JPH10299850A - Vベルト自動変速機の防音装置 - Google Patents

Vベルト自動変速機の防音装置

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Publication number
JPH10299850A
JPH10299850A JP11273497A JP11273497A JPH10299850A JP H10299850 A JPH10299850 A JP H10299850A JP 11273497 A JP11273497 A JP 11273497A JP 11273497 A JP11273497 A JP 11273497A JP H10299850 A JPH10299850 A JP H10299850A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damper
belt
weight
driving pulley
pulley
Prior art date
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Pending
Application number
JP11273497A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Naito
明 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン回転が低く排気音の小さいときにダ
ンパーで防音し、エンジン回転が高くなれば、ダンパー
の働きが止って可動駆動プーリーの動きがスムースにで
きて耐久性が高いVベルト自動変速機の防音装置を得る
こと。 【解決手段】 駆動プーリー2と受動プーリー4間にV
ベルト5を巻掛け、駆動プーリー2の遠心ウエイト13
でVベルト5の巻掛け径を可変して自動変速するもの
で、ウエイトプレート12に取付けた全周に複数のダン
パー16を可動駆動プーリー10のガイド部17に当
て、ウエイトプレート12に取付けた揺動片18の一端
の押圧片20をバネ21でダンパー16をガイド部17
に押付け、揺動片18の他端のウエイト22で回転の上
昇に伴って押圧片20をダンパー16から離すようにし
たこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、小型のオートバ
イやスクーターに用いるVベルト自動変速機の防音装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】小型のオートバイやスクーターでは、図
6に示すように、エンジンのクランク軸1の駆動プーリ
ー2と中間軸3の受動プーリー4の間にVベルト5を巻
掛け、中間軸3から更に回転依存クラッチ6と減速歯車
列7を介して、後輪8の車軸9に動力を伝達するように
している。
【0003】そして、駆動プーリー2は、可動駆動プー
リー10と固定駆動プーリー11から成り、可動駆動プ
ーリー10とウエイトプレート12の間に遠心ウエイト
13を挿入してあって、クランク軸1の回転が上昇する
のに伴って、可動駆動プーリー10を遠心ウエイト13
の遠心力で、固定駆動プーリー11側に押出し、Vベル
ト5の巻掛け径を大きくして、自動的に増速する。受動
プーリー4も、可動受動プーリー14を固定受動プーリ
ー15に分けてあり、可動受動プーリー14は、可動駆
動プーリー10がVベルト5の巻掛け径を可変するのに
伴って、バネ16で受動プーリー4の幅を可変する。こ
うして、Vベルト5の巻掛け径を遠心ウエイト13で回
転と共に変えて自動変速する。
【0004】ところで、クランク軸1の回転変動で、可
動駆動プーリー10は、振動音を発生させる不都合があ
るので、図7及び図8に示すように、ウエイトプレート
12の外周に複数のダンパーAを取付け、ダンパーAを
可動駆動プーリー10のガイド部Bに押当てるようにし
て、可動駆動プーリー10が、振れて振動音を発生する
のを防ぐようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ダンパーAは、ウエイ
トプレート12と可動駆動プーリー10が接触して音を
発生するのを防いでいるが、可動駆動プーリー10のガ
イド部Bに強く当り過ぎると、遠心ウエイト13による
可動駆動プーリー10の可動がスムースでなくなる。
又、ダンパーAのガイド部Bへの当りが弱いと音の発生
が大きくなる不都合がある。このため、ダンパーAの寸
法精度が面倒で、管理がむづかしい。又、ダンパーAの
両側に突出する舌片を設けたものもあるが、揺動による
摩耗がさけられない(特開平4−248050号公報参
照)。
【0006】かかる点に鑑み、この発明は、エンジン回
転が低く排気音の小さいときにダンパーで防音し、エン
ジン回転が高くなれば、ダンパーの働きが止って可動駆
動プーリーの動きがスムースにできて耐久性が高いVベ
ルト自動変速機の防音装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のVベルト自動変速機の防音装置は、駆動
プーリーと受動プーリーの間にVベルトを巻掛け、駆動
プーリーの遠心ウエイトでVベルトの巻掛け径を可変し
て自動変速するもので、ウエイトプレートに取付けた全
周に複数のダンパーを可動駆動プーリーのガイド部に当
て、ウエイトプレートに取付けた揺動片の一端の押圧片
をバネでダンパーをガイド部に押付け、揺動片の他端の
ウエイトで、回転の上昇に伴って押圧片をダンパーから
離すようにしたことにある。
【0008】エンジン回転がアイドリング又は、アイド
リングに近い低回転のときは、押圧片がバネで、ダンパ
ーに押付けられ、ダンパーが可動駆動プーリーが振れて
音を発生するのを防止する。エンジンの回転が上昇する
と、押圧片がウエイトの遠心力が大きくなって、ダンパ
ーから離れ、可動駆動プーリーの動きをスムースにす
る。このとき、可動駆動プーリーは振れて音を発生する
ようになるが、エンジン回転の上昇によって、エンジン
の排気音が大きくなっているので、可動駆動プーリーが
発生する音は、排気音に消されて、気にならない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1乃
至図5によって説明する。Vベルト自動変速機の全体の
構成は、図6を用いて説明した通りである。図5に示す
ように、Vベルト自動変速機を備えたユニットスイング
エンジンaを車体中央下部に懸架し、後輪8の前側にエ
ンジンクランク軸1があり、カバーはされずエンジンa
1や、変速機ケースa2が露出している。本発明はエン
ジンケース内のVベルト自動変速機に係るダンパーの発
明であるので、車体その他の説明は省略する。
【0010】而して、実施形態では、ユニットスイング
エンジンaにおいて、ウエイトプレート12の周りに複
数のダンパー16を嵌合せて取付け、ダンパー16の外
側に開くV字状凹部を、可動駆動プーリー10に内側に
突出してリブ状に設けたガイド部17に嵌め合わせる。
一方、ウエイトプレート12には、揺動片18の中央を
軸19で軸着し、揺動片18の一端の押圧片20を、ダ
ンパー16の内端面に当て、バネ21で、ダンパー16
に押当てる。揺動片18の他端には、ウエイト22を設
けてある。又、可動駆動プーリー10の外端には、カバ
ー23を取付けるようにしてある。
【0011】エンジン回転が、アイドリングのときと、
アイドリングに近い低回転のときは、バネ21の弾力が
ウエイト22の遠心力より大きいように設定してあっ
て、バネ21の弾力で押圧片20で、ダンパー16を、
可動駆動プーリー10のガイド部17に押付ける。この
ため、可動駆動プーリー10は、振れ止めされて、振れ
による音の発生を防止する。
【0012】エンジン回転を上げると、ウエイト22の
遠心力が、バネ21の弾力より大きくなり、押圧片20
をバネ21に抗して押下げて、ダンパー16から離れ
る。このため、ダンパー16が、可動駆動プーリー10
のガイド部17を押えないようになって、可動駆動プー
リー10は、遠心ウエイト13による軸方向の可動がス
ムースにできるようになる。エンジン回転が上って、押
圧片20がダンパー16から離れると、可動駆動プーリ
ー10の動きも自由になって、振れて音を発生するよう
になるが、エンジン回転が上ることによって、それ以上
に、エンジンの排気音が大きくなるので、排気音に打消
されて、可動駆動プーリー10が発生する音は気になら
ない程度になる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は上述の
ように構成したので、エンジン回転がアイドリング又は
アイドリングに近い低回転の間だけ、ダンパーを可動駆
動プーリーのガイド部に押付けて、可動駆動プーリーの
振れによる音の発生を防ぐことができる。そして、エン
ジン回転が上ったときは、ダンパーを押える押圧片をダ
ンパーから離し、ダンパーをフリーにして、可動駆動プ
ーリーの遠心ウエイトによる可動をスムースにする。そ
して、ダンパーは、低回転のときだけ使用するので、使
用頻度が低く、耐久性の高いものにできる。
【0014】スクーターの場合は、Vベルトを収容した
変速機室部分は、フレームカバーで覆われているので、
可動駆動プーリーが発生する音がフレームカバー内にこ
もって、余り気にならないが、オートバイタイプの場合
は、図5に示すように、カバーはされずエンジンa1
や、変速機ケースa2が露出しているので、直接音が外
に洩れやすいので、本発明の防音装置をオートバイタイ
プの場合に使用すれば防音効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す側面図である。
【図2】本発明の実施形態を示す縦断面図である。
【図3】本発明の実施形態を示す揺動片部分の縦断面図
である。
【図4】本発明の実施形態を示す分解斜視図である。
【図5】Vベルト自動変速機を用いるオートバイの全体
側面図である。
【図6】Vベルト自動変速機全体の縦断面図である。
【図7】従来例を示す側面図である。
【図8】従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
2 駆動プーリー 4 受動プーリー 5 Vベルト 10 可動駆動プーリー 12 ウエイトプレート 13 遠心ウエイト 16 ダンパー 17 ガイド部 18 揺動片 20 押圧片 21 バネ 22 ウエイト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動プーリーと受動プーリー間にVベル
    トを巻掛け、駆動プーリーの遠心ウエイトでVベルトの
    巻掛け径を可変して自動変速するもので、ウエイトプレ
    ートに取付けた全周に複数のダンパーを可動駆動プーリ
    ーのガイド部に当て、ウエイトプレートに取付けた揺動
    片の一端の押圧片をバネでダンパーをガイド部に押付
    け、揺動片の他端のウエイトで回転の上昇に伴って押圧
    片をダンパーから離すようにしたことを特徴とするVベ
    ルト自動変速機の防音装置。
JP11273497A 1997-04-30 1997-04-30 Vベルト自動変速機の防音装置 Pending JPH10299850A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11273497A JPH10299850A (ja) 1997-04-30 1997-04-30 Vベルト自動変速機の防音装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11273497A JPH10299850A (ja) 1997-04-30 1997-04-30 Vベルト自動変速機の防音装置

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Publication Number Publication Date
JPH10299850A true JPH10299850A (ja) 1998-11-13

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ID=14594218

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11273497A Pending JPH10299850A (ja) 1997-04-30 1997-04-30 Vベルト自動変速機の防音装置

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