JPH10295729A - おむつカバー - Google Patents

おむつカバー

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JPH10295729A
JPH10295729A JP9113867A JP11386797A JPH10295729A JP H10295729 A JPH10295729 A JP H10295729A JP 9113867 A JP9113867 A JP 9113867A JP 11386797 A JP11386797 A JP 11386797A JP H10295729 A JPH10295729 A JP H10295729A
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JP
Japan
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diaper cover
diaper
cover
user
disposable
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Application number
JP9113867A
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Inventor
Takeshi Cho
武志 長
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KEA LE-TO SERVICE KK
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  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 防水性、通気性、保温性、耐久性に優れ、軽
量で使用者の負担も小さく、安価で使い捨て可能なおむ
つカバーを提供する。 【解決手段】 おむつカバー10の本体シート11は、
高密度ポリエチレンの連続性極細繊維を素材とする不織
布であるタイベックで形成され、本体シート11には、
横漏れ防止ギャザー12、押さえ片17,18、ゴムバ
ンド16、補助片14を設け、押さえ片17,18に
は、使用時に、これらを重ね合わせた状態で保持するた
め、着脱自在な面ファスナー13,15を付設し、本体
シート11の下部には、装着状態で保持するための面フ
ァスナー19を付設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用期間が1日程
度であって、使用後は廃棄することを前提とした使い捨
てタイプのおむつカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、高齢者、病人、身体障害者な
ど、おむつを必要する人は、布おむつを使用し、身体の
排泄部に着用した布おむつを保持するために、おむつカ
バーを使用している。
【0003】従来のおむつカバーは、洗濯して繰り返し
使用することを前提とし、洗濯回数100回以上、使用
期間2年以上の耐久性が要求されているため、ポリエス
テルを素材とする比較的厚手の布地で縫製した製品が主
流であり、重量も210g〜250g程度ある。したが
って、布おむつと併用した場合、合計重量が1000g
以上となるため、体が不自由な使用者にとって肉体的な
負担が大きく、行動を制約している。
【0004】また、従来のおむつカバーの場合、洗濯し
て繰り返し使用しているため、病院や養護施設など、複
数の人がおむつカバーを共用することが多い所では、衛
生面の不安があり、感染などが生じる可能性も否定でき
ない。
【0005】さらに、従来のおむつカバーは使用期間が
長期に渡るため、洗濯をしていても、汚れやシミなどが
残ったり、変色することが多く、不潔感が生じるだけで
なく、汚れたおむつカバーを着用することは、気分的に
沈みがちなおむつ使用者の精神衛生上、好ましくない。
【0006】そのほか、従来のおむつカバーの場合、毎
日の洗濯にも多大な労力を要するため、介護者の負担が
大きく、また、在宅者の場合、最近の住宅事情の下で
は、洗濯および乾燥などの場所を確保することが困難に
なりつつある。
【0007】一方、近年においては、使い捨て方式の紙
おむつも使用されている。使い捨て方式の紙おむつを使
用すれば、おむつカバーは不要となり、おむつカバーに
関する諸問題は全て解消するように思われがちである
が、使い捨て方式の紙おむつは、軽失禁または歩行可能
なおむつ使用者が対象であり、失禁の量が多いおむつ使
用者あるいは寝たきりのおむつ使用者には不適当であ
る。このため、現実には、紙おむつの使用者の90%以
上がおむつカバーを使用しており、使い捨て方式の紙お
むつを使用すればおむつカバーは全く不要になるという
状況ではない。
【0008】この場合、紙おむつとおむつカバーとの合
計重量は600g程度であるため、布おむつとおむつカ
バーとを併用した場合よりも軽いとはいえ、体が不自由
な使用者にとっては大きな負担となっている。また、使
い捨て方式の紙おむつは1枚当たりの単価が高額である
ため、介護者などの負担を大幅に軽減することができる
ことは明らかであるにもかかわらず、広く普及していな
いのが実状である。
【0009】このように、おむつカバーを使用せざるを
得ない状況において、おむつカバーが抱えている様々な
問題を解決するため、従来より、使い捨て方式のおむつ
カバーが開発され、例えば、実開昭55−111907
号公報、特開昭61−124604号公報、特公昭63
−39683号公報、実開平4−77922号公報など
において開示されている。これらの使い捨ておむつカバ
ーは、紙あるいはポリエステルなどの合成樹脂を素材と
し、通気性、防水性を備えたシート材で形成されたもの
である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の使い
捨ておむつカバーは、使い捨て方式に求められる必須要
件であるコストに関する問題が解決されておらず、1枚
当たりの単価が高額であるため、開発されてから長期間
経過しているにもかかわらず、現実には、広く普及して
いない状況である。
【0011】一方、おむつカバーは、使用中は衣服の一
部をなし、微妙な感触やわずかな重さの違いが気になり
やすく、装着感が重要視されるため、単に安価という理
由だけで、粗悪な材料を素材とする使い捨て方式のおむ
つカバーを製作したとしても、防水性、通気性、保温性
などが不十分であるものは、おむつ使用者に不快感を与
えることになるため、採用することができない。
【0012】したがって、高齢者、病人、身体障害者な
ど、おむつを必要する人の多くは、現在でも、様々な欠
点のある従来のおむつカバーを繰り返し洗濯しながら使
用しているのが実状である。
【0013】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、防水性、通気性、保温性、耐久性に優れ、軽量で使
用者の負担も小さく、安価で使い捨て可能なおむつカバ
ーを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本願発明者は、防水性、通気性、保温性、耐久性に
優れ、軽量であり、しかも安価である材料について、各
方面から研究、検討を重ねた結果、本発明に想到するに
至ったものであり、本発明は、身体に装着したおむつを
保持するためのおむつカバーであって、高密度ポリエチ
レンの連続性極細繊維を素材とする不織布で形成したこ
とを特徴とする。
【0015】高密度ポリエチレンの連続性極細繊維を素
材とする不織布は、防水性、通気性、強度に優れている
ため、排泄物が漏れたり、内部が蒸れたりすることがな
く、使用者が動いても破損することがなく、1日程度の
使用に十分耐えられるだけの耐久性を備えている。そし
て、使用後は廃棄処分するため衛生的であり、洗濯も不
要となるため介護者の負担を低減することができる。ま
た、高密度ポリエチレンの連続性極細繊維を素材とする
不織布は生地単価が安価であるため、おむつカバー1枚
当たりの金額を大幅に低減することができ、現実的な意
味において、使い捨てが可能となる。
【0016】一方、この不織布は、軽量であるため使用
者の負担も小さく、連続性極細繊維で形成され生地内部
に多くの空気層を有しているため保温性に優れ、白色度
および不透明性が高く、リント(糸くず)などの発生も
なく、シミや汚れなどが付着しにくいため、清潔感に優
れたおむつカバーが得られる。
【0017】さらに、高密度ポリエチレンの連続性極細
繊維を素材とする不織布は完全燃焼させれば炭酸ガスと
水に分解し、有毒ガスの発生もないため、使用後は焼却
処分が可能であり、大気汚染などのおそれもなく、二次
汚染防止のために特殊な処理方法を採る必要がない。
【0018】ここで、本発明のおむつカバーは、不織布
を構成する連続性極細繊維が、加熱により部分融着され
たものであることを特徴とする。連続性極細繊維同士を
部分的に加熱融着させることによって、繊維間の可動性
を失うことなく不織布の強靱さが増すため、優れた装着
感を保持しつつ、おむつカバーの強度を増大させること
ができる。
【0019】また、本発明のおむつカバーの場合、高密
度ポリエチレンの連続性極細繊維の直径を0.5μm〜
10μmとすることにより、防水性、通気性、保温性、
耐久性などの機能は最も優れたものとなり、特に、従来
のおむつカバーに比べて軽量化することができ、加工性
も向上する。また、生地単価が安くなるため、おむつカ
バーの単価を低くすることができるなどの点で優れてい
る。
【0020】さらに、本発明のおむつカバーは、不織布
にプリント加工を施したことを特徴とする。高密度ポリ
エチレンの連続性極細繊維を素材とする不織布は、耐薬
品性などに優れ、原反に染色することが可能で、色落
ち、変色なども発生しにくいため、自由にプリント加工
を施すことが可能であり、製造工程において、絵柄、模
様などを印刷することにより、色物、柄物など多種多様
のおむつカバーを形成することができる。勿論、原反に
染色した色無地加工の状態でおむつカバーを形成するこ
とも可能である。
【0021】したがって、病院や養護施設など、おむつ
使用者が何人もいる場所において、使用者別、サイズ
別、病状別などに区別して使用する必要がある場合、お
むつカバーに付された色や模様などによって分類できる
ため、識別が極めて容易となり、介護者などの負担が大
幅に軽減する。
【0022】また、色物、柄物など多種多様のおむつカ
バーを形成することによって、使用者は、様々な色彩や
模様を施したおむつカバーの中から好みのものを選択す
ることができるようになるため、気分的に沈みがちなお
むつ使用者の意識が向上し、自分の好みのものを選択す
るという行為は自立心や生きる意欲を生み出すため、精
神衛生上、好ましい効果が生じる。
【0023】本発明において、高密度ポリエチレンの連
続性極細繊維を素材とする不織布としては、旭・デュポ
ンフラッシュスパンプロダクツ株式会社のタイベック
(商品名)を好適に使用することができる。タイベック
は、直径0.5μm〜10μmの高密度ポリエチレンの
連続性極細繊維をランダムに絡み合わせてシート状の不
織布としたものであり、強靱さを増すため、熱により繊
維同士を部分的に融着させている。
【0024】タイベックを使用することにより、前述し
た様々な機能を備えた使い捨ておむつカバーを提供する
ことができるため、軽量で装着感も良好で、衛生的であ
り、感染の心配もなくなる。また、使用者は好みのカバ
ーを選択することができるようにもなるため、自立歩行
やリハビリを受診している人などにおいては、機能訓練
の拡大にもつながるなどの優れた機能を備えたおむつカ
バーとなる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は実施の形態であるおむつカ
バーを示す展開図、図2は前記おむつカバーの使用状態
を示す説明図である。
【0026】本実施形態のおむつカバー10において、
本体シート11は、高密度ポリエチレンの連続性極細繊
維を素材とする不織布であるタイベック(旭・デュポン
フラッシュスパンプロダクツ株式会社製)で形成してい
る。また、図1に示すように、本体シート11には、横
漏れ防止ギャザー12、押さえ片17,18、ゴムバン
ド16、補助片14を設けている。
【0027】さらに、押さえ片17,18には、使用時
に、これらを重ね合わせた状態で保持するため、着脱自
在な面ファスナー13,15を付設し、本体シート11
の下部には、装着状態で保持するための面ファスナー1
9を付設している。
【0028】おむつカバー10は、通常のおむつカバー
と同様の方法で使用することができ、図2に示すよう
に、股間におむつを装着した使用者の下腹部(図示せ
ず)で押さえ片17,18を重ね合わせ、面ファスナー
13,15を当接させることによって両者を連結した
後、本体シート11下部を面ファスナー13,15上に
重ね合わせ、面ファスナー19を面ファスナー13,1
5に当接させることにより、固定する。また、補助片1
4は、使用中、内側に折り曲げることにより、おむつの
ズレを防止する機能を有している。なお、面ファスナー
13,15,19の代わりに粘着シートを使用すること
もできる。
【0029】おむつカバー10を形成するタイベック
は、連続性極細繊維で形成され生地内部に多くの空気層
を有しているため、防水性、通気性、保温性に優れ、排
泄物が漏れたり、内部が蒸れたりすることがない。ま
た、タイベックは熱により繊維同士を部分融着したもの
であるため、おむつカバー10は装着感に優れ、強靱で
あり、使用者が動いても破損することがなく、1日程度
の使用に十分耐えられるだけの耐久性を備えている。
【0030】おむつカバー10は、従来のおむつカバー
に比べ安価であるため、現実的な意味において使い捨て
が可能であり、1日程度使用した後、廃棄処分すること
を前提としている。したがって、病院や養護施設などに
おいて、複数の使用者で共用することもなくなり、衛生
的である。また、これによって、洗濯も不要となるた
め、介護者の負担を大幅に低減することができ、洗濯や
乾燥のための場所を確保する必要もなくなる。なお、お
むつカバー10が破損、汚損しない限り、繰り返し使用
することは自由である。
【0031】また、タイベックで形成したおむつカバー
10の重量は45gであり、従来のポリエステル製おむ
つカバーの重量が210g〜250g、紙おむつカバー
の重量が80g〜150gであるのに比べ、軽量である
ため、装着時に違和感がなく、使用者の負担も小さく、
日常の運動が制約されることもない。
【0032】さらに、使い捨ておむつカバー10は、タ
イベックで形成されているためリント(糸くず)などの
発生がなく、シミや汚れも付着しにくいため、極めて衛
生的である。また、耐薬品性などに優れ、印刷が容易で
あるため、自由にプリント加工を施すことが可能であ
り、図2に示すように、模様20などをプリントするこ
とができる。
【0033】したがって、使用者は様々な色彩や模様を
施したおむつカバーの中から好みのものを選択すること
ができるようになるため、気分的に沈みがちなおむつ使
用者の意識が向上し、自由に選択するという行為が自立
心や生きる意欲を高揚させるため、精神衛生上、好まし
い効果が生じる。
【0034】また、多種多様のおむつカバーの中から、
使用者が自分の意志で選択して着用することにより、衣
服の一部であるという意識が高まり、失禁に対する意識
付けが可能となり、これによって、自立のための意欲を
持たせるという精神的効果を生み出すことができる。
【0035】そのほか、複数の使用者がいる病院や養護
施設などにおいて、使用者別、サイズ別、病状別などに
区別して使用する必要がある場合、おむつカバーに付さ
れた色や模様などによって分類することができるため、
識別が極めて容易となり、例えば、おむつカバー収納場
所から特定使用者用のものを取り出すときなど見つけや
すくなるため、介護者などの負担を大幅に軽減すること
ができる。
【0036】なお、従来のおむつカバーは、繰り返し洗
濯して使用することを前提として製作する関係上、プリ
ント加工を施すと色落ちや変色などが生じて商品価値を
低下させるおそれが大であるため、プリント加工を施す
ことが困難であった。このため、従来のおむつカバーに
おいては、色物、柄物などはほとんどなかった。
【0037】さらに、おむつカバー10はタイベックで
形成されているため、使用後は焼却することにより炭酸
ガスと水に分解し、有毒ガス発生もないため、環境汚染
などのおそれもなく、二次汚染防止のために特殊な処理
方法を採る必要もない。このため、廃棄処分も容易であ
る。
【0038】本実施形態のおむつカバーの場合、タイベ
ックの素材である高密度ポリエチレンの連続性極細繊維
の直径を0.5μm〜10μmとしているため、通気
性、防水性、保温性など機能は最も優れたものとなり、
装着感が良好で、使用者の運動を制約することもない。
【0039】なお、高密度ポリエチレンの連続性極細繊
維の直径が0.5μmより小さい場合は生地の厚みが不
足するため強度の点で劣る傾向があり、10μmより大
である場合は生地が硬くなり、使用中に紙質の音が発生
するという問題があるため、0.5μm〜10μmの範
囲が最適であることが分かる。
【0040】次に、図3を参照して、本発明の他の実施
形態について説明する。図3は他の実施形態であるおむ
つカバーを示す正面図である。
【0041】図3に示すおむつカバー30はパンツタイ
プの使い捨ておむつカバーであり、本体シートはタイベ
ックで形成されているため、おむつカバー10と同様の
優れた機能を有しており、プリント加工により模様32
などを付したものとすることができる。前述のおむつカ
バー10は寝たきりのおむつ使用者や介護を必要とする
使用者あるいは尿量の多い使用者に適しているのに対
し、おむつカバー30は、自立歩行が可能なおむつ使用
者、リハビリ受診中のおむつ使用者、軽失禁のおむつ使
用者などに適している。
【0042】
【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏すること
ができる。
【0043】(1)おむつカバーを高密度ポリエチレン
の連続性極細繊維を素材とする不織布で形成することに
より、防水性、通気性、強度などが優れたものとなり、
使用中に排泄物が漏れたり、内部が蒸れたりすることが
なく、使用者が動いても破損することがなく、1日程度
の使用に十分耐えられるだけの耐久性を備えたものとな
る。また、単価を低減することができるため、現実的に
使い捨てが可能で衛生的であり、洗濯が不要となるため
介護者の負担を低減することができる。
【0044】(2)おむつカバーを高密度ポリエチレン
の連続性極細繊維を素材とする不織布で形成することに
より、軽量化を図ることができるため使用者の負担が軽
減し、生地内部に多くの空気層を有するため保温性に優
れ、白色度および不透明性が高く、リント(糸くず)な
どの発生もなく、シミや汚れが付着しにくいため、清潔
感に優れたものとなる。
【0045】(3)おむつカバーを高密度ポリエチレン
の連続性極細繊維を素材とする不織布で形成することに
より、使用後、完全燃焼させれば水と炭酸ガスに分解
し、大気汚染などのおそれもないため、廃棄処分も容易
である。
【0046】(4)不織布を構成する連続性極細繊維
が、加熱により部分融着されたものであることにより、
繊維間の可動性を失うことなく不織布の強靱さが増すた
め、おむつカバーの優れた装着感を保持しつつ、強度を
増大させることができる。
【0047】(5)高密度ポリエチレンの連続性極細繊
維の直径を0.5μm〜10μmとすることにより、防
水性、通気性、保温性、耐久性などの機能は最も優れた
ものとなり、装着感が良好で、使用者の運動を制約する
こともない。
【0048】(6)不織布にプリント加工を施すことに
より、色物、柄物など多種多様のおむつカバーを形成す
ることができるため、おむつ使用者が何人もいる場所に
おいて、使用者別、サイズ別、病状別などに区別して使
用する必要がある場合、おむつカバーに付された色や模
様などによって分類できるため、識別が極めて容易とな
り、介護者などの負担が大幅に軽減する。
【0049】(7)色物、柄物など多種多様のおむつカ
バーを形成することによって、使用者は、様々な色彩や
模様を施したおむつカバーの中から好みのものを選択す
ることができるようになるため、気分的に沈みがちなお
むつ使用者の意識が向上し、選択するという行為が自立
心や生きる意欲を高揚させるため、精神衛生上、好まし
い効果が生じる。
【0050】(8)多種多様のおむつカバーの中から、
使用者が自分の意志で選択して着用することにより、衣
服の一部であるという意識が高まり、失禁に対する意識
付けが可能となり、これによって、自立のための意欲を
持たせるという精神的効果を生み出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態であるおむつカバーを示す展開図で
ある。
【図2】図1のおむつカバーの使用状態を示す説明図で
ある。
【図3】他の実施の形態であるおむつカバーを示す正面
図である。
【符号の説明】
10,30 おむつカバー 11,31 本体シート 12 横漏れ防止ギャザー 13,15,19 面ファスナー 14 補助片 17,18 押さえ片 16 ゴムバンド 20,32 模様

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身体に装着したおむつを保持するための
    おむつカバーであって、高密度ポリエチレンの連続性極
    細繊維を素材とする不織布で形成したことを特徴とする
    おむつカバー。
  2. 【請求項2】 前記不織布を構成する連続性極細繊維
    が、熱により部分融着されたものである請求項1記載の
    おむつカバー。
  3. 【請求項3】 前記連続性極細繊維の直径が、0.5μ
    m〜10μmである請求項1,2記載のおむつカバー。
  4. 【請求項4】 前記不織布に、プリント加工を施した請
    求項1〜3記載のおむつカバー。
JP9113867A 1997-05-01 1997-05-01 おむつカバー Pending JPH10295729A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9113867A JPH10295729A (ja) 1997-05-01 1997-05-01 おむつカバー

Applications Claiming Priority (1)

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JP9113867A JPH10295729A (ja) 1997-05-01 1997-05-01 おむつカバー

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JPH10295729A true JPH10295729A (ja) 1998-11-10

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JP (1) JPH10295729A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002238935A (ja) * 2001-02-22 2002-08-27 Kazuko Nakagawa 褥瘡予防用のおむつカバー
JP2020044036A (ja) * 2018-09-18 2020-03-26 旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツ株式会社 寝袋

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002238935A (ja) * 2001-02-22 2002-08-27 Kazuko Nakagawa 褥瘡予防用のおむつカバー
JP2020044036A (ja) * 2018-09-18 2020-03-26 旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツ株式会社 寝袋

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