JPH10302652A - プラズマディスプレイパネル及びその製造方法 - Google Patents

プラズマディスプレイパネル及びその製造方法

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JPH10302652A
JPH10302652A JP10084475A JP8447598A JPH10302652A JP H10302652 A JPH10302652 A JP H10302652A JP 10084475 A JP10084475 A JP 10084475A JP 8447598 A JP8447598 A JP 8447598A JP H10302652 A JPH10302652 A JP H10302652A
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display panel
electrode
plasma display
color
partition
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JP10084475A
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Kun Woo Kim
建佑 金
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LG Electronics Inc
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 完成したパネルの解像度を向上させる。 【解決手段】 下部基板と、その上に感光性ガラスで形
成される多数個の隔壁と、隔壁及び下部基板の全面に形
成される薄膜電極と、その上に形成される蛍光体膜とを
備え、その製造方法は、平行に結合する2つの基板中の
一側の基板に均一な厚さに感光性ペーストを塗布し、焼
成して感光性ガラス層を形成する段階S101〜S10
3と、感光性ガラス層上にフォトレジスト層を形成し、
その全面にパターンマスクを設け、露光及び現像して不
要な部分を取り除いて隔壁を形成する段階S104〜S
106と、隔壁と隔壁との間のフォトレジスト上に所定
の厚さに薄膜電極層を形成し、隔壁上に残っているフォ
トレジスト及び薄膜電極層の不必要な部分を取り除いて
薄膜電極を形成する段階と、薄膜電極の全面に蛍光体膜
を形成する段階とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラズマディスプレ
イパネル及びその製造方法に関し、特にプラズマディス
プレイパネル(Plasma Display Pannel; PDP)の一側の
基板上に感光性物質で隔壁を形成し、前記隔壁と隔壁と
の間に形成されるグルーブの全面に電極を形成するに適
したプラズマディスプレイパネル及びその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、セル内部の気体放電現象を用い
て画像を表示する発光形素子の一種としてのPDPは、
パネルの製造工程が極めて簡単であり、画面の大型化が
容易であり、応答速度が速いので、大型画面を有する直
視形画像表示装置、特にHDTV(High Definition Tel
evision)時代を指向する画像表示装置素子として注目さ
れている。
【0003】図1は従来の技術の面放電形PDPセルを
示す図であり、理解しやすく上部基板10上に形成され
た維持電極11、11’の方向を、下部基板14上に形
成されたアドレス電極15に対応するように90゜回転
させて示す横断面図である。
【0004】図1に示すように、従来の3電極面放電P
DPは、画像の表示面である上部基板10と、前記上部
基板10と一定の距離をおいて平行に位置する下部基板
14と、前記下部基板14中の前記上部基板10との対
向面に一定の間隙に配列される複数個の隔壁16と、前
記上部基板10と下部基板14とが結合されて形成され
る多数個の放電空間とを含んでなる。
【0005】具体的に、前記PDPは、複数個の隔壁1
6の間における下部基板14上に形成されるアドレス電
極15と、前記各放電空間の内部面のうち両側隔壁16
面及び下部基板14面に該当アドレス電極15を囲むよ
うに形成されるとともに、放電時に可視光線を放出する
蛍光体膜17と、前記上部基板10中の下部基板14と
の対向面に交互に一つずつ一定の間隙に形成される透明
電極8、8’及びバス電極9、9’とから構成される。
ここで、前記透明電極8、8’及びバス電極9、9’
は、アドレス電極15に直交するように形成され、全体
画面が多数個のセルに分けられるようにする。
【0006】又、前記透明電極8、8’、バス電極9、
9’上には放電電流を制限する誘電体膜12が形成され
ており、前記誘電体膜12上には透明電極8、8’、バ
ス電極9、9’、及び誘電体膜12を保護する保護膜1
3が形成されており、各放電空間の内部にはペニング効
果(penning effect)を誘発する放電ガスが注入されてい
る。
【0007】以下、上記のように構成される3電極面放
電形カラーPDP中の1つのセルに画像が表示される過
程を説明する。
【0008】まず、維持電極11、11’に放電電圧が
供給されて放電が起こり、セル内部で電界が発生して放
電ガス中の微量電子が加速され、加速された電子と中性
粒子との衝突などにて中性粒子が早い速度で電子とイオ
ンに電離されることにより、放電ガスがプラズマ状にな
るとともに、真空紫外線が発生する。前記発生した紫外
線は蛍光体膜17を励起させて可視光線を発生させ、こ
の際発生した可視光線は上部基板10を介して外部へ出
射される。この後、透明電極8、8’に一定の時間の間
電圧を印加して維持電極11、11’間にサステーン放
電を起こし、各セルの発光を一定の期間持続させること
により、所定の画像を表示するようになる。
【0009】次に、このように動作する従来の面放電形
カラーPDPの製造方法について説明する。
【0010】まず、上部絶縁基板10上に透明電極8、
8’、バス電極9、9’から構成される維持電極11、
11’を形成する。次に、壁電荷を発生させて駆動電圧
を落とすべく、誘電体ペーストを維持電極11、11’
上に印刷して誘電体膜12を形成した後、これを乾燥及
び焼成する。この際、前記誘電体膜12は、酸化鉛Pb
O2を主成分とする低融点ガラスからなる。次いで、誘
電体膜12の損傷を防ぐべく、酸化マグネシウムMgO
を電子ビーム蒸着法で蒸着して保護膜13を形成する。
【0011】一方、下部基板14上に金属物質を厚膜印
刷してアドレス電極15を形成した後、隣接する放電セ
ル間のクロストーク(crosstalk)を防止するために隔壁
16を形成する。前記隔壁16は、厚膜印刷法により下
部基板14の定位置にガラスペーストを数回にわたって
印刷及び乾燥した後焼成して形成する。言い換えれば、
前記隔壁16は、セラミック粉と有機バインダー溶媒と
を混ぜ合わせたペースト(paste)を10回にわたって印
刷及び乾燥した後、450℃〜700℃で焼成して形成
する。この際、1回の印刷/乾燥後の隔壁厚さは13μ
m〜15μmであり、反復工程により形成された最終の
隔壁厚さは130μm〜150μmである。
【0012】次いで、隔壁16の形成された下部基板1
4上に前記アドレス電極15及び隔壁16の内周縁を囲
むように蛍光体膜17を形成する。この際、前記アドレ
ス電極15は、ニッケルNi、アルミニウムAlなどの
金属伝導体を厚膜印刷法で印刷して形成する。
【0013】このようにして形成された上部基板10と
下部基板14とを結合した後、シーリング領域をシーラ
ントにより封じることにより、密封空間を形成する。次
に、前記シーラントにより密封された空間へ放電ガスを
封入する。この際、下部基板14のエッジに穿設してあ
った孔(図示せず)にガス注入ガラス管(図示せず)を
挿入して融着させた後、前記ガラス管を介してパネル内
部の空気を排気させる。パネル内部の排気時の真空度は
ほぼ10ー6〜10ー8Torrである。そして、前記ガラ
ス管にガス注入装置を結合した後、前記ガス注入装置を
介してパネル内へ混合ガスを注入し、前記ガラス管を熱
封合せすることにより、パネルが作られる。
【0014】上記方法により製造されるカラーPDPに
おいては、隔壁の製造時に混合ペーストを数回にわたっ
て印刷及び乾燥した後、焼成して隔壁を形成するため、
ユーザの所望する品質の隔壁を作り難く、隔壁の形成時
に深さを調節し難く、製造コストが高いという問題点が
あった。
【0015】又、従来のカラーPDPは、アドレス電極
を厚膜印刷法で形成するため、基板との結合力が弱い。
更に、基板を高温で熱処理する場合、熱膨張率が変わっ
て下部基板と電極との接触面で界面クラックが発生する
ため、電極間に不安定な放電が起こり、パネルの寿命が
短くなる問題点があった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の技術の問題点を解決するためになされたものであり、
その目的とするところは、感光性ガラスを用いて隔壁を
形成することにより、完成したパネルの解像度を向上さ
せ得るようにしたPDP及びその製造方法を提供するこ
とにある。
【0017】更に、本発明の他の目的は、隔壁及び電極
形成工程が簡単であり、これにより製造コストが節減さ
れるようにしたPDP及びその製造方法を提供すること
にある。
【0018】更に、本発明の又他の目的は、基板に高付
着力を有する電極を形成してセルの放電状態及び寿命を
向上させるとともに、グルーブの全体に反射形金属電極
を形成して輝度を向上させるようにしたPDP及びその
製造方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のプラズマディスプレイパネルの特徴は、下部
基板と、前記下部基板上に感光性ガラスで形成される多
数個の隔壁と、前記隔壁及び下部基板の全面に形成され
る薄膜電極と、前記薄膜電極上に形成される蛍光体膜と
を備えることにある。
【0020】更に、本発明のプラズマディスプレイパネ
ルの他の特徴は、1対の維持電極を有する上部基板と、
前記上部基板に対向して配置され、隔壁が形成される下
部基板と、前記下部基板の各隔壁の内方に交互に配列形
成され、各カラーに基づいて一定の方向に引き出される
電極引出部を有する第1、第2、第3カラー電極と、前
記電極を共通で連結するための配線とを備えることにあ
る。
【0021】又、本発明のプラズマディスプレイパネル
の製造方法の特徴は、平行に結合する2つの基板を備え
たプラズマディスプレイパネルを形成する方法におい
て、前記2つの基板中の一側の基板に均一な厚さに感光
性ペーストを塗布し、これを焼成して感光性ガラス層を
形成する段階と、前記感光性ガラス層上にフォトレジス
ト層を形成する段階と、前記フォトレジスト層の全面に
パターンマスクを設け、露光及び現像して不要な部分を
取り除いて隔壁を形成する段階と、前記隔壁と隔壁との
間、且つフォトレジスト上に所定の厚さに薄膜電極層を
形成する段階と、前記隔壁上に残っているフォトレジス
ト及び薄膜電極層の不必要な部分を取り除いて薄膜電極
を形成する段階と、前記薄膜電極の全面に蛍光体膜を形
成する段階とを備えることにある。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明のPDP及びその製
造方法の好適な実施形態を添付図面に基づき説明する。
【0023】図2は本発明のカラーPDPの隔壁製造方
法を示す工程流れ図である。
【0024】まず、本発明の感光性物質は、酸化ケイ素
SiO2からなる原料粉末に酸化リチウムLi2O、酸
化アルミニウムAl2O3が混入された組成物からな
る。この際、前記酸化ケイ素SiO2の含量は73wt
%〜82wt%であり、酸化リチウムLi2Oの含量は
6wt%〜15wt%であり、酸化アルミニウムAl2
O3の含量は4wt%〜20wt%である。また、感光
性物質にはセリウムCe、銀Ag、金Au、銅Cuのう
ち少なくとも一つの添加物質が混入されるが、前記添加
物質は0.006wt%〜0.2wt%の含量を有す
る。
【0025】次に、上記感光性物質を中性又は酸性条件
を有する開放るつぼ(open crucible)に入れて1350
〜1400℃で3〜4時間の間熱処理することにより、
結晶化した感光性ガラスを作る。もしも、感光性ガラス
に含まれたドーパントの量が極めて少ない場合には、還
元条件下で澱粉又は塩化アンモニウムを添加した後、同
じ条件で熱処理して、結晶性感光性ガラスを作る。逆
に、前記ドーパントの量が多い場合には、酸化条件下で
酸化剤を添加する。この際、感光性ペーストが感光性を
失わないように適当な電気化学的環境を提供することに
注意すべきである。
【0026】このようにして得られた感光性ガラスを粉
砕して数μm以下の原料粉末を作り、前記原料粉末に酸
化剤、銀、及びリチウムのうち何れか一つを触媒剤とし
て添加した後、有機バインダーを取り混ぜて感光性ペー
スト状にする。
【0027】図2を参照すると、前記感光性ペーストを
下部基板24上に100μmの厚さに均一に塗布する
(S101)。前記下部絶縁基板24上に100μmの
厚さに塗布された感光性ペーストを590〜620℃で
1時間の間焼成して(S102)、図3に示すように感
光性ガラス層20を形成する(S103)。次いで、焼
成された感光性ガラス層20の表面を滑らかに研磨した
後、前記感光性20上に図4に示すようなパターンマス
ク29を取り付ける(S104)。前記パターンマスク
29は石英からなり、パターンマスク29の所定の領域
に形成された金属薄膜層を含む。次いで、紫外線に露出
された感光性ガラス層20を露光した後(S105)、
露光工程で用いたパターンマスク29を取り除く(S1
06)。前記感光性ガラス層20における紫外線に露出
された部分が結晶化されるように600℃でヒーティン
グして現像する(S107)。次いで、露光された領域
つまりグルーブ22が理想的な深さになるまでエッチン
グする(S108)。こうすると、図5に示すように、
下部基板24上に形成された多数個の平行な隔壁26と
隔壁26との間にグルーブ(groove)22がそれぞれ形成
される。
【0028】前記隔壁26及びグルーブ22は、感光性
ガラスからなる下部基板24を直接にエッチングする方
法で形成してもよい。前記感光性ガラス層20は、紫外
線露出及び基板自体への持続的な熱処理により結晶化さ
れるため、食刻時に非露光部分と露光部分は30倍程度
の食刻速度の違いを有する。ここで、食刻比の違いによ
り下部基板24上に互いに異なる縦横比を有する隔壁2
6を形成可能である。
【0029】又、下部基板24は、グルーブ22の深さ
やグルーブ22の幅が理想的な形態になるまで約4〜1
0分間5〜10%の弱酸であるHF溶液によりエッチン
グされる。この際、前記グルーブ22の深さは50μm
〜150μmであり、幅は50μm〜200μmであ
る。ここで、好ましくは前記グルーブ22の深さは12
0μm、幅は100μmである。又、前記隔壁26は底
面の幅:高さが1:3〜1:7の縦横比を有するように
形成するが、理想的な縦横比は1:5である。
【0030】一方、図6a〜図6fは本発明のPDPを
形成する工程図である。
【0031】まず、図6aに示すように、下部基板24
上に均一な厚さに感光性ペーストを塗布しこれを焼成し
て感光性ガラス層20を形成する。
【0032】図6bに示すように、前記感光性ガラス層
20の全面にフォトレジスト層21を形成する。
【0033】図6c、図6dに示すように、前記フォト
レジスト21の上部にパターンマスク29を設けた後、
前記パターンマスク29により露出されたフォトレジス
ト層21の下部の感光性ガラス層20をRIE(Reactiv
e Ion Etching)法でエッチングして、下部基板24上に
隔壁26を形成する。
【0034】この際、図7に示すように、フォトレジス
ト21により露出された感光性ガラス層20を異方性エ
ッチング法でエッチングすると、下部基板24上に方向
性タイプの隔壁36が形成される。前記隔壁36及び露
出された下部基板24上には金属電極25、蛍光体膜2
7が順次に積層されている。
【0035】又、図8に示すように、フォトレジスト2
1により露出された感光性ガラス層20を等方性エッチ
ング法でエッチングすると、下部基板24上に等方性タ
イプの隔壁46が形成される。前記隔壁46及び露出さ
れた下部基板24上には金属電極25、蛍光体膜27が
順次に積層されている。
【0036】ここで、前記隔壁26、36、46の形成
方法には等方性エッチング法が最も好ましく、食刻条件
によって尖頭部に行くほど一層鋭く形成することが可能
である。
【0037】次いで、図6eに示すように、露出された
下部基板24、隔壁26と隔壁26との間、フォトレジ
スト21上に所定の厚さに薄膜電極層23を蒸着する。
この際、前記薄膜電極層23は、金Au、クロムCr、
銅Cuなどの金属物質からなり、薄膜蒸着法、電子ビー
ム蒸着法、電気メッキ法のうち何れか一方法により形成
される。
【0038】図6fに示すように、前記隔壁26上に残
っているフォトレジスト21と、薄膜電極層23の不要
な部分とを取り除いて、一定のパターンの金属電極25
を形成する。この際、残存するフォトレジスト21及び
薄膜電極層23の不必要な部分は超音波又は表面研磨に
より除去される。この後、前記金属電極25の全面に、
赤(red)、緑(green)、青(blue)の蛍光体膜27をピクセ
ル(pixel)の位置に代わる代わる所定の厚さに形成す
る。この際、前記蛍光体膜27は電気泳動(electrophor
esis)法により塗布されるが、印刷法で形成してもよ
い。又、前記蛍光体膜27は標準電子励起蛍光体であ
り、塗布された蛍光体の凝集力を高めるべく懸濁性添加
物を含有している。これに適した添加物は、粉ワックス
(wax)と単一溶融塩(salt)との混合物、又は酸、溶媒剤
等の有機物などを含んでいる。
【0039】一方、金属電極25上に電気泳動法を用い
て蛍光体膜27を形成する際、図9に示すような第1カ
ラー電極50、第2カラー電極60、及び第3カラー電
極70による電極の配列が効果的である。従って、上部
基板10の端部において互いに相反する電極の連結ピッ
チを最小化し、且つ配線時に回路の連結ラインを減少さ
せるべく、第1カラー電極50、第2カラー電極60は
1つずつ、そして第3カラー電極70は2つずつクロス
オーバーして連結する。前記金属電極25の形状は、図
6e、図7、図8に示すようにU字状、台形、半円状等
を全部満足する。この際、前記金属電極25は電極間の
距離が非常に短いため、形状に応じてはセルの放電に全
然影響を及ぼさない。
【0040】更に具体的には、隔壁26と隔壁26との
間に形成された多数個のグルーブ上に多数のカラー電極
50、60、70が交互に配列されるとともに、前記カ
ラー電極50、60、70に電圧を印加するための電極
引出部51、61、71を有する。前記電極引出部5
1、61、71は各カラー電極に応じて下部基板24の
一定の方向に引き出されて配列される。前記第1カラー
電極50の電極引出部51と第2カラー電極60の電極
引出部61は、下部基板24の互いに異なる方向に引き
出されて形成される。前記第3カラー電極70の2つの
電極引出部71は下部基板24の互いに異なる方向に分
けられて引き出されて形成される。よって、前記第1、
第3カラー電極50、70の電極引出部51、71は上
部基板10の一側端で露出されており、配線30により
外部の誘導回路(図示せず)に連結されている。同様
に、前記第2、第3カラー電極60、70の電極引出部
61、71は上部基板10の他側端で露出されており、
配線30により外部の誘導回路に連結されている。
【0041】以外の工程は従来と同様なので、詳細な説
明は省略する。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプラズマ
ディスプレイパネル及びその製造方法には次のような効
果がある。
【0043】第1に、下部基板上の隔壁を感光性ガラス
を用いて形成することにより、隔壁形成に応ずる全体の
工程数を減少させ、材料コストを低減させることができ
るので、低コスト化が可能である。
【0044】第2に、多様な形態の隔壁、電極、及び蛍
光体膜を順次に形成することにより、高解像度を有する
プラズマディスプレイパネルを制作することができる。
【0045】第3に、電極を金属薄膜で形成して金属の
界面結合力が優秀なので、パネルの放電特性及び寿命を
向上させることができる。
【0046】第4に、隔壁と隔壁との間に形成されたグ
ルーブの全面に薄膜電極が形成されるので、発光する光
を反射させて輝度を高め、更にアドレス放電を容易にす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な面放電形PDPの単位セルの断面構造
を示す図。
【図2】本発明のPDPの隔壁製造方法を示す工程流れ
図。
【図3】図2の感光性ガラス層を示す概略斜視図。
【図4】図3の感光性ガラス層をパターニングするため
の概略斜視図。
【図5】本発明のPDPを示す断面図。
【図6】6a〜6fは本発明のPDPを形成する工程
図。
【図7】本発明のPDPの他の実施形態を示す断面図。
【図8】本発明のPDPの又他の実施形態を示す断面
図。
【図9】本発明のPDP用の上部基板と下部基板とを結
合した概略斜視図。
【符号の説明】
8、8’ 透明電極 9、9’ バス電極 10 上部基板 11、11’ 維持電極 12 誘電体膜 13 保護膜 14、24 下部基板 15 アドレス電極 16、26、36、46 隔壁 17、27 蛍光体膜 18 放電領域 19 紫外線 20 感光性ガラス層 21 フォトレジスト 22 グルーブ 23 薄膜電極層 25 金属電極 29 パターンマスク 30 配線 50、60、70 第1、第2、第3カラー電極 51、61、71 電極引出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01J 17/04 H01J 17/04

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行に結合する2つの基板のうち一側の
    基板上に放電空間を仕分けるための隔壁が形成されるプ
    ラズマディスプレイパネルの構造において、前記隔壁は
    感光性ガラスで形成されることを特徴とするプラズマデ
    ィスプレイパネル。
  2. 【請求項2】 前記感光性ガラスは結晶性感光性ガラス
    であることを特徴とする請求項1記載のプラズマディス
    プレイパネル。
  3. 【請求項3】 前記感光性ガラスは、酸化ケイ素SiO
    2からなる原料粉末に酸化リチウムLiO2、酸化アル
    ミニウムAl2O3の混合物、微量の添加物質が混入さ
    れた組成物からなることを特徴とする請求項2記載のプ
    ラズマディスプレイパネル。
  4. 【請求項4】 前記混合物の含量wt%は、酸化ケイ素
    SiO2が73wt%〜82wt%、酸化リチウムLi
    O2が6wt%〜15wt%、酸化アルミニウムAl2
    O3が4wt%〜20wt%であることを特徴とする請
    求項3記載のプラズマディスプレイパネル。
  5. 【請求項5】 前記添加物質は、セリウムCe、銀A
    g、金Au、銅Cuのうち少なくとも何れか一つである
    ことを特徴とする請求項3記載のプラズマディスプレイ
    パネル。
  6. 【請求項6】 前記添加物質の含量wt%は0.006
    wt%〜0.2wt%であることを特徴とする請求項3
    記載のプラズマディスプレイパネル。
  7. 【請求項7】 前記隔壁と隔壁との間に形成される多数
    個のグルーブの全面に薄膜電極が形成され、前記薄膜電
    極の全面に蛍光体膜が形成されることを特徴とする請求
    項1記載のプラズマディスプレイパネル。
  8. 【請求項8】 前記薄膜電極は、金Au、クロムCr、
    銅Cuのうち少なくとも何れか一つの金属であることを
    特徴とする請求項7記載のプラズマディスプレイパネ
    ル。
  9. 【請求項9】 隔壁と隔壁との間に形成される多数個の
    グルーブ上に多数のカラー電極が反復的に配列されると
    ともに、前記カラー電極へ電圧を印加するための電極引
    出部を有するプラズマディスプレイパネルにおいて、 前記電極引出部は各カラー電極に応じて基板の一定の方
    向に引き出されて配列されることを特徴とするプラズマ
    ディスプレイパネル。
  10. 【請求項10】 前記カラー電極は、第1カラー電極、
    第2カラー電極、及び第3カラー電極が交互に配列さ
    れ、各々の電極引出部が一定の方向に引き出されて形成
    されることを特徴とする請求項9記載のプラズマディス
    プレイパネル。
  11. 【請求項11】 前記第1カラー電極の電極引出部と第
    2カラー電極の電極引出部は基板の互いに異なる方向に
    引き出されて形成されることを特徴とする請求項10記
    載のプラズマディスプレイパネル。
  12. 【請求項12】 前記第3カラー電極の2つの電極引出
    部は基板の互いに異なる方向に分けられて引き出されて
    形成されることを特徴とする請求項10記載のプラズマ
    ディスプレイパネル。
  13. 【請求項13】 平行に結合する2つの基板を備えたプ
    ラズマディスプレイパネルを形成する方法において、 前記2つの基板中の一側の基板に均一な厚さに感光性ペ
    ーストを塗布し、これを焼成して感光性ガラス層を形成
    する段階と、 前記感光性ガラス層上にフォトレジスト層を形成する段
    階と、 前記フォトレジスト層の全面にパターンマスクを設置
    し、露光及び現像して不必要な部分を取り除いて隔壁を
    形成する段階と、 前記隔壁と隔壁との間、且つフォトレジスト上に所定の
    厚さに薄膜電極層を形成する段階と、 前記隔壁上に残っているフォトレジスト及び薄膜電極層
    の不必要な部分を取り除いて薄膜電極を形成する段階
    と、 前記薄膜電極の全面に蛍光体膜を形成する段階と、 を備えることを特徴とするプラズマディスプレイパネル
    の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記蛍光体膜は電気泳動法により形成
    されることを特徴とする請求項13記載のプラズマディ
    スプレイパネルの製造方法。
JP10084475A 1997-03-28 1998-03-30 プラズマディスプレイパネル及びその製造方法 Pending JPH10302652A (ja)

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KR1019970011105A KR19980075049A (ko) 1997-03-28 1997-03-28 칼라 플라즈마 디스플레이 패널 및 그 제조방법
KR1997-11105 1997-04-09
KR1997-13072 1997-04-09
KR1019970013072A KR19980076383A (ko) 1997-04-09 1997-04-09 칼라 플라즈마 디스플레이 패널의 전극, 전극배열 및 전극 형성방법

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6692885B2 (en) * 2000-12-30 2004-02-17 Lg Electronics Inc. Method of fabricating barrier ribs in plasma display panel

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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