JPH10298095A - 抗菌剤 - Google Patents
抗菌剤Info
- Publication number
- JPH10298095A JPH10298095A JP9121672A JP12167297A JPH10298095A JP H10298095 A JPH10298095 A JP H10298095A JP 9121672 A JP9121672 A JP 9121672A JP 12167297 A JP12167297 A JP 12167297A JP H10298095 A JPH10298095 A JP H10298095A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- extract
- abrico
- plant
- methanol
- para
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 アブリコー・ド・パラー、マルパジーニ
ョ、ジュルベーバ、サカカ、クイナ及びムルレから選ば
れる１種又は２種以上の植物又はその抽出物を有効成分
として含有することを特徴とする抗菌剤。 【効果】 本発明の抗菌剤は、皮膚刺激等の副作用がな
く、安定で優れた抗菌効果を発揮することから、応用範
囲が極めて広いものである。
ョ、ジュルベーバ、サカカ、クイナ及びムルレから選ば
れる１種又は２種以上の植物又はその抽出物を有効成分
として含有することを特徴とする抗菌剤。 【効果】 本発明の抗菌剤は、皮膚刺激等の副作用がな
く、安定で優れた抗菌効果を発揮することから、応用範
囲が極めて広いものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬品、医薬部外
品、化粧品、トイレタリー製品等に適した抗菌剤に関す
る。
品、化粧品、トイレタリー製品等に適した抗菌剤に関す
る。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】抗菌剤
は微生物によって引き起こされる皮膚疾患や口腔疾患、
化粧品などの腐敗防止、手指の殺菌消毒など多くの分野
で用いられている。
は微生物によって引き起こされる皮膚疾患や口腔疾患、
化粧品などの腐敗防止、手指の殺菌消毒など多くの分野
で用いられている。
【０００３】従来用いられている抗菌剤は合成品がほと
んどであり、皮膚、粘膜等に対する刺激があり、障害等
を引き起こすなど副作用を発現するものが少なくない。
このように安全性に問題があることから、使用量や配合
できる剤形が制限されており、効果が充分に発揮できな
いのが現状である。また、天然抗菌剤は作用が弱い、成
分が不安定等の欠点があり、満足できるものは得られて
いない。
んどであり、皮膚、粘膜等に対する刺激があり、障害等
を引き起こすなど副作用を発現するものが少なくない。
このように安全性に問題があることから、使用量や配合
できる剤形が制限されており、効果が充分に発揮できな
いのが現状である。また、天然抗菌剤は作用が弱い、成
分が不安定等の欠点があり、満足できるものは得られて
いない。
【０００４】従って、本発明は、刺激その他の副作用を
有せず、かつ抗菌剤としての効力、安定性が充分な天然
抗菌剤を提供することを目的とする。
有せず、かつ抗菌剤としての効力、安定性が充分な天然
抗菌剤を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者らは天然物の抗菌性について鋭意研究を重ねた結
果、マメーリンゴ属（Ｍａｍｍｅａ）植物、アヤメ科
（Ｅｌｅｕｔｈｅｒｉｎｅ）植物、ナス科（Ｓｏｌｕｎ
ｕｍ）植物、キョウチクトウ科（Ｈｉｍａｔａｎｔｈｕ
ｓ）植物、トウダイグサ科（Ｃｒｏｔｏｎ）植物、ニガ
キ科（Ｓｉｍａｒｏｕｂａｃｅａｅ）植物、クワ科（Ｂ
ｒｏｓｉｍｏｐｓｉｓ）植物が抗菌剤として有効であ
り、特にアブリコー・ド・パラー（Ａｂｒｉｃｏ−ｄｏ
−ｐａｒａ、学名：Ｍａｍｍｅａａｍｅｒｉｃａｎａ
Ｌ．）、マルパジーニョ（Ｍａｒｕｐａｚｉｎｈｏ、学
名：Ｅｌｅｕｔｈｅｒｉｎｅ ｂｕｌｂｏｓａ）、ジュ
ルベーバ（Ｊｕｒｕｂｅｂａ、学名：Ｓｏｌｕｎｕｍ
ｐａｎｉｃｕｌａｔｕｍ Ｌ．）、サカカ（Ｓａｃａｃ
ａ、学名：Ｃｒｏｔｏｎ ｃａｊｕｃａｒａ Ｂｅｎｔ
ｈ．）、クイナ（Ｑｕｉｎａ、学名：Ｑｕａｓｓｉａａ
ｍａｌａ Ｌ．）、ムルレ（Ｍｕｒｕｒｅ、学名：Ｂｒ
ｏｓｉｍｏｐｓｉｓ ａｃｕｔｉｆｏｌｉａ）の抽出物
が優れた抗菌効果を与えることを知見し、本発明を完成
するに至った。
発明者らは天然物の抗菌性について鋭意研究を重ねた結
果、マメーリンゴ属（Ｍａｍｍｅａ）植物、アヤメ科
（Ｅｌｅｕｔｈｅｒｉｎｅ）植物、ナス科（Ｓｏｌｕｎ
ｕｍ）植物、キョウチクトウ科（Ｈｉｍａｔａｎｔｈｕ
ｓ）植物、トウダイグサ科（Ｃｒｏｔｏｎ）植物、ニガ
キ科（Ｓｉｍａｒｏｕｂａｃｅａｅ）植物、クワ科（Ｂ
ｒｏｓｉｍｏｐｓｉｓ）植物が抗菌剤として有効であ
り、特にアブリコー・ド・パラー（Ａｂｒｉｃｏ−ｄｏ
−ｐａｒａ、学名：Ｍａｍｍｅａａｍｅｒｉｃａｎａ
Ｌ．）、マルパジーニョ（Ｍａｒｕｐａｚｉｎｈｏ、学
名：Ｅｌｅｕｔｈｅｒｉｎｅ ｂｕｌｂｏｓａ）、ジュ
ルベーバ（Ｊｕｒｕｂｅｂａ、学名：Ｓｏｌｕｎｕｍ
ｐａｎｉｃｕｌａｔｕｍ Ｌ．）、サカカ（Ｓａｃａｃ
ａ、学名：Ｃｒｏｔｏｎ ｃａｊｕｃａｒａ Ｂｅｎｔ
ｈ．）、クイナ（Ｑｕｉｎａ、学名：Ｑｕａｓｓｉａａ
ｍａｌａ Ｌ．）、ムルレ（Ｍｕｒｕｒｅ、学名：Ｂｒ
ｏｓｉｍｏｐｓｉｓ ａｃｕｔｉｆｏｌｉａ）の抽出物
が優れた抗菌効果を与えることを知見し、本発明を完成
するに至った。
【０００６】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明の抗菌剤は、上述したように、アブリコー・ド・
パラー（Ａｂｒｉｃｏ−ｄｏ−ｐａｒａ、和名：マメー
リンゴ、マンメイノキ、学名：Ｍａｍｍｅａａｍｅｒｉ
ｃａｎａ Ｌ．）、マルパジーニョ（Ｍａｒｕｐａｚｉ
ｎｈｏ、学名：Ｅｌｅｕｔｈｅｒｉｎｅ ｂｕｌｂｏｓ
ａ）、ジュルベーバ（Ｊｕｒｕｂｅｂａ、学名：Ｓｏｌ
ｕｎｕｍ ｐａｎｉｃｕｌａｔｕｍ Ｌ．）、サカカ
（Ｓａｃａｃａ、学名：Ｃｒｏｔｏｎ ｃａｊｕｃａｒ
ａ Ｂｅｎｔｈ．）、ムルレ（Ｍｕｒｕｒｅ、学名：Ｂ
ｒｏｓｉｍｏｐｓｉｓ ａｃｕｔｉｆｏｌｉａ）から選
ばれる１種又は２種以上の植物、特にその抽出物を有効
成分とするものである。
本発明の抗菌剤は、上述したように、アブリコー・ド・
パラー（Ａｂｒｉｃｏ−ｄｏ−ｐａｒａ、和名：マメー
リンゴ、マンメイノキ、学名：Ｍａｍｍｅａａｍｅｒｉ
ｃａｎａ Ｌ．）、マルパジーニョ（Ｍａｒｕｐａｚｉ
ｎｈｏ、学名：Ｅｌｅｕｔｈｅｒｉｎｅ ｂｕｌｂｏｓ
ａ）、ジュルベーバ（Ｊｕｒｕｂｅｂａ、学名：Ｓｏｌ
ｕｎｕｍ ｐａｎｉｃｕｌａｔｕｍ Ｌ．）、サカカ
（Ｓａｃａｃａ、学名：Ｃｒｏｔｏｎ ｃａｊｕｃａｒ
ａ Ｂｅｎｔｈ．）、ムルレ（Ｍｕｒｕｒｅ、学名：Ｂ
ｒｏｓｉｍｏｐｓｉｓ ａｃｕｔｉｆｏｌｉａ）から選
ばれる１種又は２種以上の植物、特にその抽出物を有効
成分とするものである。
【０００７】上記植物は、その木部、心材部、樹皮部、
枝部、葉部、球根部、種子部、さや部、果実部などを用
いることができる。
枝部、葉部、球根部、種子部、さや部、果実部などを用
いることができる。
【０００８】上記植物の中では、抗菌活性よりアブリコ
ー・ド・パラーが好ましく、特にその果実部抽出物が好
ましい。
ー・ド・パラーが好ましく、特にその果実部抽出物が好
ましい。
【０００９】上記植物の抽出物としては、抽出エキスで
もよく、抽出液から分離精製したものでもよい。抽出エ
キスの場合は、上記植物体を乾燥あるいはそのまま粉砕
したものを溶媒抽出することによって得ることができ、
抽出溶媒が使用上無毒性のものであれば抽出液をそのま
ま用いても、適宜な溶媒で希釈した希釈液として用いて
もよく、あるいは濃縮エキスとしたり、凍結乾燥などに
より乾燥粉末としたり、ペースト状に調製したものなど
が使用できる。
もよく、抽出液から分離精製したものでもよい。抽出エ
キスの場合は、上記植物体を乾燥あるいはそのまま粉砕
したものを溶媒抽出することによって得ることができ、
抽出溶媒が使用上無毒性のものであれば抽出液をそのま
ま用いても、適宜な溶媒で希釈した希釈液として用いて
もよく、あるいは濃縮エキスとしたり、凍結乾燥などに
より乾燥粉末としたり、ペースト状に調製したものなど
が使用できる。
【００１０】上記植物の抽出物を得るのに用いる抽出溶
媒としては、メタノール、エタノール、ブタノール等の
脂肪族一価アルコール、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘ
キサン等の脂肪族炭化水素、酢酸エチル等のエステル、
アセトン等のケトン、水などを挙げることができ、これ
らの１種を単独で又は２種以上を混合して使用すること
ができる。これらの中では、特にメタノール、アセトン
が好ましい。なお、抽出処理は、通常３〜７０℃程度の
温度で常法によって行うことができる。
媒としては、メタノール、エタノール、ブタノール等の
脂肪族一価アルコール、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘ
キサン等の脂肪族炭化水素、酢酸エチル等のエステル、
アセトン等のケトン、水などを挙げることができ、これ
らの１種を単独で又は２種以上を混合して使用すること
ができる。これらの中では、特にメタノール、アセトン
が好ましい。なお、抽出処理は、通常３〜７０℃程度の
温度で常法によって行うことができる。
【００１１】また、抽出液からの有効成分の分離精製
は、溶媒での抽出物をカラムクロマトグラフィー、液体
クロマトグラフィーなどで精製することによって行うこ
とができる。
は、溶媒での抽出物をカラムクロマトグラフィー、液体
クロマトグラフィーなどで精製することによって行うこ
とができる。
【００１２】本発明の抗菌剤を添加することができる剤
形の形態は任意であり、医薬品、医薬部外品、化粧品、
トイレタリー製品等に広く用いることができる。例え
ば、歯磨剤、シャンプー、リンス、トニック、油性軟膏
剤、水性軟膏剤、クリーム、美容液、ローション、乳
液、化粧水、パック、石鹸、洗顔剤、メーキャップ・ボ
ディー化粧料、浴用剤、洗剤、柔軟剤等として用いるこ
とができる。
形の形態は任意であり、医薬品、医薬部外品、化粧品、
トイレタリー製品等に広く用いることができる。例え
ば、歯磨剤、シャンプー、リンス、トニック、油性軟膏
剤、水性軟膏剤、クリーム、美容液、ローション、乳
液、化粧水、パック、石鹸、洗顔剤、メーキャップ・ボ
ディー化粧料、浴用剤、洗剤、柔軟剤等として用いるこ
とができる。
【００１３】上述の剤形には、その種類等に応じ公知成
分を配合することができる。そのような成分として、例
えばグリセリン、高分子増粘剤、香料、油分、紫外線吸
収剤、キレート剤、色素等がある。
分を配合することができる。そのような成分として、例
えばグリセリン、高分子増粘剤、香料、油分、紫外線吸
収剤、キレート剤、色素等がある。
【００１４】また、他の抗菌剤や防腐剤、例えば、アル
コール、有機酸、グルコン酸クロルヘキシジン、安息香
酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸、パラオキシ安息香
酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息
香酸プロピル等と併用して使用することができる。
コール、有機酸、グルコン酸クロルヘキシジン、安息香
酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸、パラオキシ安息香
酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息
香酸プロピル等と併用して使用することができる。
【００１５】本発明の抗菌剤の配合量は剤形によって異
なるものであるが、０．００００１〜２０重量％が望ま
しい。好ましくは０．０００１〜１０重量％配合するの
がよい。配合量が０．００００１重量％未満であると、
本発明の効果を発揮できず、また剤形によっては製造が
困難になるものもあることから２０重量％を超えない方
がよい。
なるものであるが、０．００００１〜２０重量％が望ま
しい。好ましくは０．０００１〜１０重量％配合するの
がよい。配合量が０．００００１重量％未満であると、
本発明の効果を発揮できず、また剤形によっては製造が
困難になるものもあることから２０重量％を超えない方
がよい。
【００１６】
【発明の効果】本発明の抗菌剤は、皮膚刺激等の副作用
がなく、安定で優れた抗菌効果を発揮することから、応
用範囲が極めて広いものである。
がなく、安定で優れた抗菌効果を発揮することから、応
用範囲が極めて広いものである。
【００１７】
【実施例】以下、調製例、試験例及び実施例を挙げて本
発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれにより限定
されるものではない。
発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれにより限定
されるものではない。
【００１８】〔調製例１〕（植物抽出エキスの調製） アブリコー・ド・パラー果実部の細断物１ｋｇに１０倍
量（ｗ／ｖ）のメタノールを加え、２時間抽出した。次
に濾過し、メタノールを減圧留去し、アブリコー・ド・
パラー抽出エキスを１１３ｇ得た。
量（ｗ／ｖ）のメタノールを加え、２時間抽出した。次
に濾過し、メタノールを減圧留去し、アブリコー・ド・
パラー抽出エキスを１１３ｇ得た。
【００１９】また、同様にして、マルパジーニョ球根部
のメタノール抽出物、ジュルベーバ根部のメタノール抽
出物、クイナ葉部のメタノール抽出物、ムルレ葉部のメ
タノール抽出物、サカカ葉部のメタノール抽出物等、下
記例で用いた植物抽出物を得た。
のメタノール抽出物、ジュルベーバ根部のメタノール抽
出物、クイナ葉部のメタノール抽出物、ムルレ葉部のメ
タノール抽出物、サカカ葉部のメタノール抽出物等、下
記例で用いた植物抽出物を得た。
【００２０】〔試験例１〕（抗菌力試験） 前記植物抽出物の黄色ブドウ球菌（Ｓｔａｐｈｙｒｏｃ
ｏｃｃｕｓ ａｕｒｅｕｓ ２０９Ｐ）、表皮ブドウ球
菌（Ｓｔａｐｈｙｒｏｃｏｃｃｕｓ ｅｐｉｄｅｒｍｉ
ｄｉｓ ＡＴＣＣ １２２２８）、にきび桿菌（Ｐｒｏ
ｐｉｏｎｉｂａｃｔｅｒｉｕｍ ａｃｎｅｓ ＡＴＣＣ
１１８２７）に対する抗菌性を希釈法で測定した。
ｏｃｃｕｓ ａｕｒｅｕｓ ２０９Ｐ）、表皮ブドウ球
菌（Ｓｔａｐｈｙｒｏｃｏｃｃｕｓ ｅｐｉｄｅｒｍｉ
ｄｉｓ ＡＴＣＣ １２２２８）、にきび桿菌（Ｐｒｏ
ｐｉｏｎｉｂａｃｔｅｒｉｕｍ ａｃｎｅｓ ＡＴＣＣ
１１８２７）に対する抗菌性を希釈法で測定した。
【００２１】培地として、ミューラーヒントン寒天培地
を用い、オートクレーブで１２０℃、２０分間滅菌した
後、約５０℃になるまで室温に放置した。各々の植物抽
出物を各濃度でエタノールに溶解させ、滅菌シャーレに
２００μｌ滴下し、得られた寒天培地を２０ｍｌ加えて
一昼夜室温に放置した。予め種培養しておいた菌を、各
培地に無菌的に接種し、３７℃で４８時間培養し、菌の
増殖の有無から最小生育阻止濃度（ＭＩＣ）を求めた。
を用い、オートクレーブで１２０℃、２０分間滅菌した
後、約５０℃になるまで室温に放置した。各々の植物抽
出物を各濃度でエタノールに溶解させ、滅菌シャーレに
２００μｌ滴下し、得られた寒天培地を２０ｍｌ加えて
一昼夜室温に放置した。予め種培養しておいた菌を、各
培地に無菌的に接種し、３７℃で４８時間培養し、菌の
増殖の有無から最小生育阻止濃度（ＭＩＣ）を求めた。
【００２２】なお、にきび桿菌の抗菌性試験はＧＡＭ培
地を用い、上記と同様の方法で、３７℃で嫌気培養を行
った。
地を用い、上記と同様の方法で、３７℃で嫌気培養を行
った。
【００２３】〔試験例２〕（抗真菌力試験） 前記植物抽出物のＭａｌａｓｓｅｚｉａ ｆｕｒｆｕｒ
ＩＦＯ ０６５６に対する抗真菌力を試験例１と同様
の方法で測定した。なお、培地はＧＰＬＰ寒天培地を用
い、培養温度は３０℃とした。
ＩＦＯ ０６５６に対する抗真菌力を試験例１と同様
の方法で測定した。なお、培地はＧＰＬＰ寒天培地を用
い、培養温度は３０℃とした。
【００２４】〔試験例３〕（抗菌力試験） 前記植物抽出物のＰｏｒｐｈｙｒｏｍｏｎａｓ ｇｉｎ
ｇｉｖａｌｉｓ ３８１（以下、Ｐｇ菌と略す）、Ａｃ
ｔｉｎｏｍｙｃｅｓ ｖｉｓｃｏｓｕｓ Ｔ１４Ｖ（以
下、Ａｖ菌と略す）、Ｓｔｒｅｐｔｏｃｏｃｃｕｓ ｍ
ｕｔａｎｓ ６７１５（以下、Ｓｍ菌と略す）に対する
抗菌力試験を行った。
ｇｉｖａｌｉｓ ３８１（以下、Ｐｇ菌と略す）、Ａｃ
ｔｉｎｏｍｙｃｅｓ ｖｉｓｃｏｓｕｓ Ｔ１４Ｖ（以
下、Ａｖ菌と略す）、Ｓｔｒｅｐｔｏｃｏｃｃｕｓ ｍ
ｕｔａｎｓ ６７１５（以下、Ｓｍ菌と略す）に対する
抗菌力試験を行った。
【００２５】液体培地４ｍｌが入った試験管（１３×１
００ｍｍ）に濃度を段階的に変えた植物抽出液０．０４
ｍｌを加えて混合し、１日前培養した各菌液０．０４ｍ
ｌを添加撹拌した。これを３７℃で３日間嫌気培養の
後、５５０ｎｍにおける吸光度により菌の発育量を測定
した。吸光度０．０５未満を有効とし、最小発育阻止濃
度（ＭＩＣ）を求めた。
００ｍｍ）に濃度を段階的に変えた植物抽出液０．０４
ｍｌを加えて混合し、１日前培養した各菌液０．０４ｍ
ｌを添加撹拌した。これを３７℃で３日間嫌気培養の
後、５５０ｎｍにおける吸光度により菌の発育量を測定
した。吸光度０．０５未満を有効とし、最小発育阻止濃
度（ＭＩＣ）を求めた。
【００２６】以下に試験結果を示す。なお、植物抽出物
としては、アブリコー・ド・パラー果実部のメタノール
抽出物、マルパジーニョ球根部のメタノール抽出物、ジ
ュルベーバ根部のメタノール抽出物、クイナ葉部のメタ
ノール抽出物、ムルレ葉部のメタノール抽出物、サカカ
葉部のメタノール抽出物を用いた。
としては、アブリコー・ド・パラー果実部のメタノール
抽出物、マルパジーニョ球根部のメタノール抽出物、ジ
ュルベーバ根部のメタノール抽出物、クイナ葉部のメタ
ノール抽出物、ムルレ葉部のメタノール抽出物、サカカ
葉部のメタノール抽出物を用いた。
【００２７】
【表１】
【００２８】
【表２】
【００２９】
【表３】
【００３０】
【表４】
【００３１】
【表５】
【００３２】これらの結果から明らかなように、アブリ
コー・ド・パラー抽出物、マルパジーニョ抽出物、ジュ
ルベーバ抽出物、サカカ抽出物、クイナ抽出物、ムルレ
抽出物の強い抗菌性が立証された。
コー・ド・パラー抽出物、マルパジーニョ抽出物、ジュ
ルベーバ抽出物、サカカ抽出物、クイナ抽出物、ムルレ
抽出物の強い抗菌性が立証された。
【００３３】次に、各種剤形を以下の処方に従い常法に
より調製した。なお、配合量は重量％である。
より調製した。なお、配合量は重量％である。
【００３４】 〔実施例１〕練歯磨 沈降性シリカ ２５．０％ ソルビット ２５．０ グリセリン ２５．０ ポリビニルピロリドン １．０ ラウリルポリグリセリンエステル １．０ ポリオキシエチレン（６０モル）ソルビタン ０．５ モノラウレート サッカリンナトリウム ０．２ アブリコー・ド・パラー果実部メタノール抽出物 ０．２ マルパジーニョ球根部メタノール抽出物 ０．２ 香料 １．０精製水 残量 計 １００．０％
【００３５】 〔実施例２〕マウスウォッシュ ソルビット １０．０％ エタノール ５．０ ポリオキシエチレン（６０モル）硬化ヒマシ油 ０．１ ショ糖モノパルミテート ０．２ サッカリンナトリウム ０．２ アブリコー・ド・パラー果実部エタノール抽出物 ０．５ ジュルベーバ根部酢酸エチル抽出物 ０．５ 香料 ０．７精製水 残量 計 １００．０％
【００３６】 〔実施例３〕ローション グリセリルエーテル １．５％ ポリオキシエチレン（２０モル）硬化ヒマシ油 １．５ モノステアリン酸ソルビタン １．０ スクワラン ７．５ ジプロピレングリコール ５．０ アブリコー・ド・パラー果実部ブタノール抽出物 １．０ マルパジーニョ球根部水抽出物 １．０ 香料 ０．５精製水 残量 計 １００．０％
【００３７】 〔実施例４〕化粧水 グリセリンモノステアレート １．０％ イソプロピルパルミテート ３．０ ラノリン １．０ グリセリン ５．０ アブリコー・ド・パラー根部ヘキサン抽出物 １．０ サカカ葉部シクロヘキサン抽出物 １．０ 香料、色素 ０．０７精製水 残量 計 １００．０％
【００３８】 〔実施例５〕軟膏 白色ワセリン ４０．０％ セタノール １８．０ セスキオレイン酸ソルビタン ５．０ ラウロマクロゴール ０．５ パラオキシ安息香酸エチル ０．０２ パラオキシ安息香酸ブチル ０．０２ アブリコー・ド・パラー樹皮部ヘプタン抽出物 ２．０ ムルレ葉部メタノール抽出物 ２．０ 香料 微量精製水 残量 計 １００．０％
【００３９】 〔実施例６〕クリーム プロピレングリコール ６．０％ フタル酸ジブチル １９．０ ステアリン酸 ５．０ モノステアリン酸グリセリン ５．０ モノステアリン酸ソルビタン １２．０ モノステアリン酸ポリエチレンソルビタン ３８．０ エデト酸ナトリウム ０．０３ アブリコー・ド・パラー茎部メタノール抽出物 ２．０ マルパジーニョ球根部ベンゼン抽出物 ２．０ 香料 微量精製水 残量 計 １００．０％
【００４０】 〔実施例７〕ヘアシャンプー ラウリル硫酸トリエタノールアミン １５．０％ ラウリル硫酸モノエタノールアミド ５．０ ステアリン酸マグネシウム １．５ 液状ラノリン １．０ アブリコー・ド・パラー果実部エタノール抽出物 １．０ ジュルベーバ根部メタノール抽出物 １．０ 香料、色素 ０．２水 残量 計 １００．０％
【００４１】 〔実施例８〕浴用剤 硫酸ナトリウム ４５．０％ 炭酸水素ナトリウム ４４．０ アブリコー・ド・パラー根部酢酸エチル抽出物 ５．０ マルパジーニョ球根部水抽出物 ５．０香料、色素 １．０ 計 １００．０％ 上記成分を混合し、浴用剤を調製した。
【００４２】 〔実施例９〕ヘアトニック エタノール ５９．０％ グリセリン ５．０ ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド １．０ アブリコー・ド・パラー果実部水抽出物 ０．５ サカカ葉部エタノール抽出物 ０．５ 香料 ０．５精製水 残量 計 １００．０％ 上記成分を精製水に溶かし、ヘアトニックを調製した。
【００４３】 〔実施例１０〕ヘアリンス ステアリルジメチルベンジルアンモニウム ２．０％ クロライド ポリオキシエチレンセチルエーテル １．２ ポリオキシエチレンラノリンエーテル ２．０ プロピレングリコール ５．０ クエン酸 ０．１ クエン酸ナトリウム ０．１ パラオキシ安息香酸ブチル ０．０１ パラオキシ安息香酸メチル ０．０２ アブリコー・ド・パラー果実部メタノール抽出物 １．０ ムルレ葉部エタノール抽出物 １．０ 香料 ０．２水 残量 計 １００．０％
【００４４】 〔実施例１１〕制汗剤 アルミニウムクロロヒドロオキシド ２０．０％ プロピレングリコール ５．０ エタノール １０．０ アブリコー・ド・パラー葉部ヘキサン抽出物 ０．５ マルパジーニョ球根部メタノール抽出物 ０．５ 香料 ０．２水 残量 計 １００．０％
【００４５】 〔実施例１２〕養毛料 ９０％エタノール ８９．５％ アブリコー・ド・パラー根部ヘプタン抽出物 ３．０ ジュルベーバ根部水抽出物 ３．０ 流動パラフィン ５．０ トリメチルグリシン ２．０香料 ０．５ 計 １００．０％
【００４６】 〔実施例１３〕ボディシャンプー ラウリン酸カリウム １０．０％ ミリスチン酸カリウム １０．０ ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド ３．０ ラウリルジメチルアミンオキシド １．０ プロピレングリコール ６．０ アブリコー・ド・パラー果実部アセトン抽出物 ０．５ マルパジーニョ球根部酢酸エチル抽出物 ０．５ ヒドロキシプロピルメチルセルロース ０．５ ジステアリン酸エチレングリコール １．０ エデト酸四ナトリウム四水塩 ０．１ 香料 １．０精製水 残量 計 １００．０％
【００４７】 〔実施例１４〕液体洗浄剤 アブリコー・ド・パラー茎部メタノール抽出物 １．０ クイナ葉部シクロヘキサン抽出物 １．０ ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェート ５．０ アミンオキサイド ２．５ ラウリルジエタノールアミド ２．５ ポリオキシエチレンノニオン １０．０ ＰＥＧ１０００ １．８ パラトルエンスルホン酸 １．２ 安息香酸ナトリウム １．７ クエン酸ナトリウム ０．１ エタノール ２．０ 香料、色素 ０．２精製水 残量 計 １００．０％
【００４８】〔比較例１〕化粧水 実施例４において、アブリコー・ド・パラー抽出物とサ
カカ抽出物を除いた以外はすべて実施例４と同様にして
化粧水を得た。
カカ抽出物を除いた以外はすべて実施例４と同様にして
化粧水を得た。
【００４９】次に、実施例４及び比較例１の抗菌力試験
をペーパーディスク法で以下のように行った。方法 培地として、ミューラーヒントン寒天培地を用い、オー
トクレーブで１２０℃、２０分間滅菌した。得られた寒
天培地を約５０℃に保温し、ここに予め前培養をしてお
いた菌を無菌的に接種し、撹拌後滅菌シャーレに静かに
流し込み、寒天平板を作成した。
をペーパーディスク法で以下のように行った。方法 培地として、ミューラーヒントン寒天培地を用い、オー
トクレーブで１２０℃、２０分間滅菌した。得られた寒
天培地を約５０℃に保温し、ここに予め前培養をしてお
いた菌を無菌的に接種し、撹拌後滅菌シャーレに静かに
流し込み、寒天平板を作成した。
【００５０】試料２５μｌを濾紙ディスク（直径８ｍ
ｍ）に浸み込ませ、前記の寒天平板上に接着させ、３７
℃で２４時間好気培養し、その阻止円の大きさで抗菌力
を測定した。
ｍ）に浸み込ませ、前記の寒天平板上に接着させ、３７
℃で２４時間好気培養し、その阻止円の大きさで抗菌力
を測定した。
【００５１】菌は黄色ブドウ球菌（Ｓｔａｐｈｙｒｏｃ
ｏｃｃｕｓ ａｕｒｅｕｓ ２０９Ｐ）、表皮ブドウ
球菌（Ｓｔａｐｈｙｒｏｃｏｃｃｕｓ ｅｐｉｄｅｒｍ
ｉｄｉｓ ＡＴＣＣ １２２２８）、にきび桿菌（Ｐｒ
ｏｐｉｏｎｉｂａｃｔｅｒｉｕｍ ａｃｎｅｓ ＡＴＣ
Ｃ １１８２７）を用いた。
ｏｃｃｕｓ ａｕｒｅｕｓ ２０９Ｐ）、表皮ブドウ
球菌（Ｓｔａｐｈｙｒｏｃｏｃｃｕｓ ｅｐｉｄｅｒｍ
ｉｄｉｓ ＡＴＣＣ １２２２８）、にきび桿菌（Ｐｒ
ｏｐｉｏｎｉｂａｃｔｅｒｉｕｍ ａｃｎｅｓ ＡＴＣ
Ｃ １１８２７）を用いた。
【００５２】なお、にきび桿菌（Ｐｒｏｐｉｏｎｉｂａ
ｃｔｅｒｉｕｍ ａｃｎｅｓ ＡＴＣＣ １１８２７）
に対する抗菌力試験は、ＧＡＭ寒天培地を用い、前記と
同様の操作の後、３７℃で４８時間嫌気培養し、阻止円
の大きさで抗菌力を測定した。結果を表６に示す。
ｃｔｅｒｉｕｍ ａｃｎｅｓ ＡＴＣＣ １１８２７）
に対する抗菌力試験は、ＧＡＭ寒天培地を用い、前記と
同様の操作の後、３７℃で４８時間嫌気培養し、阻止円
の大きさで抗菌力を測定した。結果を表６に示す。
【００５３】
【表６】 −：阻止円なし 比較例１は阻止円が認められなかった。この結果から明
らかなようにアブリコー・ド・パラー抽出物、サカカ抽
出物の強い抗菌力が立証された。
らかなようにアブリコー・ド・パラー抽出物、サカカ抽
出物の強い抗菌力が立証された。
【００５４】また、同様に実施例１〜３及び５〜１４の
処方について試験した結果、アブリコー・ド・パラー抽
出物、マルパジーニョ抽出物、ジュルベーバ抽出物、サ
カカ抽出物、クイナ抽出物、ムルレ抽出物の強い抗菌性
が立証された。
処方について試験した結果、アブリコー・ド・パラー抽
出物、マルパジーニョ抽出物、ジュルベーバ抽出物、サ
カカ抽出物、クイナ抽出物、ムルレ抽出物の強い抗菌性
が立証された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ａ６１Ｋ 7/00 Ａ６１Ｋ 7/00 Ｙ Ｋ 7/26 7/26 7/48 7/48 7/50 7/50 // Ａ６１Ｋ 7/06 7/06
Claims (1)
- 【請求項１】 アブリコー・ド・パラー、マルパジーニ
ョ、ジュルベーバ、サカカ、クイナ及びムルレから選ば
れる１種又は２種以上の植物又はその抽出物を有効成分
として含有することを特徴とする抗菌剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9121672A JPH10298095A (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | 抗菌剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9121672A JPH10298095A (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | 抗菌剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10298095A true JPH10298095A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14817042
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9121672A Pending JPH10298095A (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | 抗菌剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10298095A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003059371A1 (en) * | 2001-12-28 | 2003-07-24 | Inter American University Of Puerto Rico | Anti-bacterial plant compositions |
| US7641919B2 (en) | 2001-12-28 | 2010-01-05 | Inter American University Of Puerto Rico | Anti-bacterial plant compositions |
| US7887860B2 (en) | 2001-12-28 | 2011-02-15 | Inter American University Of Puerto Rico | Anti-bacterial plant compositions |
| CN106580822A (zh) * | 2016-12-16 | 2017-04-26 | 华南协同创新研究院 | 一种植物祛痘复合物及其制备方法与应用 |
| CN108113925A (zh) * | 2017-12-27 | 2018-06-05 | 广州润普森化工科技有限公司 | 一种天然防腐剂及其制备方法与在化妆品中的应用 |
-
1997
- 1997-04-24 JP JP9121672A patent/JPH10298095A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003059371A1 (en) * | 2001-12-28 | 2003-07-24 | Inter American University Of Puerto Rico | Anti-bacterial plant compositions |
| JP2005518407A (ja) * | 2001-12-28 | 2005-06-23 | インターアメリカン ユニヴァーシティ オブ プエルト リコ | 抗菌性植物組成物 |
| EP2108404A1 (en) * | 2001-12-28 | 2009-10-14 | Inter American University of Puerto Rico | Anti-bacterial extracts from mammea americana and marchantia polymorpha |
| US7641919B2 (en) | 2001-12-28 | 2010-01-05 | Inter American University Of Puerto Rico | Anti-bacterial plant compositions |
| US7887860B2 (en) | 2001-12-28 | 2011-02-15 | Inter American University Of Puerto Rico | Anti-bacterial plant compositions |
| CN106580822A (zh) * | 2016-12-16 | 2017-04-26 | 华南协同创新研究院 | 一种植物祛痘复合物及其制备方法与应用 |
| CN108113925A (zh) * | 2017-12-27 | 2018-06-05 | 广州润普森化工科技有限公司 | 一种天然防腐剂及其制备方法与在化妆品中的应用 |
| CN108113925B (zh) * | 2017-12-27 | 2021-07-06 | 广州润普森化工科技有限公司 | 一种天然防腐剂及其制备方法与在化妆品中的应用 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3159509B2 (ja) | プロテアーゼ阻害剤 | |
| JP3415199B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
| BR112012007257B1 (pt) | Uso de pelo menos um composto, processo de conservação de uma composição, composto e composições cosmética e dermatológica | |
| JPH0853360A (ja) | ヒスタミン遊離抑制剤並びにこれを含有する化粧品及び食品 | |
| JP2003040769A (ja) | 皮膚外用剤 | |
| JP2003002819A (ja) | 皮膚組成物 | |
| KR101291216B1 (ko) | 포도근, 검은재나무 및 꽃싸리 추출물을 함유하는 항균용 조성물 | |
| JPH11302219A (ja) | 生理活性物質 | |
| KR101780836B1 (ko) | 3,5-디히드록시-2-멘텐일스틸벤, 그것을 포함하는 식물 추출물, 및 그 채취 방법과 그 응용 | |
| JPH0873364A (ja) | クジン抽出物含有抗菌・防腐剤及び化粧料 | |
| JPH10298095A (ja) | 抗菌剤 | |
| JP2003026527A (ja) | 菌代謝阻害剤及び臭気発生抑制組成物 | |
| EP2892526B1 (en) | Composition comprising licoricidine | |
| KR20000022127A (ko) | 두부용 조성물 | |
| JPH04164021A (ja) | 口腔用組成物 | |
| KR20010018805A (ko) | 탱자 추출물을 함유하는 항염, 항자극용 화장료 조성물 | |
| JP3009531B2 (ja) | 歯周病予防剤 | |
| JPH03112912A (ja) | 化粧料組成物 | |
| JP2010018546A (ja) | コラゲナーゼ阻害剤、皮膚外用剤、口腔用組成物及び食品 | |
| JP3385293B2 (ja) | アルトカルピン含有抗菌・防腐剤及び化粧料 | |
| JP2009191019A (ja) | 皮膚若しくは毛髪用化粧料 | |
| JP2990611B2 (ja) | フケ菌発育阻害成分含有物の抽出方法 | |
| JP2002114660A (ja) | 臭気発生抑制組成物 | |
| JPH045222A (ja) | 口腔用生薬抽出物及びこれを有効成分とする口腔用組成物 | |
| JPH07188045A (ja) | 抗プラスミン剤 |