JPH10296531A - 帯鋸盤におけるワーク搬入方法およびワークテーブル - Google Patents

帯鋸盤におけるワーク搬入方法およびワークテーブル

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JPH10296531A
JPH10296531A JP10473597A JP10473597A JPH10296531A JP H10296531 A JPH10296531 A JP H10296531A JP 10473597 A JP10473597 A JP 10473597A JP 10473597 A JP10473597 A JP 10473597A JP H10296531 A JPH10296531 A JP H10296531A
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JP
Japan
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work
band saw
work table
saw blade
width
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JP10473597A
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English (en)
Inventor
Minoru Aoyanagi
實 青柳
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークを切断ラインに位置決めする時の作業
を容易とし、作業効率の向上を図る。 【解決手段】 堅型カットオフバンドソー1のワーク搬
入側に帯鋸刃13の切込み方向に向って移動自在なワー
クテーブル5を設け、このワークテーブル5上に載置さ
れたワークWを浮上、移動自在とし、帯鋸刃13の切込
み方向に対して直交する方向に設けた第1ストッパ部材
31にワークWを押し当てる第1幅寄せ装置27,49
を設けると共に、ワークテーブル5上に載置されたワー
クWを浮上、移動自在とし、帯鋸刃13の切込み方向へ
向って設けた第2ストッパ部材35にワークWを押し当
てる第2幅寄せ装置29,51を設けた。而して、ワー
クWを切断ラインに容易に位置決めすることができ、作
業効率の向上が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、帯鋸盤における
ワーク搬入方法およびワークテーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、帯鋸盤として例えば堅型カットオ
フバンドソーにて大形のワークを切断する場合、ワーク
をワークテーブルに位置決めすることが難しく、クレー
ンで何回も置きなおしたり、ハンマ等で位置修正を行な
っていた。また、帯鋸刃の切込み方向に対して直交する
方向のみワークを移動位置決めする装置を備えた構成の
ものが採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の帯鋸刃では、ワークを位置決めするのにクレーンを
用いて位置決めするか、ハンマ等で位置修正していたた
め、位置決めに多くの時間を要するという問題点があっ
た。また、帯鋸刃の切込み方向に対して直交する方向の
み位置決めできる機能を有したものでも、帯鋸刃の切込
み方向へ向って位置決めするには、やはりクレーン又は
ハンマ等での位置修正が必要となり、作業効率が低下す
るという問題点があった。
【0004】この発明の目的は、ワークを切断ラインに
位置決めする時の作業を容易とし、作業効率の向上を図
った帯鋸盤におけるワーク搬入方法およびワークテーブ
ルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の帯鋸盤におけるワーク搬入
方法は、帯鋸盤のワーク搬入側に設けたワークテーブル
を移動せしめてワークを帯鋸盤へ搬入せしめるワーク搬
入方法において、 (A)前記ワークテーブル上にワークを載置する工程。
【0006】(B)ワークテーブルの上面に対して出没
自在な第1幅寄せ装置にてワークを持ち上げ、前記帯鋸
盤の帯鋸刃の切込み方向に対して直交する方向へワーク
を移動位置決めする位置決め工程。
【0007】(C)ワークテーブルの上面に対して出没
自在な第2幅寄せ装置にてワークを持ち上げ、前記帯鋸
盤の帯鋸刃の切込み方向へワークを移動位置決めする位
置決め工程。
【0008】(D)前記(B)工程を経て(C)工程又
は(C)を経て(B)工程によりワークを位置決め後、
前後ワークテーブルを帯鋸盤側へ移動せしめて帯鋸刃で
ワークを切断加工するワーク切断加工工程。
【0009】と、を備えてなることを特徴とするもので
ある。
【0010】また、請求項2によるこの発明の帯鋸盤に
おけるワークテーブルは、帯鋸盤のワーク搬入側にワー
クテーブルを設け、このワークテーブルを帯鋸刃の切込
み方向に向って移動自在に設け、前記ワークテーブル上
に載置されたワークを上下方向へ移動自在に、且つ、帯
鋸刃の切込み方向に対して直交する方向に設けた位置調
節可能な第1ストッパ部材にワークの長手方向の先端を
移動位置決めせしめる第1幅寄せ装置を前記ワークテー
ブルに設けると共に、前記ワークテーブル上に載置され
たワークを上下方向へ移動自在に、且つ、帯鋸刃の切込
み方向に向って設けた複数の第2ストッパ部材にワーク
の側面を移動位置決めせしめる第2幅寄せ装置を前記ワ
ークテーブルの前記帯鋸刃の切込み方向に対して直交す
る方向に複数設けてなることを特徴とするものである。
【0011】したがって、ワークテーブル上に載置した
ワークを例えば第1幅寄せ装置にて持ち上げ、帯鋸刃の
切込み方向に対して直交する方向へ移動して、第1スト
ッパ部材に押し当てて、ワークを帯鋸刃の切込み方向に
対して直交する方向へ位置決めする。そして、第2幅寄
せ装置にて位置決めされたワークを持ち上げ、帯鋸刃の
切込み方向に向ってワークを移動して、第2ストッパ部
材に押し当てて、ワークを帯鋸刃の切込み方向へ位置決
めする。あるいは、前記第1幅寄せ装置と第2幅寄せ装
置の動作を逆にすることも可能である。
【0012】而して、クレーンにてワークの位置決めを
する必要がなく、また、ハンマ等にて微細な位置調整を
する必要もなく、ワークを容易に切断ラインに位置決め
でき、作業効率の向上を図ることができる。
【0013】請求項3によるこの発明の帯鋸盤おけるワ
ークテーブルは、請求項2による帯鋸盤におけるワーク
テーブルにおいて、前記第1幅寄せ装置が複数設けられ
ていることを特徴とするものである。
【0014】したがって、第1幅寄せ装置を複数設ける
ことにより長尺のワーク移動位置決めすることが可能と
なる。
【0015】請求項4によるこの発明の帯鋸盤における
ワークテーブルは、請求項2,3による帯鋸盤における
ワークテーブルにおいて、前記第1,第2幅寄せ装置を
前記帯鋸刃の切込み方向に適宜な間隔で複数列配置せし
めてなることを特徴とするものである。
【0016】したがって、第1,第2幅寄せ装置を複数
列配置したことにより、多くのワークをワークテーブル
上にセットすることができ、作業効率の向上を図ること
ができる。
【0017】請求項5によるこの発明の帯鋸盤における
ワークテーブルは、請求項2,3,4による帯鋸盤にお
けるワークテーブルにおいて、前記第1,第2幅寄せ装
置は、それぞれ単独あるいは連動して動作することを特
徴とするものである。
【0018】したがって、複数箇所に設けた第1幅寄せ
装置あるいは第2場寄せ装置を単独あるいは連動して駆
動できるので、ワークの大きさにより選択でき効率的に
稼動することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。なお、帯鋸盤として堅型
カットオフバンドソーを対象として説明するが、この堅
型カットオフバンドソーは既に公知の構成のものである
ため、詳細な説明を省略する。
【0020】図1,図2および図3を参照するに、ま
ず、理解を容易とするため堅型カットオフバンドソーと
付帯設備の全体的配置について概略的に説明する。
【0021】堅型カットオフバンドソー1は、X軸方向
(図1,図2において左右方向、図3において図面に対
して直交する方向)へ延伸したベースフレーム3を備え
ており、このベースフレーム3上には、ワークWを支持
するワークテーブル5がX軸方向へ移動自在に支承され
ている。
【0022】前記ベースフレーム3には鋸刃ハウジング
7が設けられており、この鋸刃ハウジング7の下部ハウ
ジング7L側には駆動ホイール9が回転自在に内装さ
れ、上部ハウジング7U側には従動ホイール11が回転
自在に内装されている。そして、駆動ホイール9と従動
ホイール11とにはエンドレス状の帯鋸刃13が掛回さ
れている。
【0023】前記下部ハウジング7Lには、帯鋸刃13
を挾持案内する下部鋸刃ガイド部15がワークテーブル
5の位置まで立設されており、上部ハウジング7Uに
は、上部鋸刃ガイド部17が上下動調節自在に設けられ
ている。また、下部ハウジング7Lには、切粉を外部へ
排出するためのチップコンベア19が設けられている。
【0024】一方、前記ワークテーブル5としての第1
ワークテーブル本体21は、前記ベースフレーム3を構
成するメインベースフレーム3Aおよびサブベースフレ
ーム3B,3Cに亘って設けられた複数本のガイドレー
ル23A〜23Dに案内されてX軸方向に移動されるも
のである。
【0025】前記第1ワークテーブル本体21のX軸方
向への移動は、第1のワークテーブル本体21に取付け
たX軸方向へ延伸したラック(図示省略)に、メインベ
ースフレーム3Aに装着したサーボモータ(図示省略)
によって回転される駆動ピニオン(図示省略)を噛合し
た構成によって行われている。且つ、第1ワークテーブ
ル本体21のX軸方向の移動位置は、前記ラックに噛合
した駆動ピニオンによって回転されるパルスエンコーダ
によって検出されている。そして、前記第1ワークテー
ブル本体21には、帯鋸刃13が通過自在となるX軸方
向へ向けてスリット25を備えている。
【0026】前記第1ワークテーブル本体21上には、
ワークWを帯鋸刃13の切込み方向K−K線に対して直
交する方向(Y軸方向)へ幅寄せするための第1幅寄せ
装置27を複数箇所に並設して設け、この第1幅寄せ装
置27は、第1ワークテーブル本体21の上面に対して
出没自在に、且つ、X軸方向へ移動自在に設けらてい
る。更に、前記第1幅寄せ装置27に隣接してワークW
を帯鋸刃13の切込み方向に向って幅寄せするための第
2幅寄せ装置29を複数箇所に並設して設け、この第2
幅寄せ装置29は、ワークテーブル本体21の上面に対
して出没自在に、且つ、Y軸方向(図1において上下方
向,図2において図面に直交する方向、図3において白
湯方向)へ移動自在に設けられている。
【0027】前記第1ワークテーブル本体21には、前
記第1幅寄せ装置27にて幅寄せされたワークWを所望
の基準位置に位置決めするための第1ストッパ部材31
が複数箇所に並設されている。より詳細には、第1ワー
クテーブル本体21の片端に複数のスリット33がY軸
方向へ延伸して形成され、このスリット33内に移動位
置決め可能なL形状をした第1ストッパ部材31が設け
られている。
【0028】また、前記第1ワークテーブル本体21に
は、前記第2幅寄せ装置29にて幅寄せされたワークW
を所望の基準位置に位置決めするための第2ストッパ部
材35が複数箇所に並列、並設されている。なお、前記
第1ストッパ部材31と第2ストッパ部材35は、それ
ぞれ取り外すこともできる。
【0029】前記第1ワークテーブル本体21に隣接し
て第2ワークテーブル本体37が設けられている。この
第2ワークテーブル本体37は前述した第1ワークテー
ブル本体21とほぼ同一構成をしたものであり、第1ワ
ークテーブル本体と同期してX軸方向へ移動自在となる
ものである。
【0030】すなわち、第2ワークテーブル本体37の
X軸方向への移動は、地上に設けた架台39上にX軸方
向へ延伸して複数のレール41が敷設され、このレール
41に案内されてX軸方向に移動されるものである。
【0031】前記第2ワークテーブル本体37のX軸方
向への移動は、第2ワークテーブル本体37に取付けた
X軸方向へ延伸したラック43に、前記架台39上に装
着したサーボモータ45によって回転される駆動ピニオ
ン47を噛合した構成によって行なわれている。且つ、
第2ワークテーブル本体37のX軸方向の移動は、前述
した第1ワークテーブル本体21の移動に同期してX軸
方向へ移動されるものである。
【0032】また、前記第2ワークテーブル本体37上
には、前述した第1ワークテーブル本体37に設けた第
1幅寄せ装置27と第2幅寄せ装置29と同一構成の第
1幅寄せ装置49と第2幅寄せ装置51とが設けられて
いる。より詳細は、第1幅寄せ装置49は、ワークWを
帯鋸刃13の切込み方向K−K線に対して直交する方向
へ幅寄せするためのもので、複数箇所に並設して設け、
この第1幅寄せ装置49は、第2ワークテーブル本体3
7の上面に対して出没自在に、且つ、Y軸方向へ移動自
在に設けられている。更に、前記第1幅寄せ装置49に
隣接してワークWを帯鋸刃13の切込み方向に向って幅
寄せするための第2幅寄せ装置51を複数箇所に並設し
て設け、この第2幅寄せ装置51は、第2ワークテーブ
ル本体37の上面に対して出没自在に、且つ、X軸方向
へ移動自在に設けられている。
【0033】そして、前記第2ワークテーブル本体37
には、前記第2幅寄せ装置51にて幅寄せされたワーク
Wを所望の基準位置に位置決めするための前記第2スト
ッパ部材35が複数箇所に並設されている。
【0034】上記構成により、ワークテーブル5には図
1に示されているごとく、ステーションI〜IVにワーク
Wを載置できる。なお、テーブルとワークの大きさにお
いてこのステーションの数は変えることができる。ワー
クテーブル5上にワークWが載置されたら、例えば所定
の位置に位置決めされた第1ストッパ部材31に対して
第1幅寄せ装置27,49を作動させてワークWを押し
当て、帯鋸刃13の切断方向K−K線に対して直交する
方向の位置決めをする。つづいて、第2幅寄せ装置2
9,51を作動させて第2ストッパ部材35にワークW
を押し当てて、帯鋸刃13の切断方向K−K線に向って
位置決めしてワークWの直角出しをする。
【0035】この状態で、ワークWを適宜な手段にてワ
ークテーブル5上に固定し、ワークテーブル5をX軸方
向へ移動することにより、ワークWは帯鋸刃13によっ
て切断されることとなる。なお、ワークWの大小によっ
て第1幅寄せ装置27,49と第2幅寄せ装置29,5
1の上下動、左右動は単動あるいは連動して動かすこと
ができる。また、ワークテーブル5にワークWを載置す
る時は、概略の位置に置けば良く、作業性の向上を図る
ことができる。なお、第2幅寄せ装置29,51にて第
2ストッパ部材35に位置決めされたワークWを第1の
幅寄せ装置27,49にて第1ストッパ部材33に位置
決めすることも可能である。
【0036】次に、前記第1幅寄せ装置27,49と第
2幅寄せ装置29,51について更に詳細に説明する。
【0037】なお、第1幅寄せ装置27と49は同一構
成であり、第2幅寄せ装置29と51は同一構成のもの
であるため、第1幅寄せ装置27と第2幅寄せ装置29
について代表して説明する。
【0038】第1幅寄せ装置27は、図4乃至図8を参
照するに、ワークテーブル5としての第1ワークテーブ
ル本体21に第1幅寄せ装置27は複数並設されて内装
されている。
【0039】前記第1幅寄せ装置27には複数個の流体
圧作動のシリンダ53が設けられ、このシリンダ53
は、図8に詳細が示されているごとく、シリンダ53に
おける上下動自在なピストンロッド55の上部に支持ロ
ーラ57が回転自在に設けられ、この支持ローラ57に
カバー板材59が移動自在に支承されている。前記ピス
トンロッド55の上面にはキー溝61が形成され、この
キー溝61には前記カバー板材59に固定したキー63
が摺動自在に係合し、カバー板材59の直進性を保持し
ている。
【0040】前記カバー板材59をY軸方向へ往復動す
るために流体圧作動のシリンダ65が適宜に設けられこ
のシリンダ65における往復動自在なピストンロッド6
7の先端部が、前記のカバー部材59の下面に設けたブ
ラケット69に長穴を介して枢支連結してある。
【0041】上記構成により、前記シリンダ53を作動
してカバー部材59を押し上げることにより、第1ワー
クテーブル本体21上に載置されているワークWが押し
上げられる。その後、シリンダ65におけるピストンロ
ッド67を突出作動することによりカバー部材59が移
動され、ワークWは長手方向に対して直交する方向(帯
鋸刃13の切込み方向K−K線に対して直交する方向)
に移動されることとなる。すなわち、ワークWを幅寄せ
できることとなる。
【0042】その後、シリンダ53の作動を解除して、
カバー部材59を下降することにより、ワークWは再度
第1ワークテーブル本体21上に載置される。また、シ
リンダ65の逆作動によって、カバー部材59を元の位
置に復帰することができる。
【0043】第2幅寄せ装置29は、図4および図9,
図10を参照するに、この第2幅寄せ装置29は前述し
た第1幅寄せ装置27を構成する大部分の部材と同一部
材であり、大きく異なる点はその向きとカバー部材59
を小型としたものである。
【0044】すなわち、ワークテーブル5としての第1
ワークテーブル本体21に前記第1幅寄せ装置27に隣
して第2幅寄せ装置29は複数並設され内装されてい
る。
【0045】前記第2幅寄せ装置29には複数個の流体
圧作動のシリンダ53が設けられ、このシリンダ53
は、図8に詳細が示されているごとく、シリンダ53に
おける上下動自在なピストンロッド55の上部に支持ロ
ーラ57が回転自在に設けられ、この支持ローラ57に
幅が狭いカバー部材71が移動自在に支承されている。
ピストンロッド55の上面にはキー溝61が形成され、
このキー溝61には前記カバー部材71に固定したキー
63が摺動自在に係合し、カバー部材71の直進性を保
持している。
【0046】前記カバー部材71をX軸方向へ往復動す
るために流体圧作動のシリンダ73が適宜に設けられ、
このシリンダ73における往復動自在なピストンロッド
75の先端部が、前記カバー部材71の下面に設けたブ
ラケット77に長穴を介して枢支連結してある。
【0047】上記構成により、前記シリンダ53を作動
してカバー部材71を押し上げることにより、第1ワー
クテーブル本体21上に載置されているワークWが押し
上げられる。その後、シリンダ73におけるピストンロ
ッド75を突出作動することによりカバー部材71が移
動され、ワークWは短手方向(帯鋸刃13の切込み方
向)に移動されることとなる。すなわ、ワークWを幅寄
せできることとなる。
【0048】その後、シリンダ53の作動を解除して、
カバー部材71を下降することにより、ワークWは再度
第1ワークテーブル本体21上に載置される。また、シ
リンダ73の逆作動によって、カバー部材71を元の位
置に復帰することができる。
【0049】上述したごとき構成により、ワークテーブ
ル5上の概略の位置に載置されたワークWは、第1幅寄
せ装置27,49にて帯鋸刃13の切込み方向K−K線
に対して直交する方向へ位置決できると共に、第2幅寄
せ装置29,51にて帯鋸刃13の切込み方向へ位置決
めできる。
【0050】而して、クレーンにてワークWの位置決め
をする必要はなく、また、ハンマ等にて微細な位置調整
をする必要もなく、ワークWを容易に切断ラインK−K
線に位置決めでき、作業効率の向上を図ることができ
る。
【0051】次に、図11および図12には他の実施の
形態を示している。この実施の形態は、前述した実施の
形態に比べ大幅に異るなる点は第2ワークテーブル本体
37を取り去った構成であり、他の採用部材はまったく
同一部材であるため同一部材には同一符号を付して説明
を省略する。
【0052】すなわち、ワークテーブル5を構成する第
1ワークテーブル本体19には、前記第1幅寄せ装置2
7と、この第1幅寄せ装置27に隣接して両側に第2幅
寄せ装置29,51とが設けられて構成されている。
【0053】したがって、この装置の作用は前述した実
施の形態の例と同様であり、この装置では比較的小形の
ワークWを位置決め切断加工に用いられるものである。
【0054】なお、この発明は前述した各発明の実施の
形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。例えば、第
1幅寄せ装置27,49と第2幅寄せ装置29,51と
は流体圧作動のシリンダ53,65,73で上下,左右
動せしめる構成で説明したが、シリンダ型式に変えて電
動あるいはメカ的なエキセン構造でも可能である。
【0055】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態より理解
されるように、請求項1,2によるこの発明によりば、
ワークテーブル上に載置したワークを例えば第1幅寄せ
装置にて持ち上げ、帯鋸刃の切込み方向に対して直交す
る方向へ移動して、第1ストッパ部材に押し当てて、ワ
ークを帯鋸刃の切込み方向に対して直交する方向へ位置
決めする。そして、第2幅寄せ装置に位置決めされたワ
ークを持ち上げ、帯鋸刃の切込み方向に向ってワークを
移動して、第2ストッパ部材に押し当てて、ワークを帯
鋸刃の切込み方向へ位置決めする。あるいは、前記第1
幅寄せ装置と第2幅寄せ装置の動作を逆にすることも可
能である。
【0056】而して、クレーンにてワークの位置決めを
する必要なく、また、ハンマ等にて微細な位置調整をす
る必要もなく、ワークを容易に切断ラインに位置決めで
き、作業効率の向上を図ることができる。
【0057】また、請求項3によるこの発明によれば、
第1幅寄せ装置を複数設けることにより長尺のワークヲ
移動位置決めすることが可能となる。
【0058】また、請求項4によるこの発明によれば、
第1,第2幅寄せ装置を複数列配置したことにより、多
くのワークをワークテーブル上にセットすることがで
き、作業効率の向上を図ることができる。
【0059】また、請求項5によるこの発明によれば、
複数箇所に設けた第1幅寄せ装置あるいは第2幅寄せ装
置を単独あるいは連動して駆動できるので、ワークの大
きさにより選択でき効率的に稼動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】帯鋸盤とワークテーブルを示す平面図である。
【図2】図1における側面面である。
【図3】図1における正面図である。
【図4】図1におけるIV矢視部の拡大平面図である。
【図5】図4におけるV 矢視部の第1幅寄せ装置を示す
拡大平面図である。
【図6】図5におけるVI−VI線に沿った断面図である。
【図7】図5におけるVII −VII 線に沿った断面図であ
る。
【図8】図7におけるVIII矢視部の拡大断面説明図であ
る。
【図9】図4におけるIX矢視部の第2幅寄せ装置を示す
拡大平面図である。
【図10】図9におけるX −X 線に沿った断面図であ
る。
【図11】他の実施の形態を示す帯鋸盤とワークテーブ
ルを配置を表する平面図である。
【図12】図11における正面図である。
【符号の説明】
1 堅型カットオフバンドソー(帯鋸盤) 5 ワークテーブル 11 帯鋸刃 27,49 第1幅寄せ装置 29,52 第2幅寄せ装置 31 第1ストッパ部材 35 第2ストッパ部材 W ワーク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯鋸盤のワーク搬入側に設けられたワー
    クテーブルを移動せしめてワークを帯鋸盤へ搬入せしめ
    るワーク搬入方法において、 (A)前記ワークテーブル上にワークを載置する工程。 (B)ワークテーブルの上面に対して出没自在な第1幅
    寄せ装置にてワークを持ち上げ前記帯鋸盤の帯鋸刃の切
    込み方向に対して直交する方向へワークを移動位置決め
    する位置決め工程。 (C)ワークテーブルの上面に対して出没自在な第2幅
    寄せ装置にてワークを持ち上げ前記帯鋸盤の帯鋸刃の切
    込み方向へワークを移動位置決めする位置決め工程。 (D)前記(B)工程を経て(C)工程又は(C)を経
    て(B)工程によりワークを位置決め後、前後ワークテ
    ーブルを帯鋸盤側へ移動せしめて帯鋸刃でワークを切断
    加工するワーク切断加工工程。 と、を備えてなることを特徴とする帯鋸盤におけるワー
    ク搬入方法。
  2. 【請求項2】 帯鋸盤のワーク搬入側にワークテーブル
    を設け、このワークテーブルを帯鋸刃の切込み方向に向
    って移動自在に設け、前記ワークテーブル上に載置され
    たワークを上下方向へ移動自在に、且つ、帯鋸刃の切込
    み方向に対して直交する方向に設けた位置調節可能な第
    1のストッパ部材にワークの長手方向の先端を移動位置
    決めせしめる第1幅寄せ装置を前記ワークテーブルに設
    けると共に、前記ワークテーブル上に載置されたワーク
    を上下方向へ移動自在に、且つ、帯鋸刃の切込み方向に
    向って設けた複数の第2ストッパ部材にワークの側面を
    移動位置決めせしめる第2幅寄せ装置を前記ワークテー
    ブルの前記帯鋸刃の切込み方向に対して直交する方向に
    複数設けてなることを特徴とする帯鋸盤におけるワーク
    テーブル。
  3. 【請求項3】 前記第1幅寄せ装置が複数設けられてい
    ることを特徴とする請求項2記載の帯鋸盤におけるワー
    クテーブル。
  4. 【請求項4】 前記第1,第2幅寄せ装置を前記帯鋸刃
    の切込み方向に適宜な間隔で複数列配置せしめてなるこ
    とを特徴とする請求項2,3記載の帯鋸盤におけるワー
    クテーブル。
  5. 【請求項5】 前記第1,第2幅寄せ装置は、それぞれ
    単独あるいは連動して動作することを特徴とする請求項
    2,3,4記載の帯鋸盤におけるワークテーブル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106424937A (zh) * 2016-08-26 2017-02-22 重庆市捷佳泰机械制造有限公司 龙门式棒材切割机

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