JPH10299046A - 節水装置 - Google Patents
節水装置Info
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- JPH10299046A JPH10299046A JP13027397A JP13027397A JPH10299046A JP H10299046 A JPH10299046 A JP H10299046A JP 13027397 A JP13027397 A JP 13027397A JP 13027397 A JP13027397 A JP 13027397A JP H10299046 A JPH10299046 A JP H10299046A
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- water supply
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 流量制限器具を付加するだけの場合よりも不
要な水の吐出を徹底して抑制し、節水効果を一層高め
る。 【解決手段】 節水装置25は、流量制限器具、電磁バ
ルブ17、センサ19及び制御装置21を備える。流量
制限器具は、水栓器具2の吐出口6に水Wを導くための
水供給路に配置されて、その水供給路での水Wの流量を
制限する。電磁バルブ17は水供給路に設けられ、その
水供給路を開放及び閉鎖する。センサ19は利用者によ
る水Wの使用状況を検出する。制御装置21はセンサ1
9による水Wの使用状況に応じて前記電磁バルブ17を
駆動し、水使用時には水供給路を開放させ、水不使用時
には水供給路を閉鎖させる。
要な水の吐出を徹底して抑制し、節水効果を一層高め
る。 【解決手段】 節水装置25は、流量制限器具、電磁バ
ルブ17、センサ19及び制御装置21を備える。流量
制限器具は、水栓器具2の吐出口6に水Wを導くための
水供給路に配置されて、その水供給路での水Wの流量を
制限する。電磁バルブ17は水供給路に設けられ、その
水供給路を開放及び閉鎖する。センサ19は利用者によ
る水Wの使用状況を検出する。制御装置21はセンサ1
9による水Wの使用状況に応じて前記電磁バルブ17を
駆動し、水使用時には水供給路を開放させ、水不使用時
には水供給路を閉鎖させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水栓器具から不要な
水が吐出されるのを防止する節水装置に係り、特に、多
数の水栓器具が設置され、かつ水栓器具毎に水使用量の
異なる大型の厨房設備に好適な節水装置に関するもので
ある。
水が吐出されるのを防止する節水装置に係り、特に、多
数の水栓器具が設置され、かつ水栓器具毎に水使用量の
異なる大型の厨房設備に好適な節水装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】既存の水道管(給水管)の端部に取付け
られた水栓器具においては、水の吐出量を調整するため
に蛇口が設けられているのが一般的である。従って、蛇
口の開き具合を調整することによって所望の量の水を出
すことが可能である。しかし、僅かな量の水を利用する
場合であっても、利用者が往々にして水供給路を大きく
開き、水を無駄にしているのが実情である。そこで、従
来は、水供給路の途中に流量制限器具を配置することが
行なわれている。この制限器具は、蛇口による水供給路
開放時における水栓器具からの水の吐出量を制限するも
のである。この流量制限器具を用いれば、水の最大流量
を下げ、蛇口が大きく開かれても水が多量に吐出される
不具合を防止し、節水することができる。
られた水栓器具においては、水の吐出量を調整するため
に蛇口が設けられているのが一般的である。従って、蛇
口の開き具合を調整することによって所望の量の水を出
すことが可能である。しかし、僅かな量の水を利用する
場合であっても、利用者が往々にして水供給路を大きく
開き、水を無駄にしているのが実情である。そこで、従
来は、水供給路の途中に流量制限器具を配置することが
行なわれている。この制限器具は、蛇口による水供給路
開放時における水栓器具からの水の吐出量を制限するも
のである。この流量制限器具を用いれば、水の最大流量
を下げ、蛇口が大きく開かれても水が多量に吐出される
不具合を防止し、節水することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、業務用の大型
の厨房等では、水栓器具の開放時間や開放回数が多く、
作業性の観点から、あるいは繁忙に起因する蛇口の締め
忘れ等により、水が出しっぱなしにされることがある。
このような状況のもとで前記流量制限器具を用いれば、
用いない場合よりは節水を図ることができるものの、無
駄な水が吐出され続けるおそれは依然として残る。この
ように、単に流量制限器具を付加するだけでは、節水対
策として十分でない場合がある。
の厨房等では、水栓器具の開放時間や開放回数が多く、
作業性の観点から、あるいは繁忙に起因する蛇口の締め
忘れ等により、水が出しっぱなしにされることがある。
このような状況のもとで前記流量制限器具を用いれば、
用いない場合よりは節水を図ることができるものの、無
駄な水が吐出され続けるおそれは依然として残る。この
ように、単に流量制限器具を付加するだけでは、節水対
策として十分でない場合がある。
【0004】そこで、本発明は、流量制限器具を付加す
るだけの場合よりも不要な水の吐出を徹底して抑制し、
節水効果を一層高めることのできる節水装置の提供を、
その課題とするものである。
るだけの場合よりも不要な水の吐出を徹底して抑制し、
節水効果を一層高めることのできる節水装置の提供を、
その課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の第1の
発明は、水栓器具の吐出口に水を導くための水供給路に
配置されて、その水供給路での水の流量を制限する流量
制限器具と、前記水供給路に設けられ、その水供給路を
開放及び閉鎖する開閉弁と、利用者による前記水の使用
状況を検出する使用状況検出手段と、前記使用状況検出
手段による使用状況に応じて前記開閉弁を駆動し、水使
用時には水供給路を開放させ、水不使用時には水供給路
を閉鎖させる弁制御手段とを備えている。
発明は、水栓器具の吐出口に水を導くための水供給路に
配置されて、その水供給路での水の流量を制限する流量
制限器具と、前記水供給路に設けられ、その水供給路を
開放及び閉鎖する開閉弁と、利用者による前記水の使用
状況を検出する使用状況検出手段と、前記使用状況検出
手段による使用状況に応じて前記開閉弁を駆動し、水使
用時には水供給路を開放させ、水不使用時には水供給路
を閉鎖させる弁制御手段とを備えている。
【0006】上記第1の発明では、利用者による水栓器
具の使用状況が使用状況検出手段によって検出される。
弁制御手段は検出された使用状況に応じて開閉弁を駆動
制御し、同開閉弁により水供給路を開放及び閉鎖させ
る。すなわち、弁制御手段は、利用者が水を使用する状
況にあるときには開閉弁によって水供給路を開放させ
る。すると、水は水供給路を経て水栓器具に至り、その
吐出口から吐出される。この際、水供給路を流れる水の
流量が、同水供給路に配置された流量制限器具によって
制限される。従って、前記制限により、水使用時におけ
る水栓器具の吐出口からの不要な水の吐出が抑制され
る。また、弁制御手段は、利用者が水を使用する状況に
ないときには開閉弁によって水供給路を閉鎖させる。す
ると、水栓器具の吐出口からは水が吐出されない。この
ように、水の使用時には流量制限器具によって不要な水
の吐出が抑制され、水の不使用時には開閉弁によって水
の吐出が停止される。
具の使用状況が使用状況検出手段によって検出される。
弁制御手段は検出された使用状況に応じて開閉弁を駆動
制御し、同開閉弁により水供給路を開放及び閉鎖させ
る。すなわち、弁制御手段は、利用者が水を使用する状
況にあるときには開閉弁によって水供給路を開放させ
る。すると、水は水供給路を経て水栓器具に至り、その
吐出口から吐出される。この際、水供給路を流れる水の
流量が、同水供給路に配置された流量制限器具によって
制限される。従って、前記制限により、水使用時におけ
る水栓器具の吐出口からの不要な水の吐出が抑制され
る。また、弁制御手段は、利用者が水を使用する状況に
ないときには開閉弁によって水供給路を閉鎖させる。す
ると、水栓器具の吐出口からは水が吐出されない。この
ように、水の使用時には流量制限器具によって不要な水
の吐出が抑制され、水の不使用時には開閉弁によって水
の吐出が停止される。
【0007】請求項2に記載の第2の発明は、第1の発
明の構成に加え、前記使用状況検出手段が、前記水栓器
具近傍における水利用者の手の有無を検出するものであ
る。
明の構成に加え、前記使用状況検出手段が、前記水栓器
具近傍における水利用者の手の有無を検出するものであ
る。
【0008】水の使用に際しては、通常、利用者は手を
水栓器具に近づけ、水を使い終えたら手を水栓器具から
離す。このことを利用して、第2の発明では、使用状況
検出手段は水栓器具近傍における水利用者の手の有無を
検出する。手が水栓器具の近傍にあれば、水利用者が水
を使用する状況にあることを意味し、手が水栓器具の近
傍になければ水を使用する状況にないことを意味する。
従って、利用者の手の有無を検出するという簡便な手段
で、水の使用状況が確実に把握される。
水栓器具に近づけ、水を使い終えたら手を水栓器具から
離す。このことを利用して、第2の発明では、使用状況
検出手段は水栓器具近傍における水利用者の手の有無を
検出する。手が水栓器具の近傍にあれば、水利用者が水
を使用する状況にあることを意味し、手が水栓器具の近
傍になければ水を使用する状況にないことを意味する。
従って、利用者の手の有無を検出するという簡便な手段
で、水の使用状況が確実に把握される。
【0009】請求項3に記載の第3の発明は、第1また
は第2の発明のいずれか一方の構成に加え、前記水供給
路における前記開閉弁の上流部及び下流部を繋ぐバイパ
ス路と、前記バイパス路を開放操作及び閉鎖操作するた
めの切替え弁とをさらに設けている。
は第2の発明のいずれか一方の構成に加え、前記水供給
路における前記開閉弁の上流部及び下流部を繋ぐバイパ
ス路と、前記バイパス路を開放操作及び閉鎖操作するた
めの切替え弁とをさらに設けている。
【0010】上記第3の発明では、切替え弁の操作によ
り、開閉弁の上流部及び下流部を繋ぐバイパス路が開放
及び閉鎖させられる。バイパス路が閉鎖させられると、
同バイパス路での水の流通が遮断される。このため、水
栓器具から水が吐出されるかどうかは、開閉弁による水
供給路の開放・閉鎖の状態に応じて決定される。これに
対し、バイパス路が開放させられると、開閉弁による水
供給路の開放状態にかかわらず、水がバイパス路を通っ
て水栓器具から吐出される。
り、開閉弁の上流部及び下流部を繋ぐバイパス路が開放
及び閉鎖させられる。バイパス路が閉鎖させられると、
同バイパス路での水の流通が遮断される。このため、水
栓器具から水が吐出されるかどうかは、開閉弁による水
供給路の開放・閉鎖の状態に応じて決定される。これに
対し、バイパス路が開放させられると、開閉弁による水
供給路の開放状態にかかわらず、水がバイパス路を通っ
て水栓器具から吐出される。
【0011】請求項4に記載の第4の発明は、第1の発
明の構成に加え、前記流量制限器具が、前記水供給路の
途中に配置されて同水供給路を塞ぐ本体部と、前記本体
部の中心部分にあけられた貫通孔とを具備している。こ
こで、「中心部分」とは、本体部の軸線上またはその近
傍部分を指すものとする。
明の構成に加え、前記流量制限器具が、前記水供給路の
途中に配置されて同水供給路を塞ぐ本体部と、前記本体
部の中心部分にあけられた貫通孔とを具備している。こ
こで、「中心部分」とは、本体部の軸線上またはその近
傍部分を指すものとする。
【0012】上記第4の発明によると、水供給路に配置
された流量制限器具の貫通孔は水供給路の一部を構成す
る。貫通孔の断面積は、流量制限器具の配置されていな
い箇所での水供給路の断面積よりも小さい。このため、
流量制限器具は絞り(オリフィス)として機能し、水の
流れを制限する。また、流量制限器具が水供給路に配置
された状態では、その貫通孔が水供給路の中心部分に位
置する。ここで、一般に、水の流速は水供給路の中心部
分で最大となるので、貫通孔には流速の大きな水が流入
し、通過及び流出する。
された流量制限器具の貫通孔は水供給路の一部を構成す
る。貫通孔の断面積は、流量制限器具の配置されていな
い箇所での水供給路の断面積よりも小さい。このため、
流量制限器具は絞り(オリフィス)として機能し、水の
流れを制限する。また、流量制限器具が水供給路に配置
された状態では、その貫通孔が水供給路の中心部分に位
置する。ここで、一般に、水の流速は水供給路の中心部
分で最大となるので、貫通孔には流速の大きな水が流入
し、通過及び流出する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を飲食店、ホテル、
旅館、給食施設等における業務用厨房設備の節水装置に
具体化した一実施形態を、図面に従って説明する。業務
用厨房内には、調理作業台、流し台、盛付け配膳台、コ
ンロテーブル、脇台、水切り台、食器下げ台等の作業台
が多数配置されている。
旅館、給食施設等における業務用厨房設備の節水装置に
具体化した一実施形態を、図面に従って説明する。業務
用厨房内には、調理作業台、流し台、盛付け配膳台、コ
ンロテーブル、脇台、水切り台、食器下げ台等の作業台
が多数配置されている。
【0014】図1及び図2(a)に示すように、流し台
1には水栓器具2が取付けられている。水栓器具2は、
流し台1の上面奥部(図の左側部)に固定された基台3
と、その基台3に水平方向へ回転自在に連結されたパイ
プ4とを備えている。基台3には給水管5が接続されて
おり、水供給源(図示略)からの水Wが、この給水管5
を通って基台3及びパイプ4に供給される。水供給源か
らパイプ4先端の吐出口6に至るまでの水供給路7には
流量制限器具8が配置されている。ここでは、流量制限
器具8の配置箇所として、基台3に対するパイプ4の連
結部分、すなわち、パイプ4の根本部分4aが選ばれて
いる。
1には水栓器具2が取付けられている。水栓器具2は、
流し台1の上面奥部(図の左側部)に固定された基台3
と、その基台3に水平方向へ回転自在に連結されたパイ
プ4とを備えている。基台3には給水管5が接続されて
おり、水供給源(図示略)からの水Wが、この給水管5
を通って基台3及びパイプ4に供給される。水供給源か
らパイプ4先端の吐出口6に至るまでの水供給路7には
流量制限器具8が配置されている。ここでは、流量制限
器具8の配置箇所として、基台3に対するパイプ4の連
結部分、すなわち、パイプ4の根本部分4aが選ばれて
いる。
【0015】流量制限器具8は、根本部分4aに配置さ
れて水供給路7を塞ぐ本体部9と、本体部9の中心部分
にあけられた貫通孔11とを備えるものである。本体部
9は略円柱状をなし、その上流側端部(図の下端部)の
外周にフランジ12を有している。ここでは、本体部9
は1cm乃至1.5cm程の長さを有するとともに、パ
イプ4の内径よりも若干小さな外径を有している。本体
部9は水Wとの接触により腐蝕しない材質、例えば、砲
金(銅とスズの合金)、ステンレス、合成樹脂、セラミ
ックス等によって形成されている。
れて水供給路7を塞ぐ本体部9と、本体部9の中心部分
にあけられた貫通孔11とを備えるものである。本体部
9は略円柱状をなし、その上流側端部(図の下端部)の
外周にフランジ12を有している。ここでは、本体部9
は1cm乃至1.5cm程の長さを有するとともに、パ
イプ4の内径よりも若干小さな外径を有している。本体
部9は水Wとの接触により腐蝕しない材質、例えば、砲
金(銅とスズの合金)、ステンレス、合成樹脂、セラミ
ックス等によって形成されている。
【0016】貫通孔11は、本体部9の上流側端部に位
置する流入口部13と、下流側端部に位置する流出口部
14と、本体部9の中央部分に位置し、かつ前記流入口
部13及び流出口部14を繋ぐ連通部15とからなる。
これらの流入口部13、流出口部14及び連通部15は
いずれも円形の断面を有し、本体部9の軸線L上に位置
している。流入口部13の連通部15との接続部分は、
本体部9の上流側端面9aに近づくほど拡径するようテ
ーパ状に形成されている。また、流出口部14は、本体
部9の下流側端面9bに近づくほど拡径するようテーパ
状に形成されている。そして、流量制限器具8はフラン
ジ12においてパイプ4の根本部分4aに係止されてい
る。この状態では、流入口部13、連通部15及び流出
口部14は、水供給路7の一部として機能する。
置する流入口部13と、下流側端部に位置する流出口部
14と、本体部9の中央部分に位置し、かつ前記流入口
部13及び流出口部14を繋ぐ連通部15とからなる。
これらの流入口部13、流出口部14及び連通部15は
いずれも円形の断面を有し、本体部9の軸線L上に位置
している。流入口部13の連通部15との接続部分は、
本体部9の上流側端面9aに近づくほど拡径するようテ
ーパ状に形成されている。また、流出口部14は、本体
部9の下流側端面9bに近づくほど拡径するようテーパ
状に形成されている。そして、流量制限器具8はフラン
ジ12においてパイプ4の根本部分4aに係止されてい
る。この状態では、流入口部13、連通部15及び流出
口部14は、水供給路7の一部として機能する。
【0017】上述した流量制限器具8の構造では、貫通
孔11における連通部15の径によって水栓器具2から
の吐出量が決定される。一方、水栓器具2に要求される
最大吐出量は、水Wの用途や圧力によって様々である。
水Wの用途に関しては、調査によると、コップ、皿、
鍋、野菜等を洗う場合には、毎分10リットル乃至18
リットルの水Wが使用され、鮮魚を解体する場合には、
毎分18リットル乃至23リットルの水Wが使用され、
麺類をさらす場合には、毎分18リットル乃至20リッ
トルの水Wが使用される。このように、作業によって水
Wの使用量はまちまちである。また、水圧に関しては、
これが高いほど、吐出量が増加する。従って、連通部1
5の径は、水Wの用途及び圧力に応じて最適な値(必要
とされる最大流量よりも多くの水を吐出させないように
するのに必要な値)に設定されることが重要である。
孔11における連通部15の径によって水栓器具2から
の吐出量が決定される。一方、水栓器具2に要求される
最大吐出量は、水Wの用途や圧力によって様々である。
水Wの用途に関しては、調査によると、コップ、皿、
鍋、野菜等を洗う場合には、毎分10リットル乃至18
リットルの水Wが使用され、鮮魚を解体する場合には、
毎分18リットル乃至23リットルの水Wが使用され、
麺類をさらす場合には、毎分18リットル乃至20リッ
トルの水Wが使用される。このように、作業によって水
Wの使用量はまちまちである。また、水圧に関しては、
これが高いほど、吐出量が増加する。従って、連通部1
5の径は、水Wの用途及び圧力に応じて最適な値(必要
とされる最大流量よりも多くの水を吐出させないように
するのに必要な値)に設定されることが重要である。
【0018】前記給水管5には開閉弁としての電磁バル
ブ17が組込まれている。電磁バルブ17は、コイルへ
の通電及び通電停止によりプランジャを往復動させて通
路を開閉する、周知の構造を有するものである。ここで
は、非通電時には水供給路7を閉鎖し、通電時にその水
供給路7を開放するタイプの電磁バルブ17が用いられ
ている。
ブ17が組込まれている。電磁バルブ17は、コイルへ
の通電及び通電停止によりプランジャを往復動させて通
路を開閉する、周知の構造を有するものである。ここで
は、非通電時には水供給路7を閉鎖し、通電時にその水
供給路7を開放するタイプの電磁バルブ17が用いられ
ている。
【0019】また、水栓器具2の近傍、例えば、流し台
1の後壁18には使用状況検出手段としてのセンサ19
が取付けられている。このセンサ19は、利用者による
水Wの使用状況を検出するためのものである。ここで、
水Wの使用に際しては、通常、利用者は手Hを水栓器具
2に近づけ、水Wを使い終えたら手Hを水栓器具2から
離す。このことを利用して、本実施形態では、水栓器具
2近傍における利用者の手Hの有無を検出するタイプの
非接触型のセンサ19が用いられている。
1の後壁18には使用状況検出手段としてのセンサ19
が取付けられている。このセンサ19は、利用者による
水Wの使用状況を検出するためのものである。ここで、
水Wの使用に際しては、通常、利用者は手Hを水栓器具
2に近づけ、水Wを使い終えたら手Hを水栓器具2から
離す。このことを利用して、本実施形態では、水栓器具
2近傍における利用者の手Hの有無を検出するタイプの
非接触型のセンサ19が用いられている。
【0020】センサ19としては、例えば赤外発光ダイ
オード及び赤外受光素子を用いることができる。この場
合、赤外発光ダイオードからは、手Hを差出す領域に赤
外光が常に投射される。また、手Hに照射して反射した
赤外光は赤外受光素子によって受光される。このよう
に、赤外受光素子が赤外光を受光したか否かによって、
手Hの有無が検出される。前記タイプ以外にも、超音波
を用いて手Hの有無を検出するもの、マイクロ波による
ドップラ効果を利用して手Hの有無を検出するもの、人
体が発する赤外光を検出するもの等、各種のタイプのセ
ンサ19を使用状況検出手段として用いてもよい。
オード及び赤外受光素子を用いることができる。この場
合、赤外発光ダイオードからは、手Hを差出す領域に赤
外光が常に投射される。また、手Hに照射して反射した
赤外光は赤外受光素子によって受光される。このよう
に、赤外受光素子が赤外光を受光したか否かによって、
手Hの有無が検出される。前記タイプ以外にも、超音波
を用いて手Hの有無を検出するもの、マイクロ波による
ドップラ効果を利用して手Hの有無を検出するもの、人
体が発する赤外光を検出するもの等、各種のタイプのセ
ンサ19を使用状況検出手段として用いてもよい。
【0021】前記センサ19及び電磁バルブ17は、弁
制御手段としての制御装置21に電気的に接続されてい
る。制御装置21はセンサ19の検出信号に基づき電磁
バルブ17を駆動制御する。より詳しくは、制御装置2
1はセンサ19による手Hの検出時には電磁バルブ17
のコイルに通電し、手Hの非検出時には前記通電を停止
する。
制御手段としての制御装置21に電気的に接続されてい
る。制御装置21はセンサ19の検出信号に基づき電磁
バルブ17を駆動制御する。より詳しくは、制御装置2
1はセンサ19による手Hの検出時には電磁バルブ17
のコイルに通電し、手Hの非検出時には前記通電を停止
する。
【0022】給水管5における電磁バルブ17の上流部
及び下流部はバイパス路を有するバイパス管22によっ
て接続されている。このバイパス管22には、手動によ
りバイパス路を開放及び閉鎖するための切替え弁23が
設けられている。図中の24は切替え弁23を操作する
ためのレバーである。
及び下流部はバイパス路を有するバイパス管22によっ
て接続されている。このバイパス管22には、手動によ
りバイパス路を開放及び閉鎖するための切替え弁23が
設けられている。図中の24は切替え弁23を操作する
ためのレバーである。
【0023】前記のように構成された節水装置25で
は、通常時(電磁バルブ17の正常作動時)、利用者は
切替え弁23によってバイパス管22を閉鎖しておく。
バイパス管22が閉鎖させられると、そのバイパス管2
2での水Wの流通が遮断される。水栓器具2からの水W
の吐出の有無は、電磁バルブ17による水供給路7の開
放・閉鎖の状態に応じて決定される。
は、通常時(電磁バルブ17の正常作動時)、利用者は
切替え弁23によってバイパス管22を閉鎖しておく。
バイパス管22が閉鎖させられると、そのバイパス管2
2での水Wの流通が遮断される。水栓器具2からの水W
の吐出の有無は、電磁バルブ17による水供給路7の開
放・閉鎖の状態に応じて決定される。
【0024】水Wの使用のために利用者が水栓器具2の
近傍に手Hを差出すと、そのことがセンサ19によって
検出される。制御装置21はそのセンサ19からの検出
信号に基づき電磁バルブ17のコイルに通電し、水供給
路7を開放させる。すると、水供給源からの水Wが水供
給路7を経て流量制限器具8に至る。同流量制限器具8
では、水Wは流入口部13、連通部15、流出口部14
の順に流れる。連通部15の断面積は、流量制限器具8
の配置されていない箇所での水供給路7の断面積よりも
小さい。このため、流量制限器具8は絞り(オリフィ
ス)として機能し、水Wの流れを制限する。そして、貫
通孔11を通過した水Wはパイプ4内を通り、吐出口6
から吐出させられる。
近傍に手Hを差出すと、そのことがセンサ19によって
検出される。制御装置21はそのセンサ19からの検出
信号に基づき電磁バルブ17のコイルに通電し、水供給
路7を開放させる。すると、水供給源からの水Wが水供
給路7を経て流量制限器具8に至る。同流量制限器具8
では、水Wは流入口部13、連通部15、流出口部14
の順に流れる。連通部15の断面積は、流量制限器具8
の配置されていない箇所での水供給路7の断面積よりも
小さい。このため、流量制限器具8は絞り(オリフィ
ス)として機能し、水Wの流れを制限する。そして、貫
通孔11を通過した水Wはパイプ4内を通り、吐出口6
から吐出させられる。
【0025】また、制御装置21は、利用者が水Wを使
用する状況にないとき、すなわち、手Hが水栓器具2に
近づけられず、手Hの接近がセンサ19によって検出さ
れないと、電磁バルブ17のコイルへの通電を停止し
て、水供給路7を閉鎖させる。すると、水栓器具2の吐
出口6からは水Wが吐出されない。このように、水Wの
使用時には流量制限器具8によって不要な水Wの吐出が
抑制され、水Wの不使用時には電磁バルブ17によって
水Wの吐出が停止されることとなる。
用する状況にないとき、すなわち、手Hが水栓器具2に
近づけられず、手Hの接近がセンサ19によって検出さ
れないと、電磁バルブ17のコイルへの通電を停止し
て、水供給路7を閉鎖させる。すると、水栓器具2の吐
出口6からは水Wが吐出されない。このように、水Wの
使用時には流量制限器具8によって不要な水Wの吐出が
抑制され、水Wの不使用時には電磁バルブ17によって
水Wの吐出が停止されることとなる。
【0026】このため、単に蛇口付き水栓器具に流量制
限器具8を付加する従来技術では、水Wが出しっぱなし
にされた場合に十分な節水効果を得ることができないの
に対し、本実施形態では、このような場合であっても、
余分な水Wの吐出を確実に防止できる。従って、節水装
置25は、水栓器具2の開放時間や開放回数が多く、作
業性の観点から、あるいは繁忙に起因する蛇口の締め忘
れ等が起りやすい業務用厨房等において、節水効果を高
めるうえで非常に有効である。
限器具8を付加する従来技術では、水Wが出しっぱなし
にされた場合に十分な節水効果を得ることができないの
に対し、本実施形態では、このような場合であっても、
余分な水Wの吐出を確実に防止できる。従って、節水装
置25は、水栓器具2の開放時間や開放回数が多く、作
業性の観点から、あるいは繁忙に起因する蛇口の締め忘
れ等が起りやすい業務用厨房等において、節水効果を高
めるうえで非常に有効である。
【0027】一方、停電、故障等によって電磁バルブ1
7が正常に作動しなくなり、水供給路7が閉鎖されっぱ
なしになった場合には、利用者が手Hを差出しても水栓
器具2から水Wが吐出されなくなる。この場合には、レ
バー24によって切替え弁23を開弁させ、バイパス管
22を開放させる。すると、水Wはバイパス管22を通
って水栓器具2から吐出される。そのため、このような
緊急時であっても水Wが出なくなるという事態を回避
し、水洗い等の作業に及ぼす影響を少なくできる。手で
蛇口をひねって水を吐出させるタイプの既存の水栓設備
と同様に、水洗い等の作業を続けることができる。な
お、水Wの使用を終えたら、レバー24を操作して切替
え弁23を閉弁させ、バイパス管22を閉鎖させる。す
ると、水Wの水栓器具2からの吐出が止る。
7が正常に作動しなくなり、水供給路7が閉鎖されっぱ
なしになった場合には、利用者が手Hを差出しても水栓
器具2から水Wが吐出されなくなる。この場合には、レ
バー24によって切替え弁23を開弁させ、バイパス管
22を開放させる。すると、水Wはバイパス管22を通
って水栓器具2から吐出される。そのため、このような
緊急時であっても水Wが出なくなるという事態を回避
し、水洗い等の作業に及ぼす影響を少なくできる。手で
蛇口をひねって水を吐出させるタイプの既存の水栓設備
と同様に、水洗い等の作業を続けることができる。な
お、水Wの使用を終えたら、レバー24を操作して切替
え弁23を閉弁させ、バイパス管22を閉鎖させる。す
ると、水Wの水栓器具2からの吐出が止る。
【0028】本実施形態は前述した事項以外にも次の特
徴を有する。
徴を有する。
【0029】(a)利用者による水Wの使用状況を検出
する方法としては種々考えられるが、本実施形態では水
栓器具2の近傍に利用者の手Hがあるかどうかを検出す
るという方法を採っている。このため、流し台1の後壁
18にセンサ19を取付けるだけでよく、設置が容易で
ある。
する方法としては種々考えられるが、本実施形態では水
栓器具2の近傍に利用者の手Hがあるかどうかを検出す
るという方法を採っている。このため、流し台1の後壁
18にセンサ19を取付けるだけでよく、設置が容易で
ある。
【0030】(b)流量制限器具8にあけられた貫通孔
11は1つなので、それと同一容量となるように複数の
貫通孔をあけた場合に比べて、同貫通孔11(特に連通
部15)の径が大きくなる。このため、ごみ、錆等の異
物による貫通孔11での目詰りが起りにくい。万が一目
詰りが生じてもごみ等を容易に除去できる。
11は1つなので、それと同一容量となるように複数の
貫通孔をあけた場合に比べて、同貫通孔11(特に連通
部15)の径が大きくなる。このため、ごみ、錆等の異
物による貫通孔11での目詰りが起りにくい。万が一目
詰りが生じてもごみ等を容易に除去できる。
【0031】(c)流量制限器具8の上流側端部に設け
られた流入口部13は、連通部15よりも大径に形成さ
れている。しかも、流入口部13の内奥部はテーパ状に
形成されていて、同流入口部13と連通部15との境界
部分に段差がない。流入口部13と連通部15とはなめ
らかに繋がっている。そのため、流入口部13がない場
合に比べて、水Wの流入損失を少なくし、流速低下及び
圧力低下を少なくできる。その結果、利用者に違和感を
与えることなく、流量制限器具8によって流量を制限す
ることができる。
られた流入口部13は、連通部15よりも大径に形成さ
れている。しかも、流入口部13の内奥部はテーパ状に
形成されていて、同流入口部13と連通部15との境界
部分に段差がない。流入口部13と連通部15とはなめ
らかに繋がっている。そのため、流入口部13がない場
合に比べて、水Wの流入損失を少なくし、流速低下及び
圧力低下を少なくできる。その結果、利用者に違和感を
与えることなく、流量制限器具8によって流量を制限す
ることができる。
【0032】(d)貫通孔11の下流側部分を構成する
流出口部14は、下流側端面9bに近づくほど拡径する
ようテーパ状に形成されている。そのため、流出口部1
4がない場合に比べて乱流の発生が少なくなる。乱流に
よって水Wの勢いが弱められるのを抑制できる。従っ
て、水栓器具2から吐出される水Wの圧力を確保しつつ
流量を制限することができる。
流出口部14は、下流側端面9bに近づくほど拡径する
ようテーパ状に形成されている。そのため、流出口部1
4がない場合に比べて乱流の発生が少なくなる。乱流に
よって水Wの勢いが弱められるのを抑制できる。従っ
て、水栓器具2から吐出される水Wの圧力を確保しつつ
流量を制限することができる。
【0033】(e)一般に、管内の水の流速は部位によ
って異なり、その流速は管壁の近くで最も小さく、管壁
から離れるに従い増加し、管の中心部分で最大となる特
性がある。これに対し、本実施形態では流量制限器具8
の貫通孔11、特に連通部15が、その流量制限器具8
の中心部分にあけられている。流量制限器具8が水栓器
具2の根本部分4aに装着された状態では、連通部15
はちょうどパイプ4の中心部分に位置することとなる。
従って、流速の最も大きな部分を貫通孔11に取込み、
通過及び流出させることができる。水Wの勢いをあまり
損うことなく流量を制限できる。
って異なり、その流速は管壁の近くで最も小さく、管壁
から離れるに従い増加し、管の中心部分で最大となる特
性がある。これに対し、本実施形態では流量制限器具8
の貫通孔11、特に連通部15が、その流量制限器具8
の中心部分にあけられている。流量制限器具8が水栓器
具2の根本部分4aに装着された状態では、連通部15
はちょうどパイプ4の中心部分に位置することとなる。
従って、流速の最も大きな部分を貫通孔11に取込み、
通過及び流出させることができる。水Wの勢いをあまり
損うことなく流量を制限できる。
【0034】(f)流量制限器具8は本体部9という1
つの部品によって構成され、しかもその本体部9が略円
柱状という単純な形状をなしている。さらには、水Wの
流量を制限する箇所は1つの貫通孔11によって成立し
ている。貫通孔11は流入口部13、流出口部14、連
通部15といった3つの部分からなるが、これらはいず
れも軸線L上に位置している。このため、複数の部品か
らなる構造や、複数の孔を有する構造の他の流量制限器
具に比べて、製作が簡単である。例えば、流量制限器具
8の材質が金属であれば、円柱体を切削加工することに
より貫通孔11の各部を形成できる。また、材質が合成
樹脂であれば、射出成型機等で容易に成形できる。この
ように、流量制限器具8は低いコストで製造でき、量産
にも適している。
つの部品によって構成され、しかもその本体部9が略円
柱状という単純な形状をなしている。さらには、水Wの
流量を制限する箇所は1つの貫通孔11によって成立し
ている。貫通孔11は流入口部13、流出口部14、連
通部15といった3つの部分からなるが、これらはいず
れも軸線L上に位置している。このため、複数の部品か
らなる構造や、複数の孔を有する構造の他の流量制限器
具に比べて、製作が簡単である。例えば、流量制限器具
8の材質が金属であれば、円柱体を切削加工することに
より貫通孔11の各部を形成できる。また、材質が合成
樹脂であれば、射出成型機等で容易に成形できる。この
ように、流量制限器具8は低いコストで製造でき、量産
にも適している。
【0035】(g)業務用厨房設備では、水栓器具2毎
に、必要とされる最大吐出量が異なる場合が多い。本実
施形態では、流量制限器具8における貫通孔11の連通
部15の径を水Wの用途及び圧力に応じた最適な値に設
定することにより、水栓器具2毎に、異なる最大吐出量
の水Wを水栓器具2から吐出させることができる。つま
り、使用目的に見合った適正な量の水Wが得られること
となり、吐出量が必要量より少なくて作業に支障をきた
すおそれがない。
に、必要とされる最大吐出量が異なる場合が多い。本実
施形態では、流量制限器具8における貫通孔11の連通
部15の径を水Wの用途及び圧力に応じた最適な値に設
定することにより、水栓器具2毎に、異なる最大吐出量
の水Wを水栓器具2から吐出させることができる。つま
り、使用目的に見合った適正な量の水Wが得られること
となり、吐出量が必要量より少なくて作業に支障をきた
すおそれがない。
【0036】(h)水栓器具2に触れなくても水Wを吐
出させることができるので、利用者が水栓器具2に触れ
る回数が非常に少なくなる。このため、たとえその水栓
器具2の表面に細菌が存在していても、手Hに移ること
が少なくなる。従って、本実施形態の節水装置25は細
菌感染を抑えるうえでも有効である。
出させることができるので、利用者が水栓器具2に触れ
る回数が非常に少なくなる。このため、たとえその水栓
器具2の表面に細菌が存在していても、手Hに移ること
が少なくなる。従って、本実施形態の節水装置25は細
菌感染を抑えるうえでも有効である。
【0037】(i)節水装置25の採用に際しては、流
量制限器具8を水栓器具2に装着し、給水管5の途中に
電磁バルブ17を装着し、制御装置21を設置するだけ
でよく、既存の厨房設備をそのまま利用することができ
る。このため、節水装置25の導入にともなう費用をで
きるだけ少なくできる。
量制限器具8を水栓器具2に装着し、給水管5の途中に
電磁バルブ17を装着し、制御装置21を設置するだけ
でよく、既存の厨房設備をそのまま利用することができ
る。このため、節水装置25の導入にともなう費用をで
きるだけ少なくできる。
【0038】なお、本発明は次に示す別の実施形態に具
体化することができる。
体化することができる。
【0039】(1)流量制限器具8は前記実施形態で説
明したものに限定されるものではなく、図2(b)で示
す形状のものを用いてもよい。このタイプの流量制限器
具30では、本体部31が平板状の円盤体によって構成
され、貫通孔32が円盤体の軸線L部分にあけられた丸
孔によって構成されている。流量制限器具30は、ちょ
うど、前述した流量制限器具8を薄くし、流入口部13
及び流出口部14を省略したような形状をなしている。
この流量制限器具30を用いても前記実施形態と同様の
作用及び効果が得られる。
明したものに限定されるものではなく、図2(b)で示
す形状のものを用いてもよい。このタイプの流量制限器
具30では、本体部31が平板状の円盤体によって構成
され、貫通孔32が円盤体の軸線L部分にあけられた丸
孔によって構成されている。流量制限器具30は、ちょ
うど、前述した流量制限器具8を薄くし、流入口部13
及び流出口部14を省略したような形状をなしている。
この流量制限器具30を用いても前記実施形態と同様の
作用及び効果が得られる。
【0040】(2)前記流量制限器具8,30における
貫通孔11,32の位置、数を適宜変更してもよい。ま
た、前記実施形態とは異なるタイプの流量制限器具を用
いてもよい。
貫通孔11,32の位置、数を適宜変更してもよい。ま
た、前記実施形態とは異なるタイプの流量制限器具を用
いてもよい。
【0041】(3)流量制限器具8,30の装着位置は
前記実施形態で説明した箇所以外にも、水供給路7であ
れば特に限定を受けない。ただし、既存の水栓設備に追
加するという条件の下では、部品と部品との接続部分等
が適すると考えられる。例えば、水栓器具2の吐出口6
に泡沫アダプタが装着されている場合であれば、これら
の吐出口6と泡沫アダプタとの間に流量制限器具8,3
0を装着してもよい。
前記実施形態で説明した箇所以外にも、水供給路7であ
れば特に限定を受けない。ただし、既存の水栓設備に追
加するという条件の下では、部品と部品との接続部分等
が適すると考えられる。例えば、水栓器具2の吐出口6
に泡沫アダプタが装着されている場合であれば、これら
の吐出口6と泡沫アダプタとの間に流量制限器具8,3
0を装着してもよい。
【0042】(4)流量制限器具8の本体部9の下流側
部分を図2(a)において二点鎖線で示すようにテーパ
状に形成して先細にしてもよい。このようにすれば、本
体部9の下流側端部が装着箇所に入りやすくなり、同流
量制限器具8の装填が容易となる。
部分を図2(a)において二点鎖線で示すようにテーパ
状に形成して先細にしてもよい。このようにすれば、本
体部9の下流側端部が装着箇所に入りやすくなり、同流
量制限器具8の装填が容易となる。
【0043】(5)本発明の節水装置は業務用の大型の
厨房設備以外にも、水栓器具2が設置される個所であれ
ば、場所を選ばず広く適用できる。
厨房設備以外にも、水栓器具2が設置される個所であれ
ば、場所を選ばず広く適用できる。
【0044】(6)水Wの圧力損失は、かどのついた箇
所よりも丸みのある箇所の方が少ないことが知られてい
る。従って、この観点からは、上流側端面9aにおける
流入口部13の開口端や、下流側端面9bにおける流出
口部14の開口端を面取りしてなめらかな面にしてもよ
い。さらには、流入口部13と連通部15との境界部分
や、連通部15と流出口部14との境界部分もなめらか
な面にしてもよい。
所よりも丸みのある箇所の方が少ないことが知られてい
る。従って、この観点からは、上流側端面9aにおける
流入口部13の開口端や、下流側端面9bにおける流出
口部14の開口端を面取りしてなめらかな面にしてもよ
い。さらには、流入口部13と連通部15との境界部分
や、連通部15と流出口部14との境界部分もなめらか
な面にしてもよい。
【0045】(7)前記実施形態では、センサ19が利
用者の手Hを検出しなくなったら直ぐに電磁バルブ17
を閉弁させたが、検出しなくなった後、若干遅れて電磁
バルブ17を閉弁させて水Wの吐出を止めるようにして
もよい。
用者の手Hを検出しなくなったら直ぐに電磁バルブ17
を閉弁させたが、検出しなくなった後、若干遅れて電磁
バルブ17を閉弁させて水Wの吐出を止めるようにして
もよい。
【0046】
【発明の効果】以上のように、第1の発明の節水装置に
よれば、流量制限器具を付加するだけの場合よりも不要
な水の吐出を徹底して抑制することができ、節水効果を
一層高めることができる。
よれば、流量制限器具を付加するだけの場合よりも不要
な水の吐出を徹底して抑制することができ、節水効果を
一層高めることができる。
【0047】第2の発明によれば、利用者による水の使
用状況を確実に把握することが可能となり、第1の発明
の効果を確実なものにすることができる。
用状況を確実に把握することが可能となり、第1の発明
の効果を確実なものにすることができる。
【0048】第3の発明によれば、第1または2の発明
のいずれか一方の効果に加え、停電、故障等によって開
閉弁が正常に作動しなくなって水供給路が閉鎖されて
も、切替え弁を操作することによってバイパス路を開放
させ、水栓器具から水を吐出させることができる。
のいずれか一方の効果に加え、停電、故障等によって開
閉弁が正常に作動しなくなって水供給路が閉鎖されて
も、切替え弁を操作することによってバイパス路を開放
させ、水栓器具から水を吐出させることができる。
【0049】第4の発明によれば、簡単な構成で流量制
限器具を成立させ、第1の発明の効果を確実に奏するこ
とができる。また、水の勢いをあまり損うことなく流量
を制限することができる。
限器具を成立させ、第1の発明の効果を確実に奏するこ
とができる。また、水の勢いをあまり損うことなく流量
を制限することができる。
【図1】本発明の一実施形態における節水装置の概略構
成図である。
成図である。
【図2】(a),(b)は図1のA部の拡大断面図であ
る。
る。
2 水栓器具 6 吐出口 7 水供給路 8,30 流量制限器具 9,31 本体部 11,32 貫通孔 17 開閉弁としての電磁バルブ 19 使用状況検出手段としてのセンサ 21 弁制御手段としての制御装置 22 バイパス路を構成するバイパス管 25 節水装置 H 手 W 水
Claims (4)
- 【請求項1】 水栓器具の吐出口に水を導くための水供
給路に配置されて、その水供給路での水の流量を制限す
る流量制限器具と、 前記水供給路に設けられ、その水供給路を開放及び閉鎖
する開閉弁と、 利用者による前記水の使用状況を検出する使用状況検出
手段と、 前記使用状況検出手段による使用状況に応じて前記開閉
弁を駆動し、水使用時には水供給路を開放させ、水不使
用時には水供給路を閉鎖させる弁制御手段とを具備する
ことを特徴とする節水装置。 - 【請求項2】 前記使用状況検出手段は、前記水栓器具
近傍における水利用者の手の有無を検出するものである
ことを特徴とする請求項1に記載の節水装置。 - 【請求項3】 前記水供給路における前記開閉弁の上流
部及び下流部を繋ぐバイパス路と、 前記バイパス路を開放操作及び閉鎖操作するための切替
え弁とをさらに設けたことを特徴とする請求項1または
請求項2のいずれか一方に記載の節水装置。 - 【請求項4】 前記流量制限器具は、 前記水供給路の途中に配置されて同水供給路を塞ぐ本体
部と、 前記本体部の中心部分にあけられた貫通孔とを具備する
ことを特徴とする請求項1に記載の節水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13027397A JPH10299046A (ja) | 1997-05-01 | 1997-05-01 | 節水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13027397A JPH10299046A (ja) | 1997-05-01 | 1997-05-01 | 節水装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10299046A true JPH10299046A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=15030367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13027397A Pending JPH10299046A (ja) | 1997-05-01 | 1997-05-01 | 節水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10299046A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002121781A (ja) * | 2000-10-13 | 2002-04-26 | Hokushin Kogyo Kk | 節水駒及び節水装置 |
-
1997
- 1997-05-01 JP JP13027397A patent/JPH10299046A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002121781A (ja) * | 2000-10-13 | 2002-04-26 | Hokushin Kogyo Kk | 節水駒及び節水装置 |
JP4645966B2 (ja) * | 2000-10-13 | 2011-03-09 | 株式会社北新工業販売 | 節水駒及び節水装置 |
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