JPH10304104A - 通信料金精算システム - Google Patents

通信料金精算システム

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JPH10304104A
JPH10304104A JP11119397A JP11119397A JPH10304104A JP H10304104 A JPH10304104 A JP H10304104A JP 11119397 A JP11119397 A JP 11119397A JP 11119397 A JP11119397 A JP 11119397A JP H10304104 A JPH10304104 A JP H10304104A
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俊夫 清水
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Ginya Ishiguro
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NTT Teleca Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信料金精算用のプリペイドカードの利用価
値を高める。 【解決手段】 カードリーダ付通信端末3に、プリペイ
ドカード9の残り度数を通信料金の前払い金として入力
する手段を設ける。通信料金管理装置60に、通信端末
3の入金手段により入力された前払い金を通信利用契約
者別に蓄積する個人情報ファイル61を設ける。上記個
人情報ファイル61により蓄積した前払い金を用いて各
通信利用契約者の通信料金を精算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話通信,パーソ
ナルコンピュータあるいは携帯端末によるデータ通信,
ファクシミリ通信等に要する通信料金の精算システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、加入者電話,携帯電話,自動車
電話などの電話通信に要する通信料金は、月毎に、回線
使用料などの定額料金にダイヤル通話料を加算して算出
し、この通話料金を月々電話加入者に請求して精算する
システムになっている。因みに、ダイヤル通話料は、単
位料金(=1度数,例えば10円)で通話可能な時間,
いわゆる単位時間が相手局との距離等に基づいて予め設
定されており、通話時間がこの単位時間を超える毎に単
位料金ずつ加算されて算出される。
【0003】一方、公衆電話の電話通信に要する通信料
金は、1回のダイヤル通話料をその都度現金またはプリ
ペイドカードによって精算するシステムが一般的であ
る。また、最近では、例えば1か月間の公衆電話でのダ
イヤル通話料を集計して後から請求するクレジット方式
も導入されている。このクレジット方式は、通信網管理
会社とクレジット契約を行った特定の会員に個人認証コ
ードを発番し、この個人認証コードが記録された個人認
証(ID)カードを会員に発行するとともに、通信網に
接続された通信網管理会社のコンピュータに個人認証コ
ードに対応してダイヤル通話料を累積記憶する使用通信
料エリアを有した個人情報ファイルを形成する。そして
会員は、カード式の公衆電話を利用する場合に、先ず、
自身の個人認証カードを公衆電話のカードリーダ部に挿
入する。そうすると、公衆電話と通信網管理会社のコン
ピュータとが接続されるので、次に会員は、予め登録し
ておいた暗証番号を入力する。これにより、通信網管理
会社のコンピュータにて会員本人であるか否かの認証が
行われ、本人であることが確認されると通話が可能とな
る。ここで、会員が通話相手先のダイヤル番号を入力し
て相手先端末との回線が接続され、通話し、その通話が
終了すると、今回のダイヤル通話料が当該会員の個人認
証コードに対応した使用通信料エリアに加算される。こ
のようにして、公衆電話でのダイヤル通話料を会員別に
累積し、例えば毎月特定の期日になると集計して、各会
員にダイヤル通話料をそれぞれ請求していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、公衆電話で
のダイヤル通話料の精算に用いられるプリペイドカード
は、予め所定の度数(例えば50度数,105度数等)
が設定されて販売され、ダイヤル通話料がその度数以内
であれば繰り返し使用できるもので、公衆電話の利用に
際し小銭を必要としない等の利点がある。このため、贈
答品等としても広く利用され、多くの人々が数枚を所持
している。
【0005】しかし、プリペイドカードは、クレジット
契約をした会員にとっては必要のないものであった。ま
た、途中で紛失してしまうと残り度数分を損する等の問
題もあった。本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたもので、その目的とするところは、通信料金精算用
のプリペイドカードの利用価値を高め得た通信料金精算
システムを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願請求項1記載の発明
は、通信端末のネットワークを形成する通信網に、発信
者が通信利用契約者であることを認証すると通信網を用
いた通信を許諾しその通信料金を前記通信利用契約者別
に累積管理する通信料金管理装置を接続し、この通信料
金管理装置にて累積された通信料金を後払いで通信利用
契約者に請求する通信料金精算システムにおいて、通信
端末に、通信料金の前払い金を入力する入金手段を設け
るとともに、通信料金管理装置に、通信端末の入金手段
により入力された前払い金を通信利用契約者別に蓄積す
る前払い金蓄積手段を設けて、前払い金蓄積手段により
蓄積した前払い金を用いて各通信利用契約者の通信料金
を精算するようにしたものである。
【0007】本願請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明における通信端末の入金手段を、カード読取
手段と、このカード読取手段により通信利用契約者の個
人認証コードが記録されたカードデータを読取ると通信
料金管理装置との回線を接続して通信利用契約者の認証
問合わせを行う認証問合わせ手段と、この認証問合わせ
に対して通信許諾応答を受信すると通信モードか入金モ
ードかを通信利用契約者に選択させるモード選択手段
と、この選択手段により入金モードが選択されると通信
料金精算用のプリペイドカードの入力を受付けカード読
取手段によりプリペイドカードのデータを読取るとその
カードデータを通信料金管理装置に送信するプリペイド
カード処理手段とで構成し、通信料金管理装置の前払い
金蓄積手段を、各通信利用契約者別に前払い金を蓄積記
憶する前払い合計エリアを有した個人情報ファイルと、
通信端末からの通信利用契約者認証問合わせに対して通
信を許諾する応答をした後この通信端末からプリペイド
カードのデータを受信するとそのプリペイドカードの残
高を個人情報ファイルの該当通信利用契約者の前払い合
計エリアに加算する入金加算手段とで構成する。
【0008】本願請求項3記載の発明は、上記請求項2
記載の発明における通信端末のプリペイドカード処理手
段に、複数枚のプリペイドカードのデータを連続して読
取る手段と、この手段により連続して読取った各プリペ
イドカードのデータを通信料金管理装置に順次送信する
手段とを付加し、通信料金管理装置の入金加算手段に、
通信端末から複数枚のプリペイドカードのデータを連続
して受信すると各プリペイドカードの残高合計を個人情
報ファイルの該当通信利用契約者の前払い合計エリアに
加算する手段を付加したものである。
【0009】本願請求項4記載の発明は、通信料金精算
用のプリペイドカードとしてカード固有の識別コードを
記載あるいは記憶したプリペイドカードを使用するとと
もに、各通信端末のネットワークを形成する通信網に、
各プリペイドカードの識別コード別に残高データを更新
記憶するプリペイドカード情報ファイルを備えたプリペ
イドカード管理装置と、発信者が通信利用契約者である
ことを認証すると通信網を用いた通信を許諾しその通信
料金を通信利用契約者別に累積管理する通信料金管理装
置とを接続し、この通信料金管理装置にて累積された通
信料金を後払いで通信利用契約者に請求する通信料金精
算システムにおいて、通信端末に、カード読取手段と、
このカード読取手段により通信利用契約者の個人認証コ
ードが記録されたカードデータを読取ると通信料金管理
装置との回線を接続して通信利用契約者の認証問合わせ
を行う認証問合わせ手段と、この認証問合わせに対して
通信許諾応答を受信すると通信モードか入金モードかを
通信利用契約者に選択させるモード選択手段と、この選
択手段により入金モードが選択されると通信料金精算用
のプリペイドカードの入力を受付けカード読取手段によ
りプリペイドカードの識別コードを読取るとその識別コ
ードを通信料金管理装置に送信するプレペイドカード処
理手段とを設け、通信料金管理装置に、各通信利用契約
者別に前払い金を蓄積記憶する前払い合計エリアを有し
た個人情報ファイルと、通信端末からの通信利用契約者
認証問合わせに対して通信を許諾する応答をした後この
通信端末からプリペイドカードの識別コードを受信する
とプリペイドカード情報ファイルをアクセスして当該識
別コードに対応した残高データを読込み個人情報ファイ
ルの該当通信利用契約者の前払い合計エリアに加算する
入金加算手段と、この入金加算手段により処理した該当
プリペイドカードの残高データをプリペイドカード情報
ファイルから抹消する残高抹消手段とを設け、個人情報
ファイルの前払い合計エリア内のデータを用いて各通信
利用契約者の通信料金を精算するようにしたものであ
る。
【0010】本願請求項5記載の発明は、通信料金精算
用のプリペイドカードとしてカード固有の識別コードを
記載あるいは記憶したプリペイドカードを使用するとと
もに、各通信端末のネットワークを形成する通信網に、
各プリペイドカードの識別コード別に残高データを更新
記憶するプリペイドカード情報ファイルを備えたプリペ
イドカード管理装置と、各通信端末のうち移動体通信端
末に予め設定された固有の端末コード別にその移動体通
信端末を用いて行われた通信の通信料金を累積管理する
移動体端末管理装置とを接続し、この移動体端末管理装
置にて累積された通信料金を後払いで移動体通信端末の
通信利用契約者に請求する通信料金精算システムにおい
て、移動体通信端末に、プリペイドカードの識別コード
を入力する識別コード入力手段と、この手段により入力
された識別コードを当該移動体通信端末の端末コードと
ともに通信網を通じて移動体端末管理装置に伝送する識
別コード伝送手段とを設け、移動体端末管理装置に、各
移動体通信端末の端末コード別に前払い金を蓄積記憶す
る前払い合計エリアを有した移動体情報ファイルと、移
動体通信端末からプリペイドカードの識別コードと端末
コードとを受信するとプリペイドカード情報ファイルを
アクセスして当該識別コードに対応した残高データを読
込み移動体情報ファイルの当該端末コードに対応した前
払い合計エリアに加算する入金加算手段と、この入金加
算手段により処理した該当プリペイドカードの残高デー
タをプリペイドカード情報ファイルから抹消する残高抹
消手段とを設け、移動体情報ファイルの前払い金エリア
内のデータを用いて各移動体通信端末契約者の通信料金
を精算するようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。初めに、通信網管理会社とクレジッ
ト契約を行った会員を特定の通信利用契約者とした第1
の実施の形態ついて、図1乃至図11を用いて説明す
る。
【0012】図1はこの第1の実施の形態における通信
料金精算システムの概要を示しており、1は通信端末の
ネットワークを形成する公衆の通信網であって、この通
信網1に、加入者電話等の通信端末2や公衆電話などの
カードリーダ付通信端末3が多数接続されている。ま
た、携帯電話,自動車電話などの移動体通信端末4と無
線通信を行うべく各地に設置された無線基地局5も、上
記通信網1に多数接続されている。さらに、通信網管理
会社のコンピュータとして、特にクレジット管理センタ
6のコンピュータ60と、プリペイドカード管理センタ
7のコンピュータ70とが上記通信網1に接続されてい
る。
【0013】前記カードリーダ付通信端末3は、通信網
管理会社とクレジット契約を行った特定の会員(通信利
用契約者)に発行される個人認証カード8のカードデー
タと、通信料金精算用のプリペイドカード9のカードデ
ータとを読取り可能なカード読取手段としてのカードリ
ーダ部31を有している。前記個人認証カード8には、
図2(a)に示すように、個人認証カードであることを
識別するための種別コード81と、各会員にそれぞれ設
定された固有の会員番号82と、クレジット管理センタ
6のダイヤル番号83とがカードデータとして固定的に
記録されている。前記プリペイドカード9には、同図
(b)に示すように、プリペイドカードであることを識
別するための種別コード91と、各プリペイドカード毎
にそれぞれ設定された固有の識別コード92とがカード
データとして固定的に記録されている。なお、上記個人
認証カード8及びプリペイドカード9は、ICカード,
磁気カード,光カードなどの記録媒体によって構成され
ている。
【0014】前記クレジット管理センタ6のコンピュー
タ60には、図3に示すように、各会員の会員番号に対
応して、氏名,住所,ダイヤル番号(局番+加入者番
号)等の会員情報を設定記憶する会員情報エリアと、使
用通信料を度数単位で蓄積する使用通信料エリアと、前
払い金を度数単位で蓄積する前払い合計エリアとを形成
してなる個人情報ファイル61が搭載されている。ここ
に、このコンピュータ60は、通信料金管理装置を構成
する。前記プリペイドカード管理センタ7のコンピュー
タ70には、図4に示すように、各プリペイドカード9
の識別コードに対応して残り度数を計数する残度数エリ
アを形成してなるプリペイドカード情報ファイル71が
搭載されている。
【0015】図5は前記カードリーダ付通信端末3の要
部構成を示すブロック図であって、この通信端末3は、
前記カードリーダ部31の他、受話器のオフフック,オ
ンフックを検知するフック検知部32、プッシュボタン
式のダイヤルキー部33、入力ダイヤル番号やプリペイ
ドカード9の残り度数等を表示する表示部34、通信網
1への加入者線11に接続されダイヤルパルスを発信す
るダイヤル発信部35などを備えている。そしてこれら
をCPU(Central Prosessing Unit )などで構成する
中央制御部36によって制御するものとなっている。
【0016】図6は前記クレジット管理センタ6及びプ
リペイドカード管理センタ7の各コンピュータ60,7
0の要部構成を示すブロック図であって、各コンピュー
タ60,70は、それぞれ中枢を成す中央制御部62,
72に、ハードディスク装置などからなる記憶部63,
73、両コンピュータ間のデータ通信を制御するインタ
フェース部64,74、通信網1への加入者線11に接
続され回線オン,オフ及びデータの変復調等を制御する
回線制御部65,75などを接続して構成している。そ
して、記憶部63にて前記個人情報ファイル61を記憶
し、記憶部73にて前記プリペイドカード情報ファイル
71を記憶している。両コンピュータ60,70のイン
タフェース部64,74間は専用の通信ケーブル67で
接続しており、少なくともクレジット管理センタ側コン
ピュータ60の中央制御部62は、プリペイドカード管
理センタ側コンピュータ70の記憶部73内のプリペイ
ドカード情報ファイル71をアクセスできるようになっ
ている。
【0017】図7は前記カードリーダ付通信端末3にお
ける中央制御部36の主要な制御手順を示す流れ図であ
る。中央制御部36は、ステップS1として受話器のオ
フフックを待機しており、フック検知部32からの信号
によりオフフックを検知すると、ステップS2としてカ
ードリーダ部31にカードが挿入されるのを待機する。
そして、カードが挿入されたならば、ステップS3とし
てそのカードが個人認証カード8なのかプリペイドカー
ド9なのかをカードデータの種別コード81,91から
判別する。
【0018】ここで、個人認証カード8の場合には、ス
テップS4としてそのカードデータ中のダイヤル番号8
3に基づきダイヤル発信部35を制御してクレジット管
理センタ6に自動ダイヤルする。これにより、ステップ
S5としてクレジット管理センタ6のコンピュータ60
との回線が接続されたならば、ステップS6として表示
部34に暗証番号の入力を要求するメッセージ(例えば
「暗証番号を入力してください」)を表示させる。
【0019】次に、ステップS7としてダイヤルキー部
33のテンキー入力により暗証番号が入力されたなら
ば、ステップS8としてその入力された暗証番号を個人
認証カード8の会員番号82とともに回線接続されたク
レジット管理センタ6のコンピュータ60に送信して、
個人認証カード所有者の認証問合わせを行う(認証問合
わせ手段)。そして、この認証問合わせに対し、ステッ
プS9として上記コンピュータ6から通信利用を許諾す
る応答伝文を受信すると、ステップS10として表示部
34に通話モードと入金モードとを選択させるメッセー
ジ(例えば「通話利用者は[1]を、入金利用者は
[0]を押してください」)を表示させる(モード選択
手段)。
【0020】この状態で、ステップS11として通話モ
ードが選択された場合(ダイヤルキー部33のテンキー
[1]が押された場合)には、ステップS12として図
8(a)に具体的に示す通話処理を実行する。すなわ
ち、通話相手先端末のダイヤル番号の入力を受付け、ダ
イヤルキー部33のテンキーによりダイヤル番号が入力
されたならば、ダイヤル発信部35を制御してその通話
相手先端末へのダイヤル発信を行う。その後、フック検
知部32を監視して受話器がオンフックされるのを待機
する。そしてオンフックを検知すると、カードリーダ部
31に挿入されていた個人認証カード8を排出して、こ
の制御手順を終了する。
【0021】一方、ステップS11にて入金モードが選
択された場合(ダイヤルキー部33のテンキー[0]が
押された場合)には、ステップS13として図8(b)
に具体的に示す入金処理を実行する。すなわち、先ず、
カードリーダ部31に挿入されていた個人認証カード8
を排出する。次に、上記カードリーダ部31にプリペイ
ドカード9が挿入されるのを待機する。そして、プリペ
イドカード9が挿入されたならば、そのカードデータを
読取り識別コード92を回線接続されたクレジット管理
センタ6のコンピュータ60に送信する(プリペイドカ
ード処理手段)。
【0022】しかる後、プリペイドカード9をカードリ
ーダ部31から排出する。以後、カードリーダ部31に
プリペイドカード9が挿入されるごとにそのプリペイド
カード9のデータを読取り、識別コードをクレジット管
理センタ6のコンピュータ60に送信した後、このプリ
ペイドカード9を排出する。そして、カードリーダ部3
1にカードが挿入されていない状態でフック検知部32
によりオンフックを検知すると、この制御手順を終了す
る。
【0023】図9はクレジット管理センタ側コンピュー
タ60における中央制御部62の主要な制御手順を示す
流れ図である。中央制御部62は、ステップS1として
通信網1を介して発呼端末との回線が接続されるのを待
機しており、回線が接続されると、その発呼端末(カー
ドリーダ付通信端末3)のカードリーダ部31に個人認
証カード8が挿入されたので、ステップS2としてその
発呼端末に個人認証カード所有者の暗証番号を要求する
コマンドを送信する。これに応じて、ステップS3とし
て発呼端末から暗証番号を個人認証カード8の会員番号
とともに受信すると、ステップS4としてその暗証番号
と会員番号とから個人認証カード所有者の認証を行う。
その結果、ステップS5として不当であると判断する
と、ステップS6として通信利用を不可とするエラー応
答を発呼端末に送信して、この制御手順を終了する。
【0024】個人認証の結果、ステップS5にて正当で
あると判断すると、ステップS7として通信利用を許可
する許諾応答を発呼端末に送信する。これにより、発呼
端末においては通話モードと入金モードの選択が可能と
なるので、ステップS8として通話モードが選択された
ことを発呼端末からの情報により確認した場合には、ス
テップS9として図10に具体的に示す通話処理を実行
する。
【0025】すなわち、中央制御部62は、発呼端末と
該発呼端末からダイヤル発信された相手端末との通話が
終了するのを監視する。そして通話が終了し、今回のダ
イヤル通話料x(度数単位)を取得したならば、個人情
報ファイル61を検索して個人認証カード所有者の会員
番号に対応した前払い合計エリアの値dと上記ダイヤル
通話料xとを比較する。その結果、前払い合計値dがダ
イヤル通話料x以上の場合には、前払い合計値dで今回
のダイヤル通話料xを精算できるので、個人情報ファイ
ル61の該当会員番号に対応した前払い合計エリアから
ダイヤル通話料xを減算して精算する。これに対し、前
払い合計値dがダイヤル通話料x未満の場合には、前払
い合計値dで今回のダイヤル通話料xを精算できないの
で、ダイヤル通話料xから前払い合計値dを減じて不足
額a(度数単位)を算出する。そして、個人情報ファイ
ル61の該当会員番号に対応した使用通信料エリアのデ
ータbに上記不足額aを加算するとともに、前払い合計
エリアを[0]にクリアして精算する。以上で、この制
御手順を終了する。
【0026】一方、ステップS8にて入金モードが選択
されたことを発呼端末からの情報により確認した場合に
は、ステップS10として図11に具体的に示す入金処
理を実行する。すなわち、中央制御部62は、発呼端末
からプリペイドカード9の識別コードを受信するのを待
機する。そして、識別コードを受信すると、プリペイド
カード管理センタ7のコンピュータ70をアクセスして
プリペイドカード情報ファイル71から該当識別コード
に対応した残り度数yを読込む。また、個人情報ファイ
ル61の個人認証カード所有者の会員番号に対応した使
用通信料bを読込む。そして、上記残り度数yと使用通
信料bとを比較する。その結果、残り度数yが使用通信
料b以上の場合には、この残り度数yと使用通信料bと
の差額c(度数単位)を算出し、個人情報ファイル61
の該当会員番号に対応した前払い合計エリアに上記差額
cを加算するとともに、使用通話料エリアを[0]にク
リアする。これに対し、残り度数yが使用通信料b未満
の場合には、個人情報ファイル61の該当会員番号に対
応した使用通信料エリアのデータbから上記残り度数y
を減算する(入金加算手段)。
【0027】その後、プリペイドカード管理センタ7の
コンピュータ70を再度アクセスしてプリペイドカード
情報ファイル71から該当識別コードのレコード(識別
コード,残り度数)を抹消する(残高抹消手段)。以上
の処理を、発呼端末との回線が切断されるまでプリペイ
ドカード9の識別コードを受信する毎に繰り返す。そし
て、発呼端末との回線が切断されたならば、この制御手
順を終了する。
【0028】このように構成した第1の実施の形態にお
いては、通信網管理会社とクレジット契約を行った会員
は、自身が所有するプリペイドカード9の残り度数を通
信料金の前払い金として予めクレジット管理センタ6に
蓄積しておき、その蓄積した金額で通話などの通信に要
した費用を精算することができる。
【0029】すなわち会員は、カードリーダ付通信端末
3の入力手段を用いて前払い金の入金を行う。具体的に
は、会員は、先ずカードリーダ付通信端末3をオフフッ
クし、自身の個人認証カード8をカードリーダ部31に
挿入する。そうすると、クレジット管理センタ6のコン
ピュータ60との回線が接続され、カードリーダ付通信
端末3の表示部34に暗証番号の入力を要求するメッセ
ージが表示されるので、会員は自身の暗証番号をダイヤ
ルキー部33を用いて入力する。これにより、この入力
された暗証番号と個人認証カード8に記録された会員番
号とがクレジット管理センタ6のコンピュータ60に送
信されて個人認証処理が行われる。そして、コンピュー
タ60から許諾応答が発せられると、上記表示部34に
通話モードと入金モードとを選択するメッセージが表示
されるので、会員は入金モードを選択する。そうする
と、カードリーダ部31から個人認証カード8が排出さ
れるので、会員は前払い金を入金するためのプリペイド
カード9をカードリーダ部31に挿入する。この場合に
おいて、プリペイドカードが複数ある場合には、1枚ず
つ挿入,取出しを繰り返す。
【0030】カードリーダ付通信端末3においては、プ
リペイドカード9が1枚挿入される毎に、そのカード9
の識別コードを読出し、通信網1を介してクレジット管
理センタ6のコンピュータ60に送信する。これによ
り、コンピュータ60は、通信ケーブル67を介してプ
リペイドカード管理センタ7のコンピュータ70に搭載
されたプリペイドカード情報ファイル71を検索し、該
当識別コードに対応する残り度数yを読込む。そして、
この残り度数yを、個人情報ファイル61の当該会員の
会員番号に対応した前払い合計エリアに加算する。この
とき、個人情報ファイル61の当該会員の会員番号に対
応した使用通信料エリアに未請求の通信料bが存在する
場合には、プリペイドカード9の残り度数yで未請求の
通信料bを精算し、余った分を前払い合計エリアに加算
する。
【0031】このようにして、会員はプリペイドカード
9の残り度数を前払い金として入金でき、個人情報ファ
イル61の該当する前払い合計エリアに蓄積することが
できる。さて、上記会員がカードリーダ付通信端末3を
使用して通話を行う場合には、入金の場合と同様に、カ
ードリーダ部31に自身の個人認証カード8を挿入し、
続いて暗証番号を入力する。これにより、コンピュータ
60から許諾応答が発せられ、上記表示部34に通話モ
ードと入金モードとを選択するメッセージが表示された
ならば、通話モードを選択し、続いて相手先通信端末の
ダイヤル番号を入力する。そして、相手先通信端末との
回線が接続されたならば通話を行う。
【0032】その後、通話を終了すると、今回のダイヤ
ル通話料xが度数換算されて算出される。これにより、
クレジット管理センタ6のコンピュータ60において
は、個人情報ファイル61の当該会員の会員番号に対応
した前払い合計エリアのデータdが読出され、このデー
タdがダイヤル通話料xと比較される。そして、データ
dがダイヤル通話料x以上の場合には、個人情報ファイ
ル61の当該会員の会員番号に対応した前払い合計エリ
アのデータdからダイヤル通話料xが減算される。この
とき、個人情報ファイル61の当該会員の会員番号に対
応した使用通信料エリアにはダイヤル通話料が加算され
ない。また、データdがダイヤル通話料x未満の場合に
は、個人情報ファイル61の当該会員の会員番号に対応
した使用通信料エリアに、ダイヤル通話料xとデータd
との差額a(度数単位)が加算され、対応する前払い合
計エリアが[0]にクリアされる。かくして、今回のダ
イヤル通話料xが前払い合計エリアの前払い金で精算さ
れたことになる。
【0033】このように、第1の実施の形態によれば、
通信網管理会社とクレジット契約を行った会員は、自身
が所有するプリペイドカード9の残り度数を通信料金の
前払い金としてクレジット管理センタ6のコンピュータ
60に予め蓄積しておくことで、その蓄積した金額を用
いて通話などの通信料金を自動的に精算することができ
るので、プリペイドカード9を有効に活用することがで
きる。また、残り度数が個人情報ファイル61に蓄積さ
れたプリペイドカード9はその時点で無効になるので、
使用途中で紛失して残り度数分を損するようなこともな
く、プリペイドカード9の利用価値を大いに高めること
ができる。なお、クレジット管理センタ6においては、
月毎に個人情報ファイル61を検索し、使用通信料が残
っている会員(前払い金が不足している会員)に対して
は、従来通りに請求して精算すればよい。
【0034】ところで、前記第1の実施の形態では、通
信網管理会社とクレジット契約を行った会員を特定の通
信利用契約者とした場合を示したが、携帯電話や自動車
電話などのように個人に対して通信利用を許可する移動
体通信端末4の通信利用契約者に対しても、本発明を同
様に適用できるものである。そこで、次に、移動体通信
端末4の通信利用契約者を特定の通信利用契約者とした
本発明の第2の実施の形態について図12乃至図16を
用いて説明する。
【0035】図12はこの第2の実施の形態における通
信料金精算システムの概要を示しており、図1と同一部
分には同一符号を付して説明を省略する。すなわち、こ
の第2の実施の形態においては、通信網管理会社のコン
ピュータとして、プリペイドカード管理センタ7のコン
ピュータ70とともに、移動体端末管理センタ10のコ
ンピュータ100を通信網1に接続している。上記コン
ピュータ100には、図13に示すように、各移動体通
信端末4毎に予め設定されている固有の端末番号に対応
して、その移動体通信端末4を所有する加入者の氏名,
住所,ダイヤル番号(局番+加入者番号)等の加入者情
報を設定記憶する加入者情報エリアと、使用通信料を度
数単位で蓄積する使用通信料エリアと、前払い金を度数
単位で蓄積する前払い合計エリアとを形成してなる移動
体情報ファイル101が搭載されている。
【0036】移動体通信端末4は、プリペイドカード9
のカードデータを入力する手段を備えている。図14は
上記移動体通信端末4の要部構成を示すブロック図であ
って、この通信端末4は、オフフック,オンフックを切
り換えるフックスイッチ41、入力ダイヤル番号等を表
示する表示部42、プッシュボタン式のダイヤルキー部
43、ダイヤルパルスを発信するダイヤル発信部44、
無線基地局5との間で無線送受信を行う無線回路45な
どを備えている。そしてこれらをCPUなどで構成する
中央制御部46によって制御するものとなっている。
【0037】前記移動体端末管理センタ10のコンピュ
ータ100は、前記第1の実施の形態で図6を用いて説
明したクレジット管理センタ6のコンピュータ60と同
様に構成されており、移動体端末管理センタ側コンピュ
ータ100の中央制御部は、プリペイドカード管理セン
タ側コンピュータ70の記憶部73内のプリペイドカー
ド情報ファイル71をアクセスできるようになってい
る。
【0038】図15は前記移動体通信端末4における中
央制御部46の主要な制御手順を示す流れ図である。中
央制御部46は、ステップS1としてフックスイッチ4
1のオフフックを待機しており、オフフックを検知する
と、ステップS2として通話モードが選択されるのか入
金モードが選択されるのかを待機する。(モード選択手
段)。
【0039】そして通話モードが選択された場合(例え
ばダイヤルキー部43の*キーとテンキー[1]が押さ
れた場合)には、従来通りの通話処理を実行する。これ
に対し、入金モードが選択された場合(例えばダイヤル
キー部43の*キーとテンキー[0]が押された場合)
には、ステップS3としてダイヤル発信部44を制御し
て無線通信により移動体端末管理センタ10に自動ダイ
ヤルする。これにより、ステップS4として移動体端末
管理センタ10のコンピュータ100との回線が接続さ
れたならば、ステップS6としてダイヤルキー部43の
テンキーによりプリペイドカード9に予め印刷されてい
る識別コードが入力されるのを待機する。そして、識別
コードがキー入力されたならば(識別コード入力手
段)、ステップS7として無線通信によりキー入力され
た識別コードを予め設定されている固有の端末番号とと
もに移動体端末管理センタ10に送信する(識別コード
伝送手段)。その後、ステップ6に戻り、次のプリペイ
ドカードの識別コードが入力されるのを待機する。この
状態で、ステップS5としてフックスイッチ41のオン
フックを検知したならば、この制御手順を終了する。
【0040】図16は移動体端末管理センタ側コンピュ
ータ100における中央制御部の主要な制御手順を示す
流れ図である。中央制御部は、ステップS1として通信
網1を介して発呼端末との回線が接続されるのを待機し
ており、回線が接続されると、その発呼端末(移動体通
信端末4)にて通話モードが選択されたのか入金モード
が選択されたのかを判断する。
【0041】ここで、入金モードが選択された場合に
は、前記第1の実施の形態において図11を用いて説明
したクレジット管理ターミナル側コンピュータ60にお
ける中央制御部62の入金処理とほぼ同様な処理ステッ
プS3〜S10を実行する。すなわち、中央制御部は、
発呼端末からプリペイドカード9の識別コード及び端末
番号を受信すると、プリペイドカード管理センタ7のコ
ンピュータ70をアクセスしてプリペイドカード情報フ
ァイル71から該当識別コードに対応した残り度数yを
読込む。また、移動体情報ファイル101の該当端末番
号に対応した使用通信料bを読込む。そして、上記残り
度数yと使用通信料bとを比較する。その結果、残り度
数yが使用通信料b以上の場合には、この残り度数yと
使用通信料bとの差額c(度数単位)を算出し、移動体
情報ファイル101の該当端末番号に対応した前払い合
計エリアに上記差額cを加算するとともに、使用通話料
エリアを[0]にクリアする。これに対し、残り度数y
が使用通信料b未満の場合には、移動体情報ファイル1
01の該当端末番号に対応した使用通信料エリアのデー
タbから上記残り度数yを減算する(入金加算手段)。
【0042】その後、プリペイドカード管理センタ7の
コンピュータ70を再度アクセスしてプリペイドカード
情報ファイル71から該当識別コードのレコード(識別
コード,残り度数)を抹消する(残高抹消手段)。以上
の処理を、発呼端末との回線が切断されるまでプリペイ
ドカード9の識別コードを受信する毎に繰り返す。そし
て、発呼端末との回線が切断されたならば、この制御手
順を終了する。
【0043】一方、ステップS2にて発呼端末で通話モ
ードが選択されたことを確認した場合には、前記第1の
実施の形態において図10を用いて説明したクレジット
管理ターミナル側コンピュータ60における中央制御部
62の通話処理とほぼ同様な処理ステップを実行する。
すなわち、中央制御部は、発呼端末と該発呼端末からダ
イヤル発信された相手端末との通話が終了するのを監視
する。そして通話が終了し、今回のダイヤル通話料x
(度数単位)を取得したならば、移動体情報ファイル1
01を検索して当該発呼端末の端末番号に対応した前払
い合計エリアの値dと上記ダイヤル通話料xとを比較す
る。その結果、前払い合計値dがダイヤル通話料x以上
の場合には、前払い合計値dで今回のダイヤル通話料x
を精算できるので、移動体情報ファイル101の該当端
末番号に対応した前払い合計エリアからダイヤル通話料
xを減算して精算する。これに対し、前払い合計値dが
ダイヤル通話料x未満の場合には、前払い合計値dで今
回のダイヤル通話料xを精算できないので、ダイヤル通
話料xから前払い合計値dを減じて不足額a(度数単
位)を算出する。そして、移動体情報ファイル101の
該当端末番号に対応した使用通信料エリアのデータbに
上記不足額aを加算するとともに、前払い合計エリアを
[0]にクリアして精算する。以上で、この制御手順を
終了する。
【0044】このように構成した第2の実施の形態にお
いても、移動体通信端末4の通信利用契約者は、前記第
1の実施の形態における会員と同様に、自身が所有する
プリペイドカード9の残り度数を通信料金の前払い金と
して移動体端末管理センタ10のコンピュータ100に
予め蓄積しておくことで、その蓄積した金額を用いて通
話などの通信料金を自動的に精算することができる。
【0045】なお、本発明は前記第1及び第2の実施の
形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。例
えば、前記実施の形態では、通信端末(第1の実施の形
態ではカードリーダ付通信端末3、第2の実施の形態で
は移動体通信端末4)において通話モードと入金モード
とを常時選択するようにしたが、通話と入金とでは通話
の方が使用頻度が多いので、通常は通話モードに設定さ
れており、通信利用契約者の認証が取れた後に端末のダ
イヤルキー部から特定の数値コードが入力されると入金
モードに切替わるようにしてもよい。
【0046】また、前記実施の形態では、前払い金を入
金する通信端末としてカードリーダ付通信端末3と移動
体通信端末4の2種類を示したが、例えば加入者電話も
予め加入者番号,住所,氏名がセンタに登録されている
ので、この登録情報とリンクさせることで加入者電話か
ら前払い金の入金を行えるようにしてもよい。また、銀
行口座を持っている利用者に対しても、口座からセンタ
側への振込みによって前払い金を入金できるようにして
もよい。
【0047】また、前記実施の形態では、通話料金を精
算する場合に1通話毎にダイヤル通話料xを該当する前
払い合計値dから減算したが、例えば1か月単位でダイ
ヤル通話料を集計し、その集計したダイヤル通話料を前
払い合計値dから減算して精算するようにもよい。
【0048】また、前記実施の形態では、ダイヤル通話
料xが前払い合計値dより多い場合にはその差額aを使
用通信料として記憶し、従来と同様に例えば1か月ごと
に請求する場合を示したが、この場合において、差額a
(度数単位)を金額に換算し、その不足金額を通信端末
の表示部に表示させたり音声で出力して発信者に知らせ
るようにしてもよい。また、第1の実施の形態の場合に
は、不足金額をカードリーダ付通信端末3の表示部34
に表示させた後、発信者にプリペイドカード,現金など
により加算請求してもよい。
【0049】また、前記第1の実施の形態では、プリペ
イドカード9の残り度数yをプリペイドカード管理セン
タ側コンピュータ70のプリペイドカード情報ファイル
71にて記憶管理し、入金処理が行われた場合に上記プ
リペイドカード情報ファイル71から該当するプリペイ
ドカード9の残り度数yを読出して個人情報ファイル6
1の該当する前払い合計エリアに加算するようにした
が、残り度数をプリペイドカード9で記憶保持し、入金
モード時、カードリーダ付通信端末3のカードリーダ部
31により読取ったプリペイドカード9の残り度数をク
レジット管理センタ側コンピュータ60に送信するよう
にして、個人情報ファイル61の該当する前払い合計エ
リアに加算するようにしてもよい。この場合には、クレ
ジット管理センタ6へ残り度数を送信した後、またはク
レジット管理センタ6の個人情報ファイル61の該当す
る前払い合計エリアに残り度数が加算された後、通信端
末3においてプリペイドカード9の残り度数をゼロに書
換えてから当該カード9を排出することになる。
【0050】また、例えば通信網管理会社の営業窓口に
モデム機能付のカードリーダ装置を設置し、このカード
リーダ装置を通信網1に接続する。そして、このカード
リーダ装置を用いて、カードリーダ付通信端末3や移動
体通信端末4と同様に、通信利用契約者がプリペイドカ
ードの残高を前払い金として入力できるようにしてもよ
い。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の通信料金
精算システムによれば、通信料金精算用のプリペイドカ
ードの残り度数を全部前払い金として通信料金管理装置
に蓄積することができ、その蓄積された前払い金で通信
料金を自動的に精算できるので、プリペイドカードの利
用価値を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態における通信料金
精算システムの概要図。
【図2】 同実施の形態における個人認証カード及びプ
リペイドカードのデータ構造を示す図。
【図3】 同実施の形態における個人情報ファイルのデ
ータ構造を示す図。
【図4】 同実施の形態におけるプリペイドカード情報
ファイルのデータ構造を示す図。
【図5】 同実施の形態におけるカードリーダ付通信端
末の要部構成を示すブロック図。
【図6】 同実施の形態におけるクレジット管理センタ
及びプリペイドカード管理センタの各コンピュータの要
部構成を示すブロック図。
【図7】 同実施の形態におけるカードリーダ付通信端
末の中央制御部が実行する主要な制御手順を示す流れ
図。
【図8】 図7における通話処理及び入金処理を具体的
に示す流れ図。
【図9】 同実施の形態におけるクレジット管理センタ
側コンピュータの中央制御部が実行する主要な制御手順
を示す流れ図。
【図10】 図9における通話処理を具体的に示す流れ
図。
【図11】 図9における入金処理を具体的に示す流れ
図。
【図12】 本発明の第2の実施の形態における通信料
金精算システムの概要図。
【図13】 同実施の形態における移動体情報ファイル
のデータ構造を示す図。
【図14】 同実施の形態における移動体通信端末の要
部構成を示すブロック図。
【図15】 同実施の形態における移動体通信端末の中
央制御部が実行する主要な制御手順を示す流れ図。
【図16】 同実施の形態における移動体端末管理セン
タ側コンピュータの中央制御部が実行する主要な制御手
順を示す流れ図。
【符号の説明】
1…通信網 2…通信端末 3…カードリーダ付通信端末 4…移動体通信端末 5…無線基地局 6…クレジット管理センタ 7…プリペイドカード管理センタ 8…個人認証カード 9…プリペイドカード 10…移動体端末管理センタ 31…カードリーダ部 60,70,100…コンピュータ 61…個人情報ファイル 71…プリペイドカード情報ファイル 101…移動体情報ファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04M 15/00 G06F 15/21 340A H04L 11/02 F (72)発明者 石黒 銀矢 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 斉藤 隆一 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信端末のネットワークを形成する通信
    網に、発信者が特定の通信利用契約者であることを認証
    すると前記通信網を用いた通信を許諾しその通信料金を
    前記通信利用契約者別に累積管理する通信料金管理装置
    を接続し、この通信料金管理装置にて累積された通信料
    金を後払いで前記通信利用契約者に請求する通信料金精
    算システムにおいて、 前記通信端末に、通信料金の前払い金を入力する入金手
    段を設けるとともに、 前記通信料金管理装置に、前記通信端末の入金手段によ
    り入力された前払い金を前記通信利用契約者別に蓄積す
    る前払い金蓄積手段を設け、 この前払い金蓄積手段により蓄積した前払い金を用いて
    各通信利用契約者の通信料金を精算することを特徴とす
    る通信料金精算システム。
  2. 【請求項2】 通信端末のネットワークを形成する通信
    網に、発信者が特定の通信利用契約者であることを認証
    すると前記通信網を用いた通信を許諾しその通信料金を
    前記通信利用契約者別に累積管理する通信料金管理装置
    を接続し、この通信料金管理装置にて累積された通信料
    金を後払いで前記通信利用契約者に請求する通信料金精
    算システムにおいて、 前記通信端末は、カード読取手段と、このカード読取手
    段により前記通信利用契約者の個人認証コードが記録さ
    れたカードデータを読取ると前記通信料金管理装置との
    回線を接続して前記通信利用契約者の認証問合わせを行
    う認証問合わせ手段と、この認証問合わせに対して通信
    許諾応答を受信すると通信モードか入金モードかを前記
    通信利用契約者に選択させるモード選択手段と、この選
    択手段により入金モードが選択されると通信料金精算用
    のプリペイドカードの入力を受付け前記カード読取手段
    により前記プリペイドカードのデータを読取るとそのカ
    ードデータを前記通信料金管理装置に送信するプリペイ
    ドカード処理手段とを具備し、 前記通信料金管理装置は、前記各通信利用契約者別に前
    払い金を蓄積記憶する前払い合計エリアを有した個人情
    報ファイルと、前記通信端末からの通信利用契約者認証
    問合わせに対して通信を許諾する応答をした後この通信
    端末から前記プリペイドカードのデータを受信するとそ
    のプリペイドカードの残高を前記個人情報ファイルの該
    当通信利用契約者の前払い合計エリアに加算する入金加
    算手段とを具備し、 前記個人情報ファイルの前払い合計エリア内のデータを
    用いて各通信利用契約者の通信料金を精算することを特
    徴とする通信料金精算システム。
  3. 【請求項3】 前記通信端末のプリペイドカード処理手
    段は、複数枚のプリペイドカードのデータを連続して読
    取る手段と、この手段により連続して読取った各プリペ
    イドカードのデータを前記通信料金管理装置に順次送信
    する手段とを有し、前記通信料金管理装置の入金加算手
    段は、前記通信端末から複数枚のプリペイドカードのデ
    ータを連続して受信すると各プリペイドカードの残高合
    計を前記個人情報ファイルの該当通信利用契約者の前払
    い合計エリアに加算する手段を有したことを特徴とする
    請求項2記載の通信料金精算システム。
  4. 【請求項4】 通信料金精算用のプリペイドカードとし
    てカード固有の識別コードを記載あるいは記憶したプリ
    ペイドカードを使用するとともに、各通信端末のネット
    ワークを形成する通信網に、各プリペイドカードの識別
    コード別に残高データを更新記憶するプリペイドカード
    情報ファイルを備えたプリペイドカード管理装置と、発
    信者が通信利用契約者であることを認証すると前記通信
    網を用いた通信を許諾しその通信料金を前記通信利用契
    約者別に累積管理する通信料金管理装置とを接続し、こ
    の通信料金管理装置にて累積された通信料金を後払いで
    前記通信利用契約者に請求する通信料金精算システムに
    おいて、 前記通信端末は、カード読取手段と、このカード読取手
    段により前記通信利用契約者の個人認証コードが記録さ
    れたカードデータを読取ると前記通信料金管理装置との
    回線を接続して前記通信利用契約者の認証問合わせを行
    う認証問合わせ手段と、この認証問合わせに対して通信
    許諾応答を受信すると通信モードか入金モードかを前記
    通信利用契約者に選択させるモード選択手段と、この選
    択手段により入金モードが選択されると前記通信料金精
    算用のプリペイドカードの入力を受付け前記カード読取
    手段により前記プリペイドカードの識別コードを読取る
    とその識別コードを前記通信料金管理装置に送信するプ
    レペイドカード処理手段とを具備し、 前記通信料金管理装置は、前記各通信利用契約者別に前
    払い金を蓄積記憶する前払い合計エリアを有した個人情
    報ファイルと、前記通信端末からの通信利用契約者認証
    問合わせに対して通信を許諾する応答をした後この通信
    端末から前記プリペイドカードの識別コードを受信する
    と前記プリペイドカード情報ファイルをアクセスして当
    該識別コードに対応した残高データを読込み前記個人情
    報ファイルの該当通信利用契約者の前払い合計エリアに
    加算する入金加算手段と、この入金加算手段により加算
    処理した該当プリペイドカードの残高データを前記プリ
    ペイドカード情報ファイルから抹消する残高抹消手段と
    を具備し、 前記個人情報ファイルの前払い合計エリア内のデータを
    用いて各通信利用契約者の通信料金を精算することを特
    徴とする通信料金精算システム。
  5. 【請求項5】 通信料金精算用のプリペイドカードとし
    てカード固有の識別コードを記載あるいは記憶したプリ
    ペイドカードを使用するとともに、各通信端末のネット
    ワークを形成する通信網に、各プリペイドカードの識別
    コード別に残高データを更新記憶するプリペイドカード
    情報ファイルを備えたプリペイドカード管理装置と、各
    通信端末のうち移動体通信端末に予め設定された固有の
    端末コード別にその移動体通信端末を用いて行われた通
    信の通信料金を累積管理する移動体端末管理装置とを接
    続し、この移動体端末管理装置にて累積された通信料金
    を後払いで前記移動体通信端末の通信利用契約者に請求
    する通信料金精算システムにおいて、 前記移動体通信端末は、前記プリペイドカードの識別コ
    ードを入力する識別コード入力手段と、この手段により
    入力された識別コードを当該移動体通信端末の端末コー
    ドとともに前記通信網を通じて前記移動体端末管理装置
    に伝送する識別コード伝送手段とを具備し、 前記移動体端末管理装置は、前記各移動体通信端末の端
    末コード別に前払い金を蓄積記憶する前払い合計エリア
    を有した移動体情報ファイルと、前記移動体通信端末か
    ら前記プリペイドカードの識別コードと端末コードとを
    受信すると前記プリペイドカード情報ファイルをアクセ
    スして当該識別コードに対応した残高データを読込み前
    記移動体情報ファイルの当該端末コードに対応した前払
    い合計エリアに加算する入金加算手段と、この入金加算
    手段により処理した該当プリペイドカードの残高データ
    を前記プリペイドカード情報ファイルから抹消する残高
    抹消手段とを具備し、 前記移動体情報ファイルの前払い合計エリア内のデータ
    を用いて各移動体通信端末契約者の通信料金を精算する
    ことを特徴とする通信料金精算システム。
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WO2001058126A1 (fr) * 2000-01-31 2001-08-09 Emiko Kamano Système de sondage par questionnaire
JP2002197388A (ja) * 2000-10-11 2002-07-12 Nec Corp 決済方法、決済システムおよび携帯電話機

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