JP2002125076A - プリペイドベースで提供されるサービスを有する通信デバイスへの別の課金サービスを提供する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 支払い済み（プリペイド）の通話時間が経過
した後でもプリペイド携帯電話が使えることが望まし
い。さらにまた、プリペイドの通話時間を使い切らずに
所定の電話番号にアクセスできるプリペイド装置が必要
とされる。 【解決手段】 プリペイドサービスとして第１課金ソー
スに課金するステップと、所定の条件が発生したとき
に、前記第１課金ソースへの課金を中止し、別の課金ソ
ースへ自動的に課金するステップを有することを特徴と
するプリペイドベースで提供されるサービスを有する通
信デバイスへの別の課金サービスを提供する方法。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、通信システムに関
し、特に、サービスがプリペイドベースで行われる別の
課金サービスを提供する方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】プリペイド課金は近年、一般的になりつ
つある。プリペイド課金とは、装置の使用者が予め口座
にお金を支払っておき、サービスが行われたときにそこ
からお金が引き出されるサービスを提供することであ
る。

【０００３】このようなプリペイド課金の一例は、プリ
ペイド携帯電話である。プリペイド携帯電話は、使用で
きる所定の通話料を含めて購入するものである。所定の
通話時間を使い切ってしまった場合には、携帯電話は使
えなくなる。その後、そのユーザは、その携帯電話を使
い続けるためにはさらに通話時間を購入しなければなら
ない。

【０００４】別の種類のプリペイド課金サービスとは、
長距離電話サービス用のプリペイドコーリングカードで
ある。このようなコーリングカードを購入すると、その
コーリングカードは、カードのユーザに長距離電話をか
ける所定量の通話時間を与える。プリペイドコーリング
は、短距離の発呼に対してもコストが安くなることがあ
る。

【０００５】プリペイド課金サービスにおける問題点
は、所定の通話時間が使用し尽くされるとプリペイド携
帯電話あるいはプリペイドコーリングカードは、通話可
能時間を購入して付加するまで使用できない点である。
このことは、通話可能時間を購入する前にプリペイド課
金サービスを必要とする人にとっては、不便なことであ
る。

【０００６】例えば、多くの人は緊急用に支払い済みの
通話料を有する携帯電話を購入する。このような事例
は、緊急用に使用するために自分の子供のために親が携
帯電話を購入する場合である。支払い済みの通話時間を
緊急事態が発生する前に使い切ってしまった場合には、
緊急事態が発生しても子供は携帯電話のサービスを受け
られないことになる。

【０００７】別の問題は、プリペイドコーリングサービ
スを利用したときにも発生する。両親は、緊急用に自分
の子供にプリペイド携帯電話を与えることがある。両親
は、通常の会話ではなく緊急用にのみこの携帯電話を使
って欲しいと思う。しかし、プリペイド携帯電話に対し
成された電話の呼びあるいはプリペイド携帯電話から発
せられた電話の呼びに対しても口座から減額される。し
かし、現在の方式では、携帯電話に値する電話の呼びあ
るいは携帯電話から行われた電話の呼びに対して口座か
ら減額される。そのため、プリペイド口座に課金される
電話の呼びあるいは所定の電話番号から発せられた電話
を受領したときにはプリペイド口座から減額されないよ
うな機構が必要とされている。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】そのため、支払い済み
（プリペイド）の通話時間が経過した後でもプリペイド
携帯電話が使えることが望ましい。さらにまた、プリペ
イド（支払い済み）の通話時間を使い切らずに所定の電
話番号にアクセスできるプリペイド装置が必要とされ
る。

【０００９】本発明の目的は、ある状況下ではプリペイ
ド電話機が依然として動作できるようにする方法を提供
することである。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明の方法は、プリペ
イドベースでサービスが提供されるようなデバイスを使
用できるようにするために、別の課金サービスを提供す
ることである。電話機コーリングカードあるいは他のデ
バイスがプリペイドサービス用に登録される。このプリ
ペイドサービスは、そのサービスに対する支払いを行う
ための第１課金ソース（財源）を含む。これは、プリペ
イド携帯電話等である。第１課金ソースとは別の（第
２）課金ソースが提供される。この別の課金ソースは、
所定の状態が存在する場合に、プリペイドサービスの使
用に対し課金する。この別の課金ソースは、所定の状態
が存在するときにプリペイドデバイスへの発呼あるいは
プリペイドデバイスからの発呼に対し課金される。

【００１１】課金ソースは、クレジットカード、デビッ
トカード（支払い済みカード）、プリペイド電話カー
ド、電話口座、ユーザにより設定される口座、あるいは
提供されたサービスに課金できる他の財源である。

【００１２】所定の条件とは、第１課金財源（ソース）
の口座残高が所定の値以下になったとき、例えば口座残
高がゼロになったときである。あるいは所定の条件と
は、所定の電話番号の発呼である。例えば、所定の電話
番号リストがサービスプロバイダに与えられ、そしてプ
リペイドサービスを利用した装置がこれらの電話番号の
何れかに電話をかけるときにはプリペイドの口座残高は
減らずに、被呼電話番号に課金される。これはコレクト
コールに似たサービスであり、発呼者は被呼者に課金さ
れるような番号に電話する方法である。同様に本発明に
よれば所定の電話番号リスト内の電話番号に電話をかけ
たとき、あるいはそこから電話がかかってきたときに
は、所定の電話番号に電話料金が課金される。

【００１３】また所定の条件とは、１日のうちのある時
間あるいは１週間のうちのある曜日である。例えば、プ
リペイドコーリングカードは、会社から従業員に配られ
る。このプリペイドサービスは、通常の業務時間の間に
は第１課金ソースに課金され、業務時間外の個人用の電
話の呼びの場合には別の課金ソースに課金される。この
ようにして業務用の電話の呼びは会社に課金され、一
方、業務時間外の私用の電話は利用者の個人口座に課金
される。本発明のこの実施例により、現在の方法、即ち
従業員が経費レポートを作成し、業務用に行われた電話
の呼びか私用の電話の利用かを分類する方法よりも遙か
に簡単に課金あるいは払い戻しが可能となる。

【００１４】さらに本発明の方法は、電話の呼びが自分
のホーム領域内で行われたときには、携帯電話の加入者
に対する別のプリペイド課金サービスを提供する。携帯
電話の加入者が所定の領域外の別の領域に移動したとき
には、別の課金ソースを用いて電話料金を支払う。さら
にまた、発呼制限が、呼びが所定の制限領域内の電話番
号へのプリペイドサービスを用いて電話機から行われた
場合には、別のプリペイド課金サービスを起動させる。
電話の呼びが所定の領域外で行われたときには、例え
ば、国際電話が掛けられたときには、別の課金ソースを
用いて電話料金を支払う。

【００１５】さらにまた本発明の方法は、ユーザが２つ
の課金ソースのうちの一方を使用するために識別番号を
入力するような別のプリペイド課金サービスを提供す
る。識別番号が入力されなかった場合には、他の課金ソ
ースに電話料金が課金される。この実施例は仕事用に非
常に有効である。かくして、本発明は別のプリペイド課
金サービスを提供する方法を改善する。

【００１６】

【発明の実施の形態】図１において、通信システム１０
０は、無線システム１０３とプリペイドシステム１０４
と有料システム１１７とを有する。無線システム１０３
はセルラ通信システムであるが、ページング（ポケベ
ル）システムあるいはワイヤレスインターネットシステ
ムあるいは無線アクセスを無線装置に提供する無線シス
テムでもよい。

【００１７】無線デバイス１０１は無線システム１０３
と通信している。無線デバイス１０１は携帯電話である
が、ポケベル、インターネットアクセスデバイスあるい
は無線周波数（ＲＦ）を介して無線システム１０３と通
信する他の無線デバイスでもよい。

【００１８】有料システム１１７は、地方交換通信網１
０９を有する優先システム１１７に電話機１１１と有料
電話１１３が接続されている。様々なデバイスが有料シ
ステム１１７に地方交換通信網１０９を介して接続可能
である。

【００１９】プリペイドシステム１０４は、プリペイド
課金データベース１０７とプロセッサ１０５を有する。
プリペイド課金データベース１０７は顧客のプリペイド
課金口座に関する情報を含む。プリペイド課金データベ
ース１０７は各プリペイド口座に対し第１課金ソースと
別の第２課金ソースの識別子を含む。第１課金ソースと
別の課金ソースは、クレジットカード、デビットカー
ド、プリペイド電話カード、プリペイド携帯電話カー
ド、電話機の口座あるいは課金が可能な他の口座の何れ
かである。

【００２０】図１に示した本発明を無線デバイス１０
１、有料（公衆）電話１１３、電話機１１１が利用でき
る。無線デバイス１０１が使用する例として、無線デバ
イス１０１は、プリペイド携帯電話としてセルラシステ
ムに登録されている。無線デバイス１０１は、プリペイ
ド課金データベース１０７内に記憶された第１課金ソー
スを提供する。この第１課金ソースは、プリペイド携帯
電話口座である。無線デバイス１０１はまたプリペイド
課金データベース１０７内に登録された別の課金ソース
を提供する。この別の課金ソースは、クレジットカード
口座である。

【００２１】所定の条件が無線デバイス１０１に対し確
立される。所定の条件とは、プリペイド携帯電話サービ
スの口座残高である。例えば、無線デバイス１０１に発
せられた呼びおよび無線デバイス１０１との電話の呼び
は、第１課金ソースに課金される。しかし、所定の条件
が発生したとき、好ましくはプリペイド携帯電話口座の
口座残高が所定レベル以下になったときには、別の課金
ソースに課金される。サービスが別の課金ソースに切り
換えられる所定レベルとは、プリペイド携帯電話サービ
スの口座残高がゼロになったときである。

【００２２】これにより電話の通話中に自動的な課金の
切り換えが可能となり従来の方法に対し改善されてい
る。これによりユーザからの入力によらずしておよび電
話を中断することなく課金の切り換えが行われる。現在
のシステムでは呼びは、口座残高がゼロに落ちたときに
終了し、２回目の呼びを発しなければならなかった。本
発明は、このような状況においてもサービスを向上させ
ることができ、特に緊急時のように呼びを中断しない。

【００２３】電話機１１１は本発明を用いることができ
る。この実施例においては、ユーザはプリペイド電話カ
ードを購入する。このカードは、所定の通話時間を含
み、お金をカードの発行者に払うことによりカードに通
話時間を追加することができる。このカードに対し別の
課金ソースがプリペイド課金データベース１０７に記録
される。別の課金ソースは、デビットカード、クレジッ
トカード、第２のプリペイド電話カードあるいはサービ
スに対し課金される他のいかなる財源でもよい。

【００２４】この実施例においては、電話機１１１は、
第１課金ソースを用いて有料システム１１７、地方交換
通信網１０９を介して電話の呼びを発する。地方交換通
信網１０９はプリペイドシステム１０４にあるプロセッ
サ１０５と通信する。プロセッサ１０５はプリペイド課
金データベース１０７から第１課金ソースに関連する情
報を獲得する。その後地方交換通信網１０９は、呼びを
接続するための処理を開始する。

【００２５】所定の条件が発生すると、プロセッサ１０
５は、プリペイド課金データベース１０７にアクセスし
て別の課金ソースに関連する情報を獲得する。所定の条
件とは、１日のうちのある時間、１週間のうちのある曜
日、所定の電話番号、第１課金ソースの口座残高が所定
のレベル以下になったとき、携帯電話のユーザがホーム
領域以外の領域に移動したとき、所定の領域外に呼びが
発せられたときあるいは他の適宜の条件の何れかであ
る。所定の条件が発生すると、プロセッサ１０５はプリ
ペイド課金データベース１０７にアクセスして別の課金
ソースへの切り換えを開始する。

【００２６】電話機１１１と無線デバイス１０１に関連
する呼びにおいては、有線の電話課金および無線電話の
課金は、同一のデータベースで処理される。さらにまた
有線の課金は第１課金ソースに、無線デバイス１０１の
課金は別の課金ソースに変更される。

【００２７】本発明の別の実施例においては、有料電話
１１３が用いられる。別の実施例においては、有料電話
１１３が用いられる。この実施例においては、ユーザは
プリペイドコーリングカードを獲得する。ユーザは別の
課金ソースおよび第１課金ソースの代わりに別の課金ソ
ースに課金されるべき所定の条件を与える。この実施例
においては、第１課金ソースは、プリペイドコーリング
カードである。別の課金ソースは、家庭の電話口座であ
るが、携帯電話口座あるいは課金サービスが可能な他の
口座、例えば公益会社等である。

【００２８】この実施例においては、ユーザは所定の電
話番号内のどの電話番号に対する呼びも所定の条件とし
て設定することもできる。例えば、ユーザは、自分の家
の電話番号および自分の携帯電話の番号あるいは自分の
会社の番号等を所定の電話番号に含めることができる。
この実施例においては、これらの電話番号の何れかに掛
けられた電話は、別の課金ソース例えば家の電話番号の
口座に課金することもできる。これによりユーザは、自
分の電話以外の他の番号に掛けられた電話の呼びに対す
るプリペイドカードへの通話時間を節約することができ
る。これによりユーザは、自動的に他の課金サービスを
受け入れることのないシステムに対し通話時間を節約す
ることができる。

【００２９】図２において、電話機はプリペイドベース
へ提供されるサービスを含む。

【００３０】電話機のアカウント（電話番号、課金口
座、電話所有者名等）は、プリペイド電話サービス用に
登録される（２０１）。プリペイド電話サービスは、電
話サービスに対する支払いを行うための第１課金ソース
を含む。この第１課金ソースは、プリペイドコーリング
カードである。第１課金サービスは、プリペイド携帯電
話サービス、クレジットカード、デビットカード、電話
コーリングカード、電話番号あるいは課金が可能な他の
財源である。

【００３１】第１課金ソースとは異なる他の課金ソース
が具備される（２０３）。この他の課金ソースは、電話
番号、例えばサービスを登録した人の家の電話番号であ
る。この他の課金ソースは、プリペイド電話カード、ク
レジットカード、デビットカードあるいは他の課金サー
ビスが可能な他の財源である。

【００３２】本発明のシステムは、所定の条件が存在す
るか否かを決定する（２０４）。この所定の条件とは、
第１課金ソースの口座残高が所定の値、例えばゼロにな
ったときを含む。別法として、所定の条件は所定の電話
番号に関連する電話の呼びである。この所定の電話番号
は、有線電話番号、無線電話番号あるいは他のコンピュ
ータアドレス、例えばインターネットサービスプロバイ
ダの番号である。所定の電話番号は、プリペイドサービ
スを登録した人により提供される電話番号リストから選
択される。

【００３３】所定の条件とは、１日のうちのある時間で
ある。例えば、１日のうちのある時間は、夜遅い時間で
ある。これにより親は子供が発呼した夜遅い電話の呼び
（これは通常緊急の状況時に起こるが）に対しお金を支
払うことができる。１日のうちのある時間は、業務時間
である。例えば、プリペイドサービスは、従業員に与え
られる。会社は第１課金ソースを用意し、従業員は他の
課金ソースを提供する。このようにして、通常の業務時
間外に行われた電話の呼びは、所定の条件となり従業員
により用意された別の課金ソースに課金される。通常の
業務時間内の電話の呼びは、会社の第１課金ソースに課
金される。このようにして、従業員により行われる経費
の払い戻しをやめることができ、これにより生産性が上
がる。

【００３４】同様に、所定の条件とは、１週間のうちの
ある曜日である。この実施においては、第１課金ソース
は、通常の業務曜日、例えば月曜日から金曜日の間に出
された電話に対し課金され、別の課金ソースは土曜日あ
るいは日曜日になされた電話の呼びに対し課金される。
１週間のうちのある曜日は、ユーザ毎に必要に応じて変
えることができる。

【００３５】所定の条件とは、また、ユーザのいる場所
である。この実施例においては、ユーザが所定の領域に
いるときには第１課金ソースが電話の呼びに対し課金さ
れる。ユーザが所定の領域内にいないときには、別の課
金ソースに課金される。例えば、ユーザの家の無線シス
テム内で呼びが発せられたときにはその料金は第１課金
ソースに課金され、ユーザが別の無線システムの領域内
に移動したときには別の課金ソースに課金される。

【００３６】所定の条件は、ある領域に対する呼びを制
約する装置にも適応できる。この実施例においては、ユ
ーザがある領域内の別の場所に呼びを発呼したときに
は、第１課金ソースが用いられる。呼びが制限領域外で
なされたときには別の課金ソースに課金される。例え
ば、国内での呼びは第１課金ソースに課金され、国外で
の呼びは別の課金ソースに課金される。

【００３７】本発明は、所定の条件が被呼された場所あ
るいは被呼された番号の種類によっても用いることがで
きる。例えば、所定の条件は、市外局番が所定のグルー
プに入るような番号に発呼することである。この実施例
においては、所定のグループ内の市外局番を有する電話
番号に呼びがなされたときには、第１課金ソースに課金
されるが所定のグループ以外の他の市外局番への電話の
呼びがなされたときには別の課金ソースに課金される。
これにより第１課金ソースにお金を支払う人は、呼びを
制限することができる。

【００３８】プリペイドサービスあるいは呼びを発呼し
ている間に、提供された電話番号へなされた呼びあるい
はその電話番号からなされた呼びが存在するときに所定
の条件があるときにはシステムは別の課金ソースに課金
する（２０５）。この実施例においては、別の課金ソー
スは家の電話番号であり、システムは別の課金ソースに
課金する。この実施例においては、システムはユーザか
らの電話の要求を受領するかあるいはそのユーザに向け
れた電話の呼びを受領する。その後システムは、データ
ベースにアクセスしてユーザがプリペイドの別の課金サ
ービスに契約しているか否かを決定する。ユーザがプリ
ペイドの別の課金サービスに契約している場合には、シ
ステムは所定の条件が存在するか否かを見るためにチェ
ックする。

【００３９】所定の条件が存在しない場合には、呼びの
時間あるいは呼びの最中の何れかにシステムは第１課金
ソースに課金する（２０７）。

【００４０】別の課金ソースへの課金は呼びの間に発生
することがある。例えば、プリペイドサービスへの口座
残高が呼びの最中にゼロになったときには、課金は自動
的に別の課金ソースに切り換えられる。プリペイドサー
ビスの利用者に対し課金が第１課金ソースから別の課金
ソースに切り換えられた旨の警報が発せられる。これ
は、警告音、所定のメセージを再生することにより、あ
るいはユーザが利用している装置を点灯することによ
り、あるいは課金ソースが第１課金ソースから別の課金
ソースに変更したことをユーザに通知する他の方法の何
れによっても行うことができる。この警報は、呼びの最
初から他の課金ソースに課金されたときに発生する。

【００４１】本発明のシステムは、第１課金ソースから
別の課金ソースへのこの切り換えに対してもプリペイド
サービスの利用者に課金することができる。例えば、追
加請求は別の課金ソースが呼びに対し用いられたときは
いつでも別の課金ソースに課される。別法として、第１
課金ソースあるいは別の課金ソースに別の課金ソースが
用いられたときにはいつでも追加料金が課金される。例
えば、所定の条件がプリペイドサービスの口座残高がゼ
ロになったときである場合には、本発明のシステムはプ
リペイド口座の残高が１ドルになったときに別の課金サ
ービスにユーザを切り換えて、その後ユーザにプリペイ
ドサービスに１ドルを課金してこれにより口座の残高を
ゼロにすることができる。

【００４２】図３において、この実施例では通常の電話
の呼びは、プリペイドベースでプリペイド携帯電話口座
あるいはコーリングカードの口座にチャージされる。所
定のリスト上の電話番号への呼びあるいは電話番号から
の呼びは、プリペイド口座には課金されず別の課金ソー
スに課金される。この別の課金ソースは、被呼者の口座
（クレジットカード）あるいは他の適宜の課金ソースで
ある。

【００４３】この実施例においては、第１課金ソースが
携帯電話からなされた電話の呼びあるいは携帯電話に対
し成された電話の呼びに対し用意される（３０１）。第
１課金ソースは、プリペイドコーリングカードが好まし
いが他のもの、例えばプリペイド携帯電話サービス、ク
レジットカード、デビットカード、電話コーリングカー
ド、電話番号口座あるいは課金が可能な他の財源でもよ
い。

【００４４】第１課金ソースとは別の課金ソースが用意
される（３０３）。この別の課金ソースは電話番号口
座、例えばサービスを登録した人の家庭の電話番号であ
る。別の課金ソースは、プリペイド電話カード、クレジ
ットカード、デビットカードあるいは課金サービスを提
供する他の口座である。

【００４５】別の課金電話番号のリストが用意される
（３０５）。別の課金電話番号のリストは、第１課金ソ
ースへの課金を行わない被呼された電話番号のリストで
ある。別の課金電話番号は、所定の条件下、例えば緊急
時に被呼される電話番号である。これらの電話番号は緊
急サービス用、家庭の電話番号、仕事場の電話番号ある
いは緊急状況においてダイヤルされる他の電話番号を含
む。

【００４６】別の課金電話番号は、業務に関係ない電話
番号である。例えば、別の課金電話番号のリストは自分
の業務の範囲内で従業員がかけることのない電話番号を
含む。この実施例においては、業務に関係ない電話番号
への呼びは別の課金ソース、例えば従業員のクレジット
カードに課金される。仕事に関連した他の呼びは、第１
課金ソース、例えば会社により用意されたプリペイドコ
ーリングカードに課金される。

【００４７】本発明のシステムは、別の課金電話番号か
ら電話の呼びがなされたものかあるいは別の課金電話番
号へ電話の呼びがなされたかを決定する（３０６）。同
一の処理が別の課金電話番号から受信した電話の呼びに
対しても行われる。本発明のシステムは、電話の呼び
は、プリペイドユーザから来たものかあるいはプリペイ
ドユーザへのものかを決定する。本発明のシステムは、
データベースをチェックして、このユーザがプリペイド
の別の課金サービスに契約しているか否かを決定する。
このユーザが別の課金サービスに契約している場合に
は、本発明のシステムは、発呼電話機あるいは被呼電話
機は、別の課金電話番号リストにあるか否かを決定す
る。ある場合には本発明のシステムは、これは別の課金
電話番号への電話の呼びあるいは別の課金電話番号から
の電話の呼びであると決定する。

【００４８】電話の呼びが別の課金電話番号からのもの
であるかあるいは別の課金電話番号へのものである場合
には、本発明のシステムは別の課金ソースに課金する
（３０７）。別の課金ソースへの課金ステップは、クレ
ジットカードへの課金を含み、さらに別法として電話番
号への課金を含み、呼びが携帯電話と別の課金電話番号
のリストに含まれる電話番号との間でなされた場合に
は、常に別の課金ソースに課金する、あるいは第１課金
ソースの口座残高がゼロになったときのみ別の課金ソー
スに課金する、あるいは１日のうちの所定の時間の間の
み別の課金ソースに課金する、あるいは１週間のうちの
ある曜日にのみ別の課金ソースに課金する、あるいは携
帯電話機のユーザが自分のホームシステム外に出たとき
には別の課金ソースに課金する、あるいは呼びが所定の
領域外の場所でなされたときには別の課金ソースに課金
するかの何れかを含む。

【００４９】発呼電話番号あるいは被呼電話番号が別の
課金電話番号ではない場合には、本発明のシステムは、
第１課金ソースに課金する（３０９）。

【００５０】

【発明の効果】かくして本発明は従来の方法の問題点を
解決する。本発明は、プリペイドベースでサービスを提
供されたユーザに別の課金サービスを提供する。別の課
金ソースを用意することにより、ユーザは第１課金ソー
スの口座残高がなくなった後でも電話を発呼したり受け
たりすることができる。これは緊急の呼びが行われたよ
うな状況で特に有益である。この緊急の呼びは、緊急サ
ービスプロバイダ、例えば警察、緊急時に助けてくれる
ような人の家または仕事場の電話番号を含む。

【００５１】本発明は、プリペイドサービスがビジネス
ユーザに提供されるような状況下で別の課金サービスを
提供する効率的な方法を提供する。第１プリペイド課金
ソースは、会社が用意する。従業員が仕事に関係のない
電話をしたときにはこの電話料金は、別の課金ソースに
課金される。これは経費管理および不正を減らすのに役
立つ。

【００５２】本発明はまた通話が月単位で割り当てられ
るような従来のセルラアカウントにも適用可能である。
ユーザが割り当てられた通話時間以上に電話を使用した
場合には、分単位でその口座にチャージされる。本発明
によれば割当てられた通話時間は、第１課金ソースが最
初に考慮される。所定の条件が発生したときには第２の
別の課金ソースが用いられ、割り当てられた通話時間の
残りは変更ない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例による通信システムを表すブ
ロック図

【図２】本発明の一実施例による別の課金サービスを実
行する方法を表すフローチャート図

【図３】本発明の他の実施例による別の課金サービスを
実行する方法を表すフローチャート図

【符号の説明】 １００ 通信システム １０１ 無線デバイス １０３ 無線システム １０４ プリペイドシステム １０５ プロセッサ １０７ プリペイド課金データベース １０９ 地方交換通信網 １１１ 電話機 １１３ 有料電話 １１７ 有線システム ２０１ プリペイドサービス用のデバイスを登録する ２０３ 別の課金ソースを用意する ２０４ 所定の条件が存在するか ２０５ 別の課金ソースに課金する ２０７ 第１課金ソースに課金する ３０１ 第１課金ソースを用意する ３０３ 別の課金ソースを用意する ３０５ 別の課金電話番号のリストを用意する ３０６ 別の課金電話番号への呼びか？ ３０７ 別の課金ソースに課金する ３０９ 第１課金ソースに課金する

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596077259 600 Ｍｏｕｎｔａｉｎ Ａｖｅｎｕｅ, Ｍｕｒｒａｙ Ｈｉｌｌ， Ｎｅｗ Ｊｅ ｒｓｅｙ 07974−0636Ｕ．Ｓ．Ａ. (72)発明者 ポール レイモンド サンド アメリカ合衆国、60517 イリノイ州、ウ ッドリッジ、フェズント コート 11 (72)発明者 フィリップ マイケル サンズ アメリカ合衆国、61820 イリノイ州、シ ャンペイン、サウス ステート ストリー ト 807 Ｆターム(参考） 5K025 AA05 DD06 EE25 FF15 GG10 JJ14 KK06

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 プリペイドベースで提供されるサービス
   を有する通信デバイスへの別の課金サービスを提供する
   方法において、 （Ａ） プリペイドサービスとして第１課金ソースに課
   金するステップと、 （Ｂ） 所定の条件が発生したときに、前記第１課金ソ
   ースへの課金を中止し、別の課金ソースへ自動的に課金
   するステップを有することを特徴とするプリペイドベー
   スで提供されるサービスを有する通信デバイスへの別の
   課金サービスを提供する方法。
2. 【請求項２】 前記第１課金ソースは、口座残高を有
   し、前記所定の条件は、口座残高が所定の値にまで落ち
   たときを含むことを特徴とする請求項１記載の方法。
3. 【請求項３】 前記所定の条件とは、所定の電話番号へ
   の発呼、所定の電話番号からの被呼の何れかあるいは両
   方であることを特徴とする請求項１記載の方法。
4. 【請求項４】 前記所定の電話番号は、電話番号リスト
   から選択されることを特徴とする請求項３記載の方法。
5. 【請求項５】 前記所定の条件は、１日のうちのある時
   間あるいは１週間のうちのある曜日の何れかあるいは両
   方であることを特徴とする請求項１記載の方法。
6. 【請求項６】 前記（Ｂ）のステップは、 （Ｂ１） クレジットカードに課金するステップ、 （Ｂ２） 電話番号口座に課金するステップ、 （Ｂ３） デビットカードに課金するステップ、 （Ｂ４） プリペイド電話カードに課金するステップの
   内の何れかを含むことを特徴とする請求項１記載の方
   法。
7. 【請求項７】 前記（Ａ）のステップは、 プリペイドセルラサービスに対し課金する、あるいはプ
   リペイドコーリングカードに対し課金するの何れかであ
   ることを特徴とする請求項１記載の方法。
8. 【請求項８】 携帯電話にプリペイドサービスを提供す
   る方法において、 （Ａ） 携帯電話に対し成された呼びおよび携帯電話か
   らなされた呼びに対し第１課金ソースを用意するステッ
   プと、 （Ｂ） 携帯電話に対し、別の課金ソースを用意するス
   テップと、 （Ｃ） 別の課金電話番号のリストを用意するステップ
   と、 （Ｄ） 携帯電話と別の課金電話番号のリストに含まれ
   る電話番号との間で呼びがなされたときに別の課金ソー
   スに課金するステップを有することを特徴とする携帯電
   話にプリペイドサービスを提供する方法。
9. 【請求項９】 前記（Ｄ）のステップは、 （Ｄ１） クレジットカードへの課金するステップ、 （Ｄ２） 電話番号口座への課金するステップ、 （Ｄ３） デビットカードへの課金するステップ、 （Ｄ４） プリペイド電話カードへの課金するステップ
   の内の何れかを含むことを特徴とする請求項８記載の方
   法。
10. 【請求項１０】 前記（Ｄ）のステップは、 （Ｄ１） １日のうちの所定の時間の間、別の課金ソー
    スに課金するステップ、 （Ｄ２） １週間のうちある曜日の間別の課金ソースに
    課金するステップ、 （Ｄ３） 携帯電話が所定の領域内にあるときに別の課
    金ソースに課金するステップ、 （Ｄ４） 識別番号が携帯電話に入力されたときに別の
    課金ソースに課金するステップ、 （Ｄ５） 携帯電話が所定の領域外にあるデバイスに対
    し呼びを発したときに別の課金ソースに課金するステッ
    プの内の何れかを含むことを特徴とする請求項８記載の
    方法。