JP3987626B2 - 改良した物理層インターフェース装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般的にデジタル通信に関し、より詳細には、物理層インターフェース装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ローカルエリア・ネットワーク(LAN)は広く受け入れられるようになってきており、多くのワークステーションおよび/またはパーソナルコンピュータ(PC)を相互接続してそれらが高価なメインフレームコンピュータを必要とせずまたその関連した多数の端末を取り付ける必要なしにデータおよびアピリケーションのようなリソースを共用できるようにする態様で多くのかつ種々の産業界で使用されている。1つの広く受け入れられているLANの構成はIEEE802.3規格で定められている登録商標「イーサーネット」LANである。
【0003】
LANが広範囲に受け入れられ、技術の進歩が加速し続けるに連れて、より速い転送速度を有するLAN構成の要請が増え続けている。2種の100メガバイト/秒(Mbps)LANが10MbpsイーサーネットLANの設置ベースの範囲を張り巡らされている。転送速度のこの増大は好ましいことではあるが、これは、往々、実在の10Mbps設備を一層高価な新たな100Mbps設備で置換するには大きな負担となってしまう。しかしながら、ある種のLANは両形式の設置設備で走ることができる。両転送速度で動作するような物理層インターフェース装置を持てば便利となるであろう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、コスト的に有利で融通性のある態様で両転送速度で動作することができるLAN物理層インターフェース装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は実在の5V部品部とコンパチブルな単一チップ二重機能10BASE−T/100BASE−X物理層インターフェース装置を与える。このPHYはメディア非依存インターフェース(MII)を含んでおり、絶縁トランスおよび単一のRJ45コネクタを介して非遮蔽撚り対線ケーブルに接続する。このPHYは全/半2重10BASE−Tおよび100BASE−TXの自動選択を行なわせる内蔵自動ネゴシエーション回路を含んでおり、その自動選択の際に、自動極性訂正回路は10BASE−T動作モードにおいて受信対線反転に対するイミュニティ性能を確保する。このPHYは内部PLL回路を含み、これは単一の20MHzクロックすなわちクリスタルを含んでいるが、それはどちらの動作モードにも適合する。このPHYは低電力(ローパワー)および電力下降(パワーダウン)モードを含んでいる。このPHYの10BASE−T部分は改良した受信雑音余裕度のためのスマートスケルチを含んでいる。このPHYは高ジッタ許容度クロックリカバリ回路と送信ジャバ検出回路とを含んでいる。このPHYの10BASE−T部分はオンボード送信波形成形回路を含んでいる。このPHYの100BASE−X部分は電磁妨害雑音(EMI)を減少するための合成立上り時間制御回路を含んでいる。このPHYは100BASE−X・MLT−3波形を発生するためのプログラマブル送信電圧増幅器と100BASE−X受信機のためのベースラインふらつき修正(DC回復)回路とを含んでいる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明は添付図面に関連して以下の記載を考察すればより明瞭に理解できるであろう。種々の図で対応する数字および記号は他に指示がなければ対応する部品部を表すものとする。
【0007】
ここで、図1を参照すれば、そこには本発明の物理層インターフェース装置(PHY)の簡略化したブロック図が示されている。図1から理解できるように、本発明は単一チップ10BASE−T/100BASE−X物理層インターフェース装置(以下、10/100PHYあるいは単にPHYという)を与える。図1は、また、本発明のPHYの種々のブロックに供給されるか、それらブロックによって供給される種々の信号、並びにそれらの相互接続状態をも示す。
【0008】
簡単に言って、本発明のPHYは標準メディアアクセス制御(MAC)装置に容易に接続させるようにするためのメディア非依存インターフェース(MII)を含み、その際に非遮蔽撚り対線ケーブルへの接続は簡単な絶縁トランスと単一のRJ45コネクタとによって行なわれる(図2参照)。本発明のPHYは濾波あるいは立上り時間制御のための外部要素を必要とせず、全ての等化要素がチップ上に含まれている。この装置の動作は、構成化ピンによるピンレベルで、あるいは管理データインターフェースおよび内部レジスタを用いて制御される。この装置は半/全2重10BASE−Tおよび100BASE−TXの自動選択を行なわせるための内蔵自動ネゴシエーション回路を含み、その自動選択の際に自動極性訂正回路は10BASE−T動作モードにおいて受信対線反転に対するイミュニティ性能を確保する。
【0009】
図1に示された本発明のPHYは、好ましくは、3.3V電源を有するCMOS設計のもの(これは2ピン管理インターフェースを備えた標準IEEE802.3uメディア非依存インターフェース(MII)を有する実在の5Vの部品部のものとコンパチブルである)を用いる単一パッケージ二重機能10BASE−T/100BASE−X物理層インターフェース装置を与える。このPHYは次ページサポート機能を備えたIEEE802.3u自動ネゴシエーションを構成化している。このPHYは両動作速度に対して単一のRJ45コネクタに接続した単一送信/受信トランスをサポートする。このPHYは、全ての濾波および等化要素を装置に集積化した状態で最少の外部要素の量しか必要としない。このPHYは両モードにおいてシステム試験を行なうための内部ループバック用の回路を含んでおり、かつIEEE規格1149.1試験アクセスポート(JTAG)を含んでいる。このPHYはCAT3ケーブル(10BASE−T)あるいはCAT5(10BASE−T、100BASE−X)への接続を行なわせ、かつ最少の結合のため絶縁送信/受信電源を用いる。このPHYは単一の20MHzのクロックすなわちクリスタルを用いる内部PLL回路を含んでいるが、これはどちらの速度モードにも適合する。このPHYは低電力(ローパワー)および電力下降(パワーダウン)モードを含んでおり、かつ10BASE−Tおよび100BASE−Xの両方で全2重伝送をサポートする。
【0010】
このPHYの10BASE−T部分は完全にIEEE802.3に従っており、かつ改良した受信雑音余裕度を与えるスマートスケルチを含んでいる。このPHYは大きなジッタ許容度クロックリカバリを与えるDSPベースのデジタルフェーズロックループと送信ジャバ(jabber)検出回路とを含んでいる。このPHYの10BASE−T部分は外部端子要素だけしか必要とせずにオンボード送信波形成形機能を含んでおり、かつ自動極性(逆極性接続)回路を含んでいる。
【0011】
このPHYの100BASE−X部分はANSI撚り対線物理媒体依存(TP−PMD)およびIEEE802.3u規格に完全に従っており、電磁妨害雑音(EMI)を減少するための合成立上り時間制御機能を含み、このためEMI制御のために外部コンデンサを必要としない。このPHYはMLT−3波形発生のためのプログラマブル送信電圧増幅機能を含み、かつ集積化した適応等化回路および集積化したベースラインふらつき訂正(DC回復)回路を有する集積化した受信機および送信機を含んでいる。このPHYは0から100メートルまでの撚り対線長での動作を可能とし、かつ真の沈黙ライン状態のための送信遮断機能を含んでいる。
【0012】
図2は外部要素を備えた本発明のPHYの相互接続状態を示す。10/100PHYの差動ラインドライバは100BASE−TXモードにおいて少なくとも100mのCAT5ケーブルを、また10BASE−Tモードでは100mを越えるCAT3(あるいはCAT5)ケーブルをドライブするように設計されている。図2に示されるように、3つの送信出力ピン(AXMTP、AXMTNおよび中央タップ接続部ACT)は両動作モードにおいて単一のバラー(Valor)PT4171Sトランス(あるいは同等品)とインターフェースする。これにより、このトランスの2次巻線に直接接続される単一のRJ−45ソケットへの外部接続が簡略化される。
【0013】
この10/100PHYは10BASE−T送信のためのオンチップ波形成形部と100BASE−TX送信のための立上り時間制御部を組み込んでいて、図2に示された2つの終端抵抗以外の外部要素を必要とせずに装置が結合トランスと直接インターフェースすることができるようにしている。
【0014】
ここで図1を参照すると、そこには10BASE−T送信機部分と、適当な伝送媒体、例えばこれに限定するものではないが、撚り対線を介して伝送するため送信機ブロックのデジタル出力をアナログ信号に変換するデジタル対アナログ(DAC)送信(DAC XMT)部分とが示されている。更に、並列送信(PPXMT)部分に接続された直列化器ブロックに出力を与える100Mbps送信機部分をも示している。
【0015】
10Mbps送信機は送信すべきデータを取り出す(データを送信する形態にする)ように働きかつ送信可能化信号(TXEN)に応じてデータストリーム(TXD)を伝送媒体を介して送信しようと試みる波形成形部分を有している。10Mbps送信機はDAC波形制御信号を与え、かつニブラー(nibbler)直列化器を有している。送信機のこのブロックは、データストリームを供給する装置に送信クロック信号(TXCLK)を与えて装置が送信機のための正しいクロックを持つようにする。
【0016】
同様に、100Mbps送信機はデータストリームを供給する装置に与えられる送信クロック出力信号(TXCLK)、衝突出力信号(COL)およびキャリア感知出力信号(CRS)を有している。100Mbps送信機はデータストリームを供給する装置からデータストリーム(TXD)、送信可能化信号(TXEN)および送信エラー信号(TXER)を受ける。
【0017】
図2に示されるように、10/100PHYの2つの受信機入力ピン(ARCVPおよびARCVN)は外部絶縁トランス(これはPHYの送信部分のために使用されたトランスと同じものである)を介して適切に終端された伝送ラインに接続されなければならない。単一の受信機入力ワイヤ対線は両速度モードをサポートし、装置の内部で多重化機能の全てが行なわれる。
【0018】
受信機回路はそれ自体の共通モード入力バイアス電圧を確立し、外部の抵抗分圧器回路網を必要としない。2つの抵抗と1つのコンデンサからなる図2に示されるような簡単な外部終端回路網が現在好適である。この回路網から受けたデータは対応するMRCLK信号の立上りエッジと同期してMIIのMRXDニブルに出力される。MRCLK周波数は10BASE−Tモードでは2.5MHz、100BASE−Xモードでは25MHzに自動的に調節される。
【0019】
ここで図1を参照すると、10BASE−T受信機は、入力振幅が最小信号スレッショルドよりも大きくかつ特定のパルスシーケンスを受けた場合に入来データを通過させるだけの機能を有するスマートスケルチ機能を組み込んでいる。これはインパルスライン雑音が信号あるいはリンクのアクティビティを阻害しないように保護する。このスケルチ回路は規格外のパルスを受けた場合に迅速な機能停止を行なう。極めて長いパルスはリンクパルスのようには誤動作させない。
【0020】
図1に示された100BASE−TX受信機はMLT−3波形を解読(デコード)しデータニブルをMRXD(0−3)ピンに与えるために必要な回路を含んでいる。装置がMLT−3信号を受けると、この信号は即座に増幅されて等化される。これは100mを越えるCAT5ケーブルでの受信を可能とする。MLT−3信号の低周波数成分は除去される(この成分はトランス結合回路において過渡なしで長い遅延の結果として生じた可能性があり、往々ベースラインのふらつきと呼ばれている)。次いで、この理想的なMLT−3信号は内部的にNRZIに変換され、その後デジタルフェーズロックループ技術を用いてそれ自体の回復されたクロックに再同期される。次いで、再クロッキングされたデータは5ビットコード群に逆直列化され、スクランブル解除され、5B4B解読(デコード)される。5Bデータストリームにおいてストリームデリミタ(delimiter)の開始が検出されると、後続のフレームがMIIに出力される。
【0021】
更に図1から理解されるように、10Mbps受信機(10Mbps RCV)ブロックおよび100Mbps受信機(100Mbps RCV)の両者は伝送媒体から信号を受ける。10Mbpsブロックからの信号は制御ブロック(10BASE−T MAU)に与えられ、この制御ブロックは受信信号の評価を行ない、例えば、これに限定するつもりはないがスマートスケルチ、信号品位エラー(SQE)試験、信号認定および衝突検出といった選択された機能を行なうように働く。この制御ブロックは、伝送媒体を介して入来する何等かのデータストリームを受ける何等かの装置に衝突検出(COL)およびキャリア感知信号(CRS)を与える。更に、このブロックは、データ(RXD)およびそのクロック信号(RXCLK)を装置に供給する前にデータをサンプリングし、PLLをデータクロックに同期しかつニブルパケット化する他のブロックに受信信号を与える(これは、また、受信データ有効(RXDV)信号を装置に供給する)。
【0022】
図1の100Mbps受信機(100BASE−TX RCV)ブロックはベースラインふらつき訂正を行ない、かつ信号を伝送した伝送媒体の長さに対して受信信号を等化する。この受信機ブロックは、データサンプリング、5Bパッケージ化およびデジタルPLLとの同期を行なう第1の制御ブロックに受信データを与える。次いで、このようにされた信号は、受信状態マシンを含み、かつNRZI−NRZ解読(デコード)、スクランブル解除、5B4B解読およびバイパス多重化を行なう第2の制御ブロックに与えられる。また、第1の制御ブロックからの信号はリンクモニタおよび遠端障害検出器にも与えられる。第2の制御ブロックからの上述のように処理された受信信号は受信データクロック(RXCLK)、データ受信データ有効(RXDV)および受信エラー(RXER)信号と共に受信データ(RXD)として装置に与えられる。
【0023】
更に、図1には自動ネゴシエーションブロック、アナログPLLブロック、LEDコントローラブロック、MII管理ブロックおよびJTAGブロックが示されている。
【0024】
LEDコントローラブロックはPHYの動作の状態を指示するために使用されてもよいLEDに対して適切な信号を与える。10/100PHYは「アクティビティ(ACTIVITY)」、「デュプレックス(2重)/衝突(DUPLEX/COLLISION」、「リンク(LINK)」および「速度(SPEED)」のためにLEDをドライブするように設計された4つのピンを有している。回路はLEDドライバのためのオープンドレインNMOS装置を含み、LEDは電流制限抵抗を介してデジタル3.3Vに接続されなければならない。この抵抗の値はLEDの形式に依存する。
【0025】
リンクLEDは、PHYが10BASE−Tモードにおいて有効なリンクを確立した時に点灯する。100BASE−TXモードにおいて、それは、スクランブル解除器がデータにロックしかつ10/100PHYがデータを送受信できるような状態にあることを指示する。リンクLEDはページ受信に応じて自動ネゴシエーションの間にフラッシュする。これは、自動ネゴシエーションプロセスが終了するのに数秒かかるので、ユーザにリンクのアクティビティの指示を与える。
【0026】
アクティビティLEDは、PHYがデータを送受信している時に点灯する。このLEDは各アクティビティに対して20msの最少持続期間の間点灯する。その動作は両速度モードで同一である。
【0027】
デュプレックス/衝突LEDは、PHYが全2重モードにある時には連続して点灯し、衝突が半2重モードで生じた時には20msの最少持続期間の間点灯する。連続あるいは間欠衝突の場合には、このLEDは10Hzでフラッシュする。
【0028】
10BASE−Tにあるが、自動ネゴシエーションモード(後述)にない時には、10/100PHYは16ミリ秒(ms)の期間だけ隔てられたリンクパルスをデータ出力(DO)回路に送り出す。
【0029】
受信機は入力ワイヤ対線での有効リンクパルスを捜す。リンクパルスが所定の時間期間内で受信されなかった場合には、装置は「リンク失敗」状態に入る。この状態において、リンクパルスは発生され続け、受信機はリンクパルスパターンを絶えず捜し続ける。好ましくは、PHYは、有効受信パケットあるいは多数の適式リンク試験パルスが受信されるまでこの状態に留まる。逆極性のリンクパルスも通常のリンクパルスと同じ態様で受信され、認定される。これは、受信対線接続が反転されかつこの問題を直すために自動内部再構成化が生じたことの指示を与えるために使用される。データがMLT−3符号化されるような100BASE−TXモードでは逆極性訂正は不用である。
【0030】
自動ネゴシエーションブロックは送信および受信ブロックの制御のための受信、送信および仲裁状態マシン(SM)を含んでいる。このブロックは、また、タイマおよびNLP状態マシンを含む。更に、それはMIIブロックに接続され、自動極性補正を行なう。
【0031】
10/100PHYは次ページ転送を含むIEEE802.3u自動ネゴシエーションを完全にサポートする。使用可能化されると、この機能により10/100PHYは任意の他の自動ネゴシエーションが可能なPHYとそのリンクセグメントでネゴシエーションを行なってそれらの最も高い共通のプロトコルを確立することができるようになる。あるPHYがそのネゴシエーションを完了するまで、それは「LINK」を表明しない。リンクパートナー能力のより一層の詳細は10/100PHYレジスタのデータを読むことによって得られるようにしてもよい。
【0032】
10BASE−Tモードのため、ループバックモードの間ではリンク試験パルス以外の全ての受信アクティビティは無能化される。しかしながら、スケルチ情報は依然として処理され、瞬時ループバック自己試験の下でリンク状態が維持されることができるようにされる。
【0033】
このPHYは次ページ能力を含む完全な自動ネゴシエーション規格を構成化している。3つのピンCAUTONEG、CSPEEDおよびCDUPLEXはリンク速度を直接構成化するためあるいは自動ネゴシエーションをした速度を設定しかつ報告するために使用される。図3はこれら3つの信号およびSLINK信号に対する自動ネゴシエーション信号波形を示す。
【0034】
CAUTONEGが否定記述の低である時に、CSPEEDおよびCDUPLEXピンはリンク構成を決定する。CSPEEDおよびCDUPLEXの両ピンは弱いプルアップを有し、接続されずにいた時に全2重100BASE−TXのデフォルト構成を与える。
【0035】
CAUTONEGの立上りエッジはCSPEEDおよびCDUPLEXピンの値を自動ネゴシエーションロジックへラッチするために使用される。外部コントローラは、CAUTONEGが高となった後1200ms(最大)内にこれらピンをドライブすることを停止しなければならない。
【0036】
このPHYはCAUTONEGが表明されると直ちにネゴシエーションを開始する。自動ネゴシエーションの最終の750ms(最小)はヒステリシスタイマによりリンクが適正な時間の間安定に留まることを確実にするためのものである。この時間の間、PHYはCSPEEDおよびCDUPLEXピンをドライブしてリンク構成を指示させるようにする。外部コントローラはSLINKピンの立上りエッジでこれら2つのピンの値をラッチする。
【0037】
外部コントローラは、CAUTONEGが高となっている間にCSPEED、CDUPLEXのいずれかのドライブを開始しようとしてはならない。
【0038】
表1は、自動ネゴシエーションが開始した時にCDPEEDおよびCDUPLEXピンからのラッチされる値の意味を要約するものである。ここで、YesおよびNoはそれぞれ合および否を表す。
【0039】
【表1】
Figure 0003987626
【0040】
最初の電源投入時に、PHYは内部リセットを行なう。外部リセット回路は不用である。しかしながら、10/100PHYの動作は電源投入後50ミリ秒(ms)の間は不定である。
【0041】
動作時に、50マイクロ秒(μs)よりも少なくない期間の間MRST#ピンを低にすることによって装置の完全なリセットを行なうことができる。MRST#ピンが否定記述の高となった後の50msの期間の間は装置の正しい動作は保証されない。
【0042】
JTAGブロックは通常のJTAGポートを含み、IEEE規格1149.1に従っている。JTAG試験アクセスポートは5つのピンからなり、これらは装置および境界走査試験を行なうためにそれがインストールされているボードと直列的にインターフェースするために使用される。
【0043】
MII管理ブロックは、このPHYが種々のMII機能、例えば、これに限定するつもりはないが読出しおよび書込み制御並びに割込み制御を行なうことを可能にする。また、MII管理ブロックは標準的なMII情報を収容する複数のレジスタと他の目的のための複数のレジスタとを含んでいる。図4は本発明のPHYのための現在好適なレジスタマップである。図4の上部の8つのレジスタはMII規格によって定められている汎用レジスタである。TXの接頭文字を付して示されたレジスタはTI独特のレジスタである。更に他のレジスタが本発明のPHYによって使用されてもよい。全ての他のレジスタはゼロと読む。
【0044】
装置のCLOOPBK#ピンを付勢することによって、あるいは汎用制御レジスタ(GEN ctl)にLOOPBKビットをセットすることによって、このPHYの送信回路はできるだけ撚り対線I/Oピンに近付くように対応する受信回路にループバックされる。
【0045】
IEEE802.3u MII直列プロトコルは、各装置が32までの(16ビット幅)内部レジスタを具備した、32までの異なったPMDを可能とする。この10/100BASE−T PHYは複数の内部レジスタ(その幾つかはハードワイヤ化されている)の構成を有している。
【0046】
2ワイヤMIIのデフォルトすなわちIDLE状態は論理1である。全ての3状態(tristate)ドライバは無能化され、PHYのプルアップ抵抗はMDIOラインを論理1に引っ張る。他のトランザクションがあればそれを初期化する前に、ステーション管理エンティティはMDIOの32の一連の論理1ビットのプリアンブルシーケンスをMDCLKの32の対応するサイクルと共に送って、PHYが同期を確立するために使用されることができるパターンを与えるようにする。あるPHYは、他のトランザクションがあればこれに応答する前にMDCLKの32の対応するサイクルを備えたMDIOの32の一連の1ビットのシーケンスを監視する。図5AはMII読出しのためのフレームフォーマットを示す。図5BはMII書込みのためのフレームフォーマットを示す。これらMIIフォーマットフィールドの簡単な記述は次の通りである。
【0047】
開始デリミタ:1つのフレームの開始は01パターンによって表される。このパターンはデフォルトの論理1のライン状態から0へのおよび1に戻る転換を確実にする。
【0048】
動作コード:読出しの動作コードは10であり、書込みの動作コードは01である。
【0049】
PHYアドレス:PHYアドレスは32の特異なPHYアドレスを可能にする5ビットである。送信および受信される最初のPHYアドレスビットはアドレスのMSBである。10/100BASE−T PHYアドレスはCDEVSEL0−4ピンを用いてセットされる。
【0050】
レジスタアドレス:レジスタアドレスは、32の個別のレジスタが各PHY内でアドレスされることができるようにする5ビットである。
【0051】
ターンアラウンド:装置がMDIO信号を有効的にドライブしないアイドルビット時間が、コンテンションを回避するために読出しフレームのレジスタアドレスフィールドとデータフィールドとの間に挿入されなければならない。読出しフレームの間に、PHYはアイドルビットの後、データフィールドの前のビット時間の間MDIOに向けて1つの0ビットを出す。書込みフレームの間ではこのフィールドは1つの0ビットとそれに続く1つの1ビットとからなる。
【0052】
データ:データフィールドは16ビットである。送信されかつ受信される最初のデータビットはデータペイロードのMSBである。
【0053】
休止/割込み可能化サイクル:休止サイクルはデータ転送に続くサイクルであり、その間ではMACコントローラおよびPHYの両者はMDIOピンをドライブしない。休止サイクルの後のMDCLKの次の立上りエッジで(MDCが同様高の間)、MDIOは、PHY割込みがペンディングとなっていることを指示するためにPHYによってLOWにドライブされてもよい。
【0054】
図6は汎用制御レジスタGEN ctlのためのビット位置および各ビット位置に関連した信号名を示す。表2はこの汎用制御レジスタのビット、信号名および機能を示す。
【0055】
【表2】
Figure 0003987626
【表3】
Figure 0003987626
【表4】
Figure 0003987626
【0056】
図7は汎用状態レジスタGEN stsのためのビット位置および各ビット位置に関連した信号名を示す。表3はこの汎用状態レジスタのビット、信号名および機能を示す。
【0057】
【表5】
Figure 0003987626
【表6】
Figure 0003987626
【0058】
図8は汎用識別子レジスタGEN id hi/GEN id loのためのビット位置および各ビット位置に関連した信号名を示す。
【0059】
図9は自動ネゴシエーション公示レジスタAN advのためのビット位置および各ビット位置に関連した信号名を示す。表4はこの自動ネゴシエーション公示レジスタのビット、信号名および機能を示す。
【0060】
【表7】
Figure 0003987626
【表8】
Figure 0003987626
【0061】
図10A、図10Bおよび図10Cは自動ネゴシエーションリンクパートナー能力レジスタAN 1paのためのビット位置および各ビット位置に関連した信号名を示す。
【0062】
リンクパートナー能力レジスタAN 1paは、ページがいつ受信されたかにより3つの異なったフォーマットを有している。リンクパートナーから受信した最初のページは常に基本ページ符号化(エンコーディング)状態となっており、PHYにより自動構成化のために使用される。リンクパートナーが次ページ交換をサポートしている場合には、引続いて受信されたページはメッセージページあるいは未フォーマットページ符号化のいずれかの状態になることができ、これはLPMPビットの値によって決定される。表5は基本ページレジスタのビット、信号名および機能を示す。表6はメッセージページレジスタのビット、信号名および機能を示す。表7は未フォーマットページレジスタのビット信号名および機能を示す。表8は表4のメッセージコードフィールドを示す。
【0063】
【表9】
Figure 0003987626
【0064】
【表10】
Figure 0003987626
【0065】
【表11】
Figure 0003987626
【0066】
【表12】
Figure 0003987626
【表13】
Figure 0003987626
【0067】
次ページの使用は次のように要約される。
PHYおよびリンクパートナーの両者は一方に対して次ページの交換を開始するための次ページ能力を指示する。
両装置に次ページ能力があれば、両装置は少なくとも1つの次ページを送らなければならない。
次ページ交換はリンク上のどの装置もLPNP/NPビットによって表されるように、送信するそれ以上のページを持たなくなるまで続く。装置が送信する他の情報を持たなくなれば、空白メッセージコードフィールド値を備えたメッセージページが送られる。
メッセージコードは、特定のメッセージ、あるいは続きの未フォーマットページ(1つあるいはそれ以上)があればそれがどのようにして解釈されるかを定める情報を表すことができる。
メッセージコードが未フォーマットページを参照する場合に、未フォーマットページはメッセージコードに指定されている順序で即座に参照メッセージコードに従う。
未フォーマットページのユーザは彼等ユーザの未フォーマットページのためのフォーマットおよびシーケンス化を制御することに対して責任を持たなければならない。
【0068】
図11は自動ネゴシエーション拡張レジスタAN expのためのビット位置および各ビット位置に関連した信号名を示す。表9はこの自動ネゴシエーション拡張レジスタのビット、信号名および機能を示す。
【0069】
【表14】
Figure 0003987626
【0070】
図12は自動ネゴシエーション次ページ送信レジスタAN npのためのビット位置および各ビット位置に関連した信号名を示す。表10はこの自動ネゴシエーション次ページ送信レジスタのビット、信号名および機能を示す。
【0071】
【表15】
Figure 0003987626
【0072】
図13はPHY識別子高/低レジスタTLPHY idのためのビット位置および各ビット位置に関連した信号名を示す。このPHY識別子高/低レジスタはTLAN PHY/PMIのためのTI指定の識別子コードを含んだハードワイヤ化した16ビットレジスタである。IEEE802.3u MII規格によっては他にサポートされない非IEEE802.3PHY/PMIを識別するためには追加の識別子が必要である。内部10/100BASE−T PHYのための識別子コードは0x0003である。
図14はPHY制御レジスタTLPHY ctlのためのビット位置および各ビット位置に関連した信号名を示す。表11はこのPHY制御レジスタのビット、信号名および機能を示す。
【0073】
【表16】
Figure 0003987626
【表17】
Figure 0003987626
【表18】
Figure 0003987626
【0074】
図15はPHY状態レジスタTLPHY stsのためのビット位置および各ビット位置に関連した信号名を示す。表12はこのPHY状態レジスタのビット、信号名および機能を示す。
【0075】
【表19】
Figure 0003987626
【表20】
Figure 0003987626
【0076】
図16は本発明の10/100PHYのためのピン位置および各ピン位置に関連した信号名を示す。図16において、ピン名の接頭部に対するキーすなわち手引としては、Dはデジタルロジックのための電源あるいは接地、Aはアナログ回路のための電源あるいは接地、Cは構成化モード、Mはメディア非依存インターフェース接続、Lは内部LED、JはJTAG−試験ポート、Fはファイバ送信機モジュールに対するインターフェース、SはPHY状態の指示、Aは内部アナログ回路への接続である。表13A〜表13Iは種々のピン、信号名および機能を示し、特に表13Aはネットワークインターフェースピン、表13Bは外部構成化ピン、表13CはLEDインターフェースピン、表13Dは外部構成化ピン、表13Eは外部状態ピン、表13Fは媒体非依存インターフェースピン、表13GはJTAG試験ポートピン、表13Hは特殊試験モードインターフェースピン、表13Iはネットワークインターフェースピンを表す。
【0077】
【表21】
Figure 0003987626
【0078】
【表22】
Figure 0003987626
【0079】
【表23】
Figure 0003987626
【0080】
【表24】
Figure 0003987626
【表25】
Figure 0003987626
【0081】
【表26】
Figure 0003987626
【0082】
【表27】
Figure 0003987626
【表28】
Figure 0003987626
【0083】
【表29】
Figure 0003987626
【0084】
【表30】
Figure 0003987626
【0085】
【表31】
Figure 0003987626
【0086】
ここで、図17を参照すると、そこには100BASE−T差動ライン受信機1700の簡略化したブロック図が示されている。より詳細には、受信機1700は差動信号入力ARCVPおよびARCVNを受ける2つの入力ライン1702および1704を有している。これら2つの差動信号入力は、伝送ラインをデータ源(このデータ源からの信号を受信する)に接続する外部絶縁トランス(図17には示されていない)からの出力である。
【0087】
図2から理解されるように、受信機1700は外部抵抗分圧器回路網を必要としない。その代わりに、その抵抗分圧器回路網は受信機の初めの部分となる。この回路網は受信機の入力ラインに配置された3つの抵抗1706、1708、1710からなる。この回路網は、この受信機回路が見る電圧スイングを、抵抗回路網がない場合に見る電圧スイングの約半分まで減少するように働く。
【0088】
電圧分圧器回路網からの差動信号は可調ゲイン増幅器(AGA)あるいは電圧制御増幅器(VCA)1712に供給され、これは伝送ラインを通って伝送時に生じた損失のためその信号を増強するように働く。好ましくは、この増強は周波数に依存する(これは、伝送ラインでの信号損失が周波数およびラインの長さに依存するためである)。VGAからの2つの増強された出力は、次いで、それぞれピーク電圧増幅器1714、1716を通過する。
【0089】
2つのピーク電圧検出器1714、1716は2つの重要な機能を行なうように働く。1つの機能はベースラインのふらつきの量を決定して、それを除去できるようにすることである。他の機能は信号強度を決定して、それがVCA1712に与えられる帰還信号1718により正しいレベルまで増強され得るようにすることである。信号レベル遷移の間で長い遅延が生じた時にベースラインのふらつきが生じる場合がある。伝送ラインを絶縁するために使用されるトランスのインダクタンスが低く、それが一定レベルの信号があればそれをゆっくりと減衰させ(時間がたてばたつ程減衰が大きくなってしまう)かつ引続く信号レベルの遷移があればそれは「エッジ」を与えるために他に必要となる以上に信号レベルをドライブするためにベースラインのふらつきが生じる。
【0090】
ベースバンドのふらつきを補償するために、検出器1714、1716からの出力は演算増幅器(op amp)1720に入力として与えられる。第1の検出器1714はベースラインふらつきバイアスがあればそれを含んだ信号の高いレベルを測定する。入力信号は差動信号であるために、第2の検出器1716はベースラインのふらつきがあればそれからのバイアスを含んだ負の信号の高いレベルを測定する。しかしながら、この高いレベルは第1の検出器1714が見る信号の低いレベル(すなわちトラフ)に対応する。すなわち、2つの検出器1714、1716は信号のピークおよびトラフ(これはそのピーク対ピーク値である)を測定する。従って、真のベースラインがピーク対ピーク値の間の中間であるため、ベースラインのふらつきがあればそれからのバイアスを補償することができる。演算増幅器の出力はコンデンサ1734によって濾波される。演算増幅器1720からの出力は増幅器1724において基準電圧1722と比較されてもよく、次いでベースラインふらつきバイアスがあればこれをオフセットするために適切なレベル調節がVCA1712への入力信号に対して行なわれる。この態様で、信号が能動回路に入る前にベースラインのふらつきが除去され、VGA1712が必要に応じてより大きな制御能力を得ることが可能となり、3つの抵抗1706、1708、1710の初期電圧分圧器との組合せでVCA1712がその入力で見る電圧レベルを制限する。
【0091】
この比較的に簡単な技術に対する1つの別形態のものは、元の送信された信号を再形成し、次いでそれを入来信号から減算しベースラインのふらつきがあればその量を決定することである。しかしながら、これは事実上正帰還形のシステムとなってしまうため、それは容易に制御を失ってしまう。
【0092】
2つのピーク検出器からの出力電圧の一部が1対の抵抗1726、1728間で降下し、生じた出力電圧は他の演算増幅器1730に与えられ、そこで基準電圧1732と比較され、次いでVCA1712によって与えられる増強量を制御するためにVCAに対する帰還信号1718として使用される。帰還信号1718はコンデンサ1736によって濾波される。同様、増強量は、好ましくは、周波数に依存する。好ましくは、増強量は伝送ラインの長さおよび周波数に依存する(すなわち、受信信号強度の関数としての増強量は周波数の関数として変更されれる)。この周波数補償は伝送ラインに沿った信号の高周波数減衰をライン長の関数としてオフセットするように選択される。この態様で、VCA1712の出力は所望の周波数範囲に対し所望の信号値範囲内になるように調節される。すなわち、元の送信された信号は特定の精度範囲内である既知の信号レベルで送信されたことになる。この増強は種々の周波数成分に対して元の送信された信号とほぼ同じレベルで受信機から出力信号を与える。
【0093】
VCA1712からの出力は更に比較器1738に与えられ、この比較器の出力がデータ出力1740となる。すなわち、この信号は受信された入力信号に対応するが、任意のベースラインのふらつきに対して好ましく調節され、かつ伝送時に生じる任意の信号損失に対して好ましく調節されたものである。
【0094】
ここで、図18を参照すれば、そこには100BASE−T差動ライン受信機1800の他の簡略化したブロック図が示されている。より詳細には、この受信機は差動信号入力ARCVPおよびARCVNを受ける2つの入力ライン1702および1704を有している。これら2つの差動信号入力は、伝送ラインに接続される外部絶縁トランス(図18には示されていない)からの出力である。
【0095】
このブロック図から理解することができるように、電圧分圧器回路網は受信機1800の最初の部分であり、これは抵抗1706、1708、1709、1711およびコンデンサ1701、1703、1705、1707から作られている。この回路網は、この能動受信機回路が見る電圧スイングを、回路網がない場合に見る電圧スイングの約半分まで減少するように働く。
【0096】
電圧分圧器回路網からの信号は複数の可調ゲイン増幅器(VCA)1712a、1712b、1712cに与えられ、これらは伝送ラインに沿った伝送時に生じた損失に対して指定周波数スペクトルのための信号を増強するように働く。3つのこのようなVCAが図示されているが、明かにそれ以上あるいはそれ以下のVCAがそのようにして使用されてもよく、依然として本発明の範囲内にあるであろう。各VCAは指定周波数帯にわたる増強を担う。図18において、1つのVCA1712aは全ての周波数が割り当てられ、第2のVCA1712bは中間範囲の周波数(1〜20MHz)が割り当てられ、第3のVCA1712cは高い範囲の周波数(20MHzおよびそれ以上)が割り当てられる。更に、各VCAの出力は等化回路1713a、1713b、1713cに供給され、これらはそのVCAの指定周波数スペクトルのライン損失を補償するように、あるいは部分的に補償するように設計されている。
【0097】
図18に示されるように、実際の増強量は各周波数帯で異なる可能性がある。すなわち、全体の周波数範囲のための第1のVCA1712aは入力信号に増強を与えないように固定量の帰還1718aを有する。第2のVCA1712b(中間周波数)は帰還回路1730に基づく帰還1718b量を有する。第3のVCA1712c(高周波数)は帰還回路1730の2乗(1806)に基づく帰還を有する。従って、総合増強および等化は周波数に依存する。各等化器回路1713a、1713b、1713cからの2つの差動出力は、次いで、単一の対の出力に加算され、その後各複合出力はピーク電圧検出器1714、1716に送られる。
【0098】
2つのピーク電圧検出器1714、1716は2つの重要な機能を行なうように働く。1つの機能はベースラインのふらつきの量を決定してこれを取り除くことができるようにすることである。他の機能は信号強度を決定して、それがVCAへの帰還1718a、1718b、1718cにより正しいレベルまで増強されることができるようにすることである。これらの機能は上述した通りであるが、追加の回路素子が示されている。
【0099】
等化器回路からの加算出力は更に比較器1720に与えられる。この出力1740はデータ出力NRZOUTである。すなわち、この信号は受信入力信号に対応するがベースラインのふらつきがあればこれに対して好ましく調節され、かつ伝送時に信号損失が生じたらそれに対して好ましく調節されたものである。
【0100】
ここで、図18に示された等化回路1713a、1713b、1713cに戻ると、各回路は、それぞれ、周波数の関数として等化量を決定するために抵抗/コンデンサ(RC)回路網1812、1810、1808と関連していることが解る。制御信号1822がこれらRC回路網に供給され、回路網の抵抗(1つあるいはそれ以上)の抵抗値が制御される。ある等化回路はコンデンサだけを含んでもよく、このようなコンデンサだけの回路に対しては制御信号を供給する必要はない。制御信号はフェーズロックループ(PLL)の電圧制御発振器(VCO)部分1818からの出力によって与えられる。
【0101】
基準電圧発生回路1802は、ライン1804を介して受信機1800の入力での電圧分圧器に出力電圧を同様与えるものとして示されている。適切な基準電圧が回路1802によって受信機1800の他の部分に供給される。周波数決定回路1816を取り付けている発振器回路1814にある基準電圧が供給され、この周波数決定回路1816にも制御信号1822が供給される。
【0102】
3つのコンデンサ1734、1736および1820はそれぞれピンACBLW、ACAGCおよびACPLLに取り付けられた外部コンデンサである。
【0103】
図19は図18の3つの等化器回路のそれぞれに対するRC回路網の1つの実施例である。詳細には、バイアス電圧RCによって制御される第1のMOSFET(tn0)が示されている。RCはPLLのVCO部分からの出力であることを再度述べる。このMOSFET(tn0)はRCにより直線動作範囲になるようにバイアスされ、第1の等化器回路のための抵抗として働く(それはまたある固有の容量を有している)。また、複数のMOSFET(tn1〜tn17)、2つの抵抗(i0およびi1)並びに2対のコンデンサ(2 i0、2 i1および2 i2、2 i3)は第2の等化器回路のためのRC回路網を形成する。最後に、1対のコンデンサ(2 i4、2 i5)および抵抗(i2)は第3の等化器回路のためのRC回路網である。MOSFET(tn1〜tn17)もそれらの直線範囲の動作を確実にするようにバイアス電圧RCによって制御され、かつそれらはRC回路網の周波数特性を調節するための抵抗として働く。RC信号をPLLのものと同一にすることによって、調節可能なMOSFETが等化時定数を正確に設定するために使用され得る(これが等化器およびPLLのVCOの両方で調節可能なMOSFETを設定するために使用される同一の電圧であり、コンデンサは簡単にスケーリングされ得るためである)。この回路は、正確に制御される帯域幅を与えかつ維持するために不正確な抵抗値でのプロセスにおいてどのようにしてMOSFETが好ましくバイアスされ得るかを示している。すなわち、等化時定数を定めるために抵抗よりもより正確であるコンデンサの精度にトランスコンダクタンスが定められる。
【0104】
ここで、図20を参照すれば、そこには図18の一部のより詳細が示されている。特に、発振器ブロックが発振器サブブロック(OSC)、電圧比較ブロック(vcocomp)、レスバイアス(resbias)ブロック、それらの相互接続にどのようにして分割され得るかを示す。図21は発振器サブブロックの一部の詳細な回路を示す。図22はvcocompブロックの一部の詳細な回路を示す。図23はレスバイアスブロックの詳細な回路を示す。
【0105】
図20において、CP信号はp形MOSFETのためのカスコードバイアスであり、制御信号(CONTROL)は発振器周波数を高速化あるいは低速化するための信号である。CMX信号は共通モード基準電圧であり、PDは電力下降(パワーダウン)信号であり、NPDは否電力下降信号である。REFPおよびREFNはそれぞれpおよびn形トランジスタバイアス電圧である。PRESBIASおよびBNSUMはpMOSFETをその直線(抵抗性)動作領域にするためのpおよびn形MOSFET対用バイアス電圧であり、RCは生成されたバイアス出力である。OUTPは2乗波出力クロック信号である。
【0106】
ここで、図21を参照すると、1対のコンデンサ(2 i0、2 i1)は発振器回路のコアを形成し、正の出力信号OUTPおよび負の出力信号OUTNを与えるように適切に充電および放電される(これら出力信号はのこぎり波あるいは三角波である)。トランジスタtn6およびtn7を流れる電流はこれらのコンデンサを充電および放電するために使用される。トランジスタtn6およびtn7の電流は、一方が所定量だけ増大すると他方が所定量だけ減少するように互いに逆方向であり、すなわちそれら電流はコンデンサ対を充電あるいは放電するためプッシュプルモードとなっている。1つのトランジスタがコンデンサの一方の1つの側を充電している時には、他方は他のコンデンサの他の側を充電している。
【0107】
特に、これら2つのトランジスタには一定のDC電流が流れ、これはトランジスタtn0およびtn4からの電流と混合する。トランジスタtn6およびtn7からの電流がトランジスタtn0およびtn4からの静電流を打勝つのに十分になる時には、関連したコンデンサが充電される結果となる。トランジスタtn6およびtn7からの電流がトランジスタtn0およびtn4からの静電流を打勝つのに不十分である時には、関連したコンデンサが放電される結果となる。
【0108】
OUTPラインおよびOUTNラインに接続されたトランジスタtn9〜tn12およびtn19、tn20の共通モード帰還回路はコンデンサの電圧スイングを一定の電圧CMXに関して中央決めして維持するように働く。トランジスタtn6およびtn7を流れる電流の量は2つのトランジスタ対tn16/tn18およびtn15/tn17によって決定され、これらトランジスタ対はvcocompブロックによって供給される1対のバイアス電圧(FBN、FBP)によってオンあるいはオフにされる。これら2つの信号はvco比較ブロック(図22参照)からの帰還信号であり、トランジスタ対の一方をオンに他方をオフにする。
【0109】
REFPおよびREFNはトランジスタtn2およびtn3を流れる電流を決定する一定の基準バイアス電圧である。制御信号はPLL回路の位相比較部分からの信号であり、PLL周波数を変えてPLLおよび外部クロック速度を同期させるためにコンデンサの充電および放電の速度を高速化あるいは低速化するように働く。否電力下瞬(NPD)信号は回路の残りのもののバイアスを適切に停止するために使用される。少なくとも等化回路によって使用されるRC信号はこの回路によって発生され、かつ受信機の他の回路に適切に与えられることを留意されたい。
【0110】
ここで、図22を参照すれば、図20のvcocompブロックの一部の詳細が示されている。図21の発振器ブロックからの差動信号(OUTNおよびOUTP)はINPおよびINN信号(回路の最左端)によってこの回路に供給される。これらの信号はそれぞれtn0およびtn1並びにtn2およびtn6によって、更には他の対によってREFPおよびREFNと比較される。これらの対は遷移においてロックし耐ジッタ回路を与えるように働くECLラッチ(tp3、tn13、tn12、tdum10、tn16、tn20、tn14、tn2およびtn23)をドライブする。このラッチは図21の発振器に他のトランジスタ対を介して差動2乗波帰還出力(FBPおよびFPN)を与える。レール対レール2乗波電圧出力がOUTPによって与えられる。
【0111】
ここで、図23を参照すると、そこには図20のレスバイアスブロックの一部の詳細な回路が示されている。この回路の電流の半分がp形MOSFET(tp3)およびその脚に流れ、他の半分がp形MOSFET(tp1)およびその脚に流れる。これら2つのMOSFETは負荷抵抗として働いている。PRESBIASおよびBNRESはこれら2つのFETにバイアスを設定しこれらを直線動作領域に置くために使用される。FET(tn9およびtn15)のためのドレイン/ソース電圧はそれらのゲート電圧をBNRESとして出力することによって同様に設けられた他のFETのための対応する電圧と整合するためにドライブされる。すなわち、BNRESはn形「抵抗」FETのためのバイアスである。
【0112】
ここで、図24を参照すれば、そこには図17および図18に使用されたような高速比較器の一部のための詳細な回路が示されている。この回路は負荷抵抗を与えるようにそのFETを適切にバイアスするためにPRESBIASおよびBNRES信号を使用する。同様に、差動入力INPおよびINNはBEFPおよびREFNと比較され、ピーク対ピークをスイングする差動出力をPUTPおよびOUTNに与える。入力信号エッジのための遷移時間は約4秒であり、回路のための遷移時間は数百から5ピコ秒程度である。スイッチング点での電流の半分が負荷FET(tp3およびtp2)を通って流れる。
【0113】
ここで、図25を参照すれば、そこには2つの対称的な送信機電流源/シンクと外部送信機負荷抵抗および外部絶縁あるいは結合トランスとの相互接続の簡略化したブロック図が示されている。10BASE−T動作時に、MOSFETはスイッチとして働き、制御ロジックからの適切なゲート信号によって閉じ、アナログVddを結合トランスの中央タップ(ACT)に接続する。100BASE−T動作時には、MOSFETは制御ロジックからの適切なゲート信号により開き、結合トランスの中央タップ(ACT)をアナログVddから接続解除する。
【0114】
100BASE−T動作時に、1つの電流シンクがオンになり、トランスのコイルおよびそのコイルの反対側での負荷抵抗を介して電流シンク(反対側の負荷抵抗)から、また同じ側の負荷抵抗を介してVddから最大電流(+1に対応する)を引く。次いで、この電流は0まで低下し、他の電流源が逆方向のその電流ランプ(−1に対応する)をトランスのコイルおよび反対側の負荷抵抗を介して開始する。従って、否ゼロ波形にため一度に1つだけの電流源がドライブされている。ゼロ波形のためには、量電流源がオンにスイッチされるが、それらが個々に動作する時には電流値は半分である。これは対称的でより小さくより高精度の電圧スイングを与える。
【0115】
10BASE−T動作時には、1つの電流シンクがオンになり、Vddからトランスのコイルのそのシンク側の半部を介して最大電流を引く。コイルの他の半部はトランス作用によってVdd以上に同量(約1.25V)だけ動き、Vddで中心決めした1次コイル間に最大電圧を与える。次いで、反対側の電流シンクがオンになり、Vddからトランスのコイルのそのシンク側の半部を介して最大電流を引っ張る。同様に、これは全体のコイル間で最大電圧を与える。このようにして両電流源が交互にドライブされる。これは、100BASE−Tの場合には許容され得ない電圧の精度の低さを受け入れるより高い電圧出力を与える。
【0116】
この態様で、組合せの10BASE−T/100BASE−TX送信機は外部スイッチングトランジスタあるいはリレーを備えた単一のRJ45コネクタを用いる。更に、適切なスイッチングを確保するように適切な時定数を与えるための外部コンデンサおよび抵抗は不用である。この接続方法は100BASE−TX動作に対しては完全に終端されかつ対称的な性能を可能にし、他方3.3Vの10BASE−T動作を可能とする。
【0117】
ここで、図26を参照すれば、そこには本発明のPHYのアナログPLL回路の一部である再循環遅延線からの信号を用いて送信機電流源を適切に段階決めしてオンにする回路の簡略化したブロックを示す。この態様で、送信機電流源のオンおよびオフは構成要素の精度が変わっても、立上り時間を制御するためにゲートに接続されたオンチップコンデンサを有する電流源/シンクの装置トランスコンダクタンスが変わっても影響されない。
【0118】
より詳細には、PLLは2つの再循環遅延線を含んでおり、その一方は10BASE−T動作を与えるように選択され、他方は100BASE−TX動作を与えるように選択される。このPLLは20MHzの外部クロック信号と遅延線の1つからの出力(適切には比較を意味あるものにするために適切に分周される)とを比較する通常の位相検出器回路を含んでおり、この適切な出力は制御ロジックのブロックによって与えられる制御信号によって制御されるマルチプレクサ(mux)によって選択される。次いで、位相検出器は再循環遅延線のクロック速度を増大あるいは減少するための上昇あるいは下降の出力信号をチャージポンプ回路に与え、このチャージポンプ回路は遅延線に沿った再循環の速度を上昇あるいは下降するコンデンサに電荷を加えたり引いたりする。しかしながら、この速度上昇あるいは下降信号は制御回路のブロックに与えられ、これはどの遅延線が信号を受けるべきかを決定し、また所望の再循環遅延線から出力信号を選択する種々のマルチプレクサに制御信号を与える。また、制御ロジックは選択された遅延線の始動部に信号を与えて、その始動を行なわせるようにする。
【0119】
遅延線を構成する種々の素子の出力からのストローブ信号は複数の電流源に与えられる。図26において、4つのこのような電流源が並列に接続されたものとして示されており、これら4つの電流源は図25の電流源の1つを表す。明かに、それ以上のあるいはそれ以下の数の電流源がそのようにして使用されてもよい。遅延線の素子からのストローブ信号は関連した電流源をオン(またはオフ)にするように働く。この態様で、電流源は遅延段でオンにされ、外部立上り時間制御要素を用いなくとも制御された立上り時間を与えるようになり、この技術を用いてこのような要素、例えば図26に示されるコンデンサ(生じた波形を滑らかにしかつ階段波が生じたならばそれを除去するか減少するように働く)がオンチップとなることができるようになる。本発明の現在好適な実施例において、4つのこのような電流源が使用され、4ナノ秒で全ての電流源が完全にオンになるように1つの電流源から他の電流源まで1ナノ秒の遅延でオンにされる。すなわち、PLL遅延線の素子からの適切なストローブは1ナノ秒の間隔でそれぞれの電流源に与えられる。
【0120】
また、制御ロジックは、電流源がオンあるいはオフするかどうか並びにどの方向で電流を発生するかを決定する制御信号を電流源に与える。図26は4つの電流源の逐次的なオン(またはオフ)を示すが、明かに1つの遅延線がそれらを逐次的にオンにし、他の遅延線がそれら全てを同時にオンにすることができる。別態様として、所望の遅延線の選択された素子がストローブ信号を適切な電流源に与えて所望の制御された立上り時間が与えられるようにしてもよい。明かに、任意の数の素子を備えた任意の数の遅延線が予め選択された数の電流源を選択的に制御するために使用されてもよい。
【0121】
ここで、図27を参照すれば、そこには100BASE−TX送信機回路に使用する高精度電流基準を与える回路の簡略化したブロック図が示されている。特に、制御帰還ループ内のカスケードゲート電圧の制御の新たな使用は出力の電流源電流で電圧能力を犠牲にすることなく電流ミラーにおける有限出力インピーダンスの影響を減少する。通常の電流基準回路に対しては、図27のFET T1に対応するFETを流れる電流は電圧Vrefを抵抗Rの値で割ったものに等しい電流Iを持つことになる。しかしながら、Vaが変化すれば、VaがVbに等しくない時にIを変化するT1の有限出力インピーダンスのためIが変化する。図27の回路はVaを監視し、Vbが同じ電圧となるようにする。この際に、Iは常にVrefをRで割ったものとなる。2つのFETが図27のT1に対して置換される場合には、それらは、2つのFETの下側のFETがオフになり始める前にVaが上昇することができるレベルを制限する。図27の電流Iは図25の電流源を与えるように電流ミラー回路において好ましく使用され得る。
【0122】
図28は図27で示された装置を実現する好適実施例の詳細な回路を示す。
【0123】
ここで、図29を参照すれば、そこにはクロック回復がデジタル的に行なわれる時に10BASE−Tおよび100BASE−TXの両者に対してDPLL速度を可能にする単一入力周波数を用いた回路の簡略化したブロック図が示されている。この回路は2つの遅延線を使用しており、かつPLL帰還ループに6.25分周(÷6.25)段、2分周(÷2)段のいずれかを用い、これは、比較速度およびループ帯域幅が、外部要素ではなく内部のループフィルタ要素を使用することができるように十分に高く保持されることができるようにする。
【0124】
図示実施例に関連して本発明が記載されたが、この記載は限定的な方向に解釈されるようには意図されない。図示実施例の種々の変更、並びに本発明の他の実施例がこの記載を参照すれば当業者にとって明白となることであろう。従って、特許請求の範囲が本発明の真の範囲内にある任意のこのような変更あるいは実施例を包含するものと考える。
【0125】
以上の説明に関して更に以下の項を開示する。
(1)物理層インターフェース装置において、
第1の動作モードのための第1の受信機と、
第2の動作モードのための第2の受信機と、
第3の動作モードのための第1の送信機と、
第4の動作モードのための第2の送信機と、
動作モードを決定し、かつ上記第1および第2の受信機から適切な受信機を選択しおよび/または上記第1および第2の送信機から適切な送信機を選択する制御回路と、を具備したことを特徴とする物理層インターフェース装置。
【0126】
(2)第1項記載の物理層インターフェース装置において、この物理層インターフェース装置を絶縁トランスおよび単一のコネクタを介して伝送媒体に接続するための接続回路を更に含んだことを特徴とする物理層インターフェース装置。
【0127】
(3)第1項記載の物理層インターフェース装置において、上記第2の送信機は波形発生のためプログラマブル送信電圧増幅器を更に含んだことを特徴とする物理層インターフェース装置。
【0128】
(4)第1項記載の物理層インターフェース装置において、上記第2の受信機は集積化された適応等化回路およびベースラインふらつき訂正回路を更に含んだことを特徴とする物理層インターフェース装置。
【0129】
(5)第1項記載の物理層インターフェース装置において、上記第2の受信機および上記第2の送信機は外部コンデンサを不用とするように電磁妨害雑音を減少するための合成立上り時間制御機能を更に含んだことを特徴とする物理層インターフェース装置。
【0130】
(6)第1項記載の物理層インターフェース装置において、半/全2重動作の自動選択を行なうための自動ネゴシエーション回路を更に含んだことを特徴とする物理層インターフェース装置。
【0131】
(7)第1項記載の物理層インターフェース装置において、上記第1の動作モードにおいて受信対線反転に対するイミュニティを与えるための自動極正訂正回路を更に含んだことを特徴とする物理層インターフェース装置。
【0132】
(8)第1項記載の物理層インターフェース装置において、上記第1、第2、第3および第4の動作モードのどれにでも適切な単一のクロッキング装置を用いるフェーズロックループ(PLL)を更に含んだことを特徴とする物理層インターフェース装置。
【0133】
(9)第1項記載の物理層インターフェース装置において、上記第1の受信機は入来データの入力振幅が最小信号スレッショルドよりも大きくかつ特定のパルスシーケンスを受けた場合に入来データを単に通過させるスマートスケルチ機能を更に含んだことを特徴とする物理層インターフェース装置。
【0134】
(10)第1項記載の物理層インターフェース装置において、再循環遅延線を含み、この再循環遅延線からの信号を使用して電流源を段階的にオンにするように動作可能なアナログフェーズロックループ(PLL)回路を更に含んだことを特徴とする物理層インターフェース装置。
【0135】
(11)第1項記載の物理層インターフェース装置において、ベースバンドふらつき訂正と信号強度の損失のためのオフセットとを与えるための自動ゲイン制御回路を更に含んだことを特徴とする物理層インターフェース装置。
【0136】
(12)第11項記載の物理層インターフェース装置において、上記自動ゲイン制御回路は2つのピーク検出器を含んでおり、上記自動ゲイン制御回路は上記2つのピーク検出器間の差を最小にすることによって上記ベースラインふらつき訂正を与えるように動作可能であることを特徴とする物理層インターフェース装置。
【0137】
(13)第1項記載の物理層インターフェース装置において、適応等化回路とアナログCMOS回路とを更に含んでおり、上記適応等化回路における高周波数増強が上記アナログCMOS回路内の中間範囲周波数回路の関数として与えられることを特徴とする物理層インターフェース装置。
【0138】
(14)第13項記載の物理層インターフェース装置において、フェーズロックループ(PLL)を更に含んでおり、上記適応等化回路のための時定数がバイアスされたトランスコンダクタを適切に比率決めされたコンデンサに合わせるように上記PLLを設定することによって発生されることを特徴とする物理層インターフェース装置。
【0139】
(15)第1項記載の物理層インターフェース装置において、単一の入力周波数を用いて複数のDPLL動作速度を与えるように動作可能なデジタルフェーズロックループ(DPLL)回路を更に含んだことを特徴とする物理層インターフェース装置。
【0140】
(16)第15項記載の物理層インターフェース装置において、上記DPLL回路は上記複数のDPLL動作速度の1つを与えるためにPLL帰還ループに第1の遅延線を通る第1の路と÷6.25分周段とを含んだことを特徴とする物理層インターフェース装置。
【0141】
(17)第16項記載の物理層インターフェース装置において、上記複数のDPLL動作速度の他のものを与えるための上記PLL帰還ループに第2の遅延線を通る第2の路と÷2分周段とを含んだことを特徴とする物理層インターフェース装置。
【0142】
(18)第17項記載の物理層インターフェース装置において、上記第1および第2の路の1つを選択するための制御ロジック回路を更に含んだことを特徴とする物理層インターフェース装置。
【0143】
(19)第1項記載の物理層インターフェース装置において、この物理層インターフェース装置に高精度電流基準を与えるように制御帰還ループ内のカスケードゲート電圧を制御し、それにより電流ミラーにおける有限入力インピーダンスの影響が電圧制御能力を犠牲にせずに減少されるようにする電流基準回路を更に含んだことを特徴とする物理層インターフェース装置。
【0144】
(20)第1項記載の物理層インターフェース装置において、
上記第2の送信機による受信された信号の損失を補償するように動作可能な等化回路と、
上記物理層インピーダンス装置を上記受信信号に同期するためのもので、出力としてバイアス電圧を与える電圧制御出力部分を有するフェーズロックループ(PLL)回路と、
上記PLLからの上記バイアス電圧出力に従って等化量を周波数の関数として決定するための抵抗/コンデンサ回路網回路と、を更に含んだことを特徴とする物理層インターフェース装置。
【0145】
(21)差動信号入力を受け入れるように動作できる差動ライン受信機にあって信号レベル制御を与える方法において、
上記差動信号入力の電圧スイングを減少するように動作できる内部抵抗器回路網分圧ネットワークを与えるステップと、
第1の帰還信号に従って上記差動信号入力を増強して送信時に生じた損失を補償するように動作できると共に、第2の帰還信号に従って上記差動信号入力のベースラインのふらつきを補償して差動信号出力を発生するように動作できる増幅器手段を与えるステップと、
第1のピーク電圧検出器を用いて上記差動信号入力の高いレベルを測定するステップと、
第2のピーク電圧検出器を用いて上記差動信号入力の低いレベルを測定するステップと、
上記差動信号入力の上記高いレベルおよび上記低いレベルに応じてベースライン信号を発生するステップと、
ベースラインのふらつきを補償するために第1の調節値を決定するステップと、
上記第1の調節値に従って上記第1の帰還信号を調節するステップと、
送信時に生じた上記損失を補償するために第2の調節値を決定するステップと、
上記第2の調節値に従って上記第2の帰還信号を調節するステップと、
ベースラインのふらつきと送信時に生じた上記損失とに対して調節されたデータ出力信号を発生するために上記差動信号出力を補償器に与えるステップと、を具備したことを特徴とする方法。
【0146】
(22)第21項記載の方法において、第1の調節値を決定する上記ステップは、
上記ベースライン信号を濾波するステップと、
上記濾波されたベースライン信号を第1の基準電圧に対して比較し、上記第1の調節信号を発生するようにしたステップと、を更に含んだことを特徴とする方法。
【0147】
(23)第21項記載の方法において、第2の調節信号を発生する上記ステップは、
上記差動信号入力の上記高および低レベルを1対の抵抗間で落すことによって出力電圧信号を発生するステップと、
上記出力電圧信号を第2の基準電圧に対して比較し、第2の調節信号を発生するステップと、を更に含んだことを特徴とする方法。
【0148】
(24)物理層インターフェース装置にあって信号制御を与える装置において、
差動信号入力の電圧スイングを減少するように動作可能な電圧分圧器回路と、
帰還回路からの帰還信号に従ってベースラインのふらつきと信号強度の損失とを補償するように上記差動信号入力を調節し、それにより差動信号出力を発生するように動作可能な可調増幅器回路と、
上記ベースラインのふらつきと上記信号強度の損失とを測定し、それに応じて上記帰還信号を発生するように動作可能な上記帰還回路と、
上記差動信号出力に応じてデータ出力信号を発生するように動作可能な補償器と、を具備したことを特徴とする装置。
【0149】
(25)第24項記載の装置において、上記帰還回路は、
上記可調増幅器回路からの上記差動信号出力の高レベルを測定するように動作可能な第1のピーク電圧検出器と、
上記可調増幅器回路からの上記差動信号出力の低レベルを測定するように動作可能な第2のピーク電圧検出器と、
上記差動信号出力の上記高レベルおよび上記低レベル間の中間の値に従ってベースラインのふらつきの量を決定する回路と、
上記差動信号出力を基準電圧に対して比較することによって信号損失の量を決定する回路と、を具備したことを特徴とする装置。
【0150】
(26)物理層インターフェース装置にあって信号制御を与える装置において、
電圧分圧器回路網と、
少なくとも1つの可調ゲイン増幅器であり、それぞれは指定周波数スペクトルおよび関連帰還信号に従って差動信号入力の特定の部分を増強することによって増強された差動信号出力を発生し、それによって各上記指定周波数スペクトルの上記差動信号入力が異なった量で増強され得るように動作可能な少なくとも1つの可調ゲイン増幅器と、
少なくとも1つの等化器手段であり、それぞれは上記少なくとも1つの可調ゲイン増幅器の関連した1つを有し、ライン損失のため上記増強された差動信号出力を補償し、それにより等化された差動信号出力を発生するように動作可能な少なくとも1つの等化器手段と、
上記等化された差動信号出力を加算し、それにより最終の1対の差動信号出力を発生する加算手段と、
ベースラインのふらつきおよび信号強度の損失を測定しかつそれに応じて帰還信号を発生するように動作可能な帰還回路と、を具備したことを特徴とする装置。
【0151】
(27)第26項記載の装置において、上記帰還回路は、
上記差動信号出力のベースラインのふらつきを決定し、かつそれに応じて上記関連帰還信号を調節する第1のピーク電圧検出器手段と、
上記差動信号出力の信号強度を決定し、かつそれに応じて上記関連帰還信号を調節する第2のピーク電圧検出器手段と、を含んだことを特徴とする装置。
【0152】
(28)第26項記載の装置において、上記少なくとも1つの可調ゲイン増幅器は、上記差動信号入力の上記関連部分に増強を与えない一定量の帰還を付与するように動作可能な3つの可調ゲイン増幅器の第1のものと、上記帰還回路の出力に基づいて帰還量を付与するように動作可能な上記3つの可調ゲイン増幅器の第2のものと、上記帰還回路の出力の2乗に基づいて帰還量を付与するように動作可能な上記3つの可調ゲイン増幅器の第3のものと、からなることを特徴とする装置。
【0153】
(29)物理層インターフェース装置にあって適応等化回路の時定数を制御する方法において、
上記物理層インターフェース装置のフェーズロックループの電圧制御発振器部分からバイアス電圧を発生するステップと、
上記適応等化回路に抵抗を与えるために可調MOSFETを用いるステップと、
上記バイアス電圧を使用して上記可調MOSFETを設定するステップと、を具備したことを特徴とする方法。
【0154】
(30)実在の5V部品部とコンパチブルな単一チップ二重機能10BASE−T/100BASE−X物理層インターフェース装置(PHY)が与えられる。このPHYはメディア非依存インターフェース(MII)を含んでおり、絶縁トランスおよび単一のRJ45コネクタを介して非遮蔽撚り対線ケーブルに接続する。このPHYは全/半2重10BASE−Tおよび100BASE−TXの自動選択を行なわせる内蔵自動ネゴシエーション回路を含んでおり、その自動選択の際に、自動極性訂正回路は10BASE−T動作モードにおいて受信対反転に対するイミュニティ性能を確保する。このPHYは内部PLL回路を含み、これは単一の20MHzクロックすなわちクリスタルを含んでいるが、それはどちらの動作モードにも適合する。このPHYは低電力および電力下降(パワーダウン)モードを含んでいる。このPHYの10BASE−T部分はオンボード送信波形成形部を含んでいる。このPHYの100BASE−X部分は電磁妨害雑音(EMI)を減少するための合成立上り時間制御回路を含んでいる。このPHYは100BASE−X・MLT−3波形を発生するためのプログラマブル送信電圧増幅器と100BASE−X受信機のための集積化した適応等化回路およびベースラインふらつき修正(DC回復)回路とを含んでいる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の物理層インターフェース装置の簡略化したブロック図である。
【図2】図1の物理層インターフェース装置の外部構成要素との相互接続の簡略化したブロック図である。
【図3】図1の物理層インターフェース装置のための自動ネゴシエーション構成化および状態波形並びにタイミングの簡略化した図である。
【図4】図1の物理層インターフェース装置において使用される基本セットのレジスタの簡略化したブロック図である。
【図5】図5Aおよび図5Bで、それぞれMII読出しおよび書込みの簡略化した図を示す。
【図6】汎用制御レジスタGEN ctlのためのビット位置および各ビット位置に関連した信号名の簡略化した図である。
【図7】汎用状態レジスタGEN stsのためのビット位置および各ビット位置に関連した信号名の簡略化した図である。
【図8】汎用識別子レジスタGEN id hi/GEN id loのためのビット位置および各ビット位置に関連した信号名の簡略化した図である。
【図9】自動ネゴシエーション公示レジスタAN advのためのビット位置および各ビット位置に関連した信号名の簡略化した図である。
【図10】図10A、図10Bおよび図10Cで、自動ネゴシエーションリンクパートナー能力レジスタAN lpaのためのビット位置および各ビット位置に関連した信号名の簡略化した図である。
【図11】自動ネゴシエーション拡張レジスタAN expのためのビット位置および各ビット位置に関連した信号名の簡略化した図である。
【図12】自動ネゴシエーション次ページ送信レジスタAN npのためのビット位置および各ビット位置に関連した信号名の簡略化した図である。
【図13】TLAN PHY識別子高/低レジスタTLANY idのためのビット位置および各ビット位置に関連した信号名の簡略化した図である。
【図14】TLAN PHY制御レジスタTLPHY ctlのためのビット位置および各ビット位置に関連した信号名の簡略化した図である。
【図15】TLAN PHY状態レジスタTLPHY stsのためのビット位置および各ビット位置に関連した信号名の簡略化した図である。
【図16】図1の物理層インターフェース装置のためのピン位置および各ピン位置に関連した信号名の簡略化した図である。
【図17】図1の物理層インターフェース装置の100BASE−TX受信機の簡略化したブロック図である。
【図18】図1の物理層インターフェース装置の100BASE−TX受信機のブロック図である。
【図19】図18の100BASE−TX受信機の一部のより詳細な図である。
【図20】図18の100BASE−TX受信機の一部の簡略化したブロック図である。
【図21】図20に示された回路の一部のより詳細な図である。
【図22】図20に示された回路の一部のより詳細な図である。
【図23】図20に示された回路の一部のより詳細な図である。
【図24】図17および図18に示されたもののような高速比較器の一部の詳細な回路を示す。
【図25】送信機電流源と外部送信機負荷抵抗および外部絶縁トランスとの相互接続の簡略化したブロック図である。
【図26】立上り時間の制御のため送信機電流源を段階的にオンにする回路の簡略化したブロック図である。
【図27】100BASE−TX送信機回路で使用するための高精度電流基準を与える回路の簡略化したブロック図である。
【図28】図27で示された回路を実現する好適実施例の詳細な回路を示す。
【図29】二重DPLL速度を可能にする単一入力周波数を用いる回路の簡略化したブロック図である。
【符号の説明】
1700 100BASE−T差動ライン受信器
1701 コンデンサ
1702 入力ライン
1703 コンデンサ
1704 入力ライン
1705 コンデンサ
1706 抵抗
1707 コンデンサ
1708 抵抗
1709 抵抗
1710 抵抗
1711 抵抗
1712 電圧制御増幅器
1712a 可調ゲイン増幅器
1712b 可調ゲイン増幅器
1712c 可調ゲイン増幅器
1713a 等化回路
1713b 等化回路
1713c 等化回路
1714 ピーク電圧増幅器
1715 コンデンサ
1716 ピーク電圧増幅器
1718 帰還信号
1718a 帰還
1718b 帰還
1718c 帰還
1720 演算増幅器
1722 基準電圧
1724 増幅器
1726 抵抗
1728 抵抗
1730 演算増幅器
1732 基準電圧
1734 コンデンサ
1736 コンデンサ
1738 比較器
1740 データ出力
1800 100BASE−T差動ライン受信器
1802 基準電圧発生回路
1804 ライン
1806 2乗
1808 抵抗/コンデンサ回路網
1810 抵抗/コンデンサ回路網
1812 抵抗/コンデンサ回路網
1814 発振器
1816 周波数決定回路
1818 フェーズロックループ
1820 コンデンサ
1822 制御信号

Claims (1)

  1. 物理層インターフェース装置において、
    該物理層インターフェース装置の受信入力部に結合された第1の受信機であって、第1の動作モードに従って上記受信入力部で受信した信号を処理するための第1の受信機と、
    上記受信入力部に結合された第2の受信機であって、第2の動作モードに従って上記受信入力部で受信した信号を処理するための第2の受信機と、
    の動作モードに従って1対の出力端子からのデータの送信を制御するための第1の送信機と、
    の動作モードに従って上記1対の出力端子からのデータの送信を制御するための第2の送信機と、
    上記第1および第2の動作モードの1つ選択し、かつ選択した動作モードに対応する上記第1および第2の受信機および上記第1および第2の送信機のうちの適切な1つを可能化する制御回路と、
    上記1対の出力端子の1つに各々が結合され、上記送信されたデータに従って電流を制御可能にシンクするための1対の電流シンクであって、対応する出力端子と基準電圧との間で互いに並列に結合された複数の電流源を各々が含む1対の電流シンクと、
    上記制御回路に結合された第1および第2の再循環遅延線を有するフェーズロックループであって、上記第1の動作モードにおいては上記第1の再循環遅延線を用いて動作し、上記第2の動作モードにおいては上記第2の再循環遅延線を用いて動作するフェーズロックループと、
    上記1対の電流シンクの各々に対して上記フェーズロックループに結合された制御ロジックであって、上記フェーズロックループに応答して段階的に電流をシンクするように上記複数の電流源の各々を制御して、上記選択した動作モードに対応する制御された立上り時間の出力信号を与える制御ロジックと
    を具備したことを特徴とする物理層インターフェース装置。
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