JPH10302029A - カード状記録媒体記録再生装置 - Google Patents

カード状記録媒体記録再生装置

Info

Publication number
JPH10302029A
JPH10302029A JP9121587A JP12158797A JPH10302029A JP H10302029 A JPH10302029 A JP H10302029A JP 9121587 A JP9121587 A JP 9121587A JP 12158797 A JP12158797 A JP 12158797A JP H10302029 A JPH10302029 A JP H10302029A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
card
recording
mounting table
electric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9121587A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Watabe
哲緒 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP9121587A priority Critical patent/JPH10302029A/ja
Publication of JPH10302029A publication Critical patent/JPH10302029A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 塵等の付着による汚れが接点に及ぼす影響を
軽減して記録再生の信頼性を向上する。 【解決手段】 カードCが挿入されると、載置台34は
挿入口32側の検出器37と遮光板39の反対エッジ3
9bにより検出される反転位置へ移動を開始する。この
過程中に、先ず保持部材41がシャフト42から離間し
てカードCが保持され、更に載置台34が移動して反転
位置に位置決めされると、ICヘッド43の垂直腕が当
接部材50から離間する。そして、ICヘッド43はコ
イルばね47の張力により、案内溝48、49に沿って
それぞれ軸45、46が移動して、カードCと接触状態
に移行する。このときの接点44の軌跡は接点44とI
CチップC2が接触してから僅かに摺動する。このように
して、接点44によりICチップC2の摺動面がクリーニ
ングされ、良好な接触状態を維持することが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異なる情報記録カ
ード又は複合情報記録カードの各記録媒体に対して情報
の記録及び/又は再生を行う情報記録再生装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、情報記録媒体はテープ、ディス
ク、カード等の形態があり、目的に応じて使い分けられ
ているが、その中にあってカードは収納性や携帯性に優
れていることから、キャッシュカード等の用途を中心に
広く普及している。現在、カードの多くは主に磁気カー
ドが占めているが、情報化時代の進歩によって、図15
に示すように複数の情報トラックTが形成された光記録
部C1を有する光カードCや、図16に示すようにICチ
ップC2を埋め込んだICカードCといった情報記録カー
ドが注目されている。これらのカードCは、既存の磁気
カードに比べて記録容量の大きさやセキュリテイの面で
の優位性を有しており、今後広く普及されてゆくと予想
される。
【0003】更に最近では、光カードCの大容量性及び
ICカードCの高速アクセス性の利点を生かした複合型
のハイブリッドカードが提案されており、このようなハ
イブリッドカードは、記録媒体の組み合わせによって図
17、図18に示すように各種のものが考えられる。こ
れらのハイブリッドカードに対応する情報記録再生装置
において、光カードCとの互換性を考慮した場合には、
図17に示すように記録媒体である光記録部C1とICチ
ップC2をハイブリッドカードの同一面に形成すると、光
ヘッドとICヘッド間の干渉やICへッドによる光記録
部C1面への傷対策等を考慮しなければならないので、図
18に示すような光記録部C1面とICチップC2を別面に
形成したハイブリッドカードの方が好適である。
【0004】図19はハイブリッドカードの第1の従来
の記録再生装置の側面図を示し、装置本体1の一方の側
面にはカード挿入口2が設けられ、装置本体1内には、
カード挿入口2から挿入されたカードCを搭載し所望の
記録再生部に移動するカード載置台3が設けられてい
る。また、挿入口2と載置台3との間には、カードCを
載置台3へ搬送するためのゴムローラ対4が設けられて
おり、これらのゴムローラ対4は図示しないモータによ
り駆動されるようになっている。
【0005】光記録再生系は載置台3とその上方に対向
配置された光ヘッド5とにより構成されており、載置台
3の下部にはベルト6とプーリ7から成る駆動系が連結
され、装置本体1には2個の光学的検出器8、9が設け
られている。そして、載置台3はその下部に取り付けた
遮光板10と検出器8、9により位置決めされる2個所
間を、カード長手方向に対して直線往復運動するように
なっている。
【0006】これに対して、光ヘッド5にはレーザー光
をカードCに集光させるための光学系が搭載されてお
り、光ヘッド5は載置台3の移動方向に対して直交する
カード短手方向に移動するための駆動系が設けられてい
る。そして、載置台3と光ヘッド5の相対的な運動によ
って、光カードCに対する記録再生や所望の情報トラッ
クTへの移動が行われるようになっている。
【0007】一方、光カードCのICチップC2への記録
再生の場合は、従来は載置台3の外にICヘッド11を
独立に配置し、載置台3の移動範囲内の所定位置におい
て、ICヘッド11の電気的接点12がカードCに接触
することにより行われているが、最近では図19に示す
ように載置台3内にICヘッド11を搭載した装置が提
案されている。
【0008】図20はICヘッド11を搭載した載置台
3の斜視図を示し、載置台3にはICチップC2に対する
複数の電気的接点12を有するICヘッド11が内蔵さ
れており、これらの接点12は複数の弾性板ばね13か
ら成り、弾性板ばね13はカード挿入方向Xに対し傾斜
面を有し、その先端を載置台3の奥側に向けて配置され
ている。また、載置台3の両側には、コイルばね14に
付勢されたカード保持部材15、16が取り付けられ、
保持部材15、16の先端15a、16aはテーパ状と
され、先端15a、16aにシャフト17が接すること
により付勢が解除されるようになっている。
【0009】そして、接点12はそれぞれ回路電圧(V
CC)、リセット信号(RST)、クロック信号(CL
K)、ゼロ電圧(GND)、プログラム供給電圧(VP
P)、データ入出力信号(I/O)、2個の予備端子
(RFU)に割り付けられており、載置台3の下部にお
いて、その移動方向に対して柔軟に布線されたフレキシ
ブルケーブルに接続され、装置本体1内の制御回路に接
続されている。
【0010】カードCが装置本体1の挿入口2から挿入
されると、ゴムローラ対4によって載置台3上にセット
される。そして、カードCの裏面においてICヘッド1
1の電気的接点12がICチップC2と接触することによ
り、カードCの任意の位置でICチップC2への記録再生
処理が行われる。次に、載置台3はベルト6とプーリ7
の駆動系により矢印の直線方向に移動し、一方で上方の
光ヘッド5は載置台3の移動方向と直交する方向に移動
する。そして、光ヘッド5の光学系からのレーザー光が
カードCに集光し、これによってカードCの上面の光記
録部C1に対する記録再生が行われる。
【0011】このように、ICヘッド11を載置台3に
搭載することによって、装置を小型化することができ、
任意の位置でICチップC2へのアクセスが可能となり、
更に光記録部C1とICチップC2の同時処理ができるの
で、高速化処理の面で大きな利点がある。
【0012】図21は第2の従来例の記録再生装置の側
面図を示し、載置台18の上面18aには、カードCの
ICチップC2に対応する位置に孔部18bが設けられ、
孔部18bの内部には腕部材19が配置され、この腕部
材19は軸20を中心に回動可能で、かつ軸20の位置
から水平部19a及び垂直部19bが延在されている。
そして、水平部19aの上面には、ICチップC2に対応
する位置に電気的接点21が設けられており、接点21
がカードC面から離間する方向に付勢するように、腕部
材19の先端部には引っ張りコイルばね22が取り付け
られている。
【0013】カードCの挿入待機状態では、接点21は
コイルばね22によって付勢されて載置台18の上面1
8aより沈み込んでいる。載置台18にカードCが挿入
されると、カードCの先端は腕部材19の垂直部19b
に当接し、カードCが更に挿入されると、腕部材19は
連動して回動し、接点21がカードC面に近付く。そし
て、カードCが奥まで挿入されると、載置台18は記録
再生時の移動範囲へ移動し、このとき図20と同様の押
圧部材15、16の先端のテーパ面がシャフト17から
離間してカードCが保持される。
【0014】このときカードCに反りがあると、記録再
生を行う際に記録面が光軸方向に変位して光学系のAF
作動範囲から外れ、光学的記録再生系に所望の性能が得
られなくなる。このために、載置台18において保持部
材15、16によりカードCの反りの矯正を行い、この
保持部材15、16はカードCが載置台18上に載置さ
れると解放状態となって、搬送系への負荷が軽減される
ようになっている。
【0015】図22は第3の従来例の記録再生装置の側
面図を示し、カードCが載置台23に挿入されていると
きは、ICヘッドはカードCの面位置から離間し、カー
ドCの挿入後に接触する構成になっている。載置台23
の上面23aに設けられた孔23bの内部には腕部材2
4が設けられ、腕部材24は軸25を中心に回動可能
で、かつ軸25の位置から水平部24a及び垂直部24
bが延在している。水平部24aの上面には、ICチッ
プC2に対応する位置に電気的接点26が設けられてお
り、腕部材24の垂直部24bには引っ張りコイルばね
27が取り付けられて、接点26がカードC面側に付勢
されるようになっている。また、装置本体1には腕部材
24の垂直部23bが当接する当接部材28が配設され
ている。
【0016】カードCの挿入待機状態では、腕部材24
は垂直部24bが当接部26に突き当たって回動し、接
点26が載置台23の上面23aから沈み込んだ状態に
なっている。カードCが挿入されると、載置台23は記
録再生時の移動範囲の端部へ移動し、垂直部24bは当
接部材28から離間し、コイルばね27の張力によって
回動し、接点26がカードC上のICチップC2に接触す
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例の情報記録再生装置において、ICチップC2に対
する記録再生の信頼性を左右する大きな要因は、ICチ
ップC2とICヘッドの接点12、21、26との接触状
態であり、塵等の付着による汚れがあると良好な接触状
態が得られず、記録再生の信頼性を損ねる結果になる。
特に、ICチップC2の面についてはクリーニングが容易
であるが、接点12、21、26自体に汚れが付着した
場合には、外部からのクリーニングができないという問
題がある。この問題に対する対応策としては、接触圧力
を汚れ等の影響が無い程度まで大きくする方法と、IC
チップC2と接点12、21、26を摺動させてクリーニ
ング効果を付加する方法がある。
【0018】前者の方法は、光カードCとの互換性を考
えた場合に、第1の従来例のように光学ヘッド5側の光
カードCの記録領域上に、カードCを突き当てる基準面
を設けることができないために、ICヘッド11の接触
圧力によりカードCに反りが生ずるという問題がある。
従って、記録面が光軸方向に変位して、光学系のAF作
動範囲から外れたり、反射光束が光ヘッド5の対物レン
ズからけられて光記録再生性能に限界が生じ、所望の性
能が得られない。
【0019】また後者の方法では、図21の第2の従来
例に示すように、カードCが挿入される際にICチップ
C2の面が接点21と摺動することにより、接点21の面
の塵等のクリーニングは可能であるが、カードCに傷を
付けるという問題がある。このとき、カードCが挿入さ
れるに従って接点21が連動して浮上するようにすれ
ば、ICチップC2に接触する近傍のみを僅かに摺動する
ことにより、カードCを傷付けることを避けることがで
きるが、カードCが挿入される過程では、搬送系の負荷
を減らすためにカード保持部材15、16は解除されて
いるので、カードCは厚み方向やカードC面内に対して
逃げを有しており、接点21に対してカードCの面が逃
げて接触力が低下し、また接触する端子面もカード保持
後に実際に接触する位置とずれてしまう可能性があり、
接点21やICチップC2面のクリーニング効果が十分得
られない。
【0020】また第3の従来例では、カードCが載置台
23に対して出し入れされる間は、接点26は載置台2
3の上面23aから突出していないので、カードCに対
して擦れることがない。従って、カードCの傷や搬送系
への負荷という面では問題ないが、この場合の接触状態
を安定にするためには、接触圧力を汚れ等の影響が無い
程度まで大きくしなければならず、光記録再生系に対し
て同様の性能劣化を誘引することになる。
【0021】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
塵等の付着による汚れが接点に及ぼす影響を軽減して、
記録再生の信頼性を向上したカード状記録媒体記録再生
装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るカード状記録媒体記録再生装置は、光学
的記録媒体及び/又は電気的記録素子を付したカードに
対して記録及び/又は再生を行うための光学的手段及び
電気的手段と、前記カードを搭載し保持する載置台と、
該載置台を駆動する駆動手段とを有する情報記録再生装
置において、前記載置台に搭載した前記電気的手段の電
気的接点が、記録再生領域では前記カードに対して接触
し、挿入排出位置では前記カードに非接触となる接点接
触手段を有し、該接点接触手段は前記カードを前記載置
台に位置決め保持した後に動作を開始し、接触状態に移
る過程で前記電気的記録素子の端子面を摺動することを
特徴とする。
【0023】また、本発明に係るカード状記録媒体記録
再生装置は、電気的記録素子を付したカードに対して記
録及び/又は再生を行う電気的手段を有する情報記録再
生装置において、前記電気的手段は、前記電気的記録素
子に設けた複数の端子に接触する接点対と、該接点対を
前記カード面に対して接触及び離間する駆動手段と、接
触及び離間する過程内の一部で前記接点対が当接する当
接面とを有し、該当接面に対して前記接点対が摺動する
ことにより前記接点対のクリーニングを行うことを特徴
とする。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図14に図示の実
施例に基づいて詳細に説明する。図1、図2は第1の実
施例の装置の側面図、図3、図4はICヘッド部の拡大
側面図を示し、図1と図3はICヘッドの離間状態、図
2と図4はICヘッドの接触状態を表している。装置本
体31の左側には、カードCをその長辺方向に挿脱する
カード挿入口32が設けられ、挿入口32の内側にはロ
ーディングローラ33が配置されている。また、装置本
体31内にはカードCを搭載する載置台34が設けら
れ、載置台34は図示しないガイド軸上にカード長辺方
向に移動可能に支持され、下面においてベルト35に連
結されており、ベルト35はプーリ36を介してモータ
駆動されるようになっている。更に、装置本体31には
2個の光学的検出器37、38が設けられており、載置
台34はその下側に取り付けた遮光板39と光学的検出
器37、38により位置決めされる2個所間を、直線往
復運動するようになっている。
【0025】これに対して、カードCの上方にはAT
(オートトラッキング)/AF(オートフォーカス)ア
クチュエータや光学部品を搭載する光ヘッド40が配置
されており、光ヘッド40と載置台34を相対的に直交
方向に移動しながら、レーザー光をカード記録部に集光
させて数μmの光スポットを形成することにより情報の
記録を行い、光スポットによる反射率の変化を識別する
ことにより情報の再生を行うようになっている。また載
置台34上には、カードCの反りを押さえて安定した記
録再生性能を得るように、カード保持部材41が設けら
れており、保持部材41は図示しない押圧部材によりカ
ードCを挟持する方向に付勢されている。更に、保持部
材41の先端部には保持部材41を支持するシャフト4
2が設けられている。
【0026】載置台34の上面34aには、ICチップ
C2に対応した位置に孔34bが設けられており、孔34
bの内部には水平及び垂直に延在した腕を有するICヘ
ッド43が配置され、その水平腕の上面にはICチップ
C2に対応する位置に、弾性的な条片又は板状の電気的接
点44が取り付けられている。そして、各接点44は載
置台34の移動方向に対して柔軟性を有するフレキシブ
ルケーブルに接続されている。
【0027】水平腕には離間した2個の軸45、46が
設けられており、また電気的接点44をカードC面側に
付勢するために、水平腕の一端には引っ張りコイルばね
47により張力が付加されている。載置台34の孔34
bの側面には、2個の軸45、46を挿入するための案
内溝48、49が形成されており、垂直腕に近い軸45
側の案内溝48は水平方向に伸びた長孔とされ、他方の
案内溝49は円弧及び水平方向の長孔を組み合わせた形
状をしている。また、ICヘッド43の下方にはその垂
直腕が当接する当接部材50が固定されている。
【0028】図1のカード挿入待機状態では、検出器3
7と遮光板39の奥側エッジ39aとにより検出される
位置に、載置台34が位置決めされている。この位置で
は、図3に示すようにICヘッド43の垂直腕は、装置
本体31上に設けられた当接部材50に当接しており、
一方の軸45は案内溝48の一端に押し付けられ、他方
の軸46が円弧状の案内溝49に沿って移動することに
より、ICヘッド43は軸45を中心に回動し、接点4
4は載置台34の上面34aから沈み込んでいる。ま
た、カード保持部材41の先端の傾斜面はシャフト42
に当接しており、カードCを挟持する力を解放して、負
荷をなくしてカードCが挿入できる経路が確保されてい
る。
【0029】カードCが挿入されて載置台34の奥側の
突き当て面に当接すると、図2に示すように載置台34
は、挿入口32側の検出器37と遮光板39の反対エッ
ジ39bにより検出される反転位置へ移動を開始する。
この過程中に、先ず保持部材41がシャフト42から離
間してカードCが保持され、更に載置台34が移動して
反転位置に位置決めされると、ICヘッド43の垂直腕
が当接部材50から離間する。そして、ICヘッド43
はコイルばね47の張力により、案内溝48、49に沿
ってそれぞれ軸45、46が移動して、図4に示すよう
にカードCと接触状態に移行する。このときの接点44
の軌跡は図1中の破線Rで示すようになり、接点44と
ICチップC2が接触してから僅かに摺動する。このため
に、コイルばね47の張力は、接点44を接触状態まで
撓ませるための作用力と、接点44とICチップC2を摺
動させるための作用力との両方が得られるようにされて
いる。
【0030】このようにして、接点44によりICチッ
プC2の摺動面がクリーニングされ、良好な接触状態を維
持することが可能となる。カードCが整定位置に保持さ
れ、接点44がカードCに接触した後に摺動した位置
が、最終的にICチップC2に接点44が接触した位置と
なるので、従来例のように接触位置がずれることはな
く、かつカードCの逃げによる接触力低下を招くことも
ないので、良好な接触状態を実現することができる。
【0031】カードCが載置台34に整定されて載置台
34が反転位置に移動した後は、レーザー光が集光する
位置をカードCの基準位置に一致するように、カードC
と光ヘッド40との相対的な位置合わせ動作が行われ
る。基準位置への位置決めは光ヘッド40に搭載された
図示しない遮光板と、光ヘッド駆動部を搭載する本体1
上に設けられた図示しない光学的検出器とにより行われ
る。
【0032】光ヘッド40が基準位置に移動すると、情
報トラックTのない平坦な反射面を形成する基準位置に
おいて、光スポットをカード記録面に集光するためのフ
ォーカシング動作を行う。その後にレーザー光を直交方
向に移動しながら、カードCの情報トラックTを探索し
てトラッキングを掛け、最終的に情報トラックT上を光
スポットが走査してカード情報を読み取ることによっ
て、光記録部C1へのアクセスの準備が整う。
【0033】一方、載置台34が反転位置に移動して反
転位置にきたことが確認されると、ICヘッド43の接
点44が接触してICチップC2が活性化つまりクリーニ
ングされて、ICチップC2へのアクセスの準備が整う。
【0034】図5、図6は第2の実施例のICヘッドの
拡大側面図を示し、図5はICヘッドの離間状態、図6
はICヘッドの接触状態を表している。載置台34の上
面34aには、ICチップC2に対応した位置に孔34b
が設けられており、孔34bの内部には、第1の実施例
と同様に水平及び垂直に延在する腕を有するICヘッド
51が配置され、その水平腕の上面にはICチップC2に
対応する位置に複数の電気的接点52が設けられてい
る。そして、各接点52はそれぞれ弾性を有し垂直方向
に変位可能で、載置台34の移動方向に対して柔軟性を
有するフレキシブルケーブルに接続されている。また、
水平腕には間隔を置いて2個の軸53、54が設けられ
ており、その一端には引っ張りコイルばね55で張力が
付加されている。そして、載置台34の孔34bの側面
には、2個の軸53、54を挿入する2個の案内溝5
6、57が設けられており、溝孔56、57は水平部と
傾斜部とから形成され、傾斜部は互いに平行とされてい
る。また、ICヘッド51の下方にはその垂直腕が当接
する当接部材50が固定されている。
【0035】図5に示すカード挿入待機状態では、IC
ヘッド51の垂直腕が装置本体1上に設けられた当接部
材50に当接しており、この状態では軸53、54はそ
れぞれ案内溝56、57の傾斜部の途中に位置してお
り、接点52は載置台34の上面34aから沈み込んで
いる。
【0036】カードCが挿入されて、載置台34が移動
して反転位置に位置決めされると、ICヘッド51の垂
直腕が当接部材50から離間する。このとき、ICヘッ
ド51はコイルばね55の張力により、案内溝56、5
7に沿ってそれぞれ軸53、54が移動することによ
り、図6に示すように接触状態に移行する。その際の接
点52の軌跡は図5の破線Rで示すようになり、軸5
3、54が水平部を移動する際に、接点52とICチッ
プC2が接触しながら僅かに摺動し、第1の実施例と同様
に接点52とICチップC2の摺動面がクリーニングされ
る。
【0037】図7、図8は第3の実施例のICヘッドの
拡大側面図を示し、図7はICヘッドの離間状態、図8
はICヘッドの接触状態を表している。図7に示すよう
に、載置台34の上面34aにはICチップC2に対応し
た位置に孔34bが設けられ、孔34bの内部には、水
平及び垂直に伸びた腕を有するスライド部材61と、軸
62を中心に回動可能に形成された複数の回動部材63
が設けられている。スライド部材61の水平腕には2個
の長孔64が形成されており、載置台34に取り付けら
れた支軸65により水平方向に移動可能とされ、その上
面にはラックが形成されている。また回動部材63に
は、それぞれICチップC2に対応する位置に複数の電気
的接点66が設けられて、水平腕のラックと噛み合うよ
うにギアが形成されている。更に、スライド部材61に
は引っ張りコイルばね67が取り付けられ、スライド部
材61の下方にはその垂直腕が当接する当接部材50が
固定されている。
【0038】スライド部材61の垂直腕に力が作用して
水平方向に移動すると、ラックとギアが連動して回動部
材63に設けられた各接点66は、ICチップC2に対し
て図7に示すように離間状態となる。逆に、垂直腕に作
用する力が解放されると、コイルばね67によりスライ
ド部材61及び回動部材63が動いて、図8に示すよう
な接触状態に切換わる。このようにして、第1、第2の
実施例と同様にクリーニング効果を得ることができる。
【0039】以上の実施例は何れもコイルばねの張力に
より、摺動部材と連動して載置台34の位置を当接部材
50に対して相対的に移動することにより、接点の接触
/離間を実現しているが、ソレノイドやモータ等の駆動
手段により、逆に当接部材50を載置台34に対して相
対的に移動するようにしてもよく、この場合にはコイル
ばねはなくともよい。
【0040】図9、図10は第4の実施例の装置の側面
図、図11、図12はICヘッドの拡大側面図を示し、
図9、図11はICヘッドの接触状態、図10、図12
はICヘッドの離間状態を表している。なお、先の実施
例と同一の符号は同一の部材を表している。
【0041】載置台34の上面34aには、ICチップ
C2の端子に対応した位置に複数の孔部34cが設けら
れ、孔部34cの下部には、水平及び垂直に延在す腕を
有するICヘッド71が配置されており、その水平腕の
上面にはICチップC2に対応する位置に弾性的な条片又
は板状の電気的接点72が取り付けられている。そし
て、各接点72は載置台34の移動方向に対して柔軟性
を有するフレキシブルケーブルに接続されている。ま
た、水平腕には離間して2つの軸73が設けられてお
り、水平腕の一端には引っ張りコイルばね74で張力が
付加されている。載置台34の孔部34cの下部側面に
は2つの軸73を挿入する長孔形状の案内溝75が設け
られており、ICヘッド71は案内溝75に誘導されて
水平方向に移動可能に支持されている。
【0042】図9、図11に示すようにICヘッド71
は接触状態になると、コイルばね74の張力により付勢
され、軸73は案内溝75の一端に当接した状態にあ
り、電気的接点72は載置台34の孔部34cから突出
し、自らの弾性力による接触圧によってICチップC2に
接触する。これによって、載置台34が反転位置にきた
ことが確認され、ICチップC2の活性化が行われて、I
CチップC2へのアクセスの準備が整う。
【0043】カードCを排出する場合は、先ず載置台3
4が挿入口32側の光学的検出器37と遮光板39の奥
側のエッジ39aにより検出される待機位置へ移動を開
始する。載置台34が移動してゆくとICヘッド71の
垂直腕が当接部材50に当接し、更に載置台34が移動
すると相対的にICヘッド71が後方にずれる。このと
き、ICヘッド71上面に設けられた弾性的な接点72
は、載置台34の下面34dに当接して徐々に下方へ沈
み込み、最終的に接点72と載置台34の下面34dが
摺動しながら図10、図12に示す状態になる。
【0044】これにより、接点72の摺動面がクリーニ
ングされ、次回のカードに対して良好な接触状態を維持
することが可能になる。なお、載置台34自体に合成樹
脂材料を用いることによって、摺動による接点の摩耗へ
の影響を小さく構成することができる。
【0045】図13、図14は第5の実施例のICヘッ
ドの拡大側面図を示し、図13はICヘッドの接触状
態、図14はICヘッドの離間状態を表している。載置
台34の上面34aには、ICチップC2に対応した位置
に複数の孔部34eが設けられており、孔部34eの下
方にはICヘッド81が設けられ載置台34に固定さ
れ、ICヘッド81の上面には電気的接点82が配置さ
れている。載置台34の下面34dの直下には、水平及
び垂直に延在する腕を有する移動部材83が設けられ、
この移動部材83は水平方向に移動可能に支持されてお
り、移動部材83の水平面には接点82を突出させるた
めの一部を傾斜面とした孔部83aが設けられており、
移動部材83の一端は引っ張りコイルばね84により張
力が付加されている。各接点82はそれぞれ弾性を有
し、垂直方向に変位可能であり、載置台34の移動方向
に対して柔軟性を有するフレキシブルケーブルに接続さ
れている。また、ICへッド81の下方には移動部材8
3の垂直部が当接する当接部材50が設けられている。
【0046】カードCが挿入されて載置台34が反転位
置に移動した時点で、図13に示すようにICへッド8
1は接触状態になり、移動部材83はコイルばね84に
よって載置台34の孔部34eと移動部材83の孔部8
3aが一致する状態に保持される。電気的接点82は両
方の孔部34e、83aを貫通して載置台34の上面3
4aから突出し、自らの弾性力による接触圧によってカ
ードCのICチップC2に接触する。これによって、載置
台34が反転位置にきたことが確認されると、ICチッ
プC2の活性化が行われて、ICチップC2へのアクセスの
準備が整う。
【0047】カードを排出する場合には、先ず載置台3
4は入り口側の光学的検出器37と遮光板39の奥側の
エッジ39aにより検出される待機位置へ移動を開始す
る。載置台34が移動してゆくと移動部材83の垂直部
が当接部材50に当接し、更に載置台34が移動すると
相対的に移動部材83が後方にずれる。このとき、弾性
的な接点82は移動部材83の孔部83aの側面に形成
された傾斜面に当接して徐々に下方へ沈み込み、最終的
に接点82と移動部材83の下面83bが摺動して図1
4に示す状態になる。
【0048】これにより、前述の実施例と同様に接点8
2の摺動面がクリーニングされ、次回のカードCに対し
て良好な接触状態を維持することが可能になる。なお、
移動部材83に合成樹脂材料を使用することによって、
摺動による接点の摩耗への影響を小さく構成することが
できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る情報記
録再生装置は、載置台に搭載した電気的手段の電気的接
点が、記録再生領域ではカードに対して接触し、カード
の挿入排出位置では非接触となる接点接触手段を有し、
この接点接触手段がカードが載置台に位置決め保持され
た後で接触動作し、かつ接触状態に移行する過程で電気
的素子の端子面を摺動することにより、接触時にカード
逃げによる接触力の低下や接点の位置ずれ等による影響
を受けず、塵等の付着による汚れ等による接点とIC端
子との接触不良の影響を軽減でき、記録再生の信頼性を
向上させることができる。
【0050】また、本発明に係る情報記録再生装置は、
電気的記録素子に設けた複数の端子に対して接触する接
点対をカード面に対して接触及び離間させ、接触及び離
間する過程内の一部で接点対が当接する面で接点対が摺
動することにより、接点のクリーニングを行って塵等の
付着による汚れ等による接点の影響を軽減し、記録再生
の信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の非接触状態の記録再生装置の側
面図である。
【図2】接触状態の記録再生装置の側面図である。
【図3】非接触状態のICヘッドの拡大側面図である。
【図4】接触状態のICヘッドの拡大側面図である。
【図5】第2の実施例の非接触状態のICヘッドの拡大
側面図である。
【図6】接触状態のICヘッドの拡大側面図である。
【図7】第3の実施例の非接触状態のICヘッドの拡大
側面図である。
【図8】接触状態のICヘッドの拡大側面図である。
【図9】第4の実施例の接触状態の記録再生装置の側面
図である。
【図10】非接触状態の記録再生装置の側面図である。
【図11】接触状態のICヘッドの拡大側面図である。
【図12】非接触状態のICヘッドの拡大側面図であ
る。
【図13】第5の実施例の接触状態のICヘッドの拡大
側面図である。
【図14】非接触状態のICヘッドの拡大側面図であ
る。
【図15】光カードの説明図である。
【図16】ICカードの説明図である。
【図17】第1のハイブリッドカードの説明図である。
【図18】第2のハイブリッドカードの説明図である。
【図19】第1の従来例の記録再生装置の側面図であ
る。
【図20】載置台の斜視図である。
【図21】第2の従来例の記録再生装置の側面図であ
る。
【図22】第3の従来例の記録再生装置の側面図であ
る。
【符号の説明】
31 装置本体 32 カード挿入口 34 載置台 37、38 光学的検出器 39 遮光板 40 光ヘッド 43、51、71、81 ICヘッド 44、52、66、72、82 接点 47、55、67、74、84 コイルばね 48、49、56、57、64、75 案内溝 50 当接部材 61 スライド部材 83 移動部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的記録媒体及び/又は電気的記録素
    子を付したカードに対して記録及び/又は再生を行うた
    めの光学的手段及び電気的手段と、前記カードを搭載し
    保持する載置台と、該載置台を駆動する駆動手段とを有
    する情報記録再生装置において、前記載置台に搭載した
    前記電気的手段の電気的接点が、記録再生領域では前記
    カードに対して接触し、挿入排出位置では前記カードに
    非接触となる接点接触手段を有し、該接点接触手段は前
    記カードを前記載置台に位置決め保持した後に動作を開
    始し、接触状態に移る過程で前記電気的記録素子の端子
    面を摺動することを特徴とするカード状記録媒体記録再
    生装置。
  2. 【請求項2】 前記接点接触手段は、前記電気的接点と
    前記電気的記録素子の端子面とを摺動する方向に作用力
    を有する弾性部材を備えた請求項1に記載のカード状記
    録媒体記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記接点接触手段は、前記電気的接点を
    接触状態まで所定量撓ませる作用力と、前記電気的接点
    を前記電気的記録素子に対して摺動するための作用力と
    を併わせ持つ単一の弾性部材を備えた請求項1に記載の
    カード状記録媒体記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記接点接触手段はソレノイド又はモー
    タにより駆動する請求項1に記載のカード状記録媒体記
    録再生装置。
  5. 【請求項5】 電気的記録素子を付したカードに対して
    記録及び/又は再生を行う電気的手段を有する情報記録
    再生装置において、前記電気的手段は、前記電気的記録
    素子に設けた複数の端子に接触する接点対と、該接点対
    を前記カード面に対して接触及び離間する駆動手段と、
    接触及び離間する過程内の一部で前記接点対が当接する
    当接面とを有し、該当接面に対して前記接点対が摺動す
    ることにより前記接点対のクリーニングを行うことを特
    徴とする情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記当接面は合成樹脂材料により形成し
    た請求項5に記載の情報記録再生装置。
JP9121587A 1997-04-24 1997-04-24 カード状記録媒体記録再生装置 Pending JPH10302029A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9121587A JPH10302029A (ja) 1997-04-24 1997-04-24 カード状記録媒体記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9121587A JPH10302029A (ja) 1997-04-24 1997-04-24 カード状記録媒体記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10302029A true JPH10302029A (ja) 1998-11-13

Family

ID=14814945

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9121587A Pending JPH10302029A (ja) 1997-04-24 1997-04-24 カード状記録媒体記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10302029A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000259778A (ja) * 1999-03-08 2000-09-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd Icカードリーダ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000259778A (ja) * 1999-03-08 2000-09-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd Icカードリーダ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2053264A1 (en) Magnetic disk drive apparatus and method
US7073719B2 (en) Data system
US7103895B2 (en) Optical pickup device, and recorder and/or player
JPH10302029A (ja) カード状記録媒体記録再生装置
US5332891A (en) Card loading apparatus having releasing means for releasing pressure to an optical card
US5343447A (en) Self-cooling optomagnetic disk device with locking internal mechanism
JPH10269330A (ja) カ−ド状記録媒体記録再生装置
JPH10269329A (ja) カ−ド状記録媒体記録再生装置
US5491679A (en) Information recording and/or reproducing apparatus with shutter member and shuttle linked for movement together
JPH10261230A (ja) 情報記録再生装置
JPH10254998A (ja) 情報記録再生装置
JPH0510319Y2 (ja)
JPH11161746A (ja) 情報記録再生装置
JP2001109847A (ja) 情報記録再生装置
JPH10171929A (ja) 情報記録再生装置
JP3341380B2 (ja) ディスクドライブ装置
JP3110863B2 (ja) カードリーダライタ
JPS62102474A (ja) 情報記録再生装置
JP2637472B2 (ja) 情報記録再生装置
JP3271217B2 (ja) ディスクドライブ装置
JP3117342B2 (ja) 情報記録再生装置
US20050169125A1 (en) Optical information storage apparatus and optical information storage system
JP2000200325A (ja) 情報記録再生装置
JPH11161745A (ja) 情報記録再生装置
KR20010071590A (ko) 데이터 헤드를 왕복 운동시키는 지지 표면을 갖는 데이터시스템