JPH10296276A - ミネラル溶出装置 - Google Patents
ミネラル溶出装置Info
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- JPH10296276A JPH10296276A JP10560597A JP10560597A JPH10296276A JP H10296276 A JPH10296276 A JP H10296276A JP 10560597 A JP10560597 A JP 10560597A JP 10560597 A JP10560597 A JP 10560597A JP H10296276 A JPH10296276 A JP H10296276A
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- mineral
- water
- tank
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ミネラルを溶解させた高硬度の水を生成する
ミネラル溶出装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 陽極電極2と陰極電極3の電極間にある
膈膜4で分離された電解槽1内の陽極電極槽5及び陰極
電極槽6の各々にミネラル溶出材料7を配置し、前記電
解槽1に水を供給し、陽極電極2と陰極電極3の電極間
に直流電圧を印加し、電解槽1内の陽極電極槽5及び陰
極電極槽6にてミネラル成分を多量に含んだ水を生成す
るミネラル溶出装置。
ミネラル溶出装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 陽極電極2と陰極電極3の電極間にある
膈膜4で分離された電解槽1内の陽極電極槽5及び陰極
電極槽6の各々にミネラル溶出材料7を配置し、前記電
解槽1に水を供給し、陽極電極2と陰極電極3の電極間
に直流電圧を印加し、電解槽1内の陽極電極槽5及び陰
極電極槽6にてミネラル成分を多量に含んだ水を生成す
るミネラル溶出装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般家庭や業務用と
して使用される、原水にミネラル成分を添加するミネラ
ル水生成機に関するものである。
して使用される、原水にミネラル成分を添加するミネラ
ル水生成機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭で水道水を浄水するために、
浄水器、アルカリイオン整水器、ミネラル水整水器等を
使用している。
浄水器、アルカリイオン整水器、ミネラル水整水器等を
使用している。
【0003】浄水器は、主に活性炭と中空糸膜より横成
されているものが一般的である。活性炭は遊離塩素等の
ように水中に溶け込んでいる不良成分を除去するように
働き、中空糸膜はゴミや雑菌等の水に懸濁している成分
を除去するように働く。
されているものが一般的である。活性炭は遊離塩素等の
ように水中に溶け込んでいる不良成分を除去するように
働き、中空糸膜はゴミや雑菌等の水に懸濁している成分
を除去するように働く。
【0004】アルカリイオン整水器は、浄水器の有して
いる機能の他に、ミネラルの添加機能と水の電気分解の
機能も有している。そのミネラル添加機能としては、乳
酸カルシウムやグリセロリン酸カルシウム等を用いて行
い、ミネラル層を通過した水は、電気分解機能により酸
性水とアルカリ性水に加工される。
いる機能の他に、ミネラルの添加機能と水の電気分解の
機能も有している。そのミネラル添加機能としては、乳
酸カルシウムやグリセロリン酸カルシウム等を用いて行
い、ミネラル層を通過した水は、電気分解機能により酸
性水とアルカリ性水に加工される。
【0005】厚生省は、認可が必要であるが、アルカリ
イオン整水器から得られる酸性水にはアストリンゼント
効果を、アルカリ性水には慢性下痢、消化不良、胃腸内
異常発辞、制酸、胃酸過多などの効果を認めている。
イオン整水器から得られる酸性水にはアストリンゼント
効果を、アルカリ性水には慢性下痢、消化不良、胃腸内
異常発辞、制酸、胃酸過多などの効果を認めている。
【0006】ミネラル水整水器は、活性炭等の浄水材の
他、炭酸カルシウム等のミネラル含有物質に水を通す機
構を有している。
他、炭酸カルシウム等のミネラル含有物質に水を通す機
構を有している。
【0007】近年、ミネラルウォータと販売の増加に伴
い、このアルカリイオン生水器にミネラル(カルシウ
ム)の溶解機能を更に高めた生水器が実用新案や特許等
で出願されている。
い、このアルカリイオン生水器にミネラル(カルシウ
ム)の溶解機能を更に高めた生水器が実用新案や特許等
で出願されている。
【0008】カルシウムイオン付加可能生水器の第1例
について説明する。実開平5−49097号公報には、
電解槽内に陰極電極と陽極電極とを配設し、各電極間に
電圧を印加する事により水を電気分解してアルカリ性水
と酸性水とに構成可能にした生水器において、電解槽内
の陽極電極側にカルシウム材を配設した構成が記載され
ている。原水の電気分解による酸性水及びアルカリ水の
生成過程において陽極電極電極側に配設したカルシウム
容器からカルシウムが溶出していき、イオン交換時にカ
ルシウムイオンがアルカリ性水生成室に移動して、アル
カリ性水中のカルシウムイオン濃度がを高めていくこと
になる。
について説明する。実開平5−49097号公報には、
電解槽内に陰極電極と陽極電極とを配設し、各電極間に
電圧を印加する事により水を電気分解してアルカリ性水
と酸性水とに構成可能にした生水器において、電解槽内
の陽極電極側にカルシウム材を配設した構成が記載され
ている。原水の電気分解による酸性水及びアルカリ水の
生成過程において陽極電極電極側に配設したカルシウム
容器からカルシウムが溶出していき、イオン交換時にカ
ルシウムイオンがアルカリ性水生成室に移動して、アル
カリ性水中のカルシウムイオン濃度がを高めていくこと
になる。
【0009】もう一つ、カルシウムイオン付加可能生水
器の第2例について説明する。特開平7−36913号
公報には、直流電圧を加えた正と負の電極を対向配置し
た電解質と電解質から流下した水の中の塩素イオン、水
素イオン及び水酸化イオンと化学反応させる粒状に粉砕
し熱処理した貝殻を充填すると共に、正と負の電極を対
向配置した反応室を水の流路の途中に設けたことを特徴
とする浄水器が記載されており、電解室に対向配置され
た正と負の電極は直流電圧が加えられることにより通過
する水道水を電離し、塩素イオン、水酸化イオン、水素
イオン等を発生させる。これらのイオンは反応室に流入
すると、反応室中の蠣殻と反応するものである。このよ
うにしてカルシウムを増加させたミネラル溶解機能を高
めた整水器がでてきた。
器の第2例について説明する。特開平7−36913号
公報には、直流電圧を加えた正と負の電極を対向配置し
た電解質と電解質から流下した水の中の塩素イオン、水
素イオン及び水酸化イオンと化学反応させる粒状に粉砕
し熱処理した貝殻を充填すると共に、正と負の電極を対
向配置した反応室を水の流路の途中に設けたことを特徴
とする浄水器が記載されており、電解室に対向配置され
た正と負の電極は直流電圧が加えられることにより通過
する水道水を電離し、塩素イオン、水酸化イオン、水素
イオン等を発生させる。これらのイオンは反応室に流入
すると、反応室中の蠣殻と反応するものである。このよ
うにしてカルシウムを増加させたミネラル溶解機能を高
めた整水器がでてきた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例の第2
例で説明したように、電解槽で電気分解することにより
各イオンを生成し、生成したイオンを反応槽に流し、各
イオンと蛎殻を反応させる様にしていたが、電気分解で
生成したイオンが再結合と生成を繰り返し行い、蛎殻と
反応してカルシウムをイオン化する水素イオンを十分に
発生させること、即ち、強酸性水の生成が難しかしいと
いう第1の課題があり、効率よく電気分解することが難
しく、従来例の第1例で示した以上に、カルシウムの溶
解度を上げ、高ミネラル水を作ることが大きな第一の課
題であった。
例で説明したように、電解槽で電気分解することにより
各イオンを生成し、生成したイオンを反応槽に流し、各
イオンと蛎殻を反応させる様にしていたが、電気分解で
生成したイオンが再結合と生成を繰り返し行い、蛎殻と
反応してカルシウムをイオン化する水素イオンを十分に
発生させること、即ち、強酸性水の生成が難しかしいと
いう第1の課題があり、効率よく電気分解することが難
しく、従来例の第1例で示した以上に、カルシウムの溶
解度を上げ、高ミネラル水を作ることが大きな第一の課
題であった。
【0011】また、カルシウム濃度は向上させることが
できるが、電気分解を長時間行うと、陰極電極電極にス
ケールとしてカルシウムが析出し、電気分解しにくくな
り、最後にはスケールにより水の電気分解ができなくな
るという第二の課題があり、商品の実用化が難しかっ
た。
できるが、電気分解を長時間行うと、陰極電極電極にス
ケールとしてカルシウムが析出し、電気分解しにくくな
り、最後にはスケールにより水の電気分解ができなくな
るという第二の課題があり、商品の実用化が難しかっ
た。
【0012】また、酸性水を生成し、酸性水でカルシウ
ムを溶解し飲料水に使用するには、残留塩素が上昇し、
飲み水として不適であるという第三の課題があった。
ムを溶解し飲料水に使用するには、残留塩素が上昇し、
飲み水として不適であるという第三の課題があった。
【0013】本発明は上記課題を解決するものであり、
高硬度のミネラルを水に溶出させるミネラル溶出装置を
提供することを目的とする。
高硬度のミネラルを水に溶出させるミネラル溶出装置を
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の一つの手段は、陽極と陰極電極の当該電極間
にある膈膜で分離された電解槽内の陽極電極槽及び陰極
電極槽の各々にミネラル溶解材料を配置し、前記電解槽
に水を供給し、陽極電極と陰極電極の当該電極間に直流
電圧を印加し、電解槽内の陽極電極槽及び陰極電極槽に
てミネラル成分を多量に含んだ水を生成するミネラル溶
出装置とするものである。
に本発明の一つの手段は、陽極と陰極電極の当該電極間
にある膈膜で分離された電解槽内の陽極電極槽及び陰極
電極槽の各々にミネラル溶解材料を配置し、前記電解槽
に水を供給し、陽極電極と陰極電極の当該電極間に直流
電圧を印加し、電解槽内の陽極電極槽及び陰極電極槽に
てミネラル成分を多量に含んだ水を生成するミネラル溶
出装置とするものである。
【0015】上記構成により、電極間の隔膜により、陽
極槽及び陰極槽のpHをより強化でき、生成した強酸性
水でミネラルを短時間に効率よく溶出する事が可能なミ
ネラル溶出装置を提供することができる。
極槽及び陰極槽のpHをより強化でき、生成した強酸性
水でミネラルを短時間に効率よく溶出する事が可能なミ
ネラル溶出装置を提供することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、陽極電極
と陰極電極の電極間に膈膜を設け、前記隔膜で分離され
た電解槽内の陽極電極槽及び陰極電極槽の各々にミネラ
ル溶解材料を配置し、前記各電解槽に水を供給し、陽極
電極と陰極電極の電極間に直流電圧を印加することによ
り、電解槽内の陽極電極槽及び陰極電極槽にてミネラル
成分を多量に含んだ水を生成するミネラル溶出装置とし
ているので、電極間の隔膜により、陽極槽及び陰極槽の
pHをより強化でき、生成した強酸性水でミネラルを短
時間に効率よく溶出する事が可能なミネラル溶出装置を
提供することができる。
と陰極電極の電極間に膈膜を設け、前記隔膜で分離され
た電解槽内の陽極電極槽及び陰極電極槽の各々にミネラ
ル溶解材料を配置し、前記各電解槽に水を供給し、陽極
電極と陰極電極の電極間に直流電圧を印加することによ
り、電解槽内の陽極電極槽及び陰極電極槽にてミネラル
成分を多量に含んだ水を生成するミネラル溶出装置とし
ているので、電極間の隔膜により、陽極槽及び陰極槽の
pHをより強化でき、生成した強酸性水でミネラルを短
時間に効率よく溶出する事が可能なミネラル溶出装置を
提供することができる。
【0017】請求項2記載の発明は、上記請求項1に加
えて、ミネラル溶解材料を陽極電極面および陰極電極面
に接する様に配置しているので、電気分解時に陽極電極
付近に生成した多量の水素イオンを効率よくミネラルに
反応させることができるために、ミネラル成分を多量に
含んだ水を生成する事が可能なミネラル溶出装置を提供
できる。
えて、ミネラル溶解材料を陽極電極面および陰極電極面
に接する様に配置しているので、電気分解時に陽極電極
付近に生成した多量の水素イオンを効率よくミネラルに
反応させることができるために、ミネラル成分を多量に
含んだ水を生成する事が可能なミネラル溶出装置を提供
できる。
【0018】請求項3記載の発明は、ミネラル溶解材料
を、陽極電極面のみに接する様に配置しているために、
電極間の抵抗が低下し、上記よりさらに低電圧で電気分
解をを行うことができ、ミネラル成分を多量に含んだ水
を生成する事が可能なミネラル溶出装置を提供できる。
を、陽極電極面のみに接する様に配置しているために、
電極間の抵抗が低下し、上記よりさらに低電圧で電気分
解をを行うことができ、ミネラル成分を多量に含んだ水
を生成する事が可能なミネラル溶出装置を提供できる。
【0019】請求項4記載の発明は、陰極電極と、少な
くとも1つ以上の孔を有する陽極電極と、前記両電極間
にある膈膜で分離された電解槽と、陰極電極に対向しな
い陽極電極面側にミネラル溶解材料を有するミネラル槽
とを配置し、前記電解槽に水を供給し、陽極電極と陰極
電極の電極間に直流電圧を印加することにより、電解槽
のミネラル槽と陽極電極槽及び陰極電極槽にてミネラル
成分を多量に含んだ水を生成するミネラル溶出装置とし
ているので、さらに低電圧で電気分解を行うことがで
き、ミネラル成分を多量に含んだ水を生成する事が可能
で電気分解電圧を低くできるミネラル溶出装置を提供で
きる。
くとも1つ以上の孔を有する陽極電極と、前記両電極間
にある膈膜で分離された電解槽と、陰極電極に対向しな
い陽極電極面側にミネラル溶解材料を有するミネラル槽
とを配置し、前記電解槽に水を供給し、陽極電極と陰極
電極の電極間に直流電圧を印加することにより、電解槽
のミネラル槽と陽極電極槽及び陰極電極槽にてミネラル
成分を多量に含んだ水を生成するミネラル溶出装置とし
ているので、さらに低電圧で電気分解を行うことがで
き、ミネラル成分を多量に含んだ水を生成する事が可能
で電気分解電圧を低くできるミネラル溶出装置を提供で
きる。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項4に加えて
少なくとも1つ以上の切り起こし部を有する陽極電極に
て構成されたものとしているので、印加電圧を低くでき
るだけでなく、水温の上昇を抑えることもでき、電解の
効率を上げることができるミネラル溶出装置を提供でき
る。
少なくとも1つ以上の切り起こし部を有する陽極電極に
て構成されたものとしているので、印加電圧を低くでき
るだけでなく、水温の上昇を抑えることもでき、電解の
効率を上げることができるミネラル溶出装置を提供でき
る。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項4と5に加
えて、陽極電極槽で生成した水をミネラル槽を通過させ
る構成しているために、酸性水が必ず、ミネラル槽を通
過し、酸性水がミネラル槽と反応したのちに排出される
ために、ミネラル成分を多量に含んだ水を生成するミネ
ラル溶出装置を提供できる。
えて、陽極電極槽で生成した水をミネラル槽を通過させ
る構成しているために、酸性水が必ず、ミネラル槽を通
過し、酸性水がミネラル槽と反応したのちに排出される
ために、ミネラル成分を多量に含んだ水を生成するミネ
ラル溶出装置を提供できる。
【0022】請求項7記載の発明は、請求項4〜6に加
えて、水の供給を陰極電極のみから行うように構成して
いるので、陰極の方から隔膜、陽極電極を通りミネラル
槽に勢いよくあたり、この水流でミネラル溶出材料を粉
砕しミネラルが酸性水で溶解しやすい状態を作るために
ミネラル成分を多量に含んだ水を生成するミネラル溶出
装置を提供できる。
えて、水の供給を陰極電極のみから行うように構成して
いるので、陰極の方から隔膜、陽極電極を通りミネラル
槽に勢いよくあたり、この水流でミネラル溶出材料を粉
砕しミネラルが酸性水で溶解しやすい状態を作るために
ミネラル成分を多量に含んだ水を生成するミネラル溶出
装置を提供できる。
【0023】請求項8記載の発明は、陽極電極と陰極電
極の電極間にある膈膜で分離された電解槽内の陽極電極
槽で生成された酸性水を、ミネラル溶解材料を配置した
ミネラル槽に流入させ、陰極電極槽で生成されたアルカ
リ水と合成し、ミネラル成分を多量に含んだ水を生成す
るミネラル溶出装置としているので、ミネラル槽で酸性
水と反応し、ミネラル成分を多量に含んだ水を生成する
ミネラル溶出装置を提供できる。
極の電極間にある膈膜で分離された電解槽内の陽極電極
槽で生成された酸性水を、ミネラル溶解材料を配置した
ミネラル槽に流入させ、陰極電極槽で生成されたアルカ
リ水と合成し、ミネラル成分を多量に含んだ水を生成す
るミネラル溶出装置としているので、ミネラル槽で酸性
水と反応し、ミネラル成分を多量に含んだ水を生成する
ミネラル溶出装置を提供できる。
【0024】請求項9記載の発明は、陽極電極と陰極電
極の当該電極間にある膈膜で分離された電解槽内の陽極
電極槽で生成された酸性水と、陰極電極槽で生成された
アルカリ水を、各々、ミネラル溶解材料を配置したミネ
ラル槽に流入させ、ミネラル溶解材料と反応させ、混合
するために、ミネラル成分を多量に含んだ水を生成する
ミネラル溶出装置を提供できる。
極の当該電極間にある膈膜で分離された電解槽内の陽極
電極槽で生成された酸性水と、陰極電極槽で生成された
アルカリ水を、各々、ミネラル溶解材料を配置したミネ
ラル槽に流入させ、ミネラル溶解材料と反応させ、混合
するために、ミネラル成分を多量に含んだ水を生成する
ミネラル溶出装置を提供できる。
【0025】請求項10記載の発明は、電極間に電圧を
印加した経過時間を計測するタイマー手段と、直流電源
の極性を切り替える駆動手段と、予め設定された経過毎
に直流電源の極性を交互に切替る制御手段とを有し、電
極間に電圧印加後、タイマー手段が計測した時間が予め
設定された経過時間以上になると、電極に印加している
電圧の極性を反転させ、さらに、逆電圧印加後、タイマ
ー手段が計測した時間が予め設定された経過時間以上に
なると、電極に印加している電圧の極性を反転させるミ
ネラル溶出装置としているので、ミネラルを多量に含ん
だ水を生成するミネラル溶出装置を提供できる。
印加した経過時間を計測するタイマー手段と、直流電源
の極性を切り替える駆動手段と、予め設定された経過毎
に直流電源の極性を交互に切替る制御手段とを有し、電
極間に電圧印加後、タイマー手段が計測した時間が予め
設定された経過時間以上になると、電極に印加している
電圧の極性を反転させ、さらに、逆電圧印加後、タイマ
ー手段が計測した時間が予め設定された経過時間以上に
なると、電極に印加している電圧の極性を反転させるミ
ネラル溶出装置としているので、ミネラルを多量に含ん
だ水を生成するミネラル溶出装置を提供できる。
【0026】請求項11記載の発明は、電極間に流れる
電流を測定する電流検出手段と、その電流を測定測定す
る電流測定手段と、その電流の変化量が初期値あるいは
最大値等の基準値に対して所定値以下になると、電極へ
の印加電圧の極性を切替る制御手段で構成されるミネラ
ル溶出装置を提供できる。
電流を測定する電流検出手段と、その電流を測定測定す
る電流測定手段と、その電流の変化量が初期値あるいは
最大値等の基準値に対して所定値以下になると、電極へ
の印加電圧の極性を切替る制御手段で構成されるミネラ
ル溶出装置を提供できる。
【0027】請求項12記載の発明は、酸性水を利用し
て生成したミネラル水を活性炭や中空糸膜等を使った浄
水手段に通して、残留塩素や不純物を減少させるミネラ
ル溶出装置を提供できる。
て生成したミネラル水を活性炭や中空糸膜等を使った浄
水手段に通して、残留塩素や不純物を減少させるミネラ
ル溶出装置を提供できる。
【0028】
(実施例1)図1において、1は陽極電極2と陰極電極
3との間を隔膜4で仕切った電解槽である。隔膜4で仕
切られた陽極電極2がある槽を陽極電極槽5、陰極電極
3がある槽を陰極電極槽6とする。陽極電極槽5と陰極
電極槽6内には、各々、カルシウム、マグネシウム等を
含んだコーラルサンド等のミネラル溶出材料7が入った
ミネラル槽8を配置している。
3との間を隔膜4で仕切った電解槽である。隔膜4で仕
切られた陽極電極2がある槽を陽極電極槽5、陰極電極
3がある槽を陰極電極槽6とする。陽極電極槽5と陰極
電極槽6内には、各々、カルシウム、マグネシウム等を
含んだコーラルサンド等のミネラル溶出材料7が入った
ミネラル槽8を配置している。
【0029】水は、電解槽1に入り、ミネラル溶出材料
7と反応し、ミネラル溶出材料7の粒、粉が排出されな
いようにするフィルタ9を通過して、ミネラルを含んだ
水が排出口10から排出される。11は直流電源で、陽
極電極2と陰極電極3に電圧が印加されるようにしてあ
る。
7と反応し、ミネラル溶出材料7の粒、粉が排出されな
いようにするフィルタ9を通過して、ミネラルを含んだ
水が排出口10から排出される。11は直流電源で、陽
極電極2と陰極電極3に電圧が印加されるようにしてあ
る。
【0030】以下、本実施例の動作を説明する。ミネラ
ル溶出材料7を配置した電解槽1内の陰極電極槽5と陽
極電極槽6に水を流し、陽極電極2と陰極電極3の両電
極間に直流電源11を印加すると、直流電圧11のプラ
ス側から、電解槽1の陽極電極2、水、陰極電極3を通
って直流電源11のマイナス側の順番で電流が繰り返し
流れる。電流の大きさは直流電源11の電圧の大きさと
水の抵抗等によって変化する。水の抵抗は普通10K〜
50KΩcm程度である。陽極電極2と陰極電極3と両
電極間距離を短く、かつ両電極面積を広くしてして所定
の電流が流れ易いよう電極を設計する必要がある。この
電流は、陽極電極2から陰極電極3に向かって流れる
が、電子は逆に、陰極電極3から陽極電極2に向かって
流れる。陰極電極3から電子がでて、水と反応し、陰極
電極3の近傍では水素(H+)と水酸化イオン(OH-)
が発生する。このときの化学式は(化1)のようにな
り、陰極電極3の近傍では水は分解されアルカリ性とな
る。
ル溶出材料7を配置した電解槽1内の陰極電極槽5と陽
極電極槽6に水を流し、陽極電極2と陰極電極3の両電
極間に直流電源11を印加すると、直流電圧11のプラ
ス側から、電解槽1の陽極電極2、水、陰極電極3を通
って直流電源11のマイナス側の順番で電流が繰り返し
流れる。電流の大きさは直流電源11の電圧の大きさと
水の抵抗等によって変化する。水の抵抗は普通10K〜
50KΩcm程度である。陽極電極2と陰極電極3と両
電極間距離を短く、かつ両電極面積を広くしてして所定
の電流が流れ易いよう電極を設計する必要がある。この
電流は、陽極電極2から陰極電極3に向かって流れる
が、電子は逆に、陰極電極3から陽極電極2に向かって
流れる。陰極電極3から電子がでて、水と反応し、陰極
電極3の近傍では水素(H+)と水酸化イオン(OH-)
が発生する。このときの化学式は(化1)のようにな
り、陰極電極3の近傍では水は分解されアルカリ性とな
る。
【0031】
【化1】
【0032】陽極電極2の付近では、陽極電極2に電子
を奪われて酸素と水素イオンが発生する。このときの化
学式は(化2)のようになり、陽極電極2の近傍では、
水は酸性になる。
を奪われて酸素と水素イオンが発生する。このときの化
学式は(化2)のようになり、陽極電極2の近傍では、
水は酸性になる。
【0033】
【化2】
【0034】炭酸カルシウムなどをはじめとするミネラ
ル成分は、pHが中性の溶液にはわずかしか溶解しない
が、pHが酸性の酸性溶液ほど溶解しやすくなる。
ル成分は、pHが中性の溶液にはわずかしか溶解しない
が、pHが酸性の酸性溶液ほど溶解しやすくなる。
【0035】陽極電極2の付近が酸性になっている状態
で、この電解槽1内の陽極電極槽5にミネラル溶出材料
7が配置してあり、(化2)の反応でできた水素イオン
と炭酸カルシウムが反応する。このときの化学式は(化
3)となり、電解槽1内の陽極電極槽5にカルシウム等
のミネラル成分がとけたことになる。
で、この電解槽1内の陽極電極槽5にミネラル溶出材料
7が配置してあり、(化2)の反応でできた水素イオン
と炭酸カルシウムが反応する。このときの化学式は(化
3)となり、電解槽1内の陽極電極槽5にカルシウム等
のミネラル成分がとけたことになる。
【0036】
【化3】
【0037】同時に、この陽極電極槽5にできた酸性水
はミネラル溶解により、水素イオンが減少しアルカリ水
に変わることになる。
はミネラル溶解により、水素イオンが減少しアルカリ水
に変わることになる。
【0038】陰極電極3の近傍は、従来どうりアルカリ
水ができ、陽極電極2の近傍は酸性水がミネラルと反応
し、ミネラル成分が溶解し、かつ、アルカリ水ができる
ので、陽極電極槽5と陰極電極槽6の水をあわせると、
結果的には、ミネラルを添加したアルカリイオン水を作
ることが可能になる。
水ができ、陽極電極2の近傍は酸性水がミネラルと反応
し、ミネラル成分が溶解し、かつ、アルカリ水ができる
ので、陽極電極槽5と陰極電極槽6の水をあわせると、
結果的には、ミネラルを添加したアルカリイオン水を作
ることが可能になる。
【0039】水の流量と印加電流より、ミネラルの溶解
度は変化するが、ミネラル溶解度を上げるためには、流
量に基づいて電流、電極の大きさ等を決定する必要があ
る。
度は変化するが、ミネラル溶解度を上げるためには、流
量に基づいて電流、電極の大きさ等を決定する必要があ
る。
【0040】この実施例では、水を供給させながらミネ
ラル溶解させる連続式で説明したが、電解槽に水を貯水
する貯水式でも、ミネラル溶解のために電解槽にポンプ
を使って水を循環させて処理する循環式でもよい。連続
式の場合には、ミネラル溶解を早めるために、電解槽の
電極を大きくしたり、電解槽への水の通過時間を長くし
たり、電流を大きくしたりして、ミネラル溶解度をあげ
る必要がある。
ラル溶解させる連続式で説明したが、電解槽に水を貯水
する貯水式でも、ミネラル溶解のために電解槽にポンプ
を使って水を循環させて処理する循環式でもよい。連続
式の場合には、ミネラル溶解を早めるために、電解槽の
電極を大きくしたり、電解槽への水の通過時間を長くし
たり、電流を大きくしたりして、ミネラル溶解度をあげ
る必要がある。
【0041】これらの方式が異なっても、水の流量、電
流の大きさや電極の面積、電極の間隔をかえることによ
り、ミネラルの溶出量をかえることができる。
流の大きさや電極の面積、電極の間隔をかえることによ
り、ミネラルの溶出量をかえることができる。
【0042】炭酸カルシウム等で構成されたコーラルサ
ンド等の天然カルシウムを、水の中にいれただけでも、
少しはカルシウム等のミネラル成分が溶解するが、上記
の酸性水で溶解する方式に比べて溶解度が大幅に違う。
ンド等の天然カルシウムを、水の中にいれただけでも、
少しはカルシウム等のミネラル成分が溶解するが、上記
の酸性水で溶解する方式に比べて溶解度が大幅に違う。
【0043】また、従来のアルカリイオン整水器では、
アルカリイオン水と同時に酸性水を作りだし、飲料水と
してはアルカリイオン水だけしか利用できず、酸性水は
排水にしてしまうので、必要なアルカリイオン水を作る
ためには、約2倍の量の原水が必要であった。
アルカリイオン水と同時に酸性水を作りだし、飲料水と
してはアルカリイオン水だけしか利用できず、酸性水は
排水にしてしまうので、必要なアルカリイオン水を作る
ためには、約2倍の量の原水が必要であった。
【0044】上記の方法では、酸性水でミネラルを溶解
し、その結果、ミネラルを含んだアルカリイオン水を作
り出すので排水する必要が無くなる。この場合には、ミ
ネラル溶出材料を電解槽の底部に配置して説明したが、
電解槽内の電極が隠れる様に大量に配置してもよい。
し、その結果、ミネラルを含んだアルカリイオン水を作
り出すので排水する必要が無くなる。この場合には、ミ
ネラル溶出材料を電解槽の底部に配置して説明したが、
電解槽内の電極が隠れる様に大量に配置してもよい。
【0045】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
を図2を使って説明する。なお、上記第1の実施例と同
一構成部品には同一符号を付して説明を省略する。図2
において、陰極電極3に対向し化学反応を行う陽極電極
2面側に、直接、接する様にミネラル溶解材料7を配置
するように構成されている。
を図2を使って説明する。なお、上記第1の実施例と同
一構成部品には同一符号を付して説明を省略する。図2
において、陰極電極3に対向し化学反応を行う陽極電極
2面側に、直接、接する様にミネラル溶解材料7を配置
するように構成されている。
【0046】以下、本実施例の動作を説明する。電極間
に直流電源11の電圧を印加して、電流を流すと、陽極
電極2の表面で水素イオンが生成される。陽極電極2と
隔膜4間の水素イオン濃度勾配は、陽極電極2の表面に
近いところはが非常に高く、pH2以下になる。この水
素イオン濃度の非常に高い領域をヘルムホルツ層と呼び
その距離は陽極表面から0.1μm以下と非常に短くてそ
の層を離れると、急に水素イオン濃度が下がってしま
う。そして、隔膜4付近ではpH5〜6となっている。
に直流電源11の電圧を印加して、電流を流すと、陽極
電極2の表面で水素イオンが生成される。陽極電極2と
隔膜4間の水素イオン濃度勾配は、陽極電極2の表面に
近いところはが非常に高く、pH2以下になる。この水
素イオン濃度の非常に高い領域をヘルムホルツ層と呼び
その距離は陽極表面から0.1μm以下と非常に短くてそ
の層を離れると、急に水素イオン濃度が下がってしま
う。そして、隔膜4付近ではpH5〜6となっている。
【0047】この陽極電極2付近の水素イオンと隔膜4
付近の水素イオンすなわち、陽極電極槽5の水素イオン
は、入ってきた水に押されて電解槽1からででくる。そ
の時に、混合され、陽極電極槽5の平均の水素イオン濃
度になり、pH3程度の酸性水が生成されることにな
る。
付近の水素イオンすなわち、陽極電極槽5の水素イオン
は、入ってきた水に押されて電解槽1からででくる。そ
の時に、混合され、陽極電極槽5の平均の水素イオン濃
度になり、pH3程度の酸性水が生成されることにな
る。
【0048】カルシウム化合物は、このpHが非常に低
いほど溶解しやすいので、陽極電極2の表面付近では、
非常に高濃度で溶解し、高ミネラル水が生成される。そ
のために、ミネラル溶解材料7は、陽極電極2の表面に
接する様に配置することが望ましい。逆に言えば、カル
シウムのほとんどが電極付近で溶解していることにな
る。
いほど溶解しやすいので、陽極電極2の表面付近では、
非常に高濃度で溶解し、高ミネラル水が生成される。そ
のために、ミネラル溶解材料7は、陽極電極2の表面に
接する様に配置することが望ましい。逆に言えば、カル
シウムのほとんどが電極付近で溶解していることにな
る。
【0049】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例
を図3を使って説明する。なお、上記第2の実施例と同
一構成部品には同一符号を付して説明を省略する。図3
において、上記第2の実施例と異なる点は、陽極電極槽
5のみにミネラル溶解材料7が配置されていることであ
る。
を図3を使って説明する。なお、上記第2の実施例と同
一構成部品には同一符号を付して説明を省略する。図3
において、上記第2の実施例と異なる点は、陽極電極槽
5のみにミネラル溶解材料7が配置されていることであ
る。
【0050】以下、本実施例の動作を説明する。陽極電
極2と陰極電極3の各電極の周辺で反応する化学反応
は、上記第1の実施例で説明した内容と同じである。し
かし、化学反応自体は、上記第1の実施例と全く同じに
なる。
極2と陰極電極3の各電極の周辺で反応する化学反応
は、上記第1の実施例で説明した内容と同じである。し
かし、化学反応自体は、上記第1の実施例と全く同じに
なる。
【0051】上記第2の実施例と性能の面で大きく異な
るのは、電極間に電流を流す時に、印加する直流電圧1
1を低くできる事になる。これは、電極間に配置したミ
ネラル溶出材料7の主成分の炭酸カルシウムが絶縁体
で、水道水に比べ非常に導電性が低いことによる。その
ために、電極間に水だけの場合と、電極間にミネラル溶
出材料7を配置した上で水を流した場合には、導電率が
後者が5分の1位に低下する。
るのは、電極間に電流を流す時に、印加する直流電圧1
1を低くできる事になる。これは、電極間に配置したミ
ネラル溶出材料7の主成分の炭酸カルシウムが絶縁体
で、水道水に比べ非常に導電性が低いことによる。その
ために、電極間に水だけの場合と、電極間にミネラル溶
出材料7を配置した上で水を流した場合には、導電率が
後者が5分の1位に低下する。
【0052】すなわち、これは、電極間にミネラル溶出
材料7を配置すると、水だけに比べて電流が流れ難くな
る事に他ならない。
材料7を配置すると、水だけに比べて電流が流れ難くな
る事に他ならない。
【0053】この様なミネラル溶出材料7を配置した場
合には、大電流を流す為には、電極に印加する直流電圧
を上げる必要がある。
合には、大電流を流す為には、電極に印加する直流電圧
を上げる必要がある。
【0054】一方、印加する直流電圧を上げると、上記
処理した水での感電の危険が発生するのでので、印加電
圧はできるだけ低く抑え無ければならない。そこで少し
でも印加電圧を下げるために、ミネラル溶出材料7の部
分を少なくする為に陰極電極槽6のミネラル溶出材料7
をできるだけ少なく配置する様にした物である。
処理した水での感電の危険が発生するのでので、印加電
圧はできるだけ低く抑え無ければならない。そこで少し
でも印加電圧を下げるために、ミネラル溶出材料7の部
分を少なくする為に陰極電極槽6のミネラル溶出材料7
をできるだけ少なく配置する様にした物である。
【0055】この第三の実施例のように陽極電極槽5の
みにミネラル溶出材料7を配置する事により、陰極電極
槽6は水だけになる為に、電極間に印加する直流電圧1
1を第一の実施例に比べて格段に低くする事ができ、か
つ消費電力を抑えることができ、ミネラル溶解性能は同
等のになる。
みにミネラル溶出材料7を配置する事により、陰極電極
槽6は水だけになる為に、電極間に印加する直流電圧1
1を第一の実施例に比べて格段に低くする事ができ、か
つ消費電力を抑えることができ、ミネラル溶解性能は同
等のになる。
【0056】(実施例4)次に、本発明の第4の実施例
を図4を使って説明する。なお、上記第1の実施例と同
一構成部品には同一符号を付して説明を省略する。図4
において、電極の両面を水が行き来する様な多数の孔を
有した陽極電極2と、陰極電極3に対向しない陽極電極
2の裏面側にミネラル溶解材料7を配置したミネラル槽
8を配置した構成にしてある。もちろん、第一の実施例
で示した電極間に配置してあるミネラル溶解材料7は、
取り除いてある。
を図4を使って説明する。なお、上記第1の実施例と同
一構成部品には同一符号を付して説明を省略する。図4
において、電極の両面を水が行き来する様な多数の孔を
有した陽極電極2と、陰極電極3に対向しない陽極電極
2の裏面側にミネラル溶解材料7を配置したミネラル槽
8を配置した構成にしてある。もちろん、第一の実施例
で示した電極間に配置してあるミネラル溶解材料7は、
取り除いてある。
【0057】以下、本実施例の動作を説明する。陽極電
極2と陰極電極3の各電極の周辺で反応する化学反応
は、上記第1の実施例で説明した内容と同じである。異
なる点は、陽極電極槽5の陽極電極2の陰極電極3に対
向しない陽極電極2の裏面側にミネラル溶解材料7が配
置してあり、陽極電極2の孔を通して水が行き来するよ
うになっている。電解槽1に水を流し、電極に直流電圧
11の電圧を印加すると水の電気分解を始める。陰極電
極3の周りには水酸化イオンが集まり、アルカリ水がで
きる。陽極電極2の周りには、水素イオンが集まり酸性
水ができる。水素イオンの濃度差で、この酸性水は陽極
電極2の裏側にも浸透する。すなわち、ミネラル槽8内
のミネラル溶解材料7にも酸性水が浸透する。ミネラル
槽8内ではこの水素イオンと炭酸カルシウムが反応して
カルシウムが溶解する事になる。
極2と陰極電極3の各電極の周辺で反応する化学反応
は、上記第1の実施例で説明した内容と同じである。異
なる点は、陽極電極槽5の陽極電極2の陰極電極3に対
向しない陽極電極2の裏面側にミネラル溶解材料7が配
置してあり、陽極電極2の孔を通して水が行き来するよ
うになっている。電解槽1に水を流し、電極に直流電圧
11の電圧を印加すると水の電気分解を始める。陰極電
極3の周りには水酸化イオンが集まり、アルカリ水がで
きる。陽極電極2の周りには、水素イオンが集まり酸性
水ができる。水素イオンの濃度差で、この酸性水は陽極
電極2の裏側にも浸透する。すなわち、ミネラル槽8内
のミネラル溶解材料7にも酸性水が浸透する。ミネラル
槽8内ではこの水素イオンと炭酸カルシウムが反応して
カルシウムが溶解する事になる。
【0058】溶解したカルシウムは、陽極電極2と隔膜
4をとおして陰極電極3に引かれていく。この移動量
は、アルカリ水と酸性水の流量比等により、大きく変化
するが、ミネラル層で溶解したカルシウムは、酸性水に
混ざる。
4をとおして陰極電極3に引かれていく。この移動量
は、アルカリ水と酸性水の流量比等により、大きく変化
するが、ミネラル層で溶解したカルシウムは、酸性水に
混ざる。
【0059】この方式は、第1の実施例で示した様に、
電極間に絶縁体であるカルシウムがあると、印加電圧が
高くなるのを改善したものであり、印加電圧を低くで
き、かつカルシウムの溶解ができ一体化も可能になる。
電極間に絶縁体であるカルシウムがあると、印加電圧が
高くなるのを改善したものであり、印加電圧を低くで
き、かつカルシウムの溶解ができ一体化も可能になる。
【0060】(実施例5)次に、本発明の第5の実施例
を図5と図6を使って説明する。なお、上記第4の実施
例と同一構成部品には同一符号を付して説明を省略す
る。図5は電解槽の断面構成で、図6は陽極電極2の見
取り図である。陽極電極2の孔の形状の代わりにを凸部
切り起こし12に変更した陽極電極2を採用している。
を図5と図6を使って説明する。なお、上記第4の実施
例と同一構成部品には同一符号を付して説明を省略す
る。図5は電解槽の断面構成で、図6は陽極電極2の見
取り図である。陽極電極2の孔の形状の代わりにを凸部
切り起こし12に変更した陽極電極2を採用している。
【0061】以下、本実施例の動作を説明する。陽極電
極2と陰極電極3の各電極の周辺で反応する化学反応
は、上記第1の実施例で説明した内容と同じである。動
作も第5の実施例と同じである。
極2と陰極電極3の各電極の周辺で反応する化学反応
は、上記第1の実施例で説明した内容と同じである。動
作も第5の実施例と同じである。
【0062】また、陽極電極2の孔を凸部切り起こし1
2にすることにより、電極の表面積を広くでき、更に、
水の流れも変える事ができ、その結果、温度上昇を抑
え、水の流れを変えることにより、ミネラル溶解度も変
えることもできる。
2にすることにより、電極の表面積を広くでき、更に、
水の流れも変える事ができ、その結果、温度上昇を抑
え、水の流れを変えることにより、ミネラル溶解度も変
えることもできる。
【0063】電極に電流を流すと電極から水に電流が流
れ、その結果、水の直接加熱で、また電極の界面抵抗に
より電極が発熱する。流量が多いと冷たい水の流れよる
冷却効果があるが、少なくなると冷却効果が低下する。
れ、その結果、水の直接加熱で、また電極の界面抵抗に
より電極が発熱する。流量が多いと冷たい水の流れよる
冷却効果があるが、少なくなると冷却効果が低下する。
【0064】第4の発明の様に、電極に孔があるとその
分電極の表面積が減り、その結果、同じ電流を流した時
には、電流密度が上がり、電極の表面温度が上がる傾向
になる。ミネラルの特にカルシウムの溶解度は水の温度
が上昇すると低下する傾向にあるために、温度上昇によ
りミネラルの溶解度が低下することになる。また、この
切り起こし部8によりミネラル槽8へ流れる水の流れが
かわり、その結果、水の流れによるミネラルの溶解度が
変わる。
分電極の表面積が減り、その結果、同じ電流を流した時
には、電流密度が上がり、電極の表面温度が上がる傾向
になる。ミネラルの特にカルシウムの溶解度は水の温度
が上昇すると低下する傾向にあるために、温度上昇によ
りミネラルの溶解度が低下することになる。また、この
切り起こし部8によりミネラル槽8へ流れる水の流れが
かわり、その結果、水の流れによるミネラルの溶解度が
変わる。
【0065】(実施例6)次に、本発明の第6の実施例
を図7を使って説明する。なお、上記第1と第2の実施
例と同一構成部品には同一符号を付して説明を省略す
る。図7において、排出口11を陽極電極槽5と陰極電
極槽6に各もうけ、陽極電極槽5で生成した水をすべて
ミネラル槽8を通過させて陽極電極槽5の排出口10か
ら排水するように構成してある。
を図7を使って説明する。なお、上記第1と第2の実施
例と同一構成部品には同一符号を付して説明を省略す
る。図7において、排出口11を陽極電極槽5と陰極電
極槽6に各もうけ、陽極電極槽5で生成した水をすべて
ミネラル槽8を通過させて陽極電極槽5の排出口10か
ら排水するように構成してある。
【0066】以下、本実施例の動作を説明する。陽極電
極2と陰極電極3の各電極の周辺で反応する化学反応
は、上記第1の実施例で説明した内容と同じである。
極2と陰極電極3の各電極の周辺で反応する化学反応
は、上記第1の実施例で説明した内容と同じである。
【0067】陽極電極槽5の陽極電極2の陰極電極3に
対向しない陽極電極2の裏面側にミネラル溶出材料7が
配置してあり、陽極電極2の孔を通して水が行き来でき
るようになっている。電解槽1に水を流し、電極に電流
を印加すると水の電気分解を始める。陰極電極2の周り
には水酸化イオンが集まり、アルカリ水ができる。陽極
電極2の周りには、水素イオンが集まり酸性水ができ
る。水素イオンの濃度差で、この酸性水は陽極電極2の
裏側にも浸透する。すなわち、ミネラル槽8内にも酸性
水が浸透する。ミネラル槽8内ではこの水素イオンと炭
酸カルシウムと反応してカルシウムが溶解する事にな
る。カルシウムが溶解した水は、このミネラル槽8を通
過して排水される。
対向しない陽極電極2の裏面側にミネラル溶出材料7が
配置してあり、陽極電極2の孔を通して水が行き来でき
るようになっている。電解槽1に水を流し、電極に電流
を印加すると水の電気分解を始める。陰極電極2の周り
には水酸化イオンが集まり、アルカリ水ができる。陽極
電極2の周りには、水素イオンが集まり酸性水ができ
る。水素イオンの濃度差で、この酸性水は陽極電極2の
裏側にも浸透する。すなわち、ミネラル槽8内にも酸性
水が浸透する。ミネラル槽8内ではこの水素イオンと炭
酸カルシウムと反応してカルシウムが溶解する事にな
る。カルシウムが溶解した水は、このミネラル槽8を通
過して排水される。
【0068】第5の実施例では、陽極電極槽8で生成さ
れた酸性水でミネラルが十分に溶解しないまま、電解槽
1から出ていくことがあったが、第6の実施例のよう
に、ミネラル槽を通して出すことにより、酸性水でミネ
ラルを十分溶解し、水が中和されて出ていく。このよう
にして、ミネラル硬度を上昇させたミネラル水を生成す
る事ができる。
れた酸性水でミネラルが十分に溶解しないまま、電解槽
1から出ていくことがあったが、第6の実施例のよう
に、ミネラル槽を通して出すことにより、酸性水でミネ
ラルを十分溶解し、水が中和されて出ていく。このよう
にして、ミネラル硬度を上昇させたミネラル水を生成す
る事ができる。
【0069】(実施例7)次に、本発明の第7の実施例
を図8を使って説明する。なお、上記第1と第2の実施
例と同一構成部品には同一符号を付して説明を省略す
る。図8において、大きな違いは、水の供給を陰極電極
槽6からのみ行う様にしたように構成してある。隔膜4
は、ある程度水を通しやすい透水性を持っている。
を図8を使って説明する。なお、上記第1と第2の実施
例と同一構成部品には同一符号を付して説明を省略す
る。図8において、大きな違いは、水の供給を陰極電極
槽6からのみ行う様にしたように構成してある。隔膜4
は、ある程度水を通しやすい透水性を持っている。
【0070】以下、本実施例の動作を説明する。陽極電
極2と陰極電極3の各電極の周辺で反応する化学反応
は、上記第1の実施例で説明した内容と同じである。
極2と陰極電極3の各電極の周辺で反応する化学反応
は、上記第1の実施例で説明した内容と同じである。
【0071】陽極電極槽5の陽極電極2の陰極電極3に
対向しない陽極電極2の裏面側にミネラル溶出材料7が
配置してあり、陽極電極2の孔を通して水が行き来でき
るようになっている。電解槽1に陰極電極3側から水を
流すと、流入した水は陰極電極2側と、隔膜4を通して
陽極電極2側に移動する。陽極電極2にある孔、切り起
こし12を通過して、ミネラル槽に流れる。水圧で水は
勢いよくミネラル槽8に流れ込み、ミネラルを砕いてし
まう。同時に電流を流すことにより、陽極電極2には酸
性水が生成し、生成した酸性水が砕かれたて接触面積が
増加したミネラルと反応し溶解させる。このように流入
を陰極電極3側から流すことにより、よりミネラル溶解
度を向上させる事が可能になる。
対向しない陽極電極2の裏面側にミネラル溶出材料7が
配置してあり、陽極電極2の孔を通して水が行き来でき
るようになっている。電解槽1に陰極電極3側から水を
流すと、流入した水は陰極電極2側と、隔膜4を通して
陽極電極2側に移動する。陽極電極2にある孔、切り起
こし12を通過して、ミネラル槽に流れる。水圧で水は
勢いよくミネラル槽8に流れ込み、ミネラルを砕いてし
まう。同時に電流を流すことにより、陽極電極2には酸
性水が生成し、生成した酸性水が砕かれたて接触面積が
増加したミネラルと反応し溶解させる。このように流入
を陰極電極3側から流すことにより、よりミネラル溶解
度を向上させる事が可能になる。
【0072】(実施例8)次に、本発明の第8の実施例
を図9を使って説明する。なお、上記第1と第2の実施
例と同一構成部品には同一符号を付して説明を省略す
る。図9において、陽極電極槽5で生成した水をミネラ
ル溶出材料7の入ったミネラル槽8を通過させ、陰極電
極槽6から排出されたアルカリイオン水と混合させるよ
うに構成してある。
を図9を使って説明する。なお、上記第1と第2の実施
例と同一構成部品には同一符号を付して説明を省略す
る。図9において、陽極電極槽5で生成した水をミネラ
ル溶出材料7の入ったミネラル槽8を通過させ、陰極電
極槽6から排出されたアルカリイオン水と混合させるよ
うに構成してある。
【0073】図9において、1は陽極電極2と陰極電極
3との間を隔膜4で仕切った電解槽である。隔膜4で仕
切られた陽極電極2がある槽を陽極電極槽5、陰極電極
3がある槽を陰極電極槽6とする。陽極電極槽5と陰極
電極槽6内には、水が流されている。11は直流電圧
で、陽極電極2と陰極電極3に電圧が印加されるように
してある。
3との間を隔膜4で仕切った電解槽である。隔膜4で仕
切られた陽極電極2がある槽を陽極電極槽5、陰極電極
3がある槽を陰極電極槽6とする。陽極電極槽5と陰極
電極槽6内には、水が流されている。11は直流電圧
で、陽極電極2と陰極電極3に電圧が印加されるように
してある。
【0074】以下本実施例の動作を説明する。陽極電極
2と陰極電極3の各電極の周辺で反応する化学反応は、
上記第1の実施例で説明した内容と同じである。電気分
解により、水は陽極電極2には酸性水と、陰極電極3に
はアルカリ水が生成される。この酸性水とアルカリ水
は、各々、ミネラル槽8に送られ、酸性水は、ミネラル
槽8内のカルシウムを溶解し水の硬度が上昇し中性水に
なる。
2と陰極電極3の各電極の周辺で反応する化学反応は、
上記第1の実施例で説明した内容と同じである。電気分
解により、水は陽極電極2には酸性水と、陰極電極3に
はアルカリ水が生成される。この酸性水とアルカリ水
は、各々、ミネラル槽8に送られ、酸性水は、ミネラル
槽8内のカルシウムを溶解し水の硬度が上昇し中性水に
なる。
【0075】一方、アルカリ水は、ミネラル槽を通過し
ても反応はせず通過するのみとなる。このようにして、
ミネラル硬度を上昇させる事ができる。
ても反応はせず通過するのみとなる。このようにして、
ミネラル硬度を上昇させる事ができる。
【0076】(実施例9)次に、本発明の第9の実施例
を図10を使って説明する。なお、上記第1の実施例と
同一構成部品には同一符号を付して説明を省略する。図
10において、1は陽極電極2と陰極電極3との間を隔
膜4で仕切った電解槽1である。隔膜4で仕切られた陽
極電極2がある槽を陽極電極槽5、陰極電極3がある槽
を陰極電極槽6とする。陽極電極槽5と陰極電極槽6の
出力には、各各、カルシウム、マグネシウムを含んだコ
ーラルサンド等のミネラル溶出材料7を配置したミネラ
ル槽8が配置され、ミネラル槽8内で混合され、水が流
されてくるようになっている。11は直流電源で、陽極
電極2と陰極電極3に電圧が印加されるように構成され
ている。
を図10を使って説明する。なお、上記第1の実施例と
同一構成部品には同一符号を付して説明を省略する。図
10において、1は陽極電極2と陰極電極3との間を隔
膜4で仕切った電解槽1である。隔膜4で仕切られた陽
極電極2がある槽を陽極電極槽5、陰極電極3がある槽
を陰極電極槽6とする。陽極電極槽5と陰極電極槽6の
出力には、各各、カルシウム、マグネシウムを含んだコ
ーラルサンド等のミネラル溶出材料7を配置したミネラ
ル槽8が配置され、ミネラル槽8内で混合され、水が流
されてくるようになっている。11は直流電源で、陽極
電極2と陰極電極3に電圧が印加されるように構成され
ている。
【0077】以下、本実施例の動作を説明する。陽極電
極2と陰極電極3の各電極の周辺で反応する化学反応
は、上記第1の実施例で説明した内容と同じである。異
なる点は、陽極電極槽5と陰極電極槽6で生成されたア
ルカリ水と酸性水が各々ミネラル槽8に流れ、アルカリ
水はミネラル槽9でそのまま通過し、酸性水はミネラル
槽8でミネラル溶出材料7と反応し、カルシウムを溶解
させると同時に中性水に変わる。酸性水が中性水に変わ
り、アルカリ水と混合され、ミネラル槽8からはミネラ
ルを含んだアルカリ水が生成されることになる。
極2と陰極電極3の各電極の周辺で反応する化学反応
は、上記第1の実施例で説明した内容と同じである。異
なる点は、陽極電極槽5と陰極電極槽6で生成されたア
ルカリ水と酸性水が各々ミネラル槽8に流れ、アルカリ
水はミネラル槽9でそのまま通過し、酸性水はミネラル
槽8でミネラル溶出材料7と反応し、カルシウムを溶解
させると同時に中性水に変わる。酸性水が中性水に変わ
り、アルカリ水と混合され、ミネラル槽8からはミネラ
ルを含んだアルカリ水が生成されることになる。
【0078】ミネラル槽8は、中央にしきりを入れてア
ルカリ水と酸性水の仕切を入れて、酸性水とアルカリ水
が混ざりにくくなるようにしてもよい。また、酸性水と
アルカリ水を個別のミネラル槽8で反応させた後に混合
させてミネラルを含んだアルカリ水を生成してもよい。
このようにして、中性水をすべてミネラルを含んだアル
カリ水を生成する事が可能になる。
ルカリ水と酸性水の仕切を入れて、酸性水とアルカリ水
が混ざりにくくなるようにしてもよい。また、酸性水と
アルカリ水を個別のミネラル槽8で反応させた後に混合
させてミネラルを含んだアルカリ水を生成してもよい。
このようにして、中性水をすべてミネラルを含んだアル
カリ水を生成する事が可能になる。
【0079】なお、本実施例ではミネラル槽内で混合さ
せたが、もちろんミネラル槽の後で混合槽を設けても良
い。
せたが、もちろんミネラル槽の後で混合槽を設けても良
い。
【0080】(実施例10)次に、本発明の第10の実
施例を図11を使って説明する。なお、上記第1と第2
の実施例と同一構成部品には同一符号を付して説明を省
略する。図11において、上記で説明した電解槽1と、
時間をカウントするタイマー手段13を内蔵し、タイマ
ー手段13の結果で直流電源11の極性を切り替える駆
動手段14有する制御手段15で構成されている。
施例を図11を使って説明する。なお、上記第1と第2
の実施例と同一構成部品には同一符号を付して説明を省
略する。図11において、上記で説明した電解槽1と、
時間をカウントするタイマー手段13を内蔵し、タイマ
ー手段13の結果で直流電源11の極性を切り替える駆
動手段14有する制御手段15で構成されている。
【0081】以下、本実施例の動作を説明する。陽極電
極2と陰極電極3の各電極の周辺で反応する化学反応
は、上記第1の実施例で説明した内容と同じである。電
気分解を連続しておくと、水の中に含まれるカルシウ
ム、マグネシウム等のイオンが陰極電極電極に析出し、
スケールとなる。この電極表面に析出したスケールが抵
抗となって、電流を減少させ、電気分解を妨げる働きを
する。さらに進むとこのスケールが析出し電極の間をつ
なぐようになり、つながれたところに電流が集中し、電
極の損出が大きくなり使いものにならなくなる。そのた
めに、タイマー手段13で通電時間をカウントし、例え
ば、15分ごとに直流電源11の極性を切替て、陰極電
極2スケールの発生を押さえるようにしてある。
極2と陰極電極3の各電極の周辺で反応する化学反応
は、上記第1の実施例で説明した内容と同じである。電
気分解を連続しておくと、水の中に含まれるカルシウ
ム、マグネシウム等のイオンが陰極電極電極に析出し、
スケールとなる。この電極表面に析出したスケールが抵
抗となって、電流を減少させ、電気分解を妨げる働きを
する。さらに進むとこのスケールが析出し電極の間をつ
なぐようになり、つながれたところに電流が集中し、電
極の損出が大きくなり使いものにならなくなる。そのた
めに、タイマー手段13で通電時間をカウントし、例え
ば、15分ごとに直流電源11の極性を切替て、陰極電
極2スケールの発生を押さえるようにしてある。
【0082】この電解槽1内に、ミネラル溶出材料7を
配置した構成では特にスケールが発生しやすく、陰極電
極槽5のスケールの発生は非常に多くなる。このため
に、このような制御でスケール除去が必要になる。
配置した構成では特にスケールが発生しやすく、陰極電
極槽5のスケールの発生は非常に多くなる。このため
に、このような制御でスケール除去が必要になる。
【0083】(実施例11)次に、本発明の第11の実
施例を図12を使って説明する。なお、上記第1と第2
の実施例と同一構成部品には同一符号を付して説明を省
略する。
施例を図12を使って説明する。なお、上記第1と第2
の実施例と同一構成部品には同一符号を付して説明を省
略する。
【0084】図11において、直流電源11から流れる
電流をセンシングする電流センサ16と、その電流セン
サ16の結果で電流を測定する電流測定手段17を内蔵
し、電流測定手段17の測定結果により、直流電源11
の極性を切り替える駆動手段14を有する制御手段15
で構成されている。
電流をセンシングする電流センサ16と、その電流セン
サ16の結果で電流を測定する電流測定手段17を内蔵
し、電流測定手段17の測定結果により、直流電源11
の極性を切り替える駆動手段14を有する制御手段15
で構成されている。
【0085】以下、本実施例の動作を説明する。陽極電
極2と陰極電極3の各電極の周辺で反応する化学反応
は、上記第1の実施例で説明した内容と同じである。電
気分解を連続しておくと、水の中に含まれるカルシウ
ム、マグネシウム等のイオンが陰極電極3に析出し、ス
ケールとなる。このスケールが抵抗となって、電気分解
を妨げる働きをする。さらに進むとこのスケールが析出
し電極の間をつなぐようになり、つながれたところに電
流が集中し、電極の損出が大きくなり使いものにならな
くなる。
極2と陰極電極3の各電極の周辺で反応する化学反応
は、上記第1の実施例で説明した内容と同じである。電
気分解を連続しておくと、水の中に含まれるカルシウ
ム、マグネシウム等のイオンが陰極電極3に析出し、ス
ケールとなる。このスケールが抵抗となって、電気分解
を妨げる働きをする。さらに進むとこのスケールが析出
し電極の間をつなぐようになり、つながれたところに電
流が集中し、電極の損出が大きくなり使いものにならな
くなる。
【0086】そのために、このスケールによる影響を少
なくするために、電気分解を始めた時の電流をまたは最
大値を、初期値とし、その電流の初期値から、時間の経
過とともに、電流が減少していく。その電流の減少度合
いにより、直流電源の極性を切り替える様に構成されて
いる。例えば、電流値が初期値の70%になると直流電
源11の極性を切り替える。このようにすることによ
り、電解性能が低下する前に切り替えることにより、ス
ケールによる影響をへらすことができる。
なくするために、電気分解を始めた時の電流をまたは最
大値を、初期値とし、その電流の初期値から、時間の経
過とともに、電流が減少していく。その電流の減少度合
いにより、直流電源の極性を切り替える様に構成されて
いる。例えば、電流値が初期値の70%になると直流電
源11の極性を切り替える。このようにすることによ
り、電解性能が低下する前に切り替えることにより、ス
ケールによる影響をへらすことができる。
【0087】(実施例12)次に、本発明の第12の実
施例を図13を使って説明する。なお、上記第1と第2
の実施例と同一構成部品には同一符号を付して説明を省
略する。図13において、上記説明した電気分解して作
った酸性水を利用して生成したミネラル水を、活性炭や
中空糸膜等を使った浄水手段13を通過させる構成にし
ている。
施例を図13を使って説明する。なお、上記第1と第2
の実施例と同一構成部品には同一符号を付して説明を省
略する。図13において、上記説明した電気分解して作
った酸性水を利用して生成したミネラル水を、活性炭や
中空糸膜等を使った浄水手段13を通過させる構成にし
ている。
【0088】以下、本実施例の動作を説明する。陽極電
極2と陰極電極3の各電極の周辺で反応する化学反応
は、上記第1の実施例で説明した内容と同じである。電
気分解により、陰極電極にはpH11位のアルカリ水
が、陽極電極には、pH3位の酸性水が生成される。生
成した酸性水には、電気分解時に残留塩素が発生し、電
気分解の電流が多ければ多いほど、また水道水にふくま
れている塩素が多いほど発生する。
極2と陰極電極3の各電極の周辺で反応する化学反応
は、上記第1の実施例で説明した内容と同じである。電
気分解により、陰極電極にはpH11位のアルカリ水
が、陽極電極には、pH3位の酸性水が生成される。生
成した酸性水には、電気分解時に残留塩素が発生し、電
気分解の電流が多ければ多いほど、また水道水にふくま
れている塩素が多いほど発生する。
【0089】この残留塩素は、飲料水に含まれると、水
本来の味、においを損ねる事になる。この残留塩素が多
いほどいやな味になる。電気分解によりこの残留塩素が
数倍になり、水の味を落とす結果になる。これを取り除
くために、生成した酸性水を活性炭や中空糸膜で構成さ
れた浄水手段13に通すことにより、残留塩素をほぼ取
り除き、水本来の味を取り戻すことになる。
本来の味、においを損ねる事になる。この残留塩素が多
いほどいやな味になる。電気分解によりこの残留塩素が
数倍になり、水の味を落とす結果になる。これを取り除
くために、生成した酸性水を活性炭や中空糸膜で構成さ
れた浄水手段13に通すことにより、残留塩素をほぼ取
り除き、水本来の味を取り戻すことになる。
【0090】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、陽極電極と陰
極電極とを有する電解槽内にミネラルを含むミネラル溶
出材料を配置し、更に、電極間に隔膜を配置し、電解槽
内に貯水しまたは水を流しながら電極間に直流電圧を印
加するミネラル溶出装置としているので、電極間の隔膜
により、陽極槽及び陰極槽のpHをより強化でき、生成
した強酸性水でミネラルを短時間に効率よく溶出する事
が可能なミネラル溶出装置を提供することができる。
極電極とを有する電解槽内にミネラルを含むミネラル溶
出材料を配置し、更に、電極間に隔膜を配置し、電解槽
内に貯水しまたは水を流しながら電極間に直流電圧を印
加するミネラル溶出装置としているので、電極間の隔膜
により、陽極槽及び陰極槽のpHをより強化でき、生成
した強酸性水でミネラルを短時間に効率よく溶出する事
が可能なミネラル溶出装置を提供することができる。
【0091】請求項2の発明によれば、陰極電極に対向
した陽極電極面に、直接、接する様にミネラル溶出材料
を配置し、電気分解時に陽極電極付近に生成した多量の
水素イオンを効率よくミネラルに反応させることができ
るために、ミネラル成分を多量に含んだ水を生成する事
が可能なミネラル溶出装置を提供できる。
した陽極電極面に、直接、接する様にミネラル溶出材料
を配置し、電気分解時に陽極電極付近に生成した多量の
水素イオンを効率よくミネラルに反応させることができ
るために、ミネラル成分を多量に含んだ水を生成する事
が可能なミネラル溶出装置を提供できる。
【0092】請求項3の発明によれば、陽極電極と陰極
電極の電極間にある膈膜で分離された電解槽内の陽極電
極槽のみミネラル溶解材料を配置しているために、電極
間の抵抗が低下し、上記よりさらに低電圧で電気分解を
を行うことができ、ミネラル成分を多量に含んだ水を生
成する事が可能なミネラル溶出装置を提供できる。
電極の電極間にある膈膜で分離された電解槽内の陽極電
極槽のみミネラル溶解材料を配置しているために、電極
間の抵抗が低下し、上記よりさらに低電圧で電気分解を
を行うことができ、ミネラル成分を多量に含んだ水を生
成する事が可能なミネラル溶出装置を提供できる。
【0093】請求項4の発明によれば、陰極電極と、少
なくとも1つ以上の孔を有する陽極電極と、当該電極間
にある膈膜で分離された電解槽と、陰極電極に対向しな
い陽極電極面にミネラル溶解材料を配置したミネラル槽
とで構成されるために、上記より、さらに低電圧で電気
分解を行うことができ、ミネラル成分を多量に含んだ水
を生成する事が可能で電気分解電圧を低くできるミネラ
ル溶出装置を提供できる。
なくとも1つ以上の孔を有する陽極電極と、当該電極間
にある膈膜で分離された電解槽と、陰極電極に対向しな
い陽極電極面にミネラル溶解材料を配置したミネラル槽
とで構成されるために、上記より、さらに低電圧で電気
分解を行うことができ、ミネラル成分を多量に含んだ水
を生成する事が可能で電気分解電圧を低くできるミネラ
ル溶出装置を提供できる。
【0094】請求項5の発明によれば、少なくとも1つ
以上の切り起こし部を有する陽極電極にて構成され、電
極の孔を切り起こし部に変える事により、印加電圧を低
くできるだけでなく、水温の上昇を抑えることもでき、
電解の効率を上げることができるミネラル溶出装置を提
供できる。
以上の切り起こし部を有する陽極電極にて構成され、電
極の孔を切り起こし部に変える事により、印加電圧を低
くできるだけでなく、水温の上昇を抑えることもでき、
電解の効率を上げることができるミネラル溶出装置を提
供できる。
【0095】請求項6の発明によれば、陽極電極槽で生
成した水を隣接したミネラル槽を通過させてるように構
成しているために、酸性水が必ずミネラル槽を通過し、
酸性水がミネラル槽と反応したのちに排出されるため
に、ミネラル成分を多量に含んだ水を生成するミネラル
溶出装置を提供できる。
成した水を隣接したミネラル槽を通過させてるように構
成しているために、酸性水が必ずミネラル槽を通過し、
酸性水がミネラル槽と反応したのちに排出されるため
に、ミネラル成分を多量に含んだ水を生成するミネラル
溶出装置を提供できる。
【0096】請求項7の発明によれば、水の供給を陰極
電極のみから行うように構成しているので、陰極の方か
ら隔膜、陽極電極を通り、ミネラル槽に勢いよくあたる
ので、この水流でミネラル溶出材料を粉砕し、ミネラル
が酸性水で溶解しやすい状態を作るために、ミネラル成
分を多量に含んだ水を生成するミネラル溶出装置を提供
できる。
電極のみから行うように構成しているので、陰極の方か
ら隔膜、陽極電極を通り、ミネラル槽に勢いよくあたる
ので、この水流でミネラル溶出材料を粉砕し、ミネラル
が酸性水で溶解しやすい状態を作るために、ミネラル成
分を多量に含んだ水を生成するミネラル溶出装置を提供
できる。
【0097】請求項8の発明によれば、陽極電極と陰極
電極の電極間にある膈膜で分離された電解槽内の陽極電
極槽で生成された酸性水を、ミネラル溶解材料を配置し
たミネラル槽に流入させるようにしているので、ミネラ
ル槽で酸性水と反応し、ミネラル成分を多量に含んだ水
を生成するミネラル溶出装置を提供できる。
電極の電極間にある膈膜で分離された電解槽内の陽極電
極槽で生成された酸性水を、ミネラル溶解材料を配置し
たミネラル槽に流入させるようにしているので、ミネラ
ル槽で酸性水と反応し、ミネラル成分を多量に含んだ水
を生成するミネラル溶出装置を提供できる。
【0098】請求項9の発明によれば、陽極電極と陰極
電極の当該電極間にある膈膜で分離された電解槽内の陽
極電極槽で生成された酸性水と、陰極電極槽で生成され
たアルカリ水を、各々、ミネラル溶解材料を配置したミ
ネラル槽に流入させ、ミネラル溶解材料と反応させ、混
合するように構成しているので、ミネラル成分を多量に
含んだ水を生成するミネラル溶出装置を提供できる。
電極の当該電極間にある膈膜で分離された電解槽内の陽
極電極槽で生成された酸性水と、陰極電極槽で生成され
たアルカリ水を、各々、ミネラル溶解材料を配置したミ
ネラル槽に流入させ、ミネラル溶解材料と反応させ、混
合するように構成しているので、ミネラル成分を多量に
含んだ水を生成するミネラル溶出装置を提供できる。
【0099】請求項10の発明によれば、電極間に電圧
を印加した経過時間を計測するタイマー手段と、直流電
源の極性を切り替える駆動手段と、予め設定された経過
毎に直流電源の極性を交互に切替る制御手段とを有し、
電極間に電圧印加後、タイマー手段が計測した時間が予
め設定された経過時間以上になると、電極に印加してい
る電圧の極性を反転させ、さらに、逆電圧印加後、タイ
マー手段が計測した時間が予め設定された経過時間以上
になると、電極に印加している電圧の極性を反転させる
ミネラル溶出装置としているので、ミネラルを多量に含
んだ水を生成するミネラル溶出装置を提供できる。
を印加した経過時間を計測するタイマー手段と、直流電
源の極性を切り替える駆動手段と、予め設定された経過
毎に直流電源の極性を交互に切替る制御手段とを有し、
電極間に電圧印加後、タイマー手段が計測した時間が予
め設定された経過時間以上になると、電極に印加してい
る電圧の極性を反転させ、さらに、逆電圧印加後、タイ
マー手段が計測した時間が予め設定された経過時間以上
になると、電極に印加している電圧の極性を反転させる
ミネラル溶出装置としているので、ミネラルを多量に含
んだ水を生成するミネラル溶出装置を提供できる。
【0100】請求項11の発明によれば、電極間に流れ
る電流を測定する電流検出手段と、その電流を測定測定
する電流測定手段と、その電流の変化量が初期値あるい
は最大値等の基準値に対して所定値以下になると、電極
への印加電圧の極性を切替る制御手段で構成されるミネ
ラル溶出装置を提供できる。
る電流を測定する電流検出手段と、その電流を測定測定
する電流測定手段と、その電流の変化量が初期値あるい
は最大値等の基準値に対して所定値以下になると、電極
への印加電圧の極性を切替る制御手段で構成されるミネ
ラル溶出装置を提供できる。
【0101】請求項12の発明によれば、酸性水を利用
して生成したミネラル水を活性炭や中空糸膜等を使った
浄水手段に通して、残留塩素や不純物を減少させるミネ
ラル溶出装置を提供できる。
して生成したミネラル水を活性炭や中空糸膜等を使った
浄水手段に通して、残留塩素や不純物を減少させるミネ
ラル溶出装置を提供できる。
【図1】本発明の第1の実施例のミネラル溶出装置の概
略構成を示すブロック断面図
略構成を示すブロック断面図
【図2】本発明の第2の実施例のミネラル溶出装置の概
略構成を示すブロック断面図
略構成を示すブロック断面図
【図3】本発明の第3の実施例のミネラル溶出装置の概
略構成を示すブロック断面図
略構成を示すブロック断面図
【図4】本発明の第4の実施例のミネラル溶出装置の概
略構成を示すブロック断面図
略構成を示すブロック断面図
【図5】本発明の第5の実施例のミネラル溶出装置の電
解槽内のブロック断面図
解槽内のブロック断面図
【図6】本発明の第5の実施例のミネラル溶出装置の陽
極電極の斜視図
極電極の斜視図
【図7】本発明の第6の実施例のミネラル溶出装置の概
略構成を示すブロック断面図
略構成を示すブロック断面図
【図8】本発明の第7の実施例のミネラル溶出装置の概
略構成を示すブロック断面図
略構成を示すブロック断面図
【図9】本発明の第8の実施例のミネラル溶出装置の概
略構成を示すブロック断面図
略構成を示すブロック断面図
【図10】本発明の第9の実施例のミネラル溶出装置の
概略構成を示すブロック断面図
概略構成を示すブロック断面図
【図11】本発明の第10の実施例のミネラル溶出装置
の概略構成を示すブロック図
の概略構成を示すブロック図
【図12】本発明の第11の実施例のミネラル溶出装置
の概略構成を示すブロック図
の概略構成を示すブロック図
【図13】本発明の第12の実施例のミネラル溶出装置
の概略構成を示すブロック断面図
の概略構成を示すブロック断面図
1 電解槽 2 陽極電極 3 陰極電極 4 膈膜 5 陽極電極槽 6 陰極電極槽 7 ミネラル溶出材料 8 ミネラル槽 10 排出口 12 切り起こし部 13 タイマー部 14 駆動手段 15 制御手段 16 電流検出手段 17 電流測定手段 18 浄水手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 1/68 540 C02F 1/68 540E 1/28 1/28 F 1/46 1/46 Z (72)発明者 縄間 潤一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 財前 克徳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 弘松 太 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 清水 聡 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (12)
- 【請求項1】 陽極電極と陰極電極の電極間に膈膜を設
け、前記隔膜で分離された電解槽内の陽極電極槽及び陰
極電極槽の各々にミネラル溶解材料を配置し、前記各電
解槽に水を供給し、陽極電極と陰極電極の電極間に直流
電圧を印加することにより、電解槽内の陽極電極槽及び
陰極電極槽にてミネラル成分を多量に含んだ水を生成す
るミネラル溶出装置。 - 【請求項2】 ミネラル溶解材料を陽極電極面および陰
極電極面に接する様に配置した請求項1記載のミネラル
溶出装置。 - 【請求項3】 ミネラル溶解材料を、陽極電極面のみに
接する様に配置したミネラル溶出装置。 - 【請求項4】 陰極電極と、少なくとも1つ以上の孔を
有する陽極電極と、前記両電極間にある膈膜で分離され
た電解槽と、陰極電極に対向しない陽極電極面側にミネ
ラル溶解材料を有するミネラル槽とを配置し、前記電解
槽に水を供給し、陽極電極と陰極電極の電極間に直流電
圧を印加することにより、電解槽のミネラル槽と陽極電
極槽及び陰極電極槽にてミネラル成分を多量に含んだ水
を生成するミネラル溶出装置。 - 【請求項5】 少なくとも1つ以上の切り起こし部を有
する陽極電極にて構成された請求項4記載のミネラル溶
出装置。 - 【請求項6】 陽極電極槽で生成した水をミネラル槽を
通過させる構成とした請求項4または5記載のミネラル
溶出装置。 - 【請求項7】 水の供給を陰極電極のみから行うように
構成した請求項4〜6いずれか1項に記載のミネラル溶
出装置。 - 【請求項8】 陽極電極と陰極電極の電極間にある膈膜
で分離された電解槽内の陽極電極槽で生成された酸性水
を、ミネラル溶解材料を配置したミネラル槽に流入さ
せ、陰極電極槽で生成されたアルカリ水と合成し、ミネ
ラル成分を多量に含んだ水を生成するミネラル溶出装
置。 - 【請求項9】 陽極電極と陰極電極の電極間にある膈膜
で分離された電解槽内の陽極電極槽で生成された酸性水
と、陰極電極槽で生成されたアルカリ水を、ミネラル溶
解材料を配置したミネラル槽に流入させ、ミネラル溶解
材料と反応させ、混合し、ミネラル成分を多量に含んだ
水を生成するミネラル溶出装置。 - 【請求項10】 電極間に電圧を印加した経過時間を計
測するタイマー手段と、直流電源の極性を切り替える駆
動手段と、予め設定された経過毎に直流電源の極性を交
互に切替る制御手段とを有し、電極間に電圧印加後、タ
イマー手段が計測した時間が予め設定された経過時間以
上になると、電極に印加している電圧の極性を反転さ
せ、さらに、逆電圧印加後、タイマー手段が計測した時
間が予め設定された経過時間以上になると、電極に印加
している電圧の極性を反転させる請求項1記載のミネラ
ル溶出装置。 - 【請求項11】 電極間に流れる電流を測定する電流検
出手段と、その電流を測定測定する電流測定手段と、そ
の電流の変化量が初期値あるいは最大値等の基準値に対
して所定値以下になると、電極への印加電圧の極性を切
替る制御手段で構成される請求項10記載のミネラル溶
出装置。 - 【請求項12】 酸性水を利用して生成したミネラル水
を、活性炭や中空糸膜等を使った浄水手段に通して、残
留塩素や不純物を減少させる請求項1〜11いずれか1
項に記載のミネラル溶出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10560597A JPH10296276A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | ミネラル溶出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10560597A JPH10296276A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | ミネラル溶出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10296276A true JPH10296276A (ja) | 1998-11-10 |
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ID=14412146
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JP (1) | JPH10296276A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003145155A (ja) * | 2001-11-06 | 2003-05-20 | Sanden Corp | ミネラル水生成装置 |
WO2004096716A1 (ja) * | 2003-04-30 | 2004-11-11 | Sanden Corporation | ミネラル水生成装置 |
WO2005037720A1 (ja) * | 2003-10-20 | 2005-04-28 | Sanden Corporation | ミネラル水供給装置 |
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-
1997
- 1997-04-23 JP JP10560597A patent/JPH10296276A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003145155A (ja) * | 2001-11-06 | 2003-05-20 | Sanden Corp | ミネラル水生成装置 |
WO2004096716A1 (ja) * | 2003-04-30 | 2004-11-11 | Sanden Corporation | ミネラル水生成装置 |
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