JPH10297169A - レタリングマシン - Google Patents

レタリングマシン

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JPH10297169A
JPH10297169A JP9123551A JP12355197A JPH10297169A JP H10297169 A JPH10297169 A JP H10297169A JP 9123551 A JP9123551 A JP 9123551A JP 12355197 A JP12355197 A JP 12355197A JP H10297169 A JPH10297169 A JP H10297169A
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JP
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support arm
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input
mounting surface
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JP9123551A
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English (en)
Inventor
Takumi Gomi
工 五味
Isao Karasawa
勲 唐沢
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Mutoh Industries Ltd
Original Assignee
Mutoh Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 用紙上の任意の位置に載置可能なレタリング
マシンにおいて、用紙上への印字作画位置の位置決めを
簡単な機構によって容易に行なうことができるようにす
る。 【解決手段】 記録具支持アーム8には光線投射器20
が取り付けられている。印字動作の前に、記録具支持ア
ーム8がX−Y方向に移動制御され、可視光線投射器2
0の可視光線によって印字作画範囲64の輪郭と、記録
具16による書き出し開始点と、印字作画の基準となる
ベースラインと、記録具支持アーム8の載置面上のX−
Y座標位置を示す位置表示マークとをケーシング2の前
方の載置面上に選択的に表示させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーシングを手操
作によって製図板などの載置面上の用紙の所望の部分に
移動し、ケーシングから突出する記録具支持アームをコ
ントローラによって制御して、該支持アームに保持され
た記録具により、用紙上に所定の印字作画範囲内で、所
望の文字、図形等を印字作画するようにしたレタリング
マシンに関する。
【0002】
【従来の技術】実開昭55−171591号公報には、
XY方向に移動するキャリッジに光学機構を具備し、こ
れによって得られる光点で、記録ペンの位置決めを行な
うようにした作画装置が開示されている。実開昭61−
111790号公報及び実開昭62−38186号公報
には、目盛の付いた枠を設け、この目盛によって書き出
し位置などを確認するようにした作画装置が開示されて
いる。実公平3−29195号公報には、機械的にアー
ムを駆動して、作画範囲を表示する作画装置が開示され
ている。実開平2−127498号及び実公平3−54
952号公報には、LCD、LEDなどで作画開始位置
などを表示する作画装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】作画装置に目盛付きの
枠を設けるとこの枠が邪魔であり、しかも、この枠が、
インクが乾かないうちに紙面に当ると、紙面を汚してし
まう。また、機械的にアームを駆動して、特定の場所を
指示する機構では、装置が大がかりになってしまうとい
う問題点がある。また、光で書き出し位置だけを表示す
る装置は、具体的に印字作画した場合の大きさや、印字
作画した後の位置や、また印字の基本となるベースライ
ンなどがわからないという問題点があった。レタリング
マシンは、すでに書かれた図面などに後から書き込むの
に使用されることが多い。そのため、作画範囲の位置決
めや、書かれた図面との平行度の調整、その他、図面に
書き込む位置の調整などが非常に難しいという問題点が
ある。本発明は、上記問題点を解決することを目的とす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、載置面上に移動可能に載置されるケーシ
ング(2)と、該ケーシング(2)から突出し、該ケー
シング(2)に内蔵された駆動装置により駆動される記
録具支持アーム(8)と、前記記録具支持アーム(8)
の先端に設けられ前記ケーシング(2)の前方の所定の
印字作画範囲(64)内に、文字等の印字作画情報を印
字する記録具(16)と、入力装置(38)から入力さ
れる文字等の印字作画情報によって、前記駆動装置を制
御するコントローラとを備え、前記記録具支持アーム
(8)に保持した記録具(16)を前記載置面に対して
昇降制御しつつ前記記録具(16)を前記印字作画範囲
(64)内で移動して、載置面上の用紙に印字作画を行
なうようにしたレタリングマシンにおいて、前記記録具
支持アーム(8)に可視光線投射器(20)を取り付
け、前記記録具支持アーム(8)をX−Y方向に移動制
御して、前記可視光線投射器(20)の前記載置面上に
投射される可視光線によって前記印字作画範囲(64)
の輪郭と、前記記録具(16)による書き出し開始位置
と、印字作画の基準となるベースラインと、前記記録具
支持アーム(8)の載置面上のX−Y座標位置を示す位
置表示マークとを前記ケーシング(2)の前方の載置面
上に選択的に表示し得るようにするとともに、前記入力
装置(38)に前記記録具支持アーム(8)を所望のX
Y軸方向に移動させる方向制御スイッチ(44)と、前
記位置表示マークの任意のXY座標位置を前記コントロ
ーラに入力する座標入力キー(42)とを設け、前記位
置表示マークの指示する載置面上の任意の2点のXY座
標値に基づいて該2点を通る直線に対する前記レタリン
グマシンの作画軸の傾きを演算し、この傾きに基づいて
前記文字等の印字作画情報の作画軸の補正を行ない、軸
補正後の印字作画情報を印字作画するようにし、更に、
前記入力装置(38)に原点入力キー(50)を設け、
該原点入力キー(50)をオンとすると、前記可視光線
による位置表示マークの載置面上の位置が作画開始位置
となるようにしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明の構成を、添付した
図面に示す本発明の実施の形態を参照して詳細に説明す
る。図1において、(2)はレタリングマシン(4)の
ケーシングであり、図板(6)あるいはデスクなどの載
置面上に載置するのに適した形状に構成されている。前
記ケーシング(2)の前面には、X軸方向に沿って細長
い開口部が形成されている。
【0006】(8)は記録具支持アームであり、先端側
が前記開口部から前記ケーシング(2)の前方に水平に
突出している。前記記録具支持アーム(8)は、前記ケ
ーシング(2)の開口部に沿ってX軸方向に平行移動
し、且つY軸方向に移動し得るように前記ケーシング
(2)に内蔵されたガイド機構(図示省略)に支持され
ている。記録具支持アーム(8)は、ケーシング(2)
に内蔵されたX軸方向移動用のXモータ(10)と、Y
軸方向移動用のYモータ(12)に連係している。
【0007】(14)は昇降板であり、ガイド機構(図
示省略)を介して、前記記録具支持アーム(8)の先端
に昇降可能に支持され、該昇降板(14)の記録具保持
穴に、中空ペン、ペンシル、セラミックペンなどの記録
具(16)のホルダー部が、脱着可能にねじ込まれてい
る。前記昇降板(14)は、ケーシング(2)に内蔵さ
れたソレノイドなどのアクチュエータ(18)にワイヤ
ロープを介して連係し、該アクチュエータ(18)によ
って、昇降方向に駆動されるように構成されている。
【0008】尚、前記昇降板(14)の昇降機構及び前
記記録具支持アーム(8)をX−Y軸方向に駆動するア
ーム制御機構は、実公平3−14389号公報に開示さ
れている構成と同一であり、また、これらの機構は本発
明の要旨ではないので、その詳細な説明は省略する。
(20)は可視光半導体レーザーなどから成る可視光線
投射器であり、前記記録具(16)の隣に位置して、ビ
ーム投射方向を下方に向けて、前記昇降板(14)の保
持穴に嵌合保持されている。
【0009】前記光線投射器は可視レーザービーム以外
に、発光ダイオードその他の発光素子を用いたものを使
用することができる。前記XYモータ(10)(1
2)、アクチュエータ(18)及び光線投射器(20)
は、これらを駆動するためのドライバを介して、ケーシ
ング(2)に内蔵されたマイクロコンピュータから成る
コントローラのCPU(30)に接続している。前記コ
ントローラの記憶装置(22)には、種々の記号、図
形、文字パターン情報を含む、ワープロプログラムソフ
ト、印字作画制御プログラムソフト、印字作画範囲表示
プログラムソフト、軸補正プログラムソフト、作画開始
位置表示プログラムソフト、ベースライン指示プログラ
ムソフトその他のプログラムソフトが格納されている。
前記ケーシング(2)の上面には、表示装置(31)の
液晶表示画面(34)と、文字記号入力キー(46)、
印字作画範囲表示キー(22)、印字作画スタートキー
(24)、ベースライン表示キー(19)、2点補正モ
ード切替キー(21)、作画開始位置表示キー(23)
や、その他各種キー(48)を備えたキーボードから成
る入力装置(32)が配設されている。前記ケーシング
(2)の前面には定規(28)が取り付けられている。
【0010】前記入力装置(38)は、前記マイクロコ
ンピュータの座標計測カウンタ(40)の計測XY座標
値をCPU(30)に入力するための座標値入力キー
(42)を備えている。また、前記入力装置(38)
は、前記記録具支持アーム(8)をXY方向に制御する
ための方向制御スイッチ(44)を有している。操作者
が前記スイッチ(44)を手操作で操作し、記録具支持
アーム(8)を、XY方向に移動すると、この支持アー
ム(8)の原点からのXY移動量は、パルスとして、マ
イクロコンピュータの座標計測カウンタ(40)に供給
され、該カウンタ(40)に計測されるように構成され
ている。座標計測カウンタ(40)の計測値は、前記座
標値入力キー(42)をオンとすると、前記CPU(3
0)に入力される。
【0011】また、前記入力装置(38)は、原点入力
キー(50)を備えている。この原点入力キー(50)
は、画面(34)上の作画エリア(54)にマークによ
って表示されている原点(56)(図5参照)を、載置
面上の用紙の所望の位置に指定するために用いられる。
前記原点(56)は、記録具(16)による書き出し位
置を示し、文字高さ、等間隔、縦位置等により変るが、
それは、画面(34)上の作画エリア(54)のある基
準点(58)からの相対位置として規定されている。前
記基準点(58)は、通常では図5に示すように、画面
(34)上の作画エリア(54)の左上に設定される
が、その他の場合は、図6に示すように種々の位置に設
定される。これらの基準点(58)は、操作者が入力位
置(38)のキーを操作することによって、あらかじめ
設定しておく。尚、原点入力モードにおいて可視光線投
射器(20)の光の指示する載置面上のX−Y座標値
と、記録具(16)の直下の載置面上の一点のX−Y座
標値とが一致するように、予め、オフセット補正されて
いる。
【0012】原点入力モードにおいて、操作者は、方向
制御スイッチ(44)を操作して、載置面上の用紙(2
6)の所望のポイントに可視光線投射器(20)の光点
を移動し、光点で、そのポイントを指示して、そのポイ
ントの位置を確認した後、前記原点入力キー(50)を
オンとすると、CPU(30)に、指定したポイントの
XY座標データが入力され、指定したポイントが画面上
の作画エリア(54)上の原点(56)と一致する。こ
れによりレタリングマシン4によって、画面(34)上
の文字データが作画されるとき、記録具(16)は、用
紙上の指定したポイントを書き始め原点として、印字を
行うように構成されている。
【0013】次に、レタリングマシンの軸補正機能につ
いて説明する。入力装置(38)のキーボードの文字記
号入力キー(46)を操作して、文字情報をCPU(3
0)に入力すると、この文字、又は文字列はマイクロコ
ンピュータのXY座標作画軸を基準として、図5に示す
ように、画面(34)に表示される。この画面(34)
上のXY座標作画軸は、レタリングマシン(4)の機械
的なXY作画軸に対応している。画面(34)に表示さ
れた文字等入力作画データは、記憶装置(32)に予め
入力されている傾斜角θに基づいて、基準点(58)を
基準として、θ角度回転補正される。
【0014】上記傾斜角θの設定は、次のように行われ
る。まず、図8に示すように用紙上の2点ABの座標値
を、方向制御スイッチ(44)と座標値入力キー(4
2)の操作によって、CPU(30)に入力する。CP
U(30)は、2点補正プログラムに従って、2点AB
を含む直線(60)の、作画エリア(54)上のX軸
(62)に対する傾斜角θを演算する。CPU(30)
は、傾斜角θに対して、基準点(58)の作画エリア
(54)上の位置を下表のように補正し、この基準点
(58)を基準として入力データをθ度所定方向に回転
する。この補正された基準点(58)からの、回転され
た相対位置として原点(56)が決まる。
【0015】 〔 表 〕 X 座 標 Y 座 標 原点種別 θ>0 θ<0 θ>0 θ<0 通常(横位置:通常/左詰め) x x+a y−b y (* 1) 通常(横位置:中央) x x y−b/2 y−b/2 (* 2) 通常(横位置:右詰め) x−a x y y−b (* 3) 左下 x+a x y y+b (* 4) 図形 x x y y
【0016】尚、xyは、2点補正をしない場合の基準
点(58)の座標値を表示している。また、メモリ上の
作画エリア(54)の左下角が(0,0)、θは反時計
回りをプラスとしている。上記a,bの値は次の通りで
す。 a=50mm×(tanθの絶対値) b=1900mm×(tanθの絶対値) 上記「通常」は、文字を入力装置(38)のキーボード
からCPU(30)に入力し、画面(34)で確認し、
その後に作画を実行する通常モードを示している。尚、
作表の場合の起点位置(表の左上角)は、上記「通常
(横位置:通常/左詰め)」の基準点になる。
【0017】基準点(58)と原点(56)は、概略、
図7に示すようになる。図7中、(54’)は、軸補正
後のメモリ上の作画エリアを示している。上記基準点
(58)を図7に示すように変更するのは、軸補正後の
作画エリア(54’)が出来るだけ、元の作画エリア
(54)から外れないようにするためである。上記軸補
正機能によって、入力作画データを基準点(58)を基
準として回転させたとき、入力作画データの一部が、レ
タリングマシン4の機械的な作画エリアから外れ、作画
出来ない状態と成った場合には、画面(34)にエラー
表示が表示される。
【0018】また、上記傾き角度θが大きすぎ、レタリ
ングマシンの作図処理が困難な場合においては、CPU
(30)は、予め設定された角度Xに対して、傾斜角度
θが大である否か判断し、肯定を判断すると、画面(3
4)にエラーを表示するように構成されている。
【0019】作画データの回転によって、作画データの
一部がメモリ上の元の作画エリア(54)からはみ出す
場合、通常モードにおいては、文字を入力し、作画キー
を押した後に、CPU(30)は、作画エリア(54)
のチェックを行い、作画エリア(54)をオーバーする
文字が一部分でもあれば、エラーとなる。又、文字を入
力する都度、ダイレクトに作画を実行するダイレクトモ
ードにおいては、入力した文字が一部分でも作画エリア
54をオーバーする場合にエラーの表示を行うように構
成されている。
【0020】次に、図4に示すフローチャートを参照し
てレタリングマシン(4)の2点補正モードの動作につ
いて説明する。まず、入力装置(38)の2点補正モー
ド切替キー(21)を操作して、マイクロコンピュータ
を2点補正モードとする(ステップ1)。これにより、
可視光線投射器(20)が駆動され、可視光線が載置面
上の用紙の一点にスポット状に照射される(ステップ
2)。次に、方向制御スイッチ(44)を操作して、載
置面上の用紙の第一点(左)A(図8参照)に光点即ち
記録具支持アーム(8)の載置面上のX−Y座標位置を
示す位置表示マーク(78)を一致させ、該位置で、座
標値入力キー(42)を操作して、第1点AのX−Y座
標値をCPU(30)に入力する。次に、光点マーク
(78)の位置を確認し(ステップ4)、必要であれ
ば、光点マーク(78)の位置を微調整して、座標値入
力をやり直す。
【0021】次に、同様の方法で、用紙上の第二点
(右)Bの座標値をCPU(30)に入力する。次に、
オペレータは、位置表示マーク(78)(図11D参
照)の位置を確認する(ステップ6)。次に、CPU
(30)は、2点ABを通る直線(60)のX軸(6
2)に対する傾きθを計算し(ステップ7)、軸補正処
理が可能か否か、具体的には、傾斜角θが設定値Xより
小さいか否か判断する(ステップ8)。肯定を判断する
と、CPU(30)は、2点補正モードの設定を終了し
(ステップ10)、可視光線投射器(20)をOFFと
する(ステップ11)。ステップ(8)で否定を判断し
た場合は、画面(34)にエラーを表示し(ステップ
9)、ステップ(3)に戻る。
【0022】マイクロコンピュータの2点補正モードの
設定を行った後、操作者は、CPU(30)に文字等の
入力作画データをキー操作によって入力する。この作画
データは、原点(56)のマークとともに画面(34)
に表示される。次に、入力装置(38)の印字作画スタ
ートキー(24)を押すと(ステップ13)、CPU
(30)は、軸補正に移行する。CPU(30)は、メ
モリ上の作画エリア(54)の基準点(58)の位置を
補正し、この補正した基準点(58)を基準として、メ
モリ上の作画データを角度θ回転させて、軸補正を行う
(ステップ14)。
【0023】次に、CPU(30)は、軸補正された入
力作画データが作画エリア(54)をオーバーするか否
か判断し(ステップ15)、肯定を判断すると、画面
(34)にエラーを表示するとともに(ステップ1
6)、作画を中止する(ステップ17)。この場合、操
作者は2点補正モードの変更又は、入力文字の変更を実
施する。ステップ15で、否定を判断すると、CPU
(30)は、軸補正された作画データの作画を実行する
(ステップ18)。作画動作に移行すると、記録具支持
アーム(8)は、Xモータ(10)によって左右方向
(X方向)に駆動されるとともに、Yモータ(12)に
よって、前後方向(Y方向)に送られる一方、昇降板
(14)がアクチュエータ(18)によって昇降して、
記録具(16)の先端が用紙に接離し、用紙に文字等が
作画される。
【0024】軸補正された作画データのXY座標作画軸
と、レタリングマシン(4)の記録具(16)のXY座
標作画軸とは、正確に一致し、画面(34)上の作画デ
ータを、用紙の2点ABを通るライン(60)上に正確
に平行に作画することが出来る。尚、本実施形態では記
録具として、ペンを用いたが、特にペンに限定されるも
のでなく、インクジェット印字ヘッドや、その他、用紙
に直接印字できるものであれば、サーマル印字ヘッド等
のラスタ型の印字ヘッドを用いることが出来る。
【0025】次に、レタリングマシンの印字作画範囲表
示プログラムソフトに基づく、作画範囲表示モードの動
作について図9を参照して説明する。文字記号入力キー
(28)を操作し、CPU(20)に文字等の印字作画
情報を入力すると、画面(26)に、入力印字作画情報
が表示される(ステップ20)。コントローラは、入力
された印字作画情報に基づいて、用紙上の印字作画範囲
(64)を計算する(ステップ21)。次に、印字作画
範囲表示キー(22)を押すと、支持アーム(8)がX
Yモータ(10)(12)によって駆動され、ケーシン
グ(2)の前方の印字作画範囲(64)の輪郭想像線上
の所定の一点(PO)(図12参照)に、光線投射器
(18)のXY可視光線投射位置が移動する(ステップ
22)。
【0026】次に、コントローラによって、光線投射器
(20)がオン(発光状態)となり、可視光線が、用紙
(26)上の印字作画範囲(64)の所定の一点(P
O)をスポット状に投射する(ステップ23)。次に、
支持アーム(8)は、コントローラによって、XY方向
に駆動され、光線投射器(20)の可視光線は、印字作
画範囲(64)の輪郭想像線に沿って(P1)(P2)
(P3)(P0)の順で移動し(ステップ24)、用紙
(26)上に、可視光線によって、レタリングマシン
の、印字作画範囲(64)が、可視的に表示される。
【0027】印字作画情報が変わって、これに伴い、印
字作画範囲が変われば、これに対応して、光線は、例え
ば、(P0)(P1')(P2')(P3')(P0')の
順で移動し、表示される印字作画範囲が変更される。ユ
ーザーは、用紙(26)上における印字作画範囲(6
4)を、光線で描かれた輪郭線によって確認しつつ、レ
タリングマシンの用紙(26)上における位置を補正し
(ステップ25)、しかる後に、印字作画範囲表示キー
(22)を押して、印字作画範囲表示動作をオフとする
(ステップ26)。これにより、用紙上の印字作画範囲
(64)の光点による輪郭線は消える。
【0028】次に、印字作画スタートキー(24)を押
すと、レタリングマシンは、印字作画モードに移行する
(ステップ27)。印字作画モードに移行すると、記録
具支持アーム(8)がXY方向に移動制御され、且つ昇
降板(14)が昇降制御されて、用紙(26)上の印字
作画範囲(64)に、所定の入力文字情報等が印字作図
される。尚、本実施形態は、光線投射器(20)を、昇
降板(14)に取り付けたが、特に昇降板(14)に限
定されるものでなく、支持アーム(8)の適所に取り付
けることができる。
【0029】次に、図9を参照してベースライン指示モ
ードについて説明する。ベースラインとは、印字作画の
基準となるラインのことであり、このラインの上に文字
等が印字される。ベースラインは、実際には用紙には作
画されることはない。例えば、図10に示すように、用
紙に描かれている罫線(66)上に、「武藤工業株式会
社」と文字列を印字したいときは、まず、レタリングマ
シンのコントローラに文字列を入力し、レタリングマシ
ンのベースラインを、罫線(66)に合わせれば、図
(10)に示すように、罫線(66)上に正確に入力文
字列を印字することができる。
【0030】ベースライン指示モードにおいて、文字等
を、キーボードからコントローラに入力すると(ステッ
プ30)、コントローラは、ベースラインを計算する
(ステップ31)。次にオペレータがベースライン表示
キー(19)を押すと、支持アーム(8)が駆動され可
視光線投射器(20)のスポット照射位置が載置面上の
ベースライン(想像線)の一点に移動する(ステップ3
2)。次に、可視光線投射器(20)が発光状態となり
(ステップ33)、支持アーム(8)がX方向に駆動さ
れ、可視光線のスポットがベースライン(想像線)に沿
って往復移動し、載置面上の用紙にベースラインの光像
(68)が図11(B)に示すように表示される(ステ
ップ34)。オペレータは、光線によって描かれたベー
スラインの光像(68)が、用紙の罫線(66)に合う
ようにレタリングマシン(4)の位置を補正する(ステ
ップ35)。この位置補正が終わったところで、オペレ
ータは、ベースライン表示入力キー(19)を再度押す
と、可視光線投射器(20)はOFFとなり(ステップ
26)、作画モードに移行する(ステップ27)。
【0031】次に、作画開始位置表示モードについて、
図9を参照して説明する。コントローラは、作画開始位
置表示モードに入ると、作画開始位置を計算する(ステ
ップ40)。オペレータが作画開始位置表示キー(2
3)を押すと、可視光線投射器(20)が作動状態とな
り(ステップ42)、支持アーム(8)が移動して、可
視光線によるスポットは、図11(C)に示すように、
用紙上の作画開始点(70)を指示する。
【0032】作画開始点(70)の位置を確認し(ステ
ップ44)、他の位置に作画開始点を設定したいとき
は、方向制御スイッチ(44)を操作して、光点を、所
望の位置に移動し、その位置で、原点入力キー(50)
を押せば、その位置が作画開始位置となる(ステップ4
5)。作画開始位置の確認が終わったところで、作画開
始位置表示キー(23)を再度押すと、可視光線投射器
(20)はOFFとなり(ステップ26)、コントロー
ラは作画モードに移行する(ステップ27)。
【0033】尚、上記実施形態では、光線投射器(2
0)は、直接、光線を用紙に当てる直射式を採用した
が、図13,14に示すように昇降板(14)に横向き
に装置された可視光半導体レーザー装置の発光部(7
2)の光線を、反射器(74)(76)を介して、載置
面に対して、垂直に導く反射式の構成としても良い。前
記反射器(74)(76)は、支持具(図示省略)を介
して、昇降板(14)に取り付けられている。
【0034】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成したので、直接
紙面上に作画範囲や、ベースラインなどのイメージが表
示でき、わかりやすく、しかも印字、作画の位置決めを
容易に行なうことができる。また、目盛枠などで紙面を
汚す恐れがなく、更に既存のレタリングマシンに簡単な
光学機器を設けるだけで良いので、製造にコストがかか
らない等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】レタリングマシンの平面図である。
【図2】A−A線断面図である。
【図3】本発明のブロック説明図である。
【図4】本発明の動作を示すフローチャートである。
【図5】軸補正の説明図である。
【図6】軸補正の説明図である。
【図7】軸補正の説明図である。
【図8】軸補正の説明図である。
【図9】本発明のフローチャートである。
【図10】本発明の説明図である。
【図11】本発明の説明図である。
【図12】本発明の説明図である。
【図13】光線投射器の他の実施形態を示す平面図であ
る。
【図14】光線投射器の他の実施形態を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
2 ケーシング 4 レタリングマシン 6 図板 8 記録具支持アーム 10 Xモータ 12 Yモータ 14 昇降板 16 記録具 18 アクチュエータ 19 ベースライン表示キー 20 可視光線投射器 21 2点補正モード切替キー 22 印字作画範囲表示キー 23 作画開始位置表示キー 24 印字作画スタートキー 26 用紙 28 スケール 30 CPU 31 表示装置 32 記憶装置 34 画面 36 キーボード 38 入力装置 40 座標計測カウンタ 42 座標値入力キー 44 方向制御スイッチ 46 文字記号入力キー 48 その他各種キー 50 原点入力キー 52 原点 54 作画エリア 56 原点 58 基準点 60 直線 62 X軸 64 印字作画範囲 66 罫線 68 ベースラインの光像 70 作画開始点 72 発光部 74 反射器 76 反射器 78 位置表示マーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 載置面上に移動可能に載置されるケーシ
    ング(2)と、該ケーシング(2)から突出し、該ケー
    シング(2)に内蔵された駆動装置により駆動される記
    録具支持アーム(8)と、前記記録具支持アーム(8)
    の先端に設けられ前記ケーシング(2)の前方の所定の
    印字作画範囲(64)内に、文字等の印字作画情報を印
    字する記録具(16)と、入力装置(38)から入力さ
    れる文字等の印字作画情報によって、前記駆動装置を制
    御するコントローラとを備え、前記記録具支持アーム
    (8)に保持した記録具(16)を前記載置面に対して
    昇降制御しつつ前記記録具(16)を前記印字作画範囲
    (64)内で移動して、載置面上の用紙に印字作画を行
    なうようにしたレタリングマシンにおいて、前記記録具
    支持アーム(8)に可視光線投射器(20)を取り付
    け、前記記録具支持アーム(8)をX−Y方向に移動制
    御して、前記可視光線投射器(20)の前記載置面上に
    投射される可視光線によって前記印字作画範囲(64)
    の輪郭と、前記記録具(16)による書き出し開始位置
    と、印字作画の基準となるベースラインと、前記記録具
    支持アーム(8)の載置面上のX−Y座標位置を示す位
    置表示マークとを前記ケーシング(2)の前方の載置面
    上に選択的に表示し得るようにするとともに、前記入力
    装置(38)に前記記録具支持アーム(8)を所望のX
    Y軸方向に移動させる方向制御スイッチ(44)と、前
    記位置表示マークの任意のXY座標位置を前記コントロ
    ーラに入力する座標入力キー(42)とを設け、前記位
    置表示マークの指示する載置面上の任意の2点のXY座
    標値に基づいて該2点を通る直線に対する前記レタリン
    グマシンの作画軸の傾きを演算し、この傾きに基づいて
    前記文字等の印字作画情報の作画軸の補正を行ない、軸
    補正後の印字作画情報を印字作画するようにしたことを
    特徴とするレタリングマシン。
  2. 【請求項2】 前記入力装置(38)に原点入力キー
    (50)を設け、該原点入力キー(50)をオンとする
    と、前記可視光線による位置表示マークの載置面上の位
    置が作画開始位置となるようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載のレタリングマシン。
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