JP3098122B2 - カラー用両面複写機 - Google Patents
カラー用両面複写機Info
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Description
し、特に転写ドラム、感光ドラムへの離型剤の付着を防
止し、さらに画像支持体送り部材への離型剤付着をも防
止したフルカラー用両面複写機に関する。
し、2色カラー複写機やデジタル化されたフルカラー複
写機等が既に販売されているが、これらの複写機はいず
れも以下のようなフルカラー電子写真法により画像を形
成するようになっている。
関係にある色分解光透過フィルターを通して光導電層上
に照射せしめ、該光導電層上に静電潜像を形成する。次
いでトナーを用いて該静電潜像を可視画像化した後、該
可視画像を紙等の支持体に保持せしめる。次いで上述の
工程を順次複数回行い、レジストレーションを合わせつ
つ、同一支持体上にトナーを重ね合わせ、ただ一回のみ
の定着によって最終のフルカラー画像を得ている。
れるトナーは、3原色であるイエロー、マゼンタ、シア
ンの3色のカラートナー又はそれに黒色を加えた4色の
トナーであるが、これらのトナーには、定着した際のト
ナー粒子による乱反射を出来る限り抑え、適度の光沢性
及び艶が必要とされる。また、トナー層の下層にある異
なる色調のトナー層を妨げない透明性を有し、色再現性
の広いカラートナーでなければならない。
を有するカラートナーが用いられている。このシャープ
メルト性を有するトナーとは、シリコーンオイル塗布が
可能なシリコーンゴム製定着ローラとの組み合わせにお
いて、定着時完全溶融に近い状態までトナー形状が変化
し、好ましい光沢性及び色再現性が得られるものであ
る。
て、結着樹脂の粘弾性特性における弾性項よりも粘性項
を重視することを意味している。すなわち、加熱時、ト
ナーをより粘性体として挙動せしめることにより、熱溶
融性を増加させ、さらに光沢性も得られることになる。
それゆえ、カラートナーの溶融特性は、従来の白黒トナ
ーのそれとは著しく異なり、カラートナー特有の樹脂設
計が必要である。
性項重視の結着樹脂設計によるトナーは、必然的に熱溶
融時の分子間凝集を低下せしめることになり、定着装置
通過時、熱ローラへのトナーの付着性も増すことにな
る。これらは高温オフセット現象を奮起するものであ
る。
ため、わずか数千〜数万枚後に定着ローラ表面にトナー
の被膜や粒状の付着物が形成されたり、熱ローラ通過時
画像面のトナー上層部が剥ぎ取られるといういわゆる高
温オフセットが発生する。
るいは軽減すべく種々の方策がトナーで試みられている
が、未だ充分なものではなく、さらなる改良が要望され
ている。
開昭57−208559号公報、特開昭58−1195
3号公報、特開昭58−14144号公報、特開昭60
−123852号公報等に記載のごとく、剥離性を増す
ために、トナー中に離型性成分である低分子量のポリエ
チレン、ポリプロピレン、ワックス、高級脂肪酸などを
添加する方法も行われている。これらの方法は、オフセ
ット防止に効果がある反面、上記低分子量のポリエチレ
ン等を耐オフセットに充分効果を発揮する程度に多量に
含有させると、メインの結着樹脂との相溶性が悪くな
り、カラートナーをOHP画像に用いた際の透明性を損
なうと共に、帯電特性が不安定になり、さらには耐久性
が低下する等の悪影響が認められた。
表面離型性のすぐれた材料を用い、該熱ローラ表面に離
型剤を塗布するという手法が提案された。離型剤として
は、例えばシリコーンオイル及びフッ素オイル等が使用
されており、現在商品化されているカラー複写機の熱ロ
ーラ定着装置は何らかの形で離型剤であるオイル塗布を
行っているものが殆どである。
HPフィルム、布帛等の画像支持体へのオイル汚れ、離
型剤塗布装置の具備によるコスト増など好ましくない問
題を引き起こしている。
な問題を有している。例えば、図5に示すように、画像
支持体のおもて面(1面目)にトナー層を担持し、離型
剤塗布装置16を具備する定着装置10によって最初の
定着を行った場合、画像支持体の表面には離型剤がかな
り多量に保持されている。次に、この画像支持体は裏面
(2面目)に画像を形成するため、転写ドラム6上に、
おもて面を転写ドラム6上のシートに密着するように吸
着保持される。したがって、おもて面上の離型剤、いわ
ゆる離型性オイルは転写ドラムシートに転移付着するこ
とになる。
と、多数枚の上記画像支持体が転写ドラム6上に吸着、
脱着を行うことにより、転写ドラム6上に転移した離型
剤の存在は無視できない量となり、付着したオイル膜が
原因となる転写ドラム6への画像支持体の吸着不良、画
像支持体上の画像面(おもて面)へのオイル汚れ等の不
具合を生ずることになる。さらには転写ドラム6上の離
型剤は感光ドラム1面にも転移付着することになり、よ
り大きな問題を生ずることになる。
離型剤の付着した部分は十分な帯電電位を得ることがで
きなくなったり、ドラム表面が不均一な帯電状態となる
ことがある。また、離型性オイルのごとき絶縁性物質の
付着により、除電が不十分になることがある。その結
果、トナーの現像能力が低下し画像濃度を低下させた
り、非画像部へのトナー付着である、いわゆるカブリを
惹起することになる。
に積層された画像支持体を、裏面複写をするため、紙送
りローラ12によりピックアップし搬送する時、画像支
持体上の離型剤により、ローラ12がスリップし、重
走、搬送不能などが生じやすくなる。
写ドラム、感光ドラムへの離型剤の付着がないカラー用
両面複写機を提供することにある。また、紙送りローラ
等の紙送り部材への離型剤の付着がないカラー用両面複
写機を提供することにある。
的は、画像支持体上に未定着現像剤像を形成せしめる画
像形成手段と、離型剤塗布装置を具備し、該未定着現像
剤像を定着せしめる定着装置と、該定着装置から排出さ
れた画像支持体を再度画像形成手段側へ搬送せしめる画
像支持体搬送手段とを有するカラー用両面複写機におい
て、上記画像支持体搬送手段によって搬送される画像支
持体の搬送経路の所定位置に、該画像支持体表面を摺擦
する離型剤除去摺擦装置が配設されていることにより達
成される。
持体の表面に形成されたカラーの未定着現像剤像は、定
着装置において該画像支持体上に定着される。このと
き、定着装置の熱ローラには離型剤塗布装置により充分
な量の離型剤が塗布されており、溶融性の高いカラート
ナーであってもオフセットが防止される。その後、画像
支持体は、裏面の画像形成のために再度画像支持体搬送
手段によって、画像形成手段側へと搬送されるが、該画
像支持体の搬送経路の所定位置には離型剤除去摺擦装置
が配設されており、上記画像支持体表面に付着した離型
剤を除去せしめる。したがって、この画像支持体は、表
面のときとほぼ同様な工程で複写機内部を移動し、裏面
に画像を形成されるが、複写機内部の各装置に表面の離
型剤を転着させることがない。
ー電子複写機の一例を説明する。
光ドラム1上に適当な手段で形成された静電潜像は矢印
の方向へ回転する回転現像ユニット2に取り付けられた
現像器2−1中の現像剤により可視化される。この現像
トナーはグリッパー7によって転写ドラム6上に保持さ
れている紙やOHPフィルムごときの画像支持体に、転
写帯電器8により転写される。
し、現像器2−2が感光ドラム1に対向する。そして現
像器2−2中の現像剤により現像され、このトナー画像
も前記と同一の画像支持体上に重ねて転写される。
このように転写ドラム6は画像支持体を把持したまま所
定回数だけ回転し所定色数が多重転写される。静電転写
するための転写電流は、1色目<2色目<3色目<4色
目の順に高めることが転写残留トナーを少なくするため
に好ましい。多重転写された画像支持体は、分離帯電器
9により転写ドラム6より分離され、離型剤塗布装置1
6を具備した加熱加圧ローラ定着装置器10を経てフル
カラー複写画像となる。
補給トナーは各色ごとに具備した補給ホッパー3より、
補給信号に基づいた一定量をトナー搬送ケーブル4を経
由し、回転現像ユニット2の中心にあるトナー補給筒5
に搬送され各現像器に送られる。
手法の一例を図1を参照して説明する。
複写画像、すなわちおもて面にトナー層を有する画像支
持体は、搬送ガイド17−1を経由し、両面トレー11
に積層される。次いで画像支持体は裏面を複写するた
め、両面トレー11より紙送りローラ12より重走しな
いように搬送される。搬送ガイド17−2を経由して支
持体を搬送しトナー層が下面になるように転写ドラム6
上に保持される。以下の現像−転写−定着工程は上述と
同様にして定着装置10より排紙され、最終的にカラー
両面複写画像が得られる。
4は、おもて面にトナー層を有した画像支持体が定着装
置10を経て、再度転写ドラム6に保持されるまでの搬
送経路中に少なくとも一箇所以上配置されるものであ
る。該摺擦装置14は、離型剤を表面に保持した画像支
持体が該摺擦装置14を通過した時、該支持体の表面
を、担持された画像を損なわないように、かつ、表面の
離型剤を完全に除去するように摺擦する機能を有するも
のである。
面の離型剤は充分に払拭除去されるが、同時におもて面
の定着画像が剥がれたり、スジ、割れ等の画像欠陥を発
生することになる。また、弱すぎると、当然のごとく、
短時間のうちに転写ドラム6シートへの離型剤汚染を生
ずることになる。この摺擦力の設定は、定着画像の定着
状態に基づく摺擦強さと、画像支持体表面にある離型剤
の量にしたがって適宜選択する必要がある。
具体例の模式図を図2ないし図4に示す。図2はロール
タイプの形式を有するものであり、ロールの材質として
は、シリコーンゴム、フッ素ゴム、発泡ウレタン、多孔
性樹脂などが好ましく、その摺擦圧力としては画像支持
体19上の離型剤21を除去し、定着したトナー層20
を包み込む程度の力が好ましい。
いられるウェブは吸収−吸着した離型剤を保持するよう
な凹凸または及び多孔性と適度な厚みを有する布帛、
紙、不織布、金属薄膜シートが好ましい。
あり、多孔性または離型剤を化学的に吸着しやすく加工
処理した、またはしていない繊維、樹脂、動物の毛皮、
等が好ましい。本発明は前記図2〜図4に限定されるも
のではなく、画像支持体上の画像を損なわず、表面の離
型剤を摺擦除去するものであればどのような形式でも可
能である。
ましい態様としては搬送ガイド17−1の部材近傍に設
置するのが良い。次の好ましい位置としては、搬送ガイ
ド17−2から転写ドラム6までの経路に配置すること
である。ただし、この位置に配置した場合は紙送りロー
ラ12に対して離型剤除去の別途の対策が必要である。
から再び画像形成手段側へ向かう画像支持体の搬送経路
の所定位置に、該画像支持体の表面と摺擦する離型剤除
去摺擦装置を設けたので、シャープメルト性のカラート
ナーのオフセットを防止するために定着装置において多
量の離型剤を画像支持体表面に塗布した場合でも、定着
後に上記離型剤除去摺擦装置によって除去できるため、
裏面の画像形成時において、転写ドラム、感光ドラム、
紙送り部材等へ離型剤を付着させず、良好な画像形成を
行うことのできるカラー用両面複写機を提供することが
できる。
る。
概略構成を示す図である。
摺擦装置の概略構成を示す図である。
概略構成を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 画像支持体上に未定着現像剤像を形成せ
しめる画像形成手段と、離型剤塗布装置を具備し、該未
定着現像剤像を定着せしめる定着装置と、該定着装置か
ら排出された画像支持体を再度画像形成手段側へ搬送せ
しめる画像支持体搬送手段とを有するカラー用両面複写
機において、上記画像支持体搬送手段によって搬送され
る画像支持体の搬送経路の所定位置に、該画像支持体表
面を摺擦する離型剤除去摺擦装置が配設されていること
を特徴とするカラー用両面複写機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31436192A JP3098122B2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | カラー用両面複写機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31436192A JP3098122B2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | カラー用両面複写機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06148999A JPH06148999A (ja) | 1994-05-27 |
JP3098122B2 true JP3098122B2 (ja) | 2000-10-16 |
Family
ID=18052412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31436192A Expired - Fee Related JP3098122B2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | カラー用両面複写機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3098122B2 (ja) |
-
1992
- 1992-10-30 JP JP31436192A patent/JP3098122B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH06148999A (ja) | 1994-05-27 |
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