数点以
下第1位から末尾桁(最も右側の0でない小数桁)まで
の桁の数を示し、{右側スペースの数}は、有効桁の1
つ右のマスからセルの右端までのマスの数を示す。
【0026】図2及び図3は、本発明にかかる小数点位
置揃えの処理手順を示すフローチャートである。まずス
テップS1で0でない最高位の数字の位からどの桁まで
表示するかを示す{有効桁数}を入力する。有効桁数
は、小数点の位置を揃えようとする複数のセルの数値か
らどの程度の値にすれば適当かを考慮することにより判
断することができる。
【0027】次に{変数A}を初期化する(ステップS
2)。初期化時における{変数A}の値は1セル内に表
示可能な桁数よりも大きな値に設定する。1セル内に表
示可能な桁数は表に応じて異なるため、汎用性を考慮し
て、通常の表では表示しないであろうと考えられる桁
数、例えば1000等を{変数A}の初期値として使用
するのが望ましい。
【0028】ステップS3からステップS5、ステップ
S10からステップS12は第1のループを構成してお
り、エイリアス(行と列からなるセル集合)の指定、行
の指定、列の指定を順次行うことにより単一のセルを指
定し、ステップS6からステップS9による処理の後、
次の列、行、エイリアスを指定していく。これにより、
オペレータが予め選択した複数のエイリアス内の全ての
セルを自動的に走査することができる。
【0029】ステップS6からステップS9は、選択さ
れたセル内の数値のうち0でない最高位が最も右にある
数値を検出し、その数値の0でない最高位の位置を、最
終的な変数Aの値とする。
【0030】具体的には、まず第1のループ処理(ステ
ップS3からステップS5、ステップS10からステッ
プS12)により指定されたセルの値を取得する(ステ
ップS6)。次に、ステップS6で取得された値を仮数
部と指数部とからなる浮動小数点表示法で表現する(ス
テップS7)。この実施形態では、基数を10、進法を
10進としている。また、浮動小数点表示は1≦仮数<
基数という条件を満たす正規形で表現される。
【0031】ステップS8では、指定されたセルの指数
部が{変数A}より小さいか否かが判別される。指数部
が{変数A}よりも小さいと判別された場合には、指定
されたセルの指数部を{変数A}に代入する(ステップ
S9)。指数部が{変数A}よりも小さくはないと判別
された場合には{変数A}の更新は行われない。
【0032】このようにして、第1のループ処理を繰り
返すうちに、選択されたエイリアス内のセルの数値のう
ち、0でない最高位が最も右にある数値を検出し、その
数値の指数部が{変数A}に格納される。
【0033】ステップS13では、{有効桁数}−{変
数A}−1が計算され、計算結果が{小数点より右のマ
スの数}として記憶される。
【0034】ステップS14からステップS16、ステ
ップS25からステップS27は第2のループを形成し
ている。このループは第1のループにより検出した数
値、即ち0でない最高位が最も右にある数値を考慮しつ
つ、各セルの数値を表示して行く役割を有する。
【0035】ステップS17では指定されたセルの数値
が取得される。取得された数値はステップS7と同様に
浮動小数点表示法により表現される(ステップS1
8)。
【0036】次に、{小数点以下の桁数}が計算される
(ステップS19)。これは、ステップS1で入力され
た{有効桁数}から、ステップS18で取得された指数
部を引き、更に1を引くことにより計算される。計算結
果は、{小数点以下の桁数}としてメモリに格納され
る。
【0037】ステップS20では、各セルにおいて確保
すべき右側のスペースの数が計算される。この計算は、
ステップS13で取得された{小数点より右のマスの
数}から、ステップS19で取得された{小数点以下の
桁数}を引くことにより行われる。小数点以下の0の数
は第2のループ処理で異なるセルが指定される毎に更新
されるが(ステップS19)、{小数点より右のマスの
数}は、第2のループ処理では更新されないため、第2
のループ処理においては定数となる。
【0038】ステップS21は、ステップS19で取得
した{小数点以下の桁数}が正の数であるか否かが判別
される。この分岐で、指定されたセルの数値を表示する
ときに小数点以下の桁が存在する場合と、小数点以下の
桁が存在せず指定されたセルの数値を表示するときに整
数である場合とが分けられる。このようにして処理を分
けることにより、指定されたセルの数値を表示するとき
に整数である場合において、一の位の右側に小数点が付
くことを回避できる。
【0039】ステップS21で{小数点以下の桁数}が
正の数であると判別された場合は、書式指定として小数
表示を採用する(ステップS22)。ここでは、例とし
てEXCELの書式指定を用いて説明するが、位取り及
び右側のスペースの数を設定することができるソフトで
あれば、他のソフトにも同様にして適用することができ
る。
【0040】EXCELの場合書式指定中の0は位取り
記号を意味する。小数部の桁数が書式部分の小数部にあ
る0の数より多い場合は、0の数に合わせて表示され
る。数値が書式部分の0の数より桁数が少ない場合は、
余分に0が表示される。また、整数部の桁数が書式部分
の整数部にある0の数より多い場合はその数値に必要な
桁数で表示される。
【0041】ステップS22の書式指定においては、最
も左に整数部の位取り記号を1つ、その右側に小数点、
その右側にステップS19で取得した{小数点以下の桁
数}の分だけ位取り記号0を並べ、さらにその右側にス
テップS20で取得した{右側スペースの数}の分だけ
スペースを並べる。
【0042】一方、ステップS21で{小数点以下の桁
数}が正の数ではないと判別された場合には、整数を表
示するための書式を採用する(ステップS23)。この
場合は、最も左に位取り記号の0を1つ、その右側には
ステップS13で取得した{小数点より右のマスの数}
に1を加えた分だけスペースを並べる。
【0043】ステップS22またはステップS23の書
式は、指定されているセルの書式として設定される(ス
テップS24)。
【0044】このような処理を第2のループで繰り返す
ことにより、選択されたエイリアス内の全てのセルに対
して小数点の位置が揃うような書式設定を行うことがで
きる。
【0045】図4に示されているような1、32、0.
2という数値が並ぶ表を例にとってこれが本発明によっ
てどのように処理されるかを説明する。{有効桁数}は
2として説明する。
【0046】まず、ステップS1で{有効桁数}として
2を入力する。ステップS2で{変数A}を初期化す
る。ここでは、{変数A}の初期値として1000を入
れる。
【0047】ステップS6では最初のセルの数値である
1が取得される。これを浮動小数点表示法により表現す
ると1×100となる(ステップS7)。指数部である
0と現在の{変数A}の値である1000とを比較する
と、指数部の方が小さいので{変数A}には指数部の0
が代入される(ステップS8、S9)。
【0048】次のセルが指定されると32が取得される
(ステップS6)。これを浮動小数点表示法により表現
すると3.2×101となる(ステップS7)。指数部
である1と現在の{変数A}の値である0とを比較する
と、現在の{変数A}の値の方が小さいので{変数A}
は更新されず、0のままとされる(ステップS8)。
【0049】最後のセルが指定されると0.2が取得さ
れる(ステップS6)。これを浮動小数点表示法により
表現すると2×10-1となる(ステップS7)。指数部
である−1と現在の{変数A}の値である0とを比較す
ると、指数部の方が小さいので、{変数A}に−1が代
入される(ステップS8、S9)。
【0050】このようにして、第1のループを出る時に
は{変数A}に−1が代入された状態となる。
【0051】ステップS13では2−(−1)−1が計
算され、計算結果は2となる。これが{小数点より右の
マスの数}としてメモリに格納される。
【0052】次に第2のループに入る。ステップS17
では最初のセルの数値である1が取得される。これを浮
動小数点表示法で表現すると1×100となる(ステッ
プS18)。ステップS19では2−0−1が計算さ
れ、計算結果は1となる。これが{小数点以下の桁数}
としてメモリに格納される。
【0053】ステップS20では2−1が計算され、計
算結果である1が{右側スペースの数}に代入される。
{小数点以下の桁数}は1であり正の数であるため小数
形式の書式指定が採用される(ステップS21、S2
2)。書式指定では、{小数点以下の桁数}が1、右側
のスペースの数が1であるから、0.0_という書式指
定がなされる(「_」はスペースを意味する)。
【0054】これが最初のセルの書式として設定される
(ステップS24)。この場合、書式指定中の左端の0
記号は1と表示され、その右側で1マス分の小数点が表
示され、中央の0記号は0と表示され、右端のスペース
はそのままスペースで表示される。その結果、表示は図
4に示されているように、右側から順にスペース、0、
小数点、1というようになる。
【0055】同様にして32の場合は、3.2×101
であるから、指数部が1となり、2−1−1より{小数
点以下の桁数}は0となる(ステップS17からステッ
プS19)。{右側スペースの数}は2−0より2とな
る(ステップS20)。この場合{小数点以下の桁数}
が0であり、正の数ではないのでステップS23の書式
指定が選択される(ステップS21)。
【0056】{小数点より右のマスの数}はステップS
13で取得した2であるので、書式指定は左端に0記
号、その右側にスペースが3個並べられる。位取りの0
記号は1つであるが数値の整数部が32であり2桁ある
ため、書式指定中の0記号は32として表示される。そ
の右側にスペースが3個並び、図4に示されているよう
に表示される。
【0057】0.2の場合は、2×10-1であるから、
指数部が−1となり、2−(−1)−1より{小数点以
下の桁数}は2となる(ステップS17からステップS
19)。{右側スペースの数}は2−2より0となる
(ステップS20)。この場合{小数点以下の桁数}が
2であり、正の数なのでステップS22の書式指定が選
択される(ステップS21)。
【0058】{小数点より右のマスの数}はステップS
13で取得した2であるので、書式指定は左端に0記
号、その右側に小数点、その右側に0記号を2つという
ように並べられる。{右側スペースの数}は0であるの
で書式指定中にスペースは含まれない。表示結果は、図
4に示されているように、右から順に0、2、小数点、
0となる。
【0059】このようにして、表示された1.0、3
2、0.20はその小数点の位置が揃っている。また、
0は{有効桁数}の0までは表示されているがそれより
右側の意味のない0は表示されていない。さらに、32
のように有効数字を考慮しても小数点以下の桁が存在し
ない数値に対しては、小数点が表示されない。
【0060】図5は、図8に示されている数値の並びに
ついて本発明を適用した結果を示している。図8と比べ
ると、小数点の位置が揃っていることにより、非常に見
やすく、数値の大小が直感的に瞬時に把握できることが
分かる。
【0061】図6及び図7は本発明の他の実施形態を示
している。これは、図2のステップS2からステップS
13のようにして{小数点より右のマスの数}を計算す
る代わりに、図6のステップS112のように{小数点
より右のマスの数}を直接入力するものである。
【0062】このようにすれば小数点より右側のマスの
数をオペレータが決定することができ、特に、1つの表
の中で異なる有効桁数を使用する場合においても小数点
の位置を揃えることができる点で効果がある。
【0063】図7の最上段に示されているような表につ
いて、第1行と第4行においては有効桁数を3とし、第
2行と第3行においては有効桁数を2とする場合を例に
挙げて説明する。このような場合、先の実施形態を使用
すると、{小数点より右側のマスの数}が第1行及び第
4行、第2行及び第3行のそれぞれについて自動的に算
出されるため、第1行及び第4行の小数点の位置は、第
2行及び第3行の小数点の位置と一致しないことがあ
る。そこで、本実施形態においては{小数点より右側の
数}を直接入力して第1行及び第4行の小数点の位置
と、第2行及び第3行の小数点の位置とが一致し得るよ
うにしている。
【0064】まず、第1行及び第4行を選択して、{有
効桁数}として3を入力する(ステップS111)。
{小数点より右側のマスの数}はここでは4とする。こ
れを{小数点より右側のマスの数}として入力する(ス
テップS112)。これにより表の表示は図7の中段の
ようになる。
【0065】次に、第2行及び第4行を選択して、{有
効桁数}として2を入力する(ステップS111)。
{小数点より右側のマスの数}としては、第1行及び第
4行で使用した数、即ちこの場合は4を入力する(ステ
ップS112)。
【0066】これにより表示結果は図7の下段のように
なる。このように、本実施形態によれば1つの表の中で
異なる有効桁数を使用しても小数点の位置を揃えること
ができる。
【0067】
【発明の効果】本発明にかかる小数点位置揃えによれ
ば、各セル内の数値の小数点の位置が直線状に列ぶよう
にして表示されるため、非常に見やすく、小数点以下の
桁数が異なる複数の数値を表示する場合であっても、数
値の大小を視覚的に容易に把握することができる。
【0068】また、オペレータは小数点の位置揃えを行
うエイリアスを選択し、有効桁数を入力すればよく、小
数点以下の表示桁数を増減させる方法に比べて操作が非
常に簡単である。
【0069】さらに、セル内の数値の桁数が有効桁数に
満たない場合にはその足りない分だけ0が追加された状
態で表示され、セル内の数値の桁数が有効桁数を越えて
いる場合には有効桁数に合わせてセル内の数値は四捨五
入して表示される。
【0070】即ち、小数点以下の表示桁数を増減させる
方法では、選択したセルの値の小数桁を全て一定にして
しまうが、本発明にかかる有効桁小数点位置揃えでは、
各セル毎に有効桁に合わせた異なる小数桁で表示するこ
とができ、有効数字以外の意味のない0が表示されるこ
とはない。特に、選択された範囲内に極端に小さい小数
が含まれている場合には、従来の方法によれば他のセル
において無意味な0が表示されることを回避することは
できないが、本発明によれば無意味な0の表示を回避す
ることができる。
【0071】また、小数部の末尾桁(最も右側の0でな
い小数桁)より右側の桁は0であるため通常は表示され
ないが、有効桁数を考慮しているので、末尾桁より右側
の桁であっても有効桁数の範囲に入っている場合には0
として表示される。
【0072】書式指定において、表示されるべき数値が
整数である場合と整数でない場合を分けて処理すれば、
表示される数値に小数点以下の桁が存在しない場合には
小数点が表示されないようにすることができる。
【0073】また、小数点の右側のマスの数を直接入力
するようにすれば、1つの表の中で異なる有効桁数を使
用しても小数点の位置を揃えることができる。
【0074】また、小数点の右側の最も大きいマスの数
を自動的に読み取れるようにすれば1つの表の中で異な
る有効桁数を使用しても小数点の位置を揃えることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる小数点位置揃えの一実施形態を
説明するためのブロック図である。
【図2】本発明にかかる小数点位置揃えの一実施形態を
説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明にかかる小数点位置揃えの一実施形態を
説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明にかかる小数点位置揃えの一実施形態に
より各セルの数値がどのように処理されるかを説明する
ための図である。
【図5】本発明にかかる小数点位置揃えの一実施形態に
より表中の数値がどのように表示されるのかを示す図で
ある。
【図6】本発明にかかる小数点位置揃えの他の実施形態
を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明にかかる小数点位置揃えの他の実施形態
により表中の数値がどのように表示されるのかを示す図
である。
【図8】従来のソフトにおいて、右揃え、左揃え、中央
揃えによる位置揃えを行った状態を示す図である。
【図9】従来のソフトにおいて、小数点の位置揃えを行
う場合の手順を示す図である。
【図10】従来のソフトにおいて、小数点の位置揃えを
行う場合の手順を示す図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ 2 入力装置 3 CPU 4 メモリ 5 表示装置 6 データバス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された有効桁数をメモリに格納する
    ステップと、 予め選択されたセル内の数値のうち、0でない最高位が
    最も右にある数値における0でない最高位の位置を変数
    Aとしてメモリに格納するステップと、 メモリに格納された前記有効桁数及び前記変数Aを基に
    して、表示時において、小数点の位置するマスからセル
    の右端までに何マスあるかを示す小数点より右のマスの
    数を算出し、計算結果を小数点より右のマスの数として
    メモリに格納するステップと、 前記有効桁数と選択された領域内で順に指定されたセル
    の数値の指数部とを基にして、小数点以下第1位から末
    尾桁までの桁の数を示す小数点以下の桁数を算出し、計
    算結果を小数点以下の桁数としてメモリに格納するステ
    ップと、 前記小数点より右のマスの数と前記小数点以下の桁数と
    を基にして、有効桁の1つ右のマスからセルの右端まで
    のマスの数を示す右側スペースの数を算出し、計算結果
    を右側スペースの数としてメモリに格納するステップ
    と、 前記小数点以下の桁数及び右側スペースの数を基にし
    て、セルの書式指定を行うステップと、 をコンピュータに実行させる小数点位置揃えプログラム
    を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  2. 【請求項2】 入力された有効桁数をメモリに格納する
    ステップと、 表示時において、小数点の位置するマスからセルの右端
    までに何マスあるかを示すものとして入力された小数点
    より右のマスの数をメモリに格納するステップと、 前記有効桁数と選択された領域内で順に指定されたセル
    の数値の指数部とを基にして、小数点以下第1位から末
    尾桁までの桁の数を示す小数点以下の桁数を算出し、計
    算結果を小数点以下の桁数としてメモリに格納するステ
    ップと、 前記小数点より右のマスの数と前記小数点以下の桁数と
    を基にして、有効桁の1つ右のマスからセルの右端まで
    のマスの数を示す右側スペースの数を算出し、計算結果
    を右側スペースの数としてメモリに格納するステップ
    と、 前記小数点以下の桁数及び右側スペースの数を基にし
    て、セルの書式指定を行うステップと、をコンピュータ
    に実行させる小数点位置揃えプログラムを記録したコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
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