JPH1030703A - 直線上を往復運動するコンロッドを有するクランク機構 - Google Patents

直線上を往復運動するコンロッドを有するクランク機構

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JPH1030703A
JPH1030703A JP22028996A JP22028996A JPH1030703A JP H1030703 A JPH1030703 A JP H1030703A JP 22028996 A JP22028996 A JP 22028996A JP 22028996 A JP22028996 A JP 22028996A JP H1030703 A JPH1030703 A JP H1030703A
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JP
Japan
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connecting rod
crank pin
groove
piston
motion
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Application number
JP22028996A
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English (en)
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Hiroo Omae
浩夫 大前
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クランク機構において、上下の往復運動のみ
でクランクピンを円運動させる形状のコンロッドによ
り、側圧によるピストンとシリンダー間の摩擦を無くす
る。 【構成】 コンロッド１の下端に、クランクピン２の円
運動の最大幅に応じた溝３を設け、ピストン４の往復運
動とともにクランクピン２は溝３の間を左右に往復する
かたちで円運動を行なう。コンロッド１の下端の両側面
は、ハウジング６に連結されたロッド５に噛み合わさ
れ、コンロッド１の動きを垂直方向に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】本発明は、直線運動を円運動に変えるクラ
ンク機構において、クランクピンに連結するコンロッド
の下端に、ピストンの上下運動の直線とは直角をなす線
上に溝を設けて、この溝の間にクランクピンを連結し、
ピストン＝コンロッドの往復運動とともにクランクピン
がこの溝の間を左右に水平運動し、この二つの運動の合
成によりクランクピンは円運動して、クランク軸を回転
させるようにしたものである。ただし、コンロッドに自
由運動させた場合、側圧によって従来のように振子運動
することは避けられないので、コンロッドの下端の両側
面と、ハウジングの内側面の両側に設けたロッド（棒）
を噛み合わせて、コンロッドの動きをピストンの上下運
動と同じ一直線上に固定することが必要である。
【０００２】来のクランク機構は、コンロッドが振子運
動するため、ピストンとシリンダーの間に側圧が発生し
てエネルギーのロスを招き、燃費を悪化させてきた他、
複雑な動きによって振動、騒音を大きくしてきた。
【０００３】本発明は、コンロッドにピストンと同じく
直線運動させたまま、クランクピンに円運動させ、クラ
ンク軸を回転させるもので、上記の従来型機構の欠点を
取り除くものである。
【０００４】本発明を図面によって説明すれば、コンロ
ッド１の下端に、クランクピン２の円運動の直径を表わ
す水平線両端の長さに合わせた溝３を設け、ピストンの
上下運動とともにこの間をクランクピン２が往復する。
溝３の表わす水平線がピストン４及びコンロッド１の表
わす鉛直運動によって上下に移動し、クランクピン２の
中心の動きを表わす円と、溝３の表わす上下移動する水
平線の交点が、そのときどきのクランクピン２の中心の
位置を示す。
【０００５】溝３の示す水平線とは鉛直方向に整形され
たコンロッドの両端は、プレーンベアリング構造とし
て、ハウジング６の内側面の両側に設けられたロッド
（棒）５に噛み合わされ、この線上をコンロッド１が滑
って上下の往復運動を円滑に行なう。
【産業上の利用分野】主として内燃機関のクランク機構
に用いることができる。
【従来の技術】従来のクランク機構は、ピストンの直線
運動をつないでいるコンロッドが振子運動することによ
ってクランクピンを円運動させ、クランク軸を回転させ
るものであった。
【課題を解決するための手段】上記、発明の詳細な説明
のとおりである。
【作用】上記、発明の詳細な説明のとおりである。
【実施例】図１及び、発明の詳細な説明の
【０００４】及び
【０００５】に記述した図面の説明のとおりである。
【発明の効果】ピストンが側圧を受けずに、スムースに
往復運動する結果、シリンダー内の摩擦によるエネルギ
ーのロスを押さえ、内燃機関の燃費を少なくすることが
できる。また、コンロッドの複雑な動きによって発生す
る振動、騒音を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の正面図である。ピストンの位置はシリ
ンダー内の行程の中間点にあり、クランクピンは、コン
ロッドの溝の右端にある。点線はクランクピンの中心の
円運動の位置を示す。
【符号の説明】
１ コンロッド ２ クランクピン ３ コンロッド下端の溝 ４ ピストン ５ ロッド（棒） ６ ハウジング ７ シリンダー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】直線運動を円運動に変えるクランク機構に
    おいて、クランクピンに連結するコンロッドの下端に、
    ピストンの上下運動の直線とは直角をなす線上に溝を設
    けて、この溝の間にクランクピンを連結し、ピストン＝
    コンロッドの往復運動とともにクランクピンがこの溝の
    間を左右に水平運動し、この二つの運動の合成によりク
    ランクピンは円運動して、クランク軸を回転させる機
    構。
  2. 【請求項２】コンロッドをつねにピストンの上下運動と
    同じ直線上で往復させるため、クランクピンを連結する
    溝を設けたコンロッドの下端の両側面を、ピストンの往
    復運動の描く直線と平行する線に整形して、これと同一
    線上に設けた、ハウジングの内側面の両側のロッド
    （棒）に噛み合わせ、両者の間をプレーンベアリングと
    して、円滑にコンロッドを上下に直線運動をさせる機
    構。
JP22028996A 1996-07-17 1996-07-17 直線上を往復運動するコンロッドを有するクランク機構 Pending JPH1030703A (ja)

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JP22028996A JPH1030703A (ja) 1996-07-17 1996-07-17 直線上を往復運動するコンロッドを有するクランク機構

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JPH1030703A true JPH1030703A (ja) 1998-02-03

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ID=16748843

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JP (1) JPH1030703A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002059502A1 (fr) * 2000-05-08 2002-08-01 Dingcheng Xu Nouveau type d'engrenage a mouvement de rotation et a mouvement rectiligne alternatif

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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