JPH1029698A - 飲料ディスペンサ - Google Patents
飲料ディスペンサInfo
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- JPH1029698A JPH1029698A JP18567896A JP18567896A JPH1029698A JP H1029698 A JPH1029698 A JP H1029698A JP 18567896 A JP18567896 A JP 18567896A JP 18567896 A JP18567896 A JP 18567896A JP H1029698 A JPH1029698 A JP H1029698A
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- beverage
- cold
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- refrigerator
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Abstract
(57)【要約】
【課題】濃縮飲料入りＢｉＢの保冷用冷蔵庫を備えた飲
料ディスペンサの冷水回路を改良し、低コスト，小形コ
ンパクト化を図る。 【解決手段】濃縮飲料入りＢｉＢ６を冷蔵庫２にセット
して保冷し、飲料販売時にＢｉＢから抽出した濃縮飲料
に希釈冷水を加えてカップ２０に供給する飲料ディスペ
ンサにおいて、冷蔵庫に装備した水冷式冷却コイル１
６，水冷却器２１，水ポンプ１１の間を連ねた冷水循環
回路２２と、該冷水循環回路における水ポンプの入口側
から分岐して水道に接続する給水回路２３と、水冷却器
の出口側から引出した希釈冷水供給回路２４とで冷水回
路を構成し、販売待機時には水道水の給水を停止したま
ま水冷却器で冷却した冷水を冷却コイルに循環送水して
ＢｉＢを保冷し、飲料販売時には冷却コイルへの冷水の
循環送水を停止した上で、水道水を補給しつつ希釈冷水
供給回路を通じて飲料の希釈冷水を供給する。
料ディスペンサの冷水回路を改良し、低コスト，小形コ
ンパクト化を図る。 【解決手段】濃縮飲料入りＢｉＢ６を冷蔵庫２にセット
して保冷し、飲料販売時にＢｉＢから抽出した濃縮飲料
に希釈冷水を加えてカップ２０に供給する飲料ディスペ
ンサにおいて、冷蔵庫に装備した水冷式冷却コイル１
６，水冷却器２１，水ポンプ１１の間を連ねた冷水循環
回路２２と、該冷水循環回路における水ポンプの入口側
から分岐して水道に接続する給水回路２３と、水冷却器
の出口側から引出した希釈冷水供給回路２４とで冷水回
路を構成し、販売待機時には水道水の給水を停止したま
ま水冷却器で冷却した冷水を冷却コイルに循環送水して
ＢｉＢを保冷し、飲料販売時には冷却コイルへの冷水の
循環送水を停止した上で、水道水を補給しつつ希釈冷水
供給回路を通じて飲料の希釈冷水を供給する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、濃縮飲料入りのＢ
ｉＢ（Bag in Box: 箱収納バッグ）をディスペンサの冷
蔵庫内にセットして保冷し、飲料販売時にＢｉＢから抽
出した濃縮飲料に希釈冷水を加えてカップに供給する飲
料ディスペンサ、詳しくは飲料ディスペンサの冷水回路
に関する。
ｉＢ（Bag in Box: 箱収納バッグ）をディスペンサの冷
蔵庫内にセットして保冷し、飲料販売時にＢｉＢから抽
出した濃縮飲料に希釈冷水を加えてカップに供給する飲
料ディスペンサ、詳しくは飲料ディスペンサの冷水回路
に関する。
【０００２】
【従来の技術】レストラン，ファスト・フード店などに
設置してシロップなどのコールド飲料販売に用いる飲料
ディスペンサとして、頭記の濃縮飲料入りＢｉＢを採用
した構成のものが広く普及している。その構成が特開平
６−２１１２９９号公報などに開示されて公知である。
設置してシロップなどのコールド飲料販売に用いる飲料
ディスペンサとして、頭記の濃縮飲料入りＢｉＢを採用
した構成のものが広く普及している。その構成が特開平
６−２１１２９９号公報などに開示されて公知である。
【０００３】図３はかかる飲料ディスペンサの従来構成
図である。図において、１は飲料ディスペンサの本体キ
ャビネット、２はキャビネット１に画成した冷蔵庫、３
は冷凍機４を冷熱源とする冷却水槽、５はベンドステー
ジである。ここで、冷蔵庫２には前記したＢｉＢ６が収
容セットされており、ＢｉＢ６から引出した吐出チュー
ブがチューブポンプ７を介してベンドステージ５の上方
に配置した飲料ミキシング装置８の中に開口している。
また、冷却水槽３には冷水攪拌用の電動式アジテータ
９，および冷却コイル１０が配備されており、該冷却コ
イル１０はその入口側が水ポンプ１１，給水弁１２を介
して水道１３に接続され、出口側が流量調整器１４，冷
水弁１５を介して前記の飲料ミキシング装置８に開口し
ている。さらに、冷蔵庫２には水冷式冷却コイル１６，
庫内ファン１７の組合せからなる冷却ユニット１８を装
備しており、ここで冷却コイル１６には前記アジテータ
９のモータで駆動される水ポンプ１９を介して冷却水槽
３内の冷水を循環送水し、冷蔵庫内にセットしたＢｉＢ
６を保冷するようにしている。
図である。図において、１は飲料ディスペンサの本体キ
ャビネット、２はキャビネット１に画成した冷蔵庫、３
は冷凍機４を冷熱源とする冷却水槽、５はベンドステー
ジである。ここで、冷蔵庫２には前記したＢｉＢ６が収
容セットされており、ＢｉＢ６から引出した吐出チュー
ブがチューブポンプ７を介してベンドステージ５の上方
に配置した飲料ミキシング装置８の中に開口している。
また、冷却水槽３には冷水攪拌用の電動式アジテータ
９，および冷却コイル１０が配備されており、該冷却コ
イル１０はその入口側が水ポンプ１１，給水弁１２を介
して水道１３に接続され、出口側が流量調整器１４，冷
水弁１５を介して前記の飲料ミキシング装置８に開口し
ている。さらに、冷蔵庫２には水冷式冷却コイル１６，
庫内ファン１７の組合せからなる冷却ユニット１８を装
備しており、ここで冷却コイル１６には前記アジテータ
９のモータで駆動される水ポンプ１９を介して冷却水槽
３内の冷水を循環送水し、冷蔵庫内にセットしたＢｉＢ
６を保冷するようにしている。
【０００４】かかる構成で、販売待機中には冷凍機４に
より低温に冷却した冷却水槽３の貯留冷水を水ポンプ１
９を通じて冷蔵庫２の冷却コイル１６に循環送水しつ
つ、庫内ファン１７により冷気を庫内に循環送風してＢ
ｉＢ６に収容した濃縮飲料を保冷している。一方、ベン
ドステージ５にカップ２０をセットし、飲料供給ボタン
（図示せず）を押して販売指令を与えると、チューブポ
ンプ７が始動してＢｉＢ６から定量の濃縮飲料を抽出す
るとともに、同時に水ポンプ１１を始動し、かつ冷水弁
１５を開弁して定量の希釈冷水を吐出し、飲料ミキシン
グ装置８で濃縮飲料と希釈冷水とを攪拌して調製したコ
ールド飲料をカップ２０に供給する。
より低温に冷却した冷却水槽３の貯留冷水を水ポンプ１
９を通じて冷蔵庫２の冷却コイル１６に循環送水しつ
つ、庫内ファン１７により冷気を庫内に循環送風してＢ
ｉＢ６に収容した濃縮飲料を保冷している。一方、ベン
ドステージ５にカップ２０をセットし、飲料供給ボタン
（図示せず）を押して販売指令を与えると、チューブポ
ンプ７が始動してＢｉＢ６から定量の濃縮飲料を抽出す
るとともに、同時に水ポンプ１１を始動し、かつ冷水弁
１５を開弁して定量の希釈冷水を吐出し、飲料ミキシン
グ装置８で濃縮飲料と希釈冷水とを攪拌して調製したコ
ールド飲料をカップ２０に供給する。
【０００５】なお、希釈冷水と同時に別な炭酸水回路を
通じてカーボネータで製造した炭酸水を供給して炭酸飲
料に仕上げるものもある。
通じてカーボネータで製造した炭酸水を供給して炭酸飲
料に仕上げるものもある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来構成の飲料ディスペンサでは、機内に冷却水槽を装備
するとともに、この冷却水槽を経由して飲料用の希釈冷
水回路と冷蔵庫用の冷水回路とが送水ポンプを含めて２
系統の別々な回路で構成されている。このために冷水回
路が複雑となって製作費がコスト高となるほか、冷却水
槽が大きなスペースを占有するためにディスペンサが大
形化する。
来構成の飲料ディスペンサでは、機内に冷却水槽を装備
するとともに、この冷却水槽を経由して飲料用の希釈冷
水回路と冷蔵庫用の冷水回路とが送水ポンプを含めて２
系統の別々な回路で構成されている。このために冷水回
路が複雑となって製作費がコスト高となるほか、冷却水
槽が大きなスペースを占有するためにディスペンサが大
形化する。
【０００７】一方、この種の飲料ディスペンサは卓上形
として店内の厨房などでテーブル上に据付けて使用する
ことから、できるだけ場所を取らないように小形でコン
パクトな構成であることが望まれている。本発明は上記
の点にかんがみなされたものであり、その目的は冷水回
路を改良し、低コストで小形，コンパクト化が図れるよ
う構成した飲料ディスペンサを提供することにある。
として店内の厨房などでテーブル上に据付けて使用する
ことから、できるだけ場所を取らないように小形でコン
パクトな構成であることが望まれている。本発明は上記
の点にかんがみなされたものであり、その目的は冷水回
路を改良し、低コストで小形，コンパクト化が図れるよ
う構成した飲料ディスペンサを提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、濃縮飲料入りのＢｉＢ（Bag inBo
x: 箱収納バッグ）をディスペンサの冷蔵庫内にセット
して保冷し、飲料販売時にＢｉＢから抽出した濃縮飲料
に希釈冷水を加えてカップに供給する飲料ディスペンサ
において、前記冷蔵庫に装備した水冷式冷却コイルと庫
外に配置した水冷却器と水ポンプの間を連ねて冷水循環
回路を設けるとともに、該冷水循環回路における水ポン
プの入口側から分岐して水道に接続する給水回路，およ
び水冷却器の出口側から分岐する希釈冷水供給回路を引
出して冷水回路を構成し、販売待機時には水道水の給水
を停止したまま冷却コイルに冷水を循環送水して冷蔵庫
内にセットしたＢｉＢを保冷し、飲料販売時には冷却コ
イルへの冷水の循環送水を停止した上で、水道水を補給
しつつ希釈冷水供給回路を通じて飲料の希釈冷水を供給
するように構成するものとする。
に、本発明によれば、濃縮飲料入りのＢｉＢ（Bag inBo
x: 箱収納バッグ）をディスペンサの冷蔵庫内にセット
して保冷し、飲料販売時にＢｉＢから抽出した濃縮飲料
に希釈冷水を加えてカップに供給する飲料ディスペンサ
において、前記冷蔵庫に装備した水冷式冷却コイルと庫
外に配置した水冷却器と水ポンプの間を連ねて冷水循環
回路を設けるとともに、該冷水循環回路における水ポン
プの入口側から分岐して水道に接続する給水回路，およ
び水冷却器の出口側から分岐する希釈冷水供給回路を引
出して冷水回路を構成し、販売待機時には水道水の給水
を停止したまま冷却コイルに冷水を循環送水して冷蔵庫
内にセットしたＢｉＢを保冷し、飲料販売時には冷却コ
イルへの冷水の循環送水を停止した上で、水道水を補給
しつつ希釈冷水供給回路を通じて飲料の希釈冷水を供給
するように構成するものとする。
【０００９】上記の構成によれば、冷水循環回路を共用
して販売待機時には水冷却器より冷蔵庫に装備した冷却
コイルを経由する冷水の循環送水により冷蔵庫の保冷と
飲料希釈水の冷却とを並行して行い、飲料販売時には希
釈冷水供給回路を通じて飲料用の希釈冷水を供給するこ
とができる。したがって、飲料用の希釈冷水回路と冷蔵
庫用の冷水回路とを別々な２系統の回路で構成した従来
の冷水回路と比べて回路構成が簡略化され、かつ使用す
る水ポンプも１台で済む。
して販売待機時には水冷却器より冷蔵庫に装備した冷却
コイルを経由する冷水の循環送水により冷蔵庫の保冷と
飲料希釈水の冷却とを並行して行い、飲料販売時には希
釈冷水供給回路を通じて飲料用の希釈冷水を供給するこ
とができる。したがって、飲料用の希釈冷水回路と冷蔵
庫用の冷水回路とを別々な２系統の回路で構成した従来
の冷水回路と比べて回路構成が簡略化され、かつ使用す
る水ポンプも１台で済む。
【００１０】また、本発明によれば、前記の飲料ディス
ペンサは、次記のような具体的態様で構成するものとす
る。 １）冷水循環回路の冷却コイル出口側に循環回路弁と逆
止弁、水道水の給水回路に給水弁、希釈冷水供給回路に
冷水弁をそれぞれ接続し、各弁の開閉制御により販売待
機時における冷水の循環送水，および飲料販売時におけ
る希釈冷水の供給に対応させる。
ペンサは、次記のような具体的態様で構成するものとす
る。 １）冷水循環回路の冷却コイル出口側に循環回路弁と逆
止弁、水道水の給水回路に給水弁、希釈冷水供給回路に
冷水弁をそれぞれ接続し、各弁の開閉制御により販売待
機時における冷水の循環送水，および飲料販売時におけ
る希釈冷水の供給に対応させる。
【００１１】２）冷蔵庫内に温度センサを備え、販売待
機時には前記温度センサの検出温度信号を基に、庫内温
度があらかじめ設定した下限値まで低下すると水ポンプ
を停止し、上限値に上昇すると水ポンプを運転するよう
に制御して冷蔵庫の庫内温度を所定温度に維持させる。 ３）水冷却器を冷凍機，もしくは氷を冷熱源とするコー
ルドプレートで構成し、大きなスペースを占有する冷却
水槽を省略して小形，コンパクト化を図る。
機時には前記温度センサの検出温度信号を基に、庫内温
度があらかじめ設定した下限値まで低下すると水ポンプ
を停止し、上限値に上昇すると水ポンプを運転するよう
に制御して冷蔵庫の庫内温度を所定温度に維持させる。 ３）水冷却器を冷凍機，もしくは氷を冷熱源とするコー
ルドプレートで構成し、大きなスペースを占有する冷却
水槽を省略して小形，コンパクト化を図る。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。なお、実施例の図中で図３に対応する
同一部材には同じ符号が付してある。 〔実施例１〕図１(a) において、飲料ディスペンサには
次記のような冷水回路が組み込まれている。すなわち、
ＢｉＢ６をセットする冷蔵庫２に装備した水冷式冷却コ
イル１６，水冷却器２１，水ポンプ１１の間を図示のよ
うに直列に結んで配管した冷水循環回路２２と、水ポン
プ１１の入口側（上流側）のＡ地点から分岐して水道１
３に接続する給水回路２３と、水冷却器２１と冷却コイ
ル１６との間のＢ地点から分岐して飲料ミキシング装置
８との間に配管した飲料用の希釈冷水供給回路２４とで
冷水回路を構成している。
づいて説明する。なお、実施例の図中で図３に対応する
同一部材には同じ符号が付してある。 〔実施例１〕図１(a) において、飲料ディスペンサには
次記のような冷水回路が組み込まれている。すなわち、
ＢｉＢ６をセットする冷蔵庫２に装備した水冷式冷却コ
イル１６，水冷却器２１，水ポンプ１１の間を図示のよ
うに直列に結んで配管した冷水循環回路２２と、水ポン
プ１１の入口側（上流側）のＡ地点から分岐して水道１
３に接続する給水回路２３と、水冷却器２１と冷却コイ
ル１６との間のＢ地点から分岐して飲料ミキシング装置
８との間に配管した飲料用の希釈冷水供給回路２４とで
冷水回路を構成している。
【００１３】ここで、冷水循環回路２２には、前記Ａ地
点の上流側に循環回路弁（電磁弁）２５，および逆止弁
２６が接続されている。また、給水回路２３には給水弁
１２と逆止弁２７が、さらに希釈冷水供給回路２４には
冷水弁１５がそれぞれ接続されている。さらに、冷蔵庫
２には庫内温度センサ２８を備えており、該温度センサ
２８の検出信号を基に、図示されてない運転制御部によ
り冷凍機４，水ポンプ１１を運転，停止制御して冷蔵庫
２の庫内温度を所定値に維持するようにしている。
点の上流側に循環回路弁（電磁弁）２５，および逆止弁
２６が接続されている。また、給水回路２３には給水弁
１２と逆止弁２７が、さらに希釈冷水供給回路２４には
冷水弁１５がそれぞれ接続されている。さらに、冷蔵庫
２には庫内温度センサ２８を備えており、該温度センサ
２８の検出信号を基に、図示されてない運転制御部によ
り冷凍機４，水ポンプ１１を運転，停止制御して冷蔵庫
２の庫内温度を所定値に維持するようにしている。
【００１４】次に、前記構成になる冷水回路の運転動作
を図１(b) のタイムチャートにより説明する。まず、販
売指令の入らない待機状態では、給水弁１２，冷水弁１
５を閉じ、循環回路弁２５を開いた状態で冷凍機４，水
ポンプ１１，冷蔵庫２の庫内ファン１７を運転し、水冷
却器２１で低温に冷却した冷水を冷却コイル１６を経て
冷水循環回路２２に循環送水する。これにより、冷蔵庫
２では冷却コイル１６と熱交換した庫内冷気でＢｉＢ６
を保冷する。また、冷蔵庫２の庫内温度は温度センサ２
８で検出され、庫内温度があらかじめ設定した下限温度
ＴL まで低下すると、冷凍機４，および水ポンプ１１の
運転を停止して冷水の循環送水を中断する。また、庫内
温度が上限温度ＴH まで上昇すると再び冷凍機４，水ポ
ンプ１１を始動して冷水の循環送水を開始するような制
御動作を繰り返し、冷蔵庫２の庫内温度を所定温度に維
持するようサーモサイクル制御を行っている。
を図１(b) のタイムチャートにより説明する。まず、販
売指令の入らない待機状態では、給水弁１２，冷水弁１
５を閉じ、循環回路弁２５を開いた状態で冷凍機４，水
ポンプ１１，冷蔵庫２の庫内ファン１７を運転し、水冷
却器２１で低温に冷却した冷水を冷却コイル１６を経て
冷水循環回路２２に循環送水する。これにより、冷蔵庫
２では冷却コイル１６と熱交換した庫内冷気でＢｉＢ６
を保冷する。また、冷蔵庫２の庫内温度は温度センサ２
８で検出され、庫内温度があらかじめ設定した下限温度
ＴL まで低下すると、冷凍機４，および水ポンプ１１の
運転を停止して冷水の循環送水を中断する。また、庫内
温度が上限温度ＴH まで上昇すると再び冷凍機４，水ポ
ンプ１１を始動して冷水の循環送水を開始するような制
御動作を繰り返し、冷蔵庫２の庫内温度を所定温度に維
持するようサーモサイクル制御を行っている。
【００１５】一方、飲料の販売信号が入ると、温度セン
サによるサーモサイクル制御に関係なく、給水弁１２，
冷水弁１５を開き、今まで開いていた循環回路弁２５を
閉じる。これにより、ＢｉＢ６からの濃縮飲料の抽出動
作と並行して希釈冷水供給回路２４を通じて低温の希釈
冷水が飲料ミキシング装置８に吐出し供給されるととも
に、それに見合った水量が水道１３より給水回路２３を
通じて補給され、新たに補給した水道水は水冷却器２１
を通流する過程で低温に冷却される。なお、飲料販売動
作が済むと各種弁を切換えて先記した待機状態に戻り、
冷蔵庫２の保冷運転モードに復帰する。
サによるサーモサイクル制御に関係なく、給水弁１２，
冷水弁１５を開き、今まで開いていた循環回路弁２５を
閉じる。これにより、ＢｉＢ６からの濃縮飲料の抽出動
作と並行して希釈冷水供給回路２４を通じて低温の希釈
冷水が飲料ミキシング装置８に吐出し供給されるととも
に、それに見合った水量が水道１３より給水回路２３を
通じて補給され、新たに補給した水道水は水冷却器２１
を通流する過程で低温に冷却される。なお、飲料販売動
作が済むと各種弁を切換えて先記した待機状態に戻り、
冷蔵庫２の保冷運転モードに復帰する。
【００１６】〔実施例２〕図２は本発明の異なる実施例
を示すものである。この実施例の冷水回路は基本的に先
記実施例１と同様であるが、水冷却器の冷熱源として冷
凍機を使用する代わりに、通称「アイスビン」と呼ばれ
る氷貯蔵庫２９の庫内に設置したコールドプレート（伝
熱性の高い金属プレートに通水路を付設したもの）を水
冷却器２１として採用しており、ここに店内厨房の製氷
機で製氷した氷（キューブアイス）３０を入れてコール
ドプレートに通流する水を冷却する。
を示すものである。この実施例の冷水回路は基本的に先
記実施例１と同様であるが、水冷却器の冷熱源として冷
凍機を使用する代わりに、通称「アイスビン」と呼ばれ
る氷貯蔵庫２９の庫内に設置したコールドプレート（伝
熱性の高い金属プレートに通水路を付設したもの）を水
冷却器２１として採用しており、ここに店内厨房の製氷
機で製氷した氷（キューブアイス）３０を入れてコール
ドプレートに通流する水を冷却する。
【００１７】さらに、前記の水冷却器２１に対し、冷水
循環回路２２に２系統の飲料ディスペンサを接続してシ
ステム化している。すなわち、前記の水冷却器（コール
ドプレート）２１，水ポンプ１１を含む冷水循環回路２
２には、冷水分配器３１を介して２系統の水冷式冷却コ
イル１６が並列に接続されており、各冷却コイル１６で
別々な冷蔵庫２にセットしたＢｉＢ６を保冷するように
している。なお、冷水循環回路２２，給水回路２３，希
釈冷水供給回路２４、および給水弁１２，冷水弁１５，
冷水循環回路弁２５の配置、並びに販売待機，飲料販売
時の運転動作については実施例１と冷水回路と同様であ
る。
循環回路２２に２系統の飲料ディスペンサを接続してシ
ステム化している。すなわち、前記の水冷却器（コール
ドプレート）２１，水ポンプ１１を含む冷水循環回路２
２には、冷水分配器３１を介して２系統の水冷式冷却コ
イル１６が並列に接続されており、各冷却コイル１６で
別々な冷蔵庫２にセットしたＢｉＢ６を保冷するように
している。なお、冷水循環回路２２，給水回路２３，希
釈冷水供給回路２４、および給水弁１２，冷水弁１５，
冷水循環回路弁２５の配置、並びに販売待機，飲料販売
時の運転動作については実施例１と冷水回路と同様であ
る。
【００１８】この実施例では、図３の従来構成における
冷凍機，冷却水槽の代わりに、水冷却器としてアイスビ
ンと組合せたコールドプレートを採用し、該コールドプ
レートを飲料ディスペンサ本体から切り離して別な場所
に設置した上で、複数台の飲料ディスペンサに組み込ん
だ冷蔵庫用の冷却コイルを並列接続したことにより、個
々の飲料ディスペンサを小形，軽量化できるとともに、
店内に複数台の飲料ディスペンサを据付けて使用する場
合のシステム化が可能となる。
冷凍機，冷却水槽の代わりに、水冷却器としてアイスビ
ンと組合せたコールドプレートを採用し、該コールドプ
レートを飲料ディスペンサ本体から切り離して別な場所
に設置した上で、複数台の飲料ディスペンサに組み込ん
だ冷蔵庫用の冷却コイルを並列接続したことにより、個
々の飲料ディスペンサを小形，軽量化できるとともに、
店内に複数台の飲料ディスペンサを据付けて使用する場
合のシステム化が可能となる。
【００１９】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の構成によれ
ば、冷水循環回路を共通回路として希釈冷水の冷却と冷
蔵庫内にセットしたＢｉＢの保冷とを並行して行うこと
ができ。したがって、飲料希釈冷水の冷却回路と冷蔵庫
の冷却回路を分離して冷水回路を構成した従来の飲料デ
ィスペンサと比べて冷水回路が簡略化され、かつ冷水回
路に組み込む水ポンプも１台で済む。
ば、冷水循環回路を共通回路として希釈冷水の冷却と冷
蔵庫内にセットしたＢｉＢの保冷とを並行して行うこと
ができ。したがって、飲料希釈冷水の冷却回路と冷蔵庫
の冷却回路を分離して冷水回路を構成した従来の飲料デ
ィスペンサと比べて冷水回路が簡略化され、かつ冷水回
路に組み込む水ポンプも１台で済む。
【００２０】また、請求項２の構成により、冷水回路に
接続した各種弁を開閉することで、冷水回路を冷蔵庫の
保冷モード，飲料販売モードへ簡単に切換えることがで
きる。さらに、請求項３によれば、温度センサの検出信
号を基に冷蔵庫の庫内温度を所定温度に維持できる。加
えて、請求項４によれば、水冷却器として氷を冷熱源と
するコールドプレートを採用することで、冷凍機，およ
び大きなスペースを占有する冷却水槽を省略することか
できるなど、ＢｉＢを使用する飲料ディスペンサの低コ
スト化、小形，コンパクト化が図れる。
接続した各種弁を開閉することで、冷水回路を冷蔵庫の
保冷モード，飲料販売モードへ簡単に切換えることがで
きる。さらに、請求項３によれば、温度センサの検出信
号を基に冷蔵庫の庫内温度を所定温度に維持できる。加
えて、請求項４によれば、水冷却器として氷を冷熱源と
するコールドプレートを採用することで、冷凍機，およ
び大きなスペースを占有する冷却水槽を省略することか
できるなど、ＢｉＢを使用する飲料ディスペンサの低コ
スト化、小形，コンパクト化が図れる。
【図１】本発明の実施例１に対応する飲料ディスペンサ
を示し、(a) は冷水回路の構成図、(b) は冷水回路の動
作を表すタイムチャート
を示し、(a) は冷水回路の構成図、(b) は冷水回路の動
作を表すタイムチャート
【図２】本発明の実施例２に対応する飲料ディスペンサ
の冷水回路の構成図
の冷水回路の構成図
【図３】従来における飲料ディスペンサの構成図
１ 飲料ディスペンサの本体キャビネット ２ 冷蔵庫 ４ 冷凍機 ５ ベンドステージ ６ ＢｉＢ １１ 水ポンプ １２ 給水回路 １３ 水道 １５ 冷水弁 １６ 水冷式冷却コイル １７ 庫内ファン ２０ カップ ２１ 水冷却器 ２２ 冷水循環回路 ２３ 給水回路 ２４ 希釈水供給回路 ２５ 循環回路弁 ２６ 逆止弁 ２８ 温度センサ ２９ アイスビン ３０ 氷（キューブアイス）
Claims (4)
- 【請求項１】濃縮飲料入りのＢｉＢ（Bag in Box: 箱収
納バッグ）をディスペンサの冷蔵庫内にセットして保冷
し、飲料販売時にＢｉＢから抽出した濃縮飲料に希釈冷
水を加えてカップに供給する飲料ディスペンサにおい
て、前記冷蔵庫に装備した水冷式冷却コイルと庫外に配
置した水冷却器と水ポンプの間を連ねて冷水循環回路を
設けるとともに、該冷水循環回路における水ポンプの入
口側から分岐して水道に接続する給水回路，および水冷
却器の出口側から分岐する希釈冷水供給回路を引出して
冷水回路を構成し、販売待機時には水道水の給水を停止
したまま冷却コイルに冷水を循環送水して冷蔵庫内にセ
ットしたＢｉＢを保冷し、飲料販売時には冷却コイルへ
の冷水の循環送水を停止した上で、水道水を補給しつつ
希釈冷水供給回路を通じて飲料の希釈冷水を供給するよ
うにしたことを特徴とする飲料ディスペンサ。 - 【請求項２】請求項１記載の飲料ディスペンサにおい
て、冷水循環回路に循環回路弁と逆止弁、水道水の給水
回路に給水弁、希釈冷水供給回路に冷水弁をそれぞれ接
続したことを特徴とする飲料ディスペンサ。 - 【請求項３】請求項１記載の飲料ディスペンサにおい
て、冷蔵庫内に温度センサを備え、販売待機時には前記
温度センサの検出温度信号を基に、水ポンプを運転，停
止制御することを特徴とする飲料ディスペンサ。 - 【請求項４】請求項１記載の飲料ディスペンサにおい
て、水冷却器が氷を冷熱源とするコールドプレートであ
ることを特徴とする飲料ディスペンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18567896A JPH1029698A (ja) | 1996-07-16 | 1996-07-16 | 飲料ディスペンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18567896A JPH1029698A (ja) | 1996-07-16 | 1996-07-16 | 飲料ディスペンサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1029698A true JPH1029698A (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=16174959
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18567896A Pending JPH1029698A (ja) | 1996-07-16 | 1996-07-16 | 飲料ディスペンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1029698A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6394312B1 (en) | 1999-05-27 | 2002-05-28 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Beverage feeding apparatus |
| JP2012136260A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-19 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 飲料供給装置 |
| JP2012218773A (ja) * | 2011-04-08 | 2012-11-12 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 飲料ディスペンサ |
| JP2014058324A (ja) * | 2012-09-14 | 2014-04-03 | Fuji Electric Co Ltd | 飲料供給装置 |
-
1996
- 1996-07-16 JP JP18567896A patent/JPH1029698A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6394312B1 (en) | 1999-05-27 | 2002-05-28 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Beverage feeding apparatus |
| JP2012136260A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-19 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 飲料供給装置 |
| JP2012218773A (ja) * | 2011-04-08 | 2012-11-12 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 飲料ディスペンサ |
| JP2014058324A (ja) * | 2012-09-14 | 2014-04-03 | Fuji Electric Co Ltd | 飲料供給装置 |
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