JPH10306799A - 給水装置 - Google Patents

給水装置

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JPH10306799A
JPH10306799A JP11692897A JP11692897A JPH10306799A JP H10306799 A JPH10306799 A JP H10306799A JP 11692897 A JP11692897 A JP 11692897A JP 11692897 A JP11692897 A JP 11692897A JP H10306799 A JPH10306799 A JP H10306799A
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JP
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pump
water supply
case
base
supply pump
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JP11692897A
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English (en)
Inventor
Tetsunori Sakatani
哲則 坂谷
Eiji Kato
英二 加藤
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Kawamoto Pump Mfg Co Ltd
Original Assignee
Kawamoto Pump Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ポンプ内部から流出する水に影響さ
れずに、容易に給水ポンプの取り付け/取り外し作業が
行えるケース収納形の給水装置を提供する。 【解決手段】本発明は、前面側が開口し、残りが閉じた
箱形のケース1内に、弾性部材11で弾性支持された平
板状の据付台12を設け、給水ポンプ2の下部に、全周
が堰19で囲まれたポンプベース15を組み付け、この
給水ポンプ2を、開口部1aを通じ、据付台12の上面
に載置してケース1内に収納させた後、ポンプベース1
5の開口側に向くベース部分だけをボルト23で棚部5
に固定する構造の採用により、ケース開口側と反対の奥
側での作業を必要とせずに給水ポンプ2の取り付けが終
えるとともに、給水ポンプの取り外しの際、ポンプ内部
から水が流出しても堰19で受け止められて作業者に掛
からないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば家庭に給水
を行う給水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アパート、マンションなどの給水システ
ムは、屋外に設置した給水装置で、各家庭に給水するこ
とが行われている。ところで、こうした屋外に据え付け
られる給水装置には、メンテナンス性と低騒音化が求め
られている。
【0003】そこで、従来では、屋外形の給水装置とし
て、通常、例えば図8(a)〜(c)に示されるように
平板状のベースaに複数の給水ポンプbを横置きした屋
外仕様の給水装置cを用い、この給水装置cの周囲に二
点鎖線で示されるように屋外カバーや防音カバーなどの
カバーdを被せて、メンテナンス性と低騒音化との双方
を得るようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、カバーdを
設けた構造では低騒音化が進めにくい。そこで、遮音効
果の高い縦長の箱形ケースを用い、このケースの正面側
から内部に横向きに給水ポンプを多層階的に収納して、
メンテナンス性を確保しつつ低騒音化を高めることが進
められている。
【0005】ところが、このような構造を進める上で、
以下のような問題があった。すなわち、開口部からケー
ス内部に給水ポンプを横向きに入れ、ポンプ部を構成す
るポンプケーシングをケースに固定する際、開口部に向
いているポンプケーシング部分は、締結具、例えばボル
トによる締結が行われるが、ポンプケーシングの裏側で
はこの締結作業が行えない問題がある。
【0006】なお、ケースの背面側を取り外せるように
して、ポンプケーシングの裏側で締結作業が行えるよう
にすることも考えられるが、例えば給水装置が建造物の
壁面に取り付けられた場合、ケースの背面側からの作業
が不可能となって、給水ポンプのメンテナンスが行えな
くなることもあるので採用できるものではない。
【0007】また給水装置のメンテナンス時、例えば給
水ポンプを開口部からケース外へ取り出そうとすると
き、ポンプケーシング内の溜まっている水が不用意に外
部へ流出して、良好に取り出しが行えない問題もある。
【0008】このため、ポンプ内部の水を考慮して給水
ポンプ取付け/取り外し作業が良好に行える給水装置が
求められている。本発明は上記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、ポンプ内部から流出
する水に影響されずに、容易に給水ポンプの取り付け/
取り外し作業が行えるケース収納形の給水装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の給水装置は、正面側に開口部を有し、内部
にポンプ据付面部を有して形成された箱形のケースと、
ポンプ据付面部に側部が開口部に向くように横向きに据
え付けられる給水ポンプとを有し、給水ポンプ側に、ポ
ンプ据付面部に載置されるとともに全周が堰で囲まれて
なる平板状のポンプベースを有して構造を採用し、この
給水ポンプを、ポンプベースの開口部に向く正面側だけ
をポンプ据付面部に締結することによってケースに固定
するようにした。
【0010】請求項1の給水装置によると、ケースの内
部に取り付けるときは、給水ポンプを横向き姿勢で開口
部からケース内へ入れ、給水ポンプのポンプベースをポ
ンプ据付面部の上面に載せる。
【0011】載置が終えたら、ケースの開口部で行われ
る作業で、開口部側に向くポンプベースの正面側をポン
プ据付面部に締結すれば、給水ポンプの固定を終える。
給水ポンプを取り外すときは、ケースの開口部側で、ポ
ンプベースの正面側の締結を解除して、給水ポンプを開
口部側へ引き出すなどして、ポンプ据付面部からケース
外へ取り出せばよく、作業者はケースの開口部と反対側
での作業を必要とせずに、容易に給水ポンプの取り付け
/取り外し作業が行える。
【0012】この給水ポンプをケース外へ取り出すと
き、たとえポンプ内部に溜まっている水が外部へ流出す
ることがあっても、給水ポンプのポンプベースは、全周
が堰で囲まれているから、作業者には水が掛からずにす
み、良好に取り外し作業が進められる。
【0013】これにより、ポンプ内部の水に影響されず
に、容易に給水ポンプの取付け/取り外し作業を行え
る。請求項2の給水装置は、上記目的に加え、さらに給
水ポンプの取付け/取り外し作業性を損なうことなく、
給水ポンプの振動がケースへ伝搬するのを防止するため
に、ポンプ据付面部を、弾性体で支持された平板状の据
付台を有して構成し、この据付台の上面に給水ポンプの
ポンプベースが引き出し可能に載せられ固定されるよう
にしたことにある。
【0014】請求項3の給水装置は、上記目的に加え、
さらにたとえケース外から大きな衝撃が加わっても給水
ポンプが上方に変位しないようにするために、ポンプベ
ースの正面側とは反対の部分を、ケースから堰の直上へ
突き出る規制部材で規制したことにある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1ないし図7に
示す一実施形態にもとづいて説明する。図1は本発明を
適用した給水装置の正面側から見た図を示し、図2
(a),(b)および図3(a),(b)は給水装置の
それぞれ矢視A〜Dから見た図を示し、図中1は遮音性
を有する箱形のケース、2はこのケース1内に階層的に
収容される複数台、例えば2台の給水ポンプである。
【0016】ケース1は、例えば給水ポンプ2の幅寸法
に対応した奥行寸法と、給水ポンプ2の全長より大きな
幅寸法とを有し、かつ前面側が開口された縦長の箱形に
構成してある。またケース1の底部の四隅部からは、下
方へ脚3が突き出ていて、これら脚3の端部を被据付部
となる例えば地面にそれぞれ固定することにより、ケー
ス全体が縦形に据え付けられる構造になっている。な
お、ケース1の前面側の開口部1aは開閉扉4で開閉可
能に閉じられる。
【0017】ケース1内の中段左側には、所定の間隔で
棚部5が配設されていている。ケース1の内底面の左側
部分および棚部5の上面には、それぞれポンプ据付面部
10が形成されている。
【0018】ポンプ据付面部10は、いずれも図4およ
び図6に示されるようにケース内底面および棚部5の上
面に設けた弾性体、例えばコイルばねをゴムモールドし
た弾性部材11で、平板状の据付台12を弾性支持させ
た構造となっている。詳しくは、各据付台12には、ほ
ぼ給水ポンプ2の幅寸法、全長に対応した大きさを有
し、かつ上面に平滑性のある帯形平板が用いられ、この
平板の四隅をそれぞれ弾性部材11を介して、ケース内
底面および棚部5の上面に弾性支持させてある。なお、
帯形平板の4辺の縁部には、弾性部材群の上端部が嵌ま
り合う枠形の突片13が形成してある。
【0019】これら各据付台12の上面には、それぞれ
側部が開口部1aに向くように給水ポンプ2が横向きに
載置されて据え付けられ、2台の給水ポンプ2をケース
1内に多層階的に収容させている。
【0020】これら給水ポンプ2の据付構造には、ポン
プ内部からの水の流出の影響なく、ケース1の開口部側
だけからの作業で、据え付けが完了する構造が採用され
ている。
【0021】この構造について説明すると、給水ポンプ
2には、いずれも図5に示されるように例えば正面側に
フランジで形成される吸込部6aを有し、上方側にフラ
ンジで形成される吐出部6bを有する例えばタービン式
のポンプ部6と、このポンプ部6のインペラ(図示しな
い)を駆動する電動機7とを直結した汎用形が用いてあ
る。
【0022】この給水ポンプ2の下部には、あらかじめ
例えば給水ポンプ2の幅寸法、全長に対応した帯形平板
状に形成されたポンプベース15が組み合わせてある。
具体的には、ポンプベース15の全体は、給水ポンプ全
体の下側に配置されている。そして、このポンプベース
15の上面には、ポンプケーシング(ポンプ部6を構成
するもの)の幅方向両側の支持脚16が、それぞれ固定
具、例えばボルト17で固定されている。また電動機7
の下部が支え杆18を介して固定してある。
【0023】またポンプベース15の全周(4周)は、
例えばポンプベース15の縁部から立ち上がる周壁で構
成される堰19で囲まれていて、ポンプケーシング内部
からの流出水、軸封部からの漏洩水を受け止めることが
できるようにしてある。なお、堰19の一部、例えば吸
込側の壁部分には、例えば栓20の着脱で開閉が行われ
る排出口部21が設けてあり、必要に応じて堰19内の
水を流出させる状態を形成したり閉止させる状態を形成
できるようにしてある。
【0024】また給水ポンプ2を挟んでケース1の開口
側に向くポンプベース15の幅方向一側のベース部分
(開口部1aから見えるベースの側部分)には、たとえ
ばポンプベース15の前・後端となる地点(正面側の左
右2か所)にそれぞれボルト挿通部22が設けてある。
【0025】これらボルト挿通部22と対応する棚部5
の上面の各地点には、あらかじめナット5a(図6およ
び図7に図示)が溶接で固定されていて、据付台12の
上面に所定にポンプベース15を載せた後、締結具、例
えばボルト23をボルト挿通部22から棚部5のナット
5aへねじ込むという、ケース1の開口側だけの作業
で、給水ポンプ2を棚部5に固定できる構造にしてあ
る。なお、載せた給水ポンプ2の荷重などで、据付台1
2が傾いたりしないよう、据付台12を支える4隅(4
つ)の弾性部材11は、給水ポンプ2の重心を中心とし
て均等に離れた4隅の地点に設けてある。
【0026】また給水ポンプ2と隣り合うケース1の背
面壁1bには、図6および図7に示されるようにそれぞ
れポンプベース15の奥側の堰19の直上に向かって突
き出る押え板24(規制部材に相当)が支持されてい
て、ケース外から衝撃が加わることによる給水ポンプ2
の上方に向かう挙動を規制するようにしてある。
【0027】そして、各据付台12に据え付けた各給水
ポンプ2の吸込部6aおよび吐出部6bは、給水ポンプ
2と隣接するケース1内の右側(前側)の空間に配管さ
れた上下方向に延びる吸込/吐出側の合流管30,31
を介して、ケース1外に開口する吸込口32、吐出口3
3と接続されている。
【0028】こうしたケース1を用いたポンプの収納構
造にて、高い低騒音性(ケース1の遮音効果による)、
少ない占有床面積ですむなどの利点をもたらしている。
但し、35は吸込部6aから吸込側合流管30に向かう
配管部分に設けた仕切弁、36は吐出部6bから吐出側
合流管31に向かう配管部分に設けた逆止弁、37は同
じく仕切弁である。
【0029】なお、ケース1内の最上段には、所定の給
水圧力に保つためのアキュムレータ38と給水ポンプ2
の運転を制御する制御盤39とが据え付けてある。しか
して、低騒音化の給水装置を実現するために、正面側が
開口したケース1内に給水ポンプ2を据え付けるとき
は、あらかじめ図5に示されるように給水ポンプ2の下
部にポンプベース15を組み付けておく。
【0030】これは、作業が行いやすいケース1外にお
いて、まず、ポンプベース15の上面の所定位置にポン
プ部6および電動機7を載せ、ついでボルト17でポン
プ部6の支持脚16,16を固定するとともに、電動機
7を支え杆18で支えることにより行われる。
【0031】ポンプベース15の組み付けを終えたなら
ば、図6に示されるように給水ポンプ2の全体を開口部
1aからケース1内へ入れて、ポンプ据付面部10を構
成する据付台12の所定位置に載せる。
【0032】この載置により、ポンプベース15の給水
ポンプ2を挟む裏側の部分が押え板24の直下に配置さ
れつつ、ポンプベース全体がケース1の内面(背面壁1
bの内面を含む)から離れた地点に位置決められる。
【0033】ついで、図7に示されるようにポンプベー
ス15の給水ポンプ2を挟む正面側、すなわち開口部1
a側に向くベース部分に在るボルト挿通部22から、棚
部5のナット5aに向けボルト23を螺挿して締め付け
れば、給水ポンプ2の固定を終える。
【0034】そして、この据え付けた給水ポンプ2の吸
込部6a、吐出部6bに各種弁および吸込/吐出側合流
管30,31を接続して配管を施せば、給水ポンプ2回
りが組み上がる。
【0035】またメンナンスなどにより、据付後、給水
ポンプ2をケース1内から取り出す必要が生じたとき
は、まず、給水ポンプ2の吸込/吐出側の仕切弁35,
37を閉止し、吸込部6aと吐出部6bとにおけるフラ
ンジ結合を解く。
【0036】ついで、ポンプベース15の排出口部21
を栓20で閉止した後、ポンプベース15の正面側を固
定しているボルト23の締結を解除する。この後、給水
ポンプ2を据付台12の上面にならって引き出しつつ、
給水ポンプ全体を開口部1aからケース1外へ取り出せ
ば、給水ポンプ2のケース1外への取り出しが行われ
る。この際、押え板24は堰19の直上に在るので、給
水ポンプ2の取り出しに影響を与えない。
【0037】このとき、平板状の据付台12が一緒に引
き出されそうになるが、据付台12は突片13を介して
弾性部材11と係合しているので、給水ポンプ2と一緒
に引き出されることはない。
【0038】しかるに、作業者は、取り付け/取り外し
作業の双方とも、開口部1aと反対側におけるポンプベ
ース15の作業を必要としないので、容易に作業を行う
ことができる。
【0039】しかも、給水ポンプ2をケース外へ取り出
すとき、たとえポンプ部6のポンプケーシング内部に溜
まっている水が外部へ流出したり、軸封部から漏洩水が
流出していても、流出した水はポンプベース2の堰19
内に溜まるだけであるから、作業者には水が掛かるよう
なことはなく、良好に取り外し作業を進めることができ
る。
【0040】したがって、ポンプ内部の水に影響されず
に、容易に給水ポンプ2の取付け/取り外し作業を行う
ことができる。しかも、堰19は排出に適した方向に排
出口部21が在るので、給水ポンプ2を取り出す際の水
の影響を回避するだけでなく、軸封部からの漏洩水や結
露水を所定の部位に排出させて、漏洩水や結露水が電動
機7へ至るの回避する利点もある。すなわち、給水ポン
プ2の据付後、排出口部21を開放させておけば、漏洩
水は排出口部21により、例えば予め排水処理が施され
ているケース1の左側へ集中的に排出され、同ケース1
の底部に設けた排水孔(図示しない)からケース外へ排
出される。
【0041】また弾性支持された据付台12にポンプベ
ース15を引き出し可能に載せる構造を採用したので、
給水ポンプ2の取付け/取り外し作業性を全く損なうこ
となく、給水ポンプ2の振動がケース1へ伝搬するのを
防ぐことができる。この結果、ケース1の振動による騒
音も低減できる。
【0042】特に給水ポンプ2の重心を中心とするポン
プベース15の4隅の地点に弾性部材11を設けた構造
だと、接触面積がすくない弾性部材11を用いて、給水
ポンプ2の大きさに関わらず、効果的に振動伝達を減衰
させることができる。すなわち、振動伝達率をより低減
するためには、ポンプベース15に対する弾性部材11
の接触面積ができるだけ少ないことが望ましいが、その
分、給水ポンプ2の重量の影響、すなわち給水ポンプ2
の大きさによる重量分布の違いを受けやすくなる。そこ
で、この影響を最小限にするために、給水ポンプ2の重
心を中心とする最も離れたポンプベース15の4隅の地
点に弾性部材11を配置することによって、各弾性部材
11に加わる荷重を均一化(荷重の変動を抑制)にし、
給水ポンプ2の大きさに関わらず、接触面積の少ない弾
性部材11で、高い振動伝達の減衰効果が確保できる構
造とした。
【0043】加えて、押え板24により、ポンプベース
15の裏面側の上方の動きを規制したので、たとえケー
ス1外(外部)から衝撃力(例えば輸送時の衝撃、地震
などによる衝撃)が加わることがあっても、ポンプべー
ス15が変形したり、過剰な荷重が配管に加わるのを防
ぐことができる。
【0044】なお、一実施形態は、遮音性に優れる箱形
のケース1内に段状に給水ポンプ2を収容した給水装置
を例に挙げたが、むろんケース1内に1台の給水ポンプ
を収納したり、ケース1内に複数台の給水ポンプを直列
方向に並べるようにして収納する給水装置にも本発明を
適用してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、開口部を通じて、箱形のケース内に給水ポ
ンプの取り付け/取り外しするときは、開口部と反対側
での作業を全く必要とせずに、給水ポンプの取り付け/
取り外し作業が行える上、給水ポンプをケース外へ取り
出すとき、たとえポンプ内部に溜まっている水が外部へ
流出することがあっても、堰により、作業者には水が掛
からずにすむ。
【0046】したがって、ポンプ内部の水に影響されず
に、容易に給水ポンプの取付け/取り外し作業を行うこ
とができる。請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加え、給水ポンプの取付け/取り外し作業性を
損なうことなく、給水ポンプの振動がケースへ伝搬する
のを防止することができ、ケースの振動による騒音を低
減できる。
【0047】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加え、たとえケース外から大きな衝撃が加わっ
ても給水ポンプが上方に変位しないようにすることがで
き、衝撃によるポンプべースの変形や、過剰な荷重が配
管に加わるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の給水装置の構造説明する
ための正面図。
【図2】(a)は、図1中の矢視Aから見た上面図。
(b)は、図1中の矢視Cから見た上面図。
【図3】(a)は、図1中の矢視Dから見た側面図。
(b)は、図1中の矢視Bから見た側面図。
【図4】ケースのポンプ据付面部に据え付けてある給水
ポンプ回りの構造を拡大して示す図。
【図5】給水ポンプに組み付くポンプベースの構造を説
明するための図。
【図6】給水ポンプが据付台に載置されるまでの工程を
説明するための図。
【図7】同載置された給水ポンプが据付台に固定される
まで行程を説明するための図。
【図8】従来の給水装置の構造を示す図。
【符号の説明】
1…箱形のケース 1a…開口部 1b…背面壁 2…給水ポンプ 4…開閉扉 5…棚部 5a…ナット(溶接固定) 6…ポンプ部 7…電動機 10…ポンプ据付面部 11…弾性部材(弾性体) 12…据付台 15…ポンプベース 19…堰 20…栓 21…排出口部 22…ボルト挿通部 23…ボルト(固定具) 24…押え板(規制部材)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面側に開口部を有し、内部にポンプ据
    付面部を有する箱形のケースと、 前記ポンプ据付面部に側部が前記開口部に向くように横
    向きに据え付けられて前記ケース内に収納される給水ポ
    ンプとを有し、 前記給水ポンプは、前記ポンプ据付面部に載置されると
    ともに全周が堰で囲まれてなる平板状のポンプベースを
    有して構成され、 前記給水ポンプが、前記ポンプベースの前記開口部に向
    く正面側だけが前記ポンプ据付面部に締結されることに
    よって、前記ケースに固定されることを特徴とする給水
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ポンプ据付面部は、弾性体で支持さ
    れた平板状の据付台を有して構成され、この据付台の上
    面に前記給水ポンプのポンプベースが引き出し可能に載
    せられて固定されることを特徴とする請求項1に記載の
    給水装置。
  3. 【請求項3】 前記ポンプベースの正面側とは反対の部
    分は、前記ケースから前記堰の直上へ突き出る規制部材
    で規制されることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の給水装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002168199A (ja) * 2000-12-04 2002-06-14 Kawamoto Pump Mfg Co Ltd 直結式自動給水装置
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JP2021025444A (ja) * 2019-08-01 2021-02-22 株式会社日立産機システム ポンプシステム及びポンプ用筐体

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