JPH10101197A - 冷酒用ディスペンサ - Google Patents
冷酒用ディスペンサInfo
- Publication number
- JPH10101197A JPH10101197A JP27293696A JP27293696A JPH10101197A JP H10101197 A JPH10101197 A JP H10101197A JP 27293696 A JP27293696 A JP 27293696A JP 27293696 A JP27293696 A JP 27293696A JP H10101197 A JPH10101197 A JP H10101197A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- sake
- liquor
- spiral coil
- coolant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Devices For Dispensing Beverages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 冷酒を瞬時に提供することができ、かつコン
パクトで安価なディスペンサを得る。 【解決手段】 氷３と水４とを混合した冷媒２を内蔵す
る冷却容器１内にスパイラルコイル管５を挿入し、冷却
容器１に冷却容器１内の水を循環させる水循環ポンプ１
２を接続し、スパイラルコイル管５に酒貯蔵器８、酒供
給用ポンプ７及び注出管１０を接続する。
パクトで安価なディスペンサを得る。 【解決手段】 氷３と水４とを混合した冷媒２を内蔵す
る冷却容器１内にスパイラルコイル管５を挿入し、冷却
容器１に冷却容器１内の水を循環させる水循環ポンプ１
２を接続し、スパイラルコイル管５に酒貯蔵器８、酒供
給用ポンプ７及び注出管１０を接続する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、客の要求によりそ
の都度酒を冷却して提供することのできる冷酒用ディス
ペンサに関する。
の都度酒を冷却して提供することのできる冷酒用ディス
ペンサに関する。
【０００２】
【従来の技術】料飲店における冷酒の販売は、通常、シ
ョーケース等で冷却した酒瓶を直接客に出す方式であ
り、料飲店、酒造メーカ共に利幅を大きくとることがで
きない。そのため、生ビールのように中身飲料のみを販
売するディスペンサが望まれている。現在酒を貯蔵する
容器としてＢＩＢ（バックインボックス）ごと冷却する
ディスペンサは存在するが、冷蔵庫式であるため冷却に
時間がかかり、また冷凍庫を搭載しているため大型かつ
高価であり、小規模の料飲店やスペースに余裕の少ない
場所で使用するのに適していない。そのためコンパクト
で安価な瞬間冷却式のディスペンサが望まれている。
ョーケース等で冷却した酒瓶を直接客に出す方式であ
り、料飲店、酒造メーカ共に利幅を大きくとることがで
きない。そのため、生ビールのように中身飲料のみを販
売するディスペンサが望まれている。現在酒を貯蔵する
容器としてＢＩＢ（バックインボックス）ごと冷却する
ディスペンサは存在するが、冷蔵庫式であるため冷却に
時間がかかり、また冷凍庫を搭載しているため大型かつ
高価であり、小規模の料飲店やスペースに余裕の少ない
場所で使用するのに適していない。そのためコンパクト
で安価な瞬間冷却式のディスペンサが望まれている。
【０００３】表面に冷却ひれを有する金属製の部材の内
部に液体を通し得る溝を設けたいわゆるコールドプレー
トを用い、その溝に酒を通し冷却ひれに氷を接触させる
方式を使用することによって、小型化は達成されるが、
価格が高くなるという欠点がある。
部に液体を通し得る溝を設けたいわゆるコールドプレー
トを用い、その溝に酒を通し冷却ひれに氷を接触させる
方式を使用することによって、小型化は達成されるが、
価格が高くなるという欠点がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冷酒
を瞬時に提供することができ、しかもコンパクトで安価
な冷酒用ディスペンサを提供することにある。
を瞬時に提供することができ、しかもコンパクトで安価
な冷酒用ディスペンサを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述の課題を達成するた
め、本発明においては、氷と水とを混合した冷媒を内蔵
する冷却容器内にスパイラルコイル管を挿入し、冷却容
器に冷却容器内の水を循環させる水循環用ポンプを接続
し、スパイラルコイル管に酒貯蔵器、酒供給用ポンプ及
び注出管を接続するものである。
め、本発明においては、氷と水とを混合した冷媒を内蔵
する冷却容器内にスパイラルコイル管を挿入し、冷却容
器に冷却容器内の水を循環させる水循環用ポンプを接続
し、スパイラルコイル管に酒貯蔵器、酒供給用ポンプ及
び注出管を接続するものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】氷と水とを混合した冷媒を冷却容
器に充填し、この冷媒中にスパイラルコイル管を浸漬
し、このスパイラルコイル管の一端を酒供給用ポンプを
介して酒貯蔵器に接続し、他端を注出管に接続し、酒の
販売要求があったときには酒供給ポンプを駆動すること
によって酒貯蔵器から酒がスパイラルコイル管に供給さ
れ、冷媒によって冷却され、注出管を介して外部に供給
される。一方冷媒の水は水循環用ポンプにより循環せし
められ、冷媒中に温度勾配が生じないようにされる。
器に充填し、この冷媒中にスパイラルコイル管を浸漬
し、このスパイラルコイル管の一端を酒供給用ポンプを
介して酒貯蔵器に接続し、他端を注出管に接続し、酒の
販売要求があったときには酒供給ポンプを駆動すること
によって酒貯蔵器から酒がスパイラルコイル管に供給さ
れ、冷媒によって冷却され、注出管を介して外部に供給
される。一方冷媒の水は水循環用ポンプにより循環せし
められ、冷媒中に温度勾配が生じないようにされる。
【０００７】注出管の注出口付近に温度センサを設け、
注出口より供給される酒の温度を検出し、温度が所定温
度よりずれたときには酒供給用ポンプにより流量を調節
して温度を調整することができる。
注出口より供給される酒の温度を検出し、温度が所定温
度よりずれたときには酒供給用ポンプにより流量を調節
して温度を調整することができる。
【０００８】冷却容器に温度センサを設け、冷媒の水の
温度を検出し、水温が高いときには酒の販売を一時停止
したり、冷媒中に混合する氷の量を調整することができ
る。
温度を検出し、水温が高いときには酒の販売を一時停止
したり、冷媒中に混合する氷の量を調整することができ
る。
【０００９】冷却容器に冷媒中の水の有無を検出するセ
ンサを設け、冷媒中に水が無くなることによるスパイラ
コイル管と冷媒との接触面積の低下及び水循環ポンプの
空運転を防止することができる。
ンサを設け、冷媒中に水が無くなることによるスパイラ
コイル管と冷媒との接触面積の低下及び水循環ポンプの
空運転を防止することができる。
【００１０】
【実施例】次ぎに本発明の実施例を図面について説明す
る。
る。
【００１１】図において、１は冷却容器で断熱材で形成
され、内部に冷媒２が充填されている。冷媒２は氷３と
水４とを混合したものから成っている。冷媒２中にはス
パイラルコイル管５が挿入され、スパイラルコイル管５
の一端６は酒供給ポンプ７を介して酒貯蔵器８に接続さ
れている。酒貯蔵器８は常温で貯蔵される例えば従来の
ＢＩＢ式に形成することができる。スパイラコイル管５
の他端９は注出管１０に接続され、その先端は注出口１
１を形成している。冷却容器１にはその離れた２点間
（図の例では冷却容器１の側壁と底部間）に水循環ポン
プ１２が接続され、冷却容器内の水を循環させることに
より水に温度勾配が生ずるのを防止している。１３は水
温センサで冷却容器１内の水の温度を検出する。１４は
水センサで冷却容器１内の水の有無を検出する。１５は
注出口１１の近傍に設けられた温度センサで、注出管１
０内を流れる酒の温度を検出する。１６は冷却容器１に
設けられた排水コックで、冷却容器１内の水を適宜排水
できるようになっている。
され、内部に冷媒２が充填されている。冷媒２は氷３と
水４とを混合したものから成っている。冷媒２中にはス
パイラルコイル管５が挿入され、スパイラルコイル管５
の一端６は酒供給ポンプ７を介して酒貯蔵器８に接続さ
れている。酒貯蔵器８は常温で貯蔵される例えば従来の
ＢＩＢ式に形成することができる。スパイラコイル管５
の他端９は注出管１０に接続され、その先端は注出口１
１を形成している。冷却容器１にはその離れた２点間
（図の例では冷却容器１の側壁と底部間）に水循環ポン
プ１２が接続され、冷却容器内の水を循環させることに
より水に温度勾配が生ずるのを防止している。１３は水
温センサで冷却容器１内の水の温度を検出する。１４は
水センサで冷却容器１内の水の有無を検出する。１５は
注出口１１の近傍に設けられた温度センサで、注出管１
０内を流れる酒の温度を検出する。１６は冷却容器１に
設けられた排水コックで、冷却容器１内の水を適宜排水
できるようになっている。
【００１２】注出口１１には供給用ノズル１７が接続さ
れ、このノズルは前後に傾動させることができ、この傾
動と連動して酒供給用ポンプ７がオンオフして酒の供
給、供給停止が行われる。１８は酒受け台で、その上に
酒受け容器、例えば徳利１９を置くようになっている。
なお、ノズル１７の先端にセンサを設け、徳利１９に酒
が充填されたことを検出して自動的に酒供給用ポンプ７
の駆動を停止させるようにすることもできる。酒受け台
１８は上下に可動にすることによって徳利１９の背の高
さによってノズル１７の先端が丁度徳利１９の上端に来
るようにすることができる。
れ、このノズルは前後に傾動させることができ、この傾
動と連動して酒供給用ポンプ７がオンオフして酒の供
給、供給停止が行われる。１８は酒受け台で、その上に
酒受け容器、例えば徳利１９を置くようになっている。
なお、ノズル１７の先端にセンサを設け、徳利１９に酒
が充填されたことを検出して自動的に酒供給用ポンプ７
の駆動を停止させるようにすることもできる。酒受け台
１８は上下に可動にすることによって徳利１９の背の高
さによってノズル１７の先端が丁度徳利１９の上端に来
るようにすることができる。
【００１３】次ぎに本発明の動作について説明する。酒
の販売要求があったときは、徳利１９を酒受け台１８の
上に載せ、通常上方へ跳ね上げられている供給用ノズル
１７を矢印で示すように押し下げると、ノズル１７と連
動して酒供給用ポンプ７がオンし、酒貯蔵器８から酒が
スパイラルコイル管５に供給される。スパイラルコイル
管５の大きな全表面が冷媒２と接触しているから、管５
内の酒は冷媒２により急速に冷却され、低温となって注
出管１０に送り出され、ノズル１７より徳利１９内に注
入される。冷酒が徳利１９内に満たされると、ノズル１
７の先端のセンサが動作し、酒供給用ポンプ７はオフと
なり、酒貯蔵器８からの酒の供給は停止し、販売動作は
終了する。
の販売要求があったときは、徳利１９を酒受け台１８の
上に載せ、通常上方へ跳ね上げられている供給用ノズル
１７を矢印で示すように押し下げると、ノズル１７と連
動して酒供給用ポンプ７がオンし、酒貯蔵器８から酒が
スパイラルコイル管５に供給される。スパイラルコイル
管５の大きな全表面が冷媒２と接触しているから、管５
内の酒は冷媒２により急速に冷却され、低温となって注
出管１０に送り出され、ノズル１７より徳利１９内に注
入される。冷酒が徳利１９内に満たされると、ノズル１
７の先端のセンサが動作し、酒供給用ポンプ７はオフと
なり、酒貯蔵器８からの酒の供給は停止し、販売動作は
終了する。
【００１４】温度センサ１５により検出された酒の温度
が高いときには、酒供給用ポンプ７により流量調整を行
い、適正な低温度に冷却された酒が供給されるようにす
る。冷媒の氷がない状態での販売を禁止するため、水温
センサ１３により検出された水温が高い場合には酒供給
用ポンプ７をロックして販売を禁止するようにする。冷
却容器１内の水がなくなると水に温度勾配が生じ冷却が
不充分となるおそれがあり、又水循環ポンプ１２が空運
転となるから、水センサ１４により水がないことが検出
されたときは同様に販売を禁止するようにすることがで
きる。
が高いときには、酒供給用ポンプ７により流量調整を行
い、適正な低温度に冷却された酒が供給されるようにす
る。冷媒の氷がない状態での販売を禁止するため、水温
センサ１３により検出された水温が高い場合には酒供給
用ポンプ７をロックして販売を禁止するようにする。冷
却容器１内の水がなくなると水に温度勾配が生じ冷却が
不充分となるおそれがあり、又水循環ポンプ１２が空運
転となるから、水センサ１４により水がないことが検出
されたときは同様に販売を禁止するようにすることがで
きる。
【００１５】
【発明の効果】本発明によれば、スパイラルコイル管を
使用し、冷媒として水と氷とを混合したものを使用する
ことにより、酒に対する冷却面積を大きくとることがで
き、常温の酒を瞬時に低温に冷却することができる。冷
却容器内の水は水循環用ポンプにより適宜循環させるこ
とにより、時間が経過しても冷媒に温度勾配が生ぜず、
常に充分な冷却を行うことができる。しかもディスペン
サ全体を極めて小型にかつ安価に構成することができ
る。
使用し、冷媒として水と氷とを混合したものを使用する
ことにより、酒に対する冷却面積を大きくとることがで
き、常温の酒を瞬時に低温に冷却することができる。冷
却容器内の水は水循環用ポンプにより適宜循環させるこ
とにより、時間が経過しても冷媒に温度勾配が生ぜず、
常に充分な冷却を行うことができる。しかもディスペン
サ全体を極めて小型にかつ安価に構成することができ
る。
【図１】本発明の実施例の構成配置図である。
１ 冷却容器 ２ 冷媒 ３ 氷 ４ 水 ５ スパイラルコイル管 ６ スパイラルコイル管の一端 ７ 酒供給用ポンプ ８ 酒貯蔵器 ９ スパイラルコイル管の他端 １０ 注出管 １１ 注出口 １２ 水循環用ポンプ １３ 水温センサ １４ 水センサ １５ 温度センサ １６ 排水コック １７ 酒供給用ノズル １８ 酒受け台 １９ 酒受け容器（徳利）
Claims (4)
- 【請求項１】 氷と水とを混合した冷媒を内蔵する冷却
容器内にスパイラルコイル管を挿入し、冷却容器に冷却
容器内の水を循環させる水循環ポンプを接続し、スパイ
ラルコイル管に酒貯蔵器、酒供給用ポンプ及び注出管を
接続したことを特徴とする冷酒用ディスペンサ。 - 【請求項２】 注出管の注出口付近に注出管内を流れる
酒の温度を検出する温度センサを設けたことを特徴とす
る請求項１記載の冷酒用ディスペンサ。 - 【請求項３】 冷却容器に冷媒の水の温度を検出する温
度センサを設けたことを特徴とする請求項１又は２記載
の冷酒用ディスペンサ。 - 【請求項４】 冷却容器に冷媒中の水の有無を検出する
センサを設けたことを特徴とする請求項１乃至３のいず
れか１つに記載の冷酒用ディスペンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27293696A JPH10101197A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 冷酒用ディスペンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27293696A JPH10101197A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 冷酒用ディスペンサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10101197A true JPH10101197A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17520836
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27293696A Pending JPH10101197A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 冷酒用ディスペンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10101197A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009198023A (ja) * | 2008-02-19 | 2009-09-03 | Toyo Eng Works Ltd | ヒートポンプ式空気調和装置 |
-
1996
- 1996-09-25 JP JP27293696A patent/JPH10101197A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009198023A (ja) * | 2008-02-19 | 2009-09-03 | Toyo Eng Works Ltd | ヒートポンプ式空気調和装置 |
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