JPH10296843A - パイプ付きタンクの製造方法 - Google Patents

パイプ付きタンクの製造方法

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JPH10296843A
JPH10296843A JP9126488A JP12648897A JPH10296843A JP H10296843 A JPH10296843 A JP H10296843A JP 9126488 A JP9126488 A JP 9126488A JP 12648897 A JP12648897 A JP 12648897A JP H10296843 A JPH10296843 A JP H10296843A
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JP
Japan
Prior art keywords
pipe
parison
tank
blow molding
inner diameter
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Pending
Application number
JP9126488A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kosaka
博之 高阪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoraku Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Co Ltd
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パリソンのパイプとなる部分の閉塞を確実に
防止し、特にタンク本体と一体をなすパイプが小径で長
いものであっても、パイプの詰りを確実に解消すること
ができるパイプ付きタンクの製造方法を提供する。 【解決手段】 タンク本体2とタンク本体2と一体をな
すパイプ3を成形するキャビティを有するブロー成形金
型7間にパリソン14を配置する。ブロー成形金型7の
型締め前にパイプ内径規制体15と開口部内径規制体1
6をパリソン14内の所定部に挿入する。パイプ内径規
制体15からパリソン14内に若干の圧力流体を導入し
たうえブロー成形金型7を型締めする。次いで開口部内
径規制体16からパリソン14内に圧力流体を導入して
ブロー成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のエンジン
を冷却するラジエータのリザーブ液を貯留するリザーブ
タンクのようにタンクの内圧を大気圧に保持するための
パイプやラジエータからのリザーブ液を導入するパイプ
を備えたものなど、種々のパイプ付きタンクをブロー成
形により製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のリザーブタンクの製造方法とし
ては、例えば、特公平6−24761号公報、または特
開平7−324623号公報に記載されているものが知
られている。
【0003】上記公報に記載されたリザーブタンクは、
ブロー成形によりタンク本体とリザーブパイプあるいは
配管ホース接合用パイプが一体に成形されたものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、上記公報
に記載されている従来のリザーブタンクにあっては、タ
ンク本体とリザーブパイプあるいは配管ホース接合用パ
イプが一体構成となっているので、タンク本体とリザー
ブパイプあるいは配管ホース接合用パイプが別構成とな
っていたもののように、自動車にリザーブタンクを搭載
する際にタンク本体にゴム製のリザーブパイプあるいは
配管ホース接合用パイプを接続する必要がないし、ゴム
製のリザーブパイプや配管ホース接合用パイプのように
使用中の圧力上昇、温度上昇、振動さらには経年劣化等
により脱落するおそれがないなどの長所がある。
【0005】ところで、タンク本体とパイプが一体構成
をなすパイプ付きタンクのブロー成形においては、ブロ
ー成型金型間にパリソンを配置して型締めをした際に、
パリソンのパイプを成形するキャビティに挟まれた部分
が閉塞状態となることがあり、特にパイプが小径で長い
場合には必ずといってよいほど閉塞状態に陥ってしまう
現象を呈する。
【0006】そこで、上記特開平7−324623号公
報に記載されている技術は、ブロー成形金型のパイプを
成形するキャビティにバキューム通路を設けておき、型
締め後、パリソンのパイプを成形するキャビティに挟ま
れた部分をキャビティ面に吸引して、パリソンのパイプ
となる部分が閉塞するのを防止しようとしている。
【0007】しかしながら、このようなバキュームによ
る手段では、ブロー成形金型の型締め過程でパリソンの
パイプとなる部分がパイプを成形するキャビティ面に接
するまではパリソンのその部分に吸引作用が有効に及ば
ない反面、パリソンのパイプとなる部分はそれより前に
互いに溶着してしまうことが多く、また一旦溶着したパ
イプとなる部分をキャビティ側に吸引しても、その閉塞
状態を解消できない場合のあることが分かった。
【0008】本発明は、上記のような技術上の課題に対
処しようとするものであり、ブロー成形金型の型締め前
にパイプの内径を規制するパイプ内径規制体をパリソン
内の所定部に挿入して、パイプ内径規制体からパリソン
内に若干の圧力流体を導入したうえでブロー成形金型を
型締めしてブロー成形することにより、パリソンのパイ
プとなる部分の閉塞を確実に防止し、特にタンク本体と
一体をなすパイプが小径で長いものであっても、パイプ
の詰りを確実に解消することができるパイプ付きタンク
の製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るパイプ付きタンクの製造方法は、タンク
本体の周面に沿って延びるパイプをタンク本体と一体に
形成したパイプ付きタンクの製造方法において、タンク
本体とタンク本体と一体をなすパイプを成形するキャビ
ティを有するブロー成形金型間にパリソンを配置し、ブ
ロー成形金型の型締め前にパイプの内径を規制するパイ
プ内径規制体とタンク本体の開口部に位置する部分にタ
ンク内に圧力流体を導入する圧力流体導入部材を挿入
し、次いでブロー成形金型の型締め完了直前に圧力流体
導入部材またはパイプ内径規制体からパリソンのパイプ
となる部分の内部に若干の圧力流体を導入したうえでブ
ロー成形金型を型締めし、さらに圧力流体導入部材から
パリソン内にブロー成形のための圧力流体を導入してタ
ンク本体とその周壁に沿って延びるパイプをタンク本体
と一体にブロー成形することを特徴とする。
【0010】また、上記目的を達成するための本発明に
係る他のパイプ付きタンクの製造方法は、タンク本体の
周面に沿って延びるパイプをタンク本体と一体に形成し
たパイプ付きタンクの製造方法において、タンク本体と
タンク本体と一体をなすパイプを成形するキャビティを
有するブロー成形金型間にパリソンを配置し、ブロー成
形金型の型締め前にパイプの内径を規制するパイプ内径
規制体とタンク本体の開口部の内径を規制する開口部内
径規制体をパリソン内の所定部に挿入して、パイプ内径
規制体からパリソン内に若干の圧力流体を導入したうえ
ブロー成形金型を型締めし、次いで開口部内径規制体か
らパリソン内にブロー成形のための圧力流体を導入して
タンク本体とその周壁に沿って延びるパイプをタンク本
体と一体にブロー成形することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るパイプ付きタ
ンクの一例を示す全体斜視図である。図2および図3は
図1に示すパイプ付きタンクのブロー成形態様を示し、
図2はブロー成形金型間にパリソンを配置する前の工程
を示す正面図、図2はブロー成形金型の型締め後の工程
を示す正面図である。なお、ブロー成形金型は互いに対
称形状の一対の分割形式をなしており、図2および図3
はその一方の金型を省力して示してある。
【0012】図1において、1はパイプ付きタンクであ
る。このパイプ付きタンク1は、後述するように、熱可
塑性プラスチックをブロー成形してなるものである。2
はタンク本体、3は小径のパイプであって、パイプ3
は、タンク本体2の周面の下部に基端が一体に連通接続
され、タンク本体2の周壁に沿って上向きに延びてい
て、先端が上向きに開口している。タンク本体2とパイ
プ3は、その間に形成された連結部4によって一体化さ
れており、パイプ3は連結部4によりタンク本体2に保
持されている。5は開口部、6はタンクの取付ブラケッ
トであって取付孔を有している。
【0013】上記パイプ付きタンク1は、図2および図
3に示すようにブロー成形により製造される。7はブロ
ー成形金型であり、このブロー成形金型7は、前述のよ
うに互いに対称形状の一対の分割形成をなしているもの
である。8はタンク本体2を成形する本体キャビティ、
9はパイプ3を成形するパイプキャビティ、10は連結
部4を成形する連結部キャビテイ、11は開口部5を成
形する開口部キャビティ、12は取付ブラケット6を成
形するブラケットキャビティである。13は押出ヘッ
ド、14はパリソンである。
【0014】本発明に係るパイプ付きタンク1をブロー
成形するにあたっては、押出ヘッド13から押し出した
パリソン14をブロー成形金型7の間にその各キャビテ
ィの外方にバリを生じるように配置する。このブロー成
形金型7は、前述のように互いに対称形状の一対の分割
形式をなしているものである。次いで、ブロー成形金型
7の型締め前にパイプ3の内径を規制するパイプ内径規
制体15を、パリソン14内のパイプとなる部分に対応
する位置に挿入し、タンク本体2の開口部5の内径を規
制する開口部内径規制体16をパリソン14内の開口部
5となる部分に対応する位置に挿入したうえ、ブロー成
形金型7を型締めする。なお、パイプ内径規制体15と
開口部内径規制体16は、ブロー成形金型7の間にパリ
ソン14を配置する前に上記位置に配置し、その後にパ
リソン14を垂下させてもよい。パイプ内径規制体15
は圧力流体導入路17を有し、開口部内径規制体16は
圧力流体導入路18を有しており、開口部内径規制体1
6は圧力流体導入部材となるものである。
【0015】次いで、パイプ内径規制体15からパリソ
ン14内に若干の圧力流体を導入したうえ、ブロー成形
金型7を型締めし、型締め完了後もさらにパイプ内径規
制体15からパリソン14のパイプとなる部分に圧力流
体を導入しながら、開口部内径規制体16からパリソン
14内にブロー成形のための圧力流体を導入してタンク
本体2とその周壁に沿って延びるパイプ3をタンク本体
2と一体にブロー成形する。このブロー成形により、連
結部4、開口部5、取付ブラケット7もが一体に成形さ
れる。
【0016】上記ブロー成形工程において、パリソン1
4のパイプ3となる部分には、ブロー成形金型7の型締
め前に若干の圧力流体を導入して型締めを行うので、型
締めに至る過程でパリソン14のパイプ3となる部分が
閉塞することがなく、さらに、型締め後においてもパリ
ソン14のパイプ3の部分に圧力流体が導入され続ける
ので、パイプ3がたとえ小径で長いものであっても詰ま
りを生じさせることなく、タンク本体2とパイプ3を一
体にブロー成形することができる。なお、開口部5は、
開口部内径規制体16によりその内径が正しく規制され
る。
【0017】ブロー成形金型7の型締め前にパリソン1
4内に挿入するパイプ内径規制体15と開口部内径規制
体16は、図2に示すように、当初から所定の位置に挿
入せず、ブロー成形金型7の間でパリソン14内の適宜
位置に両者をまとめて挿入し、その後にそれぞれ所定の
位置に移動させてもよい。
【0018】図示の実施の形態では、パイプ3をタンク
本体2の下部から上向きに形成したものを例示している
が、パイプ3はタンク本体2の上部から下向きに形成す
ることもできる。この場合には、パイプ内径規制体15
はパリソン14の下から、開口部内径規制体16はパリ
ソン14の上からそれぞれ挿入すればよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、ブロー成形金型の型締
め前にパイプの内径を規制するパイプ内径規制体をパリ
ソン内の所定部に挿入して、パイプ内径規制体からパリ
ソン内に若干の圧力流体を導入したうえでブロー成形金
型を型締めしてロー成形することにより、パリソンのパ
イプとなる部分の閉塞を確実に防止して、特にタンク本
体と一体をなすパイプが小径で長いものであってもパイ
プの詰りの無いパイプ付きタンクをブロー成形により容
易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパイプ付きタンクの全体斜視図で
ある。
【図2】図1に示すパイプ付きタンクのブロー成形態様
を示し、ブロー成形金型間にパリソンを配置する前の工
程を示す正面図である。
【図3】図1に示すパイプ付きタンクのブロー成形態様
を示し、ブロー成形金型の型締め後の工程を示す正面図
である。
【符号の説明】
1 パイプ付きタンク 2 タンク本体 3 パイプ 4 連結部 5 開口部 6 取付ブラケット 7 ブロー成形金型 8 タンク本体成形キャビティ 9 パイプの成形キャビティ 10 連結部成形キャビティ 11 開口部成形キャビティ 12 ブラケット成形キャビティ 13 押出ヘッド 14 パリソン 15 パイプ内径規制体 16 開口部内径規制体 17,18 圧力流体導入路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク本体の周面に沿って延びるパイプ
    をタンク本体と一体に形成したパイプ付きタンクの製造
    方法において、タンク本体とタンク本体と一体をなすパ
    イプを成形するキャビティを有するブロー成形金型間に
    パリソンを配置し、ブロー成形金型の型締め前にパイプ
    の内径を規制するパイプ内径規制体とタンク本体の開口
    部に位置する部分にタンク内に圧力流体を導入する圧力
    流体導入部材を挿入し、次いでブロー成形金型の型締め
    完了直前に圧力流体導入部材またはパイプ内径規制体か
    らパリソンのパイプとなる部分の内部に若干の圧力流体
    を導入したうえでブロー成形金型を型締めし、さらに圧
    力流体導入部材からパリソン内にブロー成形のための圧
    力流体を導入してタンク本体とその周壁に沿って延びる
    パイプをタンク本体と一体にブロー成形することを特徴
    とするパイプ付きタンクの製造方法。
  2. 【請求項2】 タンク本体の周面に沿って延びるパイプ
    をタンク本体と一体に形成したパイプ付きタンクの製造
    方法において、タンク本体とタンク本体と一体をなすパ
    イプを成形するキャビティを有するブロー成形金型間に
    パリソンを配置し、ブロー成形金型の型締め前にパイプ
    の内径を規制するパイプ内径規制体とタンク本体の開口
    部の内径を規制する開口部内径規制体をパリソン内の所
    定部に挿入して、パイプ内径規制体からパリソン内に若
    干の圧力流体を導入したうえブロー成形金型を型締め
    し、次いで開口部内径規制体からパリソン内にブロー成
    形のための圧力流体を導入してタンク本体とその周壁に
    沿って延びるパイプをタンク本体と一体にブロー成形す
    ることを特徴とするパイプ付きタンクの製造方法。
JP9126488A 1997-04-30 1997-04-30 パイプ付きタンクの製造方法 Pending JPH10296843A (ja)

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