JPH10298168A - 新規な1,5′−ビテトラゾール系化合物とその製造法及び該1,5′−ビテトラール系化合物を主剤とするガス発生剤 - Google Patents

新規な1,5′−ビテトラゾール系化合物とその製造法及び該1,5′−ビテトラール系化合物を主剤とするガス発生剤

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JPH10298168A
JPH10298168A JP9120242A JP12024297A JPH10298168A JP H10298168 A JPH10298168 A JP H10298168A JP 9120242 A JP9120242 A JP 9120242A JP 12024297 A JP12024297 A JP 12024297A JP H10298168 A JPH10298168 A JP H10298168A
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gas generating
amine
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晋央 大西
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宏明 田中
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国広 島本
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    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
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    • C07D257/04Five-membered rings
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    • C06DMEANS FOR GENERATING SMOKE OR MIST; GAS-ATTACK COMPOSITIONS; GENERATION OF GAS FOR BLASTING OR PROPULSION (CHEMICAL PART)
    • C06D3/00Generation of smoke or mist (chemical part)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C06EXPLOSIVES; MATCHES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂の精密成形用発泡剤、成型品を軽量化す
るための発泡剤又は農薬や殺虫剤等の薬剤を効率よく拡
散するための薫煙剤、自動車の安全装置のエアバッグ用
インフレ−タ−に使用することのできる新規なテトラゾ
−ル系アミン塩の開発とその製造法。 【解決方法】 下記〔一般式(1) 〕で示される新規な
1,5−ビテトラゾ−ルアミン塩の開発とその製造法。 【一般式(1) 】Hはテトラゾ−ルに由来するプロトン、
Yはアンモニア、ヒドラジン、グアニジン等のほか塩基
性を示すアミンであれば何れでもよく、級、価、置換基
の種類を問わない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂の精密成形用発
泡剤、成型品を軽量化するための発泡剤又は農薬、殺虫
剤等の薬剤を効率よく拡散するための薫煙剤、自動車安
全装置のエアバッグ用インフレ−タ−に使用することを
目的とする摩擦感度等の安定な新規なビテトラゾ−ル系
化合物とその製造法及び1,5−ビテトラゾ−ル系化合
物を主剤とするガス発生剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、結晶性樹脂は当然なことながら、
成型後の冷却過程で結晶化が起こり収縮するため、金型
通りの成型品が得難く、従来は結晶性樹脂の精密成型は
金型を工夫することで経験的に見掛けの収縮を回避して
きた。しかしながら、その場合でも完全な精密成型は困
難であるため、更に成型物のコア部に物理的にガスを吹
き込み、成型物の収縮を防止する工夫がなされていた
(特公昭48−41264、特公昭57−1496
8)、また化学発泡剤を添加する発明もある(特開昭5
0−129563、特開昭53−12864、特開昭5
6−61435、US.4871861)。従来から一
般的にはアゾジカルボアミド(ADCA)等が主として
樹脂の発泡成形を目的として、長い間、広く使用されて
きた。またエアバッグ用ガス発生剤もしくは薫煙剤は人
畜無害の上に、安全で無臭であることが必要条件である
が、現在使用のエアバッグ用ガス発生剤又は薫煙剤は必
ずしも上記の必須条件を満足しているとはいい難い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記(ADCA)はガ
ス発生剤として現在一般に広く使用されているが、成形
温度に対して分解温度範囲が広すぎるため成型物の表面
に気泡が走り、美観を損ねるなど、必ずしも精密成形も
しくは軽量化のための高発泡成形としては満足のいくも
のではない。更にその上、該分解ガスもしくは分解残渣
にアンモニアやビウレア或はイソシアヌル酸のような有
害物を排出するため、人畜もしくは環境に優しいとは言
えるものではない。またその分解残渣は金型を汚染し、
成形効率及び成型品の歩留まりを低下せしめているのが
現状である。テトラゾ−ルは完全分解するため、上記の
問題点はすべてクリヤ−されるものの、分解性と安定性
とは裏腹の関係にあり、摩擦感度等の物理的感度が高
く、使用上安全性に欠ける場合もある。本発明は前記の
目的を達成するために、温度によってのみ敏感に反応
し、シャ−プに分解して清浄なガスを発生する新規なビ
テトラゾ−ル系化合物とその製造法及び該ビテトラゾ−
ル系化合物を主剤とするガス発生剤に関するものであ
る。
【0004】
【発明が解決するための手段】本発明はガス発生剤を完
全に分解せしめることから、構造的にも分解残渣が殆ど
残らない新規な1,5−ビテトラゾ−ルのアミン塩を選
び、有機アミンによる物理的感度を安定化させる方法を
採用したもので、その第1は、下記〔一般式(1) 〕で示
される1,5−ビテトラゾ−ルアミン塩。
【0005】
【一般式(1) 】Hはテトラゾ−ルに由来するプロトン、
Yはアンモニア、ヒドラジン、グアニジン等のほか塩基
性を示すアミンであれば何れでもよく、級、価、置換基
の種類を問わない。
【0006】その第2は、1,5−ビテトラゾ−ル又は
そのアルカリ金属塩を水又はアルコ−ル又はジメチルホ
ルムアミド(DMF)に溶解させ、ついで上記第1記載
の一般式(1) で表される当モルのそれぞれのアミン塩又
は炭酸塩又はハロゲン化物を添加、撹拌して製造するこ
とを特徴とする1,5−ビテトラゾ−ル系アミン塩の製
造法であり。
【0007】その第3は、前記第1記載の1,5−ビテ
トラゾ−ルアミン塩を主剤とすることを特徴とするガス
発生剤であり。
【0008】その第4は、前記第3記載のガス発生剤を
樹脂成型品の発泡剤又は薬剤を拡散するための薫煙剤又
は自動車の安全装置のエアバッグ用に使用することを特
徴とする前記第3記載のビテトラゾ−ル系ガス発生剤に
関するものである。
【0009】本発明は有機アミンとして、モノメチルア
ミン、モノエチルアミン、n−プロピルアミン、イソイ
ソピルアミン、n−ブチルアミン、sec−ブチルアミ
ン、t−ブチルアミン、n−ヘキシルアミン、n−オク
チルアミン、2−エチルヘキシルアミン、オレイルアミ
ン、アリルアミン、3−ジメチルアミノプロピルアミ
ン、3−ジブチルアミノプロピルアミン、3−メトキシ
プロピルアミン、3−エトキシプロピルアミン、2−エ
チルヘキシルオキシプロピルアミン、メチルイミノビス
プロピルアミン、シクロヘキシルアミン、アニリン、ベ
ンジルアミン、フェネチルアミン、ジシアンジアミド、
グアニジン、アミノグアニジン、アミノトリアゾ−ル、
モノエタノ−ルアミン等の1級モノアミン類。エチレン
ジアミン、ヘキサメチレンジアミン、フェニレンジアミ
ン、キシレンジアミン、キシリレンジアミン、アセトグ
アナミン、ヒドラジン、ウレア、カルボヒドラジン、チ
オカルボヒドラジド、N−アセチル−m−フェニリンジ
アミン、2,4−シアミノ−6−メチル−sym−トリ
アジン、1,4−ビス(3−アミノプロピル)ビベラジ
ン等の1級ジアミン類、メラミン等の1級トリアミン
類、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジシクロヘキシ
ルアミン、ジ−2−エチルヘキシルアミン、エタノ−ル
アミン、ピペラジン、ピペリジン、ジフェニルアミン等
の2級モノアミンもしくはジアミン類、トリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、N,N,N′,N′−テトラメ
チルエチレンジアミン、ヘキサメチレンテトラミン、ピ
リジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチル
シクロヘキシルアミン、トリエタノ−ルアミン等の3級
アミン等を使用することができる。更にまた勿論アンモ
ニウムも使用することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の新規なビテトラゾ−系の
アミン塩の製造方法としては、1,5−ビテトラゾ−ル
乃至該アルカリの金属塩等を水もしくはアルコ−ル或は
またDMF等に溶解させ、それぞれのアミンもしくは炭
酸塩或はハロゲン化物の当モルを添加し撹拌することに
よって得られる。金属のハロゲン化物が水溶性もしくは
アルコ−ル或はまたDMF可溶性のものを選べば結晶を
濾過することによって容易に1,5−ビテトラゾ−ルの
アミン塩が得られる。
【0011】
【実施例1】撹拌機、温度計付きの500mlの4口フラ
スコをオイルバスにセットし、これに1,5−ビテトラ
ゾ−ル(分子量:138.09)の50g(0.362
モル)を仕込み、ついで300mlの水を仕込んだ。撹拌
下にピペラジン(分子量:86.14)の15.6g
(0.181モル)を添加した。添加と同時に結晶が析
出し、反応液は微黄色となった。撹拌下に室温まで冷却
した後、2号濾紙を使用して吸引濾過した。1,5−ビ
テトラゾ−ルのピペラジン塩(分子量:362.32)
を濾取した。収率は85%であった。
【0012】
【実施例2】50mlのビ−カ−に1,5−ビテトラゾ−
ル2gを採取し、メタノ−ル50mlで溶解させる。これ
に飽和アンモニア水0.87gを添加しよく撹拌した
後、メタノ−ルを自然蒸発させて晶析した。結晶をアセ
トンで洗浄した後、それぞれの分析を行った。
【0013】
【実施例3】50mlのビ−カ−に1,5−ビIH−テト
ラゾ−ル2gを採取し、メタノ−ル50mlを加えて溶解
させ、10mlの水を加え、これにベンジルアミン1.3
7gを添加した。結晶は実施例2同様にアセトンで洗浄
し、乾燥した後、各種の分析を行った。
【0014】
【実施例4】実施例1,2又は3に記載した以外のアミ
ン類についても、実施例1,2或は3の方法で得ること
ができる。
【0015】
【実施例5】実施例1,2又は3と同様にして得られた
アミン塩の融点、分解温度、元素分析、赤外分析、NM
Rを測定し、その結果を下記〔表1〕〜〔表8〕に示し
た。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
【表3】
【0019】
【表4】
【0020】
【表5】
【0021】
【表6】
【0022】
【表7】
【0023】
【表8】 上記の元素分析及び赤外分光分析及びNMR分析の結果
より本発明の化合物は新規物質である。
【0024】
【実施例6】実施例1で得られた1,5−ビテトラゾ−
ルのピペラジン塩の結晶を乳鉢で微粉化し、低密度ポリ
エチレン(融点90℃)に対して5重量%を添着させ、
押し出し機を使用して樹脂温度140℃で押し出し、お
よそ直径3mm、長さ3mmのマスタ−チップを調整した。
【0025】
【実施例7】実施例4で得られた1,5−ビテトラゾ−
ルのグアニジン塩の結晶を乳鉢で微粉化し、アクリロニ
トリルスチレン樹脂(AS樹脂)(ビカ−軟化点104
℃)に対して5重量%を添着させ、押し出し機を使用し
て樹脂温度140℃で押し出し、およそ直径3mm、長さ
3mmのマスタ−チップを調整した。
【0026】
【実施例8】実施例6で調整したマスタ−チップを成形
しようとするポリプロピレン樹脂に対して2重量%を添
加し、厚み3mm×幅100mm×長さ100mmに4mm、5
mm、6mmの3種のリブを設けたテスト金型を使用して2
20℃で射出成形した。発泡剤を入れないブランクの成
型品と比較し効果を確認した。ブランク製品はリブ裏に
ヒケが確認され商品価値のないものであったが、発泡剤
を添加したものは完全にヒケが修復されていた。
【0027】
【実施例9】実施例7で調整したマスタ−チップを成形
しようとするポリアセタ−ル樹脂に対して2重量%を添
加し、厚み3mm×幅100mm×長さ100mmに4mm、5
mm、6mmの3種のリブを設けたテスト金型を使用して2
10℃で射出成形した。発泡剤を入れないブランクの成
型品と比較し効果を確認した。ブランク製品はリブ裏に
ヒケが確認され商品価値のないものであったが、発泡剤
を添加したものは完全にヒケが修復され、かつスキン層
が綺麗なものであった。
【0028】
【比較例1】実施例6と同様にして(ADCA)20%
添加して調整したマスタ−チップを成形しようとするポ
リプロピレン樹脂に対して2重量%を添加し、厚み3mm
×幅100mm×長さ100mmに4mm、5mm、6mmの3種
のリブを設けたテスト金型を使用して220℃で射出成
形した。発泡剤を入れないブランクの成型品及び実施例
6と比較し効果を確認した。発泡剤は問題ないものの成
型物表面に気泡が表れるシルバ−マ−ク現象が起き、繰
り返しテスト中に金型がひどく汚染される問題が起き
た。
【0029】
【比較例2】実施例7と同様にして(ADCA)20%
添加して調整したマスタ−チップをポリオキシメチレン
(POM)に対して2%添加し射出成形し、比較例1と
同様の確認をした。発泡するものの成型物表面に気泡が
表れるシルバ−マ−ク現象が起き、成型品のエッジが形
成されなかった。また繰り返しテスト中に金型がひどく
汚染される問題が起きた。
【0030】
【発明の効果】本発明の一般式(1) で示される1,5−
ビテトラゾ−ルアミン塩は新規な物質であり、その性質
に関しては爆轟性は勿論のこと摩擦感度等物理的衝撃に
安定であり、かつ使用に際しては完全分解することか
ら、分解ガスは清浄で(ADCA)等に見られるような
分解ガス及び分解残渣の毒性が回避できるため、エヤ−
バッグ、薫煙剤等として完全に使用され、かつ分解がシ
ャ−プであることから、射出成形などにおいて、(AD
CA)等の使用時には見られない美しいスキン層が形成
され、ヒケ・ソリのない精密成形が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】例として1,5BHTグアニジン塩の示差熱分
析結果を示す図。
【図2】同様に1,5BHTグアニジン塩の赤外線吸収
スペクトルの図。
【図3】同様に1,5BHTグアニジン塩のNMRによ
る測定結果を示す図。
【表1】
【表1】
【表3】
【表3】
【表5】
【表5】
【表5】
【表7】
【表7】
【化学式(1)】
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月17日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 新規な1,5′−ビテトラゾール系
化合物とその製造法及び該1,5′−ビテトラール系化
合物を主剤とするガス発生剤
【特許請求の範囲】
【化学式(1)】 ここに化学式(1)はHYTZと表すことができ
る。Yはアンモニア、ヒドラジン、グアニジン等のほか
塩基性を示すアミンであれば何れでもよく、級、価、置
換基の種類を問わない。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂の精密成形用発
泡剤、成型品を軽量化するための発泡剤又は農薬、殺虫
剤等の薬剤を効率よく拡散するための薫煙剤、自動車安
全装置のエアバッグ用インフレーター等に使用すること
を目的とする摩擦感度等の安定な新規な1,5′−ビテ
トラゾール系化合物とその製造法及び1,5′−ビテト
ラゾール系化合物を主剤とするカス発生剤に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、結晶性樹脂は当然のことながら、
成型後の冷却過程で結晶化が起こり収縮するため、金型
通りの成型品が得難く、従来は結晶性樹脂の精密成型は
金型を工夫することで経験的に見掛けの収縮を回避して
きた。しかしながら、その場合でも完全な精密成型は困
難であるため、更に成型物のコア部に物理的にガスを吹
き込み、成型物の収縮を防止する工夫がなされていた
(特公昭48−41264、特公昭57−1496
8)、また化学発泡剤を添加する発明もある(特開昭5
0−129563、特開昭53−12864、特開昭5
6−61435、US.4871861)。従来から一
般的にはアゾジカルボアミド(ADCA)等が主として
樹脂の発泡成形を目的として、長い間、広く使用されて
きた。またエアバッグ用ガス発生剤もしくは薫煙剤は人
畜無害の上に、安全で無臭であることが必要条件である
が、現在使用のエアバッグ用ガス発生剤又は薫煙剤は必
ずしも上記の必須条件を満足しているとはいい難い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記ADCAはガス発
生剤として現在一般に広く使用されているが、成形温度
に対して分解温度範囲が広すぎるため成型物の表面に気
泡が走り、美観を損ねるなど、必ずしも精密成形もしく
は軽量化のための高発泡成形としては満足のいくもので
はない。更にその上、該分解ガスもしくは分解残渣にア
ンモニアやビウレア或はイソシアヌル酸のような有害物
を排出するため、人畜もしくは環境に優しいとは言える
ものではない。またその分解残渣は金型を汚染し、成形
効率及び成型品の歩留まりを低下せしめているのが現状
である。テトラゾールは完全分解するため、上記の問題
点はすべてクリヤーされるものの、分解性と安定性とは
裏腹の関係にあり、摩擦感度等の物理的感度が高く、使
用上安全性に欠ける場合もある。本発明は前記の目的を
達成するために、温度によってのみ敏感に反応し、シャ
ープに分解して清浄なガスを発生する新規な1,5′−
ビテトラゾール系化合物とその製造法及び該1,5′−
ビテトラゾール系化合物を主剤とするガス発生剤に関す
るものである。
【0004】
【発明が解決するための手段】本発明はガス発生剤を完
全に分解せしめることから、構造的にも分解残渣が殆ど
残らない1,5′−ビテトラゾールを選び、有機アミン
による物理的感度を安定化させる方法を採用したもの
で、その第1は、下記[化学式(1)]で示される1,
5′ビテトラゾールアミン塩である。
【0005】
【化学式(1)】ここに化学式(1)はHYTZ
表すことができる。Yはアンモニア、ヒドラジン、グア
ニジン等のほか塩基性を示すアミンであれば何れでもよ
く、級、価、置換基の種類を問わない。
【0006】その第2は、1,5′−ビテトラゾール又
はそのアルカリ金属塩を水又はアルコール又はジメチル
ホルムアミド(DMF)に溶解させ、ついで上記第1記
載の化学式(1)で表される当モルのそれぞれのアミン
塩又は炭酸塩又はハロゲン化物を添加、撹拌して製造す
ることを特徴とする1,5′−ビテトラゾール系アミン
塩の製造法であり。
【0007】その第3は、前記第1記載の1,5′−ビ
テトラゾールアミン塩を主剤とすることを特徴とするガ
ス発生剤であり。
【0008】その第4は、前記第3記載のガス発生剤を
樹脂成型品の発泡剤又は薬剤を拡散するための薫煙剤又
は自動車の安全装置のエアバッグ用に使用することを特
徴とする前記第3記載のビテトラゾール系ガス発生剤に
関するものである。
【0009】本発明は有機アミンとして、モノメチルア
ミン、モノエチルアミン、n−プロピルアミン、イソプ
ロピルアミン、n−ブチルアミン、sec−ブチルアミ
ン、t−ブチルアミン、n−ヘキシルアミン、n−オク
チルアミン、2−エチルヘキシルアミン、オレイルアミ
ン、アリルアミン、3−ジメチルアミノプロピルアミ
ン、3−ジブチルアミノプロピルアミン、3−メトキシ
プロピルアミン、3−エトキシプロピルアミン、2−エ
チルヘキシルオキシプロピルアミン、メチルイミノビス
プロピルアミン、シクロヘキシルアミン、アニリン、ベ
ンジルアミン、フェネチルアミン、ジシアンジアミド、
グアニジン、アミノグアニジン、アミノトリアゾール、
モノエタノールアミン等の1級モノアミン類。エチレン
ジアミン、ヘキサメチレンジアミン、フェニレンジアミ
ン、キシレンジアミン、キシリレンジアミン、アセトグ
アナミン、ヒドラジン、ウレア、カルボヒドラジド、チ
オカルボヒドラジド、N−アセチル−m−フェニレンジ
アミン、2,4−ジアミノ−6−メチル−sym−トリ
アジン、1,4−ビス(3−アミノプロピル)ピペラジ
ン等の1級ジアミン類、メラミン等の1級トリアミン
類、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジシクロヘキシ
ルアミン、ジ−2−エチルヘキシルアミン、エタノール
アミン、ピペラジン、ピペリジン、ジフェニルアミン等
の2級モノアミンもしくはジアミン類、トリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、N,N,N′,N′−テトラメ
チルエチレンジアミン、ヘキサメチレンテトラミン、ピ
リジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチル
シクロヘキシルアミン、トリエタノールアミン等の3級
アミン等を使用することができる。更にまた勿論アンモ
ニウムも使用することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の新規なビテトラゾー系の
アミン塩の製造方法としては、1,5′−ビテトラゾー
ル乃至該アルカリの金属塩等を水もしくはアルコール或
はまたDMF等に溶解させ、それぞれのアミンもしくは
炭酸塩或はハロゲン化物の当モルを添加し撹拌すること
によって得られる。金属のハロゲン化物が水溶性もしく
はアルコール或はまたDMF可溶性のものを選べば結晶
を濾過することによって容易に1,5′−ビテトラゾー
ルのアミン塩が得られる。
【0011】
【実施例1】撹拌機、温度計付きの500mlの4口フ
ラスコをオイルバスにセットし、これに1,5′−ビテ
トラゾール(分子量:138.09)の50g(0.3
62モル)を仕込み、ついで300mlの水を仕込ん
だ。撹拌下にピペラジン(分子量:86.14)の1
5.6g(0.181モル)を添加した。添加と同時に
結晶が析出し、反応液は微黄色となった。撹拌下に室温
まで冷却した後、2号濾紙を使用して吸引濾過した。
1,5′−ビテトラゾールのピペラジン塩(分子量:3
62.32)を濾取した。収率は85%であった。
【0012】
【実施例2】50mlのビーカーに1,5′−ビテトラ
ゾール2gを採取し、メタノール50mlで溶解させ
る。これに飽和アンモニア水0.87gを添加しよく撹
拌した後、メタノールを自然蒸発させて晶析した。結晶
をアセトンで洗浄した後、それぞれの分析を行った。
【0013】
【実施例3】50mlのビーカーに1,5′−ビテトラ
ゾール2gを採取し、メタノール50mlを加えて溶解
させ、10mlの水を加え、これにベンジルアミン1.
37gを添加した。結晶は実施例2と同様にアセトンで
洗浄し、乾燥した後、各種の分析を行った。
【0014】
【実施例4】実施例1,2又は3に記載した以外のアミ
ン類についても、実施例1,2或は3の方法で得ること
ができる。
【0015】
【実施例5】実施例1,2又は3と同様にして得られた
アミン塩の融点、分解温度、元素分析、赤外分析、NM
Rを測定し、その結果を下記[表1]〜[表8]に示し
た。
【0016】
【表1】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
【表3】
【表3】
【0019】
【表4】
【0020】
【表5】
【表5】
【表5】
【0021】
【表6】
【0022】
【表7】
【表7】
【0023】
【表8】 上記の元素分析及び赤外分光分析及びNMR分析の結果
より本発明の化合物は新規物質である。
【0024】
【実施例6】実施例1で得られた1,5′−ビテトラゾ
ールのピペラジン塩の結晶を乳鉢で微粉化し、低密度ポ
リエチレン(融点90℃)に対して5重量%を添着さ
せ、押し出し機を使用して樹脂温度140℃で押し出
し、およそ直径3mm、長さ3mmのマスターチップを
調整した。
【0025】
【実施例7】実施例4で得られた1,5′−ビテトラゾ
ールのグアニジン塩の結晶を乳鉢で微粉化し、アクリロ
ニトリルスチレン樹脂(AS樹脂)(ビカー軟化点10
4℃)に対して5重量%を添着させ、押し出し機を使用
して樹脂温度140℃で押し出し、およそ直径3mm、
長さ3mmのマスターチップを調整した。
【0026】
【実施例8】実施例6で調整したマスターチップを成形
しようとするポリプロピレン樹脂に対して2重量%を添
加し、厚み3mm×幅100mm×長さ100mmに4
mm、5mm、6mmの3種のリブを設けたテスト金型
を使用して220℃で射出成形した。発泡剤を入れない
ブランクの成型品と比較し効果を確認した。ブランク製
品はリブ裏にヒケが確認され商品価値のないものであっ
たが、発泡剤を添加したものは完全にヒケが修復されて
いた。
【0027】
【実施例9】実施例7で調整したマスターチップを成形
しようとするポリアセタール樹脂に対して2重量%を添
加し、厚み3mm×幅100mm×長さ100mmに4
mm、5mm、6mmの3種のリブを設けたテスト金型
を使用して210℃で射出成形した。発泡剤を入れない
ブランクの成型品と比較し効果を確認した。ブランク製
品はリブ裏にヒケが確認され商品価値のないものであっ
たが、発泡剤を添加したものは完全にヒケが修復され、
かつスキン層が綺麗なものであった。
【0028】
【比較例1】実施例6と同様にしてADCA20%添加
して調整したマスターチップを成形しようとするポリプ
ロピレン樹脂に対して2重量%を添加し、厚み3mm×
幅100mm×長さ100mmに4mm、5mm、6m
mの3種のリブを設けたテスト金型を使用して220℃
で射出成形した。発泡剤を入れないブランクの成型品及
び実施例6と比較し効果を確認した。発泡性は問題ない
ものの成型物表面に気泡が表れるシルバーマーク現象が
起き、繰り返しテスト中に金型がひどく汚染される問題
が起きた。
【0029】
【比較例2】実施例7と同様にしてADCA20%添加
して調整したマスターチップをポリアセタール樹脂に対
して2重量%添加し射出成形し、比較例1と同様の確認
をした。発泡するものの成型物表面に気泡が表れるシル
バーマーク現象が起き、成型品のエッジが形成されなか
った。また繰り返しテスト中に金型がひどく汚染される
問題が起きた。
【0030】
【発明の効果】本発明の化学式(1)で示される1,
5′−ビテトラゾールアミン塩は新規な物質であり、そ
の性質に関しては爆轟性は勿論のこと摩擦感度等物理的
衝撃に安定であり、かつ使用に際しては完全分解するこ
とから、分解ガスは清浄でADCA等に見られるような
分解ガス及び分解残渣の毒性が回避できるため、エヤー
バッグ、薫煙剤等として完全に使用され、かつ分解がシ
ャープであることから、射出成形などにおいて、ADC
A等の使用時には見られない美しいスキン層が形成さ
れ、ヒケ・ソリのない精密成形が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】例として1,5′BHTグアニジン塩の示差熱
分析結果を示す図。
【図2】同様に1,5′BHTグアニジン塩の赤外線吸
収スペクトルの図。
【図3】同様に1,5′BHTグアニジン塩のNMRに
よる測定結果を示す図。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記〔一般式(1))〕で示される1,5−
    ビテトラゾ−ルアミン塩。 【一般式(1) 】Hはテトラゾ−ルに由来するプロトン、
    Yはアンモニア、ヒドラジン、グアニジン等のほか塩基
    性を示すアミンであれば何れでもよく、級、価、置換基
    の種類を問わない。
  2. 【請求項2】 1,5−ビテトラゾ−ル又はそのアルカ
    リ金属塩を水又はアルコ−ル又はジメチルホルムアミド
    (DMF)に溶解させ、ついで請求項1記載の〔一般式
    (1) 〕で表される当モルのそれぞれのアミン塩又は炭酸
    塩又はハロゲン化物を添加、撹拌して製造することを特
    徴とする1,5−ビテトラゾ−ル系アミン塩の製造法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の1,5−ビテトラゾ−ル
    アミン塩を主剤とすることを特徴とするガス発生剤。
  4. 【請求項4】 請求項3のガス発生剤を樹脂成型品の発
    泡剤又は薬剤を拡散するための薫煙剤又は自動車の安全
    装置のエアバッグ用に使用することを特徴とする請求項
    3記載のビテトラゾ−ル系ガス発生剤。
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