JPH10302920A - 接続コネクタ - Google Patents

接続コネクタ

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JPH10302920A
JPH10302920A JP12311597A JP12311597A JPH10302920A JP H10302920 A JPH10302920 A JP H10302920A JP 12311597 A JP12311597 A JP 12311597A JP 12311597 A JP12311597 A JP 12311597A JP H10302920 A JPH10302920 A JP H10302920A
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JP
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connector
cable
connection
branch
core
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JP12311597A
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English (en)
Inventor
Akira Ito
彰 伊藤
Takeshi Nakamura
健 中村
Hidenobu Shiki
英伸 志岐
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Kajima Corp
Daiden Co Inc
Original Assignee
Kajima Corp
Daiden Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 建設工事における作業用仮設電源の設置用コ
ネクタに関し、コンパクト化を図り、ケーブルにおける
複数の心線端部をコネクタ内で所定の配置に保持し、放
熱能力を向上させ、作業能率向上を図る。 【解決手段】 ケーブル2及び分岐ケーブル3の各心線
2a、2b、3a、3bを接続コネクタ1内部において
分岐接続させた状態で一体に配設すると共に接続コネク
タ内にスペーサ12を配設して心線端部の配置を一定に
保つことにより、ケーブルの各心線端部に分岐ケーブル
側から力が加わってもコネクタ内で心線端部及び接続部
が動かず、心線に流れる電流により分岐部分及び接続部
に発生する熱がスペーサを介して外部に逃げて、接続コ
ネクタ1内部に熱がこもらずコネクタの過熱・損傷が防
げ、多極化・コンパクト化が問題なく実現でき、コネク
タの使い勝手を著しく向上させられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル工事やビ
ル建設工事における作業用仮設電源の設置に使用される
電源ケーブル等の端部に配設され、コンパクトで且つ接
続作業性に優れる接続コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】トンネル工事やビル・マンション等の建
設工事においては、各部の作業で必要とする電力を所定
間隔又は各階ごとに仮設される分電盤から得るのが一般
的であった。従来、この分電盤への給電には、外部から
電力を供給される配電盤に始端を接続され、掘削の進行
あるいは工事の進捗に合わせて順次延長可能に形成さ
れ、各分電盤に接続する分岐ケーブルを途中で分岐させ
てなる仮設電源用ケーブルが用いられた。こうした仮設
電源用ケーブルでは、延長接続作業を容易にするため、
端部に接続コネクタが配設されている。このような従来
の接続コネクタの例を図7に示す。この図7は従来の接
続コネクタを用いた仮設電源用ケーブルの概略構成説明
図である。
【0003】前記図7において従来の接続コネクタ10
1は、外部からの電力供給元である配電盤70から順次
連結させて接続される仮設電源用ケーブル100の端部
に配設されてなる構成である。各接続コネクタ101に
T分岐コネクタ102を介して分岐ケーブル103の分
岐接続を行い、分岐ケーブル103が分電盤71に接続
される。仮設電源用ケーブル100の延長は、接続コネ
クタ101に他の仮設電源用ケーブル100の接続コネ
クタ104を直接接続して、あるいは中間にT分岐コネ
クタ102を介して接続して行われる。
【0004】上記した以外に、従来使用されていた他の
接続コネクタとして図8及び図9に示すものがある。こ
の図8は従来の他の接続コネクタの概略構成図、図9は
従来の他の接続コネクタを用いた仮設電源用ケーブルの
概略構成図である。
【0005】前記各図において従来の他の接続コネクタ
201は、両端の所定長を除く中間部分を束ねて一体化
される複数本の単心のケーブル202及び当該ケーブル
202から分岐させて各々配設される複数本の分岐ケー
ブル203とを備える仮設電源用ケーブル200の各ケ
ーブル端部に配設されてなる構成である。この接続コネ
クタ201が配設される仮設電源用ケーブル200にお
いては、接続コネクタ201から所定間隔離れた分岐部
204でケーブル202から分岐ケーブル203が分岐
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の接続コネクタは
以上のように構成されていたことから、各ケーブル端部
にそれぞれ対応して複数配設されることとなり、ケーブ
ル端部が複数のコネクタ及び分岐部分で乱雑になり、配
設スペースを多く必要とすると共に誤接続も起りやすい
という課題を有した。これに対し、各コネクタを一体化
した多極型のコネクタとし、且つコネクタ内に分岐部分
を内蔵してコンパクト化を図ろうとしても、ケーブルと
は異なる方向に延出する分岐ケーブルを支持する支持力
や分岐ケーブルの自重等の力が分岐部分に加わり、ケー
ブル端部の心線の正しい配置状態を偏移させるように作
用して、他のケーブルとの接続が正確且つ円滑に行えな
くなるという問題がある。加えて、コネクタの接続部分
に生じる熱と共に分岐部分においても若干の熱が発生す
るために、放熱量に比べて熱発生量が過大となってコネ
クタ内部に熱がこもりやすく、コネクタの温度が異常上
昇して接続に悪影響を及すといった問題もあり、コンパ
クト化が実現できないという課題を有した。
【0007】本発明は前記課題を解消するためになされ
たもので、コネクタの多極化及び分岐部分を内蔵するコ
ンパクト化を図ると共に、ケーブルにおける複数の心線
端部をコネクタ内で所定の配置に保持し、且つ放熱能力
を向上させることで接続位置ずれや過熱もなく、現場で
の接続作業におけるコネクタ取扱性に優れ、作業能率向
上を図れる接続コネクタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る接続コネク
タは、複数の絶縁電線を心線として絶縁体で被覆して一
体に形成されるケーブルの端部に配設され、当該ケーブ
ルと他のケーブルとを電気的に接続させる接続コネクタ
において、複数の絶縁電線を心線として絶縁体で被覆し
て一体に形成される分岐ケーブルの心線端部を前記ケー
ブルの端部近傍の各心線に接続してケーブルから分岐ケ
ーブルを分岐させる分岐部と、良熱伝導性又は高熱伝導
性を有する素材で形成され、前記ケーブルの端部におけ
る各心線を挿通させる複数の挿通部を所定間隔に配設さ
れてなり、前記各心線を平行に保持するスペーサと、前
記ケーブルの端部に配設され、前記他のケーブルの端部
に着脱自在に嵌合する接続部と、前記分岐部及びスペー
サを内部に収納し、且つ前記接続部を外部に面した状態
で保持する保護ケースとを備えるものである。このよう
に本発明においては、ケーブル及び分岐ケーブルの各心
線をコネクタ内部において分岐接続させた状態で一体に
配設すると共にコネクタ内にスペーサを配設して心線端
部の配置を一定に保つことにより、ケーブルの各心線端
部に分岐ケーブル側から力が加わってもコネクタ内で心
線端部及び接続部が動いたりしないこととなり、コネク
タ接続作業を円滑且つ確実に行うことができると共に、
心線に流れる電流により分岐部分及び接続部に発生する
熱がスペーサを介して外部に逃げることとなり、コネク
タ内部に熱がこもらずコネクタの過熱・損傷が防げるな
ど、多極化・コンパクト化が問題なく実現でき、コネク
タの使い勝手を著しく向上させられる。
【0009】また、本発明に係る接続コネクタは必要に
応じて、前記ケーブルの心線が、三相の交流電力を供給
する三本の電力線及び一本のアース線の計四本で構成さ
れてなり、前記スペーサが、アース線を中心に三本の電
力線がそれぞれ互いに等間隔で対称となる配置をなすよ
う挿通部を形成されてなるものである。このように本発
明においては、三本の電力線に対応する心線を等間隔に
配置することにより、接続部で各電力線に対応する心線
間の沿面距離を最大にすることとなり、絶縁性を向上さ
せることができる。また、同じ心線を用いる場合で最も
コネクタ断面積を小さくできる心線配置であることによ
り、コネクタ全体の一層のコンパクト化並びに軽量化が
図れ、取扱性を向上させられる。
【0010】また、本発明に係る接続コネクタは必要に
応じて、前記接続部が、接続される相方の他のケーブル
端部への対向面に空気抜き用孔を穿設され、前記保護ケ
ース内部に前記空気抜き用孔と連通する密閉空間を形成
されてなるものである。このように本発明においては、
接続部に空気抜き用孔を穿設し、この空気抜き用孔から
保護ケース内部側へ空気を流通させられることにより、
コネクタ接続によって接続部と他の幹線ケーブル端部と
に挟まれた空間に空気が閉込められて圧縮されても、空
気が空気抜き用孔を通じて保護ケース内部側に移動でき
ることとなり、接続の際に接続部前面の空間の圧力が過
度に高くならず、コネクタを軽い力でスムーズに接続で
きて作業性が向上すると共に、接続されたコネクタ内部
で一様に内圧が高まることにより、外部から水を浸入し
にくくして水密性をより高められる。
【0011】また、本発明に係る接続コネクタは必要に
応じて、前記接続部に着脱自在且つ接続部を密封可能に
形成されるコネクタキャップを備えるものである。この
ように本発明においては、接続部がコネクタ不使用の場
合にコネクタキャップを装着されて保護されることによ
り、コネクタの電気的接続部分の劣化を防いで長期且つ
多数回の使用が可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1〜図6に基づいて説明する。本実施の形態では、トン
ネル工事に使用する仮設電源用ケーブルの端部に配設す
る例を示す。この図1は本実施の形態に係る接続コネク
タの接続状態図、図2は本実施の形態に係る接続コネク
タを配設した仮設電源用ケーブルの概略構成図、図3は
本実施の形態に係る接続コネクタの概略構成説明図、図
4は本実施の形態に係る接続コネクタ及び対応するオス
コネクタの各部概略構成図、図5は本実施の形態に係る
接続コネクタの斜視図、図6は本実施の形態に係る接続
コネクタの接続説明図である。
【0013】前記各図において本実施の形態に係る接続
コネクタ1は、四心のケーブル2の端部近傍の各心線2
a、2bに同じく四心の分岐ケーブル3の各心線3a、
3b端部を接続してケーブル2から分岐ケーブル3を分
岐させる分岐部11と、良熱伝導性で機械的強度の高い
アルミ素材の略円柱体で形成され、前記ケーブル2の端
部における各心線2a、2bを挿通させる複数の挿通部
12aを所定間隔に配設されてなり、前記各心線2a、
2bを平行に保持するスペーサ12と、前記ケーブル2
の端部に配設され、他のケーブル端部のオスコネクタ4
に着脱自在に嵌合する接続部13と、前記分岐部11及
びスペーサ12を内部に収納し、且つ前記接続部13を
外部に面した状態で保持する保護ケース14とを備える
構成である。
【0014】前記スペーサ12は、保護ケース14内に
配設されてケーブル2の各心線2a、2bを所定間隔で
平行に貫通させて保持するアルミ製の略円柱状体で形成
される構成である。また、スペーサ12には、心線2
a、2bの通る挿通部12aとは別に貫通する空気抜き
用孔12bが複数形成されている。
【0015】前記接続部13は、ケーブル2の心線2
a、2bの導体2d、2eに電気的に接続されてコネク
タ先端部に配設され、他のケーブルに連結・接続される
四本のメス端子13a、13bと、これらメス端子13
a、13bを貫通させた状態で直接支えるゴムスペーサ
13cと、前記メス端子及びゴムスペーサを内部に収容
する略円筒体に形成されて保護ケース14先端に配設さ
れ、他のケーブル端部のオスコネクタ4を嵌合させる嵌
合金具13dとを備える構成である。また、ゴムスペー
サ13cには、スペーサ12に対応する空気抜き用孔1
3eが複数形成されている。前記スペーサ12において
アース線である心線2bを中心として他の三本の電力線
である心線2aがそれぞれ互いに等間隔をなす対称配置
となると共に、これら心線2a、2bに接続するメス端
子13a、13bについても接続部13においてメス端
子13bを中心として残りの三本のメス端子13aがそ
れぞれ互いに等間隔をなして対称に配設されることによ
り、各電力線に対応するメス端子13a間の沿面距離を
最大にすることとなり、絶縁性を向上させることができ
る。また、最も占有断面積を小さくできる心線配置とし
て、保護ケース14のコンパクト化も図っている。
【0016】前記保護ケース14は、機械的強度の高い
アルミ製の略筒状に形成され、保護ケース14内部にお
いて、分岐ケーブル3の各心線3a、3bの導体3d、
3eが対応するケーブル2の心線2a、2bの導体2
d、2eに圧着スリーブ11aで圧着されてなる分岐部
11を収納している。この保護ケース14外側は塩化ビ
ニール製の防水カバー15で被覆され、この防水カバー
15はケーブル2及び分岐ケーブル3の各絶縁体2c、
3cと完全に接着して防水性を確保すると共に、コネク
タ内外の絶縁を確実にしている。
【0017】本発明の接続コネクタ1を配設されるケー
ブル2は、長さ約40mの四心ケーブルで、三相の交流
電力を供給する電力線に対応する三本の心線2a及びア
ース線に対応するより細い一本の心線2bが絶縁体2c
で一括して被覆されて一体に形成される構成である。こ
のケーブル2の一端側に接続コネクタ1が、他端側には
前記接続コネクタ1と接続可能なオスコネクタ4がそれ
ぞれ配設される構成である。
【0018】前記オスコネクタ4は、略筒状に形成さ
れ、外部と内部を絶縁するアルミ製の保護ケース4a
と、この保護ケース4a内に配設されてケーブル2の各
心線2a、2bを所定間隔で平行に保持するアルミ製の
略円柱状体であるスペーサ4bと、保護ケース4a外周
に摺動及び回動自在に装着され、前記接続コネクタ1の
嵌合金具13d外周に締付け固定可能な略円筒状の固定
金具4cと、ケーブル2の心線2a、2bの導体2d、
2eに接続されてコネクタ先端部に配設され、前記メス
端子13a、13bにそれぞれ対応するオス端子4d、
4eと、これらオス端子4d、4eを貫通させた状態で
直接支えるゴムスペーサ4fとを備える構成である。こ
のオスコネクタ4内部においても、前記接続コネクタ1
同様にアース線である心線2b中心に他の三本の電力線
である心線2aをそれぞれ互いに等間隔をなす対称配置
とし、且つ、これら心線2a、2bに接続する各オス端
子もオス端子4eを中心として残りの三本のオス端子4
dがそれぞれ互いに等間隔をなして対称に配設するよう
にしており、オス端子4d間の沿面距離を最大にして絶
縁性を向上させると共に、保護ケース4aのコンパクト
化を図っている。
【0019】前記分岐ケーブル3は、長さ約2mの四心
ケーブルで、前記ケーブル2同様に電力線に対応する三
本の心線3a及びアース線に対応するより細い一本の心
線3bが絶縁体3cで一括して被覆されて一体に形成さ
れ、一端を接続コネクタ1内の分岐部11でケーブル2
に接続されてケーブル2から分岐した状態に配設される
構成である。この分岐ケーブル3の他端部は四本の各心
線が所定長さ分だけ絶縁体3cで被覆されずにばらけた
状態となっており、このうち電力線に対応する三本の心
線3aの先端には、分岐用オスコネクタ5が各々配設さ
れてなる構成である。
【0020】前記した接続コネクタ1及びオスコネクタ
4、並びに分岐用オスコネクタ5には、各コネクタ同士
の接続時以外に各コネクタを密閉して漏電を防止すると
共に、各端子部分の劣化を防ぐコネクタキャップ16、
4g、5aが取付けられる。
【0021】これら接続コネクタ1、ケーブル2及び分
岐ケーブル3の組合わせで、外部電力の供給元となる配
電盤70から順次連結されてトンネル内のトンネル延長
方向に配設され、各分電盤71に電力を供給する仮設電
源用ケーブル6が構成される。
【0022】次に、前記構成に基づく本実施の形態に係
る接続コネクタの接続動作について説明する。接続コネ
クタ1の接続前状態としては、外部より電力を供給され
る配電盤70に始端となる仮設電源用ケーブル6のオス
コネクタ4が接続され、さらに、負荷となる電気機器を
使用する所定箇所に分電盤71が配設され、この分電盤
71のメスコネクタ71aにケーブル2から分岐する分
岐ケーブル3の分岐用オスコネクタ5が各々接続され、
分電盤71へ電力を供給可能な状態となっている。
【0023】掘削の進行に伴い仮設電源用ケーブル6を
延長する際には、接続コネクタ1からコネクタキャップ
16を外し、接続コネクタ1に別の仮設電源用ケーブル
6のオスコネクタ4を接続して連結・延長する。
【0024】接続コネクタ1とオスコネクタ4の接続に
おいては、両コネクタの嵌合によってゴムスペーサ13
c、4fに挟まれる空間が生じ、空気が閉込められた状
態になるが、この空間内の空気はさらにコネクタ同士を
押付けていくと、空気抜き用孔13e、12bを通じて
保護ケース14内部側に移動でき、従来のコネクタのよ
うに空気が狭い部分で圧縮され、圧力が過度に高くなっ
て押付ける際に抵抗となるようなことがなく、軽い力で
スムーズに接続できると共に、接続された接続コネクタ
1の内部空間全体の内圧を高めることとなり、水密性を
さらに向上させられる。
【0025】このように、本実施の形態に係る接続コネ
クタは、保護ケース14内部のスペーサ12により、ケ
ーブル2に対し分岐ケーブル3をどのように動かして
も、接続された分岐ケーブル3の各心線3a、3bにつ
れてケーブル2の各心線2a、2bやメス端子13a、
13bの配置及び向きに悪影響を与えず、常に端子接続
が確実且つ容易に行える他、各心線2a、2bからの熱
の放散が効率的に行え、保護ケース14内に熱がこもら
ず過熱による損傷を防止できる。また、ケーブル2端部
をコンパクト化することができ、取扱性を向上させて接
続作業あるいは現場からの撤去作業を簡単に行え、工事
の省力化が図れる。さらに、コネクタキャップ16で端
子部分の劣化を防げることから、長期間使用でき、保守
面のコストダウンも実現する。
【0026】なお、前記実施の形態に係る接続コネクタ
においては、接続部13においてメス端子13a、13
bが配設される構成としているが、端子の雌雄を入替え
た構成とすることもできる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明においては、ケーブ
ル及び分岐ケーブルの各心線をコネクタ内部において分
岐接続させた状態で一体に配設すると共にコネクタ内に
スペーサを配設して心線端部の配置を一定に保つことに
より、ケーブルの各心線端部に分岐ケーブル側から力が
加わってもコネクタ内で心線端部及び接続部が動いたり
しないこととなり、コネクタ接続作業を円滑且つ確実に
行うことができると共に、心線に流れる電流により分岐
部分及び接続部に発生する熱がスペーサを介して外部に
逃げることとなり、コネクタ内部に熱がこもらずコネク
タの過熱・損傷が防げるなど、多極化・コンパクト化が
問題なく実現でき、コネクタの使い勝手を著しく向上さ
せられるという効果を奏する。また、本発明において
は、三本の電力線に対応する心線を等間隔に配置するこ
とにより、接続部で各電力線に対応する心線間の沿面距
離を最大にすることとなり、絶縁性を向上させることが
できるという効果を有する。さらに、同じ心線を用いる
場合で最もコネクタ断面積を小さくできる心線配置であ
ることにより、コネクタ全体の一層のコンパクト化並び
に軽量化が図れ、取扱性を向上させられるという効果を
有する。また、本発明においては、接続部に空気抜き用
孔を穿設し、この空気抜き用孔から保護ケース内部側へ
空気を流通させられることにより、コネクタ接続によっ
て接続部と他の幹線ケーブル端部とに挟まれた空間に空
気が閉込められて圧縮されても、空気が空気抜き用孔を
通じて保護ケース内部側に移動できることとなり、接続
の際に接続部前面の空間の圧力が過度に高くならず、コ
ネクタを軽い力でスムーズに接続できて作業性が向上す
ると共に、接続されたコネクタ内部で一様に内圧が高ま
ることにより、外部から水を浸入しにくくして水密性を
より高められるという効果を有する。また、本発明にお
いては、接続部がコネクタ不使用の場合にコネクタキャ
ップを装着されて保護されることにより、コネクタの電
気的接続部分の劣化を防いで長期且つ多数回の使用が可
能になるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る接続コネクタの接
続状態図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る接続コネクタを配
設した仮設電源用ケーブルの概略構成図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る接続コネクタの正
面図及び縦断面図である。
【図4】(A)は本発明の一実施の形態に係る接続コネ
クタのコネクタキャップの概略構成図である。(B)は
本発明の一実施の形態に係る接続コネクタに対応するオ
スコネクタの要部概略構成図である。(C)は本発明の
一実施の形態に係る接続コネクタのスペーサの正面図で
ある。
【図5】本発明の一実施の形態に係る接続コネクタの斜
視図である。
【図6】(A)は本発明の一実施の形態に係る接続コネ
クタの不完全嵌合状態説明図である。(B)は本発明の
一実施の形態に係る接続コネクタの嵌合状態説明図であ
る。
【図7】従来の接続コネクタを用いた仮設電源用ケーブ
ルの概略構成説明図である。
【図8】従来の他の接続コネクタの概略構成図である。
【図9】従来の他の接続コネクタを用いた仮設電源用ケ
ーブルの概略構成説明図である。
【符号の説明】
1、101、104、201、205 接続コネクタ 11、204 分岐部 11a 圧着スリーブ 12、4b スペーサ 12b、13e 空気抜き用孔 13 接続部 13a、13b メス端子 13c、4f ゴムスペーサ 14、4a 保護ケース 15 防水カバー 16、4g、5a、201a、205a コネクタキャ
ップ 2、202 ケーブル 2a、2b、3a、3b 心線 2c、3c 絶縁体 2d、2e、3d、3e、101a、102a 導体 3、103、203 分岐ケーブル 4 オスコネクタ 4c 固定金具 4d、4e オス端子 5 分岐用オスコネクタ 6、100、200 仮設電源用ケーブル 70 配電盤 71 分電盤 71a メスコネクタ 102 T分岐コネクタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の絶縁電線を心線として絶縁体で被
    覆して一体に形成されるケーブルの端部に配設され、当
    該ケーブルと他のケーブルとを電気的に接続させる接続
    コネクタにおいて、 複数の絶縁電線を心線として絶縁体で被覆して一体に形
    成される分岐ケーブルの心線端部を前記ケーブルの端部
    近傍の各心線に接続してケーブルから分岐ケーブルを分
    岐させる分岐部と、 良熱伝導性又は高熱伝導性を有する素材で形成され、前
    記ケーブルの端部における各心線を挿通させる複数の挿
    通部を所定間隔に配設されてなり、前記各心線を平行に
    保持するスペーサと、 前記ケーブルの端部に配設され、前記他のケーブルの端
    部に着脱自在に嵌合する接続部と、 前記分岐部及びスペーサを内部に収納し、且つ前記接続
    部を外部に面した状態で保持する保護ケースとを備える
    ことを特徴とする接続コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の接続コネクタにお
    いて、 前記ケーブルの心線が、三相の交流電力を供給する三本
    の電力線及び一本のアース線の計四本で構成されてな
    り、 前記スペーサが、アース線を中心に三本の電力線がそれ
    ぞれ互いに等間隔で対称となる配置をなすよう挿通部を
    形成されてなることを特徴とする接続コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記請求項1または2に記載の接続コネ
    クタにおいて、 前記接続部が、接続される相方の他のケーブル端部への
    対向面に空気抜き用孔を穿設され、前記保護ケース内部
    に前記空気抜き用孔と連通する密閉空間を形成されてな
    ることを特徴とする接続コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記請求項1ないし3のいずれかに記載
    の接続コネクタにおいて、 前記接続部に着脱自在且つ接続部を密封可能に形成され
    るコネクタキャップを備えることを特徴とする接続コネ
    クタ。
JP12311597A 1997-04-25 1997-04-25 接続コネクタ Pending JPH10302920A (ja)

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JP12311597A JPH10302920A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 接続コネクタ

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JP12311597A JPH10302920A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 接続コネクタ

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