JPH10303095A - 縮小投影レンズ系 - Google Patents

縮小投影レンズ系

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JPH10303095A
JPH10303095A JP9105793A JP10579397A JPH10303095A JP H10303095 A JPH10303095 A JP H10303095A JP 9105793 A JP9105793 A JP 9105793A JP 10579397 A JP10579397 A JP 10579397A JP H10303095 A JPH10303095 A JP H10303095A
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JP
Japan
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crossover
deflector
sample
deflectors
projection lens
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JP9105793A
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Mamoru Nakasuji
護 中筋
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Nikon Corp
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子線投影レンズ系において、軸外の結像
特性を良くするために、必要な条件を満たす磁場を加え
て光軸をシフトさせる方法がある。しかし、この方法で
は偏向歪みによる像の劣化が問題となる。本発明は光軸
をシフトさせる電子レンズ光学系において、収差の少な
い、安定に作動するレンズ系を提供する事を目的とす
る。 【解決手段】 主光線を大きく偏向する事を避ける為
に、複数の偏向器で少しづつ偏向させ、同時に軌道と光
軸が一致するように磁場を制御した。他の方法として
は、長い軸距離上で偏向させる事により、偏向角を小さ
くした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は4GDRAM以降の
高密度・微細パターンを高スループットで形成する装置
に用いる縮小投影レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の高精細パタ−ンを高スル
−プットをもって形成する技術としては、対称磁気ダブ
レット方式のレンズ(例えば、M.B.Heritage "Electro
n-projection microfabrication system" J.Vac.Sci.T
echol. Vol.12, No.6; 1975 P.1135) 、MOL方式( 例
えば、H.Ohiwa "Design of electron-beam scanning sy
stem using the moving objective lens", J.Vac.Sci.T
ecnol. 15, 1978; P.849-85 )、VAL方式(H.C. Pfei
ffer G.O. Langer and M.Sturans "Variable axis le
ns for electron beams" Appl.Phys.Lett. 39(9), No
v. 1981; p. 775-776,PREVAIL方式(H.C. Pfei
ffer "Projection exposure with VariableAxis Immers
ion Lenses: A High-Throughput Electron Beam Approa
ch to “Suboptical" Lithography" Jpn. . Appl.Phy
s. Vol. 34 Pt.1 No.12B 1995; P.6685-6662)等のレ
ンズが公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の対称磁気ダブレ
ット方式のレンズでは、光軸上の収差はかなり広い像面
視野にわたって小さいが、開口が大きくなると像面湾曲
及びフィ−ルド非点が大きくなって実用的ではなく、開
口を小さくすると電子−電子相互作用による像のボケが
大きくなり、これを避けるために電流を下げるとスル−
プットが低下するという問題があった。またPREVA
ILあるいはMOLでは光軸をシフトして光軸を軌道に
合わせる事により大きい開口で収差の少ない光学系が実
現でき高スル−プットで像形成が出来るが、前段レンズ
の光軸上のビームをクロスオ−バ点に向ける偏向器が1
個、クロスオ−バ点を出たビ−ムを後段レンズの光軸に
平行に向ける偏向器がそれぞれ1個しかないため、一個
の偏向器でビームを大きく曲げる必要があった。この為
に光軸のシフト量を大きく取ると偏向歪みが大きくなっ
て偏向収差の問題を生じることになる。そこで本発明で
は、開口角を大きく取ることができ、偏向歪が小さく、
安定なビームが得られ、従って高密度・高精細パタ−ン
を高スル−プットで形成出来る縮小投影レンズを提供す
る事を目的とする。
【0004】尚、本明細書においては、構成要素の配置
に関して電子線源に近い方を前段(後述の図1ではzの
値が小さい方を前段)、試料に近い方を後段(図1では
zの値の大きい方を後段)としている。
【0005】
【課題を解決する為の手段】上記問題点の解決の為に本
発明では以下に述べる手段を用いた。第1の手段とし
て、レチクル上の主視野を複数の副視野に分割し、第
1、第2の投影レンズにより各副視野を縮小率1/Mで
試料上に転写する装置の縮小投影レンズ系であって、レ
チクルと試料間をM:1に内分する点がクロスオーバで
あり、上記第1、第2レンズのクロスオーバ側のボーア
径の比、第1、第2レンズのクロスオ−バとは反対側の
ボ−ア径の比、あるいは第1、第2レンズのレンズギャ
ップの比のうち少なくともひとつがM:1の関係になっ
ているレンズ系において、レチクルとクロスオーバの間
にJ(J≧2)個の偏向器を設け、該偏向器により光軸
を軌道にほぼ一致させる磁場とビ−ムをクロスオ−バ開
口の中心を通るように偏向する磁場を発生させ、クロス
オ−バと試料の間にJ’(J’≧2)個の偏向器を設
け、該偏向器により光軸を軌道に一致させる磁場とビ−
ムを試料面に垂直になるように偏向する磁場を発生させ
る事とした。
【0006】第2の手段として、レチクル上の主視野を
複数の副視野に分割し、第1、第2の投影レンズにより
各副視野を縮小率1/Mで試料上に転写する装置の縮小
投影レンズ系であって、レチクルと試料間をM:1に内
分する点がクロスオーバであり、上記第1、第2レンズ
のクロスオーバ側のボーア径の比、第1、第2レンズの
クロスオ−バとは反対側のボ−ア径の比、あるいは第
1、第2レンズのレンズギャップの比の少なくともひと
つがM:1の関係になっているレンズ系において、第1
レンズのレチクル側の磁極近傍に第1の偏向器を設け、
該第1の偏向器により光軸を副視野から出た主光線にほ
ぼ一致させるための磁場と該主光線を偏向して前記クロ
スオ−バを通る軌道にのせるための磁場を発生させ、該
第1の偏向器とクロスオ−バの間にJ(J≧2)個のV
AL偏向器を設けて光軸を該軌道にほぼ一致させるため
の磁場を発生させ、クロスオ−バと第2レンズの試料側
の磁極近傍の間にJ’(J’≧2)個のVAL偏向器と
第2の偏向器をこの順に設け、該VAL偏向器により光
軸を軌道にほぼ一致させる磁場を発生させ、第2の偏向
器によりクロスオ−バを通った軌道が試料の所定の位置
に垂直に入射するようにするための磁場と光軸を軌道に
合わせる為の磁場を発生させるようにした。
【0007】第3の手段として、第1の手段または第2
の手段において、各レンズのクロスオーバ側のボーア径
は他の側のボーア径の1/2より小さい事とした。第4
の手段として、第1の手段乃至第3の手段において、J
=J’であることとした。第5の手段として、第4の手
段において、クロスオーバを中心として、クロスオーバ
からレチクル側へn個目の偏向器またはVAL偏向器の
コアまたはコイルの内径はクロスオーバから試料側へn
個目の偏向器またはVAL偏向器のコアまたはコイルの
内径のM倍であることとした。
【0008】第6の手段として、第4の手段又は第5の
手段において、クロスオーバからレチクル側へ数えてn
個目の偏向器またはVAL偏向器のコアまたはコイルの
クロスオ−バ迄の距離は、クロスオーバから試料側へ数
えてn個目の偏向器またはVAL偏向器のコアまたはコ
イルのクロスオ−バ迄の距離のM倍であることとした。
【0009】第7の手段として、第4乃至6の手段にお
いて、クロスオーバからレチクル側と試料側へ数えてn
個目の2つの偏向器またはVAL偏向器の励磁条件とし
て、アンペア・タ−ン数が等しく、且つ発生する磁場が
逆向きになるように電流を流すこととした。第8の手段
として、第7の手段において、クロスオーバからレチク
ル側と試料側へ数えてn個目の2つの偏向器またはVA
L偏向器を同一の電源で駆動することとした。
【0010】第9の手段として、第1または第3または
第4乃至8の手段において、上記J個の偏向器はそれぞ
れほぼ等しい偏向量を有する事とした。第10の手段と
して、第1または第の手段において、上記J’個の偏向
器はそれぞれほぼ等しい偏向量を有する事とした。尚、
本明細書中の副視野、主視野に関するより詳細な記述に
関しては、本発明人の出願になる特願平07−3383
72を参照。また、本願発明でいう対称磁気ダブレット
条件(SMD条件)とは、 マスク側のレンズの主平面はマスクとクロスオ−バ
−の中点にあり、試料側のレンズの主平面は試料とクロ
スオ−バ−の中点にある。 クロスオ−バ−を中心とした試料側のレンズのN倍
の相似形はマスク側のレンズとクロスオ−バ−を中心と
して点対称になる。 結像場励磁条件として、互いにAT数の絶対値が等
しく、電流の向きが互いに逆である、をいう。
【0011】又、本願発明でいうVAL条件(光軸を軌
道に一致させる条件)とは、光軸上での光軸方向(ここ
ではZ方向とする)の磁場成分をBz (z)とし、新に
光軸をX方向(Z軸に垂直方向)にXoだけシフトさせ
る時、シフトの為にX方向に加える磁場が、 Bx (z)=−(1/2)*Xo*(dBz(z)/d
z) を含むことをいい、VAL偏向器とは、電子線を偏向さ
せる機能はないが、上記VAL条件を満たす磁場を発生
する偏向器をいう。
【0012】
【発明実施の形態】本発明においては副視野一個分のビ
ームはJ個又はJ’個の偏向器により偏向され、1つの
偏向器では少しずつしか偏向されないので、偏向歪が小
さくなる。また、偏向器は前段、後段の2つが対を形成
し、幾何学的な寸法、クロスオ−バからの距離に関して
所定の条件を満足し、励磁制御に関しても同一の制御電
源が使用されているので例えば前段の偏向器でXの+の
方向へビームがシフトする方向へ電源が変動すると、後
段の偏向器ではXの−方向へビームがシフトする方向に
振られ、互いに逆方向であるから変動が相殺されて小さ
い変動しか生じなく、電源の安定度の許容値が大きい。
また、ビーム軌道と偏向器が作る磁場の関係がクロスオ
ーバの上と下で縮小率倍の差があるが互いに同じ関係に
なるので、偏向収差が上と下で互いに打消し合うので偏
向歪を小さくできる。
【0013】また、別の形態においては、前段のレンズ
のレチクル側の磁極近傍に第1の偏向器を設け、これに
よりクロスオ−バを通る軌道を形成し、且つVAL偏向
器により光軸をこの軌道にほぼ一致させることにより軌
道偏向の偏向器は1つであるが、偏向角度を従来例より
も小さく出来るために偏向収差を小さく出来る。いずれ
の場合にも、レンズはレンズ位置を除き対称磁気ダブレ
ット条件を満たしているため、軸上の副視野の転写では
収差は小さく、VAL条件を満足する偏向器をレンズの
内部やその近傍に備えている為に、レンズ中心軸からは
ずれた副視野についても光軸と軌道が一致しているため
収差は小さい。
【0014】更に、レンズのボ−ア径に関しても、1方
が他方の1/2以下に成っているので互いの磁場の干渉
がなく、対称条件がくずれることがない。
【0015】
【実施例】図1は本発明の第1の手段及びその改良手段
の実施例を示すものであり、縮小投影レンズ系の断面図
である。なお、縮小率は1/4である。マスク1は形成
しようとする1チップ分の4倍の拡大マスクが複数の主
視野に分割して形成されている。各主視野はさらに複数
の副視野に分割され、一度に1個の副視野が転写され
る。第1レンズ2と第2レンズ3はボーア径とレンズギ
ャップに関しては対称磁気ダブレットの条件を満たして
いる。即ちレンズの寸法は第1レンズ2は第2レンズ3
の4倍の寸法に設計されている。レンズ2のクロスオー
バ側の磁極のボーア径はレチクル側の磁極のボーア径の
1/2.5の大きさに設計した。第2レンズについても
クロスオーバ側の磁極のボーア径は試料側のボーア径の
1/2.5にした。第1レンズ2と第2レンズ3は軸上
磁場の向きが互いに逆方向になるような向きの電流が流
されている。この2つのレンズは同一の電源で直列に電
流が流れるよう設計されている。偏向コイルはレチクル
からクロスオーバ迄に4個とクロスオーバから試料5の
間に4個設けられている。各偏向器にはレンズの軸を軌
道に一致させるための偏向コイルとビームをクロスオ−
バ開口の中心を通すように偏向する偏向コイルが設けら
れている。偏向コイルの寸法は6と7、8と9、10と
11及び13と14では4:1の寸法比に作られてい
る。クロスオーバからこれらのコイル迄の距離は上に述
べたように4:1の比率になっている。また、これらの
対のコイルは同じ電源でシリーズに電流が流れるよう結
線されている。次に、この系での制御、作用、結果の例
を示す。偏向器10が作るVAL磁界によりレンズの光
軸は転写される副視野の中心を通るようにシフトされ、
従って、レチクル1からレンズの中心軸に平行に出射し
た主光線は光軸上を進む事になる。そして偏向器10に
設けられた別のコイルによって少しレンズの中心軸方向
に偏向される。偏向器8の位置に来ると軌道が少し中心
軸に近づいているため、偏向器8のコイルのVAL動作
によって光軸を軌道に合わせ、且つさらに主光線の軌道
をさらに中心軸方向へ偏向する。同様の光軸シフト及び
偏向を偏向器6及び13について行いクロスオーバアパ
ーチャ4の中心を通るよう制御する。クロスオーバ4は
レチクル1と試料5を4:1に内分する位置である。偏
向器14、7、9、11が持つ光軸をシフトする作用と
主光線を中心軸に平行な方向へ偏向する作用を制御する
事により、クロスオーバ4を通過した主光線は試料5に
垂直に入射すると同時に、放射方向(副視野の並びの方
向)はレチクル副視野位置の1/4の位置、方位角方向
(ψ方向)は180°の位置に入射する。
【0016】次に、同様な配置の図2を用いて、第2の
手段及びその改良手段の制御、作用、結果の例を示す。
レンズ1及びレンズ2の構成、励磁法については先の例
と同じであるが、偏向器に関しては、第1の偏向器2
0、VAL偏向器18、16、23が配置され、更にV
AL偏向器24、17、19、第2の偏向器21が配置
されている。VAL偏向コイルはレチクルからクロスオ
ーバ迄に3個とクロスオーバから試料5の間に3個設け
られている。第1の偏向器のコイルと第2の偏向器のコ
イルの寸法、及びVAL偏向コイル20と21、18と
19、16と17、23と24の寸法は4:1の寸法比
に作られている。クロスオーバからこれらのコイル迄の
距離は上に述べた様に4:1の比率になっている。ま
た、これらの対のコイルは同じ電源でシリーズに電流が
流れるよう結線されている。偏向器20が作るVAL磁
界によりレンズの光軸は転写される副視野の中心を通る
ようにシフトされ、従って、レチクル1からレンズの中
心軸に平行に出射した主光線は光軸上を進む事になる。
そして偏向器20に設けられた別のコイルによって主光
線が所定のクロスオ−バを通る軌道に乗るように磁場が
発生される。偏向器18の位置に来ると軌道が少し中心
軸に近づいているため、VAL偏向器18のコイルのV
AL動作によって光軸を軌道に合わせ、同様の光軸シフ
トをVAL偏向器16及び23について行う。クロスオ
ーバ4はレチクル1と試料4を4:1に内分する位置で
ある。クロスオーバ4を通過した主光線はVAL偏向器
24、17、19によりシフトされた光軸と一致してい
る軌道を通って最終段の偏向器21に入射する。この偏
向器によって主光線が試料面に垂直になるように偏向さ
れる。勿論この位置でもVAL条件が満たされている。
先の場合と同様、入射位置は放射方向(副視野の並びの
方向)はレチクル副視野位置の1/4の位置、方位角方
向(ψ方向)は180°の位置である。上記のように副
視野の転写を行うと、高精度なパタ−ンが高いスル−プ
ットをもって、安定に形成される。
【0017】
【発明の効果】以上説明したような縮小投影レンズ系を
用いると、光軸をシフトして実質的な低収差領域を拡大
して高スル−プットを目指すレンズ系に生じる、偏向歪
みに起因する像の収差が低減され、高精細像を高スル−
プットで達成できる。また、個々の構成要素が互いに諸
変動に対して変動を打ち消し合う様に設計されているの
で、制御安定性も高いものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の縮小投影レンズ系の断面図。
【図2】本発明の他の実施例の縮小投影レンズ系の断面
図。
【符号の説明】
1 ・・・・ レチクル 2 ・・・・ 第1の投影レンズ 3 ・・・・ 第2の投影レンズ 4 ・・・・ クロスオ−バ 5 ・・・・ 試料 6、7、8、9、10、11、13、14 ・・・・
偏向器 12 ・・・・ 電子線の主光線の軌道 16、17、18、19、23、24 ・・・ VAL
偏向器 20、21 ・・・・ 偏向器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レチクル上の主視野を複数の副視野に分
    割し、第1、第2の投影レンズにより各副視野を縮小率
    1/Mで試料上に転写する装置の縮小投影レンズ系であ
    って、レチクルと試料間をM:1に内分する点がクロス
    オーバであり、上記第1、第2レンズのクロスオーバ側
    のボーア径の比、第1、第2レンズのクロスオ−バとは
    反対側のボ−ア径の比、あるいは第1、第2レンズのレ
    ンズギャップの比のうち少なくともひとつがM:1の関
    係になっているレンズ系において、レチクルとクロスオ
    ーバの間にJ(J≧2)個の偏向器を設け、該偏向器に
    より光軸を軌道にほぼ一致させる磁場とビ−ムをクロス
    オ−バ開口の中心を通るように偏向する磁場を発生さ
    せ、クロスオ−バと試料の間にJ’(J’≧2)個の偏
    向器を設け、該偏向器により光軸を軌道に一致させる磁
    場とビ−ムを試料面に垂直になるように偏向する磁場を
    発生させる事を特徴とする縮小投影レンズ。
  2. 【請求項2】 レチクル上の主視野を複数の副視野に分
    割し、第1、第2の投影レンズにより各副視野を縮小率
    1/Mで試料上に転写する装置の縮小投影レンズ系であ
    って、レチクルと試料間をM:1に内分する点がクロス
    オーバであり、上記第1、第2レンズのクロスオーバ側
    のボーア径の比、第1、第2レンズのクロスオ−バとは
    反対側のボ−ア径の比、あるいは第1、第2レンズのレ
    ンズギャップの比のうち少なくともひとつがM:1の関
    係になっているレンズ系において、第1レンズのレチク
    ル側の磁極近傍に第1の偏向器を設け、該第1の偏向器
    により光軸を副視野から出た主光線にほぼ一致させるた
    めの磁場と該主光線を偏向して前記クロスオ−バを通る
    軌道にのせるための磁場を発生させ、該第1の偏向器と
    クロスオ−バの間にJ(J≧2)個のVAL偏向器を設
    けて光軸を該軌道にほぼ一致させるための磁場を発生さ
    せ、クロスオ−バと第2レンズの試料側の磁極近傍の間
    にJ’(J’≧2)個のVAL偏向器と第2の偏向器を
    この順に設け、該VAL偏向器により光軸を軌道にほぼ
    一致させる磁場を発生させ、第2の偏向器によりクロス
    オ−バを通った軌道が試料の所定の位置に垂直に入射す
    るようにするための磁場と光軸を軌道に合わせる為の磁
    場を発生させる事を特徴とする縮小投影レンズ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において各レンズのク
    ロスオーバ側のボーア径は他の側のボーア径の1/2よ
    り小さいことを特徴とする縮小投影レンズ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3において、J=J’であ
    ることを特徴とする縮小投影レンズ。
  5. 【請求項5】 請求項4において、クロスオーバを中心
    として、クロスオーバからレチクル側へn個目の偏向器
    またはVAL偏向器のコアまたはコイルの内径はクロス
    オーバから試料側へn個目の偏向器またはVAL偏向器
    のコアまたはとコイルの内径のM倍であることを特徴と
    する縮小投影レンズ
  6. 【請求項6】 請求項4又は5において、クロスオーバ
    からレチクル側へ数えてn個目の偏向器またはVAL偏
    向器のコアまたはコイルのクロスオ−バ迄の距離は、ク
    ロスオーバから試料側へ数えてn個目の偏向器またはV
    AL偏向器のコアまたはコイルのクロスオ−バ迄の距離
    のM倍であることを特徴とする縮小投影レンズ。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至6において、クロスオーバ
    からレチクル側と試料側へ数えてn個目の2つの偏向器
    またはVAL偏向器の励磁条件として、アンペア・タ−
    ン数が等しく、且つ発生する磁場が逆向きになるように
    電流を流すことを特徴とする縮小投影レンズ。
  8. 【請求項8】 請求項7において、クロスオーバからレ
    チクル側と試料側へ数えてn個目の2つの偏向器または
    VAL偏向器を同一の電源で駆動することを特徴とする
    縮小投影レンズ。
  9. 【請求項9】 請求項1または3または4乃至8におい
    て、上記J個の偏向器はそれぞれほぼ等しい偏向量を有
    する事を特徴とする縮小投影レンズ。
  10. 【請求項10】 請求項1または3において、上記J’
    個の偏向器はそれぞれほぼ等しい偏向量を有する事を特
    徴とする縮小投影レンズ。
JP9105793A 1997-04-23 1997-04-23 縮小投影レンズ系 Pending JPH10303095A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6838682B2 (en) 2002-12-20 2005-01-04 Hitachi High-Technologies Corporation Electron beam exposure equipment and electron beam exposure method
JP2005043227A (ja) * 2003-07-22 2005-02-17 Kobe Steel Ltd 分析装置用磁場発生装置

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