JPH10297725A - ラック状格納棚の制振方法及び制振用コネクタ - Google Patents
ラック状格納棚の制振方法及び制振用コネクタInfo
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Abstract
いラック状格納棚を、地震等の外力によって格納物が落
下する危険がないように揺れを抑制する、ラック状格納
棚の制振方法と、その制振方法の実施に使用する制振用
コネクタを提供する。 【解決手段】 隣接するラック状格納棚の頂部を、角変
形を吸収するコネクタにより相互に連結する。
Description
いて、複数並立された背の高いラック状格納棚を、地震
等の外力によって格納物が落下する危険がないように揺
れを抑制する技術の分野に属し、更に言えば、ラック状
格納棚の制振方法と、その制振方法の実施に使用する制
振用コネクタに関する。
は、地震等の大きな外力が作用すると、棚に格納されて
いる格納物が落下する危険がある。仮に格納物が落下す
ると、その破損による被害、損害が発生することは勿論
のこと、落下した物品の除去や原状回復のための清掃、
調整等に多大な労力を要する。
として爪機構を格納棚に設置し、格納物を爪機構で止め
ることが行われている。しかし、この方式は全ての格納
棚へ爪機構を設置する必要があり、且つ爪機構の遠隔操
作による施錠、開錠の複雑なシステムも必要になるな
ど、経済的でない。従来、ラック状格納棚自体を免震化
したり、ラック状格納棚が設置された倉庫建物の全体を
免震化することも行われている。しかし、これらの方法
は、地震時に生ずる大きな相対変位を吸収するために免
震化した部分の周辺に大きなデッドスペースが発生する
ので、不経済である。
用した際に発生する振動の挙動が異なることに着眼し
て、ラック状格納棚の頂部の水平変形の相違を吸収する
ことによって制振する方法も種々開発されている。例え
ば、 図12A,Bは、特開昭62ー25679号公報に
記載された技術で、左右のラック状格納棚1、1′の振
動特性が同じ場合に、その頂部に段差を設け、上下方向
に対峙する架構の節点間に減衰装置2を設置して制振す
る構成である。 図13は特公平6ー15795号公報に記載された
技術で、振動特性が同一の左右のラック状格納棚1、1
の頂部を梁部材3でピン連結し、少し背が低く振動特性
が異なる中央のラック状格納棚1′は、その頂部に設置
した水平方向に作動するダンパー機構4の入力軸とピン
連結し、同ダンパー機構4には振動ストロークの大きさ
を規制するシアピン機構が付設されている。振動特性が
異なる二つのラック状格納棚1と1′との間の相対運動
の差を利用してダンパー機構4が作動し制振する構成で
ある。 図14は実開昭61ー191708号公報に記載さ
れた技術で、中央のラック状格納棚1′と左右二つのラ
ック状格納棚1、1との頂部間に、ダンパー4と固有振
動数調整用ばね5を並列な組み合わせで設置し、左右二
つのラック状格納棚1、1が中央のラック状格納棚1′
にダイナミクダンパーとして働く構成とされている。 図15は特開平5ー286514号公報に記載され
た技術で、並立する二つのラック状格納棚1、1の頂部
を連結する水平梁6の中央付近のトラス交差部に、低降
伏点鋼を用いた制振装置7が組み込まれた構成である。
うに、隣接するラック状格納棚の振動に対する挙動を意
図的に異ならせる手段として、ラック状格納棚1と1′
の高さを異ならせる制振方法は、ラック状格納棚の高さ
に関する設計上の制約を余儀なくされるので問題があ
る。
動数調整用ばね5を並列に組み合わせて設置する制振方
法は、各ラック状格納棚1、1′の振動特性の把握と、
ダイナミクダンパーとして働く作用の調整が難しく、二
つのラック状格納棚1、1の双方に制振効果を与えるか
どうか保証できないという課題がある。上記の技術
は、二つのラック状格納棚1、1′の間にトラスを門型
に架構する必要があり、必然的にラック状格納棚の上部
空間にトラスの背の高さ分だけのデッドスペースを発生
するほか、二つのラック状格納棚1、1の振動特性が考
慮されていないので、実用性が疑わしい。
数並立する背の高いラック状格納棚が地震等の外力を受
けて振動する場合に、振動モード解析を行うと、振動に
伴う変形の様子(挙動)は図1に例示したように、一種
バラバラな変形を呈し、頂部には相対的な角変形α、
β、γ、δが生ずることが知られている。その原因は、
ラック状格納棚は最も外側の格納棚が1列で、内側の格
納棚が2列の格納スペースで構成されているため、最外
部と内部とではラック状格納棚の振動モードと変形状態
が異なるためである。一方、ラックとラックの間の空間
はスタッカクレーンなどの搬出入機械が走行移動するた
め、その空間領域ではラック間を相互に結合することは
出来ない。即ち、梁部材やコネクタはラック状格納棚の
頂部にしか設置できない。そのため前記した最も外側の
格納棚と内部の格納棚の振動モード、変形状態の相違に
起因する角変形α、β、γ、δは、前記ラック相互間を
結合する梁部材ないしコネクタを設ける頂部、とりわけ
隅角部に集中する。
的な角変形(例えば図1の場合にはα−β、γ−δ)を
低減することにより、地震等の外力によって格納物が落
下する危険のない程度に揺れを抑制した制振ラック状格
納棚を得られることは明らかである。そこで、本発明の
第1の目的は、ラック状格納棚相互の頂部を、角変形を
吸収する制振用コネクタにより連結して、地震等の外力
によって格納物が落下する危険性がない程度に揺れを抑
制するラック状格納棚の制振方法を提供することであ
る。
棚の制振方法の実施に好適な、ラック状格納棚相互の頂
部を角変形を吸収可能に連結し、且つ振動の減衰作用も
奏する構成の制振用コネクタを提供することである。
めの手段として、請求項1記載の発明に係るラック状格
納棚の制振方法は、倉庫等に複数並立して設置された背
の高いラック状格納棚の制振方法であって、隣接するラ
ック状格納棚の頂部を、角変形を吸収するコネクタによ
り相互に連結することを特徴とする。
たコネクタが、ラック状格納棚の頂部の隅角部又は、そ
の近傍位置を連結することを特徴とする。請求項3記載
の発明に係るラック状格納棚の制振用コネクタは、相対
峙するコネクタビームの端面に軸線方向に平行に結合さ
れた複数の剛性板が互い違いに組み合わされ、隣接する
剛性板の間に粘弾性体が挾持され接着されていること、
及び前記剛性板は前記軸線と直角な中心軸により回転可
能に連結されていることを特徴する。
の制振用コネクタは、相対峙するコネクタビームの端面
に軸線方向に平行に結合された複数の剛性板が互い違い
に組み合わされ、隣接する剛性板の間に管状の弾塑性体
が同心円配置に挾持され固着されていること、及び前記
剛性板は前記軸線と直角な中心軸により回転可能に連結
されていることを特徴とする。
の制振用コネクタは、相対峙するコネクタビームの端面
に結合された複数の剛性板が互い違いに組み合わされ、
隣接する剛性板の間に摩擦板が挾持され相互に圧接され
ていること、及び前記剛性板は前記軸線と直角な中心軸
により回転可能に連結されていることを特徴する。請求
項6記載の発明に係るラック状格納棚の制振用コネクタ
は、相対峙するコネクタビームの端面に軸線方向に平行
に結合された剛性板は前記軸線と直角な中心軸により相
互に回転可能に連結されていること、及び一方の剛性板
に固着された中心軸と、他方の剛性板に固定された粘性
体容器の内部とにそれぞれ粘性抵抗の発生に適度な間隔
で粘性抵抗板が互い違いに設けられ、当該粘性体容器内
に高粘性液体が封入されていることを特徴とする。
の制振用コネクタは、コネクタビームを構成する上下の
フランジにおける、上下方向への回転に共通する位置
に、回転を許容する切欠きを設けると共に前記切欠きを
弾塑性体プレートで閉塞していることを特徴とする。
記載の発明に係るラック状格納棚の制振方法の異なる実
施形態を模式的に簡略化して示している。いずれも倉庫
等の内部に複数並立して設置された背の高いラック状格
納棚のうち、図1のように振動モードが異なる外側の1
列のラック状格納棚1と内側の2列のラック状格納棚
1′との関係において、前記ラック状格納棚1と1′の
頂部の隣り合う隅角部同士を、角変形を吸収する制振用
コネクタ10により相互に連結することが共通する。
の隅角部へ近接した位置に角変形を吸収する制振用コネ
クタ10が設置され、内側のラック状格納棚1′とはコ
ネクタビーム11が連結(剛結)した制振方法の実施例
を示す。図2Bは逆に、内側のラック状格納棚1′の外
側の隅角部へ近接した位置に角変形を吸収する制振用コ
ネクタ10が設置され、外側のラック状格納棚1′とは
コネクタビーム11が連結(剛結)した制振方法の実施
例を示している。
隅角部へ近接した位置と、内側のラック状格納棚1′の
外側の隅角部へ近接した位置との双方に、角変形を吸収
する制振用コネクタ10が設置され、両者をコネクタビ
ーム11で連結した制振方法の実施例を示している。図
4は、前記図2の実施形態に一見類似するものの、図4
Aは、外側のラック状格納棚1の内側の隅角部へ近接し
た位置に角変形を吸収する制振用コネクタ10が設置さ
れ、内側のラック状格納棚1′とコネクタビーム11と
はピン12で連結した制振方法の実施例を示す。図4B
は逆に、内側のラック状格納棚1′の外側の隅角部へ近
接した位置に角変形を吸収する制振用コネクタ10が設
置され、外側のラック状格納棚1′とコネクタビーム1
1とをピン12で連結した制振方法の実施例を示してい
る。
の隅角部へ近接した位置に角変形を吸収する制振用コネ
クタ10が設置され、内側のラック状格納棚1′とはト
ラス13で剛結した制振方法の実施例を示す。図5Bは
逆に、内側のラック状格納棚1′の外側の隅角部へ近接
した位置に角変形を吸収する制振用コネクタ10が設置
され、外側のラック状格納棚1′とはトラス13で剛結
した制振方法の実施例を示している。
振用コネクタ10を取り付ける理由は、上述したように
同隅角部にラック状格納棚の角変形が集中するからであ
る(請求項2の発明)。但し、上記の各実施例で、隅角
部へ近接した位置に制振用コネクタ10を設置すると
は、隅角部へ直接コネクタを設置する場合を含む。次
に、上記の制振方法に使用する制振用コネクタ10の構
造詳細を図6〜図11に示している。
10の構造を分解して示したものである。軸線方向へ一
連に相対峙する配置としたコネクタビーム11、11の
端面板11aに、複数の剛性板14、15が同じく軸線
方向へ平行に結合され、これら左右の剛性板14と15
が互い違いに櫛歯のように組み合わされている。更に、
隣接する剛性板14と15の間にゴム又はプラスチック
のような粘弾性体のドーナツ型円板17が挾持され、各
々は剛性板14、15と強固に接着されている。前記左
右の剛性板14と15は中心軸16により角変形を吸収
可能な程度に回転可能に連結されている(請求項3の発
明)。従って、このコネクタは粘弾性型の制振用コネク
タである。即ち、左右のコネクタビーム11、11へラ
ック状格納棚に発生した相対的な角変形が伝達される
と、両ビームの剛性板14と15が中心軸16の回りに
回転(屈曲)して角変形を吸収する。と同時に、前記の
回転と共に粘弾性体のドーナツ型円板17を捩じり、粘
弾性エネルギーの吸収が行われるから、制振作用を奏す
るのである。
7以下の制振用コネクタ10において、その一方のコネ
クタビーム11が極端に短い構成でラック状格納棚と結
合されている。各実施例において、コネクタビ−ム11
には汎用のH形鋼を図示しているが、この限りではな
い。なお、図3のようにコネクタビーム11の両端に角
変形を吸収する制振用コネクタ10が設置された構成、
又はコネクタビーム11の他端側にピン12による連結
を採用した構成によれば、角変形の吸収動作が一層円滑
に行われる利点がある。
り相対峙するコネクタビーム11、11の端面板11a
へ軸線方向に平行に結合された左側2本の剛性板14
と、右側の中央に1本配置された剛性板15とが、かな
り大きな間隔をあけて互い違いに組み合わされ、これら
隣接する剛性板14と15の間に、鉛又は極低降伏点鋼
などで製作した管状の弾塑性体18が同心円配置に挾持
され、各々は強固に固着されている。前記左右の剛性板
14、15は中心軸16により回転可能に連結されてい
る(請求項4の発明)。従って、左右のコネクタビーム
11、11へ相対的な角変形が伝達されると、中心軸1
6の回りに剛性板14と15が回転して角変形を吸収す
る。と同時に、その回転時に管状の弾塑性体18が捩じ
られて弾塑性エネルギの吸収が行われ、制振作用を奏す
る。このコネクタは言うなれば弾塑性型の制振用コネク
タである。
は、相対峙するコネクタビーム11、11の端面板11
aへ軸線方向に平行に結合された複数の剛性板14、1
5が、適度な間隔をあけて左右から互い違いに櫛歯状に
組み合わされ、隣接する剛性板14と15の間に鋼板等
で作った摩擦板19が挾持されている。そして、前記左
右の剛性板14、15は中心軸16により回転可能に連
結されている。更に、中心軸16の両端部のナット20
を締め付けることによって相互に適度な大きさの接触面
圧を付与し、剛性板14、15と摩擦板19とが圧接さ
れている(請求項5の発明)。要するに、左右のコネク
タビーム11、11に相対的な角変形が伝達されると、
中心軸16の回りに剛性板14と15が回転して角変形
を吸収すると同時に、その回転時に摩擦板19との間に
滑り摩擦抵抗を生じてエネルギが吸収され制振作用を奏
するのである。これは言うなれば摩擦型の制振用コネク
タである。
は、相対峙する左右のコネクタビーム11、11の端面
板11aに軸線方向へ平行に結合された剛性板14と1
5は、およそビーム幅相当の間隔をあけて中心軸16に
より相互に回転可能に連結されている。但し、本実施例
の中心軸16は、内軸16aと外管軸16bとを同心配
置に組み合わせた内外二重の構成であり、内軸16の一
端が一方の剛性板14へ固着され、外管軸16bの一端
が他方の剛性板15へ固着されている。更に二つの剛性
板14と15の間には、粘性ダンパー21の粘性体容器
21aが前記中心軸16と同心配置で設けられ、一方の
剛性板14に固定されている。そして、粘性体容器21
aが固定されなかった剛性板15の側に一端を固着され
た外管軸16bの外周面と、他方の剛性板14に固定さ
れた粘性体容器21aの内周面とにそれぞれ粘性抵抗の
発生に適度な数mm10数mmの間隔をあけて抵抗板22と
23が互い違いに設けられ、当該粘性体容器21a内に
は高分子の高粘性液体24が封入されている。図10中
の符号25は、外管軸16bと粘性体容器21aとの間
で高粘性流体24を封鎖する軸封パッキンである。本実
施例の場合は、左右のコネクタビーム11、11に相対
的な角変形が伝達されると、中心軸16の回りに剛性板
14と15が回転して角変形を吸収する。と同時に、前
記の回転時に隣接する抵抗板22と23との間の高粘性
液体24に起因する粘性抵抗が発生してエネルギ吸収が
行われ制振作用を奏する。これは言うなれば粘性抵抗型
の制振用コネクタである。
タ10は、汎用されるH形鋼を使用した1本のコネクタ
ビーム11を加工して製作され、中心軸によるピンヒン
ジ機構を採用せず、ビームの可撓性を利用して角変形の
吸収を行う構成の例を示している。コネクタビーム11
において、角変形の吸収を行なうべき部位の上下のフラ
ンジにおける、上下方向への回転(曲げ)に共通する位
置に、前記回転(曲げ)を許容する切欠き26をウェブ
に届く深さに設けると共に、前記切欠き26を極低降伏
点鋼、鉛など降伏ひずみの小さい板状の弾塑性体プレー
ト27で閉塞し、弾塑性体プレート27は溶接28でフ
ランジへ一体的に取付られている。この制振用コネクタ
10は、コネクタビーム11が切欠き26の位置で曲が
りつつ角変形を吸収し、同時に弾塑性体プレート27が
減衰作用を働いて制御効果を奏するのである。切欠き2
6は単なる線状の切込み等でも良い。
は、隣り合うラック状格納棚相互間の頂部を、角変形を
吸収する制振用コネクタにより連結するだけの単純な制
振方法であるから、実施が容易である。しかもラック状
格納棚の形状、構造の設計に何らの制限も課さずに、ラ
ック状格納棚の地震等の外力による変形量を効果的に小
さく抑制して格納物品の落下の危険性を未然に防止する
ことが出来る。更に、本発明の制振方法は、新築のラッ
ク状格納棚には勿論のこと、制振用コネクタを設置可能
である限り、既存のラック状格納棚に対しても全く同様
に実施することが出来る。
状格納棚の振動による角変形を効果的に吸収し減衰し
て、格納物品の落下の危険性をのないラック状格納棚の
構築に寄与する
して示した立面図である。
の実施形態を簡単な摸式図で示した立面図である。
式図で示した立面図である。
的関係の実施形態を簡単な摸式図で示した立面図であ
る。
的関係の実施形態を簡単な摸式図で示した立面図であ
る。
詳細を分解して示した斜視図である。
施例を示した水平断面図と正面図である。
施例を示した水平断面図と正面図である。
施例を示した水平断面図と正面図である。
実施例を示した水平断面図と正面図である。
実施例を示した分解斜視図と斜視図である。
な摸式図で示した立面図である。
で示した立面図である。
た立面図である。
た立面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 倉庫等に複数並立して設置された背の高
いラック状格納棚の制振方法において、 隣接するラック状格納棚の頂部を、角変形を吸収するコ
ネクタにより相互に連結することを特徴とする、ラック
状格納棚の制振方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載したコネクタは、ラック
状格納棚の頂部の隅角部又はその近傍位置を連結するこ
とを特徴とする、ラック状格納棚の制振方法。 - 【請求項3】 相対峙するコネクタビームの端面に軸線
方向に平行に結合された複数の剛性板が互い違いに組み
合わされており、隣接する剛性板の間に粘弾性体が挾持
され接着されていること、及び前記剛性板は前記軸線と
直角な中心軸により回転可能に連結されていることを特
徴する、ラック状格納棚の制振用コネクタ。 - 【請求項4】 相対峙するコネクタビームの端面に軸線
方向に平行に結合された複数の剛性板が互い違いに組み
合わされ、隣接する剛性板の間に管状の弾塑性体が同心
円配置に挾持され固着されていること、及び前記剛性板
は前記軸線と直角な中心軸により回転可能に連結されて
いることを特徴とする、ラック状格納棚の制振用コネク
タ。 - 【請求項5】 相対峙するコネクタビームの端面に結合
された複数の剛性板が互い違いに組み合わされ、隣接す
る剛性板の間に摩擦板が挾持され相互に圧接されている
こと、及び前記剛性板は前記軸線と直角な中心軸により
回転可能に連結されていることを特徴する、ラック状格
納棚の制振用コネクタ。 - 【請求項6】 相対峙するコネクタビームの端面に軸線
方向に平行に結合された剛性板は前記軸線と直角な中心
軸により相互に回転可能に連結されていること、及び一
方の剛性板に固着された中心軸と、他方の剛性板に固定
された粘性体容器の内部とにそれぞれ粘性抵抗の発生に
適度な間隔で粘性抵抗板が互い違いに設けられ、当該粘
性体容器内に高粘性液体が封入されていることを特徴と
する、ラック状格納棚の制振用コネクタ。 - 【請求項7】 コネクタビームを構成する上下のフラン
ジにおける、上下方向への回転に共通する位置に、回転
を許容する切欠きを設けると共に前記切欠きを弾塑性体
プレートで閉塞していることを特徴とする、ラック状格
納棚の制振用コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10775397A JPH10297725A (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | ラック状格納棚の制振方法及び制振用コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10775397A JPH10297725A (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | ラック状格納棚の制振方法及び制振用コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10297725A true JPH10297725A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14467112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10775397A Pending JPH10297725A (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | ラック状格納棚の制振方法及び制振用コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH10297725A (ja) |
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