JPH10300704A - 低濃度nox計測器に用いるチャンバ - Google Patents

低濃度nox計測器に用いるチャンバ

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JPH10300704A
JPH10300704A JP9110864A JP11086497A JPH10300704A JP H10300704 A JPH10300704 A JP H10300704A JP 9110864 A JP9110864 A JP 9110864A JP 11086497 A JP11086497 A JP 11086497A JP H10300704 A JPH10300704 A JP H10300704A
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真治 大坪
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低濃度NOx計測器においてコンパクトで向上
した測定精度を達成できるチャンバを提供する。 【解決手段】低濃度NOx計測器1に用いるチャンバ4
であって、被測定ガスのガス入口31およびガス出口3
2を有するチャンバ基体33内に、第1のセンサ素子6
−1を取り付けるための第1のセンサ素子取付部34
と、触媒5を収納するための触媒収納部35と、第2の
センサ素子6−2を取り付けるための第2のセンサ素子
取付部36とを形成し、ガス入口31と第1のセンサ素
子取付部34とを第1の連通孔37で、第1のセンサ素
子取付部34と触媒収納部35の入口側とを第2の連通
孔38で、触媒収納部35の出口側と第2のセンサ素子
取付部36とを第3の連通孔39で、第2のセンサ素子
取付部36とガス出口32とを第4の連通孔40でそれ
ぞれ連結して低濃度NOx計測器1に用いるチャンバ4
を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NO/NO2 分圧
比を平衡状態にする触媒と、NOxを含む被測定ガスが
接触することによりそのNOx成分に応じて抵抗が変化
する金属酸化物からなるセンサ素子であって、この触媒
を通過していない被測定ガス中に配置した第1のセンサ
素子と、この触媒を通過した被測定ガス中に配置した第
2のセンサ素子とからなる低濃度NOx計測器に用いる
チャンバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、焼却炉の燃焼排ガス等のNOxを
含む被測定ガス中のNOx濃度を測定する方法として、
例えば煙道中のNOxを含む被測定ガスをサンプリング
し、サンプリングしたガスを光学式測定器を用いて計測
する方法が行われている。しかし、上述した光学式の測
定器は高価であり、またサンプリングが必要なため応答
性が悪くなる問題があった。
【0003】上記問題を解消するための技術として、煙
道直下型半導体センサが近年使用されている。例えば、
特開平6−222028号公報において、所定のペロプ
スカイト型酸化物からなる感応部と、この感応部の導電
性を測定するための導電性測定部とを備えるNOxセン
サが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た煙道直下型半導体センサにおいても、NOx以外に被
測定ガス中に含まれるO2 およびCOのNOx測定値に
対する干渉について全く対策をとっていなかった。ま
た、感応部は、通常NOx(NO2 +NO)の存在する
量すなわち濃度に応じて抵抗値が変化する。しかし、N
2 とNOの存在する量(濃度)の比、言い換えるとN
2 とNOの分圧の比が異なると、同じNOx量であっ
ても感応部で測定した抵抗値が変化する問題があった。
そのため、被測定ガス中のNOxのみを選択的に測定し
ているとは考え難く、上述した煙道直下型半導体センサ
は、光学式のものに比べて安価で応答性が良いものの、
被測定ガス中のNOx濃度を選択的かつ高精度で測定で
きない問題があった。
【0005】また、この問題を解消するために、本出願
人は特開平8−278272号公報において、酸化物か
らなるセンサ素子の上流側に設けたNO/NO2分圧比
を平衡状態にしCOを除去するための触媒と、温度調節
用ヒータと、校正用のO2 センサとを備えるNOxセン
サを開示している。しかし、このNOxセンサも測定対
象が上述した従来例と同様に焼却炉の燃焼排ガスであ
り、本発明で目的とする大気中の低濃度のNOx濃度を
測定するには、最良の構成とは言い難く、不十分な問題
があった。
【0006】さらに、本出願人は特願平9−80054
号において、NO/NO 2 分圧比を平衡状態にする触媒
と、NOxを含む被測定ガスが接触することによりその
NOx成分に応じて抵抗が変化する金属酸化物からなる
センサ素子であって、この触媒を通過していない被測定
ガス中に配置した第1のセンサ素子と、この触媒を通過
した被測定ガス中に配置した第2のセンサ素子とからな
る低濃度NOx計測器を開示している。この低濃度NO
x計測器では、チャンバ内に第1のセンサ素子、触媒、
第2のセンサ素子を設ける点の開示はあるが、そのチャ
ンバの構成については特に開示が無く、チャンバの大き
さを小さくする点および測定精度を向上させる点におい
てチャンバの構成を最適化する要望があった。
【0007】本発明は上述した課題を解消して、低濃度
NOx計測器においてコンパクトで向上した測定精度を
達成できるチャンバを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の低濃度NOx計
測器に用いるチャンバは、NO/NO2 分圧比を平衡状
態にする触媒と、NOxを含む被測定ガスが接触するこ
とによりそのNOx成分に応じて抵抗が変化する金属酸
化物からなるセンサ素子であって、この触媒を通過して
いない被測定ガス中に配置した第1のセンサ素子と、こ
の触媒を通過した被測定ガス中に配置した第2のセンサ
素子とからなる低濃度NOx計測器に用いるチャンバで
あって、被測定ガスのガス入口およびガス出口を有する
チャンバ基体内に、前記第1のセンサ素子を取り付ける
ための第1のセンサ素子取付部と、前記触媒を収納する
ための触媒収納部と、前記第2のセンサ素子を取り付け
るための第2のセンサ素子取付部とを形成し、前記ガス
入口と第1のセンサ素子取付部とを第1の連通孔で、前
記第1のセンサ素子取付部と触媒収納部の入口側とを第
2の連通孔で、前記触媒収納部の出口側と第2のセンサ
素子取付部とを第3の連通孔で、前記第2のセンサ素子
取付部とガス出口とを第4の連通孔でそれぞれ連結した
ことを特徴とするものである。
【0009】本発明では、チャンバ基体内に、第1のセ
ンサ素子取付部、触媒収納部、第2のセンサ素子取付部
を設け、それらの間を第1〜第4の連通孔で連結した構
造とすることで、第1のセンサ素子、触媒、第2のセン
サ素子をチャンバ内に一体化している。そのため、大き
な内部空間を有するチャンバ内に第1のセンサ素子、触
媒、第2のセンサ素子を配置した場合と比較して、チャ
ンバ全体の大きさをコンパクトにすることができる。
【0010】また、第2の連通孔の断面積が、第1のセ
ンサ素子取付部の断面積よりも小さくなっているため、
流路の長さを長くすることができ、高温である第1のセ
ンサ素子の温度の影響を触媒が受けにくくなる。
【0011】
【発明の実施の態様】図1は本発明のチャンバを用いる
対象となる低濃度NOx計測器の一例の構成を示す図で
ある。なお、図1に示す例では、説明の都合上チャンバ
の部分を簡略化して記載している。図1に示す例におい
て、本発明の低濃度NOx計測器1は、大気導入管2と
大気導出管3とを有するチャンバ4内に、大気の流れの
上流側から第1のセンサ素子6−1、触媒5および第2
のセンサ素子6−2を設けるとともに、チャンバ4外に
測定部7を設けて構成されている。また、8は触媒5を
加熱するための電源、9−1、9−2は第1のセンサ素
子6−1、第2のセンサ素子6−2を加熱するための電
源である。大気導入管2には、大気の流れの上流側か
ら、異物を除去するためのフィルタ10、ポンプ11、
減圧弁12、流量計13を設け、チャンバ4内に被測定
ガスとしての大気が常に一定量供給されるよう構成され
ている。
【0012】測定部7は、第1のセンサ素子6−1およ
び第2のセンサ素子6−2の各別に対応して設けた抵抗
検出手段14−1、14−2、CPU15、表示部1
6、キャリブレーション部17とから構成される。この
測定部7では、センサ素子6−1、6−2の抵抗変化を
検出して、検出した触媒5の前後の第1のセンサ素子6
−1および第2のセンサ素子6−2からの抵抗変化に基
づき、以下に示すように所定の数式を使用して、大気中
のNO濃度およびNO2 濃度を各別に求めることができ
る。もちろん、その合計からNOx濃度を求めることも
できる。
【0013】触媒5は、NO/NO2 の分圧比を平衡状
態にし、且つCO等の可燃性ガスを燃焼除去するために
使用される。触媒5としては、貴金属または金属酸化物
を使用することが好ましい。貴金属としては、白金、ロ
ジュームまたは金を、また金属酸化物としては、酸化マ
ンガン、酸化コバルトまたは酸化錫を使用するとさらに
好ましい。触媒5の加熱は、チャンバ4に設けたヒータ
21を電源8により加熱することで行っている。
【0014】第1のセンサ素子6−1および第2のセン
サ素子6−2は、NOxを含む被測定ガスが接触するこ
とによりそのNOx成分に応じて抵抗が変化する金属酸
化物半導体22−1、22−2を、ヒータ23−1、2
3−2を内蔵したセラミック基板24−1、24−2の
表面に設けて構成される。ヒータ23−1、23−2は
電源9−1、9−2により加熱される。金属酸化物半導
体22−1、22−2としては、SnO2 単独またはS
nO2 と好ましくはTaおよびRhからなる添加物の混
合物を使用することが好ましい。第1のセンサ素子6−
1および第2のセンサ素子6−2は同一の構成を有して
おり、第1および第2のセンサ素子6−1、6−2は上
記酸化物から構成されていれば、構成、形状等の他の要
件は従来から公知のものと同じものを使用することがで
きる。
【0015】以下、上述した構成の本発明の低濃度NO
x計測器1におけるNOx濃度測定方法を以下に説明す
る。まず、第1および第2のセンサ素子6−1、6−2
の温度Tが好ましくは500℃≦T≦800℃となるよ
う電源9−1、9−2で制御するとともに、触媒5の温
度を触媒5が活性化する例えば380℃の温度に電源8
を制御する。この状態で、NOxを含む空気が空気導入
管2からチャンバ4内に供給される。供給された空気
は、まず第2のセンサ素子6−1と接触して、その抵抗
値を測定される。次に、触媒5を通過することで、大気
中のNO/NO2 の分圧比が平衡状態となるとともに、
大気中のCO等の可燃成分が除去される。このようにし
てNO/NO2 の分圧比が平衡状態で可燃成分が除去さ
れた大気が、第2のセンサ素子6−2と接触して、その
抵抗値を測定される。第1および第2のセンサ素子6−
1、6−2で測定した触媒5通過前後の抵抗値からNO
濃度及びNO2 濃度を求める方法は、以下の通りであ
る。
【0016】触媒5を通過した空気は、NO/NO2
一定で、NOx分圧はNO分圧とNO2 分圧との合計で
あることから、以下の式(1)と式(2)を得ることが
できる。 PNO/PNO2 =α ‥‥(1) PNO+PNO2 =PNOX ‥‥(2) また、本出願人が先に出願した通り、抵抗値RとNO、
NO2 、O2 の各分圧との関係は、以下の式(3)とな
る。
【数1】 ここで、大気中のPO2は一定であることから、、上記式
(1)〜(3)の関係に基づき、第2のセンサ素子6−
2の測定した抵抗値RからPNOX を求めることができ
る。なお、係数A〜HおよびQは、既知のNO、NO
2 、O2 濃度のガスを使用して予め第2のセンサ素子6
−2に対して求めておく。
【0017】そして、触媒5を通過しないNO/NO2
の分圧比が変化する空気に対する第1のセンサ素子6−
1の抵抗値Rから、PO2は一定であることから上記式
(3)を利用して、第1のセンサ素子6−1におけるP
NOとPNO2 との相関を求めることができる。もちろん、
係数A〜HおよびQは、上記第2のセンサ素子6−2と
は別に、第1のセンサ素子6−1に対して既知のNO、
NO2 、O2濃度のガスを使用して予め求めておく。得
られた第1のセンサ素子6−1におけるPNOとPNO2
相関関係と、第2のセンサ素子6−2における上記式
(2)の関係(ここでPNOX は既知である)とを、連立
して解くことにより、PNOとPNO 2 を求めることができ
る。そして、PNOとPNO2 は一義的にNO濃度とNO2
濃度に対応するため、予め求めたPNOとNO濃度の関係
及びPNO2 とNO2 濃度との関係から、NO濃度とNO
2 濃度を求めることができる。
【0018】図2(a)、(b)は図1に示す低濃度N
Ox計測器1のチャンバ4の詳細な構成を示す平面図お
よびそのA−A線に沿った部分断面図である。上述した
ように、図2(a)、(b)に示す本発明のチャンバ4
は、第1のセンサ素子6−1、触媒5、第2のセンサ素
子6−2を一体に形成するために用いられる。図2
(a)、(b)において、チャンバ4は、被測定ガスの
ガス入口31およびガス出口32を有するチャンバ基体
33内に、第1のセンサ素子6−1を取り付けるための
第1のセンサ素子取付部34と、触媒5を収納するため
の触媒収納部35と、第2のセンサ素子6−2を取り付
けるための第2のセンサ素子取付部36とを形成して構
成される。なお、第1のセンサ素子6−1および第2の
センサ素子6−2の形状は上述したように板状である
が、図2においてはその全体がカバーで覆われている。
【0019】また、ガス入口31と第1のセンサ素子取
付部34とは第1の連通孔37で連結されている。第1
の連通孔37はガス入口31から水平に延びて第1のセ
ンサ素子取付部34の側面に接続されている。第1のセ
ンサ素子取付部34と触媒収納部35の入口側とは第2
の連通孔38で連結されている。ここで第2の連通孔3
8は、第1のセンサ素子取付部34の断面積よりも小さ
くなっている。第2の連通孔38は第1のセンサ素子取
付部34の底部から下方向に垂直に延びその後水平に延
びて触媒収納部35の側面の入口側に接続されている。
触媒収納部35の上部の出口側と第2のセンサ素子取付
部36とは第3の連通孔39で連結されている。第3の
連通孔39は触媒収納部35の上部の出口側から上方向
に垂直に延びその後水平に延びて第2のセンサ素子取付
部36の側面に接続されている。第2のセンサ素子取付
部36とガス出口32とは第4の連通孔40で連結され
ている。第4の連通孔40は第2のセンサ素子取付部3
6の底部から下方向に垂直に延び水平に延びた後上方向
に垂直に延びさらに水平に延びてガス出口32と接続さ
れている。
【0020】図2(a)、(b)に示す例では、第1の
センサ素子6−1および第2のセンサ素子6−2とも先
端部にカバー41−1、41−2を設けている。上述し
たように、第1のセンサ素子6−1および第2のセンサ
素子6−2はいずれも板状である。ここで、本例では、
第1のセンサ素子6−1および第2のセンサ素子6−2
は、その金属酸化物半導体がカバー41−1、41−2
の側面に設けられた孔42−1、42−2と対向するよ
う、カバー41−1、41−2内に設けられている。ま
た、カバー42−1、42−2のそれぞれの先端には、
孔が開いている。
【0021】図2(a)、(b)に示す例では、触媒収
納部35の入口側に被測定ガスのガス整流板43を設け
るとともに、チャンバ基体33の内部の6箇所に図2
(a)に示すように棒状のヒータ44−1〜44−6を
設けている。ガス整流板43は、第2の連通孔38から
触媒収納部35に供給される被測定ガスの流れを整流
し、触媒5に対して被測定ガスが均一に流れるように設
けられている。これは、触媒5としてハニカム構造体に
触媒を担持させた構造の触媒を使用する場合、ハニカム
構造体の流路に均一に被測定ガスを流すためである。ま
た、本例では、触媒収納部35を、チャンバ4の外表面
から直径が3段階に小さくなる第1〜第3の収納部35
−1〜35−3とから構成する。そして、保持部材45
に保持した触媒35を直径の一番小さい第3の収納部3
5−3に収納し、第2の連通孔38が連通する第2の収
納部35−2にガス整流板43を収納し、第1の収納部
35−1に蓋部46をネジ止め可能に収納している。そ
のため、触媒5の着脱が可能である。第3の収納部35
−3と第2の収納部35−2との段部および第2の収納
部35−2と第1の収納部35−1との段部に、それぞ
れシール部47−1、47−2を設け、外部からガスが
侵入しないよう構成している。
【0022】また、棒状のヒータ44−1〜44−6
は、チャンバ基体33を均一に加熱して触媒5の温度を
一定の温度例えば上述した例では380℃に制御するた
めに用いられる。本例では、第1のセンサ素子6−1お
よび第2のセンサ素子6−2の温度を例えば520℃に
保持する必要があるため、第1のセンサ素子6−1およ
び第2のセンサ素子6−2はそれぞれヒータを内蔵し
て、上記棒状のヒータ43−1、43−6に加えてそれ
ぞれの内蔵ヒータを用いて、温度制御を行っている。な
お、48はチャンバ基体33の温度を保持するための断
熱材、49はチャンバ基体33に設けた温度計挿入用の
孔である。また、ここで棒状ヒータをチャンバ基体の内
部に設けたが、棒状以外のヒータも当然用いられ、さら
に、チャンバ基体内部にヒータを設けず、外部からの間
接的な加熱も当然可能である。
【0023】次に、図3(a)、(b)に、アンモニア
又はオゾンに対してセンサ素子の抵抗変化が影響を受け
る場合に好ましい例を示す。すなわち、図3(a)、
(b)において、第1の連通孔37に触媒収納部35と
同様に収納部1を設け、この収納部51に、アンモニア
除去部52又はオゾン除去部52を、整流板43及び蓋
部46と同様の構成の整流板53及び蓋部54を利用し
て固定している。図3(a)、(b)に示す例におい
て、図2(a)、(b)に示す例と同一の部材には同一
の符号を付し、その説明を省略する。なお、図3
(a)、(b)に示す例では、図2(a)、(b)に示
す例に加えてアンモニア除去部52又はオゾン除去部5
2をを設けているため、そのための棒状ヒータ44−
7、44−8をさらに設けている。また、図3(a)、
(b)の例では、収納部51が1箇所であるため、用途
に応じてアンモニア除去部52又はオゾン除去部52の
いずれか1つを設けるよう構成しているが、必要に応じ
て収納部を2箇所設け、アンモニア除去部52とオゾン
除去部52の両者を備えるよう構成することもできる。
【0024】センサ素子6−1、6−2がNOx成分に
応じて抵抗変化するだけでなく、大気中に存在する微量
なアンモニアガスに対しても抵抗変化する場合は、予め
アンモニア除去処理をすることが好ましい。図3
(a)、(b)に示す例では、このアンモニア処理のた
めに、例えばクエン酸や蓚酸等の有機酸又はリン酸、硼
酸などの無機酸の微粉末を付けたフィルターからなるア
ンモニア除去部52を設け、ここでアンモニアを塩とし
て反応除去する。また、センサ素子6−1、6−2がN
Ox成分に応じて抵抗変化するだけでなく、大気中に存
在する微量なオゾンガスに対しても抵抗変化する場合、
予めオゾン除去処理をすることが好ましい。図3
(a)、(b)に示す例では、このオゾン処理のため
に、例えばオゾン分解触媒として既知のカロライトから
なるオゾン除去部52を設け、ここでオゾンは酸素とし
て分解処理される。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、チャンバ基体内に、第1のセンサ素子取付
部、触媒収納部、第2のセンサ素子取付部を設け、それ
らの間を第1〜第4の連通孔で連結した構造とすること
で、第1のセンサ素子、触媒、第2のセンサ素子をチャ
ンバ内に一体化しているため、大きな内部空間を有する
チャンバ内に第1のセンサ素子、触媒、第2のセンサ素
子を配置した場合と比較して、チャンバ全体の大きさを
コンパクトにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチャンバを用いる対象となる低濃度N
Ox計測器の一例の構成を示す図である。
【図2】図1に示す低濃度NOx計測器のチャンバの詳
細な構成の一例を示す図である。
【図3】図1に示す低濃度NOx計測器のチャンバの詳
細な構成の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 低濃度NOx計測器、5 触媒、6−1 第1のセ
ンサ素子、6−2ダイ2のセンサ素子、31 ガス入
口、 32 ガス出口、33 チャンバ基体、34 第
1のセンサ素子取付部、35 触媒収納部、36 第2
のセンサ素子取付部、37 第1の連通孔、38 第2
の連通孔、39 第3の連通孔、40 第4の連通孔、
43 ガス整流板、44−1〜44−6 棒状のヒータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】NO/NO2 分圧比を平衡状態にする触媒
    と、NOxを含む被測定ガスが接触することによりその
    NOx成分に応じて抵抗が変化する金属酸化物からなる
    センサ素子であって、この触媒を通過していない被測定
    ガス中に配置した第1のセンサ素子と、この触媒を通過
    した被測定ガス中に配置した第2のセンサ素子とからな
    る低濃度NOx計測器に用いるチャンバであって、被測
    定ガスのガス入口およびガス出口を有するチャンバ基体
    内に、前記第1のセンサ素子を取り付けるための第1の
    センサ素子取付部と、前記触媒を収納するための触媒収
    納部と、前記第2のセンサ素子を取り付けるための第2
    のセンサ素子取付部とを形成し、前記ガス入口と第1の
    センサ素子取付部とを第1の連通孔で、前記第1のセン
    サ素子取付部と触媒収納部の入口側とを第2の連通孔
    で、前記触媒収納部の出口側と第2のセンサ素子取付部
    とを第3の連通孔で、前記第2のセンサ素子取付部とガ
    ス出口とを第4の連通孔でそれぞれ連結したことを特徴
    とする低濃度NOx計測器に用いるチャンバ。
  2. 【請求項2】前記触媒がセラミックハニカム構造体に貴
    金属または金属酸化物を担持した触媒である請求項1記
    載のチャンバ。
  3. 【請求項3】前記第2の連通孔の断面積が、前記第1の
    センサ素子取付部の断面積よりも小さいことを特徴とす
    る請求項1または2記載のチャンバ。
  4. 【請求項4】ヒータによりチャンバ基体を加熱すること
    で、前記触媒を加熱するよう構成した請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載のチャンバ。
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