JPH10301405A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10301405A
JPH10301405A JP9112640A JP11264097A JPH10301405A JP H10301405 A JPH10301405 A JP H10301405A JP 9112640 A JP9112640 A JP 9112640A JP 11264097 A JP11264097 A JP 11264097A JP H10301405 A JPH10301405 A JP H10301405A
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JP9112640A
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English (en)
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Masahiro Inoue
雅博 井上
Yoichi Kimura
要一 木村
Yoshikuni Ito
善邦 伊藤
Yuuji Betsushiyo
勇爾 別所
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録材上にトナー像を定着する際に離型剤を
使用する定着装置を備えた画像形成装置において、親和
力の大きいトナーが加熱加圧によって定着ローラに転
移、付着するのを防止するために、定着ローラ上にシリ
コーンオイル等の液体の離型剤を塗布すると、記録材の
両面にコピーを行う場合、離型剤が記録材から転写ドラ
ムに、さらには転写ドラムから感光ドラムに転移して、
画像不良を引き起こすという新たな問題が発生する。 【解決手段】 表面にトナー像が形成される像担持体
と、記録材を担持し搬送する記録材支持体と、前記像担
持体上のトナー像を記録材支持体上の記録材に転写する
転写装置と、前記記録材上に転写されたトナー像を離型
剤が塗布された定着部材により加熱加圧して前記記録材
上に定着する定着装置とを備えた画像形成装置におい
て、記録材支持体を、メチル基、イミド基およびノルボ
ルネン基のいずれか1種類以上を含む材料で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザビ
ームプリンタ等の画像形成装置に係り、詳しくは、記録
材上にトナー像を定着する際に離型剤を使用する定着装
置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、レーザビームプリンタ等の画像
形成装置において、帯電、露光、現像等のプロセスを経
て感光ドラム(像担持体)上に形成されたトナー像は、
転写装置によって紙等の記録材上に転写され、その後、
定着装置の定着ローラ、加圧ローラ等によって加熱加圧
され、永久像として記録材上に固定される。
【0003】ところで、多色の画像形成装置、たとえば
4色フルカラーの画像形成装置では、それぞれ色の異な
った4色のトナーが使用され、これら4色のトナーは、
転写ドラム(転写装置)に巻き付けられた記録材上に重
ねるようにして順次転写された後、定着装置による定着
が行われる。したがってカラー用のトナーの特性として
は、定着装置で加熱したときの溶融性、混色性がよいこ
とが要求される。溶融、混色が不良であると、トナー粒
子間にエアギャップが多くなり、空気との界面での光の
散乱によって、トナー色素本来の色調が失われたり、ト
ナーの重なった部分では下層のトナーが上層のトナーに
隠蔽されて色の再現性が低下したりするからである。こ
れら溶融性、混色性を満たすものとして、軟化点が低
く、しかも溶融粘度が低い、いわゆるシャープメルト性
のトナーが使用される。このようなトナーを使用するこ
とにより、色の再現性を高めて原稿に忠実なカラーコピ
ーを得ることができる。
【0004】しかし一方、シャープメルト性のトナー
は、親和力が大きいため、定着ローラにオフセットしや
すいという欠点がある。すなわち4色のトナー像が積層
された記録材は、定着装置において、加熱に加えて加圧
も行われる。したがって親和力の大きいトナーは、この
加熱加圧によって、定着ローラに転移し付着し勝ちとな
る。定着ローラにトナーが転移すると、このトナーは、
次の記録材に転写されてしまったり、あるいは定着ロー
ラ上で固まったりし、いずれも画像不良の原因となる。
【0005】そこで、これらの不良を防止するために離
型剤が使用されている。定着装置での記録材に対するト
ナー像の定着に先立ち、定着ローラ上にシリコーンオイ
ル等の液体の離型剤を塗布するのである。これによっ
て、トナー像を加熱加圧する際、定着ローラは、記録材
上のトナー像に対して直接接触することなく、離型剤を
介して接触することになり、トナーが定着ローラ側に転
移して付着するのを有効に防止している。
【0006】なお、トナー像の定着後に定着ローラ上に
残った離型剤は、たとえば不織布を備えたクリーニング
装置によって拭い取るようになされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術によると、離型剤を使用することによってトナ
ーが定着ローラに転移することは防げるものの、記録材
の両面にコピーを行うと、今度は、離型剤が記録材から
転写ドラムに、さらには転写ドラムから感光ドラムに転
移して、画像不良を引き起こすという新たな問題が発生
する。
【0008】すなわち、両面コピーの際に、記録材の最
初にコピーを行う面を第1面、次にコピーを行う面を第
2面とすると、最初のコピーによって記録材の第1面に
離型剤が転移する。この離型剤の転移は、第2面にコピ
ーを行わない場合には、何ら支承を来さない。ところ
が、第2面にコピーを行う場合には、トナー像の記録材
への転写に備えて記録材が転写ドラムの表面に巻き付け
られると、記録材の第1面、つまり最初のコピー時に離
型剤が転移した面が転写ドラム表面に接触することにな
り、これによって離型剤が転写ドラム表面に転移してし
まう。その後、定着に向けて、記録材が転写ドラムから
離れると、転写ドラム上の離型剤が、今度は転写ドラム
に当接している感光ドラムの表面に転移し、そこに付着
する。
【0009】このようにして、離型剤が感光ドラムに転
移付着すると、この離型剤は、もともと感光ドラム上の
残留トナーを除去するのが目的である感光ドラムのクリ
ーニング装置では、十分に拭い去ることができない。こ
のため、感光ドラム上の残留トナーがオイル等の離型剤
上に載ってしまい、その結果、残留トナーの感光ドラム
からの剥離性が悪くなって、クリーニング装置による残
留トナーの除去が十分に行えない。
【0010】さらに、感光ドラム上に離型剤が付着して
いると、残留トナー以外にも、現像時のトナーが画像形
成領域外の部分にも付着しやすくなる(特に、ジャンピ
ング現像のように、トナーを飛翔させるものでは、余分
なトナーの付着が多くなる)。このように、感光ドラム
上の離型剤によって、残留トナーや現像時のトナーが、
感光ドラム上の本来トナーが付着していてはいけない部
分に付着してしまい、これらのトナーが以後のコピーに
転写されて、汚れた画像が形成されてしまう。
【0011】本発明は、両面コピーの際に生じる上記の
ような離型剤の転移の問題を解決し、離型剤(オイル)
が像担持体(感光ドラム)に転移して画像不良を発生さ
せることを防止できるようにした画像形成装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面にトナー
像が形成される像担持体と、記録材を担持し搬送する記
録材支持体と、前記像担持体上のトナー像を前記記録材
支持体上の記録材に転写する転写装置と、前記記録材上
に転写されたトナー像を離型剤が塗布された定着部材に
より加熱加圧して前記記録材上に定着する定着装置とを
備えた画像形成装置において、前記記録材支持体が、メ
チル基、イミド基およびノルボルネン基のいずれか1種
類以上を含む材料で構成されていることを特徴とする。
【0013】上記の構成により、たとえばシリコーンオ
イル等の離型剤が記録材から記録材支持体に転移して
も、この離型剤は、記録材支持体を構成する材料に含ま
れるメチル基、イミド基およびノルボルネン基により保
持されるので、記録材支持体に当接する像担持体上に転
移することはない。また、転移した場合であっても、そ
の転移量はごく少量となる。
【0014】本発明において使用される離型剤は、粘度
が100〜1000csのシリコーンオイルが好まし
い。
【0015】また記録材支持体は、メチル基、イミド基
およびノルボルネン基のいずれも含まない物質に、メチ
ル基、イミド基およびノルボルネン基のいずれか1種類
以上を有する物質を混ぜ合わせた材料により構成するこ
ともできる。
【0016】さらに記録材支持体は、メチル基、イミド
基およびノルボルネン基のいずれも含まない物質に、メ
チル基、イミド基およびノルボルネン基のいずれか1種
類以上を含む材料を、少なくとも記録材支持体の記録材
担持面側にコーティングした構成とすることも有効であ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
【0018】本発明に係る画像形成装置の一例として、
図1に4色フルカラーのレーザビームプリンタ1の概要
を図示する。
【0019】図1において、レーザビームプリンタ1
は、装置本体2のほぼ中央に、像担持体としての感光ド
ラム3を備えている。感光ドラム3は、その表面に感光
層が形成されており、装置本体2に回転自在に支持さ
れ、駆動装置(不図示)によって矢印R1方向に回転駆
動されるようになっている。
【0020】感光ドラム3の周囲には、その回転方向に
沿って順に、感光ドラム3表面を均一に帯電する1次帯
電器(帯電装置)5、感光ドラム3表面を光照射して静
電潜像を形成するレーザビーム露光装置(露光手段)
6、および静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形
成する現像装置7が設けられている。
【0021】図1に示す現像装置7は回転式のものであ
り、装置本体2に支持された回転体7aと、この回転体
7aに搭載された4個の現像器、すなわち、マゼンタ、
シアン、イエロー、ブラックの各色のトナー(現像剤)
をそれぞれ収納した現像器7M,7C,7Y,7BKと
によって構成されている。各現像器7M,7C,7Y,
7BKは、回転体7aの回転によって、感光ドラム3に
対向する現像位置に順次移動し、それぞれの色に対応す
る静電潜像にトナーを付着させて各色のトナー像を形成
する。4色フルカラーのコピーを行うには、それぞれが
1回ずつ感光ドラム3上の静電潜像を現像することにな
る。現像装置7の上方には、各現像器7M,7C,7
Y,7BKにトナーを補給するための4個のホッパ7b
が配置されている。
【0022】感光ドラム3の回転方向に沿った、現像装
置7の下流側には、転写ドラム(記録材支持体)9が配
設されている。全体として円筒状に形成された転写ドラ
ム9は、装置本体2によって回動自在に支持されてお
り、感光ドラム3に当接しながら矢印R2方向に回転す
るようになっている。
【0023】図2に、転写ドラム9の詳細を図示する。
転写ドラム9は、ベース部材10と、これに張設された
記録材担持シート11とによって構成されている。ベー
ス部材10は、左右一対の環状のシリンダ部10a,1
0bと、これらシリンダ部10a,10bの一部を連結
する連結部10c、そして連結部10cに沿って取り付
けられた記録材グリッパ10dによって一体的に構成さ
れている。記録材グリッパ10dは、長手方向の1辺が
連結部10cから少し浮き上がっていて、この隙間に、
記録材Pの先端縁を把持することができるようになって
いる。記録材担持シート11は、左右のシリンダ部10
a,10bの間の、連結部10c以外の部分をほぼ円筒
状に覆うようにして張設されている。記録材担持シート
11は、その先端部を連結部10c上に固定し、左右の
シリンダ部10a,10bに沿ってほぼ1周して、その
後端部を先端部付近において先端部と同様に連結部10
c上に固定されている。したがって、転写ドラム9の外
周面は、その大部分が記録材担持シート11によって占
められることになる。
【0024】転写ドラム9の内側の、感光ドラム3と対
向する位置には、図1および図3に示すように、転写用
放電器(転写装置)12が配設されている。そして、こ
の転写用放電器12の下流側に隣接して、内側除電用放
電器13、およびこれに対向して外側に2個の外側除電
用放電器15,16が配設されている。さらに転写ドラ
ム9の内側には、上述の転写用放電器12の斜め上方
に、押圧部材17が配置されている。押圧部材17は、
取付ベース17aに基端部を固着した弾性シート17b
を有する。弾性シート17bは、なだらかに湾曲して、
その先端部が転写ドラム9の回転方向(矢印R2方向)
下流側に位置しているとともに、この先端部によって記
録材担持シート11の内周側を押圧して、記録材担持シ
ート11を感光ドラム3の表面に押し付けている。これ
により、トナー像の記録材Pに対する転写効率を向上さ
せて、鮮明な転写像を得るようにしている。
【0025】転写ドラム9の斜め下方には、クリーニン
グ装置18(図1参照)が配設されている。クリーニン
グ装置18は、記録材担持シート11の表面の残留トナ
ーを除去するファーブラシ18aと、これに対向して転
写ドラム9の内側に配置されたクリーニング補助手段1
8bとを備えている。ファーブラシ18aは、不図示の
駆動手段によって回転駆動されるようになっている。
【0026】感光ドラム3の回転方向(矢印R1方向)
に沿った、転写ドラム9の下流側には、前述の1次帯電
器5に隣接するようにしてクリーニング装置19が配設
されている。このクリーニング装置19は、弾性体から
なるクリーニングブレード19aを有し、このクリーニ
ングブレード19a先端を感光ドラム3表面に押し付け
ることによって、感光ドラム3上の残留トナーを除去す
るようにしている。
【0027】つづいて、記録材Pの搬送系について説明
する。記録材Pの搬送路Ruは、全体としては、記録材
Pが装置本体2の右側面2Rの下部から給紙され、転写
ドラム9に向けて搬送され、転写ドラム9等によってト
ナー像が転写された後、転写ドラム9から遠ざかるよう
にして右側面2Rの上部に排出されるように構成されて
いる。
【0028】搬送路Ruの最上流側には、異なるサイズ
の記録材Pを積載収納した給紙カセット20、20が、
装置本体2の右側面2Rに着脱自在に装着されている。
各給紙カセット20の先端側上方には、給紙カセット2
0から搬送路Ruに向けて記録材Pを供給する給紙ロー
ラ21が、そしてその下流側には搬送ローラ22、レジ
ストローラ23が配置されている。前述の転写ドラム9
の記録材グリッパ10dは、レジストローラ23から転
写ドラム9に供給された記録材Pの先端縁を把持する。
記録材Pは、先端縁が記録材グリッパ10dに把持され
た状態で転写ドラム9が回転すると、全体が転写ドラム
9の記録材担持シート11に巻き付くようになってい
る。転写ドラム9の右側上方には、先端部を転写ドラム
9表面に近接させて、トナー像転写後の記録材Pを転写
ドラム9から剥離する分離爪25が配置され、その下流
側には、分離爪25で剥離された記録材Pを次に説明す
る定着装置30に向けて搬送する搬送ベルト26、トナ
ー像定着後の記録材Pが排出される排紙トレイ27が配
置されている。
【0029】定着装置30は、内部にヒータ33を収納
した定着部材としての定着ローラ31と、同じくヒータ
35を収納した加圧ローラ32とを有し、トナー像が転
写された記録材Pが両ローラ31,32間を通過する際
に、これを加熱加圧してトナー像を記録材P上に永久像
として固着する。
【0030】次に、上述の構成のレーザビームプリンタ
1による4色フルカラーの画像形成プロセスを簡単に説
明する。
【0031】感光ドラム3を矢印R1方向に回転駆動
し、1次帯電器5によって、感光ドラム3表面を均一に
帯電する。帯電済みの感光ドラム3に対し、レーザビー
ム露光装置6によって露光を行う。この際、まずマゼン
タ色の画像情報に対応する露光を行い、静電潜像を形成
する。現像装置7のマゼンタの現像器7Mを感光ドラム
3に対向させ、静電潜像を現像して可視化し、感光ドラ
ム3上にマゼンタのトナー像を形成する。
【0032】一方、給紙カセット20に収納されている
記録材Pは、給紙ローラ21の回転によって、搬送路R
uに供給され、その後、搬送ローラ22、レジストロー
ラ23を介して転写ドラム9に供給される。供給された
記録材Pは、その先端縁を記録材グリッパ10dによっ
て把持され、転写ドラム9の矢印R2方向の回転に伴っ
て、転写ドラム9表面に密着するようにして巻き付けら
れる。
【0033】この転写ドラム9に巻き付いた状態の記録
材Pに対して、前述のマゼンタのトナー像が転写され
る。感光ドラム3上のマゼンタのトナー像が、転写領域
(感光ドラム3と転写ドラム9との当接部)に達する
と、このトナー像は、記録材担持シート11の背面側か
ら転写用放電器12によって逆極性のコロナ放電を受
け、転写ドラム9に巻き付いた状態の記録材9に転写さ
れる。これでマゼンタのトナー像の転写が完了する。
【0034】以下同様のプロセスを経て、転写ドラム9
上の記録材P上に、シアン、イエロー、ブラックの各色
のトナー像が順次転写され、記録材P上には、4色のト
ナー像が重ねられる。
【0035】4色のトナー像が転写された記録材Pは、
内側および外側の除電用放電器13,15,16によっ
て除電されつつ、分離爪25によって転写ドラム9から
剥離される。剥離された記録材Pは、搬送ベルト26に
よって定着装置30に搬送される。ここで、トナー像は
加熱加圧されて、記録材P上に永久像として固着され
る。この際、定着装置30での定着動作速度は、装置本
体2のプロセススピード160mm/秒より遅い90m
m/秒で行われる。これは、後述するようにトナーが2
層から4層積層された未定着画像を溶融混色させる場
合、十分な加熱量をトナーに与えなければならないため
で、装置本体2より遅い速度で定着を行うことにより、
トナーに対する加熱量を多くしているのである。トナー
像が定着された記録材Pは、その後、排紙トレイ27上
に排出される。
【0036】上述の4色フルカラーのレーザビームプリ
ンタ1をはじめとして、一般に多色のトナー像を形成す
る画像形成装置においては、トナーは、単色のものに使
用されるものとは異なり、4層積層されることから、軟
化点が低く、しかも溶融粘度が低い、いわゆるシャープ
メルト性のものが使用される。シャープメルト性のトナ
ーは、熱を加えたときの溶融性、混色性がよく、この特
性により、複写物の色再現範囲を拡大して、原稿の色に
忠実なカラーコピーを得ることができる。
【0037】以下に4色フルカラーのレーザビームプリ
ンタ(画像形成装置)1の第1の特徴であるトナー、す
なわちシャープメルト性のトナーについて詳述する。シ
ャープメルト性のトナーは、たとえばポリエステル樹脂
またはスチレン−アクリルエステル樹脂等の結着樹脂、
着色剤(染料、昇華性染料)、荷電制御剤等からなるト
ナー形成用材料を溶融混練、粉砕、分級することにより
製造される。また必要に応じ、トナーに各種外添剤(た
とえば、疎水性コロイダルシリカ)を添加する外添工程
を付加してもよい。このようなカラー用のトナーとして
は、定着性、シャープメルト性を考慮すると、結着樹脂
としてポリエステル樹脂を使用したものが特に好まし
い。シャープメルト性ポリエステル樹脂の例としては、
ジオール化合物とジカルボン酸とから合成される分子の
主鎖にエステル結合を有する高分子化合物が挙げられ
る。
【0038】特に、次式
【0039】
【化1】 (式中Rはエチレンまたはプロピレン基であり、x、y
は、それぞれ1以上の正の整数であり、かつ(x+y)
の平均値が2〜10である。)で代表されるビスフェノ
ール誘導体もしくはその置換体をジオール成分とし、2
価以上のカルボン酸またはその酸無水物またはその低級
アルキルエステルとからなるカルボン酸成分(たとえ
ば、フマル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フタル
酸、テレフタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸
等)とを少なくとも共縮重合したポリエステル樹脂がシ
ャープな溶融特性を有するのでより一層好ましい。この
ポリエステル樹脂の軟化点は、75〜150℃、好まし
くは80〜120℃がよい。
【0040】このようなポリエステル樹脂を結着樹脂と
して含有するシャープメルト性のトナーの軟化特性の例
を図4に示す。測定条件は次のとおりである。
【0041】フローテスターCFT−500A型(島津
製作所)を使用し、ダイ(ノズル)の直径0.2mm、
厚み0.1mmとして20kgの押出荷重を加え、初期
設定温度70℃で、予熱時間300秒の後、6℃/分の
速度で等速昇温したとき描かれるトナーのプランジャー
降下量−温度曲線(以下「軟化S字曲線」という)を求
めた。試料となるトナーは、1〜3g精秤した微粉末を
用い、プランジャー断面積は1.0cm2 とする。軟化
S字曲線は図4のようなカーブとなる。等速昇温するに
したがい、トナーは徐々に加熱され流出が開始される
(プランジャー降下A→B)。さらに昇温すると溶融状
態となったトナーは大きく流出し(B→C→D)プラン
ジャー降下が停止し終了する(D→E)。軟化S字曲線
の高さHは、全流出量を示し、H/2のC点に対応する
温度T0がトナーの軟化点を示す。
【0042】トナーおよび結着樹脂がシャープメルト性
を有するか否かは、トナーまたは結着樹脂の見かけの溶
融粘度を測定することにより判定できる。このシャープ
メルト性を有するトナーまたは結着樹脂とは、見かけの
溶融粘度が103 ポイズを示すときの温度をT1、同じ
く5×102 ポイズを示すときの温度をT2としたと
き、 T1=90〜150℃ |ΔT|=|T1−T2|=5〜20℃ の条件を満たすものをいう。
【0043】このような温度−溶融粘度特性を有するシ
ャープメルト性樹脂は、加熱されることによって極めて
シャープに粘度低下を起こすことが特徴であり、この粘
度低下が、トナーを積層したときの最上層のトナーと最
下層のトナーとの適度な混合を生じさせ、さらにトナー
層自体の透明性を急激に増加させて、良好な減色混合を
起こすものである。
【0044】一方、このようなシャープメルト性のカラ
ートナーは、親和力が大きく、定着ローラにオフセット
しやすいという欠点をもっている。
【0045】したがって、以上のようなカラートナーを
用いる画像形成装置の定着装置30においては、定着ロ
ーラが長時間にわたって高い離型性を示すことが必要と
なる。以下に、4色フルカラーのレーザビームプリンタ
(画像形成装置)1の第2の特徴である定着装置30に
ついて説明する。
【0046】定着装置30は、図5に図示するように、
定着ローラ31、加圧ローラ32を備えている。定着ロ
ーラ31は、アルミニウム製の芯金31aを有し、芯金
31aの外側にはHTV(高温加硫型)シリコーンゴム
層31bが、さらにその外側にはRTV(室温加硫型)
シリコーンゴム層31cが形成されており、両シリコー
ンゴム層31b,31cの厚さの合計は3mm、定着ロ
ーラ31全体としての直径は40mmに形成されてい
る。一方、加圧ローラ32は、アルミニウム製の芯金3
2aの上に1mm厚のHTVシリコーンゴム層32b
と、さらにその表面にRTVシリコーンゴム層32cと
を設け、全体として直径40mmに形成されている。
【0047】上述の定着ローラ31には、芯金31a内
に発熱手段であるハロゲンヒータ33が配設され、ま
た、加圧ローラ32には、同じく芯金32a内にハロゲ
ンヒータ35が配設され、両ハロゲンヒータ33,35
によって、記録材Pに対し、表裏両面からの加熱を行っ
ている。温度制御については、加圧ローラ32に当接さ
せたサーミスタ36により、加圧ローラ32の温度が検
知され、この検知温度に基づいて制御装置37により、
両ハロゲンヒータ33,35の温度を制御して、定着ロ
ーラ31および加圧ローラ32の温度をともに約170
℃の一定温度に維持するようにしている。なお、これら
定着ローラ31と加圧ローラ32とは、加圧機構(不図
示)によって総圧約40kgで加圧されて相互に当接し
ている。
【0048】また、図5において、定着ローラ31の、
記録材P搬送方向上流側には離型剤塗布手段としてのオ
イル塗布装置39が、また定着ローラ31の上方にはク
リーニング装置40がそれぞれ配設され、さらに加圧ロ
ーラ32の下方には、加圧ローラ32のオイル汚れを除
去するクリーニングブレード41が配置されている。オ
イル塗布装置39は、オイルパン42内のジメチルシリ
コーンオイル43(離型剤、信越化学製KF96 30
0cs、以下単に「オイル」という)をオイル汲み上げ
ローラ45で汲み上げてオイル塗布ローラ46に塗布
し、さらにオイル塗布ローラ46上のオイル塗布量をオ
イル塗布量調整ブレード47によって規制した後、適量
のオイル43を定着ローラ31上に塗布する。オイルの
粘度としては、100〜1000csのものが好適に用
いられる。図5に示すオイル塗布装置39では、オイル
塗布量として、後述する測定方法により測定された値
で、A4サイズの記録材Pに対して0.08g/A4の
オイル43を塗布している。
【0049】上述のオイル塗布装置39によるオイル塗
布量は、次のようにして求める。まず、A4サイズの白
紙50枚の重量をA1(g)とし、この白紙への画像の
転写および定着ローラ31へのオイル43の塗布を行わ
ないで、定着ローラ31と加圧ローラ32との間を通紙
した白紙50枚の重量をB(g)とする。次に、同様に
別のA4サイズの白紙50枚の重量をA2(g)とし、
この白紙への画像の転写はしないが、定着ローラ31へ
のオイル43の塗布は行って、定着ローラ31と加圧ロ
ーラ32との間を通紙した白紙50枚の重量をC(g)
とする。以上のA1、B、A2、Cを用いるとA4サイ
ズの白紙1枚あたりのオイルの塗布量X(g)は、次式
のようにして求められる。
【0050】X=(C+A1−B−A2)/50 一方、クリーニング装置40は、ノーメックス(商品
名)よりなる不織布ウェブ49を、押圧ローラ50によ
って定着ローラ31に押し当ててクリーニングしてい
る。また、この不織布ウェブ49は、巻き取り装置(不
図示)によって適宜巻き取られ、当接部にトナー等が堆
積しないようにしてある。
【0051】以上に説明した4色フルカラーのレーザビ
ームプリンタ(画像形成装置)1は、記録材Pの片面の
みにトナー像による画像を形成するものであるが、この
画像を記録材Pの表面および裏面の双方に形成できる方
法、装置がすでに提案され、また実用化されている。
【0052】これは、一度、記録材Pの表面側にトナー
像を転写し、定着装置30によってそのトナー像を定着
した後、再度、同一の記録材Pを装置本体に給送し、今
度は前回とは反対の裏面側に画像形成するものである。
【0053】このように、記録材Pの両面に画像形成を
行う場合には、記録材Pのはじめにコピーを取る面を第
1面、次にコピーを取る面を第2面とすると、はじめの
コピーによって記録材Pの第1面には離型剤43が付着
する。この離型剤43の付着は、第2面にコピーを行わ
ない場合には、何ら支障を来さない。ところが第2面に
コピーを取る場合に、トナー像の記録材Pへの転写に備
えて、記録材Pが転写ドラム9の表面に巻き付くと、記
録材Pの第1面、つまりはじめのコピーで離型剤43が
付着した面が転写ドラム9表面に接触することになり、
これによって、離型剤43が転写ドラム9表面に付着し
てしまう。その後、記録材Pが転写ドラム9から離れる
と、転写ドラム9上の離型剤43が、転写ドラム9に当
接している感光ドラム3の表面に付着する。そして感光
ドラム3に付着した離型剤43に不要なトナーが付着し
て、このトナーが後続の記録材P上に付着してしまい、
画像汚れ等の画像不良を発生する。
【0054】そこで本発明は、上述の問題をなくするた
めに、転写ドラム9に改良が加えられている。すなわち
本発明の画像形成装置において、転写ドラム9は、前述
のように、2個のシリンダ部10a,10bを連結部1
0cによって連結した、金属等の導電部材からなるベー
ス部材10と、これに円筒状に張設する記録材担持シー
ト11とによって構成されている。
【0055】記録材担持シート11は、たとえばポリエ
チレンテレフタレート樹脂
【0056】
【化2】 や、ポリブチレンテレフタレート樹脂
【0057】
【化3】 等の樹脂に、メチル基(−CH3 )、イミド基(−NH
(CO)2 )あるいは、ノルボルネン基(Hg(OA
c)2 、H2 O)を有する物質、たとえばジメチルシリ
コーンやポリイミド等を混ぜ合わせたものから構成され
る。また、このシートの膜厚は、好ましくは50〜50
0μm、されに好ましくは70〜200μmである。さ
らにベースとなるポリエチレンテレフタレート等の樹脂
に対し、メチル基、イミド基およびノルボルネン基を有
する材料の混合率は、重量比で5〜20重量部とするこ
とが好ましい。このようにすることで、ベース樹脂の特
性を大きく変えずに、次に述べる効果が得られるように
なった。
【0058】従来、両面コピーを行う場合、トナー像の
定着時に記録材Pの第1面(はじめにコピーする面)に
離型剤(オイル)43が付着する。つづいて、記録材P
の第2面(次にコピーをする面)にトナー像を転写する
とき、離型剤43の付着した第1面が記録材担持シート
11に密着されて、離型剤43が記録剤担持シート11
に転着する。トナー像の転写が終了した転写ドラム9の
回転中、いわゆる後回転中、あるいは、さらなる画像形
成に入る直前の回転中、いわゆる前回転中に離型剤43
の付着した記録材担持シート11が感光ドラム3に直接
接触すると、記録材担持シート11上の離型剤43が感
光ドラム3上に再転着し、これにより、後続の記録材P
に画像不良が発生していた。
【0059】しかしながら、上述した構成の記録材担持
シート11を用いる構成とすることによって、従来発生
していた、感光ドラム3に離型剤43が付着することに
起因する画像不良を有効に防止できるようになった。
【0060】これは、次に述べるような理由によるもの
と考えられる。前述したように、記録材担持シート11
の材料に、メチル基、イミド基およびノルボルネン基の
少なくともいずれかを含むものを用いたが、これらの基
は、離型剤43であるオイルと親和性が良く、このため
記録材担持シート11に転着した離型剤43が、感光ド
ラム3に再転着することがなくなったためであると考え
られる。
【0061】なお、記録材担持シート11の表面に付着
した離型剤43は、クリーニング装置18によって順次
除去されるので問題は生じない。
【0062】また、記録材担持シート1の表面(記録材
Pと接触する面)を粗面化すると、記録材担持シート1
1の表面積が増加するので、離型剤43を保持しておく
能力が向上し、さらに好ましい結果が得られる。
【0063】この表面粗さの度合いは、微小凹部11a
をほぼ直角に横切る直線Lに沿って、十点平均粗さRz
(以下単に「Rz」という)が7〜20μm、好ましく
は10〜15μmとし、平均山間隔Sm(以下単に「S
m」という)が30μm以下、好ましくは20μm以下
とすることが好ましい。さらに最大粗さRMAX ((以下
単に「RMAX」という)は、転写時に転写電界が部分的
に大きく異なって転写不良が生じることを防止するため
に、好ましくは30μm以下、さらに好ましくは20μ
m以下とする。これら表面粗さの測定は以下の方法で行
った。
【0064】測定機は、小坂研究所(株)製、サーフコ
ーダSE−30AKに非接触検出ユニットPS−100
Uを用い、測定条件は、測定長2.5mm、垂直方向倍
率2000倍、水平方向倍率100倍、カットオフ0.
8mm、位相補償R+w型で行った。
【0065】また、記録材担持シート11を粗面化する
方法としては、たとえば図7に示すように、直径約18
0mmの円筒形のドラム51に、記録材担持シート11
を巻き付け、ドラム51を数rpmの回転速度で回転さ
せながら、2000番程度のサンドペーパー52を当接
させたり離間させたりし、これを繰り返して、ドラム5
1を10〜20回、回転させることによって、Rzをは
じめとするSm、RMA X等の条件を満たすように粗面化
することができる。
【0066】前述の図1から図3に示した例において
は、記録材担持シート11としてポリエチレンテレフタ
レートや、ポリブチレンテレフタレート樹脂に、メチル
基やイミド基およびノルボルネン基を有する物質を混ぜ
合わせた材料を用いる構成としたが、メチル基、イミド
基およびノルボルネン基を有さない樹脂(たとえば、前
述のポリエチレンテレフタレート樹脂や、ポリブチレン
テレフタレート樹脂等)に、メチル基やイミド基および
ノルボルネン基を有する、ジメチルシリコンや、ポリイ
ミド等をコートしたものを用いることができる。この場
合、記録材担持シート11の基層となるポリエチレンテ
レフタレート等の樹脂フィルムの膜厚は、好ましくは5
0〜500μm、さらに好ましくは70〜200μmと
し、コート部の厚みは好ましくは1〜100μm、さら
に好ましくは5〜50μmである。このような構成とし
たのは、基層に用いる樹脂に要求する機械特性を十分発
揮しつつ、以下に述べる効果を得られるようにするため
である。
【0067】さて、記録材担持シート11を上述のよう
な構成としたことで、前述の例と同様、従来発生してい
た、感光ドラム3に離型剤43が付着することに起因す
る画像不良を有効に防止できるようになった。
【0068】また前述の例と同様、記録材担持シート1
1の表面を粗面化することで、さらに好ましい結果が得
られることは言うまでもない。
【0069】また本発明は、図7に示すような4個の画
像形成ユニットI、II、III 、IVを有する多色電子写真
複写装置にも広く適用することができる。
【0070】図7において、各画像形成ユニットI〜IV
は、感光ドラム3M、3C、3Y、3BKを有し、その
周囲に1次帯電器5M、5C、5Y、5BK、露光手段
6M、6C、6Y、6BK、現像器7M、7C、7Y、
7BK、転写用放電器12M、12C、12Y、12B
Y、除電放電器13M、13C、13Y、13BKおよ
び15M、15C、15Y、15BK、クリーナ19
M、19C、19Y、19BKが配置され、さらに各画
像形成ユニットI〜IVを貫通する状態で感光ドラム3
M、3C、3Y、3BKの下方に、記録材支持体として
の無端の搬送ベルト24が配置されている。
【0071】一方、転写用放電器12M、12C、12
Y、12BYのそれぞれの放電幅内にて搬送ベルト24
をそれぞれ感光ドラム側へと押圧する押圧部材14M、
14C、14Y、14BKが設けられている。
【0072】図7の構成においても、搬送ベルト24の
材料をメチル基、イミド基およびノルボルネン基のいず
れかを有する材料で構成することにより、前述の各例と
同様、画像不良を防止することが可能となる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、記
録材支持体を、メチル基、イミド基およびノルボルネン
基の少なくとも1つを有する材料で構成することによっ
て、両面コピー時に、記録材から記録材支持体に、転移
した離型剤の記録材支持体から像担持体への再転移を大
幅に減少させて、感光ドラムに対する離型剤の付着に基
づく記録材の画像汚れ等の画像不良の発生を有効に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一例を概略的に示す断
面図。
【図2】図1の画像形成装置に用いられた転写ドラムの
一部を破断した斜視図。
【図3】図2の転写ドラムを備えた転写装置の要部断面
図。
【図4】シャープメルト性のトナーの軟化特性を示す
図。
【図5】図1の画像形成装置に用いられた定着装置の概
略を示す断面図。
【図6】記録材担持シートを粗面化する方法を示す斜視
図。
【図7】本発明の画像形成装置の他の例を概略的に示す
断面図。
【符号の説明】
1 画像形成装置(レーザビームプリンタ) 3 像担持体(感光ドラム) 9 記録材支持体(転写ドラム) 11 記録材担持シート 12 転写装置(転写用放電器) 30 定着装置 31 定着部材(定着ローラ) 43 離型剤(シリコーンオイル) P 記録材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 別所 勇爾 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にトナー像が形成される像担持体
    と、記録材を担持し搬送する記録材支持体と、前記像担
    持体上のトナー像を前記記録材支持体上の記録材に転写
    する転写装置と、前記記録材上に転写されたトナー像を
    離型剤が塗布された定着部材により加熱加圧して前記記
    録材上に定着する定着装置とを備えた画像形成装置にお
    いて、 前記記録材支持体は、メチル基、イミド基およびノルボ
    ルネン基のいずれか1種類以上を含む材料で構成されて
    いることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記離型剤は、粘度が100〜1000
    csのシリコーンオイルである請求項1に記載の画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 前記記録材支持体は、メチル基、イミド
    基およびノルボルネン基のいずれも含まない物質に、メ
    チル基、イミド基およびノルボルネン基のいずれか1種
    類以上を有する物質を混ぜ合わせた材料により構成され
    ている請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記記録材支持体は、メチル基、イミド
    基およびノルボルネン基のいずれも含まない物質に、メ
    チル基、イミド基およびノルボルネン基のいずれか1種
    類以上を含む材料を、少なくとも前記記録材支持体の記
    録材担持面側にコーティングした構成を有する請求項1
    または2に記載の画像形成装置。
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