JPH10301566A - 臨時記号選択装置 - Google Patents

臨時記号選択装置

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Publication number
JPH10301566A
JPH10301566A JP9126517A JP12651797A JPH10301566A JP H10301566 A JPH10301566 A JP H10301566A JP 9126517 A JP9126517 A JP 9126517A JP 12651797 A JP12651797 A JP 12651797A JP H10301566 A JPH10301566 A JP H10301566A
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JP
Japan
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sound
accidental
scale
selecting
performance data
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Application number
JP9126517A
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English (en)
Inventor
Takao Watase
孝雄 渡瀬
Eiko Murakami
栄子 村上
Hiroyuki Tanaka
啓之 田中
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Roland Corp
Original Assignee
Roland Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】臨時記号を選択する際に、不要な臨時記号の選
択を抑制する。 【解決手段】演奏データ入力手段と、調性データを発生
する調性データ発生手段と、演奏データの中のある1つ
の音とある1つの音の次の音について調性データに基づ
いてスケール音か否かを判定する判定手段と、ある1つ
の音と次の音との音程差を検出する検出手段と、判定手
段によりある1つの音がスケール音でないとともに次の
音がスケール音であると判定され、かつ検出手段により
ある1つの音が次の音より半音程低いと検出された場合
に、ある1つの音の臨時記号としてシャープを選択し、
判定手段によりある1つの音がスケール音でないととも
に次の音がスケール音であると判定され、かつ検出手段
によりある1つの音が次の音より半音程高いと検出され
た場合に、ある1つの音の臨時記号としてフラットを選
択する臨時記号選択手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、臨時記号選択装置
に関し、さらに詳細には、演奏データを楽譜データに変
換して表示する楽譜表示装置に用いて好適な臨時記号選
択装置であって、演奏データを楽譜データに変換して表
示する際における臨時記号の選択のために用いるもので
あり、特に、半音程で進行する音に付加する臨時記号の
選択処理を改善した臨時記号選択装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、楽譜においては、楽譜と
して表記される楽曲の調性に応じて、五線上に調号が表
示される。そして、調性に応じて調号が表示された五線
における線上ならびに線間の位置に、シャープやフラッ
トなどの臨時記号を付加されずに表示される音は、当該
調性のスケール音と称されている。即ち、スケール音と
は、シャープやフラットなどの臨時記号を付加しないで
五線上に表示できる音高の音である。
【0003】従って、楽譜上においてこうしたスケール
音以外の音高の音を表示する場合には、スケール音に対
してシャープもしくはフラットの臨時記号を付加して表
示する必要がある。
【0004】ところで、従来より演奏データを楽譜デー
タに変換して表示する楽譜表示装置が知られているが、
こうした楽譜表示装置において、表示対象としてのシャ
ープならびにフラットの臨時記号の選択は、楽曲の音高
の上行進行(楽曲が進行するにつれて音高が順次高くな
っていく。)あるいは下行進行(楽曲が進行するにつれ
て音高が順次低くなっていく。)に関わらず固定的に決
定されていた。
【0005】例えば、従来の臨時記号の選択方法として
は、ある調に対して近親調(例えば、ハ長調に対する近
親調は、ト長調およびヘ長調である。)のスケール音の
調号と、さらに、当該近親調に対する近親調のスケール
音の調号を、臨時記号として選択する臨時記号の選択方
法が知られている。即ち、一般的に、ある調において臨
時記号を付加する音は、当該調の近親調のスケール音と
して現れることが多いので、このような臨時記号の選択
をすることで、楽譜上において近親調のスケールをもわ
かりやすくしているものである。
【0006】以下に、添付の図面を参照しながら、この
臨時記号の選択方法による表示態様を具体的に説明す
る。
【0007】図1(a)には、ハ長調のスケール音とス
ケールの番号(スケール番号)および当該スケール音以
外の音高の音とスケール番号が示されているが、この中
で、スケール番号IVシャープの音とスケール番号VI
Iフラットの音とに付加された臨時記号はハ長調の近親
調であるト長調とヘ長調との調号にそれぞれ相当し、ス
ケール番号Iシャープの音に付加された臨時記号はト長
調の近親調であるニ長調の調号に相当し、スケール番号
IIIフラットの音に付加された臨時記号はヘ長調の近
親調である変ロ長調の調号に相当する。なお、スケール
番号Vシャープの音は、図1(a)に示されているよう
にスケール番号Vのスケール音のシャープとしてもよい
し、スケール番号VIのスケール音のフラットとしても
よい。
【0008】ところで、図1(b)に示すニ長調におけ
るスケール番号VIIフラットの音のように、既に調号
でシャープが付いている音にフラットを付加する場合、
および既に調号でフラットが付いている音にシャープを
付加する場合には、五線上においてはナチュラルを付加
して表示することになる。同様に、既に調号でシャープ
が付いている音にシャープを付加する場合にはダブル・
シャープを付加し、既に調号でフラットが付いている音
にフラットを付加する場合にはダブル・フラットを付加
して表示することになる。
【0009】しかしながら、こうした場合には、例え
ば、図2(a)に示すように、半音程で音高が上行進行
(以下、半音程での音高の上行進行を「半音上行」と称
する。)する際には、フラットとナチュラルとが前後し
て表示されることになり、演奏者にとって見難い楽譜に
なってしまうという問題点があった。
【0010】同様に、例えば、図2(b)に示すよう
に、半音程で音高が下行進行(以下、半音程での音高の
下行進行を「半音下行」と称する。)する際にも、シャ
ープとナチュラルとが前後して表示されることになり、
演奏者にとって見難い楽譜表示になってしまうという問
題点があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、臨時記号を選択する際
に、不要な臨時記号の選択を抑制して、臨時記号の少な
い見やすい楽譜を表示することができるようにした臨時
記号選択装置を提供しようとするものである。
【0012】また、臨時記号を選択する際に、近親調の
スケール音を例外扱いするようにして、近親調のスケー
ルがわかりやすいようにした臨時記号選択装置を提供し
ようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、演奏データ
を入力する演奏データ入力手段と、上記演奏データ入力
手段により入力された演奏データに応じた調性データを
発生する調性データ発生手段と、上記演奏データ入力手
段により入力された演奏データの中のある1つの音と上
記ある1つの音の次の音について、上記調性データ発生
手段により発生された調性データに基づいてスケール音
か否かを判定する判定手段と、上記ある1つの音と上記
次の音との音程差を検出する検出手段と、上記判定手段
により上記ある1つの音がスケール音でないとともに上
記次の音がスケール音であると判定され、かつ上記検出
手段により上記ある1つの音が上記次の音より半音程低
いと検出された場合に、上記ある1つの音の臨時記号と
してシャープを選択し、上記判定手段により上記ある1
つの音がスケール音でないとともに上記次の音がスケー
ル音であると判定され、かつ上記検出手段により上記あ
る1つの音が上記次の音より半音程高いと検出された場
合に、上記ある1つの音の臨時記号としてフラットを選
択する臨時記号選択手段とを有するようにしたものであ
る。
【0014】従って、本発明のうち請求項1に記載の発
明によれば、例えば、図3(a)に示すように半音上行
する場合には、スケール番号IIIフラットの音に代え
てスケール番号IIシャープの音を用いるというように
臨時記号としてシャープが選択され、また、図3(b)
に示すように半音下行する場合には、スケール番号Iシ
ャープの音に代えてスケール番号IIフラットの音を用
いるというように臨時記号としてフラットが選択される
ことになる。換言すれば、半音上行する場合には、上記
ある1つの音をあるスケール音より半音程高い音として
表すための臨時記号を選択し、半音下行する場合には、
上記ある1つの音をあるスケール音より半音程低い音と
して表すための臨時記号を選択する。これにより、演奏
者にとって見やすい楽譜表示を行うことができるように
なる。
【0015】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
は、請求項1に記載の発明において、上記臨時記号選択
手段が、上記判定手段により上記ある1つの音がスケー
ル音でないとともに上記次の音がスケール音であると判
定され、かつ上記検出手段により上記ある1つの音が上
記次の音より半音程低いと検出された場合において、上
記ある1つの音が所定の音程のときに、上記ある1つの
音の臨時記号としてシャープを選択せずにフラットを選
択する例外処理と、上記判定手段により上記ある1つの
音がスケール音でないとともに上記次の音がスケール音
であると判定され、かつ上記検出手段により上記ある1
つの音が上記次の音より半音程高いと検出された場合に
おいて、上記ある1つの音が所定の音程のときに、上記
ある1つの音の臨時記号としてフラットを選択せずにシ
ャープを選択する例外処理とを行う例外処理手段を有す
るようにしたものである。
【0016】また、本発明のうち請求項3に記載の発明
は、請求項2に記載の発明において、上記例外処理手段
が、上記調性データ発生手段により発生された調性デー
タが短調を示している場合に、上記所定の音程とは異な
る所定の音程のときに例外処理を行うようにしたもので
ある。
【0017】従って、本発明のうち請求項2ならびに請
求項3に記載の発明によれば、例えば、長調の場合の例
外処理として、図4(a)に示すように半音上行する場
合でもVIIフラットの音を用いるというように臨時記
号としてフラットを選択し、また、図4(b)に示すよ
うに半音下行する場合でもIVシャープの音を用いると
いうように臨時記号としてシャープを選択することがで
きるようになる。このようにすることにより、長調の近
親調の関係にある調性のスケール音に相当する音を用い
ることができるようになる。
【0018】また、本発明のうち請求項2ならびに請求
項3に記載の発明によれば、例えば、短調の場合の例外
処理として、図4(c)に示すように半音上行する場合
でもIIフラットの音を用いるというように臨時記号と
してフラットを選択し、また、図4(d)に示すように
半音下行する場合でもIIIシャープ、IVシャープ、
VIシャープ、VIIシャープの音を用いるというよう
に臨時記号としてシャープを選択することができるよう
になる。このようにすることにより、短調の近親調の関
係にある調性、例えば、イ短調に対してニ短調とホ短調
とのスケール音に相当する音を用いることができるよう
になる。
【0019】また、本発明のうち請求項4に記載の発明
は、請求項1に記載の発明において、上記ある1つの音
と上記次の音とが和音であることを検出する和音検出手
段と、上記和音検出手段により上記ある1つの音と上記
次の音とが和音であると検出された場合に、上記臨時記
号選択手段による臨時記号の選択を禁止する禁止手段と
を有するようにしたものである。
【0020】従って、本発明のうち請求項4に記載の発
明によれば、ある1つの音と次の音とが和音である場合
には、臨時記号選択手段による臨時記号の選択が行われ
ず、従来通りにスケール音としての表示が行われる。
【0021】このように本発明によれば、臨時記号を選
択する際に、不要な臨時記号の選択が抑制されて、臨時
記号の少ない見やすい楽譜を表示することができるよう
になり、また、臨時記号を選択する際に、近親調のスケ
ール音を例外扱いすることができるので、近親調のスケ
ールをわかりやすくすることができるようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しなが
ら、本発明による臨時記号選択装置の実施の形態の一例
を詳細に説明する。
【0023】図5には、本発明による臨時記号選択装置
を備えた楽譜表示装置のブロック構成図が示されてい
る。
【0024】この電子表示装置は、その全体の動作の制
御を中央処理装置(CPU)10を用いて制御するよう
に構成されており、CPU10には、バス12を介し
て、全体の動作の制御のための所定のプログラムなどが
格納されたリード・オンリ・メモリ(ROM)14と、
各種バッファやフラグなどの領域や後述するFD装置1
8を介して入力された演奏データを格納する領域などが
設定されたワーキング・エリアとしてのランダム・アク
セス・メモリ(RAM)16と、後述する各種操作子か
らなる操作子群18と、フロッピー・ディスク(図示せ
ず)から演奏データをRAM16の所定の領域に読み込
んだり、あるいはRAM16の所定の領域に記憶された
演奏データをフロッピー・ディスクに格納したりするた
めのフロッピー・ディスク(FD)装置20と、RAM
16の所定の領域に格納された演奏データに基づいて所
定小節(本実施の形態においては、2小節を1ページと
して表示領域に表示し、ページを送ったり戻したりする
ことにより所望の小節を表示するようになされている)
の楽譜を表示する表示装置22とが接続されている。ま
た、図6には、FD装置20を介してフロッピー・ディ
スクからRAM16の所定の領域に格納される演奏デー
タのフォーマットが示されている。
【0025】演奏データは、先頭部分に当該演奏データ
により示される楽曲の拍子を表す「拍子データ」があ
り、その後に、4分音符の長さを96で表したタイミン
グ・データと、MIDI規格において音高を表す「ノー
ト・ナンバー(NNum)」と、「音長データ」とが順
次記憶されているものである。
【0026】さらに、図7には、操作子群18を構成す
る操作子が設けられた操作パネルの構成が示されてい
る。
【0027】この実施の形態においては、操作子群18
を構成する操作子として、図8を参照しながら後述する
調性データを指定するための調性指定スイッチ18a
と、長調であるか短調であるかを指定するための長調/
短調指定スイッチ18bと、楽譜のページを戻すための
ページ・マイナス・スイッチ18cと、楽譜のページを
送るためのページ・プラス・スイッチ18dとが設定さ
れている。なお、ページ・マイナス・スイッチ18cと
ページ・プラス・スイッチ18dとあわせて、ページ・
スイッチと総称する。
【0028】次に、図8を参照しながら、調性指定スイ
ッチ18aにより指定される調性データを説明する。
【0029】ここで、調性指定データは、調号の変化記
号(シャープ/フラット)の数に対応した数値で、長調
に対応する短調(平行調)が同じ値を持つように設定さ
れている。具体的には、ハ長調およびハ長調の平行調で
あるイ短調を「0」とし、ト長調(平行調はホ短調)、
ニ長調(平行調はロ短調)とハ長調(平行調はイ短調)
に対してシャープの数が増えるに従って「1」、「2」
と順次増加し、ヘ長調(平行調はニ短調)、変ロ長調
(平行調はト短調)とハ長調(平行調はイ短調)に対し
てフラットの数が増えるに従って「−1」、「−2」と
順次減少するようになされている。
【0030】また、図9にはノート・テーブルの一例が
示されているが、このノート・テーブルは、各調毎に1
28鍵分予めROM14上に記憶されている。そして、
調性指定スイッチ18aにより調性が指定されると、当
該指定された調性に対応する調のノート・テーブルが選
択されることになる。なお、図9には、こうしたノート
・テーブルの中におけるヘ長調(平行調はニ短調)の1
オクターブ分のノート・テーブルが示されている。
【0031】ここで、図9に示されたヘ長調(平行調は
ニ短調)のノート・テーブルのフォーマットを説明す
る。「Dmスケール」には、ニ短調(Dm)のスケール
番号が表される。このDmスケールにおいては、ニ短調
のスケールにない音は、シャープとフラットとの両方で
表せることが示されている。
【0032】また、「Fスケール」には、ヘ長調(F)
のスケール番号が表される。このFスケールにおいて
は、ヘ長調のスケールにない音は、シャープとフラット
との両方で表せることが示されている。なお、これらの
スケール番号はノート・テーブルの内容の理解のために
付記したものであり、データとして必要なものではな
い。
【0033】また、「NNum」は、ノート・ナンバー
を示している。
【0034】また、「fAcc」は、NNumが当該ノ
ート・テーブルの調(図9に示す例においてはヘ長調で
ある。)のスケール音か否かを示すフラグである。fA
ccは、スケール音の場合には「0」に設定され、スケ
ール音でない場合には「1」に設定される。
【0035】また、「Nsf」は、調号および臨時記号
として用いられる変化記号の種類を表す値を示してお
り、この楽譜表示装置においては、Nsfの示す変化記
号は楽曲の音高が半音上行または半音下行しないときに
使われる。
【0036】図10には、変化記号とNsf、Nsfu
(後述する)、NsfD(後述する)およびNsfm
(後述する)の示す値との対応関係が示されている。即
ち、ダブル・フラットは「−2」に設定され、フラット
は「−1」に設定され、ナチュラルは「0」に設定さ
れ、シャープは「1」に設定され、ダブル・シャープは
「2」に設定されている。
【0037】なお、「fAcc=0」に対応するNsf
の値が、スケール音の調号に相当する。
【0038】また、「Nsfu」は、楽曲の音高が半音
上行するときに使われる変化記号の種類を表す値を示し
ている。なお、楽曲の音高が半音上行するときには、臨
時記号としては基本的にシャープが使われるが、長調の
場合はVIIフラットが使われるので、「NNum=6
3」のNsfuは「−1」になる。また、短調の場合は
IIフラットが使われるので、同様に、「NNum=6
3」のNsfuは「−1」になる。即ち、結果的には、
楽曲の音高が半音上行するときには、長調と短調とで同
一のテーブルとなる。
【0039】また、「NsfD」は、長調の楽曲の音高
が半音下行するときに使われる変化記号の種類を表す値
を示している。なお、楽曲の音高が半音下行するときに
は、臨時記号としては基本的にフラットが使われるが、
長調の場合はIVシャープが使われるので、「NNum
=71」のNsfDはスケール音Bフラットのシャープ
なので「0」になる。
【0040】また、「Nsfm」は、短調の楽曲の音高
が半音下行するときに使われる変化記号の種類を表す値
を示している。なお、楽曲の音高が半音下行するときに
は、臨時記号としては基本的にフラットが使われるが、
短調の場合はIIシャープ、IVシャープ、VIシャー
プ、VIIシャープが使われるので、「NNum=6
1」、「NNum=66」、「NNum=68」のNs
fmは「+1」になり、「NNum=71」のNsfm
はスケール音Bフラットのシャープなので「0」にな
る。
【0041】図11は、表示装置22に表示される五線
上における表示位置Posを表す値を示している。この
ように、Posは五線上における表示位置を示す値であ
り、ハ長調のスケール音のノート・ナンバーに相当する
値となっている。
【0042】図12には、ワーク・テーブルの一例が示
されている。このワーク・テーブルは、Posに対応す
るレジスタであり、各Posに対応する現在のrNsf
(後述するように、rNsfは変化記号の種類を格納し
ておくレジスタである。)の値をNsfwとして保持し
ている。このワーク・テーブルは、RAM16への演奏
データの読み込み時、調性が変更された時および各小節
の頭で、ノート・テーブルのスケール音(fAcc)の
Nsfの値に初期化される。なお、図12に示す例にお
いては、ヘ長調におけるNsfwの初期値を示してい
る。
【0043】以上の構成において、添付のフローチャー
トを参照しながら、この楽譜表示装置ならびに当該楽譜
表示装置に設けられた臨時記号選択装置の処理について
説明するが、以下に説明する処理においては、ROM1
4あるいはRAM16に設定された上記したテーブルや
レジスタなどの他に、以下に説明するフラグやレジスタ
などが用いられる。
【0044】fDur :長調か短調かを示すフラグで
あり、初期値は「1」で長調を示している。また、
「0」で短調を示す。
【0045】PStr :楽譜の現在の表示ページの先
頭のタイミングを示すレジスタである。
【0046】PEnd :楽譜の現在の表示ページの最
終のタイミングを示すレジスタである。
【0047】Nbf :演奏データを格納しておくバ
ッファであり、Nbfにおいては、演奏データのノート
・ナンバーはNnumbにより表される。
【0048】rNsf :変化記号の種類を格納してお
くレジスタである。
【0049】fAccb:Nbf内の演奏データがスケ
ール音であるか否かを示すフラグであり、初期値は
「0」でスケール音を示している。
【0050】図13には、メイン・ルーチンのフローチ
ャートが示されている。この楽譜表示装置においては、
電源を投入されるとこのメイン・ルーチンが起動され、
電源が遮断されるまで高速で繰り返し実行される。
【0051】メイン・ルーチンが起動されると、はじめ
に初期化処理が行われる(ステップS1302)。この
初期化処理においては、FD装置20によりフロッピー
・ディスクからRAM16の所定の領域に演奏データを
読み込みさらに、当該所定領域に読み込まれた演奏デー
タをNbfに読み込むことになる。そして、Nbfに読
み込んだ演奏データから拍子データを読み取り、後述す
る楽譜表示ルーチンにおいて表示される拍子記号を設定
するとともに、小節の長さを設定する。さらに、こうし
て設定された小節の長さに基づいて、音符の横方向の表
示位置を設定する。また、上記したように、この実施の
形態においては、1ページに表示される小節数は2であ
り、PStrとPEndとを設定する。当然のことなが
ら、各種レジスタ、フラグ、変数などの初期化も行う。
【0052】上記したステップS1302の処理を終了
すると、このメイン・ルーチンのサブ・ルーチンである
楽譜表示ルーチン(図14および図15)を実行する
(ステップS1304)。この楽譜表示ルーチンは、図
14および図15を参照しながら後述するが、操作子群
18を構成する各種操作子の操作状態に応じて、楽譜の
表示が行われる。
【0053】ステップS1304の処理を終了すると、
調性指定スイッチ18aの操作状態が変化したか否かを
判断する(ステップS1306)。
【0054】このステップS1306において、調性指
定スイッチ18aの操作状態が変化したと判断された場
合には、調性指定スイッチ18aの操作状態に対応する
調性データを参照し、指定された調に対応する調号およ
びノート・テーブルを選択し、さらにワーク・テーブル
のNsfwを初期化する(ステップS1308)。
【0055】そして、ステップS1308の処理を終了
すると、ステップS1304に戻って楽譜表示ルーチン
を実行する。これにより、調性指定スイッチ18aの操
作状態の変化に対応して、楽譜表示が更新される。
【0056】一方、ステップS1306において、調性
指定スイッチ18aの操作状態が変化していないと判断
された場合には、長調/短調指定スイッチ18bの操作
状態が変化したか否かを判断する(ステップS131
0)。
【0057】このステップS1310において、長調/
短調指定スイッチ18bの操作状態が変化したと判断さ
れた場合には、長調/短調指定スイッチ18bの操作に
より指定されたのは長調であるか否かを判断する(ステ
ップS1312)。
【0058】ステップS1312において、長調/短調
指定スイッチ18bの操作により指定されたのは長調で
あると判断された場合には、fDurを「1」にセット
する(ステップS1314)。
【0059】そして、ステップS1314の処理を終了
すると、ステップS1304に戻って楽譜表示ルーチン
を実行する。これにより、長調/短調指定スイッチ18
bの操作状態の変化に対応して、楽譜表示が更新され
る。
【0060】一方、ステップS1312において、長調
/短調指定スイッチ18bの操作により指定されたのは
長調でない、即ち、短調であると判断された場合には、
fDurを「0」にセットする(ステップS131
6)。
【0061】そして、ステップS1316の処理を終了
すると、ステップS1304に戻って楽譜表示ルーチン
を実行する。これにより、長調/短調指定スイッチ18
bの操作状態の変化に対応して、楽譜表示が更新され
る。
【0062】また、ステップS1310において、長調
/短調指定スイッチ18bの操作状態が変化していない
と判断された場合には、ページ・マイナス・スイッチ1
8cまたはページ・プラス・スイッチ18dがオンされ
てページの変更が指示されたか否かを判断する(ステッ
プS1318)。
【0063】このステップS1318において、ページ
・マイナス・スイッチ18cおよびページ・プラス・ス
イッチ18dのいずれもがオンされていないと判断され
た場合には、ステップS1306へ戻ってループする。
【0064】一方、ステップS1318において、ペー
ジ・マイナス・スイッチ18cまたはページ・プラス・
スイッチ18dがオンされてページの変更が指示された
と判断された場合には、変更が指示された新たなページ
に対応するPStrとPEndとを設定する(ステップ
S1320)。
【0065】そして、ステップS1320の処理を終了
すると、ステップS1304に戻って楽譜表示ルーチン
を実行する。これにより、変更が指示された新たなペー
ジに対応して、楽譜表示が更新される。
【0066】次ぎに、図14および図15に示すフロー
チャートを参照しながら、楽譜表示ルーチンについて説
明する。
【0067】この楽譜表示ルーチンにおいては、はじめ
に初期化処理が行われる(ステップS1402)。この
初期化処理においては、Nbfに格納された演奏データ
の読み出し位置を、ページの先頭のタイミングを示すP
Strに対応する位置に初期化する。また、表示装置2
2の表示領域に五線を表示するとともに、五線上に音部
記号、調号および拍子記号を表示し、さらに小節線を表
示する。
【0068】ステップS1402の処理を終了すると、
Nbfに格納された演奏データを読み出し位置から読み
出す(ステップS1404)。
【0069】ステップS1404の処理を終了すると、
Nbfに格納された演奏データは全て読み出されNbf
が空であるか否かを判断する(ステップS1406)。
【0070】ステップS1406において、Nbfが空
でないと判断された場合には、ステップS1408〜ス
テップS1428の処理を行うことになる。このステッ
プS1408〜ステップS1428の処理は、Nbfに
格納されている1つ前の音と現在の音とを比較して、最
適な臨時記号を選択するための処理であり、本発明の要
部をなす処理である。以下に、詳細に説明する。
【0071】まず、ステップS1408においては、現
在のノート・ナンバーNNumとNbfのノート・ナン
バーNnumbとが等しいか否かを判断する。
【0072】ステップS1408において、現在のノー
ト・ナンバーNNumとNbfのノート・ナンバーNn
umbとが等しい判断された場合には、変化記号に変化
がないので、ステップS1430へジャンプして進む。
【0073】一方、ステップS1408において、現在
のノート・ナンバーNNumとNbfのノート・ナンバ
ーNnumbとが等しくないと判断された場合には、現
在のノートのタイミングとNbfのノートのタイミング
とが等しいか否かを判断する(ステップS1410)。
【0074】ステップS1410において、現在のノー
トのタイミングとNbfのノートのタイミングとが等し
いと判断された場合には、それらのノートは和音を構成
するので、ステップS1414へ進んで後述するように
標準的な変化記号を選択する。
【0075】一方、ステップS1410において、現在
のノートのタイミングとNbfのノートのタイミングと
が等しくないと判断された場合には、現在のノート・ナ
ンバーNNumに対応するfAccをノート・テーブル
から読み、その値が「0」であるか否かを判断する(ス
テップS1412)。
【0076】ステップS1412において、現在のノー
ト・ナンバーNNumに対応するfAccの値が「0」
でないと判断された場合には、ステップS1414へ進
んで標準的な変化記号を選択する。
【0077】即ち、ステップS1414においては、N
bfのノート・ナンバーNnumbに対応する標準的な
変化記号の種類を示すNsfの値をノート・テーブルか
ら読み出し、rNsfにセットする。
【0078】一方、ステップS1412において、現在
のノート・ナンバーNNumに対応するfAccの値が
「0」であると判断された場合には、fAccbが
「1」であるか否かを判断する(ステップS141
6)。
【0079】ステップS1416において、fAccb
が「1」でない、即ち、fAccbが「0」でスケール
音であると判断された場合には、ステップS1414へ
進んで上記した処理を行う。
【0080】一方、ステップS1416において、fA
ccbが「1」である、即ち、スケール音でないと判断
された場合には、「NNum−Nnumb=−1」であ
るか否かを判断する(ステップS1418)。
【0081】ステップS1418において、「NNum
−Nnumb=−1」ではないと判断された場合には、
「NNum−Nnumb=1」であるか否かを判断する
(ステップS1420)。
【0082】ステップS1420において、「NNum
−Nnumb=1」でないと判断された場合には、Nb
fに格納されている1つ前の音と現在の音との音程が半
音程ではないので、ステップS1414へ進んで標準的
な変化記号を選択する。
【0083】一方、ステップS1420において、「N
Num−Nnumb=1」であると判断された場合に
は、Nbfに格納されている1つ前の音と現在の音との
関係が半音上行であるので、Nbfのノート・ナンバー
Nnumbに対応する半音上行時の変化記号の種類を示
すNsfuをノート・テーブルから読み出し、rNsf
にセットする(ステップS1422)。
【0084】また、ステップS1418において、「N
Num−Nnumb=−1」であると判断された場合に
は、Nbfに格納されている1つ前の音と現在の音との
関係が半音下行であり、この場合にはステップS142
4へ進んで、「fDur=1」であって長調が指定され
ているか否かを判断する。
【0085】ステップS1424において、「fDur
=1」であって長調が指定されていると判断された場合
には、長調の半音下行であるので、Nbfのノート・ナ
ンバーNnumbに対応する長調の場合の半音下行時の
変化記号の種類を示すNsfDをノート・テーブルから
読み出し、rNsfにセットする(ステップS142
6)。
【0086】一方、ステップS1424において、「f
Dur=1」でなく、「fDur=0」であって短調が
指定されていると判断された場合には、短調の半音下行
であるので、Nbfのノート・ナンバーNnumbに対
応する短調の場合の半音下行時の変化記号の種類を示す
Nsfmをノート・テーブルから読み出し、rNsfに
セットする(ステップS1428)。
【0087】上記のようにして、ステップS1414、
ステップS1422、ステップS1426およびステッ
プS1428の処理を終了した場合には、上記において
選択されてセットされたrNsfに基づいて、臨時記号
ならびに音符の表示を行う音符表示ルーチン(図16)
を実行する(ステップS1430)。
【0088】また、ステップS1408において現在の
ノート・ナンバーNNumとNbfのノート・ナンバー
Nnumbとが等しい判断された場合にも、ステップS
1430へ進むことになり、臨時記号ならびに音符の表
示を行う音符表示ルーチンを実行する。
【0089】そして、ステップS1430の処理を終了
すると、ステップS1432へ進むことになる。
【0090】また、ステップS1406において、Nb
fが空であると判断された場合にも、ステップS143
2へ進むことになる。
【0091】このステップS1432においては、RA
M16の所定領域からNbfに演奏データをコピーし、
Nbfのノート・ナンバーNnumbに対応するfAc
cの値をノート・テーブルから読み出してfAccbに
セットする。それから、演奏データの読み出し位置を進
める。
【0092】ステップS1432の処理を終了すると、
読み出し位置に対応する演奏データのタイミングを調
べ、PEndを越えているか否かを判断する(ステップ
S1434)。
【0093】ステップS1434において、PEndを
越えていると判断された場合には、読み出しは終了であ
るので、ステップS1436へ進み、Nbfに残った最
後の1音の表示を行うための処理を行う。
【0094】即ち、ステップS1436においては、N
bfのノート・ナンバーNnumbに対応する標準的な
変化記号の種類を示すNsfをノート・テーブルから読
み出し、rNsfにセットする。
【0095】ステップS1436の処理を終了すると、
臨時記号ならびに音符の表示を行う音符表示ルーチンを
実行し、最後の1音の表示を行う(ステップS143
8)。なお、このステップS1438における音符表示
ルーチンは、ステップS1430における音符表示ルー
チンと同一のルーチンである。
【0096】そして、ステップS1438の処理を終了
すると、メイン・ルーチンへリターンする。
【0097】一方、ステップS1434において、PE
ndを越えていないと判断された場合には、読み出し位
置に対応する演奏データのタイミングを調べ、小節を越
えているか否かを判断する(ステップS1440)。
【0098】ステップS1440において、小節を越え
ていないと判断された場合には、ステップS1404へ
戻ってループする。
【0099】一方、ステップS1440において、小節
を越えていると判断された場合には、新たな小節の表示
となるので、fAccbを「0」にクリアするととも
に、ワーク・テーブルのNsfwを初期化する(ステッ
プS1442)。
【0100】そして、ステップS1442の処理を終了
すると、ステップS1404へ戻ってループする。
【0101】次に、図16に示すフローチャートを参照
しながら、音符表示ルーチンについて説明する。
【0102】この音符表示ルーチンにおいては、まず、
「Nnumb−rNsf」をPosとしてセットする
(ステップS1602)。
【0103】ステップS1602の処理を終了すると、
rNsfは「0」であるか否かを判断する(ステップS
1604)。
【0104】ステップS1604において、rNsfは
「0」であると判断された場合、即ち、音符には変化記
号が付いていない場合には、ステップS1606へ進
む。
【0105】ステップS1606においては、ワーク・
テーブルよりPosに対応したNfswを読み出し、N
fswが「0」であるか否かを判断する。
【0106】そして、ステップS1606において、N
fswが「0」であると判断された場合、即ち、Pos
の示す表示位置に現時点で変化記号が付いていない場合
には、ステップS1618へ進む。
【0107】一方、ステップS1606において、Nf
swが「0」でないと判断された場合には、Posの示
す表示位置に現時点で変化記号が付いているので、ステ
ップS1608へ進んで、ナチュラルを表示するととも
に、ワーク・テーブルのPosに対応したNfswを
「0」にクリアする。そして、ステップS1608の処
理を終了すると、ステップS1618へ進む。
【0108】また、ステップS1604において、rN
sfは「0」でないと判断された場合、即ち、音符に変
化記号が付いている場合には、ステップS1610〜ス
テップS1616の処理を行う。
【0109】即ち、ステップS1610においては、
「Nsfw=rNsf」であるか否かを判断する。
【0110】ステップS1610において、「Nsfw
=rNsf」であると判断された場合、即ち、表示位置
の変化記号に変化がない場合には、ステップS1618
へ進む。
【0111】一方、ステップS1610において、「N
sfw=rNsf」でないと判断された場合には、Ns
fwが「0」であるか否かを判断する(ステップS16
12)。
【0112】ステップS1612において、Nsfwが
「0」でないと判断された場合、即ち、現時点で変化記
号が付いている場合には、ステップS1614へ進み、
ナチュラルを表示する。そして、ステップS1614の
処理を終了すると、ステップS1616へ進む。
【0113】一方、ステップS1612において、Ns
fwが「0」であると判断された場合、即ち、現時点で
臨時記号が付いていない場合には、ステップS1616
へジャンプして進む。
【0114】ステップS1616においては、rNsf
の値に対応した変化記号を臨時記号として表示するとと
もに、rNsfの値をNsfwにセットする。そして、
ステップS1616の処理を終了すると、ステップS1
618へ進む。
【0115】ステップS1618においては、Nbfの
タイミングとPosに対応した表示位置に、音長データ
に基づき音長を量子化した音符を表示する。このステッ
プS1618の処理を終了すると、楽譜表示ルーチンへ
リターンする。
【0116】なお、上記した処理においては、和音の場
合には設定された調性に応じた標準的な臨時記号を選択
するようにしたが、これに限られることなしに、和音を
構成する調性に応じた標準的な臨時記号を選択するよう
にしてもよいことは勿論である。
【0117】また、上記した処理においては、調性デー
タをスイッチの操作により指定したが、これに限られる
ことなしに、演奏データの内容に基づいて自動的に調性
を判別して、判別した調性により調性データを指定して
もよい。
【0118】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、臨時記号を選択する際に、不要な臨時記号
の選択を抑制して、臨時記号の少ない見やすい楽譜を表
示することができるようになり、また、臨時記号を選択
する際に、近親調のスケール音を例外扱いするようにし
て、近親調のスケールをわかりやすくすることができる
という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はハ長調のスケール音とスケール番号お
よび当該スケール音以外の音高の音とスケール番号を示
す楽譜であり、(b)はニ長調におけるスケール番号V
IIフラットの音を示す楽譜である。
【図2】(a)は半音上行する際にフラットとナチュラ
ルとが前後して表示されることを示す楽譜であり、
(b)は半音下行する際にシャープとナチュラルとが前
後して表示されることを示す楽譜である。
【図3】(a)および(b)は、本発明による臨時記号
選択装置によって選択される臨時記号を表示した楽譜で
ある。
【図4】(a)、(b)、(c)および(d)は、本発
明による臨時記号選択装置によって選択される臨時記号
を表示した楽譜である。
【図5】本発明による臨時記号選択装置を備えた楽譜表
示装置のブロック構成図である。
【図6】演奏データのフォーマットを示す説明図であ
る。
【図7】操作パネルの構成を示す説明図である。
【図8】調性データの値を示す説明図である。
【図9】ノート・テーブルの一例を示す説明図である。
【図10】変化記号とNsf、Nsfu、NsfDおよ
びNsfmの示す値との対応関係を示す説明図である。
【図11】表示装置に表示される五線上における表示位
置Posを表す値を示す説明図である。
【図12】ワーク・テーブルの一例を示す説明図であ
る。
【図13】メイン・ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図14】楽譜表示ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図15】楽譜表示ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図16】音符表示ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10 CPU 12 バス 14 ROM 16 RAM 18 操作子群 20 FD装置 22 表示装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演奏データを入力する演奏データ入力手
    段と、 前記演奏データ入力手段により入力された演奏データに
    応じた調性データを発生する調性データ発生手段と、 前記演奏データ入力手段により入力された演奏データの
    中のある1つの音と前記ある1つの音の次の音につい
    て、前記調性データ発生手段により発生された調性デー
    タに基づいてスケール音か否かを判定する判定手段と、 前記ある1つの音と前記次の音との音程差を検出する検
    出手段と、 前記判定手段により前記ある1つの音がスケール音でな
    いとともに前記次の音がスケール音であると判定され、
    かつ前記検出手段により前記ある1つの音が前記次の音
    より半音程低いと検出された場合に、前記ある1つの音
    の臨時記号としてシャープを選択し、前記判定手段によ
    り前記ある1つの音がスケール音でないとともに前記次
    の音がスケール音であると判定され、かつ前記検出手段
    により前記ある1つの音が前記次の音より半音程高いと
    検出された場合に、前記ある1つの音の臨時記号として
    フラットを選択する臨時記号選択手段とを有することを
    特徴とする臨時記号選択装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の臨時記号選択装置にお
    いて、 前記臨時記号選択手段は、 前記判定手段により前記ある1つの音がスケール音でな
    いとともに前記次の音がスケール音であると判定され、
    かつ前記検出手段により前記ある1つの音が前記次の音
    より半音程低いと検出された場合において、前記ある1
    つの音が所定の音程のときに、前記ある1つの音の臨時
    記号としてシャープを選択せずにフラットを選択する例
    外処理と、 前記判定手段により前記ある1つの音がスケール音でな
    いとともに前記次の音がスケール音であると判定され、
    かつ前記検出手段により前記ある1つの音が前記次の音
    より半音程高いと検出された場合において、前記ある1
    つの音が所定の音程のときに、前記ある1つの音の臨時
    記号としてフラットを選択せずにシャープを選択する例
    外処理とを行う例外処理手段を有することを特徴とする
    臨時記号選択装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の臨時記号選択装置にお
    いて、 前記例外処理手段は、 前記調性データ発生手段により発生された調性データが
    短調を示している場合に、前記所定の音程とは異なる所
    定の音程のときに例外処理を行うことを特徴とする臨時
    記号選択装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の臨時記号選択装置にお
    いて、 前記ある1つの音と前記次の音とが和音であることを検
    出する和音検出手段と、 前記和音検出手段により前記ある1つの音と前記次の音
    とが和音であると検出された場合に、前記臨時記号選択
    手段による臨時記号の選択を禁止する禁止手段とを有す
    ることを特徴とする臨時記号選択装置。
JP9126517A 1997-04-30 1997-04-30 臨時記号選択装置 Pending JPH10301566A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002268636A (ja) * 2001-03-06 2002-09-20 Yamaha Corp 楽曲データに基づく音楽記号自動決定装置、楽曲データに基づく楽譜表示制御装置、および、楽曲データに基づく音楽記号自動決定プログラム
JP2007086243A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Casio Comput Co Ltd 臨時記号表示装置および臨時記号表示プログラム

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