JP3518442B2 - 料金先払い方式の通信システム - Google Patents

料金先払い方式の通信システム

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JP3518442B2 JP28433099A JP28433099A JP3518442B2 JP 3518442 B2 JP3518442 B2 JP 3518442B2 JP 28433099 A JP28433099 A JP 28433099A JP 28433099 A JP28433099 A JP 28433099A JP 3518442 B2 JP3518442 B2 JP 3518442B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は料金先払い方式の通
信システムに関し、特に、1の通信端末が電話機能とデ
ータ通信機能の双方を有する複合通信端末である場合の
料金先払い方式の通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】公衆電話回線またはPBX内線に接続さ
れる無線基地局と、この無線基地局と無線で接続可能な
無線移動局とからなる携帯電話システムは近来盛んに利
用されている。このような携帯電話システムの課金方式
としては、通常の有線電話等のように月ごとに使用した
分を一括して請求する方式が一般的であるが、携帯電話
の不正使用による問題や使用者のニーズ等に鑑み、予め
納入した金額分だけ使用できるようにしたプリペイド式
または料金先払い式と呼ばれる課金方式が提案され、利
用されるようになっている。
【0003】この料金先払い式の無線電話システムの一
例が特開平9−83676号公報に開示されている。こ
の公報に開示された無線電話システムでは、最初に使用
者は一定金額分のプリペイドカードを購入し、子機に挿
入して情報転送を行うと、無線基地局に前記カードに入
っている先払い料金情報が登録され、子機が使用可能と
なる。この子機を用いた以降の発信通話料金は当該料金
情報から差し引かれ、残高が少なくなると子機が警告を
発し、残高がなくなると使用不能となるよう構成されて
いる。この料金先払い方式により、予め納入した料金情
報の残高がなくなると子機が通話不能となるので、例え
ば携帯電話の不正使用があった場合に生じる損害を最小
限に止めることが可能となった。
【0004】ところで、最近になって電話機能とデータ
通信機能との2種類の通信サービスを利用することがで
きる複合端末である携帯電話が出現している。例えば、
NTTドコモ株式会社のiモードサービスでは、電子メ
ール機能のみならず、特定の情報サイトに接続して銀行
の残高照会や振込、旅行やコンサートチケットの予約と
いったサービスを利用することができる。このように、
携帯電話においては音声通話だけの単一サービスだけで
なく、音声通話とデータ通信という機能を備えた複合機
能端末が標準的になっている。一般に、この複合機能端
末において料金先払いシステムを利用する場合でも、料
金は個々の端末ごとに管理されているだけであり、残高
料金情報から電話利用があれば通話料金を引き、データ
通信があればデータ通信料金を引くように構成されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複合機
能端末の使用者によって使用目的は異なるものであり、
主に電話として使用するという利用者も存在すれば、主
としてデータ通信を使いたいという利用者も存在する。
従って、例えば電話機能を主に使いたい利用者がデータ
通信サービスをたまたま多く使ってしまった場合、予め
納入した料金残高が少なくなり電話機能の使用が制限さ
れてしまうという不都合が生じる。逆に、データ通信機
能を主に使いたい利用者が電話機能を多用したため、い
ざデータ通信を行おうとした場合に使用できなくなる不
都合が生じる。より具体的には、例えば、会社がその従
業者に携帯電話を提供しその通信料を会社が負担する場
合であって、その業務には主にデータ通信を用いるもの
であれば、従業者に私用で電話機能を多用されて本来の
目的であるデータ通信が制限されることは好ましくな
い。このような場合には、料金先払い式通信システムに
おいて、予め登録する料金情報を、電話機能とデータ通
信機能とに分けて設定管理できるようにすることが望ま
れていた。
【0006】本発明の目的は、従来の料金先払い方式の
通信システムにおける上述の課題を解決することであ
る。すなわち、複合機能端末に対して適当な料金先払い
方式の通信システムを提供し、そのシステムでは、先払
い料金の残高は全利用可能度数情報として管理され、こ
の全利用可能度数情報のうちの電話利用可能度数情報と
データ通信利用可能度数情報とをそれぞれ別個に設定管
理できるシステムを構成することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、電話機能とデータ通信機能との2種類の
通信サービスを利用することができる複合通信端末と、
この端末を含む複数の通信端末の回線接続管理を行う交
換局と、この交換局に接続され、前記複数の通信端末の
課金情報を管理する課金データ管理部とを含んで構成さ
れ、この課金データ管理部は前記通信端末の利用者が予
め納入した利用料金から前記通信サービスを利用した分
だけ差し引いていく料金先払い方式の通信システムにお
いて、前記課金データ管理部が管理する先払い料金の残
高を、電話利用可能度数情報とデータ通信利用可能度数
情報との2種類に分けて設定管理できるようにしたこと
を特徴とする。
【0008】この通信システムを実現するために、前記
課金データ管理部は、当該複合通信端末の電話番号を記
憶する携帯電話番号欄、当該複合通信端末の先払い料金
の残高総額を記憶する全利用可能度数情報欄、この全利
用可能度数情報欄の金額のうち電話通話に割り当てられ
る部分を記憶する電話利用可能度数情報欄、前記全利用
可能度数情報欄の金額のうちデータ通信に割り当てられ
る部分を記憶するデータ通信利用可能度数情報欄、を有
するメモリを備えることを特徴とする。
【0009】このように、料金先払い式の通信システム
において、予納金額の枠内で電話通話に対する料金とデ
ータ通信に対する料金とを別々に設定管理できるように
構成し、予めサービス別に割り当てる予納料金の配分を
設定しておけば、例えば利用者が一方の機能(電話通話
またはデータ通信)を使い過ぎたために残高が少なくな
り、他方の機能の利用が制限されるといった不都合を回
避することができる。
【0010】また、本発明の通信システムにおいては、
前記複合通信端末から料金先払いの証明を付して上記課
金データ管理部に対し利用可能度数追加要求が行われた
とき、課金データ管理部は追加要求に示される金額を前
記全利用可能度数情報欄の数値に加算することを特徴と
する。更に、この料金先払いの証明は、当該複合通信端
末の利用者がサービス事業者に前記利用料金を支払って
購入したパスワードとして構成することができる。この
ように利用者がサービス事業者からパスワードを購入
し、当該パスワードを課金データ管理部に送信すること
により利用可能度数情報欄の加算が行われるようにすれ
ば、課金データ管理部への不正アクセスにより不正に利
用度数情報が更新されるのを防ぐことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付の図
面を参照して以下に詳細に説明する。図1は、本発明に
おけるシステム構成の一例を示す図である。図におい
て、符号11は携帯電話であり、この携帯電話11は電
話の通話サービスの外に、例えばNTTドコモのiモー
ドサービスのようなデータ通信サービスをも利用できる
複合端末であるとする。また、この携帯電話11への課
金方式は、以下に詳細に説明するように、予め所定料金
を支払って利用可能度数情報を登録しておき、この利用
可能度数情報からサービスを利用した分の料金が差し引
かれる料金先払い式である。
【0012】図1において、符号12は携帯電話11を
含む複数の携帯電話との間でディジタル信号で変調され
た電波の送受信を行う基地局、符号13は基地局12を
含む複数の基地局と接続され携帯電話の回線接続管理を
行う交換局、符号14は交換局13が管理する総ての携
帯電話に関する課金情報を管理するデータベースを備え
る課金データ管理部、符号15は基地局12と同様な基
地局、符号16は携帯電話であり、携帯電話16も携帯
電話11と同じく複合端末であるとする。
【0013】図2は、携帯電話11の内部構成を示すブ
ロック図である。図2に示すように、携帯電話11は、
無線回線を使用して情報の送受信を行う無線部101
と、この携帯電話の動作制御を行う制御部102と、マ
イク/スピーカへのアナログ音声信号と送受信するディ
ジタル信号の相互変換を処理する音声信号処理部103
と、LCD(liquid crystal display)上へ文字や画像
を表示するLCD部104と、利用者が情報や各種コマ
ンド等を入力するためのテンキーその他のボタン等を備
える入力部105と、制御部102の動作プログラムが
格納された第1ROM部107と、利用可能度数情報等
が保存され、特殊条件時にのみ利用者からの情報更新が
可能な第2ROM部108と、RAM部109とを備
え、これらはバス110で接続されている。なお、図1
に示す携帯電話16もこの携帯電話11とほぼ同様に構
成されており、両者の差は端末別に有する個体情報、す
なわち電話番号のみが異なるものとする。
【0014】図3は図1の課金データ管理部14のメモ
リ内の複合端末に対する先払い料金の残高の記録例を示
すフォーマット図である。携帯電話番号欄には複合端末
である携帯電話の番号が記録される。例えばローマ字A
は携帯電話11の電話番号(複数桁の10進数)を表
し、ローマ字Cは携帯電話16の電話番号(複数桁の1
0進数)を表すものとする。それぞれの携帯電話に対す
る先払い料金の残高の総額は全利用可能度数情報欄に登
録され、この全利用可能度数情報欄の数字のうち、電話
利用に配分されている部分が電話利用可能度数情報欄
に、また、データ通信利用に配分されている部分がデー
タ通信利用可能度数情報欄に、それぞれ記憶される。図
3に示すように、本実施例ではこれらの利用可能度数情
報は金額(円)の単位で記憶しているが、これは本例に
限定されるものではなく例えば度数等の他の単位を用い
るようにしてもよい。この課金データ管理部14が保持
管理する情報は、外部から容易に書き換えることができ
ないようガードされている。また、全利用可能度数情報
は常に電話利用可能度数情報とデータ通信利用可能度数
情報との合算値となり、いずれか一方が更新されると自
動的に全利用可能度数情報も更新される。
【0015】次に、上記実施形態の動作について説明す
る。図4は本発明の動作の一例を示すフローチャートで
あり、図においてS1−S14は各動作ステップを示
す。携帯電話11の先払い料金の残高(図3の電話番号
欄Aの行に示す)の推移を図4により説明する。携帯電
話11が利用者の手に渡った直後、すなわち初期状態で
は、利用者はサービス利用料の先払いを行っておらず、
図3において携帯電話番号Aに対応する行の数字は、電
話利用可能度数情報もデータ通信利用可能度数情報も、
全利用可能度数情報もすべて0となっている。この状態
では、携帯電話11の利用者は電話サービスもデータ通
信サービスも利用することができない。そこで、利用者
は、携帯電話11を用いて課金データ管理部14へ利用
可能度数追加要求を送信し(ステップS1)、課金デー
タ管理部14に利用可能度数の追加を登録する(ステッ
プS2)。この利用可能度数登録行程を図5を用いて以
下に説明する。
【0016】図5は、図4のステップS1とステップS
2における動作を示すシーケンス図である。この作業を
行う前に、利用者は予め通信会社に利用料金を納入して
あるものとする。利用者が料金を納入する方法は多種考
えられるが、ここでは、携帯電話サービス事業者が指定
する窓口等で携帯電話11の番号等を告げて料金を納め
ると、引き替えにパスワードを受領するものとする。仮
に、携帯電話11の利用者は事前に3,000円分のパ
スワードを購入したものとして説明する。
【0017】最初に、携帯電話11の利用者が入力部1
05のキーを予め定められた順序で操作すると、利用可
能度数追加要求が発せられて、基地局12、交換局13
を経て課金データ管理部14で受信される(S50
1)。この要求を受信した課金データ管理部14は、携
帯電話11からの利用可能度数登録を受け付けるべく内
部処理を行い、携帯電話11に対し確認信号を送信する
(S502)。その後課金データ管理部14は携帯電話
11からのパスワード待ちとなる。
【0018】次に、利用者は予め購入したパスワードを
入力し、課金データ管理部14へ送信する(S50
3)。課金データ管理部14はこのパスワードを受信/
解析し、携帯電話番号Aの行の全利用可能度数情報欄
(初期値0)へ3000円を加算した残高数値3000
円が書き込まれる(S504)。次に、課金データ管理
部14は携帯電話番号Aの行の電話利用可能度数情報と
データ通信利用可能度数情報の書き換えの準備を行い、
携帯電話11に対し個別設定準備完了の信号を送出する
(S505)。これを受信した携帯電話11は、利用者
からの入力を督促する。ここで利用者は、全利用可能度
数の追加金額3000円の配分を、例えば電話利用可能
度数情報の追加に1800円、データ通信利用可能度数
の追加に1200円配分することを送信するものとする
(S505)。利用者は入力部105を操作してこの情
報を入力し、課金データ管理部14に送信する。
【0019】これを受けた課金データ管理部14は、電
話利用可能度数情報(初期値0)に1800円を追加し
て1800円を登録し、データ通信利用度情報(初期値
0)に1200円を追加して1200円を登録し(S5
07)、携帯電話11に対し登録完了を通知する(S5
08)。このようにして利用可能度数情報が登録される
と、携帯電話11の利用制限が解除され、携帯電話11
を電話の通話、デ−タ通信に使用することが可能とな
る。
【0020】以上は、初期状態で電話利用可能度数情
報、データ通信利用可能度数情報、全利用度情報が総て
0であり、追加額がそのまま登録額となったが、このよ
うな初期状態以外の場合、すなわち追加要求の時点にお
いて各利用可能度情報に残高が残っている場合には、現
在高に追加額を加算した額が登録額になる。
【0021】次に、図4のステップS3に戻り、携帯電
話11に発信(着信)が開始され、課金の原因が発生す
るとする。課金データ管理部14は、ステップS4でそ
の通信がデータ通信であるか、電話通話であるかを判定
し、データ通信であれば、ステップS5において、図3
のデータ通信利用可能度数が残っている場合に限り(Y
es)データ通信の実行を許可し(ステップS6)、デ
ータ通信利用可能度数が残っていなければデータ通信の
実行を拒否する(ステップS5の判定No)。データ通
信が実行された場合は、所定量のデータ伝送ごとに定め
られた利用可能度数を図3のデータ通信利用可能度数か
ら減算し(ステップS8)、データ通信が終了すれば
(S7の判定Yes)ステップS3に帰り携帯電話11
は待ち受け状態となる。また、データ通信中に、データ
通信利用可能度数がなくなると(ステップS5の判定N
o)、ステップS13に入りデータ通信を停止させる。
【0022】ステップS4の判定がNoの場合、すなわ
ち携帯電話の発信(着信)が電話通話である場合は、ス
テップS9に入り、図3の電話利用可能度数が残ってい
る場合に限り(ステップS9の判定Yes)、電話通話
の実行を許可する(ステップS10)。通話の実行中
は、所定時間ごとに定められた利用度数を図3の電話利
用可能度数から減算し(ステップS12)、電話利用可
能度数がなくなると(ステップS9の判定No)、ステ
ップS14に入り通話を停止させる。また、電話通話が
終了した場合は(S11の判定Yes)、ステップS3
に戻り携帯電話11は待ち受け状態となる。
【0023】以上のように、データ通信利用可能度数が
なくなれば(ステップS5の判定No)ステップ13で
データ通信を停止させ、電話利用可能度数がなくなれば
(ステップS9の判定No)ステップ14で通話を停止
させるので、携帯電話11が不正使用された場合にも、
携帯電話11の正当な所有者の受ける被害金額を少額に
限定することができる。更に、携帯電話の利用者は予め
電話通話とデータ通信に配分する料金を設定できるた
め、一方の機能(電話通話またはデータ通信)を使いす
ぎたために他方の機能の利用が制限されるといった不都
合を回避することができる。
【0024】図6及び図7は、本実施形態に係る料金先
払い方式の通信システムの更なる実施例を説明するフロ
ーチャートである。図4に示すフローでは携帯電話11
の不正使用、携帯電話番号Aの不正使用に対して効果は
あるが、正当な使用の場合に、使用者に予告なくステッ
プS13又はステップS14に入り、データ通信が停止
したり、電話の通話が停止したりすることは好ましくな
い。そこで本実施例では、携帯電話11の利用中に、デ
ータ通信利用可能度数(または電話利用可能度数)が予
め定める所定値よりも低下した場合に、課金データ管理
部14から携帯電話11に対して警告を発するよう構成
し、更に利用者が希望する場合には、電話利用可能度数
(またはデータ通信利用可能度数)の利用可能残高をデ
ータ通信機能(または電話利用)に流用できるように構
成した。
【0025】図6はデータ通信の実行中に発せられる警
告と、この警告に対し携帯電話11側で取る処置の一例
を示すフローチャートであり、図においてステップS1
5、S16、S17、S18、S19が図4の行程に追
加されるステップを示す。図6に就いて説明すると、図
4のステップS4の判定がYesでありデータ通信が開
始されるときに、ステップS15に入りデータ通信利用
可能度数が所定値以上ある場合、すなわち所望するサー
ビスの利用度数残高が十分に残っている場合は図3のス
テップS6〜S8を実行する。図3のステップS8で利
用可能度数が減算されたらステップS15に戻り、再び
データ通信利用可能度数が所定値以上であるかが判定さ
れる。データ通信中にステップS15の判定がNoとな
った場合、すなわち利用しているサービスの利用可能度
数が少なくなった場合はステップS16に入り、課金デ
ータ管理部14から携帯電話に警告を発するようにす
る。また、この警告と共に全利用可能度数情報とデータ
通信利用可能度数情報とを利用者に通知するようにして
もよい。
【0026】この警告を受けた携帯電話11の処置は携
帯電話11の利用者の判断によって決定される。すなわ
ち、通知されたデータ通信利用可能度数以内に現在のデ
ータ通信が終了すると利用者が判断した場合や、データ
通信をその時点で断念するような場合はそのまま無視す
るようにする(ステップS17の判定No)。この場合
は図3に示すS5〜S8の行程を循環し、データ通信を
停止すると(ステップS7からS13)、携帯電話11
はステップS3に戻り、待ち受け受信状態となる。利用
者はその後に新たにパスワードを購入して追加登録する
か、代替の通信手段を用いてデータ通信を遂行すればよ
い。
【0027】また、ステップS16で警告を受けた利用
者が現在実行中のデータ通信の停止を避けたい場合は、
入力部105を操作して、携帯電話11から課金データ
管理部14に対し電話利用可能度数の流用を要求する。
この電話利用可能度数の流用を受信した課金データ管理
部14は(ステップS17の判定Yes)、ステップS
18で全利用可能度数の有無を判定し、全利用可能度数
が残っている場合に、ステップS6、S7を実行し、所
定数のデータ伝送ごとに定められた利用可能度数をデー
タ通信利用可能度数または電話利用可能度数から減算す
る(ステップS19)。但し、0以下になった方からは
減算しない。どちらから減算しても全利用可能度数から
はそれだけ減算される。このように制御することによ
り、所望しないデータ通信の遮断を好ましく回避するこ
とができる。
【0028】図7は、電話通話中に電話利用可能度数が
所定値以下になった場合の処理を示すフローチャートで
あり、図7のステップS20、S21、S22、S2
3、S24は図6のステップS15、S16、S17、
S18、S19にそれぞれ対応している。図7では、図
6に示すデ−タ通信が電話通話に置き換えられ、電話通
話がデータ通信に置き換えられただけで基本的に図6と
同様の動作をするので、図7についてのこれ以上の説明
は省略する。
【0029】以上に本発明の好適な実施形態について詳
細に説明したが、本願発明の技術的思想は上述した実施
形態の例に限定されるものではなく、他の様々な変形実
施形態として実現することができる。例えば、図6、図
7において利用可能度数の相互流用(ステップS17、
S22)は利用可能度数が所定値以下になったという警
告を受信した直後に要求したが、携帯電話はこの要求を
どの時点で行ってもよく、また全利用可能度数の配分の
変更に対してもどの時点でも要求できるようにプログラ
ムを定めておくことができる。また、図6、図7の実施
例では利用可能度数が所定値以下となった場合に警告を
発するようにしているが(ステップS15、S20)、
例えば、毎回の電話通話やデータ通信の最中あるいは終
了後に各利用残高を携帯電話11に表示して、利用者が
その時点での利用残高を把握できるようにしてもよい。
【0030】更に、上述した実施形態では複合通信端末
として携帯電話を例に説明しているが、電話機能とデー
タ通信機能を有する複合端末であれば、有線電話や他の
有線の通信装置等にも本発明を適用することができる。
また、データ通信についてはデータ量に応じて利用可能
度数を減算するようにしているが、これはサービス事業
者の種類その他の実施環境に応じて、例えば通信時間に
応じて課金したり、毎月定額の利用料を課金したりする
ことが考えられる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、料
金先払い方式の通信システムで、複合端末に対する課金
に関しては、電話通話に対する料金とデータ通信に対す
る料金とが別々に設定管理できるため、利用者が一方の
機能(電話通話またはデータ通信)を使いすぎたために
他方の機能の利用が制限されるといった不都合を回避す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1の符号11又は符号16の携帯電話の構成
を示すブロック図である。
【図3】図1の符号14の課金デ−タ管理部内に複合端
末に対する利用可能度数を記憶する部分のメモリのフィ
ールドを示すフォーマット図である。
【図4】本発明のシステムの動作例を説明するフローチ
ャートであるである。
【図5】図4のステップS1とステップS2の詳細を示
すシーケンス図である。
【図6】図4の更なる動作例を説明するフローチャート
である。
【図7】図4の更なる動作例を説明するフローチャート
である。
【符号の説明】
11 携帯電話 12 基地局 13 交換局 14 課金データ管理部 15 基地局 16 携帯電話
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 17/00 - 17/02 H04B 7/24 - 7/26 113 H04Q 7/00 - 7/04 H04M 15/00 - 15/38

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話機能とデータ通信機能との2種類の
    通信サービスを利用することができる複合通信端末と、
    この端末を含む複数の通信端末の回線接続管理を行う交
    換局と、この交換局に接続され、前記複数の通信端末の
    課金情報を管理する課金データ管理部とを含んで構成さ
    れ、この課金データ管理部は前記通信端末の利用者が予
    め納入した利用料金から前記通信サービスを利用した分
    だけ差し引いていく料金先払い方式の通信システムにお
    いて、 前記課金データ管理部が管理する先払い料金の残高を、
    電話利用可能度数情報とデータ通信利用可能度数情報と
    の2種類に分けて設定管理できるようにしたことを特徴
    とする料金先払い方式の通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信システムにおいて、
    前記課金データ管理部は、 当該複合通信端末の電話番号を記憶する携帯電話番号
    欄、 当該複合通信端末の先払い料金の残高総額を記憶する全
    利用可能度数情報欄、この全利用可能度数情報欄の金額
    のうち電話通話に割り当てられる部分を記憶する電話利
    用可能度数情報欄、 前記全利用可能度数情報欄の金額のうちデータ通信に割
    り当てられる部分を記憶するデータ通信利用可能度数情
    報欄、を有するメモリを備えることを特徴とする料金先
    払い方式の通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の通信システムにおい
    て、前記複合通信端末から料金先払いの証明を付して上
    記課金データ管理部に対し利用可能度数追加要求が行わ
    れたとき、課金データ管理部は当該追加要求に示される
    金額を前記全利用可能度数情報欄の数値に加算すること
    を特徴とする料金先払い方式の通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の通信システムにおい
    て、前記複合通信端末からの料金先払いの証明は、当該
    複合通信端末の利用者がサービス事業者に前記利用料金
    を支払って購入したパスワードであることを特徴とする
    料金先払い方式の通信システム。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の通信システムにおいて、
    前記全利用可能度数情報欄の数値に加算された金額の、
    電話利用可能度数情報欄とデータ通信利用可能度数情報
    欄への配分は、当該複合通信端末からの要求に従って行
    うことを特徴とする料金先払い方式の通信システム。
  6. 【請求項6】 請求項2ないし5のいずれか1に記載の
    通信システムにおいて、前記電話利用可能度数欄の数値
    が所定値以下になった場合とデータ通信利用可能度数欄
    の数値が所定値以下になった場合には、課金データ管理
    部から当該携帯電話に警告を発することを特徴とする料
    金先払い方式の通信システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の通信システムにおい
    て、前記課金データ管理部から複合通信端末に発せられ
    る警告には、前記全利用可能度数情報欄の数値をも含む
    ことを特徴とする料金先払い方式の通信システム。
  8. 【請求項8】 請求項2ないし7のいずれかに記載の通
    信システムにおいて、前記通信端末からの要求により、
    課金データ管理部が電話利用可能度数とデータ通信利用
    可能度数の相互流用を行うことを特徴とする料金先払い
    方式の通信システム。
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