JPH10304004A - 改良した物理層インターフェース装置 - Google Patents

改良した物理層インターフェース装置

Info

Publication number
JPH10304004A
JPH10304004A JP10095147A JP9514798A JPH10304004A JP H10304004 A JPH10304004 A JP H10304004A JP 10095147 A JP10095147 A JP 10095147A JP 9514798 A JP9514798 A JP 9514798A JP H10304004 A JPH10304004 A JP H10304004A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
phy
receiver
physical layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10095147A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3987626B2 (ja
Inventor
Alan Gillespie
ジルスピー アラン
S Harwood Michael
エス.ハーウッド マイケル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Texas Instruments Inc
Original Assignee
Texas Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Texas Instruments Inc filed Critical Texas Instruments Inc
Publication of JPH10304004A publication Critical patent/JPH10304004A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3987626B2 publication Critical patent/JP3987626B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/35Switches specially adapted for specific applications
    • H04L49/351Switches specially adapted for specific applications for local area network [LAN], e.g. Ethernet switches
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/44Star or tree networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L12/4013Management of data rate on the bus
    • H04L12/40136Nodes adapting their rate to the physical link properties
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/40Constructional details, e.g. power supply, mechanical construction or backplane
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L69/00Network arrangements, protocols or services independent of the application payload and not provided for in the other groups of this subclass
    • H04L69/18Multiprotocol handlers, e.g. single devices capable of handling multiple protocols

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト的に有利で融通性のある態様で両転送
速度で動作することができるLAN物理層インターフェ
ース装置を提供する。 【解決手段】 それぞれの動作モードを有する2つの受
信機と2つの送信機を設け、決定された動作モードに応
じて、一方の受信機、一方の送信機を選択動作させるよ
うに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般的にデジタル通
信に関し、より詳細には、物理層インターフェース装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ローカルエリア・ネットワーク(LA
N)は広く受け入れられるようになってきており、多く
のワークステーションおよび/またはパーソナルコンピ
ュータ(PC)を相互接続してそれらが高価なメインフ
レームコンピュータを必要とせずまたその関連した多数
の端末を取り付ける必要なしにデータおよびアピリケー
ションのようなリソースを共用できるようにする態様で
多くのかつ種々の産業界で使用されている。1つの広く
受け入れられているLANの構成はIEEE802.3
規格で定められている登録商標「イーサーネット」LA
Nである。
【0003】LANが広範囲に受け入れられ、技術の進
歩が加速し続けるに連れて、より速い転送速度を有する
LAN構成の要請が増え続けている。2種の100メガ
バイト/秒(Mbps)LANが10Mbpsイーサー
ネットLANの設置ベースの範囲を張り巡らされてい
る。転送速度のこの増大は好ましいことではあるが、こ
れは、往々、実在の10Mbps設備を一層高価な新た
な100Mbps設備で置換するには大きな負担となっ
てしまう。しかしながら、ある種のLANは両形式の設
置設備で走ることができる。両転送速度で動作するよう
な物理層インターフェース装置を持てば便利となるであ
ろう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、コス
ト的に有利で融通性のある態様で両転送速度で動作する
ことができるLAN物理層インターフェース装置を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は実在の5V部品
部とコンパチブルな単一チップ二重機能10BASE−
T/100BASE−X物理層インターフェース装置を
与える。このPHYはメディア非依存インターフェース
(MII)を含んでおり、絶縁トランスおよび単一のR
J45コネクタを介して非遮蔽撚り対線ケーブルに接続
する。このPHYは全/半2重10BASE−Tおよび
100BASE−TXの自動選択を行なわせる内蔵自動
ネゴシエーション回路を含んでおり、その自動選択の際
に、自動極性訂正回路は10BASE−T動作モードに
おいて受信対線反転に対するイミュニティ性能を確保す
る。このPHYは内部PLL回路を含み、これは単一の
20MHzクロックすなわちクリスタルを含んでいる
が、それはどちらの動作モードにも適合する。このPH
Yは低電力(ローパワー)および電力下降(パワーダウ
ン)モードを含んでいる。このPHYの10BASE−
T部分は改良した受信雑音余裕度のためのスマートスケ
ルチを含んでいる。このPHYは高ジッタ許容度クロッ
クリカバリ回路と送信ジャバ検出回路とを含んでいる。
このPHYの10BASE−T部分はオンボード送信波
形成形回路を含んでいる。このPHYの100BASE
−X部分は電磁妨害雑音(EMI)を減少するための合
成立上り時間制御回路を含んでいる。このPHYは10
0BASE−X・MLT−3波形を発生するためのプロ
グラマブル送信電圧増幅器と100BASE−X受信機
のためのベースラインふらつき修正(DC回復)回路と
を含んでいる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は添付図面に関連して以下
の記載を考察すればより明瞭に理解できるであろう。種
々の図で対応する数字および記号は他に指示がなければ
対応する部品部を表すものとする。
【0007】ここで、図1を参照すれば、そこには本発
明の物理層インターフェース装置(PHY)の簡略化し
たブロック図が示されている。図1から理解できるよう
に、本発明は単一チップ10BASE−T/100BA
SE−X物理層インターフェース装置(以下、10/1
00PHYあるいは単にPHYという)を与える。図1
は、また、本発明のPHYの種々のブロックに供給され
るか、それらブロックによって供給される種々の信号、
並びにそれらの相互接続状態をも示す。
【0008】簡単に言って、本発明のPHYは標準メデ
ィアアクセス制御(MAC)装置に容易に接続させるよ
うにするためのメディア非依存インターフェース(MI
I)を含み、その際に非遮蔽撚り対線ケーブルへの接続
は簡単な絶縁トランスと単一のRJ45コネクタとによ
って行なわれる(図2参照)。本発明のPHYは濾波あ
るいは立上り時間制御のための外部要素を必要とせず、
全ての等化要素がチップ上に含まれている。この装置の
動作は、構成化ピンによるピンレベルで、あるいは管理
データインターフェースおよび内部レジスタを用いて制
御される。この装置は半/全2重10BASE−Tおよ
び100BASE−TXの自動選択を行なわせるための
内蔵自動ネゴシエーション回路を含み、その自動選択の
際に自動極性訂正回路は10BASE−T動作モードに
おいて受信対線反転に対するイミュニティ性能を確保す
る。
【0009】図1に示された本発明のPHYは、好まし
くは、3.3V電源を有するCMOS設計のもの(これ
は2ピン管理インターフェースを備えた標準IEEE8
02.3uメディア非依存インターフェース(MII)
を有する実在の5Vの部品部のものとコンパチブルであ
る)を用いる単一パッケージ二重機能10BASE−T
/100BASE−X物理層インターフェース装置を与
える。このPHYは次ページサポート機能を備えたIE
EE802.3u自動ネゴシエーションを構成化してい
る。このPHYは両動作速度に対して単一のRJ45コ
ネクタに接続した単一送信/受信トランスをサポートす
る。このPHYは、全ての濾波および等化要素を装置に
集積化した状態で最少の外部要素の量しか必要としな
い。このPHYは両モードにおいてシステム試験を行な
うための内部ループバック用の回路を含んでおり、かつ
IEEE規格1149.1試験アクセスポート(JTA
G)を含んでいる。このPHYはCAT3ケーブル(1
0BASE−T)あるいはCAT5(10BASE−
T、100BASE−X)への接続を行なわせ、かつ最
少の結合のため絶縁送信/受信電源を用いる。このPH
Yは単一の20MHzのクロックすなわちクリスタルを
用いる内部PLL回路を含んでいるが、これはどちらの
速度モードにも適合する。このPHYは低電力(ローパ
ワー)および電力下降(パワーダウン)モードを含んで
おり、かつ10BASE−Tおよび100BASE−X
の両方で全2重伝送をサポートする。
【0010】このPHYの10BASE−T部分は完全
にIEEE802.3に従っており、かつ改良した受信
雑音余裕度を与えるスマートスケルチを含んでいる。こ
のPHYは大きなジッタ許容度クロックリカバリを与え
るDSPベースのデジタルフェーズロックループと送信
ジャバ(jabber)検出回路とを含んでいる。この
PHYの10BASE−T部分は外部端子要素だけしか
必要とせずにオンボード送信波形成形機能を含んでお
り、かつ自動極性(逆極性接続)回路を含んでいる。
【0011】このPHYの100BASE−X部分はA
NSI撚り対線物理媒体依存(TP−PMD)およびI
EEE802.3u規格に完全に従っており、電磁妨害
雑音(EMI)を減少するための合成立上り時間制御機
能を含み、このためEMI制御のために外部コンデンサ
を必要としない。このPHYはMLT−3波形発生のた
めのプログラマブル送信電圧増幅機能を含み、かつ集積
化した適応等化回路および集積化したベースラインふら
つき訂正(DC回復)回路を有する集積化した受信機お
よび送信機を含んでいる。このPHYは0から100メ
ートルまでの撚り対線長での動作を可能とし、かつ真の
沈黙ライン状態のための送信遮断機能を含んでいる。
【0012】図2は外部要素を備えた本発明のPHYの
相互接続状態を示す。10/100PHYの差動ライン
ドライバは100BASE−TXモードにおいて少なく
とも100mのCAT5ケーブルを、また10BASE
−Tモードでは100mを越えるCAT3(あるいはC
AT5)ケーブルをドライブするように設計されてい
る。図2に示されるように、3つの送信出力ピン(AX
MTP、AXMTNおよび中央タップ接続部ACT)は
両動作モードにおいて単一のバラー(Valor)PT
4171Sトランス(あるいは同等品)とインターフェ
ースする。これにより、このトランスの2次巻線に直接
接続される単一のRJ−45ソケットへの外部接続が簡
略化される。
【0013】この10/100PHYは10BASE−
T送信のためのオンチップ波形成形部と100BASE
−TX送信のための立上り時間制御部を組み込んでい
て、図2に示された2つの終端抵抗以外の外部要素を必
要とせずに装置が結合トランスと直接インターフェース
することができるようにしている。
【0014】ここで図1を参照すると、そこには10B
ASE−T送信機部分と、適当な伝送媒体、例えばこれ
に限定するものではないが、撚り対線を介して伝送する
ため送信機ブロックのデジタル出力をアナログ信号に変
換するデジタル対アナログ(DAC)送信(DAC X
MT)部分とが示されている。更に、並列送信(PPX
MT)部分に接続された直列化器ブロックに出力を与え
る100Mbps送信機部分をも示している。
【0015】10Mbps送信機は送信すべきデータを
取り出す(データを送信する形態にする)ように働きか
つ送信可能化信号(TXEN)に応じてデータストリー
ム(TXD)を伝送媒体を介して送信しようと試みる波
形成形部分を有している。10Mbps送信機はDAC
波形制御信号を与え、かつニブラー(nibbler)
直列化器を有している。送信機のこのブロックは、デー
タストリームを供給する装置に送信クロック信号(TX
CLK)を与えて装置が送信機のための正しいクロック
を持つようにする。
【0016】同様に、100Mbps送信機はデータス
トリームを供給する装置に与えられる送信クロック出力
信号(TXCLK)、衝突出力信号(COL)およびキ
ャリア感知出力信号(CRS)を有している。100M
bps送信機はデータストリームを供給する装置からデ
ータストリーム(TXD)、送信可能化信号(TXE
N)および送信エラー信号(TXER)を受ける。
【0017】図2に示されるように、10/100PH
Yの2つの受信機入力ピン(ARCVPおよびARCV
N)は外部絶縁トランス(これはPHYの送信部分のた
めに使用されたトランスと同じものである)を介して適
切に終端された伝送ラインに接続されなければならな
い。単一の受信機入力ワイヤ対線は両速度モードをサポ
ートし、装置の内部で多重化機能の全てが行なわれる。
【0018】受信機回路はそれ自体の共通モード入力バ
イアス電圧を確立し、外部の抵抗分圧器回路網を必要と
しない。2つの抵抗と1つのコンデンサからなる図2に
示されるような簡単な外部終端回路網が現在好適であ
る。この回路網から受けたデータは対応するMRCLK
信号の立上りエッジと同期してMIIのMRXDニブル
に出力される。MRCLK周波数は10BASE−Tモ
ードでは2.5MHz、100BASE−Xモードでは
25MHzに自動的に調節される。
【0019】ここで図1を参照すると、10BASE−
T受信機は、入力振幅が最小信号スレッショルドよりも
大きくかつ特定のパルスシーケンスを受けた場合に入来
データを通過させるだけの機能を有するスマートスケル
チ機能を組み込んでいる。これはインパルスライン雑音
が信号あるいはリンクのアクティビティを阻害しないよ
うに保護する。このスケルチ回路は規格外のパルスを受
けた場合に迅速な機能停止を行なう。極めて長いパルス
はリンクパルスのようには誤動作させない。
【0020】図1に示された100BASE−TX受信
機はMLT−3波形を解読(デコード)しデータニブル
をMRXD(0−3)ピンに与えるために必要な回路を
含んでいる。装置がMLT−3信号を受けると、この信
号は即座に増幅されて等化される。これは100mを越
えるCAT5ケーブルでの受信を可能とする。MLT−
3信号の低周波数成分は除去される(この成分はトラン
ス結合回路において過渡なしで長い遅延の結果として生
じた可能性があり、往々ベースラインのふらつきと呼ば
れている)。次いで、この理想的なMLT−3信号は内
部的にNRZIに変換され、その後デジタルフェーズロ
ックループ技術を用いてそれ自体の回復されたクロック
に再同期される。次いで、再クロッキングされたデータ
は5ビットコード群に逆直列化され、スクランブル解除
され、5B4B解読(デコード)される。5Bデータス
トリームにおいてストリームデリミタ(delimit
er)の開始が検出されると、後続のフレームがMII
に出力される。
【0021】更に図1から理解されるように、10Mb
ps受信機(10Mbps RCV)ブロックおよび1
00Mbps受信機(100Mbps RCV)の両者
は伝送媒体から信号を受ける。10Mbpsブロックか
らの信号は制御ブロック(10BASE−T MAU)
に与えられ、この制御ブロックは受信信号の評価を行な
い、例えば、これに限定するつもりはないがスマートス
ケルチ、信号品位エラー(SQE)試験、信号認定およ
び衝突検出といった選択された機能を行なうように働
く。この制御ブロックは、伝送媒体を介して入来する何
等かのデータストリームを受ける何等かの装置に衝突検
出(COL)およびキャリア感知信号(CRS)を与え
る。更に、このブロックは、データ(RXD)およびそ
のクロック信号(RXCLK)を装置に供給する前にデ
ータをサンプリングし、PLLをデータクロックに同期
しかつニブルパケット化する他のブロックに受信信号を
与える(これは、また、受信データ有効(RXDV)信
号を装置に供給する)。
【0022】図1の100Mbps受信機(100BA
SE−TX RCV)ブロックはベースラインふらつき
訂正を行ない、かつ信号を伝送した伝送媒体の長さに対
して受信信号を等化する。この受信機ブロックは、デー
タサンプリング、5Bパッケージ化およびデジタルPL
Lとの同期を行なう第1の制御ブロックに受信データを
与える。次いで、このようにされた信号は、受信状態マ
シンを含み、かつNRZI−NRZ解読(デコード)、
スクランブル解除、5B4B解読およびバイパス多重化
を行なう第2の制御ブロックに与えられる。また、第1
の制御ブロックからの信号はリンクモニタおよび遠端障
害検出器にも与えられる。第2の制御ブロックからの上
述のように処理された受信信号は受信データクロック
(RXCLK)、データ受信データ有効(RXDV)お
よび受信エラー(RXER)信号と共に受信データ(R
XD)として装置に与えられる。
【0023】更に、図1には自動ネゴシエーションブロ
ック、アナログPLLブロック、LEDコントローラブ
ロック、MII管理ブロックおよびJTAGブロックが
示されている。
【0024】LEDコントローラブロックはPHYの動
作の状態を指示するために使用されてもよいLEDに対
して適切な信号を与える。10/100PHYは「アク
ティビティ(ACTIVITY)」、「デュプレックス
(2重)/衝突(DUPLEX/COLLISIO
N」、「リンク(LINK)」および「速度(SPEE
D)」のためにLEDをドライブするように設計された
4つのピンを有している。回路はLEDドライバのため
のオープンドレインNMOS装置を含み、LEDは電流
制限抵抗を介してデジタル3.3Vに接続されなければ
ならない。この抵抗の値はLEDの形式に依存する。
【0025】リンクLEDは、PHYが10BASE−
Tモードにおいて有効なリンクを確立した時に点灯す
る。100BASE−TXモードにおいて、それは、ス
クランブル解除器がデータにロックしかつ10/100
PHYがデータを送受信できるような状態にあることを
指示する。リンクLEDはページ受信に応じて自動ネゴ
シエーションの間にフラッシュする。これは、自動ネゴ
シエーションプロセスが終了するのに数秒かかるので、
ユーザにリンクのアクティビティの指示を与える。
【0026】アクティビティLEDは、PHYがデータ
を送受信している時に点灯する。このLEDは各アクテ
ィビティに対して20msの最少持続期間の間点灯す
る。その動作は両速度モードで同一である。
【0027】デュプレックス/衝突LEDは、PHYが
全2重モードにある時には連続して点灯し、衝突が半2
重モードで生じた時には20msの最少持続期間の間点
灯する。連続あるいは間欠衝突の場合には、このLED
は10Hzでフラッシュする。
【0028】10BASE−Tにあるが、自動ネゴシエ
ーションモード(後述)にない時には、10/100P
HYは16ミリ秒(ms)の期間だけ隔てられたリンク
パルスをデータ出力(DO)回路に送り出す。
【0029】受信機は入力ワイヤ対線での有効リンクパ
ルスを捜す。リンクパルスが所定の時間期間内で受信さ
れなかった場合には、装置は「リンク失敗」状態に入
る。この状態において、リンクパルスは発生され続け、
受信機はリンクパルスパターンを絶えず捜し続ける。好
ましくは、PHYは、有効受信パケットあるいは多数の
適式リンク試験パルスが受信されるまでこの状態に留ま
る。逆極性のリンクパルスも通常のリンクパルスと同じ
態様で受信され、認定される。これは、受信対線接続が
反転されかつこの問題を直すために自動内部再構成化が
生じたことの指示を与えるために使用される。データが
MLT−3符号化されるような100BASE−TXモ
ードでは逆極性訂正は不用である。
【0030】自動ネゴシエーションブロックは送信およ
び受信ブロックの制御のための受信、送信および仲裁状
態マシン(SM)を含んでいる。このブロックは、ま
た、タイマおよびNLP状態マシンを含む。更に、それ
はMIIブロックに接続され、自動極性補正を行なう。
【0031】10/100PHYは次ページ転送を含む
IEEE802.3u自動ネゴシエーションを完全にサ
ポートする。使用可能化されると、この機能により10
/100PHYは任意の他の自動ネゴシエーションが可
能なPHYとそのリンクセグメントでネゴシエーション
を行なってそれらの最も高い共通のプロトコルを確立す
ることができるようになる。あるPHYがそのネゴシエ
ーションを完了するまで、それは「LINK」を表明し
ない。リンクパートナー能力のより一層の詳細は10/
100PHYレジスタのデータを読むことによって得ら
れるようにしてもよい。
【0032】10BASE−Tモードのため、ループバ
ックモードの間ではリンク試験パルス以外の全ての受信
アクティビティは無能化される。しかしながら、スケル
チ情報は依然として処理され、瞬時ループバック自己試
験の下でリンク状態が維持されることができるようにさ
れる。
【0033】このPHYは次ページ能力を含む完全な自
動ネゴシエーション規格を構成化している。3つのピン
CAUTONEG、CSPEEDおよびCDUPLEX
はリンク速度を直接構成化するためあるいは自動ネゴシ
エーションをした速度を設定しかつ報告するために使用
される。図3はこれら3つの信号およびSLINK信号
に対する自動ネゴシエーション信号波形を示す。
【0034】CAUTONEGが否定記述の低である時
に、CSPEEDおよびCDUPLEXピンはリンク構
成を決定する。CSPEEDおよびCDUPLEXの両
ピンは弱いプルアップを有し、接続されずにいた時に全
2重100BASE−TXのデフォルト構成を与える。
【0035】CAUTONEGの立上りエッジはCSP
EEDおよびCDUPLEXピンの値を自動ネゴシエー
ションロジックへラッチするために使用される。外部コ
ントローラは、CAUTONEGが高となった後120
0ms(最大)内にこれらピンをドライブすることを停
止しなければならない。
【0036】このPHYはCAUTONEGが表明され
ると直ちにネゴシエーションを開始する。自動ネゴシエ
ーションの最終の750ms(最小)はヒステリシスタ
イマによりリンクが適正な時間の間安定に留まることを
確実にするためのものである。この時間の間、PHYは
CSPEEDおよびCDUPLEXピンをドライブして
リンク構成を指示させるようにする。外部コントローラ
はSLINKピンの立上りエッジでこれら2つのピンの
値をラッチする。
【0037】外部コントローラは、CAUTONEGが
高となっている間にCSPEED、CDUPLEXのい
ずれかのドライブを開始しようとしてはならない。
【0038】表1は、自動ネゴシエーションが開始した
時にCDPEEDおよびCDUPLEXピンからのラッ
チされる値の意味を要約するものである。ここで、Ye
sおよびNoはそれぞれ合および否を表す。
【0039】
【表1】
【0040】最初の電源投入時に、PHYは内部リセッ
トを行なう。外部リセット回路は不用である。しかしな
がら、10/100PHYの動作は電源投入後50ミリ
秒(ms)の間は不定である。
【0041】動作時に、50マイクロ秒(μs)よりも
少なくない期間の間MRST#ピンを低にすることによ
って装置の完全なリセットを行なうことができる。MR
ST#ピンが否定記述の高となった後の50msの期間
の間は装置の正しい動作は保証されない。
【0042】JTAGブロックは通常のJTAGポート
を含み、IEEE規格1149.1に従っている。JT
AG試験アクセスポートは5つのピンからなり、これら
は装置および境界走査試験を行なうためにそれがインス
トールされているボードと直列的にインターフェースす
るために使用される。
【0043】MII管理ブロックは、このPHYが種々
のMII機能、例えば、これに限定するつもりはないが
読出しおよび書込み制御並びに割込み制御を行なうこと
を可能にする。また、MII管理ブロックは標準的なM
II情報を収容する複数のレジスタと他の目的のための
複数のレジスタとを含んでいる。図4は本発明のPHY
のための現在好適なレジスタマップである。図4の上部
の8つのレジスタはMII規格によって定められている
汎用レジスタである。TXの接頭文字を付して示された
レジスタはTI独特のレジスタである。更に他のレジス
タが本発明のPHYによって使用されてもよい。全ての
他のレジスタはゼロと読む。
【0044】装置のCLOOPBK#ピンを付勢するこ
とによって、あるいは汎用制御レジスタ(GEN ct
l)にLOOPBKビットをセットすることによって、
このPHYの送信回路はできるだけ撚り対線I/Oピン
に近付くように対応する受信回路にループバックされ
る。
【0045】IEEE802.3u MII直列プロト
コルは、各装置が32までの(16ビット幅)内部レジ
スタを具備した、32までの異なったPMDを可能とす
る。この10/100BASE−T PHYは複数の内
部レジスタ(その幾つかはハードワイヤ化されている)
の構成を有している。
【0046】2ワイヤMIIのデフォルトすなわちID
LE状態は論理1である。全ての3状態(trista
te)ドライバは無能化され、PHYのプルアップ抵抗
はMDIOラインを論理1に引っ張る。他のトランザク
ションがあればそれを初期化する前に、ステーション管
理エンティティはMDIOの32の一連の論理1ビット
のプリアンブルシーケンスをMDCLKの32の対応す
るサイクルと共に送って、PHYが同期を確立するため
に使用されることができるパターンを与えるようにす
る。あるPHYは、他のトランザクションがあればこれ
に応答する前にMDCLKの32の対応するサイクルを
備えたMDIOの32の一連の1ビットのシーケンスを
監視する。図5AはMII読出しのためのフレームフォ
ーマットを示す。図5BはMII書込みのためのフレー
ムフォーマットを示す。これらMIIフォーマットフィ
ールドの簡単な記述は次の通りである。
【0047】開始デリミタ:1つのフレームの開始は0
1パターンによって表される。このパターンはデフォル
トの論理1のライン状態から0へのおよび1に戻る転換
を確実にする。
【0048】動作コード:読出しの動作コードは10で
あり、書込みの動作コードは01である。
【0049】PHYアドレス:PHYアドレスは32の
特異なPHYアドレスを可能にする5ビットである。送
信および受信される最初のPHYアドレスビットはアド
レスのMSBである。10/100BASE−T PH
YアドレスはCDEVSEL0−4ピンを用いてセット
される。
【0050】レジスタアドレス:レジスタアドレスは、
32の個別のレジスタが各PHY内でアドレスされるこ
とができるようにする5ビットである。
【0051】ターンアラウンド:装置がMDIO信号を
有効的にドライブしないアイドルビット時間が、コンテ
ンションを回避するために読出しフレームのレジスタア
ドレスフィールドとデータフィールドとの間に挿入され
なければならない。読出しフレームの間に、PHYはア
イドルビットの後、データフィールドの前のビット時間
の間MDIOに向けて1つの0ビットを出す。書込みフ
レームの間ではこのフィールドは1つの0ビットとそれ
に続く1つの1ビットとからなる。
【0052】データ:データフィールドは16ビットで
ある。送信されかつ受信される最初のデータビットはデ
ータペイロードのMSBである。
【0053】休止/割込み可能化サイクル:休止サイク
ルはデータ転送に続くサイクルであり、その間ではMA
CコントローラおよびPHYの両者はMDIOピンをド
ライブしない。休止サイクルの後のMDCLKの次の立
上りエッジで(MDCが同様高の間)、MDIOは、P
HY割込みがペンディングとなっていることを指示する
ためにPHYによってLOWにドライブされてもよい。
【0054】図6は汎用制御レジスタGEN ctlの
ためのビット位置および各ビット位置に関連した信号名
を示す。表2はこの汎用制御レジスタのビット、信号名
および機能を示す。
【0055】
【表2】
【表3】
【表4】
【0056】図7は汎用状態レジスタGEN stsの
ためのビット位置および各ビット位置に関連した信号名
を示す。表3はこの汎用状態レジスタのビット、信号名
および機能を示す。
【0057】
【表5】
【表6】
【0058】図8は汎用識別子レジスタGEN id
hi/GEN id loのためのビット位置および各
ビット位置に関連した信号名を示す。
【0059】図9は自動ネゴシエーション公示レジスタ
AN advのためのビット位置および各ビット位置に
関連した信号名を示す。表4はこの自動ネゴシエーショ
ン公示レジスタのビット、信号名および機能を示す。
【0060】
【表7】
【表8】
【0061】図10A、図10Bおよび図10Cは自動
ネゴシエーションリンクパートナー能力レジスタAN
1paのためのビット位置および各ビット位置に関連し
た信号名を示す。
【0062】リンクパートナー能力レジスタAN 1p
aは、ページがいつ受信されたかにより3つの異なった
フォーマットを有している。リンクパートナーから受信
した最初のページは常に基本ページ符号化(エンコーデ
ィング)状態となっており、PHYにより自動構成化の
ために使用される。リンクパートナーが次ページ交換を
サポートしている場合には、引続いて受信されたページ
はメッセージページあるいは未フォーマットページ符号
化のいずれかの状態になることができ、これはLPMP
ビットの値によって決定される。表5は基本ページレジ
スタのビット、信号名および機能を示す。表6はメッセ
ージページレジスタのビット、信号名および機能を示
す。表7は未フォーマットページレジスタのビット信号
名および機能を示す。表8は表4のメッセージコードフ
ィールドを示す。
【0063】
【表9】
【0064】
【表10】
【0065】
【表11】
【0066】
【表12】
【表13】
【0067】次ページの使用は次のように要約される。
PHYおよびリンクパートナーの両者は一方に対して次
ページの交換を開始するための次ページ能力を指示す
る。両装置に次ページ能力があれば、両装置は少なくと
も1つの次ページを送らなければならない。次ページ交
換はリンク上のどの装置もLPNP/NPビットによっ
て表されるように、送信するそれ以上のページを持たな
くなるまで続く。装置が送信する他の情報を持たなくな
れば、空白メッセージコードフィールド値を備えたメッ
セージページが送られる。メッセージコードは、特定の
メッセージ、あるいは続きの未フォーマットページ(1
つあるいはそれ以上)があればそれがどのようにして解
釈されるかを定める情報を表すことができる。メッセー
ジコードが未フォーマットページを参照する場合に、未
フォーマットページはメッセージコードに指定されてい
る順序で即座に参照メッセージコードに従う。未フォー
マットページのユーザは彼等ユーザの未フォーマットペ
ージのためのフォーマットおよびシーケンス化を制御す
ることに対して責任を持たなければならない。
【0068】図11は自動ネゴシエーション拡張レジス
タAN expのためのビット位置および各ビット位置
に関連した信号名を示す。表9はこの自動ネゴシエーシ
ョン拡張レジスタのビット、信号名および機能を示す。
【0069】
【表14】
【0070】図12は自動ネゴシエーション次ページ送
信レジスタAN npのためのビット位置および各ビッ
ト位置に関連した信号名を示す。表10はこの自動ネゴ
シエーション次ページ送信レジスタのビット、信号名お
よび機能を示す。
【0071】
【表15】
【0072】図13はPHY識別子高/低レジスタTL
PHY idのためのビット位置および各ビット位置に
関連した信号名を示す。このPHY識別子高/低レジス
タはTLAN PHY/PMIのためのTI指定の識別
子コードを含んだハードワイヤ化した16ビットレジス
タである。IEEE802.3u MII規格によって
は他にサポートされない非IEEE802.3PHY/
PMIを識別するためには追加の識別子が必要である。
内部10/100BASE−T PHYのための識別子
コードは0x0003である。図14はPHY制御レジ
スタTLPHY ctlのためのビット位置および各ビ
ット位置に関連した信号名を示す。表11はこのPHY
制御レジスタのビット、信号名および機能を示す。
【0073】
【表16】
【表17】
【表18】
【0074】図15はPHY状態レジスタTLPHY
stsのためのビット位置および各ビット位置に関連し
た信号名を示す。表12はこのPHY状態レジスタのビ
ット、信号名および機能を示す。
【0075】
【表19】
【表20】
【0076】図16は本発明の10/100PHYのた
めのピン位置および各ピン位置に関連した信号名を示
す。図16において、ピン名の接頭部に対するキーすな
わち手引としては、Dはデジタルロジックのための電源
あるいは接地、Aはアナログ回路のための電源あるいは
接地、Cは構成化モード、Mはメディア非依存インター
フェース接続、Lは内部LED、JはJTAG−試験ポ
ート、Fはファイバ送信機モジュールに対するインター
フェース、SはPHY状態の指示、Aは内部アナログ回
路への接続である。表13A〜表13Iは種々のピン、
信号名および機能を示し、特に表13Aはネットワーク
インターフェースピン、表13Bは外部構成化ピン、表
13CはLEDインターフェースピン、表13Dは外部
構成化ピン、表13Eは外部状態ピン、表13Fは媒体
非依存インターフェースピン、表13GはJTAG試験
ポートピン、表13Hは特殊試験モードインターフェー
スピン、表13Iはネットワークインターフェースピン
を表す。
【0077】
【表21】
【0078】
【表22】
【0079】
【表23】
【0080】
【表24】
【表25】
【0081】
【表26】
【0082】
【表27】
【表28】
【0083】
【表29】
【0084】
【表30】
【0085】
【表31】
【0086】ここで、図17を参照すると、そこには1
00BASE−T差動ライン受信機1700の簡略化し
たブロック図が示されている。より詳細には、受信機1
700は差動信号入力ARCVPおよびARCVNを受
ける2つの入力ライン1702および1704を有して
いる。これら2つの差動信号入力は、伝送ラインをデー
タ源(このデータ源からの信号を受信する)に接続する
外部絶縁トランス(図17には示されていない)からの
出力である。
【0087】図2から理解されるように、受信機170
0は外部抵抗分圧器回路網を必要としない。その代わり
に、その抵抗分圧器回路網は受信機の初めの部分とな
る。この回路網は受信機の入力ラインに配置された3つ
の抵抗1706、1708、1710からなる。この回
路網は、この受信機回路が見る電圧スイングを、抵抗回
路網がない場合に見る電圧スイングの約半分まで減少す
るように働く。
【0088】電圧分圧器回路網からの差動信号は可調ゲ
イン増幅器(AGA)あるいは電圧制御増幅器(VC
A)1712に供給され、これは伝送ラインを通って伝
送時に生じた損失のためその信号を増強するように働
く。好ましくは、この増強は周波数に依存する(これ
は、伝送ラインでの信号損失が周波数およびラインの長
さに依存するためである)。VGAからの2つの増強さ
れた出力は、次いで、それぞれピーク電圧増幅器171
4、1716を通過する。
【0089】2つのピーク電圧検出器1714、171
6は2つの重要な機能を行なうように働く。1つの機能
はベースラインのふらつきの量を決定して、それを除去
できるようにすることである。他の機能は信号強度を決
定して、それがVCA1712に与えられる帰還信号1
718により正しいレベルまで増強され得るようにする
ことである。信号レベル遷移の間で長い遅延が生じた時
にベースラインのふらつきが生じる場合がある。伝送ラ
インを絶縁するために使用されるトランスのインダクタ
ンスが低く、それが一定レベルの信号があればそれをゆ
っくりと減衰させ(時間がたてばたつ程減衰が大きくな
ってしまう)かつ引続く信号レベルの遷移があればそれ
は「エッジ」を与えるために他に必要となる以上に信号
レベルをドライブするためにベースラインのふらつきが
生じる。
【0090】ベースバンドのふらつきを補償するため
に、検出器1714、1716からの出力は演算増幅器
(op amp)1720に入力として与えられる。第
1の検出器1714はベースラインふらつきバイアスが
あればそれを含んだ信号の高いレベルを測定する。入力
信号は差動信号であるために、第2の検出器1716は
ベースラインのふらつきがあればそれからのバイアスを
含んだ負の信号の高いレベルを測定する。しかしなが
ら、この高いレベルは第1の検出器1714が見る信号
の低いレベル(すなわちトラフ)に対応する。すなわ
ち、2つの検出器1714、1716は信号のピークお
よびトラフ(これはそのピーク対ピーク値である)を測
定する。従って、真のベースラインがピーク対ピーク値
の間の中間であるため、ベースラインのふらつきがあれ
ばそれからのバイアスを補償することができる。演算増
幅器の出力はコンデンサ1734によって濾波される。
演算増幅器1720からの出力は増幅器1724におい
て基準電圧1722と比較されてもよく、次いでベース
ラインふらつきバイアスがあればこれをオフセットする
ために適切なレベル調節がVCA1712への入力信号
に対して行なわれる。この態様で、信号が能動回路に入
る前にベースラインのふらつきが除去され、VGA17
12が必要に応じてより大きな制御能力を得ることが可
能となり、3つの抵抗1706、1708、1710の
初期電圧分圧器との組合せでVCA1712がその入力
で見る電圧レベルを制限する。
【0091】この比較的に簡単な技術に対する1つの別
形態のものは、元の送信された信号を再形成し、次いで
それを入来信号から減算しベースラインのふらつきがあ
ればその量を決定することである。しかしながら、これ
は事実上正帰還形のシステムとなってしまうため、それ
は容易に制御を失ってしまう。
【0092】2つのピーク検出器からの出力電圧の一部
が1対の抵抗1726、1728間で降下し、生じた出
力電圧は他の演算増幅器1730に与えられ、そこで基
準電圧1732と比較され、次いでVCA1712によ
って与えられる増強量を制御するためにVCAに対する
帰還信号1718として使用される。帰還信号1718
はコンデンサ1736によって濾波される。同様、増強
量は、好ましくは、周波数に依存する。好ましくは、増
強量は伝送ラインの長さおよび周波数に依存する(すな
わち、受信信号強度の関数としての増強量は周波数の関
数として変更されれる)。この周波数補償は伝送ライン
に沿った信号の高周波数減衰をライン長の関数としてオ
フセットするように選択される。この態様で、VCA1
712の出力は所望の周波数範囲に対し所望の信号値範
囲内になるように調節される。すなわち、元の送信され
た信号は特定の精度範囲内である既知の信号レベルで送
信されたことになる。この増強は種々の周波数成分に対
して元の送信された信号とほぼ同じレベルで受信機から
出力信号を与える。
【0093】VCA1712からの出力は更に比較器1
738に与えられ、この比較器の出力がデータ出力17
40となる。すなわち、この信号は受信された入力信号
に対応するが、任意のベースラインのふらつきに対して
好ましく調節され、かつ伝送時に生じる任意の信号損失
に対して好ましく調節されたものである。
【0094】ここで、図18を参照すれば、そこには1
00BASE−T差動ライン受信機1800の他の簡略
化したブロック図が示されている。より詳細には、この
受信機は差動信号入力ARCVPおよびARCVNを受
ける2つの入力ライン1702および1704を有して
いる。これら2つの差動信号入力は、伝送ラインに接続
される外部絶縁トランス(図18には示されていない)
からの出力である。
【0095】このブロック図から理解することができる
ように、電圧分圧器回路網は受信機1800の最初の部
分であり、これは抵抗1706、1708、1709、
1711およびコンデンサ1701、1703、170
5、1707から作られている。この回路網は、この能
動受信機回路が見る電圧スイングを、回路網がない場合
に見る電圧スイングの約半分まで減少するように働く。
【0096】電圧分圧器回路網からの信号は複数の可調
ゲイン増幅器(VCA)1712a、1712b、17
12cに与えられ、これらは伝送ラインに沿った伝送時
に生じた損失に対して指定周波数スペクトルのための信
号を増強するように働く。3つのこのようなVCAが図
示されているが、明かにそれ以上あるいはそれ以下のV
CAがそのようにして使用されてもよく、依然として本
発明の範囲内にあるであろう。各VCAは指定周波数帯
にわたる増強を担う。図18において、1つのVCA1
712aは全ての周波数が割り当てられ、第2のVCA
1712bは中間範囲の周波数(1〜20MHz)が割
り当てられ、第3のVCA1712cは高い範囲の周波
数(20MHzおよびそれ以上)が割り当てられる。更
に、各VCAの出力は等化回路1713a、1713
b、1713cに供給され、これらはそのVCAの指定
周波数スペクトルのライン損失を補償するように、ある
いは部分的に補償するように設計されている。
【0097】図18に示されるように、実際の増強量は
各周波数帯で異なる可能性がある。すなわち、全体の周
波数範囲のための第1のVCA1712aは入力信号に
増強を与えないように固定量の帰還1718aを有す
る。第2のVCA1712b(中間周波数)は帰還回路
1730に基づく帰還1718b量を有する。第3のV
CA1712c(高周波数)は帰還回路1730の2乗
(1806)に基づく帰還を有する。従って、総合増強
および等化は周波数に依存する。各等化器回路1713
a、1713b、1713cからの2つの差動出力は、
次いで、単一の対の出力に加算され、その後各複合出力
はピーク電圧検出器1714、1716に送られる。
【0098】2つのピーク電圧検出器1714、171
6は2つの重要な機能を行なうように働く。1つの機能
はベースラインのふらつきの量を決定してこれを取り除
くことができるようにすることである。他の機能は信号
強度を決定して、それがVCAへの帰還1718a、1
718b、1718cにより正しいレベルまで増強され
ることができるようにすることである。これらの機能は
上述した通りであるが、追加の回路素子が示されてい
る。
【0099】等化器回路からの加算出力は更に比較器1
720に与えられる。この出力1740はデータ出力N
RZOUTである。すなわち、この信号は受信入力信号
に対応するがベースラインのふらつきがあればこれに対
して好ましく調節され、かつ伝送時に信号損失が生じた
らそれに対して好ましく調節されたものである。
【0100】ここで、図18に示された等化回路171
3a、1713b、1713cに戻ると、各回路は、そ
れぞれ、周波数の関数として等化量を決定するために抵
抗/コンデンサ(RC)回路網1812、1810、1
808と関連していることが解る。制御信号1822が
これらRC回路網に供給され、回路網の抵抗(1つある
いはそれ以上)の抵抗値が制御される。ある等化回路は
コンデンサだけを含んでもよく、このようなコンデンサ
だけの回路に対しては制御信号を供給する必要はない。
制御信号はフェーズロックループ(PLL)の電圧制御
発振器(VCO)部分1818からの出力によって与え
られる。
【0101】基準電圧発生回路1802は、ライン18
04を介して受信機1800の入力での電圧分圧器に出
力電圧を同様与えるものとして示されている。適切な基
準電圧が回路1802によって受信機1800の他の部
分に供給される。周波数決定回路1816を取り付けて
いる発振器回路1814にある基準電圧が供給され、こ
の周波数決定回路1816にも制御信号1822が供給
される。
【0102】3つのコンデンサ1734、1736およ
び1820はそれぞれピンACBLW、ACAGCおよ
びACPLLに取り付けられた外部コンデンサである。
【0103】図19は図18の3つの等化器回路のそれ
ぞれに対するRC回路網の1つの実施例である。詳細に
は、バイアス電圧RCによって制御される第1のMOS
FET(tn0)が示されている。RCはPLLのVC
O部分からの出力であることを再度述べる。このMOS
FET(tn0)はRCにより直線動作範囲になるよう
にバイアスされ、第1の等化器回路のための抵抗として
働く(それはまたある固有の容量を有している)。ま
た、複数のMOSFET(tn1〜tn17)、2つの
抵抗(i0およびi1)並びに2対のコンデンサ(2
i0、2 i1および2 i2、2 i3)は第2の等
化器回路のためのRC回路網を形成する。最後に、1対
のコンデンサ(2 i4、2 i5)および抵抗(i
2)は第3の等化器回路のためのRC回路網である。M
OSFET(tn1〜tn17)もそれらの直線範囲の
動作を確実にするようにバイアス電圧RCによって制御
され、かつそれらはRC回路網の周波数特性を調節する
ための抵抗として働く。RC信号をPLLのものと同一
にすることによって、調節可能なMOSFETが等化時
定数を正確に設定するために使用され得る(これが等化
器およびPLLのVCOの両方で調節可能なMOSFE
Tを設定するために使用される同一の電圧であり、コン
デンサは簡単にスケーリングされ得るためである)。こ
の回路は、正確に制御される帯域幅を与えかつ維持する
ために不正確な抵抗値でのプロセスにおいてどのように
してMOSFETが好ましくバイアスされ得るかを示し
ている。すなわち、等化時定数を定めるために抵抗より
もより正確であるコンデンサの精度にトランスコンダク
タンスが定められる。
【0104】ここで、図20を参照すれば、そこには図
18の一部のより詳細が示されている。特に、発振器ブ
ロックが発振器サブブロック(OSC)、電圧比較ブロ
ック(vcocomp)、レスバイアス(resbia
s)ブロック、それらの相互接続にどのようにして分割
され得るかを示す。図21は発振器サブブロックの一部
の詳細な回路を示す。図22はvcocompブロック
の一部の詳細な回路を示す。図23はレスバイアスブロ
ックの詳細な回路を示す。
【0105】図20において、CP信号はp形MOSF
ETのためのカスコードバイアスであり、制御信号(C
ONTROL)は発振器周波数を高速化あるいは低速化
するための信号である。CMX信号は共通モード基準電
圧であり、PDは電力下降(パワーダウン)信号であ
り、NPDは否電力下降信号である。REFPおよびR
EFNはそれぞれpおよびn形トランジスタバイアス電
圧である。PRESBIASおよびBNSUMはpMO
SFETをその直線(抵抗性)動作領域にするためのp
およびn形MOSFET対用バイアス電圧であり、RC
は生成されたバイアス出力である。OUTPは2乗波出
力クロック信号である。
【0106】ここで、図21を参照すると、1対のコン
デンサ(2 i0、2 i1)は発振器回路のコアを形
成し、正の出力信号OUTPおよび負の出力信号OUT
Nを与えるように適切に充電および放電される(これら
出力信号はのこぎり波あるいは三角波である)。トラン
ジスタtn6およびtn7を流れる電流はこれらのコン
デンサを充電および放電するために使用される。トラン
ジスタtn6およびtn7の電流は、一方が所定量だけ
増大すると他方が所定量だけ減少するように互いに逆方
向であり、すなわちそれら電流はコンデンサ対を充電あ
るいは放電するためプッシュプルモードとなっている。
1つのトランジスタがコンデンサの一方の1つの側を充
電している時には、他方は他のコンデンサの他の側を充
電している。
【0107】特に、これら2つのトランジスタには一定
のDC電流が流れ、これはトランジスタtn0およびt
n4からの電流と混合する。トランジスタtn6および
tn7からの電流がトランジスタtn0およびtn4か
らの静電流を打勝つのに十分になる時には、関連したコ
ンデンサが充電される結果となる。トランジスタtn6
およびtn7からの電流がトランジスタtn0およびt
n4からの静電流を打勝つのに不十分である時には、関
連したコンデンサが放電される結果となる。
【0108】OUTPラインおよびOUTNラインに接
続されたトランジスタtn9〜tn12およびtn1
9、tn20の共通モード帰還回路はコンデンサの電圧
スイングを一定の電圧CMXに関して中央決めして維持
するように働く。トランジスタtn6およびtn7を流
れる電流の量は2つのトランジスタ対tn16/tn1
8およびtn15/tn17によって決定され、これら
トランジスタ対はvcocompブロックによって供給
される1対のバイアス電圧(FBN、FBP)によって
オンあるいはオフにされる。これら2つの信号はvco
比較ブロック(図22参照)からの帰還信号であり、ト
ランジスタ対の一方をオンに他方をオフにする。
【0109】REFPおよびREFNはトランジスタt
n2およびtn3を流れる電流を決定する一定の基準バ
イアス電圧である。制御信号はPLL回路の位相比較部
分からの信号であり、PLL周波数を変えてPLLおよ
び外部クロック速度を同期させるためにコンデンサの充
電および放電の速度を高速化あるいは低速化するように
働く。否電力下瞬(NPD)信号は回路の残りのものの
バイアスを適切に停止するために使用される。少なくと
も等化回路によって使用されるRC信号はこの回路によ
って発生され、かつ受信機の他の回路に適切に与えられ
ることを留意されたい。
【0110】ここで、図22を参照すれば、図20のv
cocompブロックの一部の詳細が示されている。図
21の発振器ブロックからの差動信号(OUTNおよび
OUTP)はINPおよびINN信号(回路の最左端)
によってこの回路に供給される。これらの信号はそれぞ
れtn0およびtn1並びにtn2およびtn6によっ
て、更には他の対によってREFPおよびREFNと比
較される。これらの対は遷移においてロックし耐ジッタ
回路を与えるように働くECLラッチ(tp3、tn1
3、tn12、tdum10、tn16、tn20、t
n14、tn2およびtn23)をドライブする。この
ラッチは図21の発振器に他のトランジスタ対を介して
差動2乗波帰還出力(FBPおよびFPN)を与える。
レール対レール2乗波電圧出力がOUTPによって与え
られる。
【0111】ここで、図23を参照すると、そこには図
20のレスバイアスブロックの一部の詳細な回路が示さ
れている。この回路の電流の半分がp形MOSFET
(tp3)およびその脚に流れ、他の半分がp形MOS
FET(tp1)およびその脚に流れる。これら2つの
MOSFETは負荷抵抗として働いている。PRESB
IASおよびBNRESはこれら2つのFETにバイア
スを設定しこれらを直線動作領域に置くために使用され
る。FET(tn9およびtn15)のためのドレイン
/ソース電圧はそれらのゲート電圧をBNRESとして
出力することによって同様に設けられた他のFETのた
めの対応する電圧と整合するためにドライブされる。す
なわち、BNRESはn形「抵抗」FETのためのバイ
アスである。
【0112】ここで、図24を参照すれば、そこには図
17および図18に使用されたような高速比較器の一部
のための詳細な回路が示されている。この回路は負荷抵
抗を与えるようにそのFETを適切にバイアスするため
にPRESBIASおよびBNRES信号を使用する。
同様に、差動入力INPおよびINNはBEFPおよび
REFNと比較され、ピーク対ピークをスイングする差
動出力をPUTPおよびOUTNに与える。入力信号エ
ッジのための遷移時間は約4秒であり、回路のための遷
移時間は数百から5ピコ秒程度である。スイッチング点
での電流の半分が負荷FET(tp3およびtp2)を
通って流れる。
【0113】ここで、図25を参照すれば、そこには2
つの対称的な送信機電流源/シンクと外部送信機負荷抵
抗および外部絶縁あるいは結合トランスとの相互接続の
簡略化したブロック図が示されている。10BASE−
T動作時に、MOSFETはスイッチとして働き、制御
ロジックからの適切なゲート信号によって閉じ、アナロ
グVddを結合トランスの中央タップ(ACT)に接続
する。100BASE−T動作時には、MOSFETは
制御ロジックからの適切なゲート信号により開き、結合
トランスの中央タップ(ACT)をアナログVddから
接続解除する。
【0114】100BASE−T動作時に、1つの電流
シンクがオンになり、トランスのコイルおよびそのコイ
ルの反対側での負荷抵抗を介して電流シンク(反対側の
負荷抵抗)から、また同じ側の負荷抵抗を介してVdd
から最大電流(+1に対応する)を引く。次いで、この
電流は0まで低下し、他の電流源が逆方向のその電流ラ
ンプ(−1に対応する)をトランスのコイルおよび反対
側の負荷抵抗を介して開始する。従って、否ゼロ波形に
ため一度に1つだけの電流源がドライブされている。ゼ
ロ波形のためには、量電流源がオンにスイッチされる
が、それらが個々に動作する時には電流値は半分であ
る。これは対称的でより小さくより高精度の電圧スイン
グを与える。
【0115】10BASE−T動作時には、1つの電流
シンクがオンになり、Vddからトランスのコイルのそ
のシンク側の半部を介して最大電流を引く。コイルの他
の半部はトランス作用によってVdd以上に同量(約
1.25V)だけ動き、Vddで中心決めした1次コイ
ル間に最大電圧を与える。次いで、反対側の電流シンク
がオンになり、Vddからトランスのコイルのそのシン
ク側の半部を介して最大電流を引っ張る。同様に、これ
は全体のコイル間で最大電圧を与える。このようにして
両電流源が交互にドライブされる。これは、100BA
SE−Tの場合には許容され得ない電圧の精度の低さを
受け入れるより高い電圧出力を与える。
【0116】この態様で、組合せの10BASE−T/
100BASE−TX送信機は外部スイッチングトラン
ジスタあるいはリレーを備えた単一のRJ45コネクタ
を用いる。更に、適切なスイッチングを確保するように
適切な時定数を与えるための外部コンデンサおよび抵抗
は不用である。この接続方法は100BASE−TX動
作に対しては完全に終端されかつ対称的な性能を可能に
し、他方3.3Vの10BASE−T動作を可能とす
る。
【0117】ここで、図26を参照すれば、そこには本
発明のPHYのアナログPLL回路の一部である再循環
遅延線からの信号を用いて送信機電流源を適切に段階決
めしてオンにする回路の簡略化したブロックを示す。こ
の態様で、送信機電流源のオンおよびオフは構成要素の
精度が変わっても、立上り時間を制御するためにゲート
に接続されたオンチップコンデンサを有する電流源/シ
ンクの装置トランスコンダクタンスが変わっても影響さ
れない。
【0118】より詳細には、PLLは2つの再循環遅延
線を含んでおり、その一方は10BASE−T動作を与
えるように選択され、他方は100BASE−TX動作
を与えるように選択される。このPLLは20MHzの
外部クロック信号と遅延線の1つからの出力(適切には
比較を意味あるものにするために適切に分周される)と
を比較する通常の位相検出器回路を含んでおり、この適
切な出力は制御ロジックのブロックによって与えられる
制御信号によって制御されるマルチプレクサ(mux)
によって選択される。次いで、位相検出器は再循環遅延
線のクロック速度を増大あるいは減少するための上昇あ
るいは下降の出力信号をチャージポンプ回路に与え、こ
のチャージポンプ回路は遅延線に沿った再循環の速度を
上昇あるいは下降するコンデンサに電荷を加えたり引い
たりする。しかしながら、この速度上昇あるいは下降信
号は制御回路のブロックに与えられ、これはどの遅延線
が信号を受けるべきかを決定し、また所望の再循環遅延
線から出力信号を選択する種々のマルチプレクサに制御
信号を与える。また、制御ロジックは選択された遅延線
の始動部に信号を与えて、その始動を行なわせるように
する。
【0119】遅延線を構成する種々の素子の出力からの
ストローブ信号は複数の電流源に与えられる。図26に
おいて、4つのこのような電流源が並列に接続されたも
のとして示されており、これら4つの電流源は図25の
電流源の1つを表す。明かに、それ以上のあるいはそれ
以下の数の電流源がそのようにして使用されてもよい。
遅延線の素子からのストローブ信号は関連した電流源を
オン(またはオフ)にするように働く。この態様で、電
流源は遅延段でオンにされ、外部立上り時間制御要素を
用いなくとも制御された立上り時間を与えるようにな
り、この技術を用いてこのような要素、例えば図26に
示されるコンデンサ(生じた波形を滑らかにしかつ階段
波が生じたならばそれを除去するか減少するように働
く)がオンチップとなることができるようになる。本発
明の現在好適な実施例において、4つのこのような電流
源が使用され、4ナノ秒で全ての電流源が完全にオンに
なるように1つの電流源から他の電流源まで1ナノ秒の
遅延でオンにされる。すなわち、PLL遅延線の素子か
らの適切なストローブは1ナノ秒の間隔でそれぞれの電
流源に与えられる。
【0120】また、制御ロジックは、電流源がオンある
いはオフするかどうか並びにどの方向で電流を発生する
かを決定する制御信号を電流源に与える。図26は4つ
の電流源の逐次的なオン(またはオフ)を示すが、明か
に1つの遅延線がそれらを逐次的にオンにし、他の遅延
線がそれら全てを同時にオンにすることができる。別態
様として、所望の遅延線の選択された素子がストローブ
信号を適切な電流源に与えて所望の制御された立上り時
間が与えられるようにしてもよい。明かに、任意の数の
素子を備えた任意の数の遅延線が予め選択された数の電
流源を選択的に制御するために使用されてもよい。
【0121】ここで、図27を参照すれば、そこには1
00BASE−TX送信機回路に使用する高精度電流基
準を与える回路の簡略化したブロック図が示されてい
る。特に、制御帰還ループ内のカスケードゲート電圧の
制御の新たな使用は出力の電流源電流で電圧能力を犠牲
にすることなく電流ミラーにおける有限出力インピーダ
ンスの影響を減少する。通常の電流基準回路に対して
は、図27のFET T1に対応するFETを流れる電
流は電圧Vrefを抵抗Rの値で割ったものに等しい電
流Iを持つことになる。しかしながら、Vaが変化すれ
ば、VaがVbに等しくない時にIを変化するT1の有
限出力インピーダンスのためIが変化する。図27の回
路はVaを監視し、Vbが同じ電圧となるようにする。
この際に、Iは常にVrefをRで割ったものとなる。
2つのFETが図27のT1に対して置換される場合に
は、それらは、2つのFETの下側のFETがオフにな
り始める前にVaが上昇することができるレベルを制限
する。図27の電流Iは図25の電流源を与えるように
電流ミラー回路において好ましく使用され得る。
【0122】図28は図27で示された装置を実現する
好適実施例の詳細な回路を示す。
【0123】ここで、図29を参照すれば、そこにはク
ロック回復がデジタル的に行なわれる時に10BASE
−Tおよび100BASE−TXの両者に対してDPL
L速度を可能にする単一入力周波数を用いた回路の簡略
化したブロック図が示されている。この回路は2つの遅
延線を使用しており、かつPLL帰還ループに6.25
分周(÷6.25)段、2分周(÷2)段のいずれかを
用い、これは、比較速度およびループ帯域幅が、外部要
素ではなく内部のループフィルタ要素を使用することが
できるように十分に高く保持されることができるように
する。
【0124】図示実施例に関連して本発明が記載された
が、この記載は限定的な方向に解釈されるようには意図
されない。図示実施例の種々の変更、並びに本発明の他
の実施例がこの記載を参照すれば当業者にとって明白と
なることであろう。従って、特許請求の範囲が本発明の
真の範囲内にある任意のこのような変更あるいは実施例
を包含するものと考える。
【0125】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 (1)物理層インターフェース装置において、第1の動
作モードのための第1の受信機と、第2の動作モードの
ための第2の受信機と、第3の動作モードのための第1
の送信機と、第4の動作モードのための第2の送信機
と、動作モードを決定し、かつ上記第1および第2の受
信機から適切な受信機を選択しおよび/または上記第1
および第2の送信機から適切な送信機を選択する制御回
路と、を具備したことを特徴とする物理層インターフェ
ース装置。
【0126】(2)第1項記載の物理層インターフェー
ス装置において、この物理層インターフェース装置を絶
縁トランスおよび単一のコネクタを介して伝送媒体に接
続するための接続回路を更に含んだことを特徴とする物
理層インターフェース装置。
【0127】(3)第1項記載の物理層インターフェー
ス装置において、上記第2の送信機は波形発生のためプ
ログラマブル送信電圧増幅器を更に含んだことを特徴と
する物理層インターフェース装置。
【0128】(4)第1項記載の物理層インターフェー
ス装置において、上記第2の受信機は集積化された適応
等化回路およびベースラインふらつき訂正回路を更に含
んだことを特徴とする物理層インターフェース装置。
【0129】(5)第1項記載の物理層インターフェー
ス装置において、上記第2の受信機および上記第2の送
信機は外部コンデンサを不用とするように電磁妨害雑音
を減少するための合成立上り時間制御機能を更に含んだ
ことを特徴とする物理層インターフェース装置。
【0130】(6)第1項記載の物理層インターフェー
ス装置において、半/全2重動作の自動選択を行なうた
めの自動ネゴシエーション回路を更に含んだことを特徴
とする物理層インターフェース装置。
【0131】(7)第1項記載の物理層インターフェー
ス装置において、上記第1の動作モードにおいて受信対
線反転に対するイミュニティを与えるための自動極正訂
正回路を更に含んだことを特徴とする物理層インターフ
ェース装置。
【0132】(8)第1項記載の物理層インターフェー
ス装置において、上記第1、第2、第3および第4の動
作モードのどれにでも適切な単一のクロッキング装置を
用いるフェーズロックループ(PLL)を更に含んだこ
とを特徴とする物理層インターフェース装置。
【0133】(9)第1項記載の物理層インターフェー
ス装置において、上記第1の受信機は入来データの入力
振幅が最小信号スレッショルドよりも大きくかつ特定の
パルスシーケンスを受けた場合に入来データを単に通過
させるスマートスケルチ機能を更に含んだことを特徴と
する物理層インターフェース装置。
【0134】(10)第1項記載の物理層インターフェ
ース装置において、再循環遅延線を含み、この再循環遅
延線からの信号を使用して電流源を段階的にオンにする
ように動作可能なアナログフェーズロックループ(PL
L)回路を更に含んだことを特徴とする物理層インター
フェース装置。
【0135】(11)第1項記載の物理層インターフェ
ース装置において、ベースバンドふらつき訂正と信号強
度の損失のためのオフセットとを与えるための自動ゲイ
ン制御回路を更に含んだことを特徴とする物理層インタ
ーフェース装置。
【0136】(12)第11項記載の物理層インターフ
ェース装置において、上記自動ゲイン制御回路は2つの
ピーク検出器を含んでおり、上記自動ゲイン制御回路は
上記2つのピーク検出器間の差を最小にすることによっ
て上記ベースラインふらつき訂正を与えるように動作可
能であることを特徴とする物理層インターフェース装
置。
【0137】(13)第1項記載の物理層インターフェ
ース装置において、適応等化回路とアナログCMOS回
路とを更に含んでおり、上記適応等化回路における高周
波数増強が上記アナログCMOS回路内の中間範囲周波
数回路の関数として与えられることを特徴とする物理層
インターフェース装置。
【0138】(14)第13項記載の物理層インターフ
ェース装置において、フェーズロックループ(PLL)
を更に含んでおり、上記適応等化回路のための時定数が
バイアスされたトランスコンダクタを適切に比率決めさ
れたコンデンサに合わせるように上記PLLを設定する
ことによって発生されることを特徴とする物理層インタ
ーフェース装置。
【0139】(15)第1項記載の物理層インターフェ
ース装置において、単一の入力周波数を用いて複数のD
PLL動作速度を与えるように動作可能なデジタルフェ
ーズロックループ(DPLL)回路を更に含んだことを
特徴とする物理層インターフェース装置。
【0140】(16)第15項記載の物理層インターフ
ェース装置において、上記DPLL回路は上記複数のD
PLL動作速度の1つを与えるためにPLL帰還ループ
に第1の遅延線を通る第1の路と÷6.25分周段とを
含んだことを特徴とする物理層インターフェース装置。
【0141】(17)第16項記載の物理層インターフ
ェース装置において、上記複数のDPLL動作速度の他
のものを与えるための上記PLL帰還ループに第2の遅
延線を通る第2の路と÷2分周段とを含んだことを特徴
とする物理層インターフェース装置。
【0142】(18)第17項記載の物理層インターフ
ェース装置において、上記第1および第2の路の1つを
選択するための制御ロジック回路を更に含んだことを特
徴とする物理層インターフェース装置。
【0143】(19)第1項記載の物理層インターフェ
ース装置において、この物理層インターフェース装置に
高精度電流基準を与えるように制御帰還ループ内のカス
ケードゲート電圧を制御し、それにより電流ミラーにお
ける有限入力インピーダンスの影響が電圧制御能力を犠
牲にせずに減少されるようにする電流基準回路を更に含
んだことを特徴とする物理層インターフェース装置。
【0144】(20)第1項記載の物理層インターフェ
ース装置において、上記第2の送信機による受信された
信号の損失を補償するように動作可能な等化回路と、上
記物理層インピーダンス装置を上記受信信号に同期する
ためのもので、出力としてバイアス電圧を与える電圧制
御出力部分を有するフェーズロックループ(PLL)回
路と、上記PLLからの上記バイアス電圧出力に従って
等化量を周波数の関数として決定するための抵抗/コン
デンサ回路網回路と、を更に含んだことを特徴とする物
理層インターフェース装置。
【0145】(21)差動信号入力を受け入れるように
動作できる差動ライン受信機にあって信号レベル制御を
与える方法において、上記差動信号入力の電圧スイング
を減少するように動作できる内部抵抗器回路網分圧ネッ
トワークを与えるステップと、第1の帰還信号に従って
上記差動信号入力を増強して送信時に生じた損失を補償
するように動作できると共に、第2の帰還信号に従って
上記差動信号入力のベースラインのふらつきを補償して
差動信号出力を発生するように動作できる増幅器手段を
与えるステップと、第1のピーク電圧検出器を用いて上
記差動信号入力の高いレベルを測定するステップと、第
2のピーク電圧検出器を用いて上記差動信号入力の低い
レベルを測定するステップと、上記差動信号入力の上記
高いレベルおよび上記低いレベルに応じてベースライン
信号を発生するステップと、ベースラインのふらつきを
補償するために第1の調節値を決定するステップと、上
記第1の調節値に従って上記第1の帰還信号を調節する
ステップと、送信時に生じた上記損失を補償するために
第2の調節値を決定するステップと、上記第2の調節値
に従って上記第2の帰還信号を調節するステップと、ベ
ースラインのふらつきと送信時に生じた上記損失とに対
して調節されたデータ出力信号を発生するために上記差
動信号出力を補償器に与えるステップと、を具備したこ
とを特徴とする方法。
【0146】(22)第21項記載の方法において、第
1の調節値を決定する上記ステップは、上記ベースライ
ン信号を濾波するステップと、上記濾波されたベースラ
イン信号を第1の基準電圧に対して比較し、上記第1の
調節信号を発生するようにしたステップと、を更に含ん
だことを特徴とする方法。
【0147】(23)第21項記載の方法において、第
2の調節信号を発生する上記ステップは、上記差動信号
入力の上記高および低レベルを1対の抵抗間で落すこと
によって出力電圧信号を発生するステップと、上記出力
電圧信号を第2の基準電圧に対して比較し、第2の調節
信号を発生するステップと、を更に含んだことを特徴と
する方法。
【0148】(24)物理層インターフェース装置にあ
って信号制御を与える装置において、差動信号入力の電
圧スイングを減少するように動作可能な電圧分圧器回路
と、帰還回路からの帰還信号に従ってベースラインのふ
らつきと信号強度の損失とを補償するように上記差動信
号入力を調節し、それにより差動信号出力を発生するよ
うに動作可能な可調増幅器回路と、上記ベースラインの
ふらつきと上記信号強度の損失とを測定し、それに応じ
て上記帰還信号を発生するように動作可能な上記帰還回
路と、上記差動信号出力に応じてデータ出力信号を発生
するように動作可能な補償器と、を具備したことを特徴
とする装置。
【0149】(25)第24項記載の装置において、上
記帰還回路は、上記可調増幅器回路からの上記差動信号
出力の高レベルを測定するように動作可能な第1のピー
ク電圧検出器と、上記可調増幅器回路からの上記差動信
号出力の低レベルを測定するように動作可能な第2のピ
ーク電圧検出器と、上記差動信号出力の上記高レベルお
よび上記低レベル間の中間の値に従ってベースラインの
ふらつきの量を決定する回路と、上記差動信号出力を基
準電圧に対して比較することによって信号損失の量を決
定する回路と、を具備したことを特徴とする装置。
【0150】(26)物理層インターフェース装置にあ
って信号制御を与える装置において、電圧分圧器回路網
と、少なくとも1つの可調ゲイン増幅器であり、それぞ
れは指定周波数スペクトルおよび関連帰還信号に従って
差動信号入力の特定の部分を増強することによって増強
された差動信号出力を発生し、それによって各上記指定
周波数スペクトルの上記差動信号入力が異なった量で増
強され得るように動作可能な少なくとも1つの可調ゲイ
ン増幅器と、少なくとも1つの等化器手段であり、それ
ぞれは上記少なくとも1つの可調ゲイン増幅器の関連し
た1つを有し、ライン損失のため上記増強された差動信
号出力を補償し、それにより等化された差動信号出力を
発生するように動作可能な少なくとも1つの等化器手段
と、上記等化された差動信号出力を加算し、それにより
最終の1対の差動信号出力を発生する加算手段と、ベー
スラインのふらつきおよび信号強度の損失を測定しかつ
それに応じて帰還信号を発生するように動作可能な帰還
回路と、を具備したことを特徴とする装置。
【0151】(27)第26項記載の装置において、上
記帰還回路は、上記差動信号出力のベースラインのふら
つきを決定し、かつそれに応じて上記関連帰還信号を調
節する第1のピーク電圧検出器手段と、上記差動信号出
力の信号強度を決定し、かつそれに応じて上記関連帰還
信号を調節する第2のピーク電圧検出器手段と、を含ん
だことを特徴とする装置。
【0152】(28)第26項記載の装置において、上
記少なくとも1つの可調ゲイン増幅器は、上記差動信号
入力の上記関連部分に増強を与えない一定量の帰還を付
与するように動作可能な3つの可調ゲイン増幅器の第1
のものと、上記帰還回路の出力に基づいて帰還量を付与
するように動作可能な上記3つの可調ゲイン増幅器の第
2のものと、上記帰還回路の出力の2乗に基づいて帰還
量を付与するように動作可能な上記3つの可調ゲイン増
幅器の第3のものと、からなることを特徴とする装置。
【0153】(29)物理層インターフェース装置にあ
って適応等化回路の時定数を制御する方法において、上
記物理層インターフェース装置のフェーズロックループ
の電圧制御発振器部分からバイアス電圧を発生するステ
ップと、上記適応等化回路に抵抗を与えるために可調M
OSFETを用いるステップと、上記バイアス電圧を使
用して上記可調MOSFETを設定するステップと、を
具備したことを特徴とする方法。
【0154】(30)実在の5V部品部とコンパチブル
な単一チップ二重機能10BASE−T/100BAS
E−X物理層インターフェース装置(PHY)が与えら
れる。このPHYはメディア非依存インターフェース
(MII)を含んでおり、絶縁トランスおよび単一のR
J45コネクタを介して非遮蔽撚り対線ケーブルに接続
する。このPHYは全/半2重10BASE−Tおよび
100BASE−TXの自動選択を行なわせる内蔵自動
ネゴシエーション回路を含んでおり、その自動選択の際
に、自動極性訂正回路は10BASE−T動作モードに
おいて受信対反転に対するイミュニティ性能を確保す
る。このPHYは内部PLL回路を含み、これは単一の
20MHzクロックすなわちクリスタルを含んでいる
が、それはどちらの動作モードにも適合する。このPH
Yは低電力および電力下降(パワーダウン)モードを含
んでいる。このPHYの10BASE−T部分はオンボ
ード送信波形成形部を含んでいる。このPHYの100
BASE−X部分は電磁妨害雑音(EMI)を減少する
ための合成立上り時間制御回路を含んでいる。このPH
Yは100BASE−X・MLT−3波形を発生するた
めのプログラマブル送信電圧増幅器と100BASE−
X受信機のための集積化した適応等化回路およびベース
ラインふらつき修正(DC回復)回路とを含んでいる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の物理層インターフェース装置の簡略化
したブロック図である。
【図2】図1の物理層インターフェース装置の外部構成
要素との相互接続の簡略化したブロック図である。
【図3】図1の物理層インターフェース装置のための自
動ネゴシエーション構成化および状態波形並びにタイミ
ングの簡略化した図である。
【図4】図1の物理層インターフェース装置において使
用される基本セットのレジスタの簡略化したブロック図
である。
【図5】図5Aおよび図5Bで、それぞれMII読出し
および書込みの簡略化した図を示す。
【図6】汎用制御レジスタGEN ctlのためのビッ
ト位置および各ビット位置に関連した信号名の簡略化し
た図である。
【図7】汎用状態レジスタGEN stsのためのビッ
ト位置および各ビット位置に関連した信号名の簡略化し
た図である。
【図8】汎用識別子レジスタGEN id hi/GE
id loのためのビット位置および各ビット位置
に関連した信号名の簡略化した図である。
【図9】自動ネゴシエーション公示レジスタAN ad
vのためのビット位置および各ビット位置に関連した信
号名の簡略化した図である。
【図10】図10A、図10Bおよび図10Cで、自動
ネゴシエーションリンクパートナー能力レジスタAN
lpaのためのビット位置および各ビット位置に関連し
た信号名の簡略化した図である。
【図11】自動ネゴシエーション拡張レジスタAN
xpのためのビット位置および各ビット位置に関連した
信号名の簡略化した図である。
【図12】自動ネゴシエーション次ページ送信レジスタ
AN npのためのビット位置および各ビット位置に関
連した信号名の簡略化した図である。
【図13】TLAN PHY識別子高/低レジスタTL
ANY idのためのビット位置および各ビット位置に
関連した信号名の簡略化した図である。
【図14】TLAN PHY制御レジスタTLPHY
ctlのためのビット位置および各ビット位置に関連し
た信号名の簡略化した図である。
【図15】TLAN PHY状態レジスタTLPHY
stsのためのビット位置および各ビット位置に関連し
た信号名の簡略化した図である。
【図16】図1の物理層インターフェース装置のための
ピン位置および各ピン位置に関連した信号名の簡略化し
た図である。
【図17】図1の物理層インターフェース装置の100
BASE−TX受信機の簡略化したブロック図である。
【図18】図1の物理層インターフェース装置の100
BASE−TX受信機のブロック図である。
【図19】図18の100BASE−TX受信機の一部
のより詳細な図である。
【図20】図18の100BASE−TX受信機の一部
の簡略化したブロック図である。
【図21】図20に示された回路の一部のより詳細な図
である。
【図22】図20に示された回路の一部のより詳細な図
である。
【図23】図20に示された回路の一部のより詳細な図
である。
【図24】図17および図18に示されたもののような
高速比較器の一部の詳細な回路を示す。
【図25】送信機電流源と外部送信機負荷抵抗および外
部絶縁トランスとの相互接続の簡略化したブロック図で
ある。
【図26】立上り時間の制御のため送信機電流源を段階
的にオンにする回路の簡略化したブロック図である。
【図27】100BASE−TX送信機回路で使用する
ための高精度電流基準を与える回路の簡略化したブロッ
ク図である。
【図28】図27で示された回路を実現する好適実施例
の詳細な回路を示す。
【図29】二重DPLL速度を可能にする単一入力周波
数を用いる回路の簡略化したブロック図である。
【符号の説明】
1700 100BASE−T差動ライン受信器 1701 コンデンサ 1702 入力ライン 1703 コンデンサ 1704 入力ライン 1705 コンデンサ 1706 抵抗 1707 コンデンサ 1708 抵抗 1709 抵抗 1710 抵抗 1711 抵抗 1712 電圧制御増幅器 1712a 可調ゲイン増幅器 1712b 可調ゲイン増幅器 1712c 可調ゲイン増幅器 1713a 等化回路 1713b 等化回路 1713c 等化回路 1714 ピーク電圧増幅器 1715 コンデンサ 1716 ピーク電圧増幅器 1718 帰還信号 1718a 帰還 1718b 帰還 1718c 帰還 1720 演算増幅器 1722 基準電圧 1724 増幅器 1726 抵抗 1728 抵抗 1730 演算増幅器 1732 基準電圧 1734 コンデンサ 1736 コンデンサ 1738 比較器 1740 データ出力 1800 100BASE−T差動ライン受信器 1802 基準電圧発生回路 1804 ライン 1806 2乗 1808 抵抗/コンデンサ回路網 1810 抵抗/コンデンサ回路網 1812 抵抗/コンデンサ回路網 1814 発振器 1816 周波数決定回路 1818 フェーズロックループ 1820 コンデンサ 1822 制御信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物理層インターフェース装置において、 第1の動作モードのための第1の受信機と、 第2の動作モードのための第2の受信機と、 第3の動作モードのための第1の送信機と、 第4の動作モードのための第2の送信機と、 動作モードを決定し、かつ上記第1および第2の受信機
    から適切な受信機を選択しおよび/または上記第1およ
    び第2の送信機から適切な送信機を選択する制御回路
    と、を具備したことを特徴とする物理層インターフェー
    ス装置。
  2. 【請求項2】 差動信号入力を受け入れるように動作で
    きる差動ライン受信機にあって信号レベル制御を与える
    方法において、 上記差動信号入力の電圧スイングを減少するように動作
    できる内部抵抗分圧器回線網を与えるステップと、 第1の帰還信号に従って上記差動信号入力を増強して送
    信時に生じた損失を補償するように動作できると共に、
    第2の帰還信号に従って上記差動信号入力のベースライ
    ンのふらつきを補償して差動信号出力を発生するように
    動作できる増幅器手段を与えるステップと、 第1のピーク電圧検出器を用いて上記差動信号入力の高
    いレベルを測定するステップと、 第2のピーク電圧検出器を用いて上記差動信号入力の低
    いレベルを測定するステップと、 上記差動信号入力の上記高いレベルおよび上記低いレベ
    ルに応じてベースライン信号を発生するステップと、 ベースラインのふらつきを補償するために第1の調節値
    を決定するステップと、 上記第1の調節値に従って上記第1の帰還信号を調節す
    るステップと、 送信時に生じた上記損失を補償するために第2の調節値
    を決定するステップと、 上記第2の調節値に従って上記第2の帰還信号を調節す
    るステップと、 ベースラインのふらつきと送信時に生じた上記損失とに
    対して調節されたデータ出力信号を発生するために上記
    差動信号出力を補償器に与えるステップと、を具備した
    ことを特徴とする方法。
JP09514798A 1997-03-04 1998-03-04 改良した物理層インターフェース装置 Expired - Fee Related JP3987626B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US3857797P 1997-03-04 1997-03-04
US038577 1997-03-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10304004A true JPH10304004A (ja) 1998-11-13
JP3987626B2 JP3987626B2 (ja) 2007-10-10

Family

ID=21900708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09514798A Expired - Fee Related JP3987626B2 (ja) 1997-03-04 1998-03-04 改良した物理層インターフェース装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6215816B1 (ja)
EP (1) EP0863640A3 (ja)
JP (1) JP3987626B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020096799A (ko) * 2001-06-15 2002-12-31 (주)오버넷 시그널링 신호체계를 이용한 비동기 엠아이아이 데이터전송 시스템
JP2004509571A (ja) * 2000-09-21 2004-03-25 サーコネツト・リミテツド ローカル・エリア・ネットワーク配線上での電話通信のシステム及び方法
US7720135B2 (en) 2002-11-07 2010-05-18 Intel Corporation System, method and device for autonegotiation
US8307265B2 (en) 2009-03-09 2012-11-06 Intel Corporation Interconnection techniques
US8370704B2 (en) 2009-03-09 2013-02-05 Intel Corporation Cable interconnection techniques
US8379710B2 (en) 2009-03-10 2013-02-19 Intel Corporation Transmitter control in communication systems
WO2015099719A1 (en) * 2013-12-26 2015-07-02 Intel Corporation Multichip package link

Families Citing this family (120)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6504849B1 (en) * 1997-05-15 2003-01-07 Cypress Semiconductor Corporation Fiber auto-negotiation
JPH11234316A (ja) * 1997-06-16 1999-08-27 Hewlett Packard Co <Hp> データ通信用装置
TW436671B (en) * 1998-03-25 2001-05-28 Siemens Ag Automation system
US6662234B2 (en) * 1998-03-26 2003-12-09 National Semiconductor Corporation Transmitting data from a host computer in a reduced power state by an isolation block that disconnects the media access control layer from the physical layer
US6430695B1 (en) * 1998-04-17 2002-08-06 Advanced Micro Devices, Inc. Network transceiver having circuitry for referencing transmit data to a selected input clock
US6771750B1 (en) * 1998-10-29 2004-08-03 Advanced Micro Devices, Inc. Physical layer transceiver architecture for a home network station connected to a telephone line medium
WO2000027079A1 (en) 1998-10-30 2000-05-11 Broadcom Corporation Internet gigabit ethernet transmitter architecture
US6925130B2 (en) * 1998-10-30 2005-08-02 Broadcom Corporation Method and system for a reduced emissions direct drive transmitter for unshielded twisted pair (UTP) applications
US6373908B2 (en) 1998-11-11 2002-04-16 Broadcom Corporation Adaptive electronic transmission signal cancellation apparatus for full duplex communication
TW403872B (en) * 1998-12-09 2000-09-01 Topic Semiconductor Corp Auto-line connected network device
GB2350027B (en) * 1999-05-08 2001-07-18 3Com Corp Monitoring of connection between network devices in a packet-based communication system
US6457055B1 (en) * 1999-05-12 2002-09-24 3Com Corporation Configuring ethernet devices
GB2351421B (en) 1999-06-22 2001-05-16 3Com Corp Link technology detection in multiple speed physical links
US6795493B1 (en) 1999-11-23 2004-09-21 Realtek Semiconductor Corp. Circuit for a transceiver output port of a local area networking device
US7075977B2 (en) 1999-11-23 2006-07-11 Realtek Semiconductor Corp. Circuit for a transceiver output port of a local area networking device
US6553415B1 (en) * 1999-12-23 2003-04-22 Intel Corporation System for rescheduling cascaded callback functions to complete an asynchronous physical layer initialization process
US7312739B1 (en) * 2000-05-23 2007-12-25 Marvell International Ltd. Communication driver
IT1320459B1 (it) * 2000-06-27 2003-11-26 Cit Alcatel Metodo di allineamento di fase di flussi di dati appartenenti a tramea divisione di tempo relativo circuito.
TW533701B (en) * 2000-07-07 2003-05-21 Via Tech Inc Method for solving inconsistent negotiation result between auto-negotiation mode and enforcing mode in Ethernet network
US6518812B1 (en) * 2000-07-20 2003-02-11 Silicon Graphics, Inc. Discrete delay line system and method
US7606547B1 (en) 2000-07-31 2009-10-20 Marvell International Ltd. Active resistance summer for a transformer hybrid
US7068609B2 (en) 2000-08-09 2006-06-27 Broadcom Corporation Method and apparatus for performing wire speed auto-negotiation
US20020089937A1 (en) 2000-11-16 2002-07-11 Srinivasan Venkatachary Packet matching method and system
KR100389922B1 (ko) * 2001-01-15 2003-07-04 삼성전자주식회사 1000베이스-t 표준을 이용하는 기가비트 이더넷에서의고속 링크를 위한 자동-교섭 방법 및 이를 수행하기 위한장치
US7466668B2 (en) * 2001-08-24 2008-12-16 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Reduced pin-count system interface for gigabit ethernet physical layer devices
US7272114B1 (en) 2001-10-24 2007-09-18 Marvell International Ltd. Physical layer and physical layer diagnostic system with reversed loopback test
US7286557B2 (en) * 2001-11-16 2007-10-23 Intel Corporation Interface and related methods for rate pacing in an ethernet architecture
US7433971B2 (en) * 2001-11-16 2008-10-07 Intel Corporation Interface and related methods for dynamic channelization in an ethernet architecture
US7324507B1 (en) 2001-11-21 2008-01-29 Marvell International Ltd. Ethernet automatic fiber/copper media selection logic
US7054309B1 (en) 2001-11-21 2006-05-30 Marvell International Ltd. Ethernet automatic fiber/copper media selection logic
US7619975B1 (en) 2001-11-21 2009-11-17 Marvell International Ltd. Generalized auto media selector
WO2003056775A1 (fr) * 2001-12-30 2003-07-10 Legend (Beijing) Limited. Moyen et procede de commande permettant d'adapter differents supports de liaison de transmission de reseau a une couche physique
US7433396B2 (en) * 2002-03-28 2008-10-07 Sun Microsystems, Inc. Methods and apparatus for equalization in single-ended chip-to-chip communication
GB0211764D0 (en) * 2002-05-22 2002-07-03 3Com Corp Automatic power saving facility for network devices
US6774689B1 (en) 2002-05-23 2004-08-10 Cypress Semiconductor Corp. Triple input phase detector and methodology for setting delay between two sets of phase outputs
US6657466B1 (en) * 2002-05-23 2003-12-02 Cypress Semiconductor Corp. System and method for generating interleaved multi-phase outputs from a nested pair of phase locked loops
US20040028074A1 (en) * 2002-07-26 2004-02-12 Gary Huff Physical layer device with line state encoding
US7656893B2 (en) * 2002-08-07 2010-02-02 Broadcom Corporation System and method for implementing auto-configurable default polarity
US8230114B2 (en) 2002-08-07 2012-07-24 Broadcom Corporation System and method for implementing a single chip having a multiple sub-layer PHY
US20040203483A1 (en) * 2002-11-07 2004-10-14 International Business Machines Corporation Interface transceiver power mangagement method and apparatus
US20040091027A1 (en) * 2002-11-07 2004-05-13 Booth Bradley J. System, method and device for autonegotiation
US8271055B2 (en) * 2002-11-21 2012-09-18 International Business Machines Corporation Interface transceiver power management method and apparatus including controlled circuit complexity and power supply voltage
KR100467324B1 (ko) * 2002-11-27 2005-01-24 한국전자통신연구원 외부버스 인터페이스를 이용한 이더넷 물리계층장치의레지스터 관리장치 및 그 방법
US7242693B1 (en) * 2003-01-30 2007-07-10 Marvell International Ltd. Method and apparatus for fiber autonegotiation
US7426518B2 (en) * 2003-03-28 2008-09-16 Netlogic Microsystems, Inc. System and method for efficiently searching a forwarding database that is split into a bounded number of sub-databases having a bounded size
US7571156B1 (en) 2003-03-28 2009-08-04 Netlogic Microsystems, Inc. Network device, storage medium and methods for incrementally updating a forwarding database
US7437354B2 (en) * 2003-06-05 2008-10-14 Netlogic Microsystems, Inc. Architecture for network search engines with fixed latency, high capacity, and high throughput
US7064442B1 (en) 2003-07-02 2006-06-20 Analog Devices, Inc. Integrated circuit package device
US8717892B2 (en) 2003-07-02 2014-05-06 Broadcom Corporation Full channel-swap crossbar
US7864689B2 (en) * 2003-07-02 2011-01-04 Broadcom Corp. Method and system for automatic media dependent interface reconfiguration and repair
US7133654B2 (en) * 2003-08-07 2006-11-07 International Business Machines Corporation Method and apparatus for measuring communications link quality
DE10337699B4 (de) * 2003-08-16 2006-01-12 Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg Verfahren und Vorrichtung zur Übertragung von Daten über ein Busnetz unter Verwendung des Broadcast-Prinzip
JP4438367B2 (ja) * 2003-10-01 2010-03-24 日本電気株式会社 ネットワーク、中継伝送装置及びそれらに用いる光信号制御方法
US7178992B2 (en) * 2003-11-18 2007-02-20 Broadcom Corporation Apparatus and method of signal detection in an optical transceiver
US8667194B2 (en) * 2003-12-15 2014-03-04 Finisar Corporation Two-wire interface in which a master component monitors the data line during the preamble generation phase for synchronization with one or more slave components
US8225024B2 (en) * 2004-03-05 2012-07-17 Finisar Corporation Use of a first two-wire interface communication to support the construction of a second two-wire interface communication
US20050240386A1 (en) * 2004-04-22 2005-10-27 International Business Machines Corporation Method and system for interactive modeling of high-level network performance with low-level link design
US20050259777A1 (en) * 2004-05-19 2005-11-24 George Claseman Method for expanding the addressing capability of a plurality of registers and apparatus for implementation thereof
EP1615136A3 (en) * 2004-07-06 2006-08-23 Prolific Technology Inc. A USB device for decreasing the current at load
US20060075124A1 (en) * 2004-10-01 2006-04-06 Michael Joseph Dougherty Automatic activation and deactivation of wireless network adapter
US7435964B2 (en) 2005-01-26 2008-10-14 Analog Devices, Inc. Thermal sensor with increased sensitivity
US7807972B2 (en) * 2005-01-26 2010-10-05 Analog Devices, Inc. Radiation sensor with cap and optical elements
US7718967B2 (en) * 2005-01-26 2010-05-18 Analog Devices, Inc. Die temperature sensors
US7692148B2 (en) * 2005-01-26 2010-04-06 Analog Devices, Inc. Thermal sensor with thermal barrier
US8487260B2 (en) * 2005-01-26 2013-07-16 Analog Devices, Inc. Sensor
US7522670B2 (en) * 2005-02-03 2009-04-21 International Business Machines Corporation Digital transmission circuit and method providing selectable power consumption via single-ended or differential operation
US7353007B2 (en) * 2005-02-03 2008-04-01 International Business Machines Corporation Digital transmission circuit and method providing selectable power consumption via multiple weighted drive slices
US20070076747A1 (en) * 2005-09-30 2007-04-05 Amir Zinaty Periodic network controller power-down
US7880569B2 (en) * 2005-11-16 2011-02-01 Schleifring Und Apparatebau Gmbh Rotating data transmission device
US7701862B2 (en) * 2005-11-25 2010-04-20 Cisco Technology, Inc. Method and system for PHY loop detection
US7694068B1 (en) 2005-12-08 2010-04-06 Netlogic Microsystems, Inc. Re-entrant processing in a content addressable memory
US7688749B1 (en) * 2006-04-03 2010-03-30 Marvell International Ltd. Network interface with autonegotiation and cable length measurement
US20080136256A1 (en) * 2006-12-11 2008-06-12 Amit Gattani Network devices with solid state transformer and electronic load circuit to provide termination of open-drain transmit drivers of a physical layer module
GB0712039D0 (en) * 2006-12-21 2007-08-01 Zarlink Semiconductor Inc Integrated phase lock loop and network PHY or switch
US7933282B1 (en) 2007-02-08 2011-04-26 Netlogic Microsystems, Inc. Packet classification device for storing groups of rules
EP1973272A1 (en) * 2007-03-20 2008-09-24 Huu-Tung Dinh-Debouny Combiner with active balun for providing broadband internet access on catv networks
KR101505193B1 (ko) * 2007-06-18 2015-03-23 삼성전자주식회사 직교주파수분할다중접속방식의 이동 통신시스템에서 심볼전송 방법 및 장치
EP2156620B1 (en) 2007-06-21 2011-03-09 ABB Technology AB A communication interface between a control unit and a high voltage unit
US8523427B2 (en) 2008-02-27 2013-09-03 Analog Devices, Inc. Sensor device with improved sensitivity to temperature variation in a semiconductor substrate
EP2173062A1 (de) * 2008-10-02 2010-04-07 Siemens Aktiengesellschaft Kommunikationseinrichtung zum passiven Mithören
CN101909302B (zh) * 2009-06-03 2013-10-09 华为技术有限公司 一种动态频谱分配方法和设备
US8295336B2 (en) * 2010-03-16 2012-10-23 Micrel Inc. High bandwidth programmable transmission line pre-emphasis method and circuit
US8379702B2 (en) * 2010-03-16 2013-02-19 Micrel, Inc. High bandwidth programmable transmission line pre-emphasis method and circuit
US8379701B2 (en) * 2010-03-16 2013-02-19 Micrel, Inc. High bandwidth dual programmable transmission line pre-emphasis method and circuit
US8438330B2 (en) 2010-05-17 2013-05-07 Netlogic Microsystems, Inc. Updating cam arrays using prefix length distribution prediction
US9130746B1 (en) 2011-01-27 2015-09-08 Marvell International Ltd. Single pair PHY with auto-negotiation
US8705605B1 (en) * 2011-11-03 2014-04-22 Altera Corporation Technique for providing loopback testing with single stage equalizer
US8654890B2 (en) * 2011-12-14 2014-02-18 Texas Instruments Incorporated Adaptive real-time control of de-emphasis level in a USB 3.0 signal conditioner based on incoming signal frequency range
US8581756B1 (en) 2012-09-27 2013-11-12 Cirrus Logic, Inc. Signal-characteristic determined digital-to-analog converter (DAC) filter stage configuration
US9253072B2 (en) * 2012-10-24 2016-02-02 Broadcom Corporation Polarity detection system
US9887880B1 (en) 2014-01-06 2018-02-06 Marvell International Ltd Auto-negotiation over a single twisted wire pair
US9602315B2 (en) 2014-12-12 2017-03-21 Intel Corporation Method and apparatus for passive continuous-time linear equalization with continuous-time baseline wander correction
CN105991099B (zh) * 2015-01-30 2018-08-14 博通集成电路(上海)股份有限公司 运算放大器及使用该运算放大器进行放大的方法
KR102324960B1 (ko) 2015-06-25 2021-11-12 삼성전자 주식회사 통신 장치 및 이를 포함하는 전자 장치
WO2017040489A1 (en) * 2015-08-31 2017-03-09 Intel Corporation Register read and write operations over auto negotiation next pages
WO2017052575A1 (en) * 2015-09-25 2017-03-30 Intel Corporation Extending multichip package link off package
CN108075937A (zh) * 2016-11-16 2018-05-25 深圳市中兴微电子技术有限公司 一种自适应网速匹配方法的方法和装置
US10263762B2 (en) * 2017-02-21 2019-04-16 M31 Technology Corporation Physical layer circuitry for multi-wire interface
US10333505B2 (en) 2017-02-21 2019-06-25 M31 Technology Corporation Repetitive IO structure in a PHY for supporting C-PHY compatible standard and/or D-PHY compatible standard
WO2018170805A1 (zh) * 2017-03-22 2018-09-27 深圳配天智能技术研究院有限公司 以太网互联电路及装置
TWI670577B (zh) * 2017-07-19 2019-09-01 円星科技股份有限公司 用於多線介面的實體層電路
US11212257B2 (en) * 2018-06-22 2021-12-28 Aeronix, Inc. Multi-level secure ethernet switch
US10769511B2 (en) * 2019-01-03 2020-09-08 Wiliot, Ltd Low energy transmitter
US11197322B2 (en) 2019-05-03 2021-12-07 Microchip Technology Incorporated Emulating collisions in wired local area networks and related systems, methods, and devices
CN110233807B (zh) * 2019-05-08 2022-07-15 合肥杰发科技有限公司 一种低压差分信号发送器以及数据传输设备
US10999097B2 (en) 2019-06-28 2021-05-04 Nxp B.V. Apparatuses and methods involving first type of transaction registers mapped to second type of transaction addresses
US11500901B2 (en) 2019-06-28 2022-11-15 Nxp B.V. Apparatuses and methods involving synchronization using data in the data/address field of a communications protocol
US11010323B2 (en) 2019-06-28 2021-05-18 Nxp B.V. Apparatuses and methods involving disabling address pointers
US10996950B2 (en) * 2019-06-28 2021-05-04 Nxp B.V. Apparatuses and methods involving selective disablement of side effects caused by accessing register sets
US10985759B2 (en) 2019-06-28 2021-04-20 Nxp B.V. Apparatuses and methods involving a segmented source-series terminated line driver
CN112422385B (zh) 2019-08-23 2022-11-29 微芯片技术股份有限公司 用于改进的媒体访问的接口以及相关的系统、方法和设备
CN112423403A (zh) 2019-08-23 2021-02-26 微芯片技术股份有限公司 检测网络上的冲突
CN112491435B (zh) 2019-08-23 2022-11-18 微芯片技术股份有限公司 包括收发器和驱动器架构的物理层的电路
CN112422153B (zh) 2019-08-23 2023-04-07 微芯片技术股份有限公司 检测到共享传输介质处冲突后处理数据接收的方法和系统
CN112422295B (zh) 2019-08-23 2023-06-13 微芯片技术股份有限公司 以太网接口及相关系统、方法和设备
CN112415323A (zh) 2019-08-23 2021-02-26 微芯片技术股份有限公司 诊断网络内的电缆故障
US11671521B2 (en) 2019-08-23 2023-06-06 Microchip Technology Incorporated Ethernet interface and related systems, methods and devices
US11513577B2 (en) 2020-03-24 2022-11-29 Microchip Technology Incorporated Low connection count interface wake source communication according to 10SPE local and remote wake and related systems, methods, and devices
CN112769435A (zh) * 2020-12-24 2021-05-07 西安翔腾微电子科技有限公司 一种高速差分信号电平调节及校准方法
CN116961640B (zh) * 2023-09-19 2023-12-01 奉加微电子(昆山)有限公司 用于隔离器的半双工差分接口电路和隔离器

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3641444A (en) * 1970-09-01 1972-02-08 Atomic Energy Commission Baseline compensating integrator
CA1175919A (en) * 1980-02-20 1984-10-09 Toshitaka Tsuda Device for discriminating between two values of a signal with dc offset compensation
JPH07114383B2 (ja) * 1987-11-20 1995-12-06 株式会社日立製作所 可変等化方式
US5257286A (en) * 1990-11-13 1993-10-26 Level One Communications, Inc. High frequency receive equalizer
US5410535A (en) * 1992-07-02 1995-04-25 Digital Equipment Corporation Automatic selection of an interface for ethernet stations
US5438571A (en) * 1992-11-06 1995-08-01 Hewlett-Packard Company High speed data transfer over twisted pair cabling
US5828700A (en) * 1993-08-05 1998-10-27 Micro Linear Corporation Adaptive equalizer circuit
US5541957A (en) * 1994-06-15 1996-07-30 National Semiconductor Corporation Apparatus for transmitting and/or receiving data at different data transfer rates especially in applications such as dual-rate ethernet local-area networks
US5432775A (en) * 1993-12-03 1995-07-11 Advanced Micro Devices, Inc. Auto negotiation system for a communications network
US5577069A (en) * 1994-08-02 1996-11-19 National Semiconductor Corporation Signalling method and structure suitable for out-of-band information transfer in communication network
US5717720A (en) * 1994-12-13 1998-02-10 Lucent Technologies Inc. Digital data receivers, methods and circuitry for differentiating between transmitted signals of varying physical protocols and frequencies
US5596575A (en) * 1995-05-05 1997-01-21 Digital Equipment Corporation Automatic network speed adapter
US5771237A (en) * 1996-01-23 1998-06-23 Lite-On Communications Corp. Multiple rate waveshaping technique for fast ethernet media driver
US5896417A (en) * 1996-10-25 1999-04-20 National Semiconductor Corporation Apparatus utilizing current-to-voltage conversion for transmitting data at different data transfer rates especially in applications such as dual-rate ethernet local-area networks
US5818269A (en) * 1997-04-01 1998-10-06 National Semiconductor Corporation Differential current mode driver
US6067585A (en) * 1997-06-23 2000-05-23 Compaq Computer Corporation Adaptive interface controller that can operate with segments of different protocol and transmission rates in a single integrated device
US5991303A (en) * 1997-07-28 1999-11-23 Conexant Systems, Inc. Multi-rate switching physical device for a mixed communication rate ethernet repeater

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004509571A (ja) * 2000-09-21 2004-03-25 サーコネツト・リミテツド ローカル・エリア・ネットワーク配線上での電話通信のシステム及び方法
JP2010045842A (ja) * 2000-09-21 2010-02-25 Mosaid Technologies Inc ローカル・エリア・ネットワーク配線上での電話通信のシステム及び方法
JP4813753B2 (ja) * 2000-09-21 2011-11-09 モサイド・テクノロジーズ・インコーポレーテッド ローカル・エリア・ネットワーク配線上での電話通信のシステム及び方法
KR20020096799A (ko) * 2001-06-15 2002-12-31 (주)오버넷 시그널링 신호체계를 이용한 비동기 엠아이아이 데이터전송 시스템
US7720135B2 (en) 2002-11-07 2010-05-18 Intel Corporation System, method and device for autonegotiation
US7885321B2 (en) 2002-11-07 2011-02-08 Intel Corporation System, method and device for autonegotiation
US8307265B2 (en) 2009-03-09 2012-11-06 Intel Corporation Interconnection techniques
US8370704B2 (en) 2009-03-09 2013-02-05 Intel Corporation Cable interconnection techniques
US8645804B2 (en) 2009-03-09 2014-02-04 Intel Corporation Interconnection techniques
US8661313B2 (en) 2009-03-09 2014-02-25 Intel Corporation Device communication techniques
US8379710B2 (en) 2009-03-10 2013-02-19 Intel Corporation Transmitter control in communication systems
US8644371B2 (en) 2009-03-10 2014-02-04 Intel Corporation Transmitter control in communication systems
WO2015099719A1 (en) * 2013-12-26 2015-07-02 Intel Corporation Multichip package link
US10073808B2 (en) 2013-12-26 2018-09-11 Intel Corporation Multichip package link
US11003610B2 (en) 2013-12-26 2021-05-11 Intel Corporation Multichip package link

Also Published As

Publication number Publication date
EP0863640A3 (en) 2005-09-21
US6215816B1 (en) 2001-04-10
JP3987626B2 (ja) 2007-10-10
EP0863640A2 (en) 1998-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3987626B2 (ja) 改良した物理層インターフェース装置
US7327298B2 (en) Gigabit ethernet line driver and hybrid architecture
US8886840B2 (en) System and method for implementing a single chip having a multiple sub-layer PHY
US5467369A (en) AUI to twisted pair loopback
US7472318B2 (en) System and method for determining on-chip bit error rate (BER) in a communication system
US11880321B2 (en) Efficient signaling scheme for high-speed ultra short reach interfaces
US9178563B2 (en) Voltage regulator for a serializer/deserializer communication application
US11088876B1 (en) Multi-chip module with configurable multi-mode serial link interfaces
US6559692B2 (en) Output driver for a 10baset/100basetx ethernet physical layer line interface
US7668194B2 (en) Dual speed interface between media access control unit and physical unit
US5446914A (en) Twisted pair and attachment unit interface (AUI) coding and transceiving circuit with full duplex, testing, and isolation modes
US6363432B1 (en) Media independent interface between IEEE 802.3 (ethernet) based physical layer devices
US6604206B2 (en) Reduced GMII with internal timing compensation
US20230229607A1 (en) Variable Speed Data Transmission Between PHY Layer and MAC Layer
CN111713073B (zh) 用于串行总线系统的用户站和用于在串行总线系统中发送消息的方法
US6243426B1 (en) Apparatus and method for slew rate control of MLT-3 transmitter using zero drive
US5513370A (en) Twisted pair and attachment unit interface (AUI) coding and transceiving circuit with full duplex, testing, isolation, and automatic output selection
CN111713078B (zh) 用于串行总线系统的用户站和用于在串行总线系统中发送消息的方法
US11983139B2 (en) Multi-chip module with integrated circuit chip having power-efficient hybrid circuitry
US20050060471A1 (en) Serial data interface system and method having bilingual functionality
US7408994B1 (en) AC coupling system for wide band digital data with dynamic AC load
US6114922A (en) Transconductance compensation for process variation in equalizers
US7266624B1 (en) Programmable layered sub-system interface
JP2004088576A (ja) ディジタル信号伝送装置
GXBL Transceiver Architecture

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061201

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070301

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070522

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070615

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070713

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100720

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110720

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110720

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120720

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120720

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130720

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees