JPH10296965A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH10296965A
JPH10296965A JP10702597A JP10702597A JPH10296965A JP H10296965 A JPH10296965 A JP H10296965A JP 10702597 A JP10702597 A JP 10702597A JP 10702597 A JP10702597 A JP 10702597A JP H10296965 A JPH10296965 A JP H10296965A
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JP
Japan
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gear
carrier
recording
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driving force
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JP10702597A
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Tetsuo Wachi
哲夫 和智
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NEC Engineering Ltd
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録用紙を自動給紙機構から用紙送り機構へ
搬送する工程におけるキャリアの移動に費やす時間を省
き、記録用紙の給紙及び用紙送りが効率良く行えるイン
クジェット記録装置を提供する。 【解決手段】 キャリア1の移動で突起部2がギヤ切替
えレバー5をフレーム30側に押すと、連結サポート1
3とギヤ10,11とがフレーム30側に移動する。そ
の際、モータの駆動力はギヤ16,17を介してノズル
回復ユニットの吸引ポンプに伝達され、吸引ポンプが動
作する。キャリア1の移動で突起部2とギヤ切替えレバ
ー5とが接触しない位置に移動すると、切替えスプリン
グ9によって連結サポート13が押され、連結サポート
13及びギヤ10,11がフレーム29側に移動する。
その際、モータの駆動力がギヤ27,24,20,21
を介して自動給紙機構に伝達され、自動給紙機構が動作
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
装置に関し、特にシリアル式インクジェット記録装置の
自動給紙機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のインクジェット記録装置
においては、記録用紙を一枚ずつ装置に供給する自動給
紙機構の駆動源として専用の駆動源を有しており、自動
給紙機構は駆動源から駆動力を得ている。
【0003】また、上記の方式を採用するインクジェッ
ト記録装置の原価を抑えたり、あるいはインクジェット
記録装置を小型化にするために、印刷エリア外に設けた
切替え機構によって用紙送り用の駆動源を自動給紙機構
に切替えることで駆動力を得ている。
【0004】図7は自動給紙機構へ駆動力を切替えて伝
える切替え機構の概略図であり、図において、フレーム
60上に回転可能な状態でギヤ51〜56を配置してあ
る。ギヤ51,53,55は夫々同一径でかつ同一軸上
にあり、夫々独立して回転することが可能な状態で配置
されている。
【0005】ギヤ51はギヤ52に、ギヤ53はギヤ5
4に、ギヤ55はギヤ56に夫々連結している。切替え
ギヤ58は摺動可能な軸上にあり、通常、何も作用して
いない時には圧縮スプリング59によってフレーム60
側に押付けられており、ギヤ51に噛合している。
【0006】図7に示す切替え機構は切替えギヤ58の
移動によって駆動力の伝達先を変える機構である。この
切替え機構において、切替えギヤ58の移動はガイドシ
ャフト63に沿って摺動するキャリア61に設けられた
突起部62が切替えギヤ58の端面を圧縮スプリング5
9の方向に押込むことによって行われる。また、その駆
動力は駆動源(図示せず)に連結している駆動源ギヤ5
7から切替えギヤ58を介してギヤ51,53,55の
いづれか一つに伝達される。
【0007】従来のインクジェット印刷装置の場合、ギ
ヤ52が自動給紙機構(図示せず)に、ギヤ54が用紙
送り機構(図示せず)に、ギヤ56がノズル回復機構
(図示せず)に夫々駆動力を伝えることによって、駆動
源を自動給紙機構と用紙送り機構とノズル回復機構とに
夫々共通とすることが可能となり、インクジェット印刷
装置において駆動源を一つにすることを可能としてい
る。
【0008】上述したように、自動給紙機構に駆動を伝
える場合、印字エリア外に設置してある切替え機構の切
替えギヤ58を移動させるために、キャリア61を印字
エリア外に移動させる必要がある。また、自動給紙機構
及び用紙送り機構は記録用紙を正常に装置内に送込むた
めに、以下のようなプロセスが必要となる。
【0009】図5及び図6は従来の自動給紙機構の状態
を示し、図5は給紙時の自動給紙機構の状態を、図6は
待機時の自動給紙機構の状態を夫々示している。記録用
紙49を圧接板48上から図示せぬ装置内に搬送する給
紙ローラ44に圧接させるために、カムレバー46とリ
フトシャフト45とを介して圧接板48を押し下げてい
るリフトカム43を回転させる。
【0010】すなわち、リフトカム43を回転させるた
めには駆動力が用紙送り機構に伝達可能となっているギ
ヤ切替え機構を自動給紙機構に切替えなければならな
い。そのため、キャリア61を印字エリア外に移動さ
せ、自動給紙機構に駆動源が連結する位置まで切替えギ
ヤ58を押込み、自動給紙機構に駆動を伝達してリフト
カム46を回転させる。
【0011】リフトカム46の回転によって、圧接スプ
リング47が解放され、圧接スプリング47の押力によ
って記録用紙49が給紙ローラ44に圧接される。続い
て、給紙ローラ44を回転させ、記録用紙49を装置内
に搬送して用紙搬送ローラ41につき当てる。
【0012】この後に、駆動力の伝達を用紙送り機構に
切替えるため、キャリア61を移動させて切替えギヤ5
8を解放し、駆動力を自動給紙機構から用紙送り機構に
切替えて駆動させる。用紙送り機構の用紙搬送ローラ4
1とレジストローラ42とが記録用紙49を充分噛み込
んだ位置まで記録用紙49を搬送する。また、記録用紙
49を正常に搬送するために、用紙送り機構による記録
用紙49の搬送を一旦停止させ、自動給紙機構を図6に
示す待機状態とする動作を実行する。
【0013】したがって、再びキャリア61を移動さ
せ、切替え機構の切替えギヤ58を自動給紙機構に駆動
源が連結する位置まで移動させ、駆動力を自動給紙機構
に伝達可能とし、リフトカム43を回転させて図6に示
すように圧接板48を押し下げる。この時、記録用紙4
9の給紙ローラ44への圧接は解除されるため、記録用
紙49への負荷が取除かれる。以降、印字動作における
記録用紙49の搬送は用紙送り機構によって行われるた
め、キャリア61を移動させ、切替えギヤ58を解放し
て用紙送り機構への駆動力の伝達を切替える。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のインク
ジェット記録装置では、自動給紙機構と用紙送り機構と
ノズル回復機構とに夫々共通に設けられた1つの駆動源
から駆動力をキャリアの移動によって動作する駆動切替
え機構を介して自動給紙機構と用紙送り機構とノズル回
復機構とのうちのいずれかに伝達する構成となってい
る。そのため、記録用紙を自動給紙機構から用紙送り機
構へ搬送する工程において、キャリアを所定位置へ複数
回移動させて駆動伝達を切替える必要があり、その工程
で費やす時間が長くなってしまう。
【0015】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、記録用紙を自動給紙機構から用紙送り機構へ搬送
する工程におけるキャリアの移動に費やす時間を省くこ
とができ、記録用紙の給紙及び用紙送りを効率良く行う
ことができるインクジェット記録装置を提供することに
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によるインクジェ
ット記録装置は、インクを吐出させて記録用紙上に記録
を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドを搭載しかつ前記
記録ヘッドを移動させるキャリアと、前記記録用紙を給
紙する給紙機構と、前記給紙機構によって給紙される前
記記録用紙を前記キャリアの移動方向に対して直交する
方向に搬送する用紙送り機構と、前記用紙送り機構を駆
動する用紙送り用駆動源と、前記記録ヘッドからの前記
インクの不吐出を防止する回復動作として少なくとも前
記インクの吐出部にキャップ部材を圧接させた状態で吸
引動作を行う吸引回復手段とを含むインクジェット記録
装置であって、前記吸引回復手段及び前記給紙機構を駆
動する駆動源と、前記キャリアの移動に応じて前記駆動
源の駆動力を前記吸引回復手段及び前記給紙機構のいず
れか一方に伝達する切替え手段とを備えている。
【0017】すなわち、本発明のインクジェット記録装
置は、自動給紙機構から給紙される記録用紙を用紙送り
用駆動源によってキャリアの移動方向に対して直交する
方向に搬送し、キャリアを移動させながら記録ヘッドの
吐出部からインクを吐出させて記録用紙上に記録を行う
とともに、記録ヘッドからのインクの不吐出を防止する
回復動作として少なくとも吐出部にキャップを圧接させ
た状態で吸引動作を行わせる吸引回復部を有している。
【0018】このインクジェット記録装置において、キ
ャリアに突起部を設け、その突起部を当接させることで
駆動切替えレバーを回動し、この駆動レバーの回動動作
によって1つの駆動源からの駆動力の伝達を吸引回復部
または自動給紙機構のいずれかに切替えている。
【0019】したがって、吸引回復部と自動給紙機構と
の間で駆動源が共有されるだけなので、キャリアの突起
部が駆動切替えレバーに当接しない位置で、用紙送り機
構と自動給紙機構とを同時に駆動することが可能とな
る。その際、用紙送り機構と自動給紙機構とが独立に駆
動されるので、従来の駆動力伝達の切替えに必要であっ
たキャリアの移動による切替え動作が不要となり、記録
用紙を自動給紙機構から用紙送り機構へ搬送する工程に
おけるキャリアの移動に費やす時間を省くことが可能と
なり、記録用紙の給紙及び用紙送りを効率良く行うこと
が可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
るインクジェット記録装置の斜視図である。図におい
て、記録ヘッド(図示せず)を搭載したキャリア1は駆
動機構(図示せず)によってガイドシャフト3とガイド
レール4とに沿って記録用紙31の幅方向(矢印Aの方
向)に摺動し、記録ヘッドのノズル部分(吐出部)(図
示せず)からインクを吐出させて記録用紙31上への記
録を行う。
【0021】また、キャリア1の摺動範囲において、記
録用紙31に対する記録範囲の外側には装置が待機状態
にある場合、記録ヘッドのノズル部分を密閉して保護す
るキャップ19とノズル部分からのインクの不吐出の状
態を回復する吸引回復部とを備えたノズル回復ユニット
6が配置されている。キャリア1の下部にはキャリア1
がノズル回復ユニット6の上方にきた時に、ギヤ切替え
レバー5に接する位置に突起部(図示せず)が設けられ
ている。
【0022】ノズル回復ユニット6は記録ヘッドのノズ
ル部分を密閉するキャップ19と、チューブ18によっ
てキャップ19と連通する吸引ポンプ15と、吸引ポン
プ15に駆動力を伝達するギヤ16,17とから構成さ
れている。
【0023】自動給紙機構は記録用紙31を搬送する給
紙ローラ28と、給紙ローラ28が配設された同一の軸
上に配置されたギヤ22とを備え、ギヤ22への駆動伝
達はギヤ20,21によって行われる構成となってい
る。この場合、ギヤ22はワンウェイクラッチ(図示せ
ず)を介して給紙シャフト33に支持されている。
【0024】また、ギヤ22はカラー部を持ち、カラー
部の外側にワンウェイクラッチ32aを介してリフトカ
ム32を支持している。ギヤ22を給紙シャフト33に
取付けるためのワンウェイクラッチはギヤ21の駆動力
が所定方向の時にロック状態となり、その駆動力が給紙
シャフト33に伝達されて給紙ローラ28を回転させ
る。
【0025】この時、ワンウェイクラッチ32aはギヤ
22のカラー軸上で回転可能状態となり、リフトカム3
2にその駆動力を伝達しない。また、ギヤ21の回転駆
動が上記の所定方向とは逆方向の時に、ギヤ22を給紙
シャフト33に取付けるためのワンウェイクラッチはギ
ヤ22を介して給紙シャフト33上で回転可能状態とな
り、給紙シャフト33にその駆動力を伝達しない。
【0026】この時、ギヤ22のカラー軸上で支持され
ているワンウェイクラッチ32aはロック状態となって
その駆動力をリフトカム32に伝達し、リフトカム32
を回転させる。ギヤ22を給紙シャフト33に取付ける
ためのワンウェイクラッチ及びワンウェイクラッチ32
aは上記のような駆動伝達が行われる向きに、ギヤ22
とリフトカム32とに夫々はめ込まれている。
【0027】リフトカム32はギヤ22のカラー軸にロ
ック状態となることで給紙シャフト33を回転すること
が可能となり、リフトレバー34を押し下げることがで
きる。リフトレバー34はリフトカム32が回転するこ
とによって、リフトカム32の外周に摺接して上下運動
する位置にある。
【0028】リフトレバー34はフレーム板(図示せ
ず)にはめ込まれ、ラック35のガイド長穴部35aを
摺動するリフトシャフト36を回転可能な軸で受けてい
る。また、リフトレバー34を押し下げると、リフトシ
ャフト36に固定設置されかつラック35の歯面に噛み
合うように配したピニオンギヤ37がラック35の歯面
を回転しながら左右水平に移動し、リフトシャフト36
を左右水平に押し下げることが可能となっている。
【0029】さらに、圧接板38はリフトシャフト36
を回転可能な軸で受け、リフトシャフト36によって押
し下げることができるようになっている。さらにまた、
圧接板38はリフトレバー34がリフトカム32に押し
下げられない位置にある時、圧接スプリング(図示せ
ず)によって記録用紙31を給紙ローラ28に押付ける
位置にある。
【0030】図2及び図3は本発明の一実施例による切
替え機構の動作を示す図であり、図4はヘッド回復ユニ
ット6の駆動源からのギヤ連結状態を示す図である。図
2はヘッド回復ユニット6の駆動状態の切替え動作を示
す図であり、図3は自動給紙機構23の駆動状態の切替
え動作を示す図である。
【0031】図1及び図2に示すように、ノズル回復ユ
ニット6の上方にはギヤ10,11と、ガイドシャフト
12と、連結サポート13と、ギヤ切替えレバー5と、
切替えスプリング9とによって駆動伝達切替え機構が構
成されている。
【0032】ギヤ10,11は連結サポート13に固定
され、ガイドシャフト12の軸方向に一体的に摺動可能
であると共に、ガイドシャフト12を中心に回転可能に
保持されている。ガイドシャフト12はその両端が2枚
のフレーム板29,30によって支持されており、フレ
ーム板30と連結サポート13との間には切替えスプリ
ング9が配置されている。
【0033】ギヤ切替えレバー5は連結サポート13が
貫通可能なU字型の穴を有し、そのU字型の穴の開口部
近傍で連結サポート13に対して直交する方向の軸7に
よって回転自在に軸支されている。連結サポート13の
一部にはギヤ切替えレバー5のU字型の穴を貫通不可能
な押当て部14が形成されているとともに、ノズル回復
ユニット6にはギヤ切替えレバー5の回転を規制するス
トッパ部8が形成されている。これらストッパ部8及び
押当て部14の両者は、図2に示すように、ギヤ切替え
レバー5を挟むように配置されている。
【0034】したがって、ギヤ切替えレバー5はスプリ
ング9の付勢力によって連結サポート13を介してスト
ッパ部8へ押当てられ、ガイドシャフト12に対して垂
直な位置を保つ。
【0035】ギヤ24は、図4に示すように、ギヤ2
6,27を介して駆動モータ39のギヤ25に連結され
ている。また、ギヤ24,20は、図2に示すように、
同一径でかつ同一軸上に配し、夫々独立に回転自在とな
っている。
【0036】これら図1〜図4を参照して、本発明の一
実施例によるヘッド回復ユニット6及び自動給紙機構2
3に対する駆動源の切替え動作について説明する。
【0037】キャリア1は印字待機時に、キャリア1上
の印字ヘッドを保護するために図3に示すような位置で
待機する。この時、キャリア1の突起部2はギヤ切替え
レバー5と接触し、ギヤ切替えレバー5が連結サポート
13の押当て部14をフレーム30側に押し、連結サポ
ート13とギヤ10,11とが図3に示すような位置に
移動する。
【0038】この状態でモータ39を駆動すると、その
駆動力がギヤ25、ギヤ26、ギヤ27、ギヤ24、ギ
ヤ11、連結サポート13、ギヤ10、ギヤ16、ギヤ
17の順に伝達され、吸引ポンプ15が動作する。また
この時、ギヤ11とギヤ20との連結が切断されるた
め、自動給紙機構23にこの駆動力が伝達されることは
ない。
【0039】一方、キャリア1をその突起部2とギヤ切
替えレバー5とが接触しない位置(図2参照)に移動さ
せると、切替えスプリング9の弾性力によって連結サポ
ート13が押され、ギヤ切替えレバー5がストッパ部8
に当たる位置まで回転する。したがって、連結サポート
13及びギヤ10,11は元の位置(図2参照)に戻
る。
【0040】この時、モータ39を駆動すると、その駆
動力がギヤ25、ギヤ26、ギヤ27、ギヤ24、ギヤ
11、ギヤ20、ギヤ21、ギヤ22へと伝達され、自
動給紙機構23が動作する。またこの時、ギヤ10とギ
ヤ16との連結が切断されるため、吸引ポンプ15にそ
の駆動力が伝達されることはない。
【0041】したがって、キャリア1の突起部2とギヤ
切替えレバー5とが接触しない位置であれば、自動給紙
機構23の駆動が可能になる。また、記録用紙31の吸
入及び搬送はキャリア1が吸引ポンプ15に対して駆動
力が伝達されない位置において、駆動源を駆動させると
自動給紙機構23が駆動し、記録用紙31を圧接板38
に押当てて吸入し、記録用紙31を給紙ローラ28につ
き当て、その状態で用紙送り機構(図示せず)をその専
用の駆動源(図示せず)で駆動させ、記録用紙31を搬
送して装置内に噛み込ませ、その状態で自動給紙機構2
3を駆動させて圧接板38を押し下げて記録用紙31か
ら負荷を取除き、用紙送り機構を駆動させて記録用紙3
1を印字位置まで送込む。
【0042】上述した如く、自動給紙機構23に駆動力
を伝達する時には、キャリア1の突起部2がギヤ切替え
レバー5に接しない全ての任意の位置において、自動給
紙機構23を動作させることが可能となる。
【0043】また、用紙送り機構の専用の駆動源を自動
給紙機構23の駆動源としていないため、従来の切替え
機構で必要なキャリア1の移動による駆動源の切替えプ
ロセスがなくなり、従来のようなキャリア1の移動に費
やす時間を省くことができる。よって、記録用紙31の
給紙及び用紙送りを効率良く行うことができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、イ
ンクを吐出させて記録用紙上に記録を行う記録ヘッド
と、記録ヘッドを搭載しかつ記録ヘッドを移動させるキ
ャリアと、記録用紙を給紙する給紙機構と、給紙機構に
よって給紙される記録用紙をキャリアの移動方向に対し
て直角の方向に搬送する用紙送り機構と、用紙送り機構
を駆動する用紙送り用駆動源と、記録ヘッドからのイン
クの不吐出を防止する回復動作として少なくともインク
の吐出部にキャップ部材を圧接させた状態で吸引動作を
行う吸引回復手段とを含むインクジェット記録装置にお
いて、吸引回復手段及び給紙機構を駆動する駆動源の駆
動力を、キャリアの移動に応じて吸引回復手段及び給紙
機構のいずれか一方に伝達することによって、記録用紙
を自動給紙機構から用紙送り機構へ搬送する工程におけ
るキャリアの移動に費やす時間を省くことができ、記録
用紙の給紙及び用紙送りを効率良く行うことができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるインクジェット記録装
置の斜視図である。
【図2】図1のヘッド回復ユニットの駆動状態の切替え
動作を示す図である。
【図3】図1の自動給紙機構の駆動状態の切替え動作を
示す図である。
【図4】図1のヘッド回復ユニットの駆動源からのギヤ
連結状態を示す図である。
【図5】従来の給紙機構の用紙吸入時の状態を示す図で
ある。
【図6】従来の給紙機構の待機時の状態を示す図であ
る。
【図7】従来の切替え機構の斜視図である。
【符号の説明】
1 キャリア 2 突起部 3,12 ガイドシャフト 4 ガイドレール 5 ギヤ切替えレバー 6 ノズル回復ユニット 7 軸 8 ストッパ部 9 切替えスプリング 10,11,16,17,20〜22,24〜27 ギ
ヤ 13 連結サポート 14 押し当て部 18 チューブ 19 キャップ 23 自動給紙機構 28 給紙ローラ 29,30 フレーム板 31 記録用紙 32 リフトカム 32a ワンウェイクラッチ 33 給紙シャフト 34 カムレバー 35 ラック 36 リフトシヤフト 38 圧接板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出させて記録用紙上に記録を
    行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドを搭載しかつ前記記
    録ヘッドを移動させるキャリアと、前記記録用紙を給紙
    する給紙機構と、前記給紙機構によって給紙される前記
    記録用紙を前記キャリアの移動方向に対して直交する方
    向に搬送する用紙送り機構と、前記用紙送り機構を駆動
    する用紙送り用駆動源と、前記記録ヘッドからの前記イ
    ンクの不吐出を防止する回復動作として少なくとも前記
    インクの吐出部にキャップ部材を圧接させた状態で吸引
    動作を行う吸引回復手段とを含むインクジェット記録装
    置であって、前記吸引回復手段及び前記給紙機構を駆動
    する駆動源と、前記キャリアの移動に応じて前記駆動源
    の駆動力を前記吸引回復手段及び前記給紙機構のいずれ
    か一方に伝達する切替え手段とを有することを特徴とす
    るインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動源の駆動力を前記吸引回復手段
    に伝達する第1のギヤ部材と、前記駆動源の駆動力を前
    記給紙機構に伝達する第2のギヤ部材とを含み、前記切
    替え手段が前記キャリアの移動に応じて前記第1及び第
    2のギヤ部材のうちの一方を前記駆動源に連結するよう
    構成したことを特徴とする請求項1記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  3. 【請求項3】 前記切替え手段は、前記第1のギヤ部材
    に嵌合しかつ前記第1のギヤ部材に前記駆動源の駆動力
    を伝達する第1の伝達ギヤ部材と、前記第2のギヤ部材
    に嵌合しかつ前記第2のギヤ部材に前記駆動源の駆動力
    を伝達する第2の伝達ギヤ部材と、前記キャリアの移動
    方向に応じて前記第1及び第2の伝達ギヤ部材のうちの
    一方をそれに対応する前記第1及び第2のギヤ部材に噛
    合させるレバー機構とを含むことを特徴とする請求項1
    または請求項2記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記レバー機構は、前記キャリアの所定
    位置に配設された突起部材と、前記キャリアの移動時に
    前記突起部材に当接することで前記第1及び第2の伝達
    ギヤ部材のうちの一方をそれに対応する前記第1及び第
    2のギヤ部材側に移動させて当該ギヤ部材を前記第1及
    び第2の伝達ギヤ部材のうちの一方に噛合させるギヤ切
    替えレバーとを含むことを特徴とする請求項1から請求
    項3のいずれか記載のインクジェット記録装置。
JP10702597A 1997-04-24 1997-04-24 インクジェット記録装置 Withdrawn JPH10296965A (ja)

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JP (1) JPH10296965A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010046963A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Canon Inc 記録装置及び駆動力伝達制御方法

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JP2010046963A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Canon Inc 記録装置及び駆動力伝達制御方法

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