JPH10303946A - 自動アドレス設定方法 - Google Patents

自動アドレス設定方法

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JPH10303946A
JPH10303946A JP9106500A JP10650097A JPH10303946A JP H10303946 A JPH10303946 A JP H10303946A JP 9106500 A JP9106500 A JP 9106500A JP 10650097 A JP10650097 A JP 10650097A JP H10303946 A JPH10303946 A JP H10303946A
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JP9106500A
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Takashi Nishimura
高志 西村
Masahiko Amano
正彦 天野
Sei Takahashi
聖 高橋
Yoshihiro Tanigawa
嘉浩 谷川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電源のオン時等に自動的に端末のアドレスを設
定して、人手による誤設定や設定の手間を無くした自動
アドレス設定方法を提供するにある。 【解決手段】端末11 …の独自IDは各端末が他の端末
とは重複せず、固有の値を持ち、独自ID送出モードで
当該端末が独自IDのIDデータを送出するとともに受
信データのチェックを行い、最後まで衝突を検知せずに
独自IDのIDデータを送出した場合は、その時点での
アドレス値を自己アドレスとして獲得する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信分野等におい
て、複数の端末に対して自動的にアドレスを設定する自
動アドレス設定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の通信分野において各端末へのアド
レス設定方法の例を図19に示す。図示する端末1は制
御部10と、記憶部11と、タイマ部12と、送信部1
3と、受信部14とで構成され、自己アドレス設定は、
DIPスイッチと呼ばれる2進数で固定の値を設定する
スイッチ2を有し、このスイッチ2を人手で切り換える
ことにより、アドレス設定が行われてきた。図示例で
は”1010”と4ビットでアドレスが設定されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の人手によるアド
レスは、アドレスの重複設定といった誤った設定や、不
要端末の削除や新規端末の追加する度にアドレス設定を
する手間といった問題があった。本発明は上記問題点に
鑑みて為されたもので、その目的とするところは、電源
のオン時やリセット時に自動的に端末のアドレスを設定
して、人手による誤設定や設定の手間を無くした自動ア
ドレス設定方法を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に 請求項1の発明では、衝突勝ち残りによる通信プロ
トコルを使用し、共通バスを介してシリアル通信により
端末同士で通信を行う通信システムに用いられ、各端末
に予め他の端末とは重複しない固定長の独自IDを設定
し、この独自IDのIDデータを最後まで送出した端末
から自己アドレスを割り付けることを特徴とし、複数の
端末に自動的にアドレスを設定することが可能になる。
【0005】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、自己アドレス設定の際に、動作モードとして、各
端末は、或る時間共通バス上にIDデータが送出されて
いるか否かを監視する空き検知モード、独自IDのID
データを送出し、IDデータの衝突を検知すればIDデ
ータの送出を中断し、衝突を検知しなければIDデータ
を送出し続ける独自ID送出モード、或る時間データを
送受信しない待ちモード、或る時間バス上にデータが送
出されていないかどうかを監視し、データがなければア
ドレス設定を終了する終了検知モードを備えていること
を特徴とし、複数の端末に自動的にアドレスを設定する
ことが可能になる。
【0006】請求項3の発明では、請求項1、2の発明
において、各端末に電源が同時にオンされた時若しくは
端末が共通バス上にリセット信号を送出したときに、自
動的にアドレス設定することを特徴とし、電源を一旦オ
フし、再びオン、若しくはリセットにより自動的にアド
レスを設定することが可能になる。請求項4の発明で
は、請求項1、2、3の発明において、各端末に、電源
のオン後、最初に或る時間、共通バス上にデータが送出
されていないかどうかを監視する初期センシグモードを
設定し、そのセンシング時間を各端末の電源立ち上げで
発生する電源立ち上がりの最大遅延時間より長くするこ
とを特徴とし、電源立ち上げ遅延時間によって起こりう
る端末のアドレス誤設定を防止することが可能になる。
【0007】請求項5の発明では、請求項1、2、3、
4の発明において、一定の間隔でサンプリングを行い、
独自ID送出モード時では受信データのパルス信号を立
ち上がり/立ち下がりを除いたサンプリング値をパルス
信号の値判定に用いることを特徴とし、誤りの少ない精
度のよいデータ検出が可能になる。請求項6の発明で
は、請求項1、2、3、4、5の発明において、独自I
DのIDデータの送出前に、”0”でないスタートビッ
トを送出し、待ちモードの時間と独自ID送出モードの
時間の合計を固定にすることを特徴とし、独自IDの値
に制約を与えず、アドレス設定に要する時間を短縮する
ことが可能になる。
【0008】請求項7の発明では、請求項1、2、3、
4、5の発明において、独自IDのIDデータの送出前
に、”0”でないスタートビットを送出し、空き検知モ
ードの時間を独自ID送出モードの時間以上に設定し待
ちモード時間を全独自IDのIDデータ送出時間に等し
く固定することを特徴とし、独自IDの値に制約を与え
ず、独自IDのIDデータ送出中とバスの空きの誤検知
を少なくし、確実に各端末にアドレスを割り付けること
が可能になる。
【0009】請求項8の発明では、請求項1、2、3、
4、5の発明において、独自IDのIDデータの送出前
に、”0”でないスタートビットを送出し、空き検知モ
ードの時間を独自ID送出モードの時間未満に設定し独
自IDのIDデータに、空き検知モードの時間以上連続
で、”0”が続かないように制約を与え、待ちモード時
間を全独自IDのID送出時間に等しく固定することを
特徴とし、独自IDのIDデータ送出中と共通バスの空
きの誤検知を少なくし、確実に各端末にアドレスを割り
付けることが可能になる。
【0010】請求項9の発明では、請求項1、2、3、
4、5の発明において、各端末に割り込み入力部を設
け、独自IDのIDデータに”0”でないスタートビッ
トを設け、他の端末のスタートビットを割り込み入力よ
り受信した端末は、同時に独自ID送出モードに移行す
ることを特徴とし、各端末間の送出タイミングのズレを
少なくし、タイミングのズレによる誤検知を少なくする
ことが可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明す
る。 (実施形態1)図1は衝突勝ち残り方式(SCMA/C
D方式)による通信プロトコルを用いた本実施形態の通
信制御システムの一構成例を示しており、このシステム
では、共通バス3に端末11 …を接続して構成され、端
末同士でシリアル通信によるデータの授受を行うことが
できるようになっている。
【0012】各端末11 …は、図示するように制御部1
0と、記憶部11と、タイマ部12と、送信部13と、
受信部14とで構成され、制御部10は端末独自の独自
IDのIDデータの送出や、他の端末から送出され、受
信したIDデータのチェック等の信号処理を行う機能を
備えている。端末11 …の独自IDは図2に示すよう
に、スタートビットSTを先頭として固定のビット長が
予め設定されており、メーカ毎にIDの設定範囲を指定
するなどして、各端末が他の端末とは重複せず、固有の
値を持つ。記憶部11は、独自IDのIDデータや後述
する獲得したアドレスを記憶するためのものである。タ
イマ部12は時間のカウントを行うためのものである。
送信部13、受信部14は他の端末とのIDデータ衝突
が検知できるように、共通バス3上にIDデータの論理
和が現れるような構成とする。
【0013】図3は、本実施形態の具体的な例を示して
おり、端末11 …は、マイクロコンピュータ(以下マイ
コン)15及びその内蔵RAM16、内蔵ROM17に
より制御部10、タイマ部12及び記憶部11の役割を
果たし、クロック回路18がタイマ部を含めた機能動作
のための一定クロックを発生する。ドライバ/レシーバ
回路19は送信部13、受信部14を構成する。尚マイ
コン15のVCC端子は電源入力端子を、またGND端
子はグランド入力端子を、SOUT端子はシリアルデー
タの出力端子を、更にSIN端子はシリアルデータの入
力端子を、また更にINT端子は割り込み入力端子を、
XIN端子はクロック入力端子を、XOUT端子はクロ
ック出力端子を夫々構成する。
【0014】図4はドライバ/レシーバ回路19の具体
回路を示しており、共通バス3からの受信データ信号は
ノットゲートNTを介してSIN端子及びINT端子に
入力するようになっている。一方マイコン15のSOU
T端子から出力されるシリアルデータは、抵抗R1,R
2 により分圧されてトランジスタQ1 のベースに入力
し、”1”の場合にトランジスタQ1 をオンしてコレク
タを”0”とし、逆に”0”の場合にトランジスタQ1
はオフ状態で、コレクタを”1”とする。
【0015】コレクタは共通バス3に接続され、この共
通バス3のレベルが”0”であればノットゲートNTを
介して接続されているマイコン15のSIN端子及びI
NT端子は”1”に、”1”であればマイコン15のS
IN端子及びINT端子は”0”になる。本発明による
自動アドレス設定は、図5のタイミングチャートと、図
6のフローチャートに示すように、初期センシングモー
ド、空き検知モード、独自ID送出モード、待ちモー
ド、終了検知モードが切り替わっていくことにより行わ
れる。
【0016】而して電源スイッチ5を投入すると、各端
末11 …にDC電源4より電源ライン6を介して電源が
供給され、各端末11 …ではマイコン15により初期セ
ンシングモードの時間を図5に示すように設定する。こ
の初期センシングモードではマイコン15は、図7のフ
ローチャートに示すように、まずアドレス値として”
0”をセットした後、初期センシングタイムセットを行
い、ドライバ/レシーバ回路19を介してSIN端子に
入力する受信データをチェックし、受信データが”1”
でなければタイムカウントダウンを行う。そしてタイム
カウント値が”0”となるまで受信データが”1”とな
らなければタイムカウント値が”0”となったときに空
き検知モードへ移行する。またタイムカウント値が”
0”となるまでに受信データが”1”となると、待ちモ
ードへ移行する。
【0017】このように初期センシングモードはデータ
の受信のみを行うが、各端末11 …の電源系のハードウ
ェア構成、及び素子のばらつきによって決まる電源立ち
上がり最大遅延時間より大きな時間を設定することによ
り、電源立ち上げにおける各端末11 …のスタート遅延
でモードのずれが生じ、アドレスの重複等の誤設定が起
きるの防止する。図5では同図(a)又は(c)に示す
例えば端末11 又は1 3 の電源の立ち上がりに比べて図
5(b)に示す端末13 の電源の立ち上がりが遅れ、そ
の分初期センシンモードが遅れていることが分かる。
【0018】さて図8のフローチャートに示すように空
き検知モードに入ると、マイコン15は空き検知タイム
セットを行った後、受信データをチェックし、受信デー
タが”1”でなければタイムカウントダウンを行う。そ
してタイムカウント値が”0”となるまで受信データ
が”1”とならなければタイムカウント値が”0”とな
ったときに独自ID送出モードへ移行する。またタイム
カウント値が”0”となるまでに受信データが”1”と
なると、待ちモードへ移行する。
【0019】独自ID送出モードでは、図9のフローチ
ャートに示すように、マイコン15はSOUT端子か
ら”1”のスタートビットST送出後に、当該端末が持
つ或る固定長の独自IDのIDデータをSOUT端子か
ら送出する。ここで、マイコン15は独自IDのIDデ
ータを送出しながら、受信データのチェックを行い、自
分が”0”のデータを送出しているのに、”1”のデー
タを受信した場合、他の端末とのデータ衝突と見なす。
その時点で当該端末は独自IDのIDデータの送出を中
断し、待ちモードへ移行する。これに対し、最後まで衝
突を検知せずに独自IDのIDデータを送出した端末
は、その時点でのアドレス値を自己アドレスとして獲得
し、終了検知モードへ移行する。
【0020】待ちモードではマイコン15は図10のフ
ローチャートに示すように最初に規定された待ち時間を
セットし、タイムカウント値が”0”となるまでタイム
カントダウンを行い、その後、アドレス獲得済みか、否
かの判断を行い、済みであれば終了検知モードへ移行
し、否であれば、アドレス値を更新して、上述の空き検
知モードへ移行する。
【0021】終了検知モードは、図11のフローチャー
トに示すように最初に、空き検知モードより長い時間の
終了検知のための時間をセットした後、受信データをチ
ェックし、受信データが”1”でなければタイムカウン
トダウンを行う。そしてタイムカウント値が”0”とな
るまで受信データが”1”とならなければ、全端末1 1
…がアドレスを獲得としたことを検知し、アドレス設定
を終了する。またタイムカウント値が”0”となるまで
に受信データが”1”となると、上述の待ちモードへ移
行する。
【0022】さて図5(a)では端末11 がアドレス獲
得を行った場合を示し、初期センシングモード、空き検
知モードを経て独自ID送出モードに移行し、この独自
ID送出モードでは、固定ビット長のIDデータを送出
するとともに受信データをチェックし、送出データと受
信データとが一致しているため、独自IDのデータ送出
誤終了検知モードとなり、アドレス値の更新、アドレス
獲得を行っている。
【0023】一方スタートが遅延した端末12 では図5
(b)に示すように初期センシングモードを経て空き検
知モード時に、他の端末11 或いは13 が送出したスタ
ートビットSTの立ち上がりを検出した時点で待ちモー
ドに入り、待ちモード終了後、空き検知モードに移行し
ている。また端末13 では図5(c)に示すように端末
1 と同時に独自IDのIDデータ送出を行うが、自分
が送出している独自IDのデータが”0”である時に受
信データが”1”となっているため、他の端末11 の送
出データと衝突したことを検知し、独自IDのIDデー
タの送出を中断し、待ちモードに入る。そして待ちモー
ド終了後空き検知に移行する。
【0024】このようにしてモードの切換により衝突に
よる勝ち残り方式で最後に勝ち残った端末にアドレスを
設定することにより、複数の端末11 …に自動的にアド
レスを設定することができ、DIPスイッチを用いて人
手でアドレスを設定する場合の手間を省き、また人手に
よるアドレスの誤設定を防ぐことができるのである。と
ころで、図12(a)に示すように送受信されるデータ
の1ビットは1msの幅を持つ”1”又は”0”のパル
ス信号からなり、図12(b)に示すように、各端末1
1 …のマイコン15は受信データを250μs毎一定の
間隔でサンブリングし、初期センシングモード、空き検
知モード、終了検知モードではこの一定間隔のサンプリ
ング値でデータ検出を行う。
【0025】一方独自IDモードでは図12(c)に示
すように独自IDのデータ送出時にはパルス信号の立ち
上がり/下がりを除く、中心と250μsづつ両端の3
回のサンブリング値でパルス信号の”0”/”1”の判
定を行う。これにより、独自ID送出モードでの端末1
1 …間の送受信タイミングのずれを1パルスの1/4
〔250μs)以下に抑えることができ、バルスの立ち
上がり/下がり期間のサンブリングによる誤判定を少な
くできる。
【0026】尚上記アドレスの設定を電源オン時に行な
う場合について説明したが、端末1 1 …が共通バス3上
にリセット信号を送出した時にも行なうようにしても良
く、この場合も上述と同様に処理すれば良い。 (実施形態2)本実施形態は、実施形態1と同様に各端
末11 …のマイコン15は独自IDのデータ送出前に”
1”のスタートビットSTを送出するが、図13に示す
ように、独自IDのIDデータ送出時間T1 と待ちモー
ドの時間T2 の合計T3 を80msに固定したことを特
徴とする。これは、独自ID送出と待ちモードの最大時
間が80msであり、例えぱ図13(a)のように或る
端末での独自ID送出モードが30msで中断した場
合、残りの50msが待ちモードとなることを意味す
る。
【0027】これにより、本実施形態では、独自IDの
値に制約も与えず、各端末11 …は毎回ほぼ同じタイミ
ングで空き検知モードを開始し、その後、毎回必ず1つ
の端末が独自ID送出モードになることを保証し、アド
レス設定時間を短縮することができる。図13(b)は
他の端末のモードの状態を示す。 (実施形態3)本実施形態は、実施形態1と同様に各端
末11 …は各端末11 …は独自IDのIDデータの送出
前にスタートビット”1”を送出するが、図14(a)
に示すように、待ちモードの時間T2 を全独自IDのI
Dデータの送出時間T1 と等しい80msに固定し、空
き検知モードの時間T4 を100ms以上に設定するこ
とに特徴がある。
【0028】つまり空き検知モードの時間T4 ≧待ちモ
ードの時間T2 (=全独自IDのID送出時間)とす
る。これにより、本実施形態では、独自IDの値に制約
を与えずに、連続して”0″となる独自IDのIDデー
タを送出している場合と共通バス3上に独自IDのID
データが送出されていない(共通バス3の空き)場合と
を誤って検知しないようにできる。
【0029】尚図14(a)は独自ID送出モードを設
定した或る端末の状態を示し、図114(b)は他の端
末の状態を示す。 (実施形態4)本実施形態は、実施形態1と同様に各端
末11 …は独自IDのIDデータの送出前に”1”のス
タートビットSTを送出するが、図15(a)に示すよ
うに、待ちモードの時間T2 を全独自IDのIDデータ
送出時間T3 と等しい80msに固定し、空き検知モー
ドの時間T4 をそれ未満の20msに設定するととも
に、独自IDの値において、空き検知モードの時間T4
(=20ms)以上”0”が連続しないという制約を与
える。
【0030】これにより、本実施形態では連続して”
0”となる独自IDのデータを送出している場合と共通
バス3上に独自IDが送出されていない(共通バス3の
空き)場合とを誤って検知しないようにできる。 (実施形態5)図1に示すように、自動アドレス設定を
行うマイコン15の入力端子として、SIN端子とIN
T端子がある。このINT端子は図に示すように、割り
込み入力を表している。割り込みは、データを受信した
瞬間に、それに対応する処理にジャンプする働きをす
る。割り込みを用いた場合の自動アドレス設定全体の流
れを図16に、初期センシングモードのフロチャートを
図17に、空き検知モードのフロチャートを図18に示
す。
【0031】各図に示すように、割り込みを用いた場
合、受信データチェックにおいて、″1”を検知した時
点で独自ID送出モードに移行する。すなわち、或る端
末が送出した”1”のスタートビットSTを他の全端末
1 …が割り込み受信し、それに応じて全ての端末11
…が同時に独自IDを送出することになる。これによ
り、本実施形態では、独自ID送出時に毎回、端末間の
夕イミングを合わせることになり、各端末11 …のID
送出タイミングの精度が向上し、誤検知を少なくでき
る。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明は、衝突勝ち残りによる
通信プロトコルを使用し、共通バスを介してシリアル通
信により端末同士で通信を行う通信システムに用いら
れ、各端末に予め他の端末とは重複しない固定長の独自
IDを設定し、この独自IDのIDデータを最後まで送
出した端末から自己アドレスを割り付けるので、複数の
端末に自動的にアドレスを設定することが可能になると
いった効果がある。
【0033】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、自己アドレス設定の際に、動作モードとして、各端
末は、或る時間共通バス上にIDデータが送出されてい
るか否かを監視する空き検知モード、独自IDのIDデ
ータを送出し、IDデータの衝突を検知すればIDデー
タの送出を中断し、衝突を検知しなければIDデータを
送出し続ける独自ID送出モード、或る時間データを送
受信しない待ちモード、或る時間バス上にデータが送出
されていないかどうかを監視し、データがなければアド
レス設定を終了する終了検知モードを備えているので、
複数の端末に自動的にアドレスを設定することが可能に
なるといった効果がある。
【0034】請求項3の発明は、請求項1、2の発明に
おいて、各端末に電源が同時にオンされた時若しくは端
末が共通バス上にリセット信号を送出したときに、自動
的にアドレス設定するので、電源を一旦オフし、再びオ
ン、若しくはリセットにより自動的にアドレスを設定す
ることが可能になるといった効果がある。請求項4の発
明は、請求項1、2、3の発明において、各端末に、電
源のオン後、最初に或る時間、共通バス上にデータが送
出されていないかどうかを監視する初期センシグモード
を設定し、そのセンシング時間を各端末の電源立ち上げ
で発生する電源立ち上がりの最大遅延時間より長くする
ので、電源立ち上げ遅延時間によって起こりうる端末の
アドレス誤設定を防止することが可能になるといった効
果がある。
【0035】請求項5の発明は、請求項1、2、3、4
の発明において、一定の間隔でサンプリングを行い、独
自ID送出モード時では受信データのパルス信号を立ち
上がり/立ち下がりを除いたサンプリング値をパルス信
号の値判定に用いるので、誤りの少ない精度のよいデー
タ検出が可能になるといった効果がある。請求項6の発
明は、請求項1、2、3、4、5の発明において、独自
IDのIDデータの送出前に、”0”でないスタートビ
ットを送出し、待ちモードの時間と独自ID送出モード
の時間の合計を固定にするので、独自IDの値に制約を
与えず、アドレス設定に要する時間を短縮することが可
能になるといった効果がある。
【0036】請求項7の発明は、請求項1、2、3、
4、5の発明において、独自IDのIDデータの送出前
に、”0”でないスタートビットを送出し、空き検知モ
ードの時間を独自ID送出モードの時間以上に設定し待
ちモード時間を全独自IDのIDデータ送出時間に等し
く固定するので、独自IDの値に制約を与えず、独自I
DのIDデータ送出中とバスの空きの誤検知を少なく
し、確実に各端末にアドレスを割り付けることが可能に
なるといった効果がある。
【0037】請求項8の発明は、請求項1、2、3、
4、5の発明において、独自IDのIDデータの送出前
に、”0”でないスタートビットを送出し、空き検知モ
ードの時間を独自ID送出モードの時間未満に設定し独
自IDのIDデータに、空き検知モードの時間以上連続
で、”0”が続かないように制約を与え、待ちモード時
間を全独自IDのID送出時間に等しく固定するので、
独自IDのIDデータ送出中と共通バスの空きの誤検知
を少なくし、確実に各端末にアドレスを割り付けること
が可能になるといった効果がある。
【0038】請求項9の発明は、請求項1、2、3、
4、5の発明において、各端末に割り込み入力部を設
け、独自IDのIDデータに”0”でないスタートビッ
トを設け、他の端末のスタートビットを割り込み入力よ
り受信した端末は、同時に独自ID送出モードに移行す
るので、各端末間の送出タイミングのズレを少なくし、
タイミングのズレによる誤検知を少なくすることが可能
になるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法に用いる通信システムの構成図であ
る。
【図2】同上で使用する独自IDのデータ構成説明図で
ある。
【図3】同上の端末を具体的に示した通信システムの構
成図である。
【図4】同上の端末に用いるドライバ/レシーバ回路の
具体回路図である。
【図5】実施形態1の動作説明用タイミングチャートで
ある。
【図6】実施形態1の自動アドレス設定全体のフローチ
ャートである。
【図7】同上の初期センシングモードのフローチャート
である。
【図8】同上の空き検知モードのフローチャートであ
る。
【図9】同上の独自ID送出モードのフローチャートで
ある。
【図10】同上の待ちモードのフローチャートである。
【図11】同上の終了検知モードのフローチャートであ
る。
【図12】同上のデータ処理の説明用タイミングチャー
トである。
【図13】実施形態2の動作説明用タイミングチャート
である。
【図14】実施形態3の動作説明用タイミングチャート
である。
【図15】実施形態4の動作説明用タイミングチャート
である。
【図16】実施形態5の自動アドレス設定全体の動作説
明用タイミングチャートである。
【図17】同上の初期センシングモードのフローチャー
トである。
【図18】同上の空き検知モードのフローチャートであ
る。
【図19】従来方法を用いた端末の構成図である。
【符号の説明】
1 … 端末 3 共通バス 10 制御部 11 記憶部 12 タイマ部 13 送信部 14 受信部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年5月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明す
る。 (実施形態1)図1は衝突勝ち残り方式(CSMA/C
D方式)による通信プロトコルを用いた本実施形態の通
信制御システムの一構成例を示しており、このシステム
では、共通バス3に端末11 …を接続して構成され、端
末同士でシリアル通信によるデータの授受を行うことが
できるようになっている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷川 嘉浩 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】衝突勝ち残りによる通信プロトコルを使用
    し、共通バスを介してシリアル通信により端末同士で通
    信を行う通信システムに用いられ、各端末に予め他の端
    末とは重複しない固定長の独自IDを設定し、この独自
    IDのIDデータを最後まで送出した端末から自己アド
    レスを割り付けることを特徴とする自動アドレス設定方
    法。
  2. 【請求項2】自己アドレス設定の際に、動作モードとし
    て、各端末は、或る時間共通バス上にIDデータが送出
    されているか否かを監視する空き検知モード、独自ID
    のIDデータを送出し、IDデータの衝突を検知すれば
    IDデータの送出を中断し、衝突を検知しなければID
    データを送出し続ける独自ID送出モード、或る時間デ
    ータを送受信しない待ちモード、或る時間バス上にデー
    タが送出されていないかどうかを監視し、データがなけ
    ればアドレス設定を終了する終了検知モードを備えてい
    ることを特徴とする請求項1記載の自動アドレス設定方
    法。
  3. 【請求項3】各端末に電源が同時にオンされた時若しく
    は端末が共通バス上にリセット信号を送出したときに、
    自動的にアドレス設定することを特徴とする請求項1、
    2記載の自動アドレス設定方法。
  4. 【請求項4】各端末に、電源のオン後、最初に或る時
    間、共通バス上にデータが送出されていないかどうかを
    監視する初期センシグモードを設定し、そのセンシング
    時間を各端末の電源立ち上げで発生する電源立ち上がり
    の最大遅延時間より長くすることを特徴とする請求項
    1,2,3記載の自動アドレス設定方法。
  5. 【請求項5】一定の間隔でサンプリングを行い、独自I
    D送出モード時では受信データのパルス信号を立ち上が
    り/立ち下がりを除いたサンプリング値をパルス信号の
    値判定に用いることを特徴とする請求項1、2、3、4
    記載の自動アドレス設定方法。
  6. 【請求項6】独自IDのIDデータの送出前に、”0”
    でないスタートビットを送出し、待ちモードの時間と独
    自ID送出モードの時間の合計を固定にすることを特徴
    とする請求項1、2、3、4、5記載の自動アドレス設
    定方法。
  7. 【請求項7】独自IDのIDデータの送出前に、”0”
    でないスタートビットを送出し、空き検知モードの時間
    を独自ID送出モードの時間以上に設定し待ちモード時
    間を全独自IDのIDデータ送出時間に等しく固定する
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5記載の自動
    アドレス設定方法。
  8. 【請求項8】独自IDのIDデータの送出前に、”0”
    でないスタートビットを送出し、空き検知モードの時間
    を独自ID送出モードの時間未満に設定し独自IDのI
    Dデータに、空き検知モードの時間以上連続で、”0”
    が続かないように制約を与え、待ちモード時間を全独自
    IDのID送出時間に等しく固定することを特徴とする
    1、2、3、4、5記載の自動アドレス設定方法。
  9. 【請求項9】各端末に割り込み入力部を設け、独自ID
    のIDデータに”0”でないスタートビットを設け、他
    の端末のスタートビットを割り込み入力より受信した端
    末は、同時に独自ID送出モードに移行することを特徴
    とする請求項1、2、3、4、5記載の自動アドレス設
    定方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7352773B2 (en) 2002-07-29 2008-04-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Relay apparatus and network relay method
US7668831B2 (en) 2005-10-27 2010-02-23 International Business Machines Corporation Assigning unique identification numbers to new user accounts and groups in a computing environment with multiple registries

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