JPH10303191A - 均一誘電層の沈積法 - Google Patents
均一誘電層の沈積法Info
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- JPH10303191A JPH10303191A JP20782797A JP20782797A JPH10303191A JP H10303191 A JPH10303191 A JP H10303191A JP 20782797 A JP20782797 A JP 20782797A JP 20782797 A JP20782797 A JP 20782797A JP H10303191 A JPH10303191 A JP H10303191A
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Abstract
均一に沈積させる均一誘電層の沈積法を提供する。 【解決手段】上記課題を達成するために、本発明の均一
誘電層の沈積法は、(a)基板を供給するステップと、
(b)プラズマ補強化学蒸着法(PECVD)により、
前記基板上に第1の誘電膜材を沈積させるステップと、
(c)酸素プラズマを導入して、前記基板表面の電荷分
布の不均一現象を除去するステップと、(d)化学蒸着
法(CVD)により、前記酵素プラズマで処理した前記
第1の誘電膜上に第2の誘電膜材を沈積させて前記基板
上に均一厚さの誘電層を得るステップと、を備えてな
る。
Description
であり、特に半導体の製造プロセスに応用される均一誘
電層の沈積法である。
法は沈積法又は熱酸化法等の非沈積法で行われていた。
誘電層の沈積については、既に多くの多種多様の沈積法
が発展され、例えば早期の蒸着を始めとして、現在慣用
されている物理蒸着(PVD)又は化学蒸着(CVD)
等があり、その中にもCVD法が最も適用されている。
現在慣用されている誘電層の沈積法では、主としてCV
D沈積法を常圧CVD(APCVD)、第二常圧CVD
(SPCVD)、低圧CVD(LPCVD)及びプラズ
マ補強CVD(PECVD)に区分し、その使用される
含シリコン反応ガスの供給源としてシラン(SiH4)
又はテトラエチルオルソシリケート(TEOS)が使用
されている。
O2)誘電層のLPCVD沈積を行う沈積法は、ステッ
プカバレージが良好であることから、従来から半導体の
製造プロセスに広く応用されていた。しかしながら、所
要の反応温度がかなり高い(650〜750℃)ため、
400℃の温度下で行われるPECVD沈積に代りつつ
ある。一方、TEOSを利用して行われるAPCVD沈
積のプロセスでは、近年オゾンを通して反応を550℃
までに低下させた温度下で行わさせる方法が採られてい
る。
来のTEOSを使用したPECVD沈積プロセスの進行
後、その過程中イオンの衝撃を受けて発生された表面電
荷の残留により、続いてTEOSを使用しオゾンを通し
たAPCVD又はSACVDの誘電層沈積プロセス中に
沈積速度の不均一を来たし、ウェハ上に沈積された誘電
層の厚さがウェハの円心からの距離に従って違ってしま
い、後続プロセスの進行がスムーズに運べないという不
都合が存在していた。
布の不均一現象を除去し、誘電層を均一に沈積させる均
一誘電層の沈積法を提供することを主たる目的とするも
のである。
に本発明の均一誘電層の沈積法は、(a)基板を供給す
るステップと、(b)プラズマ補強化学蒸着法(PEC
VD)により、前記基板上に第1の誘電膜材を沈積させ
るステップと、(c)酸素プラズマを導入して、前記基
板表面の電荷分布の不均一現象を除去するステップと、
(d)化学蒸着法(CVD)により、前記酵素プラズマ
で処理した前記第1の誘電膜上に第2の誘電膜材を沈積
させて前記基板上に均一厚さの誘電層を得るステップ
と、を備えてなり、これにより上記の課題を解決しよう
とするものである。
層を形成する方法において前記基板は、その上にポリシ
リコンゲート構造を有するシリコン基板である。
層を形成する方法において、前記プラズマ補強化学蒸着
法はテトラエチルオルソシリケート(TEOS)を反応
ガスの供給源として、前記第1の誘電膜材を前記基板上
に沈積させる方法である。
層を形成する方法において、前記第1の誘電膜材は二酸
化珪素である。
プ(c)において導入された酸素プラズマの圧力は3〜
14torr、好ましくは8.2torrである。
プ(d)において使用された化学蒸着法は、オゾンを添
加した常圧化学蒸着法と、オゾンを添加した第二常圧化
学蒸着法との中から一つ選んで使用され、テトラエチル
オルソシリケート(TEOS)を反応ガスの供給源とし
て、第2の誘電膜材を前記第1の誘電膜上に沈積させる
方法である。
誘電膜材は二酸化珪素である。
リコン基板を供給し、沈積される誘電層が二酸化珪素で
あり、使用される反応ガスの供給源としてテトラエチル
オルソシリケート(TEOS)を用い、PE/TEOS
プロセス後3〜14torr、好ましくは8.2tor
rの酸素プラズマを導入することにより、残留電荷分布
の不均一現象が除去され、後続のO3/TEOSプロセ
スにおける厚さの均一性が改善されることから、誘電層
が均一に沈積される。
発明の実施形態を説明する。
て、よくPECVD/TEOS沈積プロセスに、オゾン
を通すAPCVD/TEOS又はSACVD/TEOS
沈積プロセスを附加して、例えば二酸化珪素誘電層の沈
積が行われているが、O3/TEOSプロセスの厚さの
均一性がその下のPE/TEOS層に密接に関連するこ
とはこの分野の業者のよく知るところである。そして上
記に説明されているようにPE/TEOSプロセス後に
残留された電荷はウェハに沈積された誘電層の厚さをウ
ェハの円心から離れた距離に従って違わせるので、後続
の製造プロセスが困難になる。これを改善するために本
発明の均一誘電層の沈積法が提供される。
(b)プラズマ補強化学蒸着法(PECVD)により、
前記基板上に第1の誘電膜材を沈積させるステップと、
(c)酸素プラズマを導入して、前記基板表面の電荷分
布の不均一現象を除去するステップと、(d)化学蒸着
法(CVD)により、前記酵素プラズマで処理した前記
第1の誘電膜上に第2の誘電膜材を沈積させて前記基板
上に均一厚さの誘電層を得るステップと、を備えてなる
均一誘電層の沈積法を提供することにより、図1の曲線
A及び図2の曲線Cに示されるように電荷分布の良好な
均一性が得られた。
理された後に得られた誘電層と従来の誘電層とを表面電
荷分析機により測定して得た酸化電荷分布比較図であ
り、その図中、基板とプラズマ出口との距離が280m
ilsの場合において、曲線Aは本発明方法により圧力
8.2torr下で形成され、曲線Bは従来の圧力1t
orr下で形成された酸化電荷分布を示している。
後に得られた誘電層と従来の誘電層とを表面電荷分析機
により測定して得た酸化電荷分布比較図であり、その図
中、基板とプラズマ出口との距離が780milsの場
合において、曲線Cは本発明方法により圧力8.2to
rr下で形成され、曲線Dは従来の圧力1torr下で
形成された酸化電荷分布を示している。
線Cの表示から本発明の方法による均一誘電層の沈積が
裏付けられる。
シリコン基板を供給し、沈積される誘電層が二酸化珪素
であり、使用される反応ガスの供給源としてテトラエチ
ルオルソシリケート(TEOS)を用い、PE/TEO
Sプロセスの経過後、3〜14torr、好ましくは
8.2torrの酸素プラズマを導入することにより、
残留電荷分布の不均一現象が除去され、後続のO3/T
EOSプロセスにおける厚さの均一性が改善されること
から、誘電層が均一に沈積される。当然ながら、上記の
沈積において使用されるプラズマは、N2Oプラズマ又
はN2プラズマに置換してもよい。
層と従来の誘電層とを表面電荷分析機により測定して得
た酸化電荷分布比較図である。図2は同じく本発明の方
法により処理された後に得られた誘電層と従来の誘電層
とを表面電荷分析機により測定して得た酸化電荷分布比
較図である。
Claims (7)
- 【請求項1】(a)基板を供給するステップと、(b)
プラズマ補強化学蒸着法(PECVD)により、前記基
板上に第1の誘電膜材を沈積させるステップと、(c)
酸素プラズマを導入して、前記基板表面の電荷分布の不
均一現象を除去するステップと、(d)化学蒸着法(C
VD)により、前記酸素プラズマで処理した前記第1の
誘電膜上に第2の誘電膜材を沈積させて前記基板上に均
一厚さの誘電層を得るステップと、を備えてなる均一誘
電層の沈積法。 - 【請求項2】前記基板はその上にポリシリコンゲート構
造を有するシリコン基板である、請求項1に記載の均一
誘電層の沈積法。 - 【請求項3】前記ステップ(b)における前記プラズマ
補強化学蒸着法は、テトラエチルオルソシリケート(T
EOS)を反応ガスの供給源として、前記第1の誘電膜
材を前記基板上に沈積させる、請求項1に記載の均一誘
電層の沈積法。 - 【請求項4】前記第1の誘電膜材は二酸化珪素である、
請求項3に記載の均一誘電層の沈積法。 - 【請求項5】前記ステップ(c)において導入された酸
素プラズマの圧力は3〜14torr、好ましくは8.
2torrである、請求項1に記載の均一誘電層の沈積
法。 - 【請求項6】前記ステップ(d)において使用された化
学蒸着法はオゾンを添加した常圧化学蒸着法と、オゾン
を添加した第二常圧化学蒸着法との中から一つ選んで使
用され、テトラエチルオルソシリケート(TEOS)を
反応ガスの供給源として、第2の誘電膜材を前記第1の
誘電膜上に沈積させる、請求項1に記載の均一誘電層の
沈積法。 - 【請求項7】前記第2の誘電膜材は二酸化珪素である、
請求項8に記載の均一誘電層の沈積法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
TW86105753A TW389963B (en) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | Method of depositing uniform dielectric layers |
TW86105753 | 1997-04-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10303191A true JPH10303191A (ja) | 1998-11-13 |
JP3230185B2 JP3230185B2 (ja) | 2001-11-19 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20782797A Expired - Fee Related JP3230185B2 (ja) | 1997-04-30 | 1997-08-01 | 均一誘電層の沈積法 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3230185B2 (ja) |
TW (1) | TW389963B (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001077104A (ja) * | 1999-09-07 | 2001-03-23 | Miyazaki Oki Electric Co Ltd | 半導体装置の層間絶縁膜の形成方法 |
JP2015501551A (ja) * | 2011-11-16 | 2015-01-15 | ウォニック アイピーエス カンパニー リミテッド | 薄膜の製造方法 |
JP2017147438A (ja) * | 2015-12-21 | 2017-08-24 | エスピーティーエス テクノロジーズ リミティド | 接着向上法 |
-
1997
- 1997-04-30 TW TW86105753A patent/TW389963B/zh not_active IP Right Cessation
- 1997-08-01 JP JP20782797A patent/JP3230185B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|---|---|---|
JP2001077104A (ja) * | 1999-09-07 | 2001-03-23 | Miyazaki Oki Electric Co Ltd | 半導体装置の層間絶縁膜の形成方法 |
JP2015501551A (ja) * | 2011-11-16 | 2015-01-15 | ウォニック アイピーエス カンパニー リミテッド | 薄膜の製造方法 |
JP2017147438A (ja) * | 2015-12-21 | 2017-08-24 | エスピーティーエス テクノロジーズ リミティド | 接着向上法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3230185B2 (ja) | 2001-11-19 |
TW389963B (en) | 2000-05-11 |
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