JP2002344511A - 通信方法、回線事業者装置及び回線貸与者装置 - Google Patents

通信方法、回線事業者装置及び回線貸与者装置

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JP2002344511A
JP2002344511A JP2001145110A JP2001145110A JP2002344511A JP 2002344511 A JP2002344511 A JP 2002344511A JP 2001145110 A JP2001145110 A JP 2001145110A JP 2001145110 A JP2001145110 A JP 2001145110A JP 2002344511 A JP2002344511 A JP 2002344511A
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Masahiro Morita
昌宏 森田
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    • H04W12/06Authentication

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モバイルでの利用を簡便化し、端末と回線事
業者装置との間の広帯域通信回線帯域の貸借を可能とし
た通信方法及び回線事業者装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】 モバイルPC40、回線事業者装置20
を介して、インターネット10上の通信装置1と通信を
行う通信方法において、モバイルPC40は、回線貸与
者装置30が使用する回線事業者装置20との間の広帯
域通信回線の一部又は全部の帯域を借用して、回線事業
者装置20を介して、インターネット通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信方法、回線事
業者装置及び回線貸与者装置に係り、特に、端末と回線
事業者装置との間の広帯域通信回線の一部又は全部の帯
域の貸借を可能とした通信方法、回線事業者装置及び回
線貸与者装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットが普及し、各家庭におい
て、高速なインターネットの利用が可能となるブロード
バンド(広帯域)サービスが、登場している。このブロ
ードバンドサービスには、複数の方式があり、その通信
速度は、従来の20倍から1000倍以上である。
【0003】例えば、各家庭と回線事業者とを光ファイ
バーで結ぶ光ファイバーを用いた方式では100メガビ
ット/秒以上の通信速度であり、既設の銅線を利用する
ADSL(Asymmetric Digital S
ubscriber Line)方式では16メガビッ
ト/秒以上の通信速度であり、既設のCATV(Cab
le Television)回線を利用するCATV
方式では、14.3メガビット/秒以上の通信速度であ
り、各家庭との接続点を無線で接続し、その先を光ファ
イバーを用いて回線事業者と結ぶ無線方式では、1.5
メガビット/秒以上の通信速度でインターネットが利用
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ブロードバ
ンドのインターネット回線は、高価であり、普及の妨げ
になっているという問題がある。
【0005】また、現状では、ブロードバンドのインタ
ーネット回線を使いこなすだけの十分なコンテンツが整
備されていないので、家庭では、例えば、10メガビッ
ト/秒の通信速度の回線を回線事業者との間で接続して
も、回線容量に空きが生じているという問題がある。
【0006】また、ブロードバンドサービスの多くは、
有線によるものが大半であり、一部無線によるもの(例
えば、FWA(Fixed Wireless Acc
ess)、W−CDMA(Wideband Code
Division Multiple Access))
もあるが、無線によるブロードバンドサービスのための
基地局の設置には膨大な投資が必要であり、このため出
先や移動中でも利用できるブロードバンドサービスの普
及が十分とはいえない。その結果、モバイル利用者が出
先で、インターネットにアクセスするには、公衆電話や
携帯電話等を利用しなければならないという問題があ
る。
【0007】本発明は、上記問題に鑑みなされたもので
あり、モバイルでの利用を簡便化し、端末と回線事業者
装置との間の広帯域通信回線の一部又は全部の帯域の貸
借を可能とした通信方法、回線事業者装置及び回線貸与
者装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するた
めの手段を採用している。
【0009】請求項1に記載された発明は、端末(例え
ば、図1におけるモバイルPC40、又は、隣家のPC
等)が、回線事業者装置を介して、インターネット上の
通信装置と通信を行う通信方法において、前記端末は、
回線を貸与する回線貸与者装置(例えば、図1における
回線貸与者30、また、回線事業者が直接、請求項2の
無線LAN等の無線基地局を設置して本発明のサービス
を行う場合は、回線事業者が、回線貸与者となる。)が
使用する前記回線事業者装置との間の広帯域通信回線の
一部又は全部の帯域を借用して、回線事業者装置と通信
を行うことを特徴とする。
【0010】請求項1に記載された発明によれば、回線
を貸与する回線貸与者装置が使用する回線事業者装置と
の間の広帯域通信回線の一部又は全部の帯域を借用し
て、回線事業者装置と通信を行うことにより、モバイル
での利用を簡便化し、端末と回線事業者装置との間の広
帯域通信回線の一部又は全部の帯域の貸借を可能とした
通信方法を提供することができる。
【0011】請求項2に記載された発明は、請求1項記
載の通信方法において、前記端末と前記回線貸与者装置
間の通信は、前記回線貸与者装置に設置された無線LA
Nを介して行うことを特徴とする。
【0012】請求項2に記載された発明によれば、端末
と回線貸与者装置間の通信は、回線貸与者装置に設置さ
れた無線LANを介して行うことにより、モバイル端末
は簡便に、回線貸与者装置が使用する回線の帯域を利用
することができる。
【0013】請求項3に記載された発明は、請求項1又
は2記載の通信方法において、前記端末と前記回線貸与
者装置間は、送信側で送信信号を暗号化し、受信側で受
信信号を復号して、通信を行うことを特徴とする。
【0014】請求項3に記載された発明によれば、端末
と回線貸与者装置間の通信を暗号化したことにより、回
線貸与者装置等における通信データの盗聴を防止するこ
とができるので、端末は安心して回線貸与者装置から回
線を借用することができる。
【0015】請求項4に記載された発明は、請求項1な
いし3いずれか一項記載の通信方法において、前記端末
が、前記回線事業者装置を介して、インターネット上の
通信装置と通信を行う前に、前記端末と前記回線事業者
装置は、相互に認証を行うことを特徴とする。
【0016】請求項4に記載された発明によれば、端末
と回線事業者装置は、相互に認証を行うことにより、回
線事業者は、モバイルPCを認証することで、本サービ
スを行うに当たって、登録されたモバイルPCであるこ
とを確認し、確実に賃貸料が回収できる相手であること
を確認することができる。また、モバイルPCは、回線
事業者を認証することで、正当な回線事業者に接続して
いることを確認することができる。
【0017】請求項5に記載された発明は、請求項1な
いし4いずれか一項記載の通信方法において、前記回線
貸与者装置は、貸与した回線の量に応じて、回線事業者
に支払う料金が減額されることを特徴とする。
【0018】請求項5に記載された発明によれば、回線
貸与者装置は、貸与した回線の量に応じて、回線事業者
に支払う料金が減額されることにより、回線使用におけ
る負担を軽減することができ、ブロードバンドの普及を
促進することが可能となる。
【0019】請求項6に記載された発明は、端末とイン
ターネット上の通信装置との間の通信を仲介する回線事
業者装置において、前記端末との通信を、回線を貸与す
る回線貸与者装置が使用する回線事業者との間の広帯域
通信回線の一部又は全部の帯域を用いて行うことを特徴
とする。
【0020】請求項7に記載された発明は、請求項6記
載の回線事業者装置において、認証装置を有し、前記認
証装置は、前記回線事業者の顧客に関する情報を格納し
た顧客情報データベースを有し、前記認証装置は、前記
端末がインターネット上の通信装置と通信を行う前に、
前記顧客情報データベースを参照して、前記端末の認証
を行うことを特徴とする。
【0021】請求項8に記載された発明は、請求項7記
載の回線事業者装置において、前記認証装置は、前記端
末が有するICカードに記憶された認証情報を、前記端
末から取得して、前記端末の認証を行うことを特徴とす
る。
【0022】請求項9に記載された発明は、請求項6な
いし8いずれか一項記載の回線事業者装置において、課
金装置を有し、前記課金装置は、課金情報を格納した課
金情報データベースを有し、前記課金装置は、回線貸与
者毎に、貸与した回線の量を記録し、前記課金装置は、
前記回線事業者が、前記回線貸与者による前記回線事業
者が所有する回線の使用に対する請求料金を算出する
際、前記課金情報データベースに記録されたデータに基
づき、貸与した回線の量に応じて、前記請求料金を減額
して算出することを特徴とする。
【0023】請求項10に記載された発明は、請求項6
ないし9いずれか一項記載の回線事業者装置において、
前記端末への送信信号を暗号化する暗号化部(例えば、
図1における暗号化装置28の一部)又は前記端末から
の暗号化された受信信号を復号する復号化部(例えば、
図1における暗号化装置28の一部)を有することを特
徴とする。
【0024】請求項6〜10記載の発明により、請求項
1〜5記載の通信方法に適した回線事業者装置を提供す
ることができる。
【0025】請求項11に記載された発明は、回線事業
者装置との間の回線の帯域を貸与する回線貸与者装置に
おいて、回線借用者装置(例えば、図1におけるモバイ
ルPC40)と前記回線事業者装置間の信号を中継する
無線基地局(例えば、図3における無線LAN装置34)
を設け、前記無線基地局が受信した回線借用者装置から
の信号を、前記回線貸与者装置が使用する回線事業者と
の間の回線に乗せて前記回線事業者に送信し、前記回線
事業者装置からの前記回線借用者装置への信号を、前記
無線基地局を介して、前記回線借用者装置へ送信するこ
とを特徴とする。
【0026】請求項11記載の発明により、請求項1〜
5記載の通信方法に適した回線貸与者装置を提供するこ
とができる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。 (全体の構成例)図1を用いて、全体の構成例を説明す
る。図1のシステムは、複数の通信装置1が接続されて
いるインターネット10を有し、該インターネット10
には、更に、複数の回線事業者装置20が接続され、該
回線事業者装置20には、複数の回線貸与者装置30が
接続され、回線貸与者装置30には、必要に応じてモバ
イルPC(Personal Computer)40
が接続される。なお、モバイルPC40は、モバイル専
用の端末であってもよいし、常時は、家庭内のPCとし
て、固定ネットワークによってインターネットを利用す
るが、無線LANのインタフェースを行うLANインタ
フェースカードが挿入されて、モバイルとしても利用で
きるものであってもよい。また、通信装置1は、インタ
ーネット上で通信を行う通信装置であり、端末、サーバ
等である。
【0028】詳細は後述するが、モバイルPC40が、
回線を貸与する回線貸与者装置30が使用する回線事業
者との間の広帯域通信回線の一部又は全部の帯域を借用
して、回線事業者装置20と通信を行い、更に、この回
線事業者装置20を介して、インターネット上の通信装
置1と通信を行うものである。 (回線事業者装置の構成例)図2を用いて、回線事業者装
置20の構成例を説明する。図2の回線事業者装置は、
インターネット10向けのルータ21、回線貸与者装置
30向けのルータ22、認証装置23、課金装置24、
顧客情報データベース25、課金情報データベース2
6、LAN(Local Area Network)
27及び暗号化装置28から構成されている。
【0029】ルータ21は、LAN27とインターネッ
ト10間のパケットのルーティング等を行う。例えば、
インターネット10から、自己宛のパケットを取り込
み、自己宛で無いパケットを所定のルーティングプロト
コルに従って、他のルータに送出する。また、LAN2
7を流れるパケットに対して、インターネット10宛の
パケットをインターネット10に送出する。
【0030】ルータ22は、LAN27と回線貸与者装
置30間のパケットのルーティング等を行う。例えば、
回線貸与者装置30から、自己宛のパケットを取り込
む。また、LAN27を流れるパケットに対して、回線
貸与者装置30宛のパケットを回線貸与者装置30に送
出する。
【0031】認証装置23は、回線事業者の顧客に関す
る情報を格納した顧客情報データベース25を有し、モ
バイルPC40がインターネット上の通信装置と通信を
行う前に、顧客情報データベース25を参照して、モバ
イルPC40の認証を行う。また、図示していないが、
モバイルPC40及び回線貸与者装置30においても、
認証手段を有しており、回線事業者装置20、回線貸与
者装置30及びモバイルPC40間で相互に認証するこ
とができる。
【0032】また、モバイルPC40は、自身の認証情
報を格納したICカードを有し、モバイルPC40は、
相互認証時に、このICカードの認証情報を回線事業者
装置20の認証装置23に送信するようにしてもよい。
【0033】回線事業者装置20は、モバイルPC40
を認証することで、本サービスを行うに当たって、登録
されたモバイルPCであることを確認し、確実に賃貸料
が回収できる相手であることを確認することができる。
【0034】また、モバイルPC40は、回線事業者装
置20を認証することで、正当な回線事業者に接続して
いることを確認することができる。
【0035】また、モバイルPC40は、回線貸与者装
置30を認証することで、正当な回線事業者に接続して
いる、正当な回線貸与者であることを確認することがで
きる。
【0036】なお、図5に、顧客情報データベース25
の例を示す。図5の顧客情報データベースは、モバイル
PCを特定するためのモバイル利用者のID情報、使用
回線番号及び認証番号等から構成されている。
【0037】課金装置24は、回線貸与者毎に、モバイ
ルPCへ貸与した回線の使用量を記録し、この情報デー
タベース26に記憶されたデータに基づいて課金する。
【0038】なお、図6に、課金情報データベース25
の例を示す。図5の課金情報データベースは、回線番
号、モバイルPCを特定するためのモバイル利用者のI
D情報及び使用時間等から構成されている。
【0039】回線借用者(ここではモバイルPC40)に
対する課金の方法として、例えば、次の方法が適用でき
る。課金情報データベース25には、図示していない
が、これらの課金の方法に応じて、回線借用者に対する
課金が可能となるように、必要なデータを取得して格納
する。
【0040】第1の方法:モバイルPCが回線に接続し
てきた時刻と、接続を終了した時刻を取得し、その間の
時間を元に課金する。ここで接続を終了した時刻は、回
線事業者内の課金装置から一定間隔でモバイルPCに問
い合わせメッセージを送信し、そのメッセージの応答が
帰ってこなくなった時点でもって判断する。
【0041】第2の方法:回線を通過したモバイルPC
に係るパケットの数を記録し、それに基づいて課金す
る。
【0042】第3の方法:回線を通過したモバイルPC
に係るパケットのバイト数の合計を記録し、それに基づ
いて課金する。
【0043】第4の方法:回線の帯域幅を一定時間モバ
イルPCが占有的に買い上げる。買い上げた範囲であれ
ばどれだけ使っても追加料金は発生しないが、帯域が結
果的に余っても返金はしない。
【0044】暗号装置28は、図示していないが、モバ
イルPCへの送信信号を暗号化する暗号化部とモバイル
PCからの暗号化された受信信号を復号する復号化部を
有している。なお、同様の、暗号装置をモバイルPCは
備えている。
【0045】暗号装置28は、モバイルPCがインター
ネット上の通信装置と通信を行う前に、モバイルPCと
の間の通信に用いる第三者には秘密の暗号鍵をモバイル
PCと交換する。この暗号鍵を用いて、回線事業者の暗
号装置及びモバイルPCの暗号化装置は、暗号化及び復
号化を行う。これにより回線貸与者などが端末の通信デ
ータを盗み見ることを防止する。
【0046】図3を用いて、回線貸与者装置30の構成
例を説明する。図3の回線貸与者装置30は、回線事業
者装置20向けのルータ31、回線貸与者装置30のP
C32、回線制御装置33、無線LAN装置34及びL
AN37から構成されている。
【0047】なお、回線制御装置33は、回線の利用帯
域の制御を行う。例えば、10メガビット/秒の通信速
度の回線を回線事業者との間で接続して、その内の8メ
ガビット/秒を貸す契約を、回線事業者と契約している
とき、PC32が動画をダウンロードする場合に、その
ときだけ、貸与する帯域を2メガビット/秒にする等の
制御を行う。
【0048】また、無線LAN34装置は、一又は複数
のアクセスポイントを有し、このアクセスポイントにア
ンテナ35を設け、このアンテナ35は、モバイルPC
40等と信号の授受を行う。なお、無線LANとして、
例えば、2.4GHZ帯、5.2GHZ帯、19GHZ帯
の周波数が使用される。このとき、256KBPS〜2
5MBPS又はそれ以上の通信速度の通信が可能とな
る。また、無線LAN装置34は、モバイルPC40と
通信を行い、モバイルPCにIPアドレスを割り振り、
PC32に通知する。
【0049】ところで、本サービスの前提として、回線
貸与者装置の回線貸与者は、回線事業者装置の回線事業
者と予め、帯域の貸借に関して契約を結ぶ。契約の内容
は、例えば、 回線制御装置、無線LAN、回線貸与者と回線事業
者間の回線使用料は回線貸与者が負担し、モバイルPC
からの賃貸料は回線貸与者が得る。回線事業者は、その
際、所定の手数料を得る。
【0050】 回線制御装置及び無線LANを回線事
業者が負担して設置し、回線貸与者と回線事業者間の回
線使用料は回線貸与者が負担し、モバイルPCからの賃
貸料を、回線事業者と回線貸与者で分配する。
【0051】また、回線貸与者が得るモバイルPCから
の賃等に関しても、所定の契約を結ぶ。例えば、 モバイルPCの使用実績に関係なく定額とする。
【0052】 モバイルPCの使用実績に応じて支払
う(使用実績によっては、回線貸与者は、回線使用料が
マイナス(回線使用料を支払うのでなく、頂く)となる
場合が生じる)。
【0053】 モバイルPCの使用実績に応じて回線
使用料を割り引く(回線使用料がマイナスとなる場合は
生じない)。
【0054】また、回線事業者は、モバイルPCとの間
でも、所定の契約を結び、顧客情報データベースに登録
する。 (通信方法)次に、モバイルPCが、回線貸与者装置が使
用する回線事業者との間の広帯域通信回線の一部又は全
部の帯域を借用して、回線事業者装置と通信を行う通信
方法について、図4を用いて説明する。
【0055】モバイルPC40は、予め定められた、本
サービスを受けるための認証用ソフトウエアをインスト
ールしておく。
【0056】また、モバイルPC40は、無線LANの
利用に先だって、無線LANのセッテングをしておく。
【0057】モバイルPC40の電源を入れると、モバ
イルPC40は、定期的に周囲の無線LAN34の電波
を監視して、キャリアを検出するまで待つ(S10
0)。
【0058】モバイルPC40はキャリアを検出する
と、発呼信号を送出する。その結果、モバイルPC40
は、無線LAN装置34と接続し、回線貸与者装置30
を認証する(S101)。
【0059】その後、無線LAN装置34は、モバイル
PC40にIPアドレス等を割り振り、PC32に通知
する(S102)。PC32は、無線LAN装置34が
受信したモバイルPC40からの制御信号に、このIP
アドレス等を付してパケットを生成して、このパケット
を回線事業者装置20に送出する。また、回線事業者装
置20からのモバイルPC宛の制御パケットを中継す
る。これにより、モバイルPC40と回線事業者装置2
0との間でセッションが確立される(S103)。
【0060】その後、回線事業者装置20は、モバイル
PC40が送出したユーザ情報(ID情報、認証番号
等)に基づいて、モバイルPC40を認証する。また、
このとき、モバイルPC40は、回線事業者装置20の
認証を行う(S104)。
【0061】相互に認証を行った後、モバイルPC40
と回線事業者20の暗号装置の間で通信に用いる第三者
には秘密の暗号鍵を交換する(S105)。以降、モバイ
ルPC40からの通信データはモバイルPC40の暗号
化装置でこの暗号鍵で暗号化し一旦回線事業者の暗号装
置へ送られる。回線事業者の暗号装置で復号化されてイ
ンターネットの通信装置へ転送される。また、インター
ネットからモバイルPCへの通信データは回線事業者の
暗号化装置が一旦受取り、これを暗号化してモバイルP
C40へ送られる。
【0062】モバイルPC40は、インターネット上の
所定の通信装置1と通信を行う(S106)。通信が終了
すると、課金装置24は、課金情報データベース26に
おける使用された回線の回線番号の欄にモバイル利用者
のID情報及び使用時間を記録する(S107)。
【0063】回線貸与者における回線使用料の支払い
は、例えば、次のように計算する。
【0064】=回線使用料+モバイルで使用した賃借料
−(モバイル利用者からの賃貸料−回線事業者の手数料) ここで、回線使用料は、本来の回線使用料であり、モバ
イルで使用した賃借料は、利用者が出先で他の利用者の
回線を利用した際の賃借料であり、モバイル利用者から
の賃貸料は、他のモバイル利用者がこの利用者の回線を
使用した際の賃貸料収入であり、回線事業者の手数料
は、回線事業者に支払う手数料である。 (その他の形態による無線ブロードバンドサービスとの
連携)無線によるブロードバンドサービスの普及には、
上記実施の形態における賃貸方式による基地局(例え
ば、図3のような無線LAN)の設置以外に、この賃貸
形式と平行して回線事業者自身が基地局を設置し無線サ
ービスを提供する形態、他の回線事業者が設置した基地
局との相互接続を行うなどさまざまな形態が可能であ
る。
【0065】例えば、次のような二つの形態で、実施で
きる。
【0066】第1の形態:回線事業者自身が直営による
基地局の設置を平行して行う場合 モバイルPCは、賃貸方式により回線貸与者の基地局を
通じてアクセスする以外に、回線事業者が直接設置した
基地局を通じてインターネットへアクセスすることも可
能とする。
【0067】なお、この場合、回線事業者側の認証装置
や課金装置は、回線事業者自身が直営による基地局を経
由してアクセスする場合と賃貸方式により回線貸与者の
基地局を介してアクセスする場合について、共通に用い
られ、モバイルPCが使用した使用料が課金装置に記録
される。これにより、回線事業者自身が直営による基地
局を経由してアクセスする場合と賃貸方式により回線貸
与者の基地局を介してアクセスする場合について、それ
が合算されて料金が請求される。
【0068】また、モバイルPCの利用者へは、 回線貸与者への賃貸料+直営局の使用料 が請求される 第2の形態:他の回線事業者が設置した基地局との相互
接続を行う場合 モバイルPCは、賃貸方式により回線貸与者の基地局を
通じてアクセスする以外に、他の回線事業者が設置した
基地局を通じてインターネットへアクセスすることも可
能とする。
【0069】なお、モバイルPCが他の回線事業者の基
地局を通じて接続した場合、この回線事業者はモバイル
PCの加入している回線事業者側の認証装置との間でモ
バイルPCの認証を要求し、課金情報を課金装置へ通知
する。
【0070】また、モバイルPCの利用者へは 回線貸与者への賃貸料+他事業者の使用料 が請求される (その他の変形)なお、上記実施の形態では、各家庭がブ
ロードバンドサービスを受けている場合について説明し
たが、これに限らず、企業が、常時使用する以上の、帯
域を契約している場合でも適用できる。
【0071】また、図3において、PC32、回線制御
装置33及び無線LAN装置34を、それぞれ別の装置
として、説明したが、一部又は全部を一体の装置として
構成してもよい。
【0072】また、上記実施の形態では、回線利用者が
無線LANを用いた場合を説明したが、モバイルPCが
回線利用者の帯域を利用できる手段であれば、無線LA
Nに限定されない。
【0073】また、上記実施の形態では、モバイルPC
が、回線利用者の帯域を借りる場合を説明したが、モバ
イルPCでなく、固定のPC(例えば、隣家のPC)
が、回線利用者の帯域を借りる場合であってもよい。こ
のときは、回線利用者とこの回線利用者から回線を借り
る者のPCとは、有線又は無線により接続されている必
要があるが、この場合でも、回線利用者とこの回線利用
者から回線を借りる者間の接続は、無線LANに限定さ
れない。
【0074】また、上記実施の形態では、回線利用者と
回線事業者間を広帯域インターネット回線を用いて接続
した場合を説明したが、これに限られない、例えば、回
線利用者と回線事業者間を専用の広帯域回線を用いて接
続した場合であってもよい。
【0075】なお、回線事業者は、第1種電気通信事業
者又は第2種電気通信事業者であっても、無くてもよ
い。
【0076】従来では、無線によるブロードバンドサー
ビスのための基地局の設置には膨大な投資が必要であ
り、このため出先や移動中でも利用できるブロードバン
ドサービスの普及が十分でないという問題があったが、
本発明の実施の形態によれば、基地局の設置を回線事業
者でなく、個人又は企業が行うことができ、郊外や過疎
地域での、多くの人が、ブロードバンドサービスを享受
することが可能となる。また、これにより、回線事業者
の投資リスクが抑えられる。
【0077】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を奏することができる。
【0078】請求項1に記載された発明によれば、回線
を貸与する回線貸与者装置が使用する回線事業者との間
の広帯域通信回線の一部又は全部の帯域を借用して、回
線事業者装置と通信を行うことにより、モバイルでの利
用を簡便化し、端末と回線事業者装置との間の広帯域通
信回線の一部又は全部の帯域の貸借を可能とした通信方
法及び回線事業者装置を提供することができる。
【0079】請求項2に記載された発明によれば、端末
と回線貸与者装置間の通信は、回線貸与者装置に設置さ
れた無線LANを介して行うことにより、モバイル端末
は簡便に、回線貸与者装置が使用する回線の帯域を利用
することができる。
【0080】請求項3に記載された発明によれば、端末
と回線貸与者装置間の通信を暗号化したことにより、回
線貸与者装置等における通信データの盗聴を防止するこ
とができるので、端末は安心して回線貸与者装置から回
線を借用することができる。
【0081】請求項4に記載された発明によれば、端末
と回線事業者装置は、相互に認証を行うことにより、回
線事業者は、モバイルPCを認証することで、本サービ
スを行うに当たって、登録されたモバイルPCであるこ
とを確認し、確実に賃貸料が回収できる相手であること
を確認することができる。また、モバイルPCは、回線
事業者を認証することで、正当な回線事業者に接続して
いることを確認することができる。
【0082】請求項5に記載された発明によれば、回線
貸与者装置は、貸与した回線の量に応じて、回線事業者
に支払う料金が減額されることにより、回線使用におけ
る負担を軽減することができ、ブロードバンドの普及を
促進することが可能となる。
【0083】請求項6〜10記載の発明によれば、請求
項1〜5記載の通信方法に適した回線事業者装置を提供
することができる。
【0084】請求項11記載の発明によれば、請求項1
〜5記載の通信方法に適した回線貸与者装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の構成例を説明するための図である。
【図2】回線事業者装置の構成例を説明するための図で
ある。
【図3】回線貸与者装置の構成例を説明するための図で
ある。
【図4】回線を貸与する回線貸与者装置が使用する回線
事業者との間の広帯域通信回線の帯域を借用して通信を
行う通信方法を説明するための図である。
【図5】顧客情報データベースの構成例を説明するため
の図である。
【図6】課金情報データベースの構成例を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1 通信装置 10 インターネット 20 回線事業者装置 21、22、31 ルータ 23 認証装置 24 課金装置 25 顧客情報データベース 26 課金情報データベース 27、37 LAN 28 暗号装置 30 回線貸与者装置 32 PC 33 回線制御装置 34 無線LAN装置 35 アンテナ 40 モバイルPC
【手続補正書】
【提出日】平成13年9月19日(2001.9.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信方法、回線事
業者装置及び回線貸与者装置に係り、特に、端末と回線
事業者装置との間の広帯域通信回線の一部又は全部の帯
域の貸借を可能とした通信方法、回線事業者装置及び回
線貸与者装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットが普及し、各家庭におい
て、高速なインターネットの利用が可能となるブロード
バンド(広帯域)サービスが、登場している。このブロ
ードバンドサービスには、複数の方式があり、その通信
速度は、従来の20倍から1000倍以上である。
【0003】例えば、各家庭と回線事業者とを光ファイ
バーで結ぶ光ファイバーを用いた方式では100メガビ
ット/秒以上の通信速度であり、既設の銅線を利用する
ADSL(Asymmetric Digital S
ubscriber Line)方式では16メガビッ
ト/秒以上の通信速度であり、既設のCATV(Cab
le Television)回線を利用するCATV
方式では、14.3メガビット/秒以上の通信速度であ
り、各家庭との接続点を無線で接続し、その先を光ファ
イバーを用いて回線事業者と結ぶ無線方式では、1.5
メガビット/秒以上の通信速度でインターネットが利用
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ブロードバ
ンドのインターネット回線は、高価であり、普及の妨げ
になっているという問題がある。
【0005】また、現状では、ブロードバンドのインタ
ーネット回線を使いこなすだけの十分なコンテンツが整
備されていないので、家庭では、例えば、10メガビッ
ト/秒の通信速度の回線を回線事業者との間で接続して
も、回線容量に空きが生じているという問題がある。
【0006】また、ブロードバンドサービスの多くは、
有線によるものが大半であり、一部無線によるもの(例
えば、FWA(Fixed Wireless Acc
ess)、W−CDMA(Wideband Code
Division Multiple Access))
もあるが、無線によるブロードバンドサービスのための
基地局の設置には膨大な投資が必要であり、このため出
先や移動中でも利用できるブロードバンドサービスの普
及が十分とはいえない。その結果、モバイル利用者が出
先で、インターネットにアクセスするには、公衆電話や
携帯電話等を利用しなければならないという問題があ
る。
【0007】本発明は、上記問題に鑑みなされたもので
あり、モバイルでの利用を簡便化し、端末と回線事業者
装置との間の広帯域通信回線の一部又は全部の帯域の貸
借を可能とした通信方法、回線事業者装置及び回線貸与
者装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するた
めの手段を採用している。
【0009】請求項1に記載された発明は、端末(例え
ば、図1におけるモバイルPC40、又は、隣家のPC
等)が、回線事業者装置を介して、インターネット上の
通信装置と通信を行う通信方法において、前記端末は、
回線を貸与する回線貸与者装置(例えば、図1における
回線貸与者30、また、回線事業者が直接、請求項2の
無線LAN等の無線基地局を設置して本発明のサービス
を行う場合は、回線事業者が、回線貸与者となる。)が
使用する前記回線事業者装置との間の広帯域通信回線の
一部又は全部の帯域を借用して、回線事業者装置と通信
を行うことを特徴とする。
【0010】請求項1に記載された発明によれば、回線
を貸与する回線貸与者装置が使用する回線事業者装置と
の間の広帯域通信回線の一部又は全部の帯域を借用し
て、回線事業者装置と通信を行うことにより、モバイル
での利用を簡便化し、端末と回線事業者装置との間の広
帯域通信回線の一部又は全部の帯域の貸借を可能とした
通信方法を提供することができる。
【0011】請求項2に記載された発明は、請求1項記
載の通信方法において、前記端末と前記回線貸与者装置
間の通信は、前記回線貸与者装置に設置された無線LA
Nを介して行うことを特徴とする。
【0012】請求項2に記載された発明によれば、端末
と回線貸与者装置間の通信は、回線貸与者装置に設置さ
れた無線LANを介して行うことにより、モバイル端末
は簡便に、回線貸与者装置が使用する回線の帯域を利用
することができる。
【0013】請求項3に記載された発明は、請求項1又
は2記載の通信方法において、前記端末と前記回線事業
者装置間の通信は、送信側で送信信号を暗号化し、受信
側で受信信号を復号して、通信を行うことを特徴とす
る。
【0014】請求項3に記載された発明によれば、端末
と回線事業者装置間の通信を暗号化したことにより、回
線従業員装置等における通信データの盗聴を防止するこ
とができるので、端末は安心して回線貸与者装置から回
線を借用することができる。
【0015】請求項4に記載された発明は、請求項1な
いし3いずれか一項記載の通信方法において、前記端末
が、前記回線事業者装置を介して、インターネット上の
通信装置と通信を行う前に、前記端末と前記回線事業者
装置は、相互に認証を行うことを特徴とする。
【0016】請求項4に記載された発明によれば、端末
と回線事業者装置は、相互に認証を行うことにより、回
線事業者は、モバイルPCを認証することで、本サービ
スを行うに当たって、登録されたモバイルPCであるこ
とを確認し、確実に賃貸料が回収できる相手であること
を確認することができる。また、モバイルPCは、回線
事業者を認証することで、正当な回線事業者に接続して
いることを確認することができる。
【0017】請求項5に記載された発明は、請求項1な
いし3いずれか一項記載の通信方法において、前記端末
が、前記回線貸与者装置を介して、通信を行う前に、前
記端末と前記回線貸与者装置は、相互に認証を行うこと
を特徴とする。請求項5に記載された発明によれば、端
末が、回線貸与者装置を介して、通信を行う前に、端末
と回線貸与者装置は、相互に認証を行うことにより、不
正な第3三者が、勝手に回線貸与者装置を乗っ取り、あ
たかも回線貸与者の端末であるかのような通信を行うこ
とを防止することができる。
【0018】請求項に記載された発明は、請求項1な
いしいずれか一項記載の通信方法において、前記回線
貸与者装置は、貸与した回線の量に応じて、回線事業者
に支払う料金が減額されることを特徴とする。
【0019】請求項に記載された発明によれば、回線
貸与者装置は、貸与した回線の量に応じて、回線事業者
に支払う料金が減額されることにより、回線使用におけ
る負担を軽減することができ、ブロードバンドの普及を
促進することが可能となる。
【0020】請求項に記載された発明は、端末とイン
ターネット上の通信装置との間の通信を仲介する回線事
業者装置において、前記端末との通信を、回線を貸与す
る回線貸与者装置が使用する回線事業者との間の広帯域
通信回線の一部又は全部の帯域を用いて行うことを特徴
とする。
【0021】請求項に記載された発明は、請求項
載の回線事業者装置において、認証装置を有し、前記認
証装置は、前記回線事業者の顧客に関する情報を格納し
た顧客情報データベースを有し、前記認証装置は、前記
端末がインターネット上の通信装置と通信を行う前に、
前記顧客情報データベースを参照して、前記端末の認証
を行うことを特徴とする。
【0022】請求項に記載された発明は、請求項8記
載の回線事業者装置において、前記認証装置は、前記端
末が有するICカードに記憶された認証情報を、前記端
末から取得して、前記端末の認証を行うことを特徴とす
る。
【0023】請求項10に記載された発明は、請求項
ないしいずれか一項記載の回線事業者装置において、
課金装置を有し、前記課金装置は、課金情報を格納した
課金情報データベースを有し、前記課金装置は、回線貸
与者毎に、貸与した回線の量を記録し、前記課金装置
は、前記回線事業者が、前記回線貸与者による前記回線
事業者が所有する回線の使用に対する請求料金を算出す
る際、前記課金情報データベースに記録されたデータに
基づき、貸与した回線の量に応じて、前記請求料金を減
額して算出することを特徴とする。
【0024】請求項11に記載された発明は、請求項
ないし10いずれか一項記載の回線事業者装置におい
て、前記端末への送信信号を暗号化する暗号化部(例え
ば、図1における暗号化装置28の一部)又は前記端末
からの暗号化された受信信号を復号する復号化部(例え
ば、図1における暗号化装置28の一部)を有すること
を特徴とする。
【0025】請求項11記載の発明により、請求項
1〜記載の通信方法に適した回線事業者装置を提供す
ることができる。
【0026】請求項12に記載された発明は、回線事業
者装置との間の回線の帯域を貸与する回線貸与者装置に
おいて、回線借用者装置(例えば、図1におけるモバイ
ルPC40)と前記回線事業者装置間の信号を中継する
無線基地局(例えば、図3における無線LAN装置34)
を設け、前記無線基地局が受信した回線借用者装置から
の信号を、前記回線貸与者装置が使用する回線事業者と
の間の回線に乗せて前記回線事業者に送信し、前記回線
事業者装置からの前記回線借用者装置への信号を、前記
無線基地局を介して、前記回線借用者装置へ送信するこ
とを特徴とする。
【0027】請求項13に記載された発明は、請求項1
2記載の回線貸与者装置において、認証手段を有し、前
記認証手段は、前記端末が、当該回線貸与者装置を介し
て、通信を行う前に、前記端末と相互に認証を行うこと
を特徴とする。
【0028】請求項12又は13記載の発明により、請
求項1〜記載の通信方法に適した回線貸与者装置を提
供することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。 (全体の構成例)図1を用いて、全体の構成例を説明す
る。図1のシステムは、複数の通信装置1が接続されて
いるインターネット10を有し、該インターネット10
には、更に、複数の回線事業者装置20が接続され、該
回線事業者装置20には、複数の回線貸与者装置30が
接続され、回線貸与者装置30には、必要に応じてモバ
イルPC(Personal Computer)40
が接続される。なお、モバイルPC40は、モバイル専
用の端末であってもよいし、常時は、家庭内のPCとし
て、固定ネットワークによってインターネットを利用す
るが、無線LANのインタフェースを行うLANインタ
フェースカードが挿入されて、モバイルとしても利用で
きるものであってもよい。また、通信装置1は、インタ
ーネット上で通信を行う通信装置であり、端末、サーバ
等である。
【0030】詳細は後述するが、モバイルPC40が、
回線を貸与する回線貸与者装置30が使用する回線事業
者との間の広帯域通信回線の一部又は全部の帯域を借用
して、回線事業者装置20と通信を行い、更に、この回
線事業者装置20を介して、インターネット上の通信装
置1と通信を行うものである。 (回線事業者装置の構成例)図2を用いて、回線事業者装
置20の構成例を説明する。図2の回線事業者装置は、
インターネット10向けのルータ21、回線貸与者装置
30向けのルータ22、認証装置23、課金装置24、
顧客情報データベース25、課金情報データベース2
6、LAN(Local Area Network)
27及び暗号化装置28から構成されている。
【0031】ルータ21は、LAN27とインターネッ
ト10間のパケットのルーティング等を行う。例えば、
インターネット10から、自己宛のパケットを取り込
み、自己宛で無いパケットを所定のルーティングプロト
コルに従って、他のルータに送出する。また、LAN2
7を流れるパケットに対して、インターネット10宛の
パケットをインターネット10に送出する。
【0032】ルータ22は、LAN27と回線貸与者装
置30間のパケットのルーティング等を行う。例えば、
回線貸与者装置30から、自己宛のパケットを取り込
む。また、LAN27を流れるパケットに対して、回線
貸与者装置30宛のパケットを回線貸与者装置30に送
出する。
【0033】認証装置23は、回線事業者の顧客に関す
る情報を格納した顧客情報データベース25を有し、モ
バイルPC40がインターネット上の通信装置と通信を
行う前に、顧客情報データベース25を参照して、モバ
イルPC40の認証を行う。また、図示していないが、
モバイルPC40及び回線貸与者装置30においても、
認証手段を有しており、回線事業者装置20、回線貸与
者装置30及びモバイルPC40間で相互に認証するこ
とができる。
【0034】また、モバイルPC40は、自身の認証情
報を格納したICカードを有し、モバイルPC40は、
相互認証時に、このICカードの認証情報を回線事業者
装置20の認証装置23に送信するようにしてもよい。
【0035】回線事業者装置20は、モバイルPC40
を認証することで、本サービスを行うに当たって、登録
されたモバイルPCであることを確認し、確実に賃貸料
が回収できる相手であることを確認することができる。
【0036】また、モバイルPC40は、回線事業者装
置20を認証することで、正当な回線事業者に接続して
いることを確認することができる。
【0037】また、モバイルPC40は、回線貸与者装
置30を認証することで、正当な回線事業者に接続して
いる、正当な回線貸与者であることを確認することがで
きる。
【0038】なお、図5に、顧客情報データベース25
の例を示す。図5の顧客情報データベースは、モバイル
PCを特定するためのモバイル利用者のID情報、使用
回線番号及び認証番号等から構成されている。
【0039】課金装置24は、回線貸与者毎に、モバイ
ルPCへ貸与した回線の使用量を記録し、この情報デー
タベース26に記憶されたデータに基づいて課金する。
【0040】なお、図6に、課金情報データベース25
の例を示す。図5の課金情報データベースは、回線番
号、モバイルPCを特定するためのモバイル利用者のI
D情報及び使用時間等から構成されている。
【0041】回線借用者(ここではモバイルPC40)に
対する課金の方法として、例えば、次の方法が適用でき
る。課金情報データベース25には、図示していない
が、これらの課金の方法に応じて、回線借用者に対する
課金が可能となるように、必要なデータを取得して格納
する。
【0042】第1の方法:モバイルPCが回線に接続し
てきた時刻と、接続を終了した時刻を取得し、その間の
時間を元に課金する。ここで接続を終了した時刻は、回
線事業者内の課金装置から一定間隔でモバイルPCに問
い合わせメッセージを送信し、そのメッセージの応答が
帰ってこなくなった時点でもって判断する。
【0043】第2の方法:回線を通過したモバイルPC
に係るパケットの数を記録し、それに基づいて課金す
る。
【0044】第3の方法:回線を通過したモバイルPC
に係るパケットのバイト数の合計を記録し、それに基づ
いて課金する。
【0045】第4の方法:回線の帯域幅を一定時間モバ
イルPCが占有的に買い上げる。買い上げた範囲であれ
ばどれだけ使っても追加料金は発生しないが、帯域が結
果的に余っても返金はしない。
【0046】暗号装置28は、図示していないが、モバ
イルPCへの送信信号を暗号化する暗号化部とモバイル
PCからの暗号化された受信信号を復号する復号化部を
有している。なお、同様の、暗号装置をモバイルPCは
備えている。
【0047】暗号装置28は、モバイルPCがインター
ネット上の通信装置と通信を行う前に、モバイルPCと
の間の通信に用いる第三者には秘密の暗号鍵をモバイル
PCと交換する。この暗号鍵を用いて、回線事業者の暗
号装置及びモバイルPCの暗号化装置は、暗号化及び復
号化を行う。これにより回線貸与者などが端末の通信デ
ータを盗み見ることを防止する。
【0048】図3を用いて、回線貸与者装置30の構成
例を説明する。図3の回線貸与者装置30は、回線事業
者装置20向けのルータ31、回線貸与者装置30のP
C32、回線制御装置33、無線LAN装置34及びL
AN37から構成されている。
【0049】なお、回線制御装置33は、回線の利用帯
域の制御を行う。例えば、10メガビット/秒の通信速
度の回線を回線事業者との間で接続して、その内の8メ
ガビット/秒を貸す契約を、回線事業者と契約している
とき、PC32が動画をダウンロードする場合に、その
ときだけ、貸与する帯域を2メガビット/秒にする等の
制御を行う。
【0050】また、無線LAN34装置は、一又は複数
のアクセスポイントを有し、このアクセスポイントにア
ンテナ35を設け、このアンテナ35は、モバイルPC
40等と信号の授受を行う。なお、無線LANとして、
例えば、2.4GHZ帯、5.2GHZ帯、19GHZ帯
の周波数が使用される。このとき、256KBPS〜2
5MBPS又はそれ以上の通信速度の通信が可能とな
る。また、無線LAN装置34は、モバイルPC40と
通信を行い、モバイルPCにIPアドレスを割り振り、
PC32に通知する。
【0051】ところで、本サービスの前提として、回線
貸与者装置の回線貸与者は、回線事業者装置の回線事業
者と予め、帯域の貸借に関して契約を結ぶ。契約の内容
は、例えば、 回線制御装置、無線LAN、回線貸与者と回線事業
者間の回線使用料は回線貸与者が負担し、モバイルPC
からの賃貸料は回線貸与者が得る。回線事業者は、その
際、所定の手数料を得る。
【0052】 回線制御装置及び無線LANを回線事
業者が負担して設置し、回線貸与者と回線事業者間の回
線使用料は回線貸与者が負担し、モバイルPCからの賃
貸料を、回線事業者と回線貸与者で分配する。
【0053】また、回線貸与者が得るモバイルPCから
の賃等に関しても、所定の契約を結ぶ。例えば、 モバイルPCの使用実績に関係なく定額とする。
【0054】 モバイルPCの使用実績に応じて支払
う(使用実績によっては、回線貸与者は、回線使用料が
マイナス(回線使用料を支払うのでなく、頂く)となる
場合が生じる)。
【0055】 モバイルPCの使用実績に応じて回線
使用料を割り引く(回線使用料がマイナスとなる場合は
生じない)。
【0056】また、回線事業者は、モバイルPCとの間
でも、所定の契約を結び、顧客情報データベースに登録
する。 (通信方法)次に、モバイルPCが、回線貸与者装置が使
用する回線事業者との間の広帯域通信回線の一部又は全
部の帯域を借用して、回線事業者装置と通信を行う通信
方法について、図4を用いて説明する。
【0057】モバイルPC40は、予め定められた、本
サービスを受けるための認証用ソフトウエアをインスト
ールしておく。
【0058】また、モバイルPC40は、無線LANの
利用に先だって、無線LANのセッテングをしておく。
【0059】モバイルPC40の電源を入れると、モバ
イルPC40は、定期的に周囲の無線LAN34の電波
を監視して、キャリアを検出するまで待つ(S10
0)。
【0060】モバイルPC40はキャリアを検出する
と、発呼信号を送出する。その結果、モバイルPC40
は、無線LAN装置34と接続し、回線貸与者装置30
を認証する(S101)。
【0061】その後、無線LAN装置34は、モバイル
PC40にIPアドレス等を割り振り、PC32に通知
する(S102)。PC32は、無線LAN装置34が
受信したモバイルPC40からの制御信号に、このIP
アドレス等を付してパケットを生成して、このパケット
を回線事業者装置20に送出する。また、回線事業者装
置20からのモバイルPC宛の制御パケットを中継す
る。これにより、モバイルPC40と回線事業者装置2
0との間でセッションが確立される(S103)。
【0062】その後、回線事業者装置20は、モバイル
PC40が送出したユーザ情報(ID情報、認証番号
等)に基づいて、モバイルPC40を認証する。また、
このとき、モバイルPC40は、回線事業者装置20の
認証を行う(S104)。
【0063】相互に認証を行った後、モバイルPC40
と回線事業者20の暗号装置の間で通信に用いる第三者
には秘密の暗号鍵を交換する(S105)。以降、モバイ
ルPC40からの通信データはモバイルPC40の暗号
化装置でこの暗号鍵で暗号化し一旦回線事業者の暗号装
置へ送られる。回線事業者の暗号装置で復号化されてイ
ンターネットの通信装置へ転送される。また、インター
ネットからモバイルPCへの通信データは回線事業者の
暗号化装置が一旦受取り、これを暗号化してモバイルP
C40へ送られる。
【0064】モバイルPC40は、インターネット上の
所定の通信装置1と通信を行う(S106)。通信が終了
すると、課金装置24は、課金情報データベース26に
おける使用された回線の回線番号の欄にモバイル利用者
のID情報及び使用時間を記録する(S107)。
【0065】回線貸与者における回線使用料の支払い
は、例えば、次のように計算する。
【0066】=回線使用料+モバイルで使用した賃借料
−(モバイル利用者からの賃貸料−回線事業者の手数料) ここで、回線使用料は、本来の回線使用料であり、モバ
イルで使用した賃借料は、利用者が出先で他の利用者の
回線を利用した際の賃借料であり、モバイル利用者から
の賃貸料は、他のモバイル利用者がこの利用者の回線を
使用した際の賃貸料収入であり、回線事業者の手数料
は、回線事業者に支払う手数料である。 (その他の形態による無線ブロードバンドサービスとの
連携)無線によるブロードバンドサービスの普及には、
上記実施の形態における賃貸方式による基地局(例え
ば、図3のような無線LAN)の設置以外に、この賃貸
形式と平行して回線事業者自身が基地局を設置し無線サ
ービスを提供する形態、他の回線事業者が設置した基地
局との相互接続を行うなどさまざまな形態が可能であ
る。
【0067】例えば、次のような二つの形態で、実施で
きる。
【0068】第1の形態:回線事業者自身が直営による
基地局の設置を平行して行う場合モバイルPCは、賃貸
方式により回線貸与者の基地局を通じてアクセスする以
外に、回線事業者が直接設置した基地局を通じてインタ
ーネットへアクセスすることも可能とする。
【0069】なお、この場合、回線事業者側の認証装置
や課金装置は、回線事業者自身が直営による基地局を経
由してアクセスする場合と賃貸方式により回線貸与者の
基地局を介してアクセスする場合について、共通に用い
られ、モバイルPCが使用した使用料が課金装置に記録
される。これにより、回線事業者自身が直営による基地
局を経由してアクセスする場合と賃貸方式により回線貸
与者の基地局を介してアクセスする場合について、それ
が合算されて料金が請求される。
【0070】また、モバイルPCの利用者へは、 回線貸与者への賃貸料+直営局の使用料 が請求される 第2の形態:他の回線事業者が設置した基地局との相互
接続を行う場合 モバイルPCは、賃貸方式により回線貸与者の基地局を
通じてアクセスする以外に、他の回線事業者が設置した
基地局を通じてインターネットへアクセスすることも可
能とする。
【0071】なお、モバイルPCが他の回線事業者の基
地局を通じて接続した場合、この回線事業者はモバイル
PCの加入している回線事業者側の認証装置との間でモ
バイルPCの認証を要求し、課金情報を課金装置へ通知
する。
【0072】また、モバイルPCの利用者へは 回線貸与者への賃貸料+他事業者の使用料 が請求される (その他の変形)なお、上記実施の形態では、各家庭がブ
ロードバンドサービスを受けている場合について説明し
たが、これに限らず、企業が、常時使用する以上の、帯
域を契約している場合でも適用できる。
【0073】また、図3において、PC32、回線制御
装置33及び無線LAN装置34を、それぞれ別の装置
として、説明したが、一部又は全部を一体の装置として
構成してもよい。
【0074】また、上記実施の形態では、回線利用者が
無線LANを用いた場合を説明したが、モバイルPCが
回線利用者の帯域を利用できる手段であれば、無線LA
Nに限定されない。
【0075】また、上記実施の形態では、モバイルPC
が、回線利用者の帯域を借りる場合を説明したが、モバ
イルPCでなく、固定のPC(例えば、隣家のPC)
が、回線利用者の帯域を借りる場合であってもよい。こ
のときは、回線利用者とこの回線利用者から回線を借り
る者のPCとは、有線又は無線により接続されている必
要があるが、この場合でも、回線利用者とこの回線利用
者から回線を借りる者間の接続は、無線LANに限定さ
れない。
【0076】また、上記実施の形態では、回線利用者と
回線事業者間を広帯域インターネット回線を用いて接続
した場合を説明したが、これに限られない、例えば、回
線利用者と回線事業者間を専用の広帯域回線を用いて接
続した場合であってもよい。
【0077】なお、回線事業者は、第1種電気通信事業
者又は第2種電気通信事業者であっても、無くてもよ
い。
【0078】従来では、無線によるブロードバンドサー
ビスのための基地局の設置には膨大な投資が必要であ
り、このため出先や移動中でも利用できるブロードバン
ドサービスの普及が十分でないという問題があったが、
本発明の実施の形態によれば、基地局の設置を回線事業
者でなく、個人又は企業が行うことができ、郊外や過疎
地域での、多くの人が、ブロードバンドサービスを享受
することが可能となる。また、これにより、回線事業者
の投資リスクが抑えられる。
【0079】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を奏することができる。
【0080】請求項1に記載された発明によれば、回線
を貸与する回線貸与者装置が使用する回線事業者との間
の広帯域通信回線の一部又は全部の帯域を借用して、回
線事業者装置と通信を行うことにより、モバイルでの利
用を簡便化し、端末と回線事業者装置との間の広帯域通
信回線の一部又は全部の帯域の貸借を可能とした通信方
法及び回線事業者装置を提供することができる。
【0081】請求項2に記載された発明によれば、端末
と回線貸与者装置間の通信は、回線貸与者装置に設置さ
れた無線LANを介して行うことにより、モバイル端末
は簡便に、回線貸与者装置が使用する回線の帯域を利用
することができる。
【0082】請求項3に記載された発明によれば、端末
と回線貸与者装置間の通信を暗号化したことにより、回
線貸与者装置等における通信データの盗聴を防止するこ
とができるので、端末は安心して回線貸与者装置から回
線を借用することができる。
【0083】請求項4に記載された発明によれば、端末
と回線事業者装置は、相互に認証を行うことにより、回
線事業者は、モバイルPCを認証することで、本サービ
スを行うに当たって、登録されたモバイルPCであるこ
とを確認し、確実に賃貸料が回収できる相手であること
を確認することができる。また、モバイルPCは、回線
事業者を認証することで、正当な回線事業者に接続して
いることを確認することができる。
【0084】請求項5に記載された発明によれば、端末
が、回線貸与者装置を介して、通信を行う前に、端末と
回線貸与者装置は、相互に認証を行うことにより、不正
な第3三者が、勝手に回線貸与者装置を乗っ取り、あた
かも回線貸与者の端末であるかのような通信を行うこと
を防止することができる。
【0085】請求項に記載された発明によれば、回線
貸与者装置は、貸与した回線の量に応じて、回線事業者
に支払う料金が減額されることにより、回線使用におけ
る負担を軽減することができ、ブロードバンドの普及を
促進することが可能となる。
【0086】請求項11記載の発明によれば、請求
項1〜6記載の通信方法に適した回線事業者装置を提供
することができる。
【0087】請求項12又は13記載の発明によれば、
請求項1〜記載の通信方法に適した回線貸与者装置を
提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K025 AA07 AA08 GG10 5K030 HA08 HB08 HC13 JL01 JT09 LD19 5K033 AA09 DA06 DA17 DB18

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末が、回線事業者装置を介して、イン
    ターネット上の通信装置と通信を行う通信方法におい
    て、 前記端末は、回線を貸与する回線貸与者装置が使用する
    回線事業者装置との間の広帯域通信回線の一部又は全部
    の帯域を借用して、前記回線事業者装置と通信を行うこ
    とを特徴とする通信方法。
  2. 【請求項2】 請求1項記載の通信方法において、 前記端末と前記回線貸与者装置間の通信は、前記回線貸
    与者装置に設置された無線LANを介して行うことを特
    徴とする通信方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の通信方法におい
    て、 前記端末と前記回線貸与者装置間は、送信側で送信信号
    を暗号化し、受信側で受信信号を復号して、通信を行う
    ことを特徴とする通信方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3いずれか一項記載の通
    信方法において、 前記端末が、前記回線事業者装置を介して、インターネ
    ット上の通信装置と通信を行う前に、 前記端末と前記回線事業者装置は、相互に認証を行うこ
    とを特徴とする通信方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4いずれか一項記載の通
    信方法において、 前記回線貸与者装置は、貸与した回線の量に応じて、回
    線事業者に支払う料金が減額されることを特徴とする通
    信方法。
  6. 【請求項6】 端末とインターネット上の通信装置との
    間の通信を仲介する回線事業者装置において、 前記端末との通信を、回線を貸与する回線貸与者装置が
    使用する回線事業者との間の広帯域通信回線の一部又は
    全部の帯域を用いて行うことを特徴とする回線事業者装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の回線事業者装置におい
    て、 認証装置を有し、 前記認証装置は、前記回線事業者の顧客に関する情報を
    格納した顧客情報データベースを有し、 前記認証装置は、前記端末がインターネット上の通信装
    置と通信を行う前に、前記顧客情報データベースを参照
    して、前記端末の認証を行うことを特徴とする回線事業
    者装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の回線事業者装置におい
    て、 前記認証装置は、前記端末が有するICカードに記憶さ
    れた認証情報を、前記端末から取得して、前記端末の認
    証を行うことを特徴とする回線事業者装置。
  9. 【請求項9】 請求項6ないし8いずれか一項記載の回
    線事業者装置において、 課金装置を有し、 前記課金装置は、課金情報を格納した課金情報データベ
    ースを有し、 前記課金装置は、回線貸与者毎に、貸与した回線の量を
    記録し、 前記課金装置は、前記回線事業者が、前記回線貸与者に
    よる前記回線事業者が所有する回線の使用に対する請求
    料金を算出する際、 前記課金情報データベースに記録されたデータに基づ
    き、貸与した回線の量に応じて、前記請求料金を減額し
    て算出することを特徴とする回線事業者装置。
  10. 【請求項10】 請求項6ないし9いずれか一項記載の
    回線事業者装置において、 前記端末への送信信号を暗号化する暗号化部又は前記端
    末からの暗号化された受信信号を復号する復号化部を有
    することを特徴とする回線事業者装置。
  11. 【請求項11】 回線事業者装置との間の回線の帯域を
    貸与する回線貸与者装置において、 回線借用者装置と前記回線事業者装置間の信号を中継す
    る無線基地局を設け、 前記無線基地局が受信した回線借用者装置からの信号
    を、前記回線貸与者装置が使用する回線事業者との間の
    回線に乗せて前記回線事業者に送信し、前記回線事業者
    装置からの前記回線借用者装置への信号を、前記無線基
    地局を介して、前記回線借用者装置へ送信することを特
    徴とする回線貸与者装置。
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