JPH10304601A - 配電線監視制御システム - Google Patents

配電線監視制御システム

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JPH10304601A
JPH10304601A JP10043029A JP4302998A JPH10304601A JP H10304601 A JPH10304601 A JP H10304601A JP 10043029 A JP10043029 A JP 10043029A JP 4302998 A JP4302998 A JP 4302998A JP H10304601 A JPH10304601 A JP H10304601A
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digital signal
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伸一 田中
Mitsuo Nakajima
光男 中島
Junichi Kasahara
淳一 笠原
Katsunori Kurashima
克則 倉島
Tatsuji Uchino
竜嗣 内野
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Chubu Electric Power Co Inc
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単、かつ安価な構成で光伝送を行う。 【解決手段】 支柱10に橋架された配電線11の線路
を設定する開閉器12と、開閉器に接続され、親局20
からの制御信号に基づいて開閉器を制御するとともに、
開閉器の状態を示すアナログ信号を親局に送出する子局
13とを有する配電線監視制御システムにおいて、子局
からのFSK、PSK等の変調方式による開閉器の状態
を示すアナログ信号をクリップ回路14aでクリップ
し、擬似的にディジタル信号を生成し、かつそれに第2
のディジタル信号を混合器14cで混合し、発光器14
dがこの混合信号に基づいて光信号を伝送し、受光器1
6aで受光された信号は、フィルタ16b、16cによ
って元のアナログ信号とディジタル信号に再生されて親
局に出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、親局と子局間にお
いて線路機器を遠隔制御する配電線監視制御システムに
関する。
【0002】
【関連する背景技術】従来、この種の配電線監視制御シ
ステムでは、配電線の線路を設定する線路機器の情報
(電気信号)を、FSK、FM、PSK等の変調方式で
周波数変調又は位相変調し、メタルケーブルを用いてデ
ータ伝送を行っていたが、最近では、より高速のデータ
伝送が可能な光伝送方式が用いられている。また、光伝
送方式で他の信号を多重化しようとする場合、一般的に
は、多重される情報を別のキャリヤ(単一正弦波)にの
せて伝送するFDM(周波数分割多重)方式や多重され
る情報を時間軸上で多重して伝送するTDM(時分割多
重)方式があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記FDM
方式では、通常、アナログ信号用の混合・分配器及び多
重される他の信号がディジタル信号の場合、多重信号用
のディジタル変復調器が必要になり、システム構成が複
雑になるとともに、システムの製作コストが高くなると
いう問題点があった。また、上記TDM方式では、互い
の信号を同期させる必要があるので、同期用の機器が必
要となり、この場合もシステム構成が複雑になるととも
に、システムの製作コストが高くなるという問題点があ
った。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、簡単、かつ安価な構成で光伝送を行うことができる
配電線監視制御システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1及び請求項2では、支柱に橋架さ
れた配電線の線路を設定する開閉器等の線路機器と、該
線路機器に接続され、親局からの制御信号に基づいて開
閉器をオン・オフ制御するとともに、開閉器の状態を示
すアナログ信号を前記親局に送出する子局とを有する配
電線監視制御システムにおいて、前記子局側には、前記
アナログ信号をクリップして第1のディジタル信号を生
成するクリップ回路からなる信号生成手段と、前記生成
された第1のディジタル信号に、該信号のキャリヤ周波
数より十分離れた周波数を持ち、かつ例えば電源の切り
替えを示す第2のディジタル信号を混合する混合器から
なる混合手段と、該混合された信号に基づく、光信号を
発光する光信号発光器からなる光信号発光手段とを備
え、前記親局側には、前記光信号を受光する受光器から
なる受光手段と、該受光した光信号から前記アナログ信
号と第2のディジタル信号をそれぞれ抽出するバンドパ
スフィルタ又はローパスフィルタからなる信号抽出手段
とを備えた配電線監視制御システムが提供される。
【0006】すなわち、子局からの開閉器の状態を示す
アナログ信号をクリップし、擬似的にディジタル信号を
生成し、かつそれに第2のディジタル信号を加算もしく
は乗算して混合し、光信号発光器がこの混合信号に基づ
いて光信号を発光する。受光器で受光された信号は、フ
ィルタ等によって元のアナログ信号とディジタル信号に
再生されて親局に出力される。
【0007】請求項3では、配電線の線路を設定する線
路機器と、該線路機器に接続され、親局からの制御信号
に基づいて線路機器を制御するとともに、該線路機器の
状態を示すアナログ信号を前記親局に送出する子局とを
有する配電線監視制御システムにおいて、前記子局側に
は、前記アナログ信号をクリップして第1のディジタル
信号を生成する信号生成手段と、前記生成された第1の
ディジタル信号に、該信号のキャリヤ周波数より十分離
れた周波数を持つ第2のディジタル信号か、又は該信号
のキャリヤ周波数より十分離れ、かつ前記第2のディジ
タル信号の周波数と異なる周波数を持つ第3のディジタ
ル信号のいずれかを混合する混合手段と、該混合された
信号に基づく、光信号を発光する光信号発光手段とを備
え、前記親局側には、前記光信号を受光する受光手段
と、該受光した光信号から前記アナログ信号と第2又は
第3のディジタル信号をそれぞれ抽出する信号抽出手段
とを備えることが好ましい。
【0008】請求項4では、配電線の線路を設定する線
路機器と、該線路機器に接続され、親局からの制御信号
に基づいて線路機器を制御するとともに、該線路機器の
状態を示すアナログ信号を前記親局に送出する子局とを
有する配電線監視制御システムにおいて、前記子局側に
は、前記アナログ信号をクリップして第1のディジタル
信号を生成する信号生成手段と、前記生成された第1の
ディジタル信号に、該信号のキャリヤ周波数より十分離
れた周波数を持つ第2のディジタル信号か、又は該信号
のキャリヤ周波数より十分離れ、かつ前記第2のディジ
タル信号の周波数と異なる周波数を持つ第3のディジタ
ル信号のいずれかを混合する混合手段と、該混合された
信号に基づく、光信号を発光する光信号発光手段とを備
え、前記親局側には、前記光信号を受光する受光手段
と、該受光した光信号から前記アナログ信号と第2及び
第3のディジタル信号をそれぞれ抽出する信号抽出手段
とを備えることが好ましい。
【0009】また、請求項5では、前記第2、第3のデ
ィジタル信号は、前記各手段に供給される電源の切り替
えを示す信号からなることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る配電線監視制御シス
テムを図1乃至図8の図面に基づいて説明する。図1
は、本発明に係る配電線監視制御システムの概略構成を
示す構成図である。図において、支柱10には、この支
柱10に橋架された配電線11の線路を設定する開閉器
12が設置され、この開閉器12は、子局13と接続さ
れている。
【0011】子局13は、上り、下り用の2組の発光装
置14,17、光ファイバ15,18及び受光装置1
6,19をそれぞれ介して親局20と接続されている。
また、子局13は、メタルケーブル21,22を介して
発光装置14及び受光装置19とそれぞれ接続されてお
り、親局20は、メタルケーブル25,26を介して受
光装置16及び発光装置17とそれぞれ接続されてい
る。
【0012】これにより、子局13と親局20間では、
開閉器12の状態信号及び制御信号の送受信による配電
線監視制御が可能になる。すなわち、子局13は、開閉
器12のオン・オフ状態を検知し、その状態を示す状態
信号を発光装置14から親局20へ送出するとともに、
親局20から送出される開閉器12のオン・オフ制御を
行うための制御信号を受光装置19で取り込み、この制
御信号に基づいて開閉器12のオン・オフ制御を行い、
例えば地絡事故等が発生した場合に開閉器12を遠隔制
御し、送電線路を切り替えている。
【0013】また、発光装置14には、電源23が接続
されている。電源23は、内部にバッテリ24を有し、
状況に応じて電源供給源である配電線11又はバッテリ
を切り替えて、発光装置14及び受光装置19の各機器
に接続して、電源の供給を可能にしている。すなわち、
電源23は、通常、配電線11からの電源を発光装置1
4及び受光装置19の各機器に供給しているが、配電線
11の断線や開閉器12による送電線路の切り替え等に
よって電源の供給が不可能になると、供給電源をバック
アップ電源用のバッテリ24に切り替えて電源を供給す
る。この際、電源23は、バックアップ電源がオンされ
たことを示す切替信号として発光装置14に送出する。
また、電源23は、配電線11の送電が再開されて配電
線11からの電源供給が可能になると、供給電源を配電
線11に切り替えて、上記切替信号の送出を停止する。
【0014】図2は、図1に示した上りの光伝送を行う
発光装置14及び受光装置16の第1実施例の構成を示
す構成図である。図において、発光装置14は、子局1
3から入力するアナログの上記状態信号をクリップして
ディジタル化した信号を出力するクリップ回路14a
と、電源23からの切替信号に基づいて周期的なオン・
オフ情報からなるディジタル信号を発生する信号発生器
14bと、上記両信号を混合して多重化する混合器14
cと、上記多重化された信号に基づいた光信号を発光す
る発光器14dとから構成されている。
【0015】なお、クリップ回路14aと信号発生器1
4bから出力される両信号の基本周波数が近い場合に
は、両信号の周波数成分が重なったり、混変調が発生す
る可能性があり、希望周波数の識別が困難になることが
ある。そこで、本実施例では、信号発生器14bから出
力されるディジタル信号の基本周波数を、クリップ回路
14aから出力される信号の基本周波数の数10倍程度
に設定して、両信号の周波数成分の重なりや混変調の発
生を防止して混合を行うものとする。
【0016】受光装置16は、受光した上記光信号を電
気信号に変換する受光器16aと、上記電気信号のう
ち、クリップされたディジタル信号を元のアナログ信号
に再生するローパスフィルタ(LPF)16bと、多重
化された信号を取り出すバンドパスフィルタ(BPF)
16cと、BPF16cの出力の有無を検出して多重化
されたディジタル信号を再生するピーク検波器16dと
から構成されている。なお、本実施例では、アナログ信
号の再生にLPFを、多重化されたディジタル信号の再
生にBPFを用いたが、本発明はこれに限らず、例えば
両信号の周波数がそれぞれ高い場合には、LPFをBP
Fに、またBPFをハイパスフィルタに変更して使用す
ることも可能である。
【0017】次に、本実施例の動作を図3〜図6の各部
の波形図に基づいて説明する。上記構成の本実施例で
は、例えば図3(a)に示すように、FSK、PSK等
の変調方式で周波数変調又は位相変調された変調信号か
らなる開閉器12の状態信号(アナログ信号)は、子局
13からクリップ回路14aに入力し、ここでクリップ
されてディジタル信号に変換される(図3(b)及び図
4(b)参照)。また、信号発生器14bは、電源23
から入力する切替信号に基づいて周期的なオン・オフの
ディジタル信号を出力する(図4(a)及び図5(a)
参照)。なお、図4(b)は、図4(a)の高周波のデ
ィジタル信号との関係を示すために、図3(b)のディ
ジタル信号を時間軸に沿って拡大させた波形図である。
【0018】混合器14cでは、クリップ回路14a及
び信号発生器14bからの両信号を加算或いは乗算する
ことで混合している。すなわち、混合器14cは、信号
発生器14bから、図5(a)に示すディジタル信号の
入力がある場合には、図5(b)に示すように、クリッ
プされたディジタル信号に信号発生器14bからのディ
ジタル信号を多重化して出力することとなる。また、混
合器14cは、図6(a)に示すように、信号発生器1
4bからのディジタル信号の入力がない場合には、図6
(b)に示すように、クリップされたディジタル信号と
同じ波形の信号を出力することとなる。なお、図5、図
6も時間軸に沿って拡大させた波形図である。また、混
合器14cにおいて、両信号を加算する場合には、例え
ばOR論理の加算器を用い、上記両信号を乗算する場合
には、例えばAND論理の乗算器を用いることができ
る。さらに、図5(b)では、クリップされたディジタ
ル信号の「0」の領域に信号発生器14bからのディジ
タル信号を重畳させているが、混合器14cの構成によ
っては上記信号の「1」の領域に信号発生器14bから
のディジタル信号を重畳させることも可能である。
【0019】混合器14cで混合された信号は、発光器
14dで光信号に変換されて、光ファイバ15を介して
受光器16aで受光され、電気信号に変換された後、L
PF16aとBPF16cに入力される。LPF16a
では、クリップされたディジタル信号を、図3(c)に
示すように、元のアナログ信号に再生し、BPF16c
では、多重化されたディジタル信号を、図5(a)、図
6(a)に示すように、元のディジタル信号に再生し、
ピーク検波器16dによって、その信号を識別してい
る。この再生されたアナログ信号及びディジタル信号
は、メタルケーブル25を介し、配電線監視制御のデー
タとして親局20に取り込まれる。
【0020】これにより、本実施例では、子局からのF
SK、PSK等の変調方式によるアナログ信号(変調信
号)を光信号に変換して伝送し、受信側で上記変調信号
に再生した後に親局に送出するので、既存の設備に本発
明のシステムを追加して用いることができる。また、本
実施例では、クリップされディジタル化された上記変調
信号と、この変調信号の周波数と異なる周波数を持つオ
ン・オフ情報からなるディジタル信号を混合して伝送
し、受信側で両信号を再生するので、簡単、かつ安価な
構成で光多重伝送を行うことができる。
【0021】また、図7は、図1に示した上りの光伝送
を行う発光装置及び受光装置の第2実施例の構成を示す
構成図である。本実施例では、信号発生器14bと混合
器14cの間にゲート回路14eを接続させ、信号発生
器14bからのディジタル信号を、電源23からの切替
信号によって、出力制御するものである。これにより、
本実施例では、切替信号が発生している場合には、ゲー
トが開いて、信号発生器14bのディジタル信号が混合
器14cに出力されて信号の多重化が可能となり、切替
信号がない場合には、ゲートが閉じて、信号発生器14
bのディジタル信号が混合器14cに出力されるのを防
ぐことができる。
【0022】従って、本実施例では、信号発生器を直接
制御する第1実施例に較べ、製作コストの安いゲート回
路を用いて信号発生器からのディジタル信号を出力制御
するので、さらに安価な構成で光多重伝送を行うことが
できる。なお、これら実施例では、子局から親局への上
りの光伝送を改良したものを示したが、本発明はこれに
限らず、親局から子局への下りの光伝送に、本発明のシ
ステムを用いて配電線監視制御を行うことも可能であ
る。
【0023】ところで、第2実施例では、信号発生器1
4bの出力は、電源23から入力する切替信号に基づい
て開閉されるゲート14eを通して混合器14cに入力
され、クリップ回路14aからの出力信号と混合され
る。この場合には、信号発生器14bの出力は、切替信
号の論理によってクリップ回路14aからの出力信号と
混合される時と、混合されない時がある。すなわち、上
記第2実施例では、電源23からの切替信号がオンの時
には、ゲート14eを開いて信号発生器14bの出力信
号をクリップ回路14aの出力信号に混合できるが、電
源23からの切替信号がオフの時には、ゲート14eが
閉じるので、信号発生器14bの出力信号は、クリップ
回路14aの出力信号に混合されないことになる。
【0024】信号発生器14bの出力が混合された時
は、混合されない時に比べてアナログ信号の基本周波数
成分が1/2となる。クリップしたデジタル信号からア
ナログ信号を抽出するためにLPF16bを使用する
が、基本周波数成分の変動分がそのままLPF16bの
出力振幅に反映されるため、重畳時と非重畳時に出力振
幅の相違(50%)を生じてしまう。このため、上記第
2実施例では、アナログ信号の復調回路に、不要のダイ
ナミックレンジを要求してしまうことがある。
【0025】そこで、第3実施例では、アナログ信号を
クリップしたデジタル信号に、電源23からの切替信号
の論理に応じて、例えばアナログ信号の基本周波数f0
から10倍程度離れた2つの周波数f1,f2、すなわ
ち、f0≦10×f1,f0≦10×f2,f1≠f2の条件
の時の2つの周波数f1,f2のいずれかを常時混合す
る。
【0026】この2つの周波数f1,f2は、バックアッ
プ電源のオン又はオフの状態に、それぞれ対応させるも
のとする。具体的には、図8に示すように、バックアッ
プ電源信号がオンの時には、ゲート14eを開いて、周
波数f1を発生する信号発生器14bの出力を、またバ
ックアップ電源信号がオフの時には、インバータ14g
によって論理を反転した切替信号でゲート14fを開い
て、周波数f2を発生する信号発生器14hの出力を、
それぞれクリップ回路14aの出力信号に混合する。こ
のため、クリップ回路14aの出力信号には、切替信号
の論理に関わらず、周波数f1又はf2のいずれかが常時
混合されることになる。これらの2つの周波数のうち、
いずれの周波数が混合されているかは、各々の周波数に
応じた2つのBPFか、又は一方の周波数だけを通過す
るBPFによって識別することができる。
【0027】本実施例の構成では、一方の周波数だけを
通過するBPF16cを設けた例を図8に示す。具体的
には、BPF16cは、受光器16aの出力信号から周
波数f1のみを選択通過させるので、周波数f1が混合さ
れている時だけ、ピーク検波回路16dからのデジタル
信号がオンになる。また、周波数f2が混合された時に
は、受光器16aの出力信号はBPF16cを通過しな
いので、ピーク検波回路からのデジタル信号はオフにな
る。この結果、子局側の電源23からの切替信号のオン
とオフに応じたデジタル信号を親局20へ出力すること
ができる。
【0028】なお、本実施例では、BPF16cの構成
を簡素にして、その選択度がさほど高くなくても周波数
f1を選択通過することができるようにするため、周波
数f2を周波数f1の5倍程度に設定した。また、これに
限らず本発明では、例えばBPF16cの選択度を高く
すれば、周波数f1とf2を第3実施例よりも近接させる
ことも、もちろん可能である。
【0029】これにより、第3実施例では、電源の切替
信号の論理によらず、LPFの出力振幅の差異をほとん
ど削減することができ、FSK復調回路のダイナミック
レンジが小さくても、復調する上での問題、すなわち不
要のダイナミックレンジを要求することが生じにくくな
る。なお、第3実施例では、周波数f1とf2に対応する
2つの信号発生器を設けているが、周波数f1とf2を切
り替えて出力できる単一の信号発生器を使用して、電源
からの切替信号のオンとオフに応じて、この信号発生器
が出力する周波数f1とf2を切り替えてもよい。
【0030】また、第3実施例では、電源からの切替信
号の論理(オンとオフ)と周波数f1とf2との対応は一
例を示しただけであり、その論理の組み合わせは本実施
例に限られるものではない。また、本発明では、子局側
に3つ以上の信号発生器と、ゲートとを設けるととも
に、親局側に同数のBPFを設け、各信号発生器からの
出力信号に異なる種類のデジタル信号を重畳させて、親
局に出力することも可能である。この場合には、ゲート
の開閉タイミングをその数に応じた論理で行う。これに
より、子局から親局へは、クリップ回路からの状態信号
だけでなく、より多くの種類の情報を伝送することも可
能になる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、配電
線の線路を設定する線路機器と、該線路機器に接続さ
れ、親局からの制御信号に基づいて線路機器を制御する
とともに、該線路機器の状態を示すアナログ信号を前記
親局に送出する子局とを有する配電線監視制御システム
において、前記子局側には、前記アナログ信号をクリッ
プして第1のディジタル信号を生成する信号生成手段
と、前記生成された第1のディジタル信号に、該信号の
キャリヤ周波数より十分離れた周波数を持ち、かつ各手
段に供給される電源の切り替えを示す第2のディジタル
信号を混合する混合手段と、該混合された信号に基づ
く、光信号を発光する光信号発光手段とを備え、前記親
局側には、前記光信号を受光する受光手段と、該受光し
た光信号から前記アナログ信号と第2のディジタル信号
をそれぞれ抽出する信号抽出手段とを備えたので、簡
単、かつ安価な構成で光伝送を行うことができる。
【0032】また、本発明では、子局側には前記アナロ
グ信号をクリップして第1のディジタル信号を生成する
信号生成手段と、前記生成された第1のディジタル信号
に、該信号のキャリヤ周波数より十分離れた周波数を持
つ第2のディジタル信号か、又は該信号のキャリヤ周波
数より十分離れ、かつ前記第2のディジタル信号の周波
数と異なる周波数を持つ第3のディジタル信号のいずれ
かを混合する混合手段と、該混合された信号に基づく、
光信号を発光する光信号発光手段とを備え、前記親局側
には、前記光信号を受光する受光手段と、該受光した光
信号から前記アナログ信号と第2又は第3のディジタル
信号のいずれか一方を、又は第2及び第3のディジタル
信号をそれぞれ抽出する信号抽出手段とを備えたので、
簡単、かつ安価な構成で光伝送を行うことができるとと
もに、アナログ信号の復調回路に不要のダイナミックレ
ンジを要求することがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配電線監視制御システムの概略構
成を示す構成図である。
【図2】図1に示した上りの光伝送を行う発光装置及び
受光装置の第1実施例の構成を示す構成図である。
【図3】図2に示した各部の波形図である。
【図4】同じく、図2に示した各部の波形図である。
【図5】同じく、図2に示した各部の波形図である。
【図6】同じく、図2に示した各部の波形図である。
【図7】図1に示した上りの光伝送を行う発光装置及び
受光装置の第2実施例の構成を示す構成図である。
【図8】本発明に係る配電線監視制御システムの第3実
施例の概略構成を示す構成図である。
【符号の説明】
10 支柱 11 配電線 12 開閉器 13 子局 14,17 発光装置 14a クリップ回路 14b,14h 信号発生器 14c 混合器 14d 発光器 14e,14f ゲート 14g インバータ 15,18 光ファイバ 16,19 受光装置 16a 受光器 16b ローパスフィルタ(LPF) 16c バンドパスフィルタ(BPF) 16d ピーク検波器 20 親局 21,22,25,26 メタルケーブル 23 電源 24 バッテリ
フロントページの続き (72)発明者 笠原 淳一 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 倉島 克則 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 内野 竜嗣 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配電線の線路を設定する線路機器と、該
    線路機器に接続され、親局からの制御信号に基づいて線
    路機器を制御するとともに、該線路機器の状態を示すア
    ナログ信号を前記親局に送出する子局とを有する配電線
    監視制御システムにおいて、 前記子局側には、前記アナログ信号をクリップして第1
    のディジタル信号を生成する信号生成手段と、前記生成
    された第1のディジタル信号に、該信号のキャリヤ周波
    数より十分離れた周波数を持つ第2のディジタル信号を
    混合する混合手段と、該混合された信号に基づく、光信
    号を発光する光信号発光手段とを備え、 前記親局側には、前記光信号を受光する受光手段と、該
    受光した光信号から前記アナログ信号と第2のディジタ
    ル信号をそれぞれ抽出する信号抽出手段とを備えたこと
    を特徴とする配電線監視制御システム。
  2. 【請求項2】 前記第2のディジタル信号は、前記各手
    段に供給される電源の切り替えを示す信号からなること
    を特徴とする請求項1に記載の配電線監視制御システ
    ム。
  3. 【請求項3】 配電線の線路を設定する線路機器と、該
    線路機器に接続され、親局からの制御信号に基づいて線
    路機器を制御するとともに、該線路機器の状態を示すア
    ナログ信号を前記親局に送出する子局とを有する配電線
    監視制御システムにおいて、 前記子局側には、前記アナログ信号をクリップして第1
    のディジタル信号を生成する信号生成手段と、前記生成
    された第1のディジタル信号に、該信号のキャリヤ周波
    数より十分離れた周波数を持つ第2のディジタル信号
    か、又は該信号のキャリヤ周波数より十分離れ、かつ前
    記第2のディジタル信号の周波数と異なる周波数を持つ
    第3のディジタル信号のいずれかを混合する混合手段
    と、該混合された信号に基づく、光信号を発光する光信
    号発光手段とを備え、 前記親局側には、前記光信号を受光する受光手段と、該
    受光した光信号から前記アナログ信号と第2又は第3の
    ディジタル信号をそれぞれ抽出する信号抽出手段とを備
    えたことを特徴とする配電線監視制御システム。
  4. 【請求項4】 配電線の線路を設定する線路機器と、該
    線路機器に接続され、親局からの制御信号に基づいて線
    路機器を制御するとともに、該線路機器の状態を示すア
    ナログ信号を前記親局に送出する子局とを有する配電線
    監視制御システムにおいて、 前記子局側には、前記アナログ信号をクリップして第1
    のディジタル信号を生成する信号生成手段と、前記生成
    された第1のディジタル信号に、該信号のキャリヤ周波
    数より十分離れた周波数を持つ第2のディジタル信号
    か、又は該信号のキャリヤ周波数より十分離れ、かつ前
    記第2のディジタル信号の周波数と異なる周波数を持つ
    第3のディジタル信号のいずれかを混合する混合手段
    と、該混合された信号に基づく、光信号を発光する光信
    号発光手段とを備え、 前記親局側には、前記光信号を受光する受光手段と、該
    受光した光信号から前記アナログ信号と第2及び第3の
    ディジタル信号をそれぞれ抽出する信号抽出手段とを備
    えたことを特徴とする配電線監視制御システム。
  5. 【請求項5】 前記第2、第3のディジタル信号は、前
    記各手段に供給される電源の切り替えを示す信号からな
    ることを特徴とする請求項3又は4に記載の配電線監視
    制御システム。
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