JPH10298182A - 新規な多環式化合物 - Google Patents

新規な多環式化合物

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Publication number
JPH10298182A
JPH10298182A JP10076758A JP7675898A JPH10298182A JP H10298182 A JPH10298182 A JP H10298182A JP 10076758 A JP10076758 A JP 10076758A JP 7675898 A JP7675898 A JP 7675898A JP H10298182 A JPH10298182 A JP H10298182A
Authority
JP
Japan
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alkyl
formula
independently
group
hydrogen
Prior art date
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Pending
Application number
JP10076758A
Other languages
English (en)
Inventor
Robert Moretti
モレッティ ロベルト
Gary Wooden
ボーデン ガリィ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Novartis AG
BASF Schweiz AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
Ciba Spezialitaetenchemie Holding AG
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Filing date
Publication date
Application filed by Ciba Geigy AG, Ciba Spezialitaetenchemie Holding AG filed Critical Ciba Geigy AG
Publication of JPH10298182A publication Critical patent/JPH10298182A/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D471/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D471/04Ortho-condensed systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B15/00Acridine dyes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B48/00Quinacridones
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B57/00Other synthetic dyes of known constitution

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】下記式(I)の化合物 [式中、RとR’は互いに独立的に水素、C1-C18アル
キル、COR1、COR2またはCOOR1、XとX’は互い
に独立的に水素、ハロゲン、OH、NH2 、COOH、
1-C18アルキル、同素環式または複素環式芳香族残基
など、YとY’は互いに独立的に水素、ハロゲン、O
H、NH2 、ニトロ、シアノ、C1-C18アルキル、同素
環式または複素環式芳香族残基など、ZとZ’は互いに
独立的に水素、ハロゲン、OH、NH2 、COOH、、
シアノ、C1-C18アルキル、同素環式または複素環式芳
香族残基など、R1はC1-C18アルキル、R2は同素環式ま
たは複素環式芳香族残基を示す、ただし、XとX’がO
Hである場合には、YとY’は水素ではあり得ないもの
とする] 【効果】上記の化合物は高分子有機材料を着色するため
の顔料としてきわめて好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はピリド−キノリン−ジオン系列
(PCD)の新規な多環式化合物及び顔料としてのその
使用に関する。
【0002】米国特許第3682929号明細書には芳
香族ビス(2、4−ジヒドロキシピリジン)の誘導体の
製造方法が記載されている。この誘導体は2、4、7、
9−テトラヒドロピリド−(2、3−g)も含む着色剤
の製造のための出発物質として使用される。
【0003】誠に驚くべきことながら、今回本発明によ
ってピリド−キノリン−ジオン系列の特定の化合物が非
常に優れた顔料特性を有し、したがって高分子有機材料
の着色のためにきわめて好適であることが見いだされ
た。
【0004】すなわち、本発明は下記式(I)の化合物
に関する。
【化11】 [式中、RとR’は互いに独立的に水素、C1-C18アル
キル、COR1、COR2またはCOOR1、XとX’は互い
に独立的に水素、ハロゲン、OH、NH2 、COOH、
1-C18アルキル、同素環式または複素環式芳香族残
基、OR3、OCOR3、OCOR4、OCOOR3、NHR3
N(R3)2 、NHCOR3、NHCOR4またはNHCOO
R3、YとY’は互いに独立的に水素、ハロゲン、OH、
NH2 、ニトロ、シアノ、C1-C18アルキル、同素環式
または複素環式芳香族残基、COR5、COR6、COO
R5、COOR6、CONH2 、SO2R5 、SO2R6 、SO
2 NH2 、SO3 H、PO(OR5)2またはPO(OH)2
、ZとZ’は互いに独立的に水素、ハロゲン、OH、
NH2 、COOH、、シアノ、C1-C18アルキル、同素
環式または複素環式芳香族残基、OR7、OR8、OCO
R7、OCOR8、OCOOR7、NHR7、N(R7)2 、NH
R8、CONH2 、NHCOR7、NHCOR8またはCOO
R7を意味する、ここで、R1、R3、R5、R7は互いに独立的
にC1-C18アルキルを意味し、そしてR2、R4、R6、R8
互いに独立的に同素環式または複素環式芳香族残基を意
味する、ただし、XとX’がOHである場合には、Yと
Y’は水素ではあり得ないものとする]。
【0005】置換分のハロゲンの例はフッ素、ヨウ素、
臭素、塩素であり、臭素と塩素が好ましく、特に好まし
いのは塩素である。
【0006】C1-C18アルキルの例はメチレ、エチル、
n−プロピル、イソプロピル、、n−ブチル、sec−
ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、tert−
アミル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、デシル、ドデ
シル、ヘキサデシルおよびオクタデシルである。
【0007】同素環式または複素環式芳香族残基は好ま
しくは単環式乃至四環式の残基であり、特に好ましくは
単環式または二環式残基である。例示すればフェニル、
ジフェニリル、ナフチルおよびピレニル基である。これ
らの残基は水溶性をもたらさない通常の置換基、たとえ
ば、下記のごとき置換基を有することができる: (1)ハロゲン例えば塩素、臭素、フッ素。 (2)アルキル基(好ましくは1乃至6個の炭素原子を
有するもの)。これらアルキル基は水溶性をもたらさな
い置換分、たとえば、フッ素原子、ヒドロキシル基、シ
アノ基または式−OR10 、−OCOR9、−COOR9、−
CONR10R11または−R9- OCONHR9の基を有するこ
とができる。ここで、R9はアルキル(好ましくはC1
6-アルキル)、アリールたとえばナフチルまたはフェ
ニル、C5-C6 シクロアルキル、アラルキル特にベンジ
ルまたは複素環式基(これらはそぞれ未置換であるかま
たはハロゲン、C1-C6-アルキルまたはC1-C6-アルコ
キシによって置換されている)を意味し、そしてR10
R11 はH、アルキル(特にC1-C6-アルキル)、C2-C
6-シアノアルキルまたはヒドロキシアルキル、C5-C6
シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリール、特に
未置換またはハロゲン、C1-C6-アルキルまたはC1-C
6-アルコキシによって置換されたフェニルを意味する
か、またはR10 とR11 は窒素原子と共に5員乃至6員の
複素環、たとえば、モルホリン環、ピペリジン環または
フタルイミド環を形成する。アルキル基の他の置換基と
しては、さらに、好ましくは2乃至6個の炭素原子を有
するモノ−またはジアルキル化アミノ基、アリール基た
とえばナフチルまたは特にフェニル基または複素環式芳
香族残基(これらは未置換またはハロゲン、C1-C6-ア
ルキルまたはC1-C6-アルコキシによっては置換されて
いる)、たとえば、2−チエニル、2−ベンゾキサゾリ
ル、2−ベンゾチアゾリル、2−ベンズイミダゾリル、
6−ベンズイミダゾロニル、2−、3−または4−ピリ
ジル、2−、4−または6−キノリルなどの基があげら
れる。未置換または置換されたアルキル基の例を特にあ
げればメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、
ヘキシル、プロペニル、ヒドロキシメチル、トイフルオ
ロメチル、トリフルオロエチル、シアノメチル、メトキ
シカルボニルメチル、アセトキシメチルまたはベンジル
である。 (3)−OR12 基。ここでR12 はH、アルキル好ましく
はC1 −C6-アルキル、アリールたとえばナフチルまた
は特にフェニル、C5-C6-シクロアルキル、アラールキ
ルまたは複素環式基(これらはそれぞれ未置換またはハ
ロゲン、C- C6-アルキルまたはC1-C6-アルコキシに
よって置換されている)を意味する。R12の代表例を特
にあげれば水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソ
プロピル、トリフルオロエチル、フェニル、o−,m−
またはp−クロロフェニル、o−,m−またはp−メチ
ルフェニル、α−またはβ−ナフチル、シクロヘキシ
ル、ベンジル、チエニルメチルまたはピラニルメチルで
ある。 (4)−SR12 基。ここでR12 は(3)において記載し
た意味を有する。R12 の代表例をあげればメチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、フェニル、o−,m
−またはp−クロロフェニル、o−,m−またはp−メ
チルフェニル、2−またはβ−ナフチル、シクロヘキシ
ル、ベンジル、チエニルまたはピラニルメチルである。 (5)シアノ基。 (6)式−NR10R11の基。ここで、R10 とR11 は上記
(2)で記載した意味を有する。特に例示すればNH
2 、メチルアミノ、ジメチルアミノ、エチルアミノ、ジ
エチルアミノ、イソプロピルアミノ、β−ヒドロキシエ
チルアミノ、β−ヒドロキシプロピルアミノ、N、N−
ビス(β−ヒドロキシ)アミノ、N、N−ビス(β−シ
アノエチル)アミノ、シクロヘキシルアミノ、フェニル
アミノ、N−メチルフェニルアミノ、ベンジルアミノ、
ジベンジルアミノ、ピペリジルまたはモルホリルなどで
ある。 (7)式−COOR9の基。ここでR9は(2)において記
載した意味を有する。R9の代表例をあげればメチル、エ
チル、イソプロピル、n−ブチル、フェニル、ベンジル
またはフルフリルである。 (8)式−COR12 の基。ここでR12 は(3)において
記載した意味を有する。R12 の代表例をあげれば水素、
メチル、エチル、フェニル、o−,m−またはp−クロ
ロフェニル、o−,m−またはp−メチルフェニル、ま
たはα−またはβ−ナフチルである。 (9)式−NR13COR9の基。ここでR9は(2)におい
て記載した意味を有し、R13 は水素、アルキル好ましく
はC1 −C6-アルキル、あるいはナフチルまたは特にフ
ェニル、C5-C6-シクロアルキル、アラルキル、(これ
らはそれぞれ未置換またはハロゲン、C1 −C6-アルキ
ルまたはC1 −C6-アルコキシによって置換されてい
る)。あるいは、2つの基−COR9が窒素原子と共に1
つの複素環式環を形成することができる。特に例示すれ
ばアセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルアミ
ノ、ベンゾイルアミノ、p−クロロベンゾイルアミノ、
p−メチルベンゾイルアミノ、N−メチルアセチルアミ
ノ、N−メチルベンゾイルアミノ、N−スクシンイミド
またはN−フタルイミドなどである。 (10)式−NR12 COOR9の基。ここでR9とR12
(2)及び(3)において記載した意味を有する。例と
しては−NHCOOCH3 、NHCOOC25 または
NHCOOC65 などの基があげられる。 (11)式−NR12 CONR10R11の基。ここでR12 、R
10 、R11 は(3)および(2)において記載した意味
を有する。例としてはウレイド、N2 メチルウレイド、
2 −フェニルウレイドまたはN2 −2’、4’−ジメ
チルフェニルウレイドがあげられる。 (12)式−NHSO2R9 の基。ここでR9は(2)にお
いて記載した意味を有する。特に例示すればメタンスル
ホニルアミノ、フェニルスルホニルアミノ、p−トルイ
ルスルホニルアミノまたはβ−ナフチルスルホニルアミ
ノである。 (13)式−SO2R9 またはSOR9 の基。ここでR9
(2)において記載した意味を有する。特に例示すれば
メチルスルホニル、エチルスルホニル、フェニルスルホ
ニル、2−ナフチルスルホニル、フェニルスルホキシジ
ルである。 (14)式−SO2 OR14 の基。ここでR14 はアリール
基、特に未置換またはハロゲン、C1 −C6-アルキルま
たはC1 −C6-アルコキシによって置換されたフェニル
を意味する。R14 の例を特にあげればフェニル、o−,
m−またはp−クロロフェニル、o−,m−またはp−
メチルフェニル、α−またはβ−ナフチルである。 (15)式−CONR10R11の基。ここでR10 とR11
(2)において記載した意味を有する。例としてはカル
バモイル、N−メチルカルバモイル、N−エチルカルバ
モイル、N−フェニルカルバモイル、N、N−ジメチル
カルバモイル、N−メチル−N−フェニルカルバモイ
ル、N−α−ナフチルカルバモイルまたはN−ピペリジ
ルカルバモイルなどがあげられる。 (16)式−SO2 NR10R11の基。ここでR10 とR11
(2)において記載した意味を有する。代表例をあげれ
ばスルファモイル、N−メチルスルファモイル、N−エ
チルスルファモイル、N−フェニルスルファモイル、N
−メチル−N−フェニルスルファモイル、N−モルホリ
ルスルファモイルなどである。 (17)式−N=N−Qの基。ここで、Qはカップリン
グ成分の残基、または未置換またはハロゲン、C1 −C
6-アルキルまたはC1 −C6-アルコキシによって置換さ
れたフェニルを意味する。Qの例を特にあげればアセト
アセトアリーリド、ピラゾリル、ピリドニル、o−また
はp−ヒドロキシフェニル、o−ヒドロキシナフチル、
p−アミノフェニル、p−N,N−ジメチルアミノフェ
ニル基などである。 (18)式−OCOR9の基。ここでR9は(2)において
記載した意味を有する。R9の例を特にあげればメチル、
エチル、フェニル、o−,m−またはp−クロロフェニ
ルである。 (19)式−OCONHR9の基。ここでR9は(2)にお
いて記載した意味を有する。R9の例を特にあげればメチ
ル、エチル、フェニル、o−,m−またはp−クロロフ
ェニルである。
【0008】特に興味ある式(I)の化合物は下記によ
って定義される化合物である:RとR’は互いに独立的
に水素、C1-C4 アルキルまたはCOOR1である、Xと
X’は互いに独立的に水素、ハロゲン、OH、NH2
1-C4 アルキル、OR3、OCOOR3、NHCOOR3
たは下記式の基である
【化12】 YとY’は互いに独立的に水素、ハロゲン、NH2 、ニ
トロ、シアノ、C1-C4アルキル、COR5、COR6、C
OOR5、CONH2 、未置換またはC1-C4 アルキル置
換ジフェニリル、ナフチル、フェナントレニル、アント
ラセニル、ピレニルまたはピリジニルであるか、または
下記式の基である
【化13】 ZとZ’は互いに独立的に水素、ハロゲン、COOH、
シアノ、C1-C4 アルキル、OR7、COOR7、CONH
または下記式の基である
【化14】 R1、R3、R5、R7は互いに独立的にC1-C4 アルキル、そ
してR6は下記式の基である
【化15】 なお、上記式(II)、(III)、 (IV) 、(V)中のR15 、R
16 、R17 、R18 、R19 、R20 、R21 、R22 、R23 、R24
、R25 、R26 は互いに独立的に水素またはハロゲン原
子、カルバモイル、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチ
ルまたはC2-C6-アルキルカルバモイル基、1乃至6個
の炭素原子を有するアルキル、アルコキシ、アルキルア
ミノまたはアルキルメルカプト基、ヒドロキシカルボニ
ル基、2乃至6個の炭素原子を有するアルコキシカルボ
ニルまたはアルカノイルアミノ基、未置換またはハロゲ
ン、1乃至6個の炭素原子を有するアルキルまたはアル
コキシによって置換されたフェノキシ、フェニルメルカ
プト、フェノキシカルボニル、フェニルカルバモイルま
たはベンゾイルアミノ基を意味し、そして、式(II)中
の置換分R15 、R16 、R17 の少なくとも1つ、式(III)
中の置換分R18 、R19 、R20 の少なくとも1つ、式(IV)
中の置換分R21 、R22 、R23 の少なくとも1つおよび式
(V)中の置換分R24 、R25 、R26 の少なくとも1つは
水素である。
【0009】さらに好ましいのは下記により定義される
式(I)の化合物である:RとR’は互いに独立的に水
素、C1-C4 アルキルまたはCOOR1である、XとX’
は互いに独立的に水素、ハロゲン、OH、NH2 、C1-
4 アルキルまたは下記式の基である
【化16】 YとY’は互いに独立的に水素、シアノ、C1-C4 アル
キル、COR5、COR6、COOR5、CONH2 、未置換
またはC1-C4 アルキル置換ジフェニリル、ナフチル、
フェナントレニルまたはピリジニルであるか、または下
記式の基である
【化17】 ZとZ’は互いに独立的に水素、ハロゲン、C1-C3
ルキルまたはOR7である、R1、R5、R7は互いに独立的に
1-C4 アルキルそしてR6は下記式の基である
【化18】 なお、上記式(VI)、(VII)、 (VIII) 中のR15 、R16 、R
18 、R19 、R24 、R25 は互いに独立的に水素、塩素ま
たは臭素原子、メチル、シアノ、ニトロ、1乃至4個の
炭素原子を有するアルキルアミノまたはアルコキシ基、
未置換または塩素またはメチルによって置換されたフェ
ノキシ基、ヒドロキシカルボニル基、2乃至5個の炭素
原子を有するアルコキシカルボニルまたはアルキルカル
バモイル基または未置換または塩素、メチルまたはメト
キシによって置換されたフェニルカルバモイル基を意味
する。
【0010】R15 、R18 、R24 は、好ましくは、p−位
置に存在しそして好ましくはメチル、塩素、シアノまた
はメトキシであり、そしてR16 、R19 、R25 は好ましく
は水素である。
【0011】R=R’、X=X’、Y=Y’かつZ=
Z’である式(I)の化合物が特に好ましい。
【0012】格別に好ましいのは下記式化合物である:
【化19】 [式中、YとY’は同種であって、ジフェニル、ナフチ
ル、フェナントレニル、ピリジニルまたは下記式の基で
ある
【化20】 (式中、R18 は水素、メトキシ、塩素、臭素、シアノ、
ニトロ、ジメチルアミノ、ヒドロキシカルボニルまたは
メトキシカルボニルを意味する)]。
【0013】式(I)の新規化合物の製造は一般に公知
の方法に準じて実施される。たとえば、下記のごとき方
法によって製造される:式
【化21】 の化合物を、式 BCO−CH2-Y (XIa)及び BCO−CH2-Y’ (XIb) の化合物の各1当量と反応させて式
【化22】 の化合物を生成させ、次にこの生成物を、たとえば、N
aHで処理して閉環して式
【化23】 の化合物に導く;あるいは式
【化24】 の化合物を、式
【化25】 及び式
【化26】 の化合物の各1当量と反応させて式
【化27】 の化合物を生成させ、次にこの生成物を閉環して式
【化28】 の化合物に導く;あるいは式XIVの化合物を、式
【化29】 及び式
【化30】 の化合物の各1当量と反応させて式
【化31】 の化合物を生成させ、次にこの生成物を閉環して式XII
I の化合物に導く;あるいは式XIVの化合物を、式
【化32】 及び式
【化33】 の化合物の各1当量と反応させて式
【化34】 の化合物を生成させ、次にこの生成物を閉環して式
【化35】 の化合物に導く。
【0014】上記各式において、R、R’、X、X’、
Y、Y’、Z、Z’はそれぞれ前記した意味を有し、そ
してAはC1-C3-アルキル、BはOHまたは塩素であ
る。
【0015】式X、XIa,XIb,XIV, XVa,XVb,X
VIIIa ,XIIIb,XXa,XXb の出発化合物は公知化合
物である。もし、それらのいずれかの化合物がまだ公知
でなかった場合、それらの化合物もそれ自体公知の方法
によって製造することができる。
【0016】置換基の種類ならびに着色されるべき重合
体の種類に応じて、式(I)の化合物は重合体に溶解可
能な着色剤として、あるいは、好ましくは、高分子有機
材料を着色するための顔料として使用することができ
る。高分子有機材料の着色剤として使用する場合には、
合成によって得られた本生成物を微細に分散された形に
変換するのが有利である。これはいくつかの方法で、た
とえば、下記のごとき方法で行うことができる: (a)有機溶剤を添加してまたは添加しないで、通常は
無機または有機塩類のごとき摩砕助剤の存在で摩砕また
は混練する。摩砕後、助剤を常用方法で除去する。たと
えば、可溶性無機塩類は水を使用して、そして水溶性有
機溶剤は水蒸気蒸留によって除去する。 (b)硫酸、メタンスルホン酸、トリクロロ酢酸または
ポリリン酸から沈殿させる。 (c)粗製顔料をアルカリ金属塩またはアミン塩に変換
しそしてその塩を加水分解する。これは、たとえば、粗
製顔料を塩基たとえばアルカリ水酸化物、アルカリアル
コラートまたはアンモニアと、あるいは、アミンと、ジ
メチルホルムアミドのごとき極性有機溶剤中で混合して
顔料を部分的または完全に溶解しそして加水分解によっ
て、好ましくは溶液を酸性化することによって顔料を沈
殿させ、これを適当な場合は濾過する。
【0017】粗製顔料または上記(a),(b)または
(c)の方法で処理された顔料を有機溶媒、好ましくは
100℃以上の沸点を有する有機溶剤、で後処理するの
が場合によっては有利であろう。
【0018】後処理のために特に適当であることが判明
している化合物は、ハロゲン原子、アルキル基またはニ
トロ基によって置換されたベンゼン、たとえば、キシレ
ン、クロロベンゼン、o−クロロベンゼンまたはニトロ
ベンゼン;ピリジン塩基たとえばピリジン、ピコリンま
たはキノリン;ケトンたとえばシクロヘキサノン;エー
テルたとえば2−メトキシエタノールまたは2−エトキ
シエタノール;アミドたとえばジメチルホルムアミドま
たはN−メチルピロリドン;さらにはジメチルスルホキ
シド、スルホランまたは水そのものなどである。これら
溶剤は必要な場合は加圧下で使用される。また、後処理
は有機溶剤の存在および/または界面活性剤または液体
アンモニアまたは脂肪アミンを添加して水中で実施する
こともできる。
【0019】本新規顔料で着色されうる高分子有機材料
の例をあげればつぎのものである。セルロースエーテル
およびエステル類たとえばエチルセルロース、ニトロセ
ルロース、酢酸セルロースまたは酪酸セルロース、天然
または合成樹脂例えば重合樹脂や縮合樹脂類たとえばア
ミノプラスチック、好ましくは尿素/ホルムアルデヒド
樹脂およびメラミン/ホルムアルデヒド樹脂、アルキド
樹脂、フェノールプラスチック、ポリカーボネート、ポ
リオレフィン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリア
ミド、ポリウレタン、ポリエステル、ABS、ポリフェ
ニレンオキシド、ゴム、カゼイン、シリコーンおよびシ
リコーン樹脂。これらは単体または混合物の形で使用さ
れうる。
【0020】上記に例示した高分子有機材料は単独でま
たは混合物として、プラスチック、メルトとして、ある
いは紡糸液、ワニス、コーティング材料または印刷イン
クなどの形態で得ることができる。最終用途の条件によ
っては、本発明の顔料をトナーとしてまたは配合物の形
で使用するのが有利である。
【0021】本発明の顔料は被着色高分子有機材料を基
準にして0.01乃至30重量%、好ましくは0.1乃
至10重量%の量で使用される。
【0022】本発明の顔料を使用した高分子有機材料の
着色はたとえば顔料をそのまま、あるいは、マスターバ
ッチの形で、ロールミル、ミキサーまたは練り機を使用
して基質材料に配合することによって実施される。着色
された材料はつぎにそれ自体公知の方法、たとえば、カ
レンダリング、型成形、コーティング、押出し成形、流
し込み成形または射出成形によって所望の最終形状に成
形加工される。多くの場合、非脆性成形品を製造するた
めあるいは成形品の脆性を低減するために、加工前に高
分子有機材料に可塑剤を配合するのが望ましい。適当な
可塑剤の例はリン酸エステル、フタル酸エステル、セバ
シン酸エステルである。このような可塑剤は本新規顔料
に、その顔料をポリマーに配合する前または後に添加す
ることができる。さらに、各種の色を得るため、本新規
顔料のほかに付加的に、充填剤または他の着色成分たと
えば白色顔料、彩色顔料または黒色顔料を任意の量で高
分子有機材料に添加することもできる。
【0023】塗料、コーティング材料および印刷インク
の着色のためには、高分子有機材料と本発明の顔料を、
充填剤、他の顔料、乾燥剤、可塑剤などの任意添加物と
共に、普通の有機溶剤または溶剤混合物中に微分散する
かあるいは溶解する。この場合、まず各成分を個々に分
散または溶解するか、あるいはいくつかの成分を一緒に
分散または溶解し、しかるのちにすべての成分を混合す
るようにしてもよい。
【0024】本新規顔料はプラスチック、より特定的に
はポリ塩化ビニルやポリオレフィン、の着色および塗
料、好ましくは自動車塗料、の着色のために好適であ
る。
【0025】たとえば、ポリ塩化ビニルまたはポリオレ
フィンの着色のために使用された場合、本新規顔料は黄
色から褐色までの範囲にわたって優れた全般的顔料特性
を示す。たとえば良好な分散性、優秀な着色濃度と純
度、マイグレーション、光、熱、気候に対する良好な堅
牢性ならびに優秀な不透明性の特徴を示す。
【0026】以下、本発明を実施例によってさらに説明
する。下記一般式の中間体の製造
【化36】
【0027】実施例1 ジクロロメタン300ml中ジエチル2、5−ジアミノテ
レフタレート18.9g(75ミリモル)からなるスラ
リーにピリジン14.8g(187.5ミリモル)と4
−ジメチルアミノピリジン100mgを加える。この反応
混合物を氷浴内で冷却しそしてフェニルアセチルクロラ
イド27.8g(180ミリモル)を45分間にわたり
添加した後、この反応混合物を室温まで加熱してさらに
16時間撹拌する。このあと、この混合物を10%Na
CO3 水溶液に注入する。その有機相を1規定塩酸で洗
い、MgSO4 で乾燥する。得られた粗生成物を酢酸エ
チル/ヘキサンから再結晶する。しかして、YとY’が
フェニルである式XXIII の薄黄色固体物質31g(理論
値の85%)が得られた。分析1 H- NMR(DMSO−d6):1.25(t, 6H,J = 7Hz);
3.72 (s, 4H); 4.24(q,4H, J = 7Hz); 7.25 - 7.40 (m,
10H); 8.57( s, 2H); 10.47( s, 2H)。
【0028】実施例2 実施例1の操作を繰り返した。ただし、フェニルアセチ
ルクロライドの代わりに等モル量の4−メトキシフェニ
ルアセチルクロライドを使用した。その結果、YとY’
とが4−メトキシフェニルである式XXIII の化合物が8
1%の収率で得られた。分析1 H- NMR(CDCl3) : 1.38(t, 6H, J = 7Hz); 3.
69 (s, 4H); 3.80( s,6H); 4.33( q,4H, J = 7Hz); 6.
90 (d, 4H, J=8.6Hz ); 7.26( s,2H); 7.28(d,4H, J =
8.6Hz); 10.88( s, 2H)。
【0029】実施例3 実施例1の操作を繰り返した。ただし、フェニルアセチ
ルクロライドの代わりに等モル量の4−ニトロフェニル
アセチルクロライドを使用した。その結果、YとY’が
4−ニトロフェニルである式XXIII の化合物が88%の
収率で得られた。分析1 H- NMR(DMSO−d6): 1.27(t,6H,J = 7Hz);
3.93 (s, 4H); 4.25(q,4H, J = 7Hz); 7.62 (d, 4H, J=
8.6Hz ); 8.22(d,4H, J =8.6Hz); 8.46( s,2H);10.54
(s, 2H)。
【0030】実施例4 4−ジメチルアミノフェニル酢酸7.83g(43.7
ミリモル)、ジエチル2、5−ジアミノテレフタレート
4.59g(18.2ミリモル)および4−ジメチルア
ミノピリジン1.11g(9.1ミリモル)を窒素雰囲
気下で無水ジクロロメタン200mlに溶解する。この溶
液を氷浴内で冷却しそしてジシクロヘキシルカルボジイ
ミド9.02g(43.7ミリモル)を少しずつ添加す
る。このあと、氷浴を外しそしてこの反応混合物を室温
で16時間撹拌する。生じた沈殿を濾過単離してジクロ
ロメタンで洗い、次いで溶剤を蒸留によって濾液から分
離する。残留物をエタノール300ml中にスラリーとし
そしてこのスラリーを2時間還流する。室温まで冷却
後、沈殿した固体物質を濾過単離し、エタノールで洗っ
て乾燥する。しかして、YとY’が4−(N、N−ジメ
チルアミノ)フェニルである式XXIII の白色生成物9.
23g(理論値の88%)が得られた。分析1 H- NMR(DMSO−d6,100℃): 1.28(t,
6H,J = 7Hz); 2.86 (s,12H); 3.56 (s, 4H); 4.28 (q,
4H, J = 7Hz); 6.69 (m,4H); 7.13(m,4H); 8.72( s, 2
H);10.13(広幅 s,2H)。
【0031】実施例5 実施例4の操作を繰り返した。ただし、4−ジメチルア
ミノフェニル酢酸の代わりに等モル量の4−ジフェニル
酢酸を使用した。YとY’とが4−ジフェニルである式
XXIII の化合物が99%の収率で得られた。分析1 H- NMR(DMSO−d6): 1.24(t, 6H, J = 7H
z); 3.77 (s, 4H); 4.25( q, 4H, J = 7Hz); 7.33-7.4
9 (m, 10H); 7.63-7.68( m,8H); 8.57( s, 2H); 10.52
(s, 2H)。
【0032】実施例6 実施例4の操作を繰り返した。ただし、4−ジメチルア
ミノフェニル酢酸の代わりに等モル量の4−ブロモフェ
ニル酢酸を使用した。YとY’とが4−ブロモフェニル
である式XXIII の化合物が95%の収率で得られた。分析1 H- NMR(DMSO−d6): 1.25(t, 6H, J = 7H
z); 3.72 (s, 4H); 4.25( q, 4H, J = 7Hz); 7.30 (d,
4H, J = 8.6Hz); 7.54( d, 4H, J= 8.6Hz); 8.50( s,
2H); 10.47(s, 2H)。
【0033】実施例7 実施例4の操作を繰り返した。ただし、4−ジメチルア
ミノフェニル酢酸の代わりに等モル量の1−ナフチル酢
酸を使用した。YとY’とが1−ナフチルである式XXII
I の化合物が95%の収率で得られた。 分析1 H- NMR(DMSO−d6): 1.19(t, 6H, J = 7H
z); 4.17( q,4H, J=7Hz);4.21 (s, 4H ); 7.47-7.57(
m, 8H); 7.87-8.07(m,6H); 8.61(s,2H); 10.53(s,2H)
【0034】実施例8 実施例4の操作を繰り返した。ただし、4−ジメチルア
ミノフェニル酢酸の代わりに等モル量の2−ナフチル酢
酸を使用した。YとY’とが2−ナフチルである式XXII
I の化合物が85%の収率で得られた。分析1 H- NMR(DMSO−d6): 1.19(t, 6H, J = 7H
z); 3.90 (s, 4H); 4.20( q,4H, J=7Hz); 7.46-7.54(
m, 6H); 7.86-7.91(m,8H); 8.57(s,2H);10.54(s,2H)。
【0035】実施例9 実施例4の操作を繰り返した。ただし、4−ジメチルア
ミノフェニル酢酸の代わりに等モル量の1−ピレニル酢
酸を使用した。YとY’とが1−ピレニルである式XXII
I の化合物が89%の収率で得られた。分析1 H- NMR(DMSO−d6): 1.05(t, 6H, J = 7H
z); 4.05( q,4H, J=7Hz);4.51( s, 4H); 8.07-8.34(m,1
8H); 8.59(s, 2H); 10.56(s, 2H) 。
【0036】実施例10 実施例4の操作を繰り返した。ただし、4−ジメチルア
ミノフェニル酢酸の代わりに等モル量の4−ニトロ−1
−ナフチル酢酸を使用した。YとY’が4−ニトロ1−
ナフチルである式XXIII の化合物が27%の収率で得ら
れた。分析1 H- NMR(DMSO−d6): 1.20(t, 6H, J = 7H
z); 4.19( q,4H, J=7Hz);4.40(s, 4H); 7.70-7.80(m,6
H); 8.27-8.37(m,6H); 8.51(s,2H);10.61(s, 2H)。
【0037】実施例11 実施例4の操作を繰り返した。ただし、4−ジメチルア
ミノフェニル酢酸の代わりに等モル量の2−ピリジル酢
酸塩酸塩を使用した。YとY’が2−ピリジルである式
XXIII の化合物が68%の収率で得られた。分析1 H- NMR(CDCl3) :1.39(t, 6H, J = 7Hz); 3.9
6( s,4H); 4.37( q,4H,J=7Hz); 7.20-7.25(m,2H); 7.36
(d, 2H, J=7.8Hz); 7.69(m, 2H); 8.63( m,2H);9.34(s,
2H); 11.21(s, 2H) 。
【0038】下記式の目的生成物の製造
【化37】
【0039】実施例12 実施例5の生成物11.39g(17.78ミリモル)
を窒素雰囲気下で無水ジメチルホルムアミド160ml中
でスラリーにする。同時に、このスラリーにNaH(鉱
油中55乃至65%)3.49g(約80ミリモル)を
加えそしてこの反応混合物を超音波浴内で20分間撹拌
する。このあと、油浴に入れて3時間100℃に加熱す
る。この混合物を0℃まで冷却しそして氷冷した塩化水
素酸水溶液(水2リットル中160ミリモル)に注入す
る。黄色固体生成物を濾過単離して水で洗いそして乾燥
した後、ジメチルホルムアミド300ml中でスラリーに
する。このスラリーを1時間110℃に加熱し、そのあ
と室温まで冷却して濾過する。残留物をジメチルホルム
アミドで洗って乾燥する。この残留物をエタノール/ジ
クロロメタンの1:1混合物400mlに懸濁し、一晩還
流した後、再度濾過して単離し、エタノールで洗いそし
て乾燥する。しかして、YとY’がジフェニルである式
XXIVの黄色固体物質8.34g(理論値の86%)が得
られた。分析1 H- NMR(DMSO−d6): 7.37-7.54( m,10H );
7.74( m, 8H); 7.83(s,2H); 10.28(s,2H); 11.55(s,2
H) 。
【0040】実施例13 実施例12の操作を繰り返した。ただし、出発物質とし
て実施例5の生成物の代わりに等モル量の実施例1の生
成物を使用した。YとY’がフェニルである式XXIVの黄
色固体物質が84%の収率で得られた。分析 : 質量分光分析:396(m+ ,100%)
【0041】実施例14 実施例12の操作を繰り返した。ただし、出発物質とし
て実施例5の生成物の代わりに等モル量の実施例2の生
成物を使用した。YとY’が4−メトキシフェニルであ
る式XXIVの黄色固体物質が59%の収率で得られた。分析 : 質量分光分析:456(m+ ,100%)
【0042】実施例15 実施例12の操作を繰り返した。ただし、出発物質とし
て実施例5の生成物の代わりに等モル量の実施例4の生
成物を使用した。YとY’が4−ジメチルアミノである
式XXIVの黄色固体物質が55%の収率で得られた。分析1 H- NMR(DMSO−d6): 2.95( s,12H ); 6.80
(d,4H, J =8.6Hz); 7.23(d, 4H, J = 8.6Hz); 7.73(s,2
H); 9.78 (s,2H); 11.37(s,2H)。
【0043】実施例16 実施例12の操作を繰り返した。ただし、出発物質とし
て実施例5の生成物の代わりに等モル量の実施例3の生
成物を使用した。YとY’が4−ニトロフェニルである
式XXIVの黄色固体物質が91%の収率で得られた。分析1 H- NMR(DMSO−d6 ,100℃): 7.72(m,
4H); 7.91(s,2H); 8.23(m, 4H); 11.22( 広幅 s,2H)。
【0044】実施例17 実施例12の操作を繰り返した。ただし、出発物質とし
て実施例5の生成物の代わりに等モル量の実施例7の生
成物を使用した。YとY’が1−ナフチルである式XXIV
の黄色固体物質が87%の収率で得られた。分析1 H- NMR(DMSO−d6 ):7.43 -7.63(m, 8H);
7.97(s,2H); 7.98-8.02(m, 6H); 10.09( s,2H); 11.55
( s, 2H)。
【0045】実施例18 実施例12の操作を繰り返した。ただし、出発物質とし
て実施例5の生成物の代わりに等モル量の実施例8の生
成物を使用した。YとY’が2−ナフチルである式XXIV
の黄色固体物質が73%の収率で得られた。分析1 H- NMR(DMSO−d6 ):7.54(m, 6H); 7.87
(s, 2H); 7.95(m, 8H);10.27( s,2H); 11.56(s, 2H)。
【0046】実施例19 実施例12の操作を繰り返した。ただし、出発物質とし
て実施例5の生成物の代わりに等モル量の実施例6の生
成物を使用した。YとY’が4−ブロモフェニルである
式XXIVの黄色固体物質が85%の収率で得られた。分析1 H- NMR(DMSO−d6 ):7.35(d,4H,J=8.4Hz);
7.62(d,4H,J =8.4Hz);7.81(s, 2H); 10.33(s,2H); 1
1.52(s, 2H) 。
【0047】実施例20 実施例12の操作を繰り返した。ただし、出発物質とし
て実施例5の生成物の代わりに等モル量の実施例9の生
成物を使用した。YとY’が1−ピレニルである式XXIV
の黄色固体物質が91%の収率で得られた。分析1 H- NMR(DMSO−d6 ):7.89-8.38(m,18H);8.
27(s,2H);10.17(s,2H);11.66(s, 2H)。
【0048】実施例21 実施例12の操作を繰り返した。ただし、出発物質とし
て実施例5の生成物の代わりに等モル量の実施例10の
生成物を使用した。YとY’が4−ニトロ−1−ナフチ
ルである式XXIVの黄色固体物質が87%の収率で得られ
た。分析1 H- NMR(DMSO−d6 ):7.65(m, 4H); 7.82
(m, 4H); 7.92( s,2H);8.35-8.42( m, 4H); 10.54( 広
幅 s,2H); 11.65(s, 2H)。
【0049】実施例22 実施例12の操作を繰り返した。ただし、出発物質とし
て実施例5の生成物の代わりに等モル量の実施例11の
生成物を使用した。YとY’が2−ピリジルである式XX
IVの黄色固体物質が58%の収率で得られた。分析1 H- NMR(DMSO−d6 ):7.38(m, 2H); 7.97
(s, 2H); 8.09( m,2H);8.53( m, 2H); 9.38( m,2H) 。
【0050】実施例23 N−メチルピロリドン200mlとメタノール15ml中実
施例19の生成物8.31g(15ミリモル)、トリフ
ェニルホスフィン2.36g(9ミリモル)、トリエチ
ルアミン6.07g(60ミリモル)およびPdCl
20.266g(1.5ミリモル)からなる混合物をオ
ートクレーブの中でCO圧力(15バール)下、120
℃の温度で24時間撹拌する。室温まで冷却後、この反
応混合物を塩化水素酸水溶液(水2リットル中HCl 1
20ミリモル)に注入する。濾過後、残留物を最初水で
洗って乾燥し、そのあとメタノール300mlに懸濁して
2時間還流する。もう一度濾過し、残留物をエーテルで
洗って乾燥し、つぎにジメチルホルムアミド100ml中
でスラリーとし、このスラリーを2時間100℃に加熱
する。室温まで冷却した後、濾過しそして得られた残留
物をジメチルホルムアミドとジクロロメタンで洗って乾
燥する。しかして、YとY’が下記の基
【化38】 である式XXIVの黄色固体物質3.74g(理論値の49
%)が得られた。分析1 H- NMR(DMSO−d6):3.90(s, 6H); 7.57(d,4
H, J =8.2Hz); 7.84(s,2H); 8.01(d, 4H, J = 8.2Hz)。
【0051】実施例24 実施例23の生成物2.74g(5.35ミリモル)を
エタノール100ml中でスラリーとし、これに2規定水
酸化ナトリウム水溶液100mlを加える。この混合物を
窒素雰囲気下で2時間還流する。室温まで冷却後、この
反応混合物を分離漏斗で酢酸エチル100mlとエーテル
100mlで洗う。そのあと、ワットマン濾紙を通して濾
過する。澄んだ濾液を2規定塩化水素酸水溶液でpH1ま
で酸性化する。沈殿した生成物を濾過単離し、水で洗っ
て乾燥する。しかして、YとY’が下記の基
【化39】 である式XXIVの黄色固体物質2.5g(理論値の100
%)が得られた。分析1 H- NMR(DMSO−d6):7.53(d,4H, J =8.4Hz);
7.84(s, 2H); 8.1(d,4H, J = 8.4Hz); 10.43(広幅 s,
2H); 11.57(s, 2H) 。
【0052】実施例25 実施例19の生成物8.31g(15ミリモル)とCu
CN4.03g(45ミリモル)とを無水N−メチルピ
ロリドン中で20時間200℃に加熱する。100℃ま
で冷却後、この反応混合物を10%温NaCN水溶液2
00mlに注入する。さらに室温まで冷却した後、その暗
溶液に酢酸5mlを慎重に添加する。固体物質が沈殿する
ので、これを濾過単離し、温水で洗いそして空気乾燥す
る。次に、この固体物質をジメチルホルムアミド250
ml中でスラリーとし、2時間100℃に加熱する。再度
室温まで冷却し、濾過単離し、ジメチルホルムアミドと
エタノールで洗って乾燥する。この乾燥物質をクロロホ
ルム500mlに懸濁し、3時間還流しそして温時に濾過
単離し、クロロホルムで洗って乾燥する。しかしてYと
Y’が4−シアノフェニルである式XXIVの黄色固体物質
6.05g(理論値の90%)が得られた。分析1 H- NMR(DMSO−d6):7.62(d,4H, J =8.3Hz);
7.85(s, 2H); 7.89(d,4H, J = 8.3Hz); 10.63( 広幅
s, 2H); 11.61(s, 2H) 。
【0053】実施例26(a) N−メチルピロリドン40ml中1、4−フェニレンジア
ミン1.63gよりなる溶液にβ−エトキシアクリロイ
ルクロライド5.04gを25乃至30℃の温度で40
分間かけて添加する。次に、ピリジン3.66gを20
分間かけて滴下添加する。この時に温度を外部冷却によ
って25乃至30℃に保持する。この懸濁物を室温で2
4時間撹拌した後、濾過する。その濾過ケーキを酢酸エ
チル50ml、メタノール50ml、水50mlの順序で洗い
そして真空乾燥炉に入れて80℃で乾燥する。しかして
下記式の生成物2.5gを得る。
【化40】 (融点>300℃)分析: C H N 計算値 63.14% 6.62% 9.20% 測定値 62.32% 6.80% 9.01% (b)上記(a)の生成物0.7gをポリリン酸20g
中120℃の温度で6時間加熱する。次いで、この反応
混合物を冷却し、氷水に注入して濾過する。残留物をエ
タノール70mlに懸濁して70℃で1時間加熱する。生
じた生成物を濾過単離し、真空乾燥炉に入れて45℃で
乾燥する。しかして、下記式の褐色固体物質0.12g
が得られた。
【化41】 分析: C H N 計算値 67.92% 3.80% 13.20% 測定値 65.32% 4.00% 11.97%

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(I)の化合物 【化1】 [式中、RとR’は互いに独立的に水素、C1-C18アル
    キル、COR1、COR2またはCOOR1、XとX’は互い
    に独立的に水素、ハロゲン、OH、NH2 、COOH、
    1-C18アルキル、同素環式または複素環式芳香族残
    基、OR3、OCOR3、OCOR4、OCOOR3、NHR3
    N(R3)2 、NHCOR3、NHCOR4またはNHCOO
    R3、YとY’は互いに独立的に水素、ハロゲン、OH、
    NH2 、ニトロ、シアノ、C1-C18アルキル、同素環式
    または複素環式芳香族残基、COR5、COR6、COO
    R5、COOR6、CONH2 、SO2R5 、SO2R6 、SO
    2 NH2 、SO3 H、PO(OR5)2またはPO(OH)2
    、ZとZ’は互いに独立的に水素、ハロゲン、OH、
    NH2 、COOH、、シアノ、C1-C18アルキル、同素
    環式または複素環式芳香族残基、OR7、OR8、OCO
    R7、OCOR8、OCOOR7、NHR7、N(R7)2 、NH
    R8、CONH2 、NHCOR7、NHCOR8またはCOO
    R7を意味する、ここで、R1、R3、R5、R7は互いに独立的
    にC1-C18アルキルを意味し、そしてR2、R4、R6、R8
    互いに独立的に同素環式または複素環式芳香族残基を意
    味する、ただし、XとX’がOHである場合には、Yと
    Y’は水素ではあり得ないものとする]。
  2. 【請求項2】 下記により定義される式(I)の請求項
    1記載の化合物:RとR’は互いに独立的に水素、C1-
    4 アルキルまたはCOOR1である、XとX’は互いに
    独立的に水素、ハロゲン、OH、NH2 、C1-C4 アル
    キル、OR3、OCOOR3、NHCOOR3または下記式の
    基である 【化2】 YとY’は互いに独立的に水素、ハロゲン、NH2 、ニ
    トロ、シアノ、C1-C4アルキル、COR5、COR6、C
    OOR5、CONH2 、未置換またはC1-C4 アルキル置
    換ジフェニリル、ナフチル、フェナントレニル、アント
    ラセニル、ピレニルまたはピリジニルであるか、または
    下記式の基である 【化3】 ZとZ’は互いに独立的に水素、ハロゲン、COOH、
    シアノ、C1-C4 アルキル、OR7、COOR7、CONH
    または下記式の基である 【化4】 R1、R3、R5、R7は互いに独立的にC1-C4 アルキル、そ
    してR6は下記式の基である 【化5】 なお、上記式(II)、(III)、 (IV) 、(V)中のR15 、R
    16 、R17 、R18 、R19 、R20 、R21 、R22 、R23 、R24
    、R25 、R26 は互いに独立的に水素またはハロゲン原
    子、カルバモイル、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチ
    ルまたはC2-C6-アルキルカルバモイル基、1乃至6個
    の炭素原子を有するアルキル、アルコキシ、アルキルア
    ミノまたはアルキルメルカプト基、ヒドロキシカルボニ
    ル基、2乃至6個の炭素原子を有するアルコキシカルボ
    ニルまたはアルカノイルアミノ基、未置換またはハロゲ
    ン、1乃至6個の炭素原子を有するアルキルまたはアル
    コキシによって置換されたフェノキシ、フェニルメルカ
    プト、フェノキシカルボニル、フェニルカルバモイルま
    たはベンゾイルアミノ基を意味し、そして、式(II)中
    の置換分R15 、R16 、R17 の少なくとも1つ、式(III)
    中の置換分R18 、R19 、R20 の少なくとも1つ、式(IV)
    中の置換分R21 、R22 、R23 の少なくとも1つおよび式
    (V)中の置換分R24 、R25 、R26 の少なくとも1つは
    水素である。
  3. 【請求項3】 下記により定義される式(I)の請求項
    2記載の化合物:RとR’は互いに独立的に水素、C1-
    4 アルキルまたはCOOR1である、XとX’は互いに
    独立的に水素、ハロゲン、OH、NH2 、C1-C4 アル
    キルまたは下記式の基である 【化6】 YとY’は互いに独立的に水素、シアノ、C1-C4 アル
    キル、COR5、COR6、COOR5、CONH2 、未置換
    またはC1-C4 アルキル置換ジフェニリル、ナフチル、
    フェナントレニルまたはピリジニルであるか、または下
    記式の基である 【化7】 ZとZ’は互いに独立的に水素、ハロゲン、C1-C3
    ルキルまたはOR7である、R1、R5、R7は互いに独立的に
    1-C4 アルキルそしてR6は下記式の基である 【化8】 なお、上記式(VI)、(VII)、 (VIII) 中のR15 、R16 、R
    18 、R19 、R24 、R25 は互いに独立的に水素、塩素ま
    たは臭素原子、メチル、シアノ、ニトロ、1乃至4個の
    炭素原子を有するアルキルアミノまたはアルコキシ基、
    未置換または塩素またはメチルによって置換されたフェ
    ノキシ基、ヒドロキシカルボニル基、2乃至5個の炭素
    原子を有するアルコキシカルボニルまたはアルキルカル
    バモイル基または未置換または塩素、メチルまたはメト
    キシによって置換されたフェニルカルバモイル基を意味
    する。
  4. 【請求項4】 R15 、R18 、R24 がp−位置に存在し、
    そしてR16 、R19 、R25 が水素である請求項3記載の化
    合物。
  5. 【請求項5】 R15 、R18 、R24 が互いに独立的にメチ
    ル、塩素、シアノまたはメトキシである請求項4記載の
    化合物。
  6. 【請求項6】 R=R’、X=X’、Y=Y’かつZ=
    Z’である式(I)の請求項1記載の化合物。
  7. 【請求項7】 下記式の請求項1記載の化合物 【化9】 [式中、YとY’は同種であって、ジフェニル、ナフチ
    ル、フェナントレニル、ピリジニルまたは下記式の基で
    ある 【化10】 (式中、R18 は水素、メトキシ、塩素、臭素、シアノ、
    ニトロ、ジメチルアミノ、ヒドロキシカルボニルまたは
    メトキシカルボニルを意味する)]。
  8. 【請求項8】 高分子有機材料と請求項1記載の式
    (I)の化合物とを含有する組成物。
  9. 【請求項9】 高分子有機材料に着色有効量の請求項1
    記載の式(I)の化合物を配合することを特徴とする高
    分子有機材料の着色方法。
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