JPH10295805A - 医療用チューブ及び医療用容器 - Google Patents

医療用チューブ及び医療用容器

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Publication number
JPH10295805A
JPH10295805A JP9127903A JP12790397A JPH10295805A JP H10295805 A JPH10295805 A JP H10295805A JP 9127903 A JP9127903 A JP 9127903A JP 12790397 A JP12790397 A JP 12790397A JP H10295805 A JPH10295805 A JP H10295805A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
tube
color
irradiation
outer layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP9127903A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Hikita
修一 疋田
Yoshinobu Yano
儀信 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SB Kawasumi Laboratories Inc
Original Assignee
Kawasumi Laboratories Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasumi Laboratories Inc filed Critical Kawasumi Laboratories Inc
Priority to JP9127903A priority Critical patent/JPH10295805A/ja
Publication of JPH10295805A publication Critical patent/JPH10295805A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 見易く、かすれや消耗がないロット印字を施
した医療用チューブを提供すること。 【解決手段】(a)構成材料の表面にレーザーの照射に
より発色する物質を塗布したチューブ、(b)内層と外
層より構成され、外層をレーザーの照射により発色する
物質の混合物より形成したチューブ、前記(a)ないし
(b)のチューブにレーザーを照射してロット印字を施
した医療用チューブ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医療用容器の本体を
構成するシート、医療用チューブ等の表面に、ロット印
字をレーザーにより施した医療用容器及び医療用チュー
ブの改良に関する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】血液バッ
グの採血チューブのセグメントNO等のロット印字はチ
ューブを押出成形しながら、ホワイトマーカーテープを
チューブに熱転写させていた。しかしホワイトマーカー
テープを使用するとランニングコストがかかるため、最
近はレーザーを使った印字方法が検討される様になっ
た。しかし、レーザーを使ってポリ塩化ビニル樹脂製チ
ューブに印字を行うと、印字は容易に行えるが、黄色か
ら茶褐色にしかならず、図6のようにチューブ21に黄
色っぽい血漿を入れた時は、ロット印字22の色と同色
になり見ずらかった。
【0003】また図7に示すように輸液容器30では本
体を構成するシートの後方の溶着部31の一区画に熱刻
印によりロット印字32が施されている。しかしこれら
の熱刻印による手段では、熱刻印の印字部に樹脂が詰ま
ってくるため、定期的に掃除が必要であった。また樹脂
が詰まったまま使用すると、ロットの印字が見ずらくな
ったり、樹脂カスが製品に付着し、不良となったりする
場合があった。そこで本発明者は鋭意検討を重ねた結果
次の発明に到達した。
【0004】
【課題を解決するための手段】
[1]本発明は(a)構成材料の表面にレーザーの照射
により発色する物質を塗布したチューブ、(b)内層と
外層より構成され、外層をレーザーの照射により発色す
る物質の混合物より形成したチューブ、前記(a)ない
し(b)のチューブにレーザーを照射してロット印字を
施した、医療用チューブを提供する。 [2]本発明は(a)ポリ塩化ビニル樹脂の表面にレー
ザーの照射により発色する物質を塗布したチューブ、
(b)ポリ塩化ビニル樹脂によりなる内層と、ポリ塩化
ビニル樹脂とレーザーの照射により発色する物質の混合
物よりなる外層により構成されるチューブ、前記(a)
ないし(b)のチューブにレーザーを照射してロット印
字を施した、医療用チューブを提供する。 [3]本発明は(a)構成材料の表面にレーザーの照射
により発色する物質を塗布したシート、(b)内層と外
層より構成され、外層をレーザーの照射により発色する
物質の混合物より形成したシート、前記(a)ないし
(b)のシートにレーザーを照射してロット印字を施し
た、医療用容器を提供する。 [4]本発明は(a)ポリオレフィン樹脂よりなり表面
にレーザーにより発色する物質を塗布したシート、
(b)ポリオレフィン樹脂よりなる内層と、ポリオレフ
ィン樹脂とレーザーの照射により発色する物質の混合物
よりなる外層より構成されるシート、前記(a)ないし
(b)のシートにレーザーを照射してロット印字を施し
た、医療用容器を提供する。
【0005】本発明で使用されるレーザーの照射により
発色可能な物質として日本化薬株式会社製のレーザー用
インキ(商品名、カヤトロンレーザーBE−200(以
下「インキA」)、カヤトロンレーザーBP−20
0)、セロハン、フェノール樹脂、ユリア樹脂等を使用
することができる。また本発明のロット印字に使用され
るレーザーは炭酸ガスレーザーで、その中でも発色物質
を白または黒に発色できるマスク方式とドット方式が良
い。またスキャン方式も発色物質がセロハンの場合は白
く発色させることができるので、使用可能である。
【0006】また本発明ではロット印字はチューブ状
(湾曲している壁面)やシート状(平らな壁面や湾曲し
ている壁面)の対象物のいずれにも行うことができる。
チューブやシートは単層でも二層でも良い。チューブや
シートの構成材料は、単層の場合は例えばポリ塩化ビニ
ル樹脂、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレ
ン)樹脂が使用され、その表面に発色物質を塗布したも
のが使用される。また二層の場合は内層が例えばポリ塩
化ビニル樹脂、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプ
ロピレン)樹脂が使用され、外層に例えばポリ塩化ビニ
ル樹脂、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレ
ン)樹脂等と前記発色物質の混合物が使用される。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の医療用チューブ1
の概略図で、チューブ1の表面に白色のロット印字2が
施されている。図2と図3はチューブ1の断面の一実施
例を示すもので、図2はチューブ1の表面にレーザー照
射により白色に発色する物質3を塗布したもの、図3は
内層4と外層5から構成される二層チューブで、外層5
をレーザー照射により白色に発色する物質を混合するこ
とにより形成したものである。また図4と図5は医療用
容器を構成するシート6の断面の一実施例を示すもの
で、図4はシート6の表面にレーザー照射により白色に
発色する物質3を塗布したもの、図5は内層7と外層8
から構成される二層シートで外層8をレーザー照射によ
り白色に発色する物質を混合して形成したものである。
【0008】
【実施例】実施例1 ポリ塩化ビニル樹脂製の採血チューブの表面に前記イン
キAをコーティングして、マスク方式の炭酸ガスレーザ
ーを照射しながらロット印字を施した。ロット印字は白
く発色し、採血チューブの表面に白色のロット印字が付
着された。実施例2 内層がポリ塩化ビニル樹脂よりなり、外層がポリ塩化ビ
ニル樹脂とセロハンの混合物よりなる採血チューブにス
キャン方式の炭酸ガスレーザーを照射しながらロット印
字を施した。ロット印字は白く発色し、採血チューブの
表面に白色の印字が付着された。
【0009】
【発明の作用効果】 発色剤を使うことにより白くレーザーで印字ができ、
血漿を入れた場合でもセグメントNO(ロット印字)が
見易くなる。 従来の熱転写のようにホワイトカラーテープ粉のチュ
ーブへの付着がなく、印字のかすれや消耗がないので安
全性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロット印字を施した医療用チューブの
概略図
【図2】本発明の医療用チューブの一実施例を示す断面
【図3】本発明の医療用チューブの一実施例を示す断面
【図4】本発明の医療用容器を構成するシートの一実施
例を示す断面図
【図5】本発明の医療用容器を構成するシートの一実施
例を示す断面図
【図6】従来のロット印字を施した医療用チューブの概
略図
【図7】従来のロット印字を施した医療用容器の概略図
【符号の説明】
1 医療用チューブ 2 ロット印字 3 発色物質 4 チューブの内層 5 チューブの外層 6 シート 7 シートの内層 8 シートの外層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)構成材料の表面にレーザーの照射に
    より発色する物質を塗布したチューブ、(b)内層と外
    層より構成され、外層をレーザーの照射により発色する
    物質の混合物より形成したチューブ、 前記(a)ないし(b)のチューブにレーザーを照射し
    てロット印字を施した、ことを特徴とする医療用チュー
    ブ。
  2. 【請求項2】(a)ポリ塩化ビニル樹脂の表面にレーザ
    ーの照射により発色する物質を塗布したチューブ、
    (b)ポリ塩化ビニル樹脂によりなる内層と、ポリ塩化
    ビニル樹脂とレーザーの照射により発色する物質の混合
    物よりなる外層により構成されるチューブ、 前記(a)ないし(b)のチューブにレーザーを照射し
    てロット印字を施した、ことを特徴とする医療用チュー
    ブ。
  3. 【請求項3】(a)構成材料の表面にレーザーの照射に
    より発色する物質を塗布したシート、(b)内層と外層
    より構成され、外層をレーザーの照射により発色する物
    質の混合物より形成したシート、 前記(a)ないし(b)のシートにレーザーを照射して
    ロット印字を施した、ことを特徴とする医療用容器。
  4. 【請求項4】(a)ポリオレフィン樹脂よりなり表面に
    レーザーにより発色する物質を塗布したシート、(b)
    ポリオレフィン樹脂よりなる内層と、ポリオレフィン樹
    脂とレーザーの照射により発色する物質の混合物よりな
    る外層より構成されるシート、 前記(a)ないし(b)のシートにレーザーを照射して
    ロット印字を施した、ことを特徴とする医療用容器。
JP9127903A 1997-05-01 1997-05-01 医療用チューブ及び医療用容器 Pending JPH10295805A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014006237A1 (es) * 2012-07-04 2014-01-09 Nirco, S.L. Tubo de ensayo
JP2014062630A (ja) * 2012-09-24 2014-04-10 Disco Abrasive Syst Ltd チューブ
CN114378444A (zh) * 2022-01-27 2022-04-22 江苏臻远生物科技有限公司 一种激光打码设备及方法

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