JPH10295210A - 自動式水洗架台 - Google Patents

自動式水洗架台

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Publication number
JPH10295210A
JPH10295210A JP10988797A JP10988797A JPH10295210A JP H10295210 A JPH10295210 A JP H10295210A JP 10988797 A JP10988797 A JP 10988797A JP 10988797 A JP10988797 A JP 10988797A JP H10295210 A JPH10295210 A JP H10295210A
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JP
Japan
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tray
spatula
self
locking claw
cleaning
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Withdrawn
Application number
JP10988797A
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English (en)
Inventor
Takashi Minekawa
剛史 峯川
Katsuhiro Murakoshi
勝博 村越
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Tokiwa Kagaku Kikai Co Ltd
Original Assignee
Tokiwa Kagaku Kikai Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で構造が簡単な自動式水洗架台を、安価
に提供する。 【解決手段】 枠体1に支持された飼育ケージ4の下方
にトレーが支持され、かつ架台上には、その長手方向に
沿って走行可能な自走車22が載置されている。また、
自走車22から架台の後方に垂下され、かつ係止爪40
を備える内筒27と、内筒27に上下動自在に支持さ
れ、かつ凸片36を備える外筒28とからなるアーム2
6からは、トレーの上面を洗浄する洗浄ヘラが取り付け
られたバー29が前方に延設されている。更に、この架
台は、洗浄ヘラの一端から他端への移動に伴い凸片36
と係止爪40とを係合させて洗浄ヘラをトレーの上面か
ら離間させる係合手段と、洗浄ヘラの他端から一端への
移動に伴い凸片36と係止爪40との係合を解除して洗
浄ヘラをトレーの上面に当接させる解除手段とを備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば実験用動物を
飼育する飼育装置に係り、特に、水洗による排泄物の清
掃を自動的に行う自動式水洗架台に関する。
【0002】
【従来の技術】自動式水洗架台としては、従来より例え
ば図12に示すようなものが知られている。図中符号1
は枠体で、この枠体1は、4隅に立設された柱体2と、
これら柱体2間に上下に所定間隔を介して水平に延設さ
れ、前後左右の柱体2同士を連結する複数のステー3と
から概略構成され、全体として直方体状をなしている。
【0003】符号4は飼育ケージで、この飼育ケージ4
は、枠体1の左右(長手方向)に沿って延設されたステ
ー3に懸架され、かつ前方に引き出すことにより、枠体
1から着脱自在とされている。また、飼育ケージ4の下
方に位置するステー3には、飼育ケージ4から落下する
動物の排泄物を受けるトレー5が水平に支持されてい
る。更に、トレー5の長手方向一端部(図中右端部)に
は、トレー5の深さを増大させてなる洗浄水貯留用の排
水パン6が形成され、かつ排水パン6は、その底部に形
成された排水口7を介して、排水管8に連結されてい
る。
【0004】符号9はトレー5上に洗浄水を供給する給
水手段で、この給水手段9は、電磁開閉弁(図示せ
ず。)等を介して水道に連結された給水管10と、この
給水管10に連結され、トレー5の他端から一端に向け
洗浄水を流下させるシャワー11とから概略構成されて
いる。
【0005】符号12は自走車で、この自走車12は、
車輪13を介してステー3上に載置され、かつ内蔵する
モータにより、飼育ケージ4の下方を、枠体1の長手方
向に沿って走行可能とされている。また、符号14は自
走車12に内蔵されたブラシで、このブラシ14は、自
走車12のトレー5の他端から一端への移動時にトレー
5の上面に当接し、トレー5の一端から他端への移動時
にトレー5の上面から上方に離間するよう、自動的に上
下動可能とされている。
【0006】排泄物の清掃に際しては、トレー5の他端
に設置されたシャワー11から、トレー5の一端に向け
所定時間洗浄水を流下させるとともに、枠体1の他端に
待機していた自走車12に給電し、自走車12を、トレ
ー5の一端側に走行させる。また、自走車12の走行に
伴い、ブラシ14が、トレー5の上面に当接しつつトレ
ー5の一端側に移動し、その結果、このブラシ14がト
レー5の上面を清掃して、トレー5上に残った洗浄水及
び排泄物をトレー5の一端側へと送り込む。
【0007】シャワー11及びブラシ14によりトレー
5の一端側へと送り込まれた洗浄水及び排泄物は、排水
パン6内へと落下し、排水口7から排水管8へと流入、
回収される。そして、ブラシ14をトレー5の上面から
上方に離間させるとともに、自走車12を枠体1の他端
側に走行させ、自走車12を当初の待機位置まで戻すこ
とにより、1回の清掃サイクルが終了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
自動式水洗架台では、個々のトレー5上にそれぞれ自走
車12を載置しているため、1基の架台に対し複数台の
自走車12を用意しなければならず、コストの向上が避
けられなかった。しかも、個々の自走車12がそれぞれ
ブラシ14の上下動機構やモータ等を備え、かつ個々の
自走車12にそれぞれ配線する必要があるため、架台全
体の機構が複雑化し、相対的に故障が起こりやすくなる
という問題があった。
【0009】更に、飼育ケージ4と、その下方のステー
3との間に自走車12走行用の空間Hを設けたり、枠体
1の他端側に自走車12の待機スペースSを設ける必要
があるため、架台が大型化するという問題もあった。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、小型で構造が簡単な自動式水洗架台を、安価に提供
することをその目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、直方体状をな
す枠体に支持された飼育ケージの下方に、この飼育ケー
ジからの落下物を受け、かつ一端に排水口を有するトレ
ーが水平に支持されるとともに、前記トレーに、その他
端から一端に向け洗浄水を供給する給水手段が設けられ
た自動式水洗架台であって、上記枠体上に、その長手方
向に沿って走行可能な自走車が載置され、この自走車か
ら上記枠体の後方にアームが垂下され、かつ前記飼育ケ
ージの下方にて、前記アームから前方に延設されたバー
に洗浄ヘラが取り付けられ、前記アームが、前記自走車
に支持された内筒と、この内筒から上下動自在に垂下さ
れた外筒とからなり、前記外筒に凸片が設けられ、かつ
前記内筒に、この凸片の下端に他端側から係合する係止
爪が設けられ、前記凸片と前記係止爪との係合により前
記洗浄ヘラが前記トレーの上面から離間し、かつ前記係
合を解除することにより前記洗浄ヘラが前記トレーの上
面に当接するよう前記凸片と前記係止爪とが位置決めさ
れるとともに、前記洗浄ヘラの一端から他端への移動に
伴い前記凸片と前記係止爪とを係合させる係合手段と、
前記洗浄ヘラの他端から一端への移動に伴い前記凸片と
前記係止爪との係合を解除する解除手段とを具備するこ
とをその特徴としている。
【0012】ここで、前記外筒に、前記枠体の長手方向
に沿って走行可能な車輪が設けられ、かつ前記係合手段
が、前記洗浄ヘラの他端から一端への移動に伴う前記車
輪の通路と、この通路の上面から他端側に向け暫時上方
に傾斜し、かつ他端に設けられたヒンジにより上下動自
在とされた傾斜板とを有し、前記車輪が、前記洗浄ヘラ
の他端から一端への移動に伴い前記傾斜板を押し上げて
前記通路上を前記傾斜板の一端側に移動し、かつ前記洗
浄ヘラの一端から他端への移動に伴い前記傾斜板を登
り、その結果前記外筒が前記内筒に対し上昇して前記凸
片と前記係止爪とが係合するよう前記車輪、前記通路、
及び前記傾斜板の位置を設定するとともに、前記解除手
段が、前記洗浄ヘラの前記トレイの他端への到達に伴い
前記係止爪の上端部を他端側から押圧し、その結果前記
係止爪の下端を他端側に移動させて前記凸片と前記係止
爪との係合を解除するピンを有することが望ましい。
【0013】また、前記洗浄ヘラは、前記洗浄ヘラを弾
性的に下方に付勢する支持部材を介して前記バーに取り
付けられることが望ましい。この場合、前記支持部材に
は、例えば、前記洗浄ヘラを前記トレーの一端側から下
方に付勢する板バネが用いられる。更に、洗浄ヘラは、
その長手方向中央部にて前記支持部材に支持されている
ことが望ましい。
【0014】一方、前記自走車は、前記給水手段による
前記トレーへの前記洗浄水の供給と連動して、前記トレ
ーの他端から一端へと移動することが望ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の具
体的な実施形態について説明する。なお、本実施形態
中、上記図12に示したものと同一の構成を有する部材
については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0016】本発明に係る自動式水洗架台の構造の例を
図1〜図7に示す。図中符号1は枠体で、この枠体1
は、柱体2と、これら柱体2間に上下に所定間隔を介し
て水平に延設され、前後左右の柱体2同士を連結する複
数のステー3,21とから概略構成され、全体として直
方体状をなしている。また、符号4はステー3に懸架さ
れた飼育ケージで、この飼育ケージ4は、図2中符号A
で示すように前方(図2中左方)に引き出すことによ
り、枠体1から着脱自在とされている。
【0017】符号22は自走車で、この自走車22は、
その車輪23が、枠体21の最上段に延設された一対の
ステー3上に位置するよう枠体1上に載置され、かつ内
蔵するモータにより、ステー3上を、枠体1の長手方向
に沿って走行可能とされている。また、走行中における
ステー上からの車輪23の脱輪を防止するため、車輪2
3には図2に示すようにV溝24が形成され、かつステ
ー3の上端面には、このV溝24と嵌合する凸部25が
その長手方向に沿って形成されている。
【0018】符号26は、自走車22から枠体1の後方
に垂下されたアームで、このアーム26は、自走車22
に支持された内筒27と、この内筒27から上下動自在
に垂下された外筒28とからなり、かつ外筒28の下端
は、枠体1の最下段に位置するステー3の後方まで延設
されている。また、符号29は、飼育ケージ4の下方に
て、外筒28から前方に延設され、トレー5の前後方向
中央部に至るバーで、バー29の先端には、図4に示す
ように端面視してL字状をなす金属板からなる連結板3
0が、バー29の一端側及び下方を覆うよう固定されて
いる。更に、連結板30の、トレー5の一端側に臨む側
面には、トレー5の一端側に向け水平に突出する支持板
31が固定され、支持板31の先端には、トレー5の他
端側に向け下方に傾斜する板バネ(支持部材)32の上
端が固定されている。
【0019】符号33は洗浄ヘラで、この洗浄ヘラ33
は、トレー5の前後方向に延びるホルダ34と、ホルダ
34の下端に着脱自在に支持されたゴム製のブレード3
5とからなり、かつその全長は、トレー5の前後方向の
幅より若干短く設定されている。また、洗浄ヘラ33
は、ホルダ34の長手方向中央部にて板バネ32の下端
部に取り付けられ、その結果、洗浄ヘラ33は、板バネ
32の押圧力によりトレー5の一端側から弾性的に下方
に付勢された状態で、ブレード35にて、トレー5の上
面に当接されている。
【0020】符号36は、外筒28の他端側上端部から
後方に突出する凸片で、この凸片36は三角柱状をな
し、かつその傾斜面はトレー5の上方他端側に向けられ
ている。また、符号37は、外筒28の上端部から前方
に突出する車軸38回りに回転自在に支持された車輪で
ある。
【0021】符号39は、内筒27の他端側上端部から
後方に突出する軸で、この軸39には、上下方向に延び
る係止爪40が、その中央部にて支持され、その結果、
係止爪40は、軸39を中心として、トレー5の長手方
向に揺動可能とされている。また、符号41は、係止爪
40の下端にトレー5の一端側に向け形成された爪本体
で、この爪本体41は、外筒28の上昇に伴い凸片36
の下面にトレー5の他端側から係合可能とされている。
更に、凸片36及び係止爪40の位置は、凸片36と爪
本体41との係合により洗浄ヘラ33がトレー5の上面
から離間し、かつその係合を解除することにより洗浄ヘ
ラ33がトレー5の上面に当接するよう予め設定されて
いる。
【0022】符号42は、枠体1の一端部にてステー3
の背面に形成され、洗浄ヘラ33の一端から他端への移
動に伴い凸片36と係止爪40とを係合させる係合手段
である。この係合手段42は、洗浄ヘラ33の他端から
一端への移動に際し車輪37が走行する通路43と、こ
の通路43の上方に形成され、洗浄ヘラ33の一端から
他端への移動に際し車輪37が走行する通路44と、通
路43の上面から枠体1の他端側に向け暫時上方に傾斜
し、通路44の一端に連結された傾斜板45とから構成
されている。また、傾斜板45は、その他端に設けられ
たヒンジ46を介して通路44に連結され、その結果、
傾斜板45は、図中矢印Mで示すように、通路44に、
ヒンジ46を支点として上下動自在に支持されている。
更に、通路44の位置は、通路43,44間の幅Lが車
輪37の直径より広くなり、かつ車輪37が通路44上
に到達した際に、凸片36が爪本体41より上方に位置
するよう予め設定されている。
【0023】符号47は、枠体1の他端部にて柱体2の
背面に形成され、洗浄ヘラ33の他端から一端への移動
に伴い凸片36と係止爪40との係合を解除する解除手
段である。この解除手段47は、柱体2の背面から後方
に突出する支持板48と、この支持板48から枠体1の
一端に向け延設されたピン49とから構成されている。
また、ピン49の位置及び長さは、自走車22を最も枠
体1の他端側に接近させた際に、係止爪40のうち軸3
9より上端側(図5中矢印Bで示す部分)を他端側から
押圧し、その結果係止爪40の下端側が軸39を支点と
して枠体1の他端側に揺動し、凸片36と係止爪40と
の係合が解除されるよう予め設定されている。
【0024】符号50は、後方側の柱体2の上端に、そ
の長手方向に沿って延設された給電レールで、この給電
レール50の下端には、電源供給用のトロリー51が、
給電レール50の長手方向に沿って移動自在に支持され
ている。そして、このトロリー51と自走車22とをコ
ード52を介して連結することにより、自走車22が、
給電レール50からの給電により走行可能となってい
る。また、符号53は架台1に着脱自在に支持された制
御装置で、この制御装置53は、給水手段9による給水
時間及び給水間隔を制御するとともに、トロリー51及
びコード52を介して自走車22に接続され、自走車2
2の走行を制御している。
【0025】次いで、この自動式水洗架台による排泄物
の清掃工程について、特に、洗浄ヘラ33の上下動機構
を中心として、図8〜図11とともに説明する。排泄物
の清掃に際しては、予め、給水手段9により所定量の給
水が所定間隔で行われ、かつ自走車22が給水手段9に
よる給水と連動して走行するよう、制御装置53のプロ
グラムを設定する。また、清掃前の状態では、自走車2
2は、枠体1の他端に位置し、かつ凸片36と係止爪4
0との係合が解除(図11に示す状態)されているた
め、洗浄ヘラ33のブレード35は、トレー5の上面に
当接している。
【0026】そして、改めて制御装置53のスイッチを
入れると、制御装置53からの信号により給水手段9が
作動し、トレー5の他端から一端に向け所定時間洗浄水
が流下する。次いで、自走車22への給電により、自走
車22が、トロリー51とともにトレー5の一端側に走
行する。
【0027】また、自走車22の走行に伴い、アーム2
6及びアーム26に支持された洗浄ヘラ33もトレー5
の一端側に移動する。この場合、洗浄ヘラ33のブレー
ド35がトレー5の上面に当接しているため、自走車2
2を一端側に走行させると、ブレード35がトレー5の
上面に当接しつつトレー5の一端側に移動し、トレー5
の上面を清掃するとともに、トレー5上に残った洗浄水
及び排泄物を強制的にトレー5の一端側へと送り込む。
【0028】自走車22が枠体1の一端に到達すると、
トレー5の深さの増大によりブレード35とトレー5の
上面とが離間する。その結果、ブレード35により集め
られたトレー5上の排泄物は、排水パン6内へと落下
し、更に洗浄水とともに排水口7から排水管8へと流入
する。
【0029】一方、自走車22の枠体1の一端への到達
に伴い、図8に示すように、車輪37が傾斜板45を他
端側から押し上げ、通路43上を傾斜板45の一端側に
移動する。次いで、自走車22を枠体1の他端側に走行
させると、車輪37が傾斜板45を登り、図9に示すよ
うに、通路44上に到達する。その結果、突片36が爪
本体41より上方となって、凸片36と係止爪40との
係合が可能となり、かつ外筒28が内筒27に対して上
昇し、ブレード35がトレー5の上面から上方に離間す
る。
【0030】そして、自走車22を更に枠体1の他端側
に走行させると、図10に示すように、車輪37が通路
44を外れ、凸片36と係止爪40の爪本体41とが係
合する。その結果、ブレード35がトレー5の上面から
上方に離間した状態で、自走車22が枠体1の他端側に
走行して枠体1の他端まで戻り、1回の清掃サイクルが
終了する。
【0031】また、自走車22が枠体1の他端まで戻る
と、図11に示すように、係止爪40のうち軸39より
上端側がピン49により他端側から押圧され、係止爪4
0の下端側が軸39を支点として枠体1の他端側に揺動
する。その結果、凸片36と係止爪40との係合が解除
され、外筒28及びその下端に支持された洗浄ヘラ33
が内筒27に対して下降し、ブレード35がトレー5の
上面に当接する。
【0032】ここで、上記の通り、給水手段9による給
水時間及び給水間隔及び自走車22の走行は、いずれも
制御装置53により制御されている。すなわち、本発明
の自動式水洗架台では、給水手段9及び洗浄ヘラ33に
よるトレー5の清掃を、任意のサイクルで自動的に行う
ことができる。
【0033】特に、本発明に係る自動式水洗架台では、
1台の自走車22で複数の洗浄ヘラ33を操作すること
ができるため、自走車22が1台で済む。しかも、洗浄
ヘラ33が、図3及び図4に示すような簡単な機構によ
り支持され、かつ洗浄ヘラ33の上下動を、上記図5な
いし図7に示すような簡単な機構により自動的に行うこ
とが可能となっている。従って、架台全体の機構が簡略
化され、その結果、架台の製造及び運用に要するコスト
が低廉で済み、かつ故障も起こりにくくなる。
【0034】更に、自走車22が枠体1の上方を走行す
るため、飼育ケージ4と、ステー3との間に自走車22
走行用の空間を設けたり、枠体1の他端側に自走車22
の待機スペースを設ける必要もない。従って、架台の小
型化が可能となる。
【0035】加えて、洗浄ヘラ33を支持するアーム2
6が枠体1の後方にあるため、架台の前面側に障害物が
なく、その結果、架台の前面側からの作業性が向上し、
かつ図2中符号Aで示すように飼育ケージ4を前方に引
き出した場合でも、洗浄ヘラ33による排泄物の除去が
可能となる。
【0036】また、洗浄ヘラ33が、板バネ32の押圧
力により弾性的に下方に付勢された状態でトレー5の上
面に当接されているため、洗浄ヘラ33は、この押圧力
によりトレー5の上面に弾性的に圧着されつつトレー5
上を移動する。従って、トレー5上の排泄物は洗浄ヘラ
33のブレード35によりこそげ取られて強制的にトレ
ー5の一端側へと搬送され、その結果、排泄物がトレー
5上に固着している場合、あるいは排泄物が多量である
場合でも、排泄物を確実に除去することができる。
【0037】更に、洗浄ヘラ33が、トレー5の他端側
に向け下方に傾斜する板バネ32によりトレー5の一端
側から下方に付勢されているため、トレー5の一端への
洗浄ヘラ33の移動に際し、板バネ32の存在及び板バ
ネ32から洗浄ヘラ33への押圧力が、洗浄ヘラ33に
拮抗して作用することもない。その結果、トレー5の一
端への移動に際し洗浄ヘラ33に作用する不要な抵抗の
増加と、それに伴う洗浄ヘラ33のバタ付き等が防止さ
れる。
【0038】なお、飼育する動物の種類等により、洗浄
水と洗浄ヘラ33による洗浄だけではトレー5への排泄
物の付着が避けられないような場合には、トレー5上に
例えばPETに代表される軟質樹脂製のシートを張設
し、トレー5への排泄物の付着を防止することも可能で
ある。この場合、シートを、適宜新品と交換可能な使い
捨てとすることが望ましい。
【0039】また、洗浄水の洗浄力を増加させるため、
給水手段9に薬液注入装置を設けたり、あるいは給水手
段9とは別に薬液注入手段を設け、制御装置53により
給水手段9と連動させてもよい。制御装置53により制
御可能な自動給餌装置等の設置も可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の自動式水洗
架台では、1台の自走車で複数の洗浄ヘラを操作するこ
とができるため、自走車が1台で済む。しかも、洗浄ヘ
ラが簡単な機構により支持され、かつ洗浄ヘラ上下動を
簡単な機構により自動的に行うことが可能となってい
る。従って、架台全体の機構が簡略化され、その結果、
架台の製造及び運用に要するコストが低廉で済み、かつ
故障も起こりにくくなる。
【0041】更に、自走車が枠体の上方を走行するた
め、飼育ケージとステーとの間に自走車走行用の空間を
設けたり、枠体内に自走車の待機スペースを設ける必要
もなく、その結果、架台の小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動式水洗架台の構造の例を示
す矢印Iに沿った側面図である。
【図2】 本発明に係る自動式水洗架台の構造の例を示
す矢印IIに沿った側面図である。
【図3】 本発明に係る自動式水洗架台に使用される洗
浄ヘラの取付構造の例を示す上方斜視図である。
【図4】 本発明に係る自動式水洗架台に使用される洗
浄ヘラの取付構造の例を示す断面図である。
【図5】 本発明に係る自動式水洗架台に使用される洗
浄ヘラの上下動機構を示す図である。
【図6】 本発明に係る自動式水洗架台に使用される洗
浄ヘラの上下動機構を示す図である。
【図7】 本発明に係る自動式水洗架台に使用される洗
浄ヘラの上下動機構を示す下方斜視図である。
【図8】 本発明に係る自動式水洗架台に使用される洗
浄ヘラの上下動機構の作動状況を示す図である。
【図9】 本発明に係る自動式水洗架台に使用される洗
浄ヘラの上下動機構の作動状況を示す図である。
【図10】 本発明に係る自動式水洗架台に使用される
洗浄ヘラの上下動機構の作動状況を示す図である。
【図11】 本発明に係る自動式水洗架台に使用される
洗浄ヘラの上下動機構の作動状況を示す図である。
【図12】 従来の自動式水洗架台の構造の例を示す側
面図である。
【符号の説明】
1 枠体 4 飼育ケージ 5 トレー 9 給水手段 22 自走車 26 アーム 27 内筒 28 外筒 29 バー 32 板バネ(支持手段) 33 洗浄ヘラ 36 凸片 37 車輪 40 係止爪 42 係合手段 43,44 通路 45 傾斜板 46 ヒンジ 47 解除手段 49 ピン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直方体状をなす枠体に支持された飼育ケ
    ージの下方に、この飼育ケージからの落下物を受け、か
    つ一端に排水口を有するトレーが水平に支持されるとと
    もに、前記トレーに、その他端から一端に向け洗浄水を
    供給する給水手段が設けられた自動式水洗架台であっ
    て、 上記枠体上に、その長手方向に沿って走行可能な自走車
    が載置され、この自走車から上記枠体の後方にアームが
    垂下され、かつ前記飼育ケージの下方にて、前記アーム
    から前方に延設されたバーに洗浄ヘラが取り付けられ、 前記アームが、前記自走車に支持された内筒と、この内
    筒から上下動自在に垂下された外筒とからなり、前記外
    筒に凸片が設けられ、かつ前記内筒に、この凸片の下端
    に他端側から係合する係止爪が設けられ、 前記凸片と前記係止爪との係合により前記洗浄ヘラが前
    記トレーの上面から離間し、かつ前記係合を解除するこ
    とにより前記洗浄ヘラが前記トレーの上面に当接するよ
    う前記凸片と前記係止爪とが位置決めされるとともに、 前記洗浄ヘラの一端から他端への移動に伴い前記凸片と
    前記係止爪とを係合させる係合手段と、前記洗浄ヘラの
    他端から一端への移動に伴い前記凸片と前記係止爪との
    係合を解除する解除手段とを具備することを特徴とする
    自動式水洗架台。
  2. 【請求項2】 前記外筒に、前記枠体の長手方向に沿っ
    て走行可能な車輪が設けられ、かつ前記係合手段が、前
    記洗浄ヘラの他端から一端への移動に伴う前記車輪の通
    路と、この通路の上面から他端側に向け暫時上方に傾斜
    し、かつ他端に設けられたヒンジにより上下動自在とさ
    れた傾斜板とを有し、 前記車輪が、前記洗浄ヘラの他端から一端への移動に伴
    い前記傾斜板を押し上げて前記通路上を前記傾斜板の一
    端側に移動し、かつ前記洗浄ヘラの一端から他端への移
    動に伴い前記傾斜板を登り、その結果前記外筒が前記内
    筒に対し上昇して前記凸片と前記係止爪とが係合するよ
    う前記車輪、前記通路、及び前記傾斜板の位置を設定す
    るとともに、 前記解除手段が、前記洗浄ヘラの前記トレイの他端への
    到達に伴い前記係止爪の上端部を他端側から押圧し、そ
    の結果前記係止爪の下端を他端側に移動させて前記凸片
    と前記係止爪との係合を解除するピンを有することを特
    徴とする請求項1記載の自動式水洗架台。
  3. 【請求項3】 前記洗浄ヘラが、前記洗浄ヘラを弾性的
    に下方に付勢する支持部材を介して前記バーに取り付け
    られていることを特徴とする請求項1または2記載の自
    動式水洗架台。
  4. 【請求項4】 前記支持部材が、前記洗浄ヘラを前記ト
    レーの一端側から下方に付勢する板バネであることを特
    徴とする請求項3記載の自動式水洗架台。
  5. 【請求項5】 前記洗浄ヘラが、その長手方向中央部に
    て前記支持部材に支持されていることを特徴とする請求
    項3または4記載の自動式水洗架台。
  6. 【請求項6】 前記自走車が、前記給水手段による前記
    トレーへの前記洗浄水の供給と連動して、前記トレーの
    他端から一端へと移動することを特徴とする請求項1な
    いし5のいずれか1項記載の自動式水洗架台。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104082163A (zh) * 2014-07-02 2014-10-08 苏州新区枫桥净化设备厂 双面放置实验动物笼的笼架
CN111990266A (zh) * 2020-08-06 2020-11-27 天台光润五金机电有限公司 宠物托运设备
CN116171875A (zh) * 2023-04-26 2023-05-30 山东四方新域农牧科技股份有限公司 一种具有清理功能的养殖兔笼

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