JPH10307019A - 接触式測定子 - Google Patents

接触式測定子

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JPH10307019A
JPH10307019A JP11694597A JP11694597A JPH10307019A JP H10307019 A JPH10307019 A JP H10307019A JP 11694597 A JP11694597 A JP 11694597A JP 11694597 A JP11694597 A JP 11694597A JP H10307019 A JPH10307019 A JP H10307019A
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JP11694597A
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Yukiharu Ootsuka
行治 大塚
Yoshio Sarugi
義雄 猿木
Yoshio Moriya
良雄 守屋
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Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被測定物の内側面間距離によらず、高精度
で測定することができかつ信頼性の高い内側面寸法の測
定を行うことのできる接触式測定子を提供することを目
的とする。 【解決手段】内側面測定機の一対の接触式測定子2A、
2Bは、棒状の軸部21A、21Bと、この軸部21
A、21Bの先端に設けられ、被測定物の測定面に当接
する接触部22A、22Bとを有し、軸部21A、21
Bの断面は、接触式測定子2A、2Bの移動方向A、B
に沿った長さ寸法Lがこの移動方向に直交する方向に沿
った幅寸法Hよりも大きくなっている。一対の接触式測
定子2A、2Bを互いに接近させると、これらの軸部2
1A、21Bは移動方向に沿った移動軸Cを中心として
両側に配置され、移動軸C方向の剛性が向上し撓みにく
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の接触式測定
子を互いに逆方向に移動させて被測定物の内側面に当接
させ、このときの一対の接触式測定子間の距離から当該
被測定物の内側面寸法を測定する内側面測定機に用いら
れる接触式測定子に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、一対の接触式測定子を互いに逆
方向に移動させて被測定物の内側面に当接させ、このと
きの一対の接触式測定子間の距離から当該被測定物の内
側面寸法を測定する内側面測定機が利用されている。こ
のような内側面測定機によれば、円筒形の被測定物の内
径や、被測定物に形成された孔や溝の径を簡単に測定す
ることができる。例えば、図3に示すように、内側面測
定機1は、本体11上に立設される門型のフレーム12
と、この門型フレーム12を構成するスライドビーム1
21に水平方向に移動自在に取り付けられる一対の移動
体13と、本体11上に被測定物7を載置するために設
けられた載置台14とを含んで形成されている。
【0003】一対の移動体13のそれぞれの下部には、
被測定物7の内側面71に当接させるために、後述する
接触部32A、32Bが設けられた接触式測定子3A、
3Bが接続されている。また、一方の接触式測定子3A
の接触部32Aと同じ高さ位置には、スケール15が設
けられているとともに、他方の接触式測定子3Bの32
Bと同じ高さ位置には、検出器16が設けられ、この検
出器16によってスケール15の相対位置を読みとるこ
とにより一対の接触式測定子3A、3B間の距離を測定
することができる。
【0004】尚、移動体13は、その端部に設けられる
エアシリンダ17および載荷機構18によってスライド
ビーム121上を互いに逆向きに動作し、これに伴い接
触式測定子3A、3Bも互いに逆向きに移動する。ま
た、接触式測定子3A、3Bは、図4を参照して説明す
れば、基端が移動体13に接続される鋼製の円柱棒状体
からなる軸部31A、31Bと、この軸部31A、31
Bの先端にろう付け溶接される鋼球製の接触部32A、
32Bとを備え、接触部32A、32Bの外周面は、当
該接触部32A、32Bが被測定物7に当接するよう
に、軸部31A、31Bの周面よりも径方向外側に突出
している。
【0005】このような内側面測定機1によって、被測
定物7の内側面71の内側面寸法W2を測定する場合、
図4に示すように、対向配置される一対の接触式測定子
3A、3Bを互いに逆方向A、Bに移動させ、これらの
接触式測定子3A、3Bの接触部32A、32Bを被測
定物7の測定面71に当接させ、上述したスケール15
および検出器16によって、被測定物7の内側面寸法W
2を測定する。この際、接触部32A、32Bを確実に
内側面71に接触させるために、移動体13によって、
接触式測定子3A(3B)に接触力を作用させた状態で
寸法測定を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、接触式
測定子3A(3B)にこのような接触力を作用させた状
態で測定を行うと、被測定物7の測定面71からの反発
力Fによって軸部31A、31Bに撓み変形が生じ、こ
の撓みにより実際の内側面寸法W2と、スケール15お
よび検出器16による読みとり値との間に誤差が生じる
ことがある。従って、軸部31A、軸部31Bの剛性が
十分でないと、撓み量が大きくなって正確なW2の寸法
測定が困難になってしまうという問題がある。このた
め、軸部31A、31Bの軸径を太くして、剛性を向上
させ、軸部31A、31Bの撓みを最小限に押さえて測
定精度を確保する必要がある。
【0007】一方、図5に示すように、上述した内側面
測定機1によって、被測定物8に形成された小孔8Aの
内径W1を測定する場合、小孔8A内に2本の接触式測
定子3を同時に挿入しなければならない。従って、この
ような場合には、接触式測定子3の軸部31A、31B
をあまり太くすることはできない。このため、図6に示
すように、小孔8Aの孔径よりも若干小さい円形の軸部
断面を移動軸Cに直交する軸線で分割し、略半円形状の
断面の軸部41A、41Bとし、この軸部41A、41
Bの先端に半球状の接触部42A、42Bを設け、軸部
の断面を拡大した接触式測定子4Aが考えられる。
【0008】しかし、このような接触式測定子4A、4
Bを採用したとしても、反発力Fが作用する移動軸C方
向の寸法は拡大されておらず、当該方向の力に対する剛
性が十分に確保されたとは言い難く、内側面測定機1に
より被測定物8の内側面寸法W1を高精度で測定するこ
とが困難であるという問題がある。また、接触式測定子
4A、4Bでは、反発力Fの大きさによっては、軸部4
1A、41Bに残留歪みが生じ、読みとり寸法にばらつ
く可能性があり、信頼性の高い測定結果を得ることが困
難であるという問題がある。
【0009】本発明の目的は、被測定物の内側面間距離
によらず、高精度で測定することができかつ信頼性の高
い内側面寸法の測定を行うことのできる接触式測定子を
提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る接触式測定
子は、一対の接触式測定子を互いに逆方向に移動させて
被測定物の内側面に当接させ、このときの一対の接触式
測定子間の距離から当該被測定物の内側面寸法を測定す
る内側面測定機に用いられる接触式測定子であって、基
端が当該接触式測定子を移動させる移動体に接続される
棒状の軸部と、この軸部の先端に設けられ、前記被測定
物の測定面に当接する接触部とを有し、前記軸部の断面
は、前記接触式測定子の移動方向に沿った長さ寸法がこ
の移動方向に直交する方向に沿った幅寸法よりも大きく
なっていて、前記一対の接触式測定子を互いに接近させ
ると、これらの接触式測定子の軸部は移動方向に沿った
移動軸を中心として両側に配置されることを特徴とす
る。
【0011】ここで、被測定物の内側面寸法の測定と
は、被測定物に形成された丸孔の孔径や角穴の互いに対
抗する内側面間の寸法を測定する場合や、被測定物に形
成された溝の溝幅を測定する場合が考えられ、要する
に、互いに遠ざかるような一対の接触式測定子の動きが
被測定物の内側面によって規制されているような部分の
測定をいう。尚、接触式測定子の軸部の剛性kは、以下
のような式によって評価することが可能であり、軸心に
沿った接触式測定子の長さS、材料特性であるヤング率
Eが同じ場合、軸部の断面二次モーメントIによって軸
部の剛性kは決まる。
【0012】
【数1】
【0013】このような本発明によれば、一対の接触式
測定子を互いに接近させると、軸部が移動軸を中心とし
て両側に配置されるので、一対の接触式測定子の軸部の
断面形状を全体に小さくすることが可能となり、小孔の
径のような狭小部分の被測定物の内側面寸法測定であっ
ても、容易に一対の接触式測定子を挿入することが可能
となる。また、上述した反発力の作用する方向の軸部断
面の長さ寸法が従来例の接触式測定子3A、3B、4
A、4Bの長さ寸法よりも大きいので、軸部の当該方向
に対する断面二次モーメントが大きくなり、軸部の剛性
を向上することが可能となる。従って、反発力による軸
部の撓み変形を少なくすることが可能となり、被測定物
の内側面寸法の測定を高精度で行うことが可能となる。
さらに、軸部の剛性が確保されているので、上述した測
定中の反発力を除荷しても、接触式測定子に残留歪み等
が生じる可能性が低減され、信頼性の高い被測定物の内
側面寸法測定を行うことが可能となる。
【0014】以上において、接触式測定子としては、軸
部の断面は略半円形状をなし、一対の接触式測定子を互
いに接近させてその軸部断面を組み合わせると略円形状
となるような接触式測定子を採用するのが好ましい。す
なわち、一対の接触式測定子を組み合わせた軸部の断面
が略円形状となっているので、丸孔、角穴等の小孔形状
に影響されることなく、内側面測定を行うことが可能と
なる。
【0015】また、上述した接触式測定子としては、軸
部の軸心を中心として、軸部断面を直角に回転させ、接
触式測定子の移動方向に沿った長さ寸法がこの移動方向
に直交する方向に沿った幅寸法よりも小さくなった断面
を備えた接続部を有し、軸部と接触部とは、この接続部
によって接続されているものが考えられる。そして、こ
の場合、接続部の長さ寸法はなるべく小さくするのが好
ましく、さらに、接触部は半球状となっているのが好ま
しい。
【0016】すなわち、接触部が半球状であれば、一対
の接触式測定子を互いに接近させれば、その組み合わせ
は略球体となるので、小孔等への挿入が一層行い易くな
る。また、上述した接触式測定子は、軸部の先端と接触
部とをろう付け溶接して製作される。ここで、軸部断面
は、前述の通り、移動軸に沿った長さ寸法を幅寸法より
も大きくとった方が好ましく、半球状の接触部は、小孔
への挿入と移動方向を考慮すれば、逆に移動軸に沿った
長さ寸法を短くなっているのが好ましい。
【0017】従って、このような軸部と接触部とをろう
付けしようとすると、ろう付け面積が面積が少なくなっ
てしまい、接触式測定子の強度を十分に確保できない。
そこで、軸部の先端部近傍に上述した接続部が設けてあ
れば、接続部が軸部の断面を90°回転した半円形状断
面を有しているので、接触部とのろう付け面積が多くな
り、接触式測定子の強度が確保される。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面に基づい
て説明する。尚、既に説明した部材または部分と同一ま
たは類似の部材または部分についてはその説明を省略ま
たは簡略する。図1には、本発明の実施形態に係る一対
の接触式測定子2A、2Bが示され、図1中右側の接触
式測定子2Aは、軸部21Aと、この軸部21Aの先端
に設けられる略半球状の接触部22Aとを備え、軸部2
1Aと接触部22Aとは、接続部23Aによって接続さ
れている。
【0019】軸部21Aは、長さ寸法L、幅寸法Hの断
面略半円形状の鋼製棒状体からなり、図1では図示を略
したが、その基端が上述した内側面測定機1の移動体1
3に、半円形の直線部分が移動軸Cに沿うように接続さ
れている。接触部22Aは、略半球の平滑面221Aが
移動軸Cに直交するように配置され、半球の球面の移動
軸Cに沿った部分が後述する被測定物8の内側面81に
当接する。接続部23Aは、軸部21Aの半円形状の断
面を当該軸部の軸心Dを中心として直角に回転した略半
円形状の断面を有し、半円形の直線部分となる平滑面2
31Aは、移動軸Cに直交し、かつ上述した接触部22
Aの平滑面221Aに沿って配置されている。また、図
1中左側の接触式測定子2Bの断面形状は、接触式測定
子2Aと同様に、軸部21B、接触部22B、接続部2
3Bを備えている。
【0020】このような一対の接触式測定子2A、2B
を互いに接近させると、軸部21A、21Bが移動軸C
を中心として両側に配置され、組み合わされた軸部21
A、21Bは略円形状の断面となるとともに、接触部2
2Aの平滑面221Aおよび接続部23Aの平滑面23
1Aは、接触式測定子2A、2Bのそれぞれの平滑面に
当接され、組み合わされた接触部22A、22Bは略球
状となる。そして、このような一対の接触式測定子2
A、2Bにより被測定物8の小孔8Aの内径を測定する
場合、図2に示すように、一対の接触式測定子2A、2
Bを互いに接近させた状態で当該小孔8Aに挿入した
後、一対の接触式測定子2A、2Bを互いに遠ざけて、
接触部22A、22Bを内側面81に当接させ、上述し
た検出器16によってスケール15の表示を読みとって
内側面81の寸法測定を行う。
【0021】接触式測定子2A、2Bの製作に際して
は、鋼製丸棒を切削加工することによって軸部21A、
21Bおよび接続部23A、23Bを形成するととも
に、鋼球を切削加工することによって略半球状の接触部
22A、22Bを形成する。そして、接触部22A、2
2Bと接続部23A、23Bの先端を互いにろう付け溶
接することにより、接触式測定子2A、2Bを製作する
ことができる。尚、接触部22A、22Bの切削に際し
ては、鋼球を完全な半球とするのではなく、切削面に直
交する方向の鋼球の直径部分を残すようにしておく。こ
のようにすれば、移動体13への取付に際して、一方の
接触部22Aの平面位置と他方の接触部22Bの平面位
置を確認することができ、被測定物8との接触部分を正
確に移動軸C上に配置することができる。
【0022】上述した接触式測定子2Aの剛性k、撓み
量δを従来例で説明した接触式測定子3A、4Aと比較
すると表1のようになる。尚、表1中、本実施形態と
は、図2に示す接触式測定子2Aを、従来例1とは、図
5に示す接触式測定子3Aを、従来例2とは、図6に示
す接触式測定子4Aを意味する。ここで、軸部21A、
31A、41Aに使用する材料は、すべて同じ超硬性の
鋼材を用い、いずれも、接触式測定子一対が略5mm径の
小孔に挿入できるような寸法として設定されている。ま
た、撓み量δは、接触部22A、32A、42Aに反発
力P=0.1Nを作用させた場合における接触部22
A、32A、42Aの撓み量である。
【0023】
【表1】
【0024】前述のような本実施形態によれば、以下の
ような効果がある。一対の接触式測定子2A、2Bを互
いに接近させると、軸部21A、21Bが移動軸Cを中
心として両側に配置されるので、一対の接触式測定子2
A、2Bの軸部21A、21Bの断面形状を全体に小さ
くすることが可能となり、容易に一対の接触式測定子2
A、2Bを小孔8Aに挿入することができる。また、軸
部21A、21Bの断面の長さ寸法Lが十分に確保され
ているので、軸部21A、21Bの当該方向に対する剛
性を向上することが可能となり、反発力による軸部21
A、21Bの撓み変形を少なくすることが可能となり、
小孔8Aの内側面寸法測定を高精度で行うことができ
る。尚、表1に示すように、上述した接触式測定子2A
は、従来例における接触式測定子3Aの8倍の剛性を有
し、接触式測定子4Aの約3.6倍の剛性を有し、撓み
量δも著しく低減されていることが判る。
【0025】さらに、軸部21A、21Bの剛性が確保
されているので、反発力Fを除荷しても、接触式測定子
2A、2Bに残留歪み等が生じる可能性が低減され、信
頼性の高い小孔8Aの内側面寸法測定を行うことができ
る。そして、一対の接触式測定子2A、2Bを組み合わ
せた軸部21A、21Bの断面が略円形状となっている
ので、丸孔、角穴等の小孔8Aの形状に影響されること
なく、内側面測定を行うことができる。
【0026】また、軸部21A、21Bの先端部分に接
続部23A、23Bが形成されているので、その下部に
接続される半球状の接触部22A、22Bとのろう付け
面積が多くなるので、接触式測定子2A、2Bを高強度
に製作することができる。さらに、接触部22A、22
Bが半球状になっているので、一対の接触式測定子2
A、2Bを互いに接近させれば、その組み合わせは略球
体となり、小孔8A等への挿入が一層容易になる。
【0027】尚、本発明は、前述の実施形態に限定され
るものではなく、次に示すような変形をも含むものであ
る。すなわち、前述の実施形態では、軸部21A、21
Bの断面形状は略半円形状であったが、これに限らず、
長さ寸法L、幅寸法H(L>H)の略長方形状の断面を
有する軸部を採用してもよい。また、前述の実施形態で
は、接触部22A、22Bは略半球状であったが、これ
に限らず、例えば、接続部23A、23Bの外周面に設
けられる突起のような接触部であってもよい。
【0028】さらに、前述の実施形態では、移動体13
が上方に配置された内側面測定機1に接触式測定子2
A、2Bを用いていたが、これに限らず、被測定物の載
置台の下部に移動体が配置され、接触式測定子が上方に
延びた内側面測定機に本発明に係る接触式測定子を採用
してもよい。そして、前述の実施形態では、接触式測定
子13は鉛直下方に延びていたが、水平方向に接触式測
定子が延出した内側面測定機であってもよく、移動方向
が上下方向であってもよい。その他、本発明の実施の際
の具体的な構造および形状等は、本発明の目的を達成で
きる範囲で他の構造等としてもよい。
【0029】
【発明の効果】前述のように本発明の接触式測定子によ
れば、軸部が移動軸を中心として両側に配置され、一対
の接触式測定子を接近させると、組み合わせた軸部の断
面形状を全体に小さくすることができるので、被測定物
の内側面間距離によらず、高精度で測定することができ
かつ信頼性の高い内側面寸法の測定を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る接触式測定子を表す概
要斜視図である。
【図2】前述の実施形態における小孔の内径測定の方法
を表す側面図および平面図である。
【図3】従来例における内側面測定機を表す概要斜視図
である。
【図4】従来例における接触式測定子による被測定物の
内側面寸法の測定方法を表す側面図である。
【図5】従来例における小孔の内径測定の方法を表す側
面図および平面図である。
【図6】他の従来例における小孔の内径測定の方法を表
す側面図および平面図である。
【符号の説明】
1 内側面測定機 2A、2B 接触式測定子 8 被測定物 13 移動体 21A、21B 軸部 22A、22B 接触部 23A、23B 接続部 C 移動軸 D 軸心 H 幅寸法 L 長さ寸法 W1 内側面寸法

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の接触式測定子を互いに逆方向に移動
    させて被測定物の内側面に当接させ、このときの一対の
    接触式測定子間の距離から当該被測定物の内側面寸法を
    測定する内側面測定機に用いられる接触式測定子であっ
    て、 基端が当該接触式測定子を移動させる移動体に接続され
    る棒状の軸部と、この軸部の先端に設けられ、前記被測
    定物の測定面に当接する接触部とを有し、 前記軸部の断面は、前記接触式測定子の移動方向に沿っ
    た長さ寸法がこの移動方向に直交する方向に沿った幅寸
    法よりも大きくなっていて、 前記一対の接触式測定子を互いに接近させると、これら
    の接触式測定子の軸部は移動方向に沿った移動軸を中心
    として両側に配置されることを特徴とする接触式測定
    子。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の接触式測定子において、 前記軸部の断面は略半円形状をなし、前記一対の接触式
    測定子を互いに接近させて前記一対の接触式測定子の軸
    部断面を組み合わせると、略円形状となることを特徴と
    する接触式測定子。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の接触式測
    定子において、 前記軸部の軸心を中心として前記軸部の断面を直角に回
    転させ、前記接触式測定子の移動方向に沿った長さ方向
    寸法がこの移動方向に直交する方向に沿った幅寸法より
    も小さくなった断面を備えた接続部を有し、 前記軸部と前記接触部とは、この接続部によって接続さ
    れていることを特徴とする接触式測定子。
  4. 【請求項4】請求項1〜請求項3のいずれかに記載の接
    触式測定子において、前記接触部は略半球状をなしてい
    ることを特徴とする接触式測定子。
JP11694597A 1997-05-07 1997-05-07 接触式測定子 Pending JPH10307019A (ja)

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JP11694597A JPH10307019A (ja) 1997-05-07 1997-05-07 接触式測定子
DE69820921T DE69820921T2 (de) 1997-05-07 1998-05-05 Verfahren und Instrument mit Taster zur Messung der Innen- oder Aussendimension eines Objektes
EP98108184A EP0877224B1 (en) 1997-05-07 1998-05-05 Method and instrument with probe for measuring inner or outer dimension of an object
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US09/477,946 US6173504B1 (en) 1997-05-07 2000-01-05 Measuring instrument, probe for the same, and measuring method

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CN102114498A (zh) * 2010-12-09 2011-07-06 苏州塞维拉上吴电梯轨道系统有限公司 半自动t型导轨扭曲校直机直线度检测装置
CN107521969A (zh) * 2017-08-01 2017-12-29 滁州鸿博自动化设备有限公司 一种自动化程度高的送料装配检测设备
CN113124743A (zh) * 2021-04-20 2021-07-16 济宁市技师学院 一种数控机械加工用误差检测装置

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