JPH1030492A - 車両用データ記録装置 - Google Patents

車両用データ記録装置

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JPH1030492A
JPH1030492A JP8186301A JP18630196A JPH1030492A JP H1030492 A JPH1030492 A JP H1030492A JP 8186301 A JP8186301 A JP 8186301A JP 18630196 A JP18630196 A JP 18630196A JP H1030492 A JPH1030492 A JP H1030492A
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JP
Japan
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recording
data
diagnostic
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vehicle
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JP8186301A
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English (en)
Inventor
Masanobu Seki
雅信 関
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の運転状態を制御する電子制御装置によ
って各種負荷が作動した場合でも、不用意にデータ記録
を中止させることなく、診断作業効率の向上に寄与する
ことができる車両用データ記録装置を提供することにあ
る。 【解決手段】 ECM10はエンジン回転数を診断装置
20に定常的に送信する。一方、診断装置20では、受
信されるエンジン回転数を運転状態データとしてRAM
25のローリングRAM上に順次に記録保存する。ここ
で、ラジエータファン65が起動又は停止制御された場
合には、CPU23は所定の時間TW に渡って記録動作
を中断させ、次に、記録中のエンジン回転数が基準範囲
内にあるか否かを判定して記録中止トリガを負荷変動に
よる中断期間TW を除いて発生する。ここで、この記録
中止トリガが発生された場合には、既にRAM25に記
録されている運転状態データをRAM25の別の専用記
憶領域へ転送して保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用データ記録
装置に関し、特に、車両とデータ通信を行い、車両の運
転状態を示すデータを記録する車両用データ記録装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、制御精度、応答性の向上のため、
自動車用制御装置における制御については、マイクロコ
ンピュータを用いた電子制御装置が用いられている。通
常、このような自動車用制御装置には、各種センサから
の入力信号および各種アクチュエータへの出力信号をそ
れぞれモニタし、信号あるいは出力信号の異常の有無に
より診断すべき系の故障診断を行う自己診断機能(リア
ルタイム診断)が備えられている。一方、ディーラーの
サービスステーション等には、自動車用制御装置に接続
されて、双方向通信により診断データの送受信を行う可
搬型の車両用故障診断装置が装備されている。
【0003】このような車両用故障診断装置には、デー
タ記録装置が備えられているため、例えば走行中のみ発
生する不具合現象に対しても本診断装置を車両に搭載し
たまま走行する、いわゆるロードテストを行えば不具合
現象が発生した時のデータを簡単に入手することができ
る。これにより、再現性が極めて少ない不具合現象に対
する故障診断作業においても、工数低減が実現される。
【0004】従来の車両用データ記録装置としては、車
両に搭載された各種センサから情報を入力し、その情報
に基づいて各種アクチュエータを制御駆動するエンジン
電子制御システムのコントロールユニットに対して接続
し、これらの各種センサ/アクチュエータ等の車両デー
タを収集するものがある。このものは、データ収集時に
は、車両から出力されるデータを受信し、ローリングR
AM上に取得データを常時記憶している。なお、ローリ
ングRAMとは、例えば先頭番地から所定バイト数分の
収集データを1レコードずつ順次に書き込んでいき、取
得メモリがいっぱいになった時に、先頭番地から再び上
書きしていく記憶方式のことである。
【0005】データ記憶を停止させるトリガとしては、
手動トリガ、自己診断トリガ、エンストトリガの3つが
用意されている。これらの3つのトリガのうち1つでも
トリガが発生した場合には、要因解析時にトリガ発生前
後のデータが必要となるため、トリガ発生後のある一定
時間データを記憶した後でデータ記憶を停止する。な
お、記憶したデータは、ローリングRAMとは別に用意
されたデータ保存用の記憶エリアにデータを保存するよ
うにするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の車
両用データ記録装置にあっては、車両に付加された各種
センサから送られてくるデータをそのまま記録してい
た。このため、例えばアイドリング回転時での診断にお
いて、診断パラメータのうちの1つとしてエンジン回転
数が選択されている場合に、車両が長時間に渡って放置
されることに起因してエンジン水温が上昇してしまう。
その結果、ラジエータファンが作動し、エンジン回転数
が基準範囲を外れて自己診断トリガを発生してデータ記
録を中止させるので、車両の故障診断を円滑に行うこと
ができないといった問題があった。
【0007】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、車両の運転状態を制御する電子制御
装置によって各種負荷が作動した場合でも、不用意にデ
ータ記録を中止させることなく、診断作業効率の向上に
寄与することができる車両用データ記録装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、車両に搭載される電子制御装
置と交信しつつ各項目の運転状態データを定常的に受信
すると共に、該受信データの内の必要な部分を記録保存
する車両用データ記録装置であって、前記受信される運
転状態データを記録範囲内の回転アドレス上に順次に記
録保存する記録手段と、運転状態データの変動要因とな
る負荷が発生した場合には、所定の時間に渡って前記記
録手段の記録動作を中断するように制御する記録中断制
御手段と、記録中の運転状態データが基準範囲内にある
か否かを判定する記録データ良否判定手段と、前記記録
手段の記録動作を中止するための記録中止トリガを前記
負荷変動による中断期間を除いて発生する記録中止トリ
ガ発生手段と、該記録中止トリガが発生された場合に
は、既に記録されている運転状態データを保持するデー
タ保持手段とを備えることを要旨とする。
【0009】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記記録データ良否判定手段は、診断対象とな
る各構成部品の診断を行うための診断パラメータ値が、
前記負荷変動による中断期間の前後で基準範囲内にある
か否かを判定することを要旨とする。請求項3記載の発
明は、上記課題を解決するため、前記記録データ良否判
定手段は、診断対象となる各構成部品の診断を行うため
の診断パラメータ値が、前記負荷変動による中断期間の
前後で基準範囲内にあるときには異常なしと判定する一
方、基準範囲外にあるときには異常であると判定するこ
とを要旨とする。
【0010】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記記録データ良否判定手段は、診断対象とな
る各構成部品の診断を行うための診断パラメータ値が、
基準範囲内となっていた場合に、該パラメータ値を用い
て他の診断パラメータの基準範囲を設定することを要旨
とする。
【0011】請求項5記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記記録データ良否判定手段は、前記負荷変動
による中断期間の前後での良否判定を行った診断パラメ
ータ値が、基準範囲内となっていた場合に、設定されて
いる他の診断パラメータが基準範囲内にあるか否かを該
パラメータ値を用いて判定することを要旨とする。
【0012】請求項6記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記記録データ良否判定手段は、前記負荷変動
による中断期間の前後での良否判定を行った診断パラメ
ータ値が、基準範囲内となっていた場合に、該パラメー
タ値を用いて設定した他の診断パラメータが基準範囲内
にあるときには異常なしと判定する一方、基準範囲外に
あるときには異常であると判定することを要旨とする。
【0013】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、車両に
搭載される電子制御装置から定常的に受信される運転状
態データを記録範囲内の回転アドレス上に順次に記録保
存する。ここで、運転状態データの変動要因となる負荷
が発生した場合には、所定の時間に渡って記録動作を中
断するように制御する。同時に、記録中の運転状態デー
タが基準範囲内にあるか否かを判定し、記録動作を中止
するための記録中止トリガを前記負荷変動による中断期
間を除いて発生する。ここで、この記録中止トリガが発
生された場合には、既に記録されている運転状態データ
を保持することで、負荷の発生から所定の時間に渡って
記録動作を中断するとともに、受信データ内の必要な部
分を記録保存するようにしているので、車両の運転状態
を制御する電子制御装置によって各種負荷が作動した場
合でも、不用意にデータ記録を中止させることなく、診
断作業効率の向上に寄与することができる。
【0014】また、請求項2記載の本発明によれば、診
断対象となる各構成部品の診断を行うための診断パラメ
ータ値が、前記負荷変動による中断期間の前後で基準範
囲内にあるか否かを判定するようにしているので、診断
パラメータ値が安定してから良否判定を行うことがで
き、各種負荷が作動した場合でも、不用意にデータ記録
を中止させることなく、診断作業効率の向上に寄与する
ことができる。
【0015】また、請求項3記載の本発明によれば、診
断対象となる各構成部品の診断を行うための診断パラメ
ータ値が、負荷変動による中断期間の前後で基準範囲内
にあるときには異常なしと判定する一方、基準範囲外に
あるときには異常であると判定するようにしているの
で、診断パラメータ値が安定した時点で診断パラメータ
値の異常の有無を判定することができ、各種負荷が作動
した場合でも、不用意にデータ記録を中止させることな
く、診断作業効率の向上に寄与することができる。
【0016】また、請求項4記載の本発明によれば、診
断対象となる各構成部品の診断を行うための診断パラメ
ータ値が、基準範囲内となっていた場合に、このパラメ
ータ値を用いて他の診断パラメータの基準範囲を設定す
ることで、他の診断パラメータの再設定を行うようにし
ているので、他の診断パラメータを用いた場合でも、不
用意にデータ記録を中止させることなく、診断作業効率
の向上に寄与することができる。
【0017】また、請求項5記載の本発明によれば、負
荷変動による中断期間の前後での良否判定を行った診断
パラメータ値が、基準範囲内となっていた場合に、設定
されている他の診断パラメータが基準範囲内にあるか否
かをこのパラメータ値を用いて判定することで、他の診
断パラメータの良否判定を行うことができ、他の診断パ
ラメータを用いた場合でも、不用意にデータ記録を中止
させることなく、診断作業効率の向上に寄与することが
できることを予め認識することができる。
【0018】また、請求項6記載の本発明によれば、負
荷変動による中断期間の前後での良否判定を行った診断
パラメータ値が、基準範囲内となっていた場合に、この
パラメータ値を用いて設定した他の診断パラメータが基
準範囲内にあるときには異常なしと判定する一方、基準
範囲外にあるときには異常であると判定することで、診
断パラメータ値が安定した時点で他の診断パラメータ値
の異常の有無をも判定することができ、各種負荷が作動
した場合でも、不用意にデータ記録を中止させることな
く、診断作業効率の向上に寄与することができることを
予め認識することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態で
ある車両用データ記録装置が接続されているシステムの
全体構成を示す図である。同図において、自動車1には
ECM(Engine Control Module )10が搭載されてい
る。ECM10は、診断コネクタ3から診断ケーブル1
5を介して診断装置20に接続されている。また、診断
装置20には、タッチスクリーン33及びプリンタ8が
備えられている。なお、各部の機能は図2を用いて詳細
に説明するものである。
【0020】図2は、本発明の一実施の形態に係る車両
用データ記録装置が適応可能なシステム構成を示す図で
ある。ECM10は、車両に搭載されているエンジン
(図示しない)の各種制御を行うためのものであり、エ
ンジン回転数を検出可能なクランク角センサ51、エン
ジン水温を検出可能な水温センサ53、スロットル開度
を検出可能なスロットルセンサ55等の各種センサ50
からセンサ情報を収集し、その情報に基づいて燃料噴射
インジェクタ61、アイドル回転調整バルブ63、ラジ
エータファン65等の各種アクチュエータ60の制御量
を決定するための制御、演算、判定を行う。なお、EC
M10は、診断ケーブル15を介して診断装置20に接
続されている。この例では通信媒体は、電線、光ケーブ
ル等の有線式としているが、電波、赤外線等の無線式で
もよい。
【0021】診断装置20は、外部との入出力を行うI
/Oインターフェース21,制御プログラムおよび制御
データに従って制御、演算及び判定を行うCPU(Cent
ralProcessing Unit)23,制御データおよび各種セン
サ50からセンサ情報を収集して記憶するためのローリ
ングRAMを有するRAM(Random Access Memory)2
5,診断プログラムおよび制御データを記憶するROM
(Read Only Memory)27,経過時間を計測するタイマ2
9を備え、制御、演算、判定を行って装置を制御するも
のである。入力装置30は、診断装置20に組み込まれ
る診断プログラムを制御するために、作業者によって診
断システム・診断モードの選択や診断開始・終了等の入
力を行うものであり、キーボード31やタッチスクリー
ン33等からなる。なお、タッチスクリーン33は故障
診断項目、記録開始、診断終了等を入力するとともに、
診断結果を表示する表示部にも兼用されている。表示装
置40は、診断装置20からの出力内容を表示するもの
である。また、出力装置70は、診断結果や各種センサ
情報等を任意にプリントアウタするためのプリンタ8で
ある。
【0022】次に、図3は診断装置20に用いられるR
AM25内のローリングRAMの構成を示す図である。
図3に示すローリングRAMは、データ収集項目の種類
を記録したアドレスAから始まるNバイトの部分と、受
信データの1単位分に相当する1フレームレコードを複
数記憶する部分とから構成される。まず、データを受信
し始めると、図3(a)に示すように、RAM25のア
ドレスは、 アドレスA+Nバイト を先頭アドレスとして、一受信毎に順次に終端アドレス
に向って受信データを格納する。
【0023】そして、図3(b)に示すように、データ
の格納する終端アドレスとして、 アドレスA+(Nバイト×M行) まで到達すると、先頭アドレスに戻ってデータの格納を
続ける。このとき、データは上書きされ、その前に格納
されていたデータは失われることとなる。このような形
態で、ある一定量の最新のデータを常に記憶するメモリ
を一般的に『ローリングRAM』と称している。
【0024】次に、図2及び図3を用いて車両用データ
記録装置の基本動作を説明する。まず、診断装置20
は、診断ケーブル15を介してECM10と双方向シリ
アル通信を行い、診断用データの送受信を行う。ECM
10の不具合現象に関するデータ収集を実行する場合、
まず、入力装置30から入力された作業者の指示に従っ
たデータ要求信号が診断装置20内のCPU23からE
CM10へと送信される。
【0025】一方、ECM10は、診断装置20から受
信したデータ要求信号で指定された項目の診断用データ
を診断装置20に送信する。この送信は、診断装置20
からの停止命令信号が受信されるまで連続的(定常的)
に実行される。また、ECM20は、診断装置20への
データ送信中においても、通常のシステム制御は同時に
実行しており、即ち、システム制御に関する自己診断
(リアルタイム診断)機能を併せて実行している。この
リアルタイム診断おいて異常判定がなされた場合、EC
M10は前記の指定された項目の診断用データにリアル
タイム診断情報(後述する故障コードを含む)を付加し
て診断装置20に送信する。
【0026】ここで、リアルタイム診断情報についてさ
らに詳しく説明する。ECM10は、診断装置20との
通信中も、本来の制御機能を実行している。そして、診
断装置20からデータ要求信号を送信するとともに、リ
アルタイム診断の実行を要求するリアルタイム診断要求
信号を送信すると、ECM10は、本来の制御機能によ
り取得している様々なデータ(例えば、センサ50の
値、アクチュエータ60の制御値など)をリアルタイム
に診断する。その結果、何らかの異常が認められた場合
に、データと共に異常と判断した部位を表すコード等の
情報を診断装置20に送信する。この情報が『リアルタ
イム診断情報』である。
【0027】次に、診断装置20は、ECM10から送
信された診断用データを受信すると、まずこのデータを
RAM25内のローリングRAMに記録する。ローリン
グRAMにおいては、図3に示すように、受信データは
その先頭アドレス アドレスA+Nバイト より順次に記録され、END(終端)アドレスまで記録
が終了すると、再び、先頭アドレスよりENDアドレス
までデータを上書きする処理が繰り返される。
【0028】次に、図4〜図6に示すフローチャートを
用いて、診断装置2が車両の運転状態を記録している際
に、記録中止トリガの発生に対応して記録データを保持
する動作を説明する。なお、操作者によってデータ記録
が開始された場合に本フローチャートが開始されるもの
である。本実施の形態においては、監視すべきアクチュ
エータ60は、操作者の意志とは無関係にECM10の
命令で作動し、診断パラメータに影響を及ぼすものとし
て、例えばエンジン水温を調整するために作動させるラ
ジエータファン65を対象としている。
【0029】なお、データ記憶を中止させる記録中止ト
リガとしては、手動トリガ、自己診断トリガ、エンスト
トリガの3つが用意されている。手動トリガは、データ
収集中に操作者がボタン等を押すことにより、直接トリ
ガ指示を出すものである。自己診断トリガは、コントロ
ールユニット自身が行う自己診断の結果が異常である場
合、そのことを示すデータが車両から出力され、このデ
ータを受信した時にトリガを出力するものである。エン
ストトリガは、車両から出力されたエンジン回転数を示
すデータが、例えば400rpm以下となった時にトリ
ガを出すものである。
【0030】まず、ステップS10では、診断装置20
は、エンジン回転数等の各診断パラメータに対応する基
準値の初期値をRAM25に設定する。なお、この基準
値はROM27や外部装置(図示しない)に予め書き込
まれている内容を呼び出してRAM25に設定するもの
とする。次に、ステップS20では、ラジエータファン
65が作動状態(ON)であるか否かを判断する。ステ
ップS20の判定が肯定された場合にはステップS80
に進む一方、否定の場合にはステップS30に進む。な
お、ラジエータファン65はその作動・非作動状態によ
ってエンジン回転数を変化させるので、エンジン回転数
を診断パラメータとして用いた場合、エンジン回転数の
基準範囲から外れたときには記録中止トリガを発生させ
るようにするものである。
【0031】次に、ステップS30では、ラジエータフ
ァン65が非作動状態であったと判定された場合、ラジ
エータファン65が非作動状態である場合に、記録中止
トリガが発生したか否かを監視する。ステップS30の
判定が肯定された場合にはステップS40に進む一方、
否定の場合にはステップS60に進む。次に、ステップ
S40では、記録中止トリガが発生したので、記録中止
トリガが発生したこと表すメッセージ「NG」を表示装
置40に表示する。次に、ステップS50では、記録中
止トリガが発生したので、RAM25内のローリングR
AMに記録されている記録データをRAM25内の別の
専用記憶領域へ転送して書き込む。
【0032】一方、ステップS60では、記録中止トリ
ガが発生していないので、データ記録が終了したか否か
を判定する。ステップS60の判定が肯定された場合に
はステップS70に進む一方、否定の場合にはステップ
S20に戻り前述と同様の処理を繰り返す。ステップS
70では、データ記録が終了したので、記録中止トリガ
が発生しなかったことを表すメッセージ「Not N
G」を表示装置40に表示し、本フローチャートの制御
を終了する。
【0033】一方、ステップS80では、ステップS2
0でラジエータファン65が作動状態(ON)であると
判定されたので、ステップS60と同様にデータ記録が
終了したか否かを判定する。ステップS80の判定が否
定された場合にはステップS90に進む一方、肯定され
た場合にはターミナルC1で示される進路、即ち、ステ
ップS70へ進み、前述と同様の処理を行う。ステップ
S90では、データ記録が終了していないので、まず、
データ記録を一時中断させる。なお、ステップS90
は、ラジエータファン65が作動状態であることに起因
して発生する過渡変化により各種診断パラメータが安定
していないために設けた工程である。
【0034】次に、ステップS100では、データ記録
を再開させるまでの時間、即ち、各種診断パラメータが
安定するまでの時間TW をタイマ29に設定して作動さ
せる。次に、ステップS110では、ステップS100
で作動させたタイマ29が所定時間TW を経過したか否
かを判定する。ステップS110の判定が肯定された場
合にはステップS120へ進む一方、所定時間TW が経
過していない場合にはステップS110に戻る。ステッ
プS120では、所定時間TW が経過して各種診断パラ
メータが安定期に入ったので、RAM25内のローリン
グRAMへのデータ記録を再開する。
【0035】次に、ステップS130では、その時点で
のエンジン回転数の値がラジエータファン65の作動状
態時における基準範囲内にあるか否かを判定する。ステ
ップS130の判定が否定された場合にはステップS4
0へ進み、前述と同様の処理を行う。一方、ステップS
140では、ステップS130の判定が肯定されてエン
ジン回転数の値がラジエータファン65の作動状態時に
おける基準範囲内にある場合、図5に示すステップS1
410以降のサブルーチンプログラムを実行する。な
お、図5に示すサブルーチンプログラムはラジエータフ
ァン65が作動時のエンジン回転数の基準値を設定する
ためのものである。
【0036】図5に移って、ステップS1410では、
このサブルーチンへ進んだ時点でのラジエータファン6
5が非作動状態(OFF)であったと判定された場合に
はステップS1430へ進む一方、作動状態(ON)で
あったと判定された場合にはステップS1420へ進
む。ステップS1420では、ラジエータファン65が
作動状態(ON)であったので、ラジエータファン65
が作動状態(ON)時のエンジン回転数の基準値をRO
M27から読み出してRAM25に設定する。一方、ス
テップS1430では、ラジエータファン65が非作動
状態(OFF)であったので、ラジエータファン65が
非作動状態(OFF)時のエンジン回転数の基準値をR
OM27から読み出してRAM25に設定する。次に、
ステップS1440では、RAM25に設定されたエン
ジン回転数の基準値と実際に測定されたエンジン回転数
との差であるエンジン回転数差ΔNを算出する。次に、
ステップS1450では、エンジン回転数差ΔNが、 ΔN=0 であるか否かを判定する。ステップS1450の判定が
肯定された場合にはそのままこのサブルーチンを抜けて
ステップS150へ進む一方、否定された場合にはステ
ップS1460に進む。
【0037】ステップS1460では、パラメータ補正
関数fを用いて各診断パラメータの基準値を、 基準値=f(ΔN) から算出して再設定する。次に、このサブルーチンを抜
けてターミナルC2で示される進路、即ち、ステップS
150に進む。なお、エンジン回転数の値が、基準範囲
内となっていた場合に、このパラメータ値を用いて他の
診断パラメータの基準範囲を設定するようにしてもよ
く、他の診断パラメータの再設定を行った場合、他の診
断パラメータを用いたときでも、不用意にデータ記録を
中止させることなく、診断作業効率の向上に寄与するこ
とができる。
【0038】また、負荷変動による中断期間TW の前後
での良否判定を行ったエンジン回転数の値が、基準範囲
内となっていた場合に、設定されている他の診断パラメ
ータが基準範囲内にあるか否かをこのパラメータ値を用
いて判定するようにしてもよく、この場合、他の診断パ
ラメータの良否判定を行うことができ、他の診断パラメ
ータを用いた場合でも、不用意にデータ記録を中止させ
ることなく、診断作業効率の向上に寄与することができ
ることを予め認識することができる。さらに、負荷変動
による中断期間TW の前後での良否判定を行ったエンジ
ン回転数の値が、基準範囲内となっていた場合に、この
パラメータ値を用いて設定した他の診断パラメータが基
準範囲内にあるときには異常なしと判定する一方、基準
範囲外にあるときには異常であると判定するようにして
もよく、この場合、診断パラメータ値が安定した時点で
他の診断パラメータ値の異常の有無をも判定することが
でき、各種負荷が作動した場合でも、不用意にデータ記
録を中止させることなく、診断作業効率の向上に寄与す
ることができることを予め認識することができる。
【0039】図6に移って、ステップS150では、ラ
ジエータファン65が非作動状態(OFF)であるか否
かを判断する。ステップS150の判定が肯定された場
合にはステップS210に進む一方、否定の場合にはス
テップS160に進む。次に、ステップS160では、
ラジエータファン65が作動状態(ON)であるので、
記録中止トリガが発生したか否かを監視する。ステップ
S160の判定が肯定された場合にはステップS170
に進む一方、否定された場合にはステップS190に進
む。
【0040】次に、ステップS170では、記録中止ト
リガが発生したので、記録中止トリガが発生したこと表
すメッセージ「NG」を表示装置40に表示する。次
に、ステップS180では、記録中止トリガが発生した
ので、RAM25内のローリングRAMに記録されてい
る記録データをRAM25内の別の専用記憶領域へ書き
込む。一方、ステップS190では、記録中止トリガが
発生していないので、データ記録が終了したか否かを判
定する。ステップS190の判定が肯定された場合には
ステップS200に進む一方、否定の場合にはステップ
S150に戻り前述と同様の処理を繰り返す。
【0041】ステップS200では、データ記録が終了
したので、記録中止トリガが発生しなかったことを表す
メッセージ「Not NG」を表示装置40に表示し、
本フローチャートの制御を終了する。一方、ステップS
210では、ステップS150でラジエータファン65
が非作動状態(OFF)であると判定されたので、ステ
ップS190と同様にデータ記録が終了したか否かを判
定する。ステップS210の判定が否定された場合には
ステップS220に進む一方、肯定された場合にはター
ミナルC3で示される進路、即ち、ステップS200へ
進み、前述と同様の処理を行う。ステップS220で
は、データ記録が終了していないので、まず、データ記
録を一時中断させる。
【0042】次に、ステップS230では、データ記録
を再開させるまでの時間、即ち、各種診断パラメータが
安定するまでの時間TW をタイマ29に設定して作動さ
せる。次に、ステップS240では、ステップS230
で作動させたタイマ29が所定時間TW を経過したか否
かを判定する。ステップS240の判定が肯定された場
合にはステップS250へ進む一方、所定時間TW が経
過していない場合にはステップS240に戻る。
【0043】ステップS250では、所定時間TW が経
過して各種診断パラメータが安定期に入ったので、RA
M25内のローリングRAMへのデータ記録を再開す
る。次に、ステップS260では、その時点でのエンジ
ン回転数の値がラジエータファン65の作動状態時にお
ける基準範囲内にあるか否かを判定する。ステップS2
60の判定が否定された場合にはステップS170へ進
み、前述と同様の処理を行う。
【0044】一方、ステップS270では、ステップS
260の判定が肯定されてエンジン回転数の値がラジエ
ータファン65の非作動状態時における基準範囲内にあ
る場合、図5に示すステップS1410以降のサブルー
チンプログラムを実行する。次に、図7に示すタイミン
グチャートを用いてラジエータファン65の作動状態に
よってエンジン回転数が基準値を外れた場合に記録中止
トリガを発生させる動作を説明する。なお、図8に示す
タイミングチャートは、エンジン回転数とともに、エン
ジン水温がラジエータファン65の作動状態によって算
出された基準値を外れた場合に記録中止トリガを発生さ
せる場合の動作であるのでその説明を省略する。ECM
10は、例えばエンジン回転数をクランク角センサ51
から検出し、次に、ECM10から診断ケーブル10を
介して診断装置20に定常的に送信する。
【0045】一方、診断装置20では、受信されるエン
ジン回転数を運転状態データとしてRAM25のローリ
ングRAM上に順次に記録保存する。ここで、運転状態
データの変動要因となる負荷として、例えば、ラジエー
タファン65が起動又は停止制御された場合には、CP
U23は所定の時間TW に渡って記録動作を中断するよ
うに制御する。次に、記録中のエンジン回転数が基準範
囲内にあるか否かを判定し、記録動作を中止するための
記録中止トリガを負荷変動による中断期間TWを除いて
発生する。図7に示すように、ラジエータファン65が
起動制御T1 ,T3 又は、停止制御T2 された時点で
は、負荷変動による中断期間TW 内にあるので、負荷の
発生から所定の時間TW に渡って記録動作を中断する。
この場合、記録中止トリガの発生はない。
【0046】一方、ラジエータファン65が停止T4 制
御された時点では、負荷変動による中断期間TW 外でも
エンジン回転数が基準範囲外にあるので、記録中止トリ
ガ(イ)が発生する。
【0047】ここで、この記録中止トリガ(イ)が発生
された場合には、既にRAM25に記録されている運転
状態データをRAM25の別の専用記憶領域へ転送して
保持する。このように、受信データ内の必要な部分を記
録保存するようにしているので、車両の運転状態を制御
する電子制御装置によって各種負荷が作動した場合で
も、不用意にデータ記録を中止させることなく、診断作
業効率の向上に寄与することができる。また、診断対象
となる各構成部品の診断を行うための診断パラメータ値
が、負荷変動による中断期間TW の前後で基準範囲内に
あるか否かを判定するようにしているので、図7に示す
ように、診断パラメータ値が安定してから良否判定を行
うことができ、各種負荷が作動した場合でも、(ロ)〜
(ニ)のように不用意にデータ記録を中止させることな
く、診断作業効率の向上に寄与することができる。
【0048】また、診断対象となる各構成部品の診断を
行うための診断パラメータ値が、負荷変動による中断期
間TW の前後で基準範囲内にあるときには異常なしと判
定する一方、基準範囲外にあるときには異常であると判
定するようにしているので、図7に示すように、中断期
間TW を除く期間、即ち、診断パラメータ値が安定した
時点で診断パラメータ値の異常の有無を判定することが
でき、各種負荷が作動した場合でも、不用意にデータ記
録を中止させることなく、診断作業効率の向上に寄与す
ることができる。なお、本実施の形態においては、操作
者の意志とは無関係にECM10の命令で作動し、診断
パラメータに影響を及ぼすものとしてラジエータファン
65を対象として説明しているが、本発明はこれに限定
することなく、例えばエンジン内の燃料噴射インジェク
タ61やアイドル回転調整バルブ63の場合にも、不用
意にデータ記録を中止させることなく、診断作業効率の
向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である車両用データ記録
装置が接続されているシステムの全体構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の一実施の形態に係る車両用データ記録
装置が適応可能なシステム構成を示す図である。
【図3】RAM25内のローリングRAMの構成を示す
図である。
【図4】診断装置2が車両の運転状態を記録している際
に、記録中止トリガの発生に対応して記録データを保持
する動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】ラジエータファン65が作動時のエンジン回転
数の基準値を設定するためのサブルーチンである。
【図6】診断装置2が車両の運転状態を記録している際
に、記録中止トリガの発生に対応して記録データを保持
する動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】ラジエータファン65の作動状態によってエン
ジン回転数が基準値を外れた場合に記録中止トリガを発
生させる場合のタイミングチャートを示す図である。
【図8】エンジン水温が、ラジエータファン65の作動
状態によって算出された基準値を外れた場合に記録中止
トリガを発生させる場合のタイミングチャートを示す図
である。
【符号の説明】
3 診断コネクタ 10 ECM 15 診断ケーブル 20 診断装置 21 I/Oインターフェース 23 CPU 25 RAM 27 ROM 29 タイマ 30 入力装置 31 キーボード 33 タッチスクリーン 50 各種センサ 51 クランク角センサ 53 水温センサ 55 スロットルセンサ 60 各種アクチュエータ 61 燃料噴射インジェクタ 63 アイドル回転調整バルブ 65 ラジエータファン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載される電子制御装置と交信し
    つつ各項目の運転状態データを定常的に受信すると共
    に、該受信データの内の必要な部分を記録保存する車両
    用データ記録装置であって、 前記受信される運転状態データを記録範囲内の回転アド
    レス上に順次に記録保存する記録手段と、 運転状態データの変動要因となる負荷が発生した場合に
    は、所定の時間に渡って前記記録手段の記録動作を中断
    するように制御する記録中断制御手段と、 記録中の運転状態データが基準範囲内にあるか否かを判
    定する記録データ良否判定手段と、 前記記録手段の記録動作を中止するための記録中止トリ
    ガを前記負荷変動による中断期間を除いて発生する記録
    中止トリガ発生手段と、 該記録中止トリガが発生された場合には、既に記録され
    ている運転状態データを保持するデータ保持手段とを備
    えることを特徴とする車両用データ記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録データ良否判定手段は、 診断対象となる各構成部品の診断を行うための診断パラ
    メータ値が、前記負荷変動による中断期間の前後で基準
    範囲内にあるか否かを判定することを特徴とする請求項
    1記載の車両用データ記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録データ良否判定手段は、 診断対象となる各構成部品の診断を行うための診断パラ
    メータ値が、前記負荷変動による中断期間の前後で基準
    範囲内にあるときには異常なしと判定する一方、基準範
    囲外にあるときには異常であると判定することを特徴と
    する請求項1記載の車両用データ記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録データ良否判定手段は、 診断対象となる各構成部品の診断を行うための診断パラ
    メータ値が、基準範囲内となっていた場合に、該パラメ
    ータ値を用いて他の診断パラメータの基準範囲を設定す
    ることを特徴とする請求項1記載の車両用データ記録装
    置。
  5. 【請求項5】 前記記録データ良否判定手段は、 前記負荷変動による中断期間の前後での良否判定を行っ
    た診断パラメータ値が、基準範囲内となっていた場合
    に、設定されている他の診断パラメータが基準範囲内に
    あるか否かを該パラメータ値を用いて判定することを特
    徴とする請求項1記載の車両用データ記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録データ良否判定手段は、 前記負荷変動による中断期間の前後での良否判定を行っ
    た診断パラメータ値が、基準範囲内となっていた場合
    に、該パラメータ値を用いて設定した他の診断パラメー
    タが基準範囲内にあるときには異常なしと判定する一
    方、基準範囲外にあるときには異常であると判定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の車両用データ記録装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005241599A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Fuji Heavy Ind Ltd データ記録装置およびデータ記録方法
CN102507195A (zh) * 2011-12-01 2012-06-20 北京理工大学 一种便携式发动机数据标定记录方法及装置
US20120185128A1 (en) * 2011-01-18 2012-07-19 Control-Tec, Llc Vehicle data recorder management layer software system
WO2017150605A1 (ja) 2016-03-02 2017-09-08 いすゞ自動車株式会社 車両状態記録装置
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