JPH10300250A - 冷凍液化機の圧力制御装置及び方法 - Google Patents

冷凍液化機の圧力制御装置及び方法

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JPH10300250A
JPH10300250A JP10453297A JP10453297A JPH10300250A JP H10300250 A JPH10300250 A JP H10300250A JP 10453297 A JP10453297 A JP 10453297A JP 10453297 A JP10453297 A JP 10453297A JP H10300250 A JPH10300250 A JP H10300250A
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JP
Japan
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discharge
compressor
suction
valve
signal
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JP10453297A
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English (en)
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Minoru Nobutoki
実 信時
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Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
Original Assignee
Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮機吸入圧力の急激な変動に起因する吐出
圧力の急激な変動等を自動的に抑えることができ、安定
した状態で運転することができる冷凍液化機の圧力制御
装置及び方法を提供する。 【解決手段】 圧縮機1の吸入圧力をバイパス弁5の開
度調整によって制御する吸入圧力コントローラー6と、
吐出圧力をバッファータンク7に接続するロード弁9及
びアンロード弁10の開度調整によって制御する吐出圧
力コントローラー11とを有するとともに、圧縮機1の
吐出側に、吐出ガス導出弁21を介してバッファータン
ク7に接続する吐出ガス導出経路22を設ける。圧縮機
1の吸入側には、吸入ガス導入弁を介してバッファータ
ンク7に接続する吸入ガス導入経路を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍液化機の圧力
制御装置及び方法に関し、詳しくは、圧縮機の吸入圧力
制御機構と吐出圧力制御機構とを備えたクロードサイク
ル式冷凍液化機の圧力制御装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】超伝導マグネット等を低温に冷却する手
段として、ヘリウムを冷媒として使用したクロードサイ
クル式のヘリウム冷凍液化機が用いられている。図5
は、従来のヘリウム冷凍液化機の一例を示す系統図であ
って、冷媒ガスであるヘリウムを循環圧縮する圧縮機
1、寒冷を発生する膨張タービンやJT弁、発生した寒
冷を回収する熱交換器等の低温機器類を収納するコール
ドボックス2、生成した液体ヘリウムを貯留する液体ヘ
リウム貯槽3等から構成されている。
【0003】そして、圧縮機1の圧力制御機構として、
バイパス経路4のバイパス弁5を制御して吸入圧力を一
定に調節するための吸入圧力制御機構である吸入圧力コ
ントローラー(PC1)6と、前記圧縮機の吸入側及び
吐出側とバッファータンク7とを接続するガス導入導出
経路8,8a,8bに設けた導入弁(ロード弁)9及び
導出弁(アンロード弁)10を制御してバッファータン
ク7にヘリウムガスを出し入れすることにより吐出圧力
を一定にするための吐出圧力制御機構である吐出圧力コ
ントローラー(PC2)11とが設けられている。
【0004】このように構成された従来の圧力制御機構
において、まず、圧縮機1の吸入圧力は、吸入圧力コン
トローラー6とバイパス弁5とによって制御される。吸
入圧力コントローラー6は、吸入圧力が低下した場合は
バイパス弁5を開く方向に、吸入圧力が上昇した場合は
バイパス弁5を閉じる方向に、それぞれ操作する制御信
号を出力し、吸入圧力が予め設定された設定値になるよ
うに調節する。
【0005】圧縮機1の吐出圧力は、ロード弁9及びア
ンロード弁10を操作対象とする吐出圧力コントローラ
ー11によって制御される。すなわち、吐出圧力コント
ローラー11は、吐出圧力が低下した場合はロード弁9
を開く方向に、吐出圧力が上昇した場合はアンロード弁
10を開く方向に、それぞれ操作する制御信号を出力
し、吐出圧力が予め設定された設定値になるように調節
する。このとき、ロード弁9とアンロード弁10とは、
図6に示すように、吐出圧力コントローラー11の出力
値に対して、2つの弁がスプリットな開度特性、すなわ
ち、ロード弁9が開いているときにはアンロード弁10
が閉じ、反対にロード弁9が閉じているときにはアンロ
ード弁10が開くように予め設定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような圧力制御機
構を備えたヘリウム冷凍液化機は、定常運転時の安定化
を最優先に考慮し、比較的緩慢な動作となるような制御
系の制定常数が設定されている。このため、定常運転時
の外乱等により急激な圧力変動が発生したときには、こ
れに追従できないことがあった。
【0007】例えば、図5において、液体ヘリウム貯槽
3に液体ヘリウムが貯液されている状態で、かつ、液体
ヘリウム貯槽3への液体ヘリウム供給ライン12と、液
体ヘリウム貯槽3からの蒸発ガス戻りライン13とが十
分冷えていないような場合に、コールドボックス2内に
設けられたJT弁(図示省略)を開いてコールドボック
ス2から液体ヘリウム貯槽3に送液を始めると、JT弁
で膨張することによって気化したヘリウムガスは、十分
に冷やされていない蒸発ガス戻りライン13で温められ
て急激に膨張し、蒸発ガス戻りライン13,コールドボ
ックス2を通り、圧縮機1に還流して圧縮機1の吸入ラ
インの圧力上昇をもたらす。
【0008】この圧縮機1の吸入圧力の上昇は、吸入圧
力コントローラー6で検知され、該検知圧力値に応じて
予め設定された吸入圧力になるように制御信号が出力さ
れ、バイパス弁5が閉じる方向に作動して吸入圧力の上
昇を抑制しようとする。しかし、このとき、バイパス弁
5が閉じた開度変化(開度減少)分、圧縮機吐出側のガ
ス量は増量するが、該増量分をコールドボックス2側が
処理する必要があるにも拘らず、コールドボックス2側
は、JT弁が開いた分に相応した流量しか処理できない
ため、圧縮機1の吐出圧力の上昇をもたらす。
【0009】すなわち、図6において、圧力上昇前の吐
出圧力コントローラー11の出力値が50%以下で、ロ
ード弁9が開状態で静定していた場合を想定すると、吐
出圧力コントローラー11が吐出圧力の上昇を検知して
も、出力値が50%を超えるまではロード弁9が閉方向
に作動するのみで、アンロード弁10は閉のままであ
り、アンロード弁10が開いて吐出側の余剰ガスをバッ
ファータンク7に逃がすまでには時間差が生じ、吐出圧
力が上昇してしまう。このため、吐出圧力上昇によって
圧縮機1のトリップが発生し易い状態となる。このよう
な冷凍液化機における圧縮機のトリップは、系全体のバ
ランスを崩し、その復旧には長時間を要するものであ
り、できるだけ避けなければならないため、従来は、吸
入圧力コントローラー6で吸入圧力の急激な圧力上昇を
検知したら、吐出圧力コントローラー11の出力値を運
転員が手動で50%以上に補正するなどの対処を必要と
していた。
【0010】また、圧縮機1の吸入圧力が急激に低下し
たような場合、特にその低下が負圧にまで達したときに
は、系の各所継手部から系内に外気を吸引する可能性が
あり、この吸引した大気中の不純物がコールドボックス
2の低温部まで到達してしまうと、流路の閉塞等の重大
なトラブルを引き起こすおそれがある。しかし、上述の
ようなバイパス弁5のみで吸入圧力を制御する方法で
は、圧力低下が急激なときに、バイパス弁5の動作に時
間遅れが生じ、追従できないことがあった。
【0011】そこで本発明は、圧縮機吸入圧力の急激な
変動に起因する吐出圧力の急激な変動等を自動的に抑え
ることができ、安定した状態で運転することができる冷
凍液化機の圧力制御装置及び方法を提供することを目的
としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の冷凍液化機の圧力制御装置は、圧縮機と、
該圧縮機の吐出側と吸入側とをバイパス弁を介して接続
するバイパス経路と、圧縮機吸入圧力を前記バイパス弁
の開度調整によって制御する吸入圧力制御機構と、前記
圧縮機の吸入側及び吐出側に導入弁及び導出弁をそれぞ
れ有するガス導入導出経路を介して接続するバッファー
タンクと、前記導入弁及び導出弁の開度調整によって圧
縮機吐出圧力を制御する吐出圧力制御機構とを備えたク
ロードサイクル式冷凍液化機の圧力制御装置において、
前記圧縮機の吐出側に、吐出ガス導出弁を介して前記バ
ッファータンクに接続する吐出ガス導出経路を設けたこ
と、及び/又は、前記圧縮機の吸入側に、吸入ガス導入
弁を介して前記バッファータンクに接続する吸入ガス導
入経路を設けたことを特徴としている。
【0013】さらに、前記圧縮機の吐出圧力信号と、前
記吐出圧力制御機構からの出力値信号とを入力値として
演算するとともに、演算結果を前記吐出ガス導出弁の開
度を調節する制御信号として出力する演算器を備えたこ
と、あるいは、前記吐出圧力制御機構からの吐出圧力上
限警報信号によって吐出圧力制御機構からの出力値信号
を入り切りする信号スイッチと、該信号スイッチを介し
て伝達される前記出力値信号を入力値として受けるとと
もに、該入力値に応じて前記吐出ガス導出弁の開度を調
節する制御信号を出力するコントローラーとを備えたこ
とを特徴としている。
【0014】また、前記圧縮機の吸入圧力信号と、前記
吐出圧力制御機構からの出力値信号とを入力値として演
算するとともに、演算結果を前記吸入ガス導入弁の開度
を調節する制御信号として出力する演算器を備えたこ
と、あるいは、前記吸入圧力制御機構からの吸入圧力下
限警報信号によって吐出圧力制御機構からの出力値信号
を入り切りする信号スイッチと、該信号スイッチを介し
て伝達される前記出力値信号を入力値として受けるとと
もに、該入力値に応じて前記吸入ガス導入弁の開度を調
節する制御信号を出力するコントローラーとを備えたこ
とを特徴としている。
【0015】さらに、本発明の冷凍液化機の圧力制御方
法は、圧縮機吸入圧力に応じて圧縮機の吐出ガスをバイ
パス経路のバイパス弁を介して吸入側にバイパスさせる
ことにより前記圧縮機吸入圧力を制御する吸入圧力制御
機構を備えるとともに、圧縮機吐出圧力に応じてバッフ
ァータンク内のガスをガス導入導出経路の導入弁を介し
て圧縮機吸入側に導入し、あるいは圧縮機の吐出ガスを
ガス導入導出経路の導出弁を介してバッファータンクへ
導出することにより前記圧縮機吐出圧力を制御する吐出
圧力制御機構を備えたクロードサイクル式冷凍液化機の
圧力制御方法において、前記圧縮機吐出圧力が低下した
ときには、前記導入弁の制御に並行して前記ガス導入導
出経路とは別に設けた吸入ガス導入経路の吸入ガス導入
弁を制御してバッファータンク内のガスを圧縮機吸入側
に導入し、前記圧縮機吐出圧力が上昇したときには、前
記導出弁の制御に並行して前記ガス導入導出経路とは別
に設けた吐出ガス導出経路の吐出ガス導出弁を制御して
圧縮機の吐出ガスをバッファータンクへ導出することを
特徴としている。
【0016】また、前記吐出ガス導出経路の吐出ガス導
出弁は、前記圧縮機の吐出圧力信号と前記吐出圧力制御
機構からの出力値とを入力値として演算する演算器から
の出力信号で制御すること、あるいは、前記吐出圧力制
御機構からの吐出圧力上限警報信号が入力されたときに
のみ信号を伝達する信号スイッチを介して前記吐出圧力
制御機構からの出力値が入力されるコントローラーで制
御することを特徴としている。
【0017】さらに、前記吸入ガス導入経路の吸入ガス
導入弁は、前記圧縮機の吸入圧力信号と前記吐出圧力制
御機構からの出力値とを入力値として演算する演算器か
らの出力信号で制御すること、あるいは、前記吸入圧力
制御機構からの吸入圧力下限警報信号が入力されたとき
にのみ信号を伝達する信号スイッチを介して前記吐出圧
力制御機構からの出力値が入力されるコントローラーで
制御することを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の冷凍液化機の圧力
制御装置の第1形態例を示す系統図である。なお、以下
の説明において、前記図5に示したヘリウム冷凍液化機
における構成要素と同一の構成要素には同一符号を付し
て詳細な説明は省略する。
【0019】このヘリウム冷凍液化機の圧力制御装置
は、圧縮機吐出圧力の急激な上昇に対応するための圧力
制御機構を設けたものであって、前記従来の通常時の圧
力制御機構に加えて、圧縮機1の吐出側に、吐出ガス導
出弁21を介してバッファータンク7に接続する吐出ガ
ス導出経路22を設けるとともに、前記吐出ガス導出弁
21を制御するための演算器23を設けたものである。
【0020】前記吐出ガス導出弁21は、圧縮機1の吐
出圧力が異常に上昇した場合の緊急時に、吐出ガスの一
部をバッファータンク7に逃がす目的で設けられるもの
で、演算器23は、吐出圧力コントローラー11からの
出力値信号11a及び吐出圧力信号11bに加え、バッ
ファータンク7に設けた圧力計(PI)24からの圧力
信号24aを入力値とし、これらの入力値に応じて吐出
ガス導出弁21の最適開度を演算して該弁21に制御信
号23aを出力する。吐出圧力コントローラー11から
の出力値信号11aは、吐出圧力が異常事態なのか否か
の判断基準の一つとして、演算器23の入力値として取
り込まれる。
【0021】このように構成した圧力制御装置におい
て、ヘリウム冷凍液化機の運転状態が、クールダウンを
行っているときのようにロード弁9が開いている状態
で、かつ、系全体が安定しており、圧縮機1の吸入圧力
と吐出圧力とが安定しているときは、従来通り、吐出圧
力コントローラー11がロード弁9とアンロード弁10
とを開閉制御して吐出圧力制御を行い、前記吐出ガス導
出弁21は閉じている。
【0022】このような状態で、前述したような外乱が
発生して圧縮機1の吸入圧力が上昇した場合、吸入圧力
コントローラー6によってバイパス弁5が閉じる方向に
作動し、吸入圧力の上昇が抑えられる。バイパス弁5の
開度が小さくなったことにより、今までバイパス弁5を
通過していたガスの行き場が失われて吐出圧力が上昇す
る。従来の方法では、この吐出圧力の上昇が急激な場合
は、吐出圧力コントローラー11の出力値が50%に達
するまでは、ロード弁9が閉じる方向に動作するが、該
ロード弁9が全閉にならないとアンロード弁10が開か
ないので、この間、吐出圧力の上昇が抑えられない状態
がしばらく続くことになっていた。
【0023】一方、本形態例では、吐出圧力信号11b
を演算器23に取り込み、吐出圧力が予め設定されたあ
る設定値を超えた時点で前記吐出ガス導出弁21を開
き、吐出ガスを吐出ガス導出経路22を通してバッファ
ータンク7に導くことにより、吐出圧力の上昇を抑える
ようにしている。
【0024】すなわち、演算器23は、吐出圧力がある
設定値を超えた時点から、バッファータンク7の圧力信
号24a,圧縮機1の吐出圧力信号11b及び吐出圧力
コントローラー11の出力値信号11aを入力値として
取り込み、これらの入力値から吐出ガス導出弁21の最
適開度を演算し、該吐出ガス導出弁21を、アンロード
弁10の操作と並行して操作することにより、圧縮機1
の吐出ガスをバッファータンク7に逃がし、吐出圧力の
上昇を抑える。圧縮機1の吐出圧力がある設定値以下に
なると、演算器23から吐出ガス導出弁21を閉じる制
御信号23aが出力され、吐出ガス導出弁21は全閉状
態となる。そして、この間に、吐出圧力コントローラー
11の出力値も50%以上まで上昇するので、ロード弁
9とアンロード弁10とによる吐出圧力の制御に復帰
し、通常の吐出圧力制御を行える状態になる。
【0025】また、上記演算器23による制御では、例
えば、圧縮機1の吐出圧力とバッファータンク7の圧力
とから、吐出圧力を何秒で何barまで低下させるとい
うような流量計算を行うことにより、制御する吐出ガス
導出弁21の最適開度を演算することができ、きめ細か
い制御が可能となる。なお、バッファータンク7の圧力
信号24aは、必要に応じて演算器23の入力信号とし
て使用されるもので、これを省略することもできる。
【0026】このように、圧縮機吸入圧力の急激な変動
に起因する吐出圧力の変動を、運転員の手動による介入
無しで自動的に抑えることができるので、運転員の負担
を軽減できるとともに、圧縮機1のトリップ等、系全体
の復旧に多大な時間を要するトラブルを未然に防止する
ことができる。
【0027】図2は、本発明の第2形態例を示す系統図
であって、圧縮機吸入圧力の急激な低下に対応するため
の圧力制御機構を設けたものである。このヘリウム冷凍
液化機の圧力制御装置は、前記通常時の圧力制御機構に
加えて、圧縮機1の吸入側に、吸入ガス導入弁31を介
してバッファータンク7に接続する吸入ガス導入経路3
2を設けるとともに、前記吸入ガス導入弁31を制御す
るための演算器33を設けたものである。
【0028】演算器33は、吸入圧力コントローラー6
からの吸入圧力信号6aと、吐出圧力コントローラー1
1からの出力値信号11aと、圧力計24からのバッフ
ァータンク7の圧力信号24aを入力値とし、これらの
入力値に応じて前記吸入ガス導入弁31の最適開度を演
算して該弁31に制御信号33aを出力するものであ
る。
【0029】このように構成した圧力制御装置におい
て、系全体が安定しているときは、前記同様に、吸入圧
力の制御は、吸入圧力コントローラー6によるバイパス
弁5の制御のみによって行われ、吸入ガス導入弁31は
全閉である。このような状態において、何らかの原因で
吸入圧力が急激に低下し、早急に吸入系にガスを供給す
る必要が生じたとき、演算器33は、吸入圧力がある設
定値を下回った時点から、バッファータンク7の圧力信
号24a,圧縮機1の吸入圧力信号6a及び吐出圧力コ
ントローラー11の出力値信号11aを入力値として取
り込み、これらの入力値から吸入ガス導入弁31の最適
開度を演算し、該吸入ガス導入弁31を、ロード弁9及
びアンロード弁10の操作と並行して操作することによ
り、バッファータンク7から圧縮機1の吸入側にガスを
導入して吸入圧力を高める。
【0030】圧縮機1の吸入圧力が設定値以上になった
時点で吸入ガス導入弁31は全閉となり、吸入圧力と吐
出圧力とは、再び従来と同様の吸入圧力コントローラー
6及び吐出圧力コントローラー11の二つによる圧力制
御に復帰する。なお、バッファータンク7の圧力の演算
器33への入力は、第1形態例と同様に、これを省略す
ることができる。
【0031】このように、圧縮機吸入圧力の急激な低下
にも容易に追従することができ、系内へ不純物を吸引す
るようなトラブルを未然に防止することができる。ま
た、吸入圧力下限でトリップ回路を設けなければならな
いような場合でも、吸入圧力の大幅な低下を防止するこ
とができるので、トリップ回路が作動するような状態に
なることを防止できる。
【0032】図3は、本発明の第3形態例を示すもの
で、前記第1形態例と同様に、圧縮機1の吐出側に、吐
出ガス導出弁21を介してバッファータンク7に接続す
る吐出ガス導出経路22を設けた構成において、吐出ガ
ス導出弁21の制御を前記演算器に代えて汎用のコント
ローラー(PC3)25で行うように構成したものであ
る。
【0033】すなわち、吐出ガス導出経路22の吐出ガ
ス導出弁21を制御するための機器として、吐出圧力コ
ントローラー11からの吐出圧力上限警報信号11cの
有無によって吐出圧力コントローラー11からの出力値
信号11aを入り切りする信号スイッチである圧力スイ
ッチ(PS)26と、該圧力スイッチ26を介して伝達
される前記出力値信号11aを入力値として受ける前記
汎用コントローラー25とを設けたもので、該汎用コン
トローラー25は、入力された前記出力値信号11aに
応じて前記吐出ガス導出弁21を開く制御信号25aを
出力する。
【0034】このように構成した圧力制御装置におい
て、圧縮機1の吐出圧力が急激に上昇し、吐出圧力が吐
出圧力コントローラー11に予め設定されている吐出圧
力上限警報値に達した場合は、吐出圧力コントローラー
11から吐出圧力上限警報信号11cが出力され、この
信号11cによって圧力スイッチ26が入り、吐出圧力
コントローラー11からの出力値信号11aが汎用コン
トローラー25に伝達される。
【0035】汎用コントローラー25は、吐出圧力コン
トローラー11からの出力値信号11aを設定値として
入力し、該設定値に対して予め設定されている制御定数
に従って吐出ガス導出弁21の開度を制御する。このよ
うにして吐出ガス導出弁21が開くことにより、吐出ガ
スの一部が吐出ガス導出経路22を経てバッファータン
ク7に回収され、圧縮機1の吐出圧力が低下し、吐出圧
力の急激な上昇が抑えられる。吐出圧力が、吐出圧力コ
ントローラー11の吐出圧力上限警報値以下まで下がる
と、吐出圧力上限警報信号11cが切れることによって
圧力スイッチ26が切れ、汎用コントローラー25への
信号入力がなくなるので、制御信号25aも切れて吐出
ガス導出弁21は全閉となる。その後の吐出圧力制御
は、前記同様の吐出圧力コントローラー11によるロー
ド弁9及びアンロード弁10の調節によって行われる。
【0036】図4は、本発明の第4形態例を示すもの
で、前記第2形態例と同様に、圧縮機1の吸入側に、吸
入ガス導入弁31を介してバッファータンク7に接続す
る吸入ガス導入経路32を設けた構成において、前記吸
入ガス導入弁31の制御を前記演算器に代えて汎用のコ
ントローラー(PC4)35で行うように構成したもの
である。
【0037】すなわち、吸入ガス導入経路32の吸入ガ
ス導入弁31を制御するための機器として、吸入圧力コ
ントローラー6からの吸入圧力下限警報信号6bの有無
によって吐出圧力コントローラー11からの出力値信号
11aを入り切りする信号スイッチである圧力スイッチ
(PS)36と、該圧力スイッチ36を介して伝達され
る前記出力値信号11aを入力値として受ける前記汎用
コントローラー35とを設けたもので、該汎用コントロ
ーラー35は、入力された前記出力値信号11aに応じ
て前記吸入ガス導入弁31を開く制御信号35aを出力
する。
【0038】このように構成した圧力制御装置におい
て、圧縮機1の吸入圧力が急激に低下し、吸入圧力が吸
入圧力コントローラー6に予め設定されている吸入圧力
下限警報値に達した場合は、吸入圧力コントローラー6
から出力される吸入圧力下限警報信号6bによって圧力
スイッチ36が入り、吐出圧力コントローラー11から
の出力値信号11aが汎用コントローラー35に伝達さ
れる。
【0039】汎用コントローラー35は、吐出圧力コン
トローラー11からの出力値信号11aを設定値として
入力し、該設定値に対して予め設定されている制御定数
に従って吸入ガス導入弁31の開度を制御する。このよ
うにして吸入ガス導入弁31が開くことにより、バッフ
ァータンク7内のガスが圧縮機1の吸入側に導入されて
圧縮機1の吸入圧力が上昇する。これによって吸入圧力
が吸入圧力コントローラー6の吸入圧力下限警報値以上
まで上がると、吸入圧力下限警報信号6bが切れること
によって圧力スイッチ36が切れ、汎用コントローラー
35への信号入力がなくなるので、汎用コントローラー
35からの制御信号35aもなくなって吸入ガス導入弁
31は全閉となる。その後の吸入圧力制御は、前記同様
の吸入圧力コントローラー6によるバイパス弁5の調節
によって行われる。
【0040】上述の第3形態例及び第4形態例では、前
記第1形態例や第2形態例における演算器のようなきめ
細かい制御はできないが、演算器を使用したときと同等
の効果が得られるとともに、特別仕様の演算器を使用せ
ずに汎用のコントローラーを使用するので、設備費が安
価となる。
【0041】なお、上記各形態例では、吸入圧力制御と
吐出圧力制御とを別々に行う場合を示したが、これを同
時に行うことができることは勿論である。さらに、制御
器としての演算器と汎用コントローラーとは必要によっ
て使い分けることが可能であり、上記各形態例を必要に
応じて組み合わせることができ、例えば、図1と図2と
の組み合わせ、図3と図4との組み合わせ、図1と図4
との組み合わせ、図2と図3との組み合わせが可能であ
る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
冷凍液化機における圧縮機の吐出圧力の急激な上昇や吸
入圧力の急激な低下に対して自動的に対応することがで
き、安定した運転状態を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の圧力制御装置の第1形態例を示す系
統図である。
【図2】 同じく第2形態例を示す系統図である。
【図3】 同じく第3形態例を示す系統図である。
【図4】 同じく第4形態例を示す系統図である。
【図5】 従来のヘリウム冷凍液化機の一例を示す系統
図である。
【図6】 ロード弁及びアンロード弁の開度制御例を示
す図である。
【符号の説明】
1…圧縮機、2…コールドボックス、3…液体ヘリウム
貯槽、4…バイパス経路、5…バイパス弁、6…吸入圧
力コントローラー、6a…吸入圧力信号、6b…吸入圧
力下限警報信号、7…バッファータンク、8…ガス導入
導出経路、9…ロード弁、10…アンロード弁、11…
吐出圧力コントローラー、11a…出力値信号、11b
…吐出圧力信号、11c…吐出圧力上限警報信号、21
…吐出ガス導出弁、22…吐出ガス導出経路、23…演
算器、24…圧力計、24a…圧力信号、25…汎用コ
ントローラー、25a…制御信号、26…圧力スイッ
チ、31…吸入ガス導入弁、32…吸入ガス導入経路、
33…演算器、35…汎用コントローラー、35a…制
御信号、36…圧力スイッチ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機と、該圧縮機の吐出側と吸入側と
    をバイパス弁を介して接続するバイパス経路と、圧縮機
    吸入圧力を前記バイパス弁の開度調整によって制御する
    吸入圧力制御機構と、前記圧縮機の吸入側及び吐出側に
    導入弁及び導出弁をそれぞれ有するガス導入導出経路を
    介して接続するバッファータンクと、前記導入弁及び導
    出弁の開度調整によって圧縮機吐出圧力を制御する吐出
    圧力制御機構とを備えたクロードサイクル式冷凍液化機
    の圧力制御装置において、前記圧縮機の吐出側に、吐出
    ガス導出弁を介して前記バッファータンクに接続する吐
    出ガス導出経路を設けたことを特徴とする冷凍液化機の
    圧力制御装置。
  2. 【請求項2】 前記圧縮機の吐出圧力信号と、前記吐出
    圧力制御機構からの出力値信号とを入力値として演算す
    るとともに、演算結果を前記吐出ガス導出弁の開度を調
    節する制御信号として出力する演算器を備えたことを特
    徴とする請求項1記載の冷凍液化機の圧力制御装置。
  3. 【請求項3】 前記吐出圧力制御機構からの吐出圧力上
    限警報信号によって吐出圧力制御機構からの出力値信号
    を入り切りする信号スイッチと、該信号スイッチを介し
    て伝達される前記出力値信号を入力値として受けるとと
    もに、該入力値に応じて前記吐出ガス導出弁の開度を調
    節する制御信号を出力するコントローラーとを備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の冷凍液化機の圧力制御装
    置。
  4. 【請求項4】 圧縮機と、該圧縮機の吐出側と吸入側と
    をバイパス弁を介して接続するバイパス経路と、圧縮機
    吸入圧力を前記バイパス弁の開度調整によって制御する
    吸入圧力制御機構と、前記圧縮機の吸入側及び吐出側に
    導入弁及び導出弁をそれぞれ有するガス導入導出経路を
    介して接続するバッファータンクと、前記導入弁及び導
    出弁の開度調整によって圧縮機吐出圧力を制御する吐出
    圧力制御機構とを備えたクロードサイクル式冷凍液化機
    の圧力制御装置において、前記圧縮機の吸入側に、吸入
    ガス導入弁を介して前記バッファータンクに接続する吸
    入ガス導入経路を設けたことを特徴とする冷凍液化機の
    圧力制御装置。
  5. 【請求項5】 前記圧縮機の吸入圧力信号と、前記吐出
    圧力制御機構からの出力値信号とを入力値として演算す
    るとともに、演算結果を前記吸入ガス導入弁の開度を調
    節する制御信号として出力する演算器を備えたことを特
    徴とする請求項4記載の冷凍液化機の圧力制御装置。
  6. 【請求項6】 前記吸入圧力制御機構からの吸入圧力下
    限警報信号によって吐出圧力制御機構からの出力値信号
    を入り切りする信号スイッチと、該信号スイッチを介し
    て伝達される前記出力値信号を入力値として受けるとと
    もに、該入力値に応じて前記吸入ガス導入弁の開度を調
    節する制御信号を出力するコントローラーとを備えたこ
    とを特徴とする請求項4記載の冷凍液化機の圧力制御装
    置。
  7. 【請求項7】 圧縮機吸入圧力に応じて圧縮機の吐出ガ
    スをバイパス経路のバイパス弁を介して吸入側にバイパ
    スさせることにより前記圧縮機吸入圧力を制御する吸入
    圧力制御機構を備えるとともに、圧縮機吐出圧力に応じ
    てバッファータンク内のガスをガス導入導出経路の導入
    弁を介して圧縮機吸入側に導入し、あるいは圧縮機の吐
    出ガスをガス導入導出経路の導出弁を介してバッファー
    タンクへ導出することにより前記圧縮機吐出圧力を制御
    する吐出圧力制御機構を備えたクロードサイクル式冷凍
    液化機の圧力制御方法において、前記圧縮機吐出圧力が
    低下したときには、前記導入弁の制御に並行して前記ガ
    ス導入導出経路とは別に設けた吸入ガス導入経路の吸入
    ガス導入弁を制御してバッファータンク内のガスを圧縮
    機吸入側に導入し、前記圧縮機吐出圧力が上昇したとき
    には、前記導出弁の制御に並行して前記ガス導入導出経
    路とは別に設けた吐出ガス導出経路の吐出ガス導出弁を
    制御して圧縮機の吐出ガスをバッファータンクへ導出す
    ることを特徴とする冷凍液化機の圧力制御方法。
  8. 【請求項8】 前記吐出ガス導出経路の吐出ガス導出弁
    は、前記圧縮機の吐出圧力信号と前記吐出圧力制御機構
    からの出力値とを入力値として演算する演算器からの出
    力信号で制御することを特徴とする請求項7記載の冷凍
    液化機の圧力制御方法。
  9. 【請求項9】 前記吐出ガス導出経路の吐出ガス導出弁
    は、前記吐出圧力制御機構からの吐出圧力上限警報信号
    が入力されたときにのみ信号を伝達する信号スイッチを
    介して前記吐出圧力制御機構からの出力値が入力される
    コントローラーで制御することを特徴とする請求項7記
    載の冷凍液化機の圧力制御方法。
  10. 【請求項10】 前記吸入ガス導入経路の吸入ガス導入
    弁は、前記圧縮機の吸入圧力信号と前記吐出圧力制御機
    構からの出力値とを入力値として演算する演算器からの
    出力信号で制御することを特徴とする請求項7記載の冷
    凍液化機の圧力制御方法。
  11. 【請求項11】 前記吸入ガス導入経路の吸入ガス導入
    弁は、前記吸入圧力制御機構からの吸入圧力下限警報信
    号が入力されたときにのみ信号を伝達する信号スイッチ
    を介して前記吐出圧力制御機構からの出力値が入力され
    るコントローラーで制御することを特徴とする請求項7
    記載の冷凍液化機の圧力制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011068560A (ja) * 2010-10-29 2011-04-07 Sumitomo Heavy Ind Ltd オゾン濃縮装置及びオゾン濃縮装置の運転方法
CN113532020A (zh) * 2021-07-28 2021-10-22 重庆天原化工有限公司 一种氯甲烷的压缩系统
CN113566462A (zh) * 2021-08-31 2021-10-29 广东肯富来泵业股份有限公司 油田伴生气回收过程中的回流气体控制方法

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