JPH06112915A - 車両用多重通信装置 - Google Patents
車両用多重通信装置Info
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- JPH06112915A JPH06112915A JP28505692A JP28505692A JPH06112915A JP H06112915 A JPH06112915 A JP H06112915A JP 28505692 A JP28505692 A JP 28505692A JP 28505692 A JP28505692 A JP 28505692A JP H06112915 A JPH06112915 A JP H06112915A
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- frequency
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- voltage
- multiplex communication
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両用の多重通信に関し、複数のアナログ電
圧信号を、周波数分割多重化して単一の信号バスに伝送
できるようにすること。 【構成】 送信部１２1,１２2,…に、Ｖ−Ｆ変換手段２
１を設け、入力信号をＶ−Ｆ変換して第１の周波数信号
を発生し、バイアス付与手段２６で、第１の周波数信号
にバイアス電圧を付与し、これをＶ−Ｆ変換手段２７で
Ｖ−Ｆ変換して第２の周波数信号を発生して、それぞれ
の第２の周波数信号を同一信号バス１３上に多重化して
伝送し、受信部１４1,１４2,…に、バンドパスフィルタ
３１を設けて、第２の周波数信号に対応する特定の周波
数帯域を分離し、Ｆ−Ｖ変換部３２で、特定の周波数帯
域の信号をＦ−Ｖ変換して第１の電圧信号を発生し、Ｆ
−Ｖ変換部３７で、第１の電圧信号の交流分をＦ−Ｖ変
換して第２の電圧信号を発生させ、複数の入力信号を復
調する。
圧信号を、周波数分割多重化して単一の信号バスに伝送
できるようにすること。 【構成】 送信部１２1,１２2,…に、Ｖ−Ｆ変換手段２
１を設け、入力信号をＶ−Ｆ変換して第１の周波数信号
を発生し、バイアス付与手段２６で、第１の周波数信号
にバイアス電圧を付与し、これをＶ−Ｆ変換手段２７で
Ｖ−Ｆ変換して第２の周波数信号を発生して、それぞれ
の第２の周波数信号を同一信号バス１３上に多重化して
伝送し、受信部１４1,１４2,…に、バンドパスフィルタ
３１を設けて、第２の周波数信号に対応する特定の周波
数帯域を分離し、Ｆ−Ｖ変換部３２で、特定の周波数帯
域の信号をＦ−Ｖ変換して第１の電圧信号を発生し、Ｆ
−Ｖ変換部３７で、第１の電圧信号の交流分をＦ−Ｖ変
換して第２の電圧信号を発生させ、複数の入力信号を復
調する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用の多重通信装置
に関し、特に４輪車，２輪車等における車内ＬＡＮ（Lo
cal Area Network) として好適な、アナログ信号の多重
通信システムとしての、車両用多重通信装置に関するも
のであり、更に、これに限るものでなく、計測、データ
伝送等のアナログ信号の多重通信システムとしても、適
用可能なものである。
に関し、特に４輪車，２輪車等における車内ＬＡＮ（Lo
cal Area Network) として好適な、アナログ信号の多重
通信システムとしての、車両用多重通信装置に関するも
のであり、更に、これに限るものでなく、計測、データ
伝送等のアナログ信号の多重通信システムとしても、適
用可能なものである。
【０００２】車両において使用される電子機器の種類と
数は著しく増加しており、これに伴って、各装置間にお
ける計測データ等の情報の、相互間における伝送の必要
性が高まっている。このような場合における情報伝送の
一つの実現方法として、車内ＬＡＮが開発されている。
数は著しく増加しており、これに伴って、各装置間にお
ける計測データ等の情報の、相互間における伝送の必要
性が高まっている。このような場合における情報伝送の
一つの実現方法として、車内ＬＡＮが開発されている。
【０００３】この場合、車内ＬＡＮを実現するために用
いられる車両用多重通信装置は、少数の回線（例えば電
源線）を介して、多重通信を行うことができるととも
に、装置が簡単で、安価に製作できるものであることが
望まれている。
いられる車両用多重通信装置は、少数の回線（例えば電
源線）を介して、多重通信を行うことができるととも
に、装置が簡単で、安価に製作できるものであることが
望まれている。
【０００４】
【従来の技術】図４は、車内ＬＡＮの概念をブロック図
によって示したものである。図中、１は車両の各部の制
御と車内ＬＡＮの制御を行うコントロールユニット、２
はコントロールユニット１のバス、３1,３2,…は各計測
部のデータを収集するセンサ、４1,４2,…は各センサ３
1,３2,…で収集されたデータを、バス２を介してコント
ロールユニット１に転送する通信装置である。
によって示したものである。図中、１は車両の各部の制
御と車内ＬＡＮの制御を行うコントロールユニット、２
はコントロールユニット１のバス、３1,３2,…は各計測
部のデータを収集するセンサ、４1,４2,…は各センサ３
1,３2,…で収集されたデータを、バス２を介してコント
ロールユニット１に転送する通信装置である。
【０００５】通信装置４1,４2,…の使用する信号の多重
化方式としては、一般に、次の４種類のものが考えられ
る。 (1) 空間分割多重通信方式 (2) 周波数分割多重通信方式 (3) 時分割多重通信方式 (4) ＰＣＭ多重通信方式
化方式としては、一般に、次の４種類のものが考えられ
る。 (1) 空間分割多重通信方式 (2) 周波数分割多重通信方式 (3) 時分割多重通信方式 (4) ＰＣＭ多重通信方式
【０００６】４輪車の車内ＬＡＮとしては、これらのう
ち、(1) に示す空間分割多重通信方式や、(3) に示す時
分割多重通信方式によるものが既に提案されている。本
発明においては、(2) に示す周波数分割多重通信方式を
用いるものを対象としている。
ち、(1) に示す空間分割多重通信方式や、(3) に示す時
分割多重通信方式によるものが既に提案されている。本
発明においては、(2) に示す周波数分割多重通信方式を
用いるものを対象としている。
【０００７】周波数分割多重通信方式の場合、通信装置
４1,４2,…は、例えば電圧−周波数（Ｖ−Ｆ）変換器か
らなり、各センサ３1,３2,…で得られた情報を、それぞ
れ異なる周波数帯の周波数に変換して、バス２を介し
て、コントロールユニット１に伝送する。
４1,４2,…は、例えば電圧−周波数（Ｖ−Ｆ）変換器か
らなり、各センサ３1,３2,…で得られた情報を、それぞ
れ異なる周波数帯の周波数に変換して、バス２を介し
て、コントロールユニット１に伝送する。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】図４に示された車両用
多重通信装置では、複数のＶ−Ｆ変換器を使用して、ア
ナログ信号を周波数分割多重化する。この場合、センサ
から得られるアナログ信号は、０〜１０Ｖ程度の狭い帯
域内にあるため、それぞれについてＶ−Ｆ変換を行っ
て、単一のバスを介して伝送しようとすると、変換され
た周波数帯が重なり合って分離できなくなるので、伝送
できるデータの種類が限られるという問題があった。
多重通信装置では、複数のＶ−Ｆ変換器を使用して、ア
ナログ信号を周波数分割多重化する。この場合、センサ
から得られるアナログ信号は、０〜１０Ｖ程度の狭い帯
域内にあるため、それぞれについてＶ−Ｆ変換を行っ
て、単一のバスを介して伝送しようとすると、変換され
た周波数帯が重なり合って分離できなくなるので、伝送
できるデータの種類が限られるという問題があった。
【０００９】また、従来の多重通信方式のうち、(1) に
示された空間分割多重通信方式や、(3) に示された時分
割多重通信方式、および(4) に示されたＰＣＭ多重通信
方式を用いたシステムでは、装置が複雑であって、従っ
た高価なものになることを避けられないという問題があ
った。
示された空間分割多重通信方式や、(3) に示された時分
割多重通信方式、および(4) に示されたＰＣＭ多重通信
方式を用いたシステムでは、装置が複雑であって、従っ
た高価なものになることを避けられないという問題があ
った。
【００１０】本発明は、このような従来技術の課題を解
決しようとするものであって、装置の構成が簡単であっ
て、単一の信号線、例えば電源線を用いて多数の信号を
多重化して伝送することができるので、容易に車内ＬＡ
Ｎシステムを実現することができる、車両用多重通信装
置を提供することを目的としている。
決しようとするものであって、装置の構成が簡単であっ
て、単一の信号線、例えば電源線を用いて多数の信号を
多重化して伝送することができるので、容易に車内ＬＡ
Ｎシステムを実現することができる、車両用多重通信装
置を提供することを目的としている。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用多重通信
装置は、アナログ電圧からなる複数の入力信号を多重化
して伝送する多重通信システムであり、複数の送信部１
２1,１２2,…にそれぞれ、入力信号をＶ−Ｆ変換して第
１の周波数信号を発生する第１のＶ−Ｆ変換手段２１
と、第１の周波数信号にバイアス電圧を付与するバイア
ス付与手段２６と、バイアス電圧を付与された第１の周
波数信号をＶ−Ｆ変換して第２の周波数信号を発生する
第２のＶ−Ｆ変換手段２７とを設けて、それぞれの第２
の周波数信号を同一信号バス１３上に多重化して伝送す
る。
装置は、アナログ電圧からなる複数の入力信号を多重化
して伝送する多重通信システムであり、複数の送信部１
２1,１２2,…にそれぞれ、入力信号をＶ−Ｆ変換して第
１の周波数信号を発生する第１のＶ−Ｆ変換手段２１
と、第１の周波数信号にバイアス電圧を付与するバイア
ス付与手段２６と、バイアス電圧を付与された第１の周
波数信号をＶ−Ｆ変換して第２の周波数信号を発生する
第２のＶ−Ｆ変換手段２７とを設けて、それぞれの第２
の周波数信号を同一信号バス１３上に多重化して伝送す
る。
【００１２】そして、この複数の送信部１２1,１２2,…
に対応する複数の受信部１４1,１４ 2,…にそれぞれ、送
信されたそれぞれの第２の周波数信号に対応する特定の
周波数帯域を分離するバンドパスフィルタ３１と、この
特定の周波数帯域の信号をＦ−Ｖ変換して第１の電圧信
号を発生する第１のＦ−Ｖ変換部３２と、この第１の電
圧信号の交流分をＦ−Ｖ変換して第２の電圧信号を発生
する第２のＦ−Ｖ変換部３７とを設けて、信号バス１３
上の信号から複数の入力信号を復調するものである。
に対応する複数の受信部１４1,１４ 2,…にそれぞれ、送
信されたそれぞれの第２の周波数信号に対応する特定の
周波数帯域を分離するバンドパスフィルタ３１と、この
特定の周波数帯域の信号をＦ−Ｖ変換して第１の電圧信
号を発生する第１のＦ−Ｖ変換部３２と、この第１の電
圧信号の交流分をＦ−Ｖ変換して第２の電圧信号を発生
する第２のＦ−Ｖ変換部３７とを設けて、信号バス１３
上の信号から複数の入力信号を復調するものである。
【００１３】
【作用】車両用多重通信装置は、アナログ電圧からなる
複数の入力信号を多重化して伝送する多重化通信システ
ムを構成するものであって、複数の入力信号に対応する
複数の送信部１２1,１２2,…と、各送信部１２1,１２2,
…の送信信号を多重化して伝送する信号バス１３と、信
号バス１３上の多重化された信号から、対応する各送信
部１２1,１２2,…の送信信号を分離して受信して、入力
信号を復調する複数の受信部１４1,１４2,…とからなっ
ている。
複数の入力信号を多重化して伝送する多重化通信システ
ムを構成するものであって、複数の入力信号に対応する
複数の送信部１２1,１２2,…と、各送信部１２1,１２2,
…の送信信号を多重化して伝送する信号バス１３と、信
号バス１３上の多重化された信号から、対応する各送信
部１２1,１２2,…の送信信号を分離して受信して、入力
信号を復調する複数の受信部１４1,１４2,…とからなっ
ている。
【００１４】各送信部１２1,１２2,…においては、それ
ぞれ、第１のＶ−Ｆ変換手段２１によって、入力信号を
Ｖ−Ｆ変換して第１の周波数信号を発生し、バイアス付
与手段２６によって、この第１の周波数信号にバイアス
電圧を付与する。そして、第２のＶ−Ｆ変換手段２７に
よって、このバイアス電圧を付与された第１の周波数信
号をＶ−Ｆ変換して、第２の周波数信号を発生する。
ぞれ、第１のＶ−Ｆ変換手段２１によって、入力信号を
Ｖ−Ｆ変換して第１の周波数信号を発生し、バイアス付
与手段２６によって、この第１の周波数信号にバイアス
電圧を付与する。そして、第２のＶ−Ｆ変換手段２７に
よって、このバイアス電圧を付与された第１の周波数信
号をＶ−Ｆ変換して、第２の周波数信号を発生する。
【００１５】従って、第２の周波数信号は、それぞれの
バイアス電圧によって定まる周波数帯域内において、入
力信号のアナログ電圧に応じて周波数変調された信号と
なる。このような複数の周波数変調信号を多重化して信
号バス１３上に伝送する。
バイアス電圧によって定まる周波数帯域内において、入
力信号のアナログ電圧に応じて周波数変調された信号と
なる。このような複数の周波数変調信号を多重化して信
号バス１３上に伝送する。
【００１６】各受信部１４1,１４2,…においては、それ
ぞれ、バンドパスフィルタ３１によって、対応する送信
部からの第２の周波数信号に対応する特定の周波数帯域
を分離し、第１のＦ−Ｖ変換部３２によって、この特定
の周波数帯域の信号をＦ−Ｖ変換して第１の電圧信号を
発生する。そして、第２のＦ−Ｖ変換部３７によってこ
の第１の電圧信号の交流分をＦ−Ｖ変換して、第２の電
圧信号を発生する。
ぞれ、バンドパスフィルタ３１によって、対応する送信
部からの第２の周波数信号に対応する特定の周波数帯域
を分離し、第１のＦ−Ｖ変換部３２によって、この特定
の周波数帯域の信号をＦ−Ｖ変換して第１の電圧信号を
発生する。そして、第２のＦ−Ｖ変換部３７によってこ
の第１の電圧信号の交流分をＦ−Ｖ変換して、第２の電
圧信号を発生する。
【００１７】第１の電圧信号は、送信側における、第１
の周波数信号にバイアス信号を付与した信号に対応して
いる。第２の電圧信号は、第１の電圧信号に含まれる第
１の周波数信号を復調したものであり、これによって入
力アナログ信号が再生される。
の周波数信号にバイアス信号を付与した信号に対応して
いる。第２の電圧信号は、第１の電圧信号に含まれる第
１の周波数信号を復調したものであり、これによって入
力アナログ信号が再生される。
【００１８】従って、本発明の車両用多重通信装置によ
れば、送信側において、複数のアナログ電圧信号を多重
化して、単一の信号バス上に伝送し、受信側において、
この信号バスから、複数のアナログ電圧信号を分離して
受信することができる。
れば、送信側において、複数のアナログ電圧信号を多重
化して、単一の信号バス上に伝送し、受信側において、
この信号バスから、複数のアナログ電圧信号を分離して
受信することができる。
【００１９】
【実施例】図１は、本発明の一実施例を示したものであ
って、車内ＬＡＮに適用した場合の送受信部の全体構成
を示している。図中、符号１１1,１１2,…はｎ個のセン
サを示し、符号１２1,１２2,…はそれぞれセンサ１１1,
１１2,…に接続された送信部であって、送信部１２1 に
ついて、その構成を代表的に示されているが、他の送信
部も同様である。各送信部の出力側は、１本の信号バス
１３に接続されている。また符号１４1,１４2,…は、送
信部１２1,１２2,…に対応して設けられた受信部を示
し、受信部１４1 について、その構成を代表的に示され
ているが、他の受信部も同様である。各受信部の入力側
は、信号バス１３に接続されている。符号１５1,１５2,
…は、それぞれ受信部１４1,１４2,…に属する表示部で
ある。信号バス１３の一端には電源部１６が接続され、
信号バス１３は各送信部および受信部に電源を供給する
電源線を兼ねている。
って、車内ＬＡＮに適用した場合の送受信部の全体構成
を示している。図中、符号１１1,１１2,…はｎ個のセン
サを示し、符号１２1,１２2,…はそれぞれセンサ１１1,
１１2,…に接続された送信部であって、送信部１２1 に
ついて、その構成を代表的に示されているが、他の送信
部も同様である。各送信部の出力側は、１本の信号バス
１３に接続されている。また符号１４1,１４2,…は、送
信部１２1,１２2,…に対応して設けられた受信部を示
し、受信部１４1 について、その構成を代表的に示され
ているが、他の受信部も同様である。各受信部の入力側
は、信号バス１３に接続されている。符号１５1,１５2,
…は、それぞれ受信部１４1,１４2,…に属する表示部で
ある。信号バス１３の一端には電源部１６が接続され、
信号バス１３は各送信部および受信部に電源を供給する
電源線を兼ねている。
【００２０】送信部１２1 において、符号２１は電圧−
周波数（Ｖ−Ｆ）変換部であって、電荷帰還部２２とタ
イミング基準部２３とを有する積分部２４と、出力部２
５とからなり、センサ１１1 の出力電圧（Ｖ）を周波数
（Ｆ）に変換する。符号２６はバイアス部であって、Ｖ
−Ｆ変換部２１の出力電圧にバイアス電圧を付与する。
符号２７は、Ｖ−Ｆ変換部２１と同様な構成を有するＶ
−Ｆ変換部である。
周波数（Ｖ−Ｆ）変換部であって、電荷帰還部２２とタ
イミング基準部２３とを有する積分部２４と、出力部２
５とからなり、センサ１１1 の出力電圧（Ｖ）を周波数
（Ｆ）に変換する。符号２６はバイアス部であって、Ｖ
−Ｆ変換部２１の出力電圧にバイアス電圧を付与する。
符号２７は、Ｖ−Ｆ変換部２１と同様な構成を有するＶ
−Ｆ変換部である。
【００２１】また、受信部１４1 において、符号３１は
バンドパスフィルタ（ＢＰＦ）であって、予定された周
波数帯域のみを通過させる。符号３２は周波数−電圧
（Ｆ−Ｖ）変換部であって、ゼロクロス検出部３３と、
電荷発生部３４と、アダプティブフィルタ３５と、出力
部３６とからなっており、入力周波数（Ｆ）に比例した
出力電圧（Ｖ）を発生する。符号３７は、Ｆ−Ｖ変換部
３２と同様な構成を有するＦ−Ｖ変換部である。
バンドパスフィルタ（ＢＰＦ）であって、予定された周
波数帯域のみを通過させる。符号３２は周波数−電圧
（Ｆ−Ｖ）変換部であって、ゼロクロス検出部３３と、
電荷発生部３４と、アダプティブフィルタ３５と、出力
部３６とからなっており、入力周波数（Ｆ）に比例した
出力電圧（Ｖ）を発生する。符号３７は、Ｆ−Ｖ変換部
３２と同様な構成を有するＦ−Ｖ変換部である。
【００２２】図２は、本発明の車両用多重通信装置のシ
ステム構成を示したものであって、図１におけると同じ
ものを同じ番号で示し、送信部１２1,１２2,…におい
て、符号２８はアッテネータである。
ステム構成を示したものであって、図１におけると同じ
ものを同じ番号で示し、送信部１２1,１２2,…におい
て、符号２８はアッテネータである。
【００２３】図３は、図１および図２に示された、本発
明の車両用多重通信装置における、各部信号波形を示し
たものであって、(1) はセンサからのの入力信号
（ｖi ）、(2) はＶ−Ｆ変換部２１の出力周波数、(3)
はＶ−Ｆ変換部２７の入力信号（ｖ）、(4) はＶ−Ｆ変
換部２７の出力周波数であって、これらはそれぞれセン
サ１１1 のアナログ入力と、センサ１１2 のアナログ
入力とについて示されている。また(5) は信号バス１
３上の信号の周波数に対する強度（Ｇ）を示し、(6)は
受信部１４1 におけるＢＰＦ特性を示している。
明の車両用多重通信装置における、各部信号波形を示し
たものであって、(1) はセンサからのの入力信号
（ｖi ）、(2) はＶ−Ｆ変換部２１の出力周波数、(3)
はＶ−Ｆ変換部２７の入力信号（ｖ）、(4) はＶ−Ｆ変
換部２７の出力周波数であって、これらはそれぞれセン
サ１１1 のアナログ入力と、センサ１１2 のアナログ
入力とについて示されている。また(5) は信号バス１
３上の信号の周波数に対する強度（Ｇ）を示し、(6)は
受信部１４1 におけるＢＰＦ特性を示している。
【００２４】いま、センサ１１1,１１2 において、(1)
に示すように、それぞれアナログ入力, を送信部１
２1,１２2 に入力したとき、これらのアナログ入力は、
それぞれＶ−Ｆ変換部２１において、(2) に示すように
周波数信号に変換される。この際、電圧が高いほど、高
い周波数に変換されるものとする。
に示すように、それぞれアナログ入力, を送信部１
２1,１２2 に入力したとき、これらのアナログ入力は、
それぞれＶ−Ｆ変換部２１において、(2) に示すように
周波数信号に変換される。この際、電圧が高いほど、高
い周波数に変換されるものとする。
【００２５】Ｖ−Ｆ変換部２１の出力信号は、それぞれ
アッテネータ２１において、適当な比率で減衰されると
ともに、それぞれバイアス信号Ｖ1,Ｖ2 を付与されるこ
とによって、(3) に示すように、異なる直流レベルを有
する脈流信号からなる出力信号を生じる。この際、交流
分の振幅ｖ1,ｖ2 とバイアス電圧Ｖ1,Ｖ2 の値を適当に
選択することによって、２つの信号が重なり合わないよ
うにする。
アッテネータ２１において、適当な比率で減衰されると
ともに、それぞれバイアス信号Ｖ1,Ｖ2 を付与されるこ
とによって、(3) に示すように、異なる直流レベルを有
する脈流信号からなる出力信号を生じる。この際、交流
分の振幅ｖ1,ｖ2 とバイアス電圧Ｖ1,Ｖ2 の値を適当に
選択することによって、２つの信号が重なり合わないよ
うにする。
【００２６】この信号は、それぞれＶ−Ｆ変換部２７に
おいて、(4) に示すように周波数信号に変換される。こ
れらの信号は、異なるバイアス値を有するため、(5) に
示すように、それぞれ異なるある周波数ｆ1,ｆ2 を中心
として、ある広がりを有する周波数帯域を有する信号と
なる。これらの信号は、同一の信号バス１３上に合成し
て伝送される。なお、これらの信号は一般に周波数が低
いので、信号バス１３として、通常の単線や電源線を利
用することができる。
おいて、(4) に示すように周波数信号に変換される。こ
れらの信号は、異なるバイアス値を有するため、(5) に
示すように、それぞれ異なるある周波数ｆ1,ｆ2 を中心
として、ある広がりを有する周波数帯域を有する信号と
なる。これらの信号は、同一の信号バス１３上に合成し
て伝送される。なお、これらの信号は一般に周波数が低
いので、信号バス１３として、通常の単線や電源線を利
用することができる。
【００２７】受信部１４1 では、信号バス１３上の信号
から、ＢＰＦ３１によって周波数帯域ごとに信号周波数
成分を取り出す。例えば受信部１４1 においては、ＢＰ
Ｆ３１に対して、(6) で示すように、周波数ｆ1 を中心
とする点線で示すような帯域通過特性を付与して、この
周波数成分のみを取り出す。
から、ＢＰＦ３１によって周波数帯域ごとに信号周波数
成分を取り出す。例えば受信部１４1 においては、ＢＰ
Ｆ３１に対して、(6) で示すように、周波数ｆ1 を中心
とする点線で示すような帯域通過特性を付与して、この
周波数成分のみを取り出す。
【００２８】ＢＰＦ３１の出力信号を、Ｆ−Ｖ変換部３
２において電圧信号に変換すると、(4) のまたはの
いずれかと同じ信号が得られる。この信号に対して、Ｆ
−Ｖ変換部３２において再度Ｆ−Ｖ変換を行って電圧信
号に変換すると、(1) に示すアナログ信号と同じ信号が
得られる。この信号は、送信側におけるアナログ入力信
号またはと同じ波形を有している。
２において電圧信号に変換すると、(4) のまたはの
いずれかと同じ信号が得られる。この信号に対して、Ｆ
−Ｖ変換部３２において再度Ｆ−Ｖ変換を行って電圧信
号に変換すると、(1) に示すアナログ信号と同じ信号が
得られる。この信号は、送信側におけるアナログ入力信
号またはと同じ波形を有している。
【００２９】このように図１に示された実施例によれ
ば、複数のアナログ入力信号を周波数分割多重通信方式
によって伝送して、受信側において分離してもとのアナ
ログ信号を再生することができる。
ば、複数のアナログ入力信号を周波数分割多重通信方式
によって伝送して、受信側において分離してもとのアナ
ログ信号を再生することができる。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、送
信側において、複数のアナログ入力信号を周波数分割多
重通信方式によって、単一の信号バスを用いて多重化し
て伝送し、受信側においてこれを分離してもとの複数の
アナログ信号を取り出すことができる。さらに、これを
実現する際の、装置が簡単であるとともに、電源線を信
号バスとして利用できるので、容易に車内ＬＡＮシステ
ムを実現することが可能である。
信側において、複数のアナログ入力信号を周波数分割多
重通信方式によって、単一の信号バスを用いて多重化し
て伝送し、受信側においてこれを分離してもとの複数の
アナログ信号を取り出すことができる。さらに、これを
実現する際の、装置が簡単であるとともに、電源線を信
号バスとして利用できるので、容易に車内ＬＡＮシステ
ムを実現することが可能である。
【図１】本発明の一実施例を示す図である。
【図２】本発明の車両用多重通信装置のシステム構成を
示す図である。
示す図である。
【図３】本発明の車両用多重通信装置における、各部信
号波形を示す図である。
号波形を示す図である。
【図４】車内ＬＡＮの概念を示すブロック図である。
１２1,１２2,… 送信部 １３ 信号バス １４1,１４2,… 受信部 ２１ Ｖ−Ｆ変換手段 ２６ バイアス付与手段 ２７ Ｖ−Ｆ変換手段 ３１ バンドパスフィルタ ３２ Ｆ−Ｖ変換部 ３７ Ｆ−Ｖ変換部
Claims (1)
- 【請求項１】 アナログ電圧からなる複数の入力信号を
多重化して伝送する多重通信システムにおいて、 複数の送信部にそれぞれ、入力信号をＶ−Ｆ変換して第
１の周波数信号を発生する第１のＶ−Ｆ変換手段と、該
第１の周波数信号にバイアス電圧を付与するバイアス付
与手段と、該バイアス電圧を付与された第１の周波数信
号をＶ−Ｆ変換して第２の周波数信号を発生する第２の
Ｖ−Ｆ変換手段とを備えて、それぞれの第２の周波数信
号を同一信号バス上に多重化して伝送し、 該複数の送信部に対応する複数の受信部にそれぞれ、前
記第２の周波数信号に対応する特定の周波数帯域を分離
するバンドパスフィルタと、該特定の周波数帯域の信号
をＦ−Ｖ変換して第１の電圧信号を発生する第１のＦ−
Ｖ変換部と、該第１の電圧信号の交流分をＦ−Ｖ変換し
て第２の電圧信号を発生する第２のＦ−Ｖ変換部とを備
えて、前記信号バス上の信号から前記複数の入力信号を
復調することを特徴とする車両用多重通信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28505692A JPH06112915A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 車両用多重通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28505692A JPH06112915A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 車両用多重通信装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06112915A true JPH06112915A (ja) | 1994-04-22 |
Family
ID=17686595
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28505692A Withdrawn JPH06112915A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 車両用多重通信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06112915A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003008246A1 (fr) * | 2001-07-19 | 2003-01-30 | Bridgestone Corporation | Procede d'estimation de coefficient de frottement de surface de roulement, procede de transmission multiplex de signaux et dispositif de transmission multiplex de signaux |
| US6629032B2 (en) | 2001-07-18 | 2003-09-30 | Denso Corporation | Vehicular communication system for communicating information among electronic devices installed in vehicle |
| EP0862290A3 (en) * | 1996-11-21 | 2004-01-07 | Yazaki Corporation | Transmitter, receiver, communication apparatus, communication method and communication system |
| JP2007001460A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-01-11 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 車両周辺監視装置 |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP28505692A patent/JPH06112915A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0862290A3 (en) * | 1996-11-21 | 2004-01-07 | Yazaki Corporation | Transmitter, receiver, communication apparatus, communication method and communication system |
| US6629032B2 (en) | 2001-07-18 | 2003-09-30 | Denso Corporation | Vehicular communication system for communicating information among electronic devices installed in vehicle |
| WO2003008246A1 (fr) * | 2001-07-19 | 2003-01-30 | Bridgestone Corporation | Procede d'estimation de coefficient de frottement de surface de roulement, procede de transmission multiplex de signaux et dispositif de transmission multiplex de signaux |
| JP2007001460A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-01-11 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 車両周辺監視装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991130 |