JPH10295701A - レゼクトスコープ - Google Patents

レゼクトスコープ

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JPH10295701A
JPH10295701A JP9109351A JP10935197A JPH10295701A JP H10295701 A JPH10295701 A JP H10295701A JP 9109351 A JP9109351 A JP 9109351A JP 10935197 A JP10935197 A JP 10935197A JP H10295701 A JPH10295701 A JP H10295701A
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JP
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electrode
electrode unit
living tissue
unit
roller
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JP9109351A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Karasawa
均 唐沢
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】異なる形状の電極、例えばローラー状の電極と
ループ状の電極とを簡単な操作により自在に切り換え
て、手術時間の短縮及び安全性の向上を実現可能とする
レゼクトスコープを提供することにある。 【解決手段】電極部26がローラー電極27及ぶループ
電極29により構成され、ノブ43を回動操作して電極
ユニット5を任意の角度回動させることにより、ローラ
ー電極27が生体組織に対面する状態と、ループ電極2
9が生体組織に対面する状態とを切り換えることが可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡下で前立腺
や尿道の切開、切除、蒸散等を行ったり、体腔内の病変
部や出血部の切開、切除、凝固、止血等の各種処置を行
うためのレゼクトスコープに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、USP3,752,159号
明細書やDE4242126号明細書に開示されている
ようなレゼクトスコープが提案されている。USP3,
752,159号明細書に開示されているレゼクトスコ
ープは、ワイヤをループ状に形成したループ電極を電極
先端の電極部に設けており、このループ電極に高周波電
流を流すことによりループ電極に接触する生体組織や近
接する生体組織を切開、切除あるいは凝固させることが
できるものである。
【0003】また、DE4242126号明細書に開示
されているレゼクトスコープは、外周に多数の突起や溝
等を有するローラー電極をスコープ先端に設けており、
このローラー電極を生体組織表面で転がしながら高周波
電流を流すことにより、生体組織を蒸散させ、所望の生
体組織の体積を減少させるということができるものであ
る。
【0004】このようなローラー電極を用いた術式は、
近年、肥大した前立腺を蒸散させて排尿状態を改善した
り、子宮内部の粘膜表面を蒸散させて月経過多症の症状
を改善したりする治療に用いられるようになってきた。
この術式では、生体組織表面が均一に蒸散されるため、
視野が良好に保たれ、また、ローラー電極が生体組織内
に深く潜り込むことがなく、出血も少ないため、安全な
治療をすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
(従来技術の欠点)しかしながら、前述したUSP3,
752,159号明細書に開示されているレゼクトスコ
ープは、ループ電極のワイヤが細いために、高周波電流
を流すと容易に生体組織内の深部に切り込んでしまうこ
とがあり、所望の生体組織や病変部より下の正常な生体
組織や正常な筋層を傷つけたり、ひいては、尿道や子宮
に穴を開けてしまう虞があった。
【0006】また、ループ電極で生体組織を切除する場
合、生体組織表面にへこみができてしまい、丁寧に切除
を繰り返さないと、生体組織表面に不連続で大きな凸凹
が生じて観察がしづらくなり、手術が長引くという不具
合があった。さらに、出血が生じた場合、出血点が前記
凸凹に隠れて観察しにくくなり、出血点を的確に凝固し
て止血することができず、手術が長引くという不具合も
あった。
【0007】一方、前述したDE4242126号明細
書に開示されているレゼクトスコープによる術式は、生
体組織表面においてローラー電極を転がすことにより、
生体組織表面から少しずつ蒸散させるために手術時間が
長くなり、また、より大きな生体組織を蒸散させるため
に高周波電流の出力をより高く設定しなければならない
という不具合があった。特に、前立腺が肥大した症例等
の場合、手術時間が長引いたり、また、高い高周波電流
を流すために患者への負担が大きすぎて、高齢者には前
記ローラー電極を用いた術式を適用することができない
などの不具合があった。
【0008】さらに、出血が生じた場合、ローラー電極
は表面が広いため、出血部の周囲も含めて広い範囲で凝
固を行うことができるが、出血点だけをねらった狭い範
囲の凝固を行うことはできない。このため、止血の効率
が悪い上に、特に動脈性の出血では止血が完全に行えな
い場合があり、局所的に効率良く凝固が行えるループ電
極や止血専用の電極をローラー電極の代わりに付け換え
なければならず、操作が煩雑となっていた。
【0009】(発明の目的)本発明は前記課題に着目し
てなされたもので、その目的とするところは、異なる形
状の電極、例えばローラー状の電極とループ状の電極と
を簡単な操作により自在に切り換えて、手術時間の短縮
及び安全性の向上を実現可能とするレゼクトスコープを
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、スコープと、このスコープを体腔内に挿
通するためのシースと、このシースの先端開口部から外
部側に突没し、生体組織の各種処置を行う電極部を先端
に有する電極ユニットと、この電極ユニットを回動させ
る回動手段とを具備し、前記電極部は異なる形状をなす
第1の電極及び第2の電極により構成され、前記回動手
段を回動操作して前記電極ユニットを任意の角度回動さ
せることにより、前記第1の電極が生体組織に対面する
状態と、前記第2の電極が生体組織に対面する状態とを
切り換えることが可能であることを特徴とするものであ
る。前記のように構成したので、異なる形状の電極、例
えばローラー状の電極とループ状の電極とを回動手段に
より自在に切り換えて使用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
<第1の実施形態>図1乃至図3を参照して、本発明の
第1の実施形態を説明する。図1は本発明の第1実施形
態に係るレゼクトスコープスコープ全体の縦断面図であ
る。このレゼクトスコープ1は、スコープ(光学視管)
2、ワーキングエレメント3、およびシース4の各部か
らなり、ワーキングエレメント3にはシース4内に挿入
される電極ユニット5の手元側部分が連結されている。
これらの部分は互いに分離することができる。また、電
極ユニット5は、後述するローラー電極27及びループ
電極29から構成される電極部26と軸部材25により
構成される。
【0012】シース4は筒状体6からなり、筒状体6の
先端にはピーク7が設けられている。ピーク7の先端に
は、シース4の長手軸方向に対して斜めに傾斜する角度
でカットされた先端縁8が形成されている。シース4の
基端には中空の手元部材9が取り付けされている。手元
部材9には送水口金10が設けられている。
【0013】前記スコープ2は直管状の挿入部11と手
元部12からなり、その手元部12にはアイピース13
とライトガイド接続部14が設けられている。スコープ
2の挿入部11はワーキングエレメント3の案内管15
内に挿入して保持される。この装着状態のとき、スコー
プ2の先端はレゼクトスコープ1の作業領域に臨み、そ
の作業領域を照明して観察することができるようになっ
ている。
【0014】案内管15の中途部外周にはワーキングエ
レメント3のシース接続部材16が固着され、このシー
ス接続部材16はシース4の手元部材9の基端開口部に
液密的に嵌合した状態で係着し、これによりワーキング
エレメント3とシース4を連結するようになっている。
シース接続部材16には前側の指掛け部17が設けられ
ている。
【0015】案内管15の後端部には、スライダ位置決
め用固定部材18が取り付け固定されている。そして、
案内管15の外周には電極操作用スライダ19が前後方
へ移動自在に嵌挿されている。電極操作用スライダ19
はシース接続部材16と固定部材38の間において前後
に移動可能となっている。さらに、スライダ19とシー
ス接続部材16との間には板ばね21が架設され、その
板ばね21の弾性復元力によって、通常、スライダ19
は後方へ移動され、固定部材38に当たる後退位置に待
機させられている。また、スライダ19には親指掛けリ
ング22が取り付けられている。
【0016】図2(a)は本実施形態に係る電極ユニッ
ト5の全体図である。この電極ユニット5は対のアーム
23,24を備えた電極操作用の軸部材25を有し、対
のアーム23,24の両先端部は屈曲部31より先端側
で、所定の角度だけ図2における下向きに構成される。
屈曲部31近傍は、絶縁チューブ32で覆われている。
アーム23,24の両先端部間には、円柱状で外周に複
数のリング状の溝28を有するローラー電極27が取り
付けられている。このローラー電極27は、円柱の中心
を中心軸として回動するようになっている。また、屈曲
部31には図2(a)における上向きに、例えば直径1
mm以下の細い導電性のワイヤ30を円弧状に曲げたルー
プ電極29が取り付けられている。このループ電極29
は、アーム23,24に対して略垂直に取り付けられて
いる。電極部26は、ローラー電極27及びループ電極
29により構成される。
【0017】対のアーム23,24は芯金として図示し
ない導電性ワイヤを挿通してなり、この導電性ワイヤの
手元端部及び先端を除く部分は例えばPTFE等の絶縁
材からなる絶縁チューブ35により被覆されて絶縁さ
れ、さらに絶縁チューブ35の外周は金属製の補強パイ
プ36で被覆されている。軸部材25のアーム23,2
4は、この補強パイプ36により剛性が高められてい
る。
【0018】導線性ワイヤは給電路を構成するものであ
り、この導電性ワイヤの手元端部は露出して電気的接続
部37を形成している。アーム23,24の手元端部は
ワーキングエレメント3のスライダ19の内部に挿入さ
れ、電気的接続部37はスライダ19の内部に設けられ
た図1に示す固定部材38に対して機械的かつ電気的に
固定されている。スライダ19には、高周波電源20に
接続されたコード39の端子を接続する接続口金42が
設けられている。接続口金42は、スライダ19の内部
に設けられた固定部材38と電気的に接続されている。
つまり、コード39、接続口金42、固定部材38及び
図示しない導電性ワイヤを介して高周波電源20とロー
ラー電極27は電気的に接続されている。
【0019】図2(b)は図1のA矢視図であり、この
図に示すようにローラー電極27とループ電極29は、
電極ユニット5を180度反転させたときに表裏の関係に
あり、例えばローラー電極27を生体組織に対面させて
いる際に、電極ユニット5を180度反転させるとループ
電極29が生体組織に対面する状態となるような位置関
係になっている。
【0020】図3(a)はワーキングエレメント3近傍
を示す図、図3(b)は図3(a)のX−X断面図であ
る。この図に示すようにワーキングエレメント3のスラ
イダ19には、軸部材25の軸芯を中心として回動可能
なノブ43が設けられている。ノブ43の中心には直方
体状の回動固定部44(図2(a)参照)が設けられて
おり、回動固定部44はその内部に電極ユニット5の手
元側を挿通、固定している。
【0021】次に、上記構成の作用について説明する。
図1に示すように、電極ユニット5をワーキングエレメ
ント3に組み付けると、電極ユニット5とスライダ19
の固定部材38とが機械的に固定され、電気的に導通す
る状態となる。この状態でレゼクトスコープ1を使用す
る場合には、シース4を体腔内の処置対象部位に挿入し
た上で術者の片方の手の親指を指掛けリングに掛け、残
る指を指掛けに掛けた状態でスライダ19の前進と後退
を繰り返す。そして、スコープ2により体腔内の処置対
象部位の観察を行いながら、電極ユニット5の先端に設
けられた電極部26をシース4の先端より突没させる。
【0022】スライダ19を前進させた場合には、電極
ユニット5全体がシース4に対して前進し、電極ユニッ
ト5の先端、即ち、電極部26をシース4の先端から繰
り出すことができる。また、スライダ19を後退させた
場合には電極ユニット5全体がシース4に対して後退さ
れる。そして、シース4の先端から電極部26の先端を
繰り出し、例えばローラー電極27が生体組織に対面、
接触する状態でローラー電極27の前進及び後退を行
う。この場合、ローラー電極27は円柱状なので広い面
積で生体組織表面に転接させることができる。
【0023】また、ローラー電極27の外表面には複数
のリング状の溝28が設けられており、生体組織への密
着度が一様でないため、生体組織に密着した部分のみに
高周波電流を集中させることができる。従って、ローラ
ー電極27を生体組織上で転接しながら高周波電源20
より切開用電流を流すと、ローラー電極27が有する所
定の幅により生体組織の平面度を保ちながら(生体組織
表面を平らにならしながら)、生体組織に密着した部分
から少しずつ生体組織を蒸散させることができる。ま
た、高周波電源20より凝固電流を流すと、広い範囲の
生体組織を一気に凝固させることができる。
【0024】一方、ローラー電極27を使用中に、局所
的に生体組織を凝固させたり、削り取る必要が生じた場
合には、ワーキングエレメント3のノブ43を180度回
動(任意の方向に回転)させると、回動固定部44に回
転力が伝達され電極ユニット5を反転させることができ
る。この操作により、ループ電極29を生体組織に対面
する状態に位置させることができる。また、ループ電極
29は細いワイヤ30により形成されているので、高周
波電源20より切開用の電流を流すと、ワイヤ30が形
成する弧の大きさの生体組織を容易に削り取ることがで
きる。また、ワイヤ30の径が細いのでループ電極29
を生体組織に押しつけながら凝固電流を流すことによ
り、狭い範囲で局部的に生体組織を凝固させることがで
きる。
【0025】以上説明したように本実施形態によれば、
ワーキングエレメント3のノブ43を180度回動させて
電極ユニット5を反転させることにより、ローラー電極
27とループ電極29を簡単な操作により自在に切り換
えて使用することができ、手術時間の短縮及び安全性の
向上が実現可能となる。
【0026】<第2の実施形態>図4(a)〜(d)
は、本発明の第2の実施形態を示すものである。なお、
この実施形態は、電極部26以外の構成は上述した第1
の実施形態と基本的に同様の構成である。従って、第1
の実施形態と同様の構成部材については同一番号を付
し、その説明を省略する。
【0027】この実施形態のローラー電極27と直径1
mm以下の細い導電性のワイヤ30を円弧状に曲げたルー
プ電極51は、図4(a)に示すように、ローラー電極
27が生体組織に対して対面する状態にある場合、ノブ
43を図4(a)におけるB方向に90度回転させること
により、図4(b)に示すようにループ電極51が生体
組織に対して対面する状態となるような位置関係となっ
ている。
【0028】なお、図4(c)は図4(a)に示す電極
ユニット50をシース4内に挿入した状態におけるC矢
視図、図4(d)は図4(b)に示す電極ユニット50
をシース4内に挿入した状態におけるD矢視図である。
【0029】この実施形態によれば、ワーキングエレメ
ント3のノブ43を第1の実施形態より小さい角度で回
動させることにより、ローラー電極27及びループ電極
51を切り換えて生体組織に対面させることができる。
この構成によれば、小さい回動角度でローラー電極27
及びループ電極51を切り換えられるので、素早い操作
が可能となり、また、こまめに異なる形状の電極を切り
換えることができる。その他の作用効果は、第1の実施
形態と同様である。
【0030】なお、この第2の実施形態に限らず、第1
の実施形態よりも小さい適宜の角度で電極ユニットを回
転させることによりローラー電極とループ電極を切り換
えることができる構成としても良い。
【0031】<第3の実施形態>図5(a)〜(d)
は、本発明の第3の実施形態を示すものである。なお、
この実施形態は、第1の実施形態のループ電極29に代
えて、先端にボール電極62を有するボール型電極61
を用いた構成以外は、上述した第1の実施の形態と基本
的に同様の構成である。従って、第1の実施形態と同様
の構成部材については同一番号を付し、その説明を省略
する。
【0032】図5(a)に示すように、電極ユニット6
0は、ローラー電極27及び先端にボール電極62を有
するボール型電極61を具備している。なお、図5
(b)は電極ユニット60をシース4内に挿入した状態
におけるE矢視図、図5(c)はローラー電極27が生
体組織に接触している状態を示す図、図5(d)は破れ
て出血している血管63をボール電極62によりピンポ
イント的に凝固させている状態を示す図である。
【0033】本実施の形態によれば、ノブ43を回動さ
せることにより、電極ユニット60が反転し、ローラー
電極27及びボール型電極61を切り換えて生体組織に
対面させることができる。従って、図5(c)に示すよ
うなローラー電極27による広い範囲での生体組織の蒸
散及び凝固と、図5(d)に示すようなボール型電極6
2による狭い範囲での生体組織の蒸散及び凝固を行うこ
とができる。このように、ボール型電極61を用いてピ
ンポイント的に凝固させることにより、高い止血効果が
得られる。
【0034】なお、上述した実施形態のようにローラー
電極とループ電極、或いは、ローラー電極とボール型電
極、という組み合わせに限らず、様々な形状の電極を適
宜組み合わせることにより、これらを切り換えることが
できる構成としても良い。
【0035】ところで、ローラー電極とループ電極の位
置関係として、図6(a)〜(b)及び図7(a)〜
(b)に示すような構成も考えられる。
【0036】図6(a)に示す電極ユニット70は、2
つの電極ユニット71,72から構成され、さらに、電
極ユニット71は軸部材73及びローラー電極27を有
し、電極ユニット72は軸部材74及びループ電極75
を有している。2つの電極ユニット71,72は互いに
重なるような位置関係にあり、図6(a)においては電
極ユニット71の上に電極ユニット72が重なるように
なっている。なお、図6(b)は電極ユニット70をシ
ース4内に挿入した状態におけるF矢視図である。
【0037】詳細な説明は省略するが、この構成によれ
ば、ワーキングエレメント3の操作により軸部材73,
74をそれぞれ独立して操作することができ、電極ユニ
ット71または電極ユニット72を前後に繰り出すこと
により、ローラー電極27とループ電極75を切り換え
て使用することができる。
【0038】図7(a)に示す電極ユニット80は、2
つの電極ユニット81,82から構成され、さらに、電
極ユニット81は軸部材83及びローラー電極85を有
し、電極ユニット82は軸部材84及びループ電極86
を有している。2つの電極ユニット81,82は互いに
平行に並べられている。なお、図7(b)は電極ユニッ
ト80をシース4内に挿入した状態におけるG矢視図で
ある。
【0039】この構成によれば、ワーキングエレメント
3の操作により軸部材83,84をそれぞれ独立して操
作することができ、電極ユニット81または電極ユニッ
ト82を前後に繰り出すことにより、ローラー電極85
とループ電極86を切り換えて使用することができる。
【0040】なお、以上説明してきた態様により、以下
の項で示す各種の構成が得られる。
【0041】[付記項1]スコープと、このスコープを
体腔内に挿通するためのシースと、このシースの先端開
口部から外部側に突没し、生体組織の各種処置を行う電
極部を先端に有する電極ユニットと、この電極ユニット
を回動させる回動手段とを具備し、前記電極部は異なる
形状をなす第1の電極及び第2の電極により構成され、
前記回動手段を回動操作して前記電極ユニットを任意の
角度回動させることにより、前記第1の電極が生体組織
に対面する状態と、前記第2の電極が生体組織に対面す
る状態とを切り換えることが可能なレゼクトスコープ。
【0042】[付記項2]前記回動手段を回動操作し
て、前記電極ユニットを180度回動させることにより、
前記第1の電極が生体組織に対面する状態と、前記第2
の電極が生体に対面する状態とを切り換えることが可能
な付記項1に記載のレゼクトスコープ。
【0043】[付記項3]前記回動手段を回動操作し
て、前記電極ユニットを180度より小さい角度で回動さ
せることにより、前記第1の電極が生体組織に対面する
状態と、前記第2の電極が生体に対面する状態とを切り
換えることが可能な付記項1に記載のレゼクトスコー
プ。
【0044】[付記項4]前記第1の電極はローラー状
の電極であり、前記第2の電極は導電性のワイヤをルー
プ状に形成した電極であることを特徴とする付記項1に
記載のレゼクトスコープ。
【0045】[付記項5]前記第1の電極はローラー状
の電極であり、前記第2の電極は導電性部材の先端がボ
ール状の電極であることを特徴とする付記項1に記載の
レゼクトスコープ。
【0046】[付記項6]スコープと、このスコープを
体腔内に挿通するためのシースと、このシースの先端開
口部から外部側に突没し、生体組織の各種処置を行う電
極部を先端に有する電極ユニットと、この電極ユニット
と着脱自在に係合し、電極ユニットを前後に移動させる
操作手段とからなるレゼクトスコープにおいて、前記操
作手段が前記電極ユニットを回動させる回動手段を具備
し、前記電極部は異なる形状をなす第1の電極及び第2
の電極により構成され、前記回動手段を回動操作して前
記電極ユニットを任意の角度回動させることにより、前
記第1の電極が生体組織に対面する状態と、前記第2の
電極が生体組織に対面する状態とを切り換えることが可
能なレゼクトスコープ。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ワ
ーキングエレメントに設けられたノブを回動操作して、
電極ユニットを所定の角度回動させることにより、ロー
ラー電極とループ電極を自在に切り換えて使用すること
ができ、手術時間の短縮及び安全性の向上が実現可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るレゼクトスコープ
スコープ全体の縦断面図
【図2】(a)同実施形態に係る電極ユニットの全体図 (b)図1のA矢視図
【図3】(a)同実施形態に係るワーキングエレメント
近傍を示す図、 (b)図3(a)のX−X断面図
【図4】(a)本発明の第2の実施形態に係る電極ユニ
ットを示す図 (b)図4(a)に示す電極ユニットを90度反転させた
状態を示す図 (c)図4(a)に示す電極ユニットをシース内に挿入
した状態におけるC矢視図 (d)図4(b)に示す電極ユニットをシース内に挿入
した状態におけるD矢視図
【図5】(a)本発明の第3実施形態に係る電極ユニッ
トを示す図 (b)同実施形態に係る電極ユニットをシース内に挿入
した状態におけるE矢視図 (c)同実施形態に係るローラー電極が生体組織に接触
している状態を示す図 (d)破れて出血している血管をボール電極によりピン
ポイント的に凝固させている状態を示す図
【図6】(a)2つの電極ユニットを重ねて配置した電
極ユニットを示す図 (b)図6(a)のF矢視図
【図7】(a)2つの電極ユニットを平行に並べて配置
した電極ユニットを示す図 (b)図7(a)のG矢視図
【符号の説明】
1 レゼクトスコープ 2 スコープ 3 ワーキングエレメント 4 シース 5 電極ユニット 19 電極操作用スライダ 26 電極部 27 ローラー電極 29 ループ電極 44 回動固定部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スコープと、 このスコープを体腔内に挿通するためのシースと、 このシースの先端開口部から外部側に突没し、生体組織
    の各種処置を行う電極部を先端に有する電極ユニット
    と、 この電極ユニットを回動させる回動手段とを具備し、 前記電極部は異なる形状をなす第1の電極及び第2の電
    極により構成され、前記回動手段を回動操作して前記電
    極ユニットを任意の角度回動させることにより、前記第
    1の電極が生体組織に対面する状態と、前記第2の電極
    が生体組織に対面する状態とを切り換えることが可能な
    レゼクトスコープ。
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