JPH1029507A - 洗車装置 - Google Patents

洗車装置

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JPH1029507A
JPH1029507A JP10276897A JP10276897A JPH1029507A JP H1029507 A JPH1029507 A JP H1029507A JP 10276897 A JP10276897 A JP 10276897A JP 10276897 A JP10276897 A JP 10276897A JP H1029507 A JPH1029507 A JP H1029507A
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vehicle body
vehicle
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car
wash
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JP10276897A
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English (en)
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Kazuharu Aoyanagi
一春 青柳
Toshiro Narita
寿郎 成田
Hiroo Maruyama
寛雄 丸山
Masanaga Yoshikawa
正永 吉川
Satoshi Koide
聡 小出
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MK Seiko Co Ltd
Original Assignee
MK Seiko Co Ltd
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 在来のアーム揺動式のブラシやノズルといっ
た比較的安価な構造の処理装置を使用した構成で、様々
な形状の自動車を洗い残しなく洗車できる装置を提供す
る。 【構成】 車体前端を検出してから所定高さの車体を検
出するまでの走行位置、およびこの車体を検出した後に
再び非検出になったときの走行位置とを記憶し、この記
憶データと予め設定される基準値とを対比して、洗車す
る車体が予め設定される所定数の車形区分のうちいずれ
に該当するかを判別し、この車形区分に応じた洗車動作
を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗車装置と自動車との相
対移動に伴い車体面に対して洗浄,ワックス塗布,乾燥
等の処理を施す洗車装置に係り、特に洗車対象となる車
体の形状を判別する洗車装置における車形判別装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗車装置として、本出願
人が先に出願した実開昭61−176057号公報に記
載されたものが知られている。この装置は門型フレーム
の上方に超音波検知装置を備え、その検知装置が検出す
る車高を乗用車,小型ワゴン車あるいは大型ワゴン車に
対応する区分に分類してその車高区分に該当する車体に
見合った洗車動作を行なっていた。
【0003】また、特開平1−164654号公報に見
られるように、車体の輪郭を検出し、この輪郭に沿って
洗車を施すようにした装置も提案されている。この装置
は、光電スイッチ等の車体検出手段を上下に多数等間隔
で配列し、洗車装置と自動車との相対移動に伴い車体面
の高さ位置を検知して車体の輪郭を記憶し、この輪郭に
合わせてブラシやノズルを昇降させるようにしたもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者の超音波検知装置
を使用する装置では、傾斜した車体面で反射する超音波
を確実に捕らえるのが困難であり、結果として平坦な車
体屋根部の高さだけに基づいて、乗用車か小型ワゴン車
か大型ワゴン車かを判別することしかできなかった。し
かし、自動車にはワンボックス,ツーボックスあるいは
スリーボックスタイプの形状が存在し、例えば屋根部が
高いツーボックス車に対し大型ワゴン車と判断されてワ
ッンボックス車を想定した洗車動作を行ない洗い残しが
生じる問題があった。
【0005】これに対し、後者の車体の輪郭を検出する
タイプの装置では、輪郭に沿って洗車を施すことができ
るため、洗い残しの解消が可能であるが、車体の輪郭を
検出するためには多数の光電スイッチを等間隔で配置し
なければならず、しかも輪郭に合わせて作用させるため
にブラシやノズルを垂直に昇降させて位置制御すること
が必要となり、高価で複雑な構造の洗車装置とせざるを
得ない問題があった。
【0006】従って、この発明の課題とするところは、
例えば在来のアーム揺動式のブラシやノズルといった比
較的安価な構造の処理装置を使用した安価な構成で、様
々な形状の自動車を洗い残しなく洗車できる装置を提供
できないか、という点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、車体を跨ぐように形成した本体を往復走
行もしくはトンネル状に形成した本体内に車体を搬送さ
せるのに伴い車体を洗車するタイプの洗車装置であっ
て、車体の前後端を検出する手段と、それぞれ異なる高
さで車体を検知する複数の車体検出手段と、前記前後端
検出手段で車体前端を検出してからの前記本体もしくは
車体の走行位置を検出する走行位置検出手段と、それぞ
れの前記車体検出手段で車体を検出したときの前記走行
位置、および同車体検出手段で車体を検出した後に再び
非検出になったときの前記走行位置とを記憶する手段
と、この記憶手段で記憶したデータと予め設定される基
準値とを対比して、洗車する車体が予め設定される所定
数の車形区分のうちいずれに該当するかを判別する手段
と、該判別手段で与える車形区分に応じた洗車動作を与
える制御手段とを備えたことを特徴としている。なお、
前記判別手段では、車形区分として少なくともワンボッ
クス,ツーボックス,スリーボックスのいずれの車形か
が判別されることが望ましい。
【0008】
【作用効果】これにより、車体前端を検出してからの走
行位置を検出し、それぞれの車体検出手段で車体を検出
したときの走行位置と車体を検出した後に再び非検出に
なったときの走行位置とを記憶することにより、例えば
車体におけるボンネット部の長さやトランク部の長さが
把握でき、ボンネット部が所定以上の長さがあればツー
ボックスかスリーボックスの自動車であり、更にトラン
ク部が所定以上の長さがあればスリーボックスの自動車
であり、所定以下であればツーボックスの自動車であ
る、といったように車形の判別ができる。ここで使用す
る車体検出手段は、例えば車体のウィンドウ部に相当す
る高さに設定するなど、車体の特徴形状を狙って設置す
れば良いから、車体の輪郭を検出する場合に比べて遥か
に少ない数で良い。判別された車形区分に基づきブラシ
やノズルの円滑な追従動作が懸念される場合には、その
部分だけ退避動作させるように制御すれば良く、在来の
アーム揺動式のブラシやノズルを安全に洗車動作させる
ことができる。この結果、安価な構造の洗車装置で洗い
残しの少ない洗車が実現できる。
【0009】
【実施例】以下、図面を基に本発明の実施例について説
明する。図1は実施例の平面図、図2は同じく側面図で
あり、ここではトンネル状に形成した本体1内に車体を
搬送させるのに伴い車体を洗車するタイプの洗車装置を
例示しており、本体1を設置する床面に備えたコンベア
2により車体を搬送する。そのコンベア2は本体1の車
体進入側と車体退出側の床面に軸支したスプロケット
3,3間にループ状のチェーン4を水平面上に巻回し、
一方のスプロケット3を回動する電動機5によりチェー
ン4の外周に所定間隔置きに配設した案内ローラ6,
6,…が車体片側のタイヤを通路に沿って押して車体を
搬送する。
【0010】前記本体1は車体進入側より、コンベア2
により搬送される車体に向けて高圧洗浄水を噴射して車
体に付着した塵埃の除去を行なうスプレー洗浄ブロック
7と、車体面に洗剤を散布して車体面の汚れを落とすブ
ラシ洗浄ブロック8と、車体面上の余剰洗剤を洗い流し
てから車体面にワックスを散布して車体面にワックスを
塗り付けるワックス塗布ブロック9と、前記ワックス塗
布ブロック9の後方に跨がりタイヤに専用の洗剤を散布
してタイヤの洗浄を行なうタイヤ洗浄ブロック10と、
車体面上の余剰ワックスを流し落としてから車体面上に
付着した水滴の除去を行なう乾燥ブロック11とが連設
して成り、コンベア2により搬送される車体を配列され
ているブロック順に連続的に洗浄,ワックス塗布及び乾
燥を順次行なうものである。
【0011】前記スプレー洗浄ブロック7には、図3お
よび図4に見られるように、本体1を形成する門型状の
フレーム12の上方にトップウォッシュノズル13を、
両側に左右一対のサイドウォッシュノズル14,14’
をそれぞれ配設すると共に、サイドウォッシノズル1
4,14’を結ぶ線下の床面にアンダーウォッシュノズ
ル15を埋設し、各ノズル13,14,14’,15よ
り車体面に向けて高圧洗浄水(清水もしくは洗剤)を噴
射している。
【0012】16はトップウォッシュノズル13を下方
に向けて取り付けた台車で、昇降枠17の左右方向に横
架したレール18上を往復走行している。19,19’
及び20,20’はそれぞれ投光器と受光器とから成る
光電スイッチで、昇降枠17の両端より下方に向けて取
り付けた逆T字状の取付棒21,21’の両端に互いが
対向するように配設し、車体進入側に備えた光電スイッ
チ19,19’が車体を検知したら電動機22を正転駆
動して昇降枠17を上昇させると共に車体を非検知した
ら電動機22を逆転駆動して昇降枠17を下降させ、車
体退出側に備えた光電スイッチ20,20’が車体を検
知したら電動機22の駆動を停止して昇降枠17を保持
させ、相対的にトップウォッシュノズル13を車体上面
形状に沿って車体に無接触で昇降動作させている。23
はトップウォッシュノズル13より噴射される洗浄水の
噴射方向を可変する2段シリンダーで、各エアシリンダ
24,24’のロット部24a,24a’を反対側に向
けて結合し、一方のロット部24aを台車16の側面
に、他方のロット部24a’をトップウォッシュノズル
13の周縁に固着した操作片25にそれぞれ連結し、通
常一方のロット部24a’を伸長他方のロット部24a
を縮短させトップウォッシュノズル13の洗浄水噴射方
向を鉛直下方に向け、作動時各ロット部24a,24
a’を伸縮させることにより、トップウォッシュノズル
13の洗浄水噴射方向を車体搬送方向及び逆方向のそれ
ぞれ斜め下方に可変している。
【0013】26はサイドウォッシュノズル14,1
4’を車体側面に向けて取り付けた台車で、案内ローラ
6によりタイヤを押す側の車体側面に対向する固定枠2
7及び反対側の車体側面に対向する進退枠28の上下間
に渡したレール29,29上を往復走行している。30
はリンクアーム31を介してフレーム12に支持される
進退枠28を車体側面に対して移動させるエアシリンダ
で、そのエアシリンダ30のロット部30aを進退枠2
8の上面に、他端をフレーム12適所にそれぞれ連結
し、通常ロット部30aを縮短してフレーム12側方に
位置させ、車巾が狭い車体(軽自動車)に対してロット
部30aを伸長してサイドウォッシュノズル14’を車
体側面に近づけている。
【0014】33,34は各台車16,26,26を走
行させる電動機で、各レール18,29,29の両端近
傍に備えたリミットスイッチ35,35,35,35,
35,35のいづれかが各台車16,26,26を検出
したら電動機32,33,34の回転方向を逆転して、
各台車16,26,26を各レール18,29,29に
沿って往復走行させている。こうして、スプレー洗浄ブ
ロック7では各ノズル13,14,14’,15より車
体面に向けて高圧洗浄水を噴射して、車体面に付着した
塵埃を除去するスプレー洗浄を行なっている。
【0015】前記ブラシ洗浄ブロック8には、車体の前
端面より側面に至る範囲を洗浄する左右一対のフロント
・サイドブラシ40,40’と、車体の側面より後端面
に至る範囲を洗浄する左右一対のリア・サイドブラシ4
1,41’と、車体上面を洗浄するトップウォッシュブ
ラシ42と、車体面に向けて洗剤を散布する洗剤用ノズ
ル43と、車体面に清水を噴出して車体面上の余剰洗剤
を洗い流すリンス用ノズル44とを備えている。
【0016】フロント・サイドブラシ40,40’及び
リア・サイドブラシ41,41’は共にフレーム12に
対して揺動自在に軸支されたアーム45,45,45,
45の先端に回転自在に吊り下げられ、そのアーム4
5,45,45,45とフレーム12間には各ブラシ4
0,40’,41,41’を車体面に押し付けるスプリ
ング49,49,49,49とスプリング49,49,
49,49の附勢に抗して各ブラシ40,40’,4
1,41’を車体より遠ざける方向に作動するエアシリ
ンダ53,54,55,56が連結されている。
【0017】トップウォッシュブラシ42はフレーム1
2の両側に軸支したアーム57,57の先端に回動自在
に軸支されている。58はトップウォッシュブラシ42
を昇降させる2段シリンダで、長短のエアシリンダ5
9,59’のロット部59a,59a’を反対側に向け
て結合し、一方のロット部59aをアーム57の回転軸
に固着したリンクアーム60の先端に、他方のロット部
59a’をフレーム12適所にそれぞれ連結して、通常
トップウォッシュブラシ42は各ロット59a,59
a’を伸長して上方の待機位置に保持させ、作動時附勢
を解いて車体形状に沿って動作している。
【0018】62,63,64,65は各ブラシ40,
40’,41,41’,42を回動させる電動機であ
る。こうして、ブラシ洗浄ブロック8ではスプレー洗浄
ブロック7でスプレー洗浄を行なった車体に対して洗剤
用ノズル43より車体面に向けて洗剤を散布して各ブラ
シ40,40’,41,41’,42により車体面の汚
れを叩き落としてからリンス用ノズル44より車体面に
向けて清水を噴出して車体面上の余剰洗剤を洗い流して
いる。
【0019】前記ワックス塗布ブロック9には、車体面
にワックスを散布するワックス用ノズル66と、車体側
面にワックスを塗り付ける左右一対のサイドワックスブ
ラシ67,67と、車体上面にワックスを塗り付けるト
ップワックスブラシ68とを備えている。サイドワック
スブラシ67,67’はフレーム12に対して揺動自在
に軸支されたアーム69,69の先端に回転自在に吊り
下げられ、そのアーム69,69とフレーム12間には
サイドワックスブラシ67,67’を車体側面に押し付
けるスプリング70,70とそのスプリング70,70
の附勢に抗してサイドワックスブラシ67,67を車体
側面より遠ざける方向に作動するエアシリンダ71,7
1が連結されている。72,72はサイドワックスブラ
シ67,67’を回動させる電動機である。トップワッ
クスブラシ68は前記トップウォッシュブラシ42と同
様な構造を備えている。こうして、ワックス塗布ブロッ
ク9ではブラシ洗浄ブロック8でブラシ洗浄された車体
に対してワックス用ノズル66より車体面に向けてワッ
クスを散布して各ブラシ67,67’,68により車体
面にワックスを塗り付けている。
【0020】前記タイヤ洗浄ブロック10には、搬送さ
れる車体のタイヤを洗浄する左右一対のタイヤウォッシ
ュブラシ73,73’と、そのタイヤウォッシュブラシ
73,73’に向けてタイヤ専用洗剤を散布するタイヤ
洗剤用ノズル74,74と、車体面に向けて清水を噴射
して車体面上の余剰ワックスを流し落とすリンス用ノズ
ル75とを備えている。
【0021】76はタイヤウォッシュブラシ73,7
3’の両端を回動自在に軸支する保持枠76,76で、
タイヤ洗剤用ノズル74,74を備え、平行なリンクア
ーム77,77を介して床面に揺動自在に支持されてい
る。78,78はタイヤウォッシュブラシ73,73’
をタイヤに押し付けるスプリングである。79は案内ロ
ーラ6によりタイヤを押す側のタイヤに対向するタイヤ
ウォッシュブラシ73をスプリング78の附勢に抗して
タイヤより遠ざける方向に作動させるエアシリンダで、
通常ロット部79aを伸長してフレーム12側方の待機
位置に保持させ、作動時附勢を解いてタイヤウォッシュ
ブラシ73をタイヤに押し付けている。80は反対側の
タイヤウォッシュブラシ73’をスプリング78の附勢
に抗してタイヤより遠ざける方向に作動させる2段シリ
ンダで、通常各エアシリンダ81,81’のロット部8
1a,81a’を伸長してタイヤウォッシュブラシ7
3’をフレーム12側方の待機位置に保持させ、作動時
車巾の狭い車体(軽自動車)以外の車体に対してストロ
ークの長いエアシリンダ81の附勢を解いてタイヤウォ
ッシュブラシ73’をタイヤに押し付け、更に車巾の狭
い車体(軽自動車)に対してストロークの短いエアシリ
ンダ81’の附勢を解いてタイヤウォッシュブラシ7
3’をタイヤに押し付けている。82,82はタイヤウ
ォッシュブラシ73,73’を回動する電動機である。
こうして、タイヤ洗浄ブロック10ではタイヤウォッシ
ュブラシ73,73’をタイヤに押し付けてタイヤ洗浄
を行なってから、リンス用ノズル75より車体面に向け
て清水を噴出して車体面上の余剰ワックスを流し落とし
ている。
【0022】前記乾燥ブロック11には、高圧な空気を
発生するブロア83,83と、そのブロア83,83よ
り供給される圧空を車体上面及び側面に向けて吹き付け
車体面に付着した水滴を除去するトップブロアノズル8
4及び左右一対のサイドブロアノズル85,85’とを
備えている。
【0023】トップブロアノズル84はく字状の支持ア
ーム86の下端に回動自在に支持され、更に支持アーム
86の上端は一端をフレーム12の上方に揺動自在に支
持された平行なリンクアーム87の先端に支持されてい
る。88はトップブロアノズル84を昇降させる電動機
である。89,89’及び90,90’はそれぞれ投光
器と受光器から成る光電スイッチで、支持アーム86の
折り曲げ部よりトップブロアノズル84の吹き出し口下
方に延出した取付棒91の両端に互いが対向するように
配設し、車体進入側に備えた光電スイッチ89,89’
が車体を検知したら電動機88を正転駆動してトップブ
ロアノズル84を上昇させ、逆に車体を非検知したら電
動機88を逆転駆動してトップブロアノズル84を下降
させ、一方車体退出側に備えた光電スイッチ90,9
0’が車体を検知したら電動機88の駆動を停止してト
ップブロアノズル84を保持させ、相対的にトップブロ
アノズル84を車体形状に沿って車体に無接触で追従動
作させている。92はトップブロアノズル84から吹き
出される圧空の吹出方向を可変する2段シリンダで、各
エアシリンダ93,93’のロット部93a,93a’
を支持アーム86の上端とトップブロアノズル84の上
面一端間に連結して、通常一方のロット部93aを伸長
させ吹出方向を鉛直方向に向け、作動時各ロット部93
a,93a’を伸縮させることにより、吹出方向を車体
搬送方向及び逆方向のそれぞれ斜め下方に可変してい
る。
【0024】94は案内ローラ6によりタイヤを押す側
の車体側面に対向するサイドブロアノズル85を車体側
面に向けて進退させるエアシリンダで、通常ロット部9
4aを伸長してリンクアーム95を介してサイドブロア
ノズル85をフレーム12側方の待機位置に保持させ、
乾燥時ロット部94aを縮短してサイドブロアノズル8
5を車体側面に近づけている。96は反対側のサイドブ
ロアノズル85’を車体側面に進退させる2段シリンダ
で、各エアシリンダ97,97’のロット部97a,9
7a’を反対側に向けて結合し、通常ロット部97a,
97a’を伸長してリンクアーム95を介してサイドブ
ロアノズル85’をフレーム12側方の待機位置に保持
させ、乾燥時車巾の狭い車体(軽自動車)以外の車体に
対して一方のエアシリンダ97のロット部97aを縮短
してサイドブロアノズル85’を車体側面に近づけ、更
に車巾の狭い車体(軽自動車)に対して他方のエアシリ
ンダ97’のロット部97a’を縮短してサイドブロア
ノズル85’を車体側面に近づけている。こうして、乾
燥ブロック11ではトップブロアノズル84を車体上面
形状に沿って追従動作させると共にサイドブロアノズル
85,85’を車巾に応じて車体側面に進退させ、ブロ
ア83,83より供給される圧空を車体面に吹き付け車
体面に付着した水滴を除去している。
【0025】100(図2)はコンベア2により搬送さ
れる車体の入退車,高さ及び形状を検出する為の車体検
知手段で、図3および図4に見られるように、本体1を
構成するスプレー洗浄ブロック7のフレーム12前方の
両側に複数の投光器と受光器から成る光電スイッチ10
1,101’,102,102’,103,103’,
104,104’,105,105’を鉛直方向に配設
している。101,101’は搬送される車体の入退車
検知用の光電スイッチで、あらゆる種類の車体の前後端
を検出し得る地上高H1 (実施例としてH1 =61c
m)に配設し、車体の全長を測定するタイミングを与え
ている。
【0026】103’,104,104’,105,1
05’はそれぞれ車体の高さを区分する為の車高判別用
の光電スイッチで、地上高H3 (実施例としてH3 =1
20cm)に配設した光電スイッチ103,103’
は、車体の形状がスリーボックスタイプの車種あるいは
ツーボックスタイプの乗用車の中で比較的車高の低い車
種等の第1の車高に該当する車体を検出し、前記光電ス
イッチ103,103’の設置位置より高い位置である
地上高H4 (実施例としてH4=160cm)に配設し
た光電スイッチ104,104’は、車体の形状がワン
ボックスタイプのワゴン車の中で比較的車高の低い車種
あるいはツーボックスタイプの乗用車の中で比較的車高
の高い車種等の第2の車高に該当する車体を検出し、前
記光電スイッチ104,104’の設置位置より高い位
置である地上高H5 (実施例としてH5 =180cm)
に配設した光電スイッチ105,105’は、車体の形
状がワンボックスタイプのワゴン車の中で比較的車高の
高い車種あるいはツーボックスタイプでジープ形の車種
等の第3の車高に該当する車体を検出している。
【0027】102’は車体の形状を判定する為の車形
判別用の光電スイッチで、車体の前後端を検出する光電
スイッチ101,101’の設置高さと第1の車高を検
出する光電スイッチ103,103’の設置高さとの間
に位置する地上高H2 (実施例としてH2 =110c
m)に配設し、車体の形状がワンボックスタイプかツー
ボックスタイプかあるいはスリーボックスかの判定を与
える。
【0028】106はコンベア2を駆動する電動機5の
回転軸に連結したロータリーエンコーダで、所定角度回
転毎にパルス出力し車体の走行位置を与える。107は
搬送される車体の巾を検出する車巾検知スイッチで、特
に車体が軽自動車で案内ローラ6により押されるタイヤ
とは反対側のタイヤが通行する車体搬送口の床面に設置
し、タイヤが床面を踏むことによりスイッチが応動し、
車体の巾が狭い軽自動車かあるいは普通車かを判別して
いる。108は本体1前面に備えた操作表示部である。
【0029】続いて、図5を基に実施例の制御系につい
て説明する。110はマイクロコンピュータで、演算処
理を行なうCPU111、プログラム及び各種データを
記憶するメモリ112、及び入出力インターフェース1
13,113より成り、入出力インターフェース11
3,113の入力側には光電スイッチの受光器10
1’,102’,103’,104’,105’,ロー
タリーエンコーダ106及び操作表示部108等が、出
力側には各種電動機,各種エアシリンダ,光電スイッチ
の投光器101,102,103,104,105及び
操作表示部108等がそれぞれ接続されている。
【0030】次に、本発明の実施例の動作について説明
する。図6,図7,図8は特に車体の形状を検出するフ
ローチャート、図9はロータリーエンコーダ106より
パルス信号が入力する度に割込実行され車体の走行位置
を検出するフローチャートである。
【0031】まず、洗車装置本体1に付き添う係員は被
洗浄車体をコンベア2により搬送する通路の入口に乗り
入れ操作表示部108のスタートボタン(図示せず)を
押して洗車をスタートする。スタートボタンが押下され
るとコンベア2を駆動して車体を搬送する。ここで、ロ
ータリーエンコーダ106より出力されるパルス信号を
入力する度に図9に示す割込ルーチンを実行し、パルス
信号を入力する度にカウンタCに+1加える。
【0032】コンベア6により車体が搬送されると、図
6,図7,図8に示す車形検出ルーチンを実行し、まず
各光電スイッチ101,101’,102,102’,
103,103’,104,104’,105,10
5’の受光器101’,102’,103’,10
4’,105’からのスイッチ入力をモニタし(1)(3)
(5)(7)(9)、コンベア2により搬送される車体の進入に
よって投光器101より発する光が車体に遮られて入退
車検知用の受光器101’のスイッチ入力が断たれる
と、カウンタC及びメモリM,M1 ,M2 ,…,M9 を
リセットし(2)、続いて他の受光器102’,10
3’,104’,105’のスイッチ入力が断たれる
と、その時のカウンタCの値を各メモリM1 ,M2 ,M
3 ,M4 に記憶する(4)(6)(8)(10)。逆に、車体の退出
によって投光器101,102,103,104,10
5より発する光が受光器101’,102’,10
3’,104’,105’へ透過して受光器101’,
102’,103’,104’,105’のスイッチ入
力を検出すると(11)(13)(15)(17)(19)、その時のカウン
タCの値を各メモリM5 ,M6 ,M7 ,M8 ,M9 に記
憶する(12)(14)(16)(18)(20)。但し、ステップ(7)の判
断において第2の車高を検出しない場合にはステップ(2
5)の判断に、ステップ(9)の判断において第3の車高を
検出しない場合にはステップ(15)の判断にそれぞれ移
る。
【0033】こうして、ステップ(1)〜(20)まで各光電
スイッチ101,101’,102,102’,10
3,103’,104,104’,105,105’が
車体の進入により車体を検知した時と車体の退出により
車体を非検出した時のカウンタCの値を各メモリM1 ,
M2 ,…,M9 にそれぞれ記憶し、そのデータを基に車
体形状の判別に移る。
【0034】車形判断(図8)では、まず車体の全長l
に対応するメモリM9 に記憶されたカウント値を軽自動
車と普通自動車(小型自動車も含む)とを判別する為の
基準値L(L:車体の全長l=3.2mに相当するカウ
ント値)と比較し(21)、メモリM9 に記憶されたカウン
ト値が基準値Lより大きい場合には普通自動車と判定
し、続いてメモリM2 に記憶されたカウント値即ち入退
車検知用の光電スイッチ101,101’が検出した車
体前端位置より車形判別用の光電スイッチ102,10
2’が検出した位置までの距離l1 を車体の形状がワン
ボックスタイプかあるいはツーボックス,スリーボック
スタイプかを判別する為の基準値L1 と比較する(22)。
この判断において、メモリM2 に記憶されたカウント値
が基準値L1より小さい場合には車体の形状がワンボッ
クスタイプと判定し、続いてメモリM4 に記憶されたカ
ウントデータの有無、即ち第3の車高が存在したか否か
を判断する(23)。この判断において、第3の車高が存在
した場合には車体の形状がワンボックスタイプで比較的
車高の高いワゴン車と判定してその車形データAをメモ
リMに記憶し(24)、第3の車高が存在しない場合には車
体の形状がワンボックスタイプで比較的車高の低いワゴ
ン車と判定してその車形データBをメモリMに記憶する
(25)。
【0035】一方、ステップ(22)の判断において、メモ
リM2 に記憶されたカウント値が基準値L1 より大きい
場合には車体の形状がツーボックスタイプあるいはスリ
ーボックスタイプと判定し、スーボックスタイプあるい
はスリーボックスタイプと判定し、ステップ(23)の判断
と同様にメモリM4 に記憶されたカウントデータの有無
即ち第3の車高が存在したか否かを判断する(26)。この
判断において、第3の車高が存在した場合には車体の形
状がツーボックスタイプで、例えば三菱自動車製のパジ
ェロあるいはトヨタ自動車製のランドクルーザー等の比
較的車高の高いジープ形のワゴン車と判定してその車形
データCをメモリMに記憶し(27)、第3の車高が存在し
ない場合にはメモリM3 に記憶されたカウントデータの
有無即ち第2の車高が存在したか否かを判断する(28)。
この判断において、第2の車高が存在した場合には車体
の形状がツーボックスタイプで、例えば日産自動車製の
プレーリーあるいは三菱自動車製のシャリオ等の比較的
車高の高い乗用車と判定してその車形データDをメモリ
Mに記憶し(29)、逆に第2の車高が存在しない場合には
メモリM8 及びM9 に記憶されたデータに基づき算出さ
れたカウント値(M9−M8 )即ち車形判別用の光電ス
イッチ102,102’が車体の退出を検出した位置か
ら入退車検知用の光電スイッチ101,101’が検出
した車体後端までの距離l2 がツーボックスタイプかあ
るいはスリーボックスタイプかを判別する為の基準値L
2 と比較する(30)。この判断において、カウント値(M
9 −M8)が基準値L2 より小さい場合には車体の形状
がツーボックスタイプのステーションワゴン車(商業車
ではライトバン)と判定してその車形データEをメモリ
Mに記憶し(31)、逆にカウント値(M9 −M8 )が基準
値L2 より大きい場合には車体の形状がスリーボックス
タイプの乗用車と判定してその車形データFをメモリM
に記憶する(32)。
【0036】一方、ステップ(21)の判断において、メモ
リM9 に記憶されたカウント値が基準値Lより小さい場
合には軽自動車と判定し、ステップ(22)の判断と同様に
メモリM2 に記憶されたカウント値を基準値L1 と比較
する(33)。この判断において、メモリM2 に記憶された
カウント値が基準値L1 より小さい場合には車体の形状
がワンボックスタイプと判定し、続いてメモリM4 に記
憶されたカウントデータの有無、即ち第3の車高が存在
したか否かを判定する(34)。この判断において、第3の
車高が存在した場合には車体の形状がワンボックスタイ
プで、比較的車高の高いワゴン車と判定してその車形デ
ータGをメモリMに記憶し(35)、第3の車高が存在しな
い場合には車体の形状がワンボックスタイプで比較的車
高の低いワゴン車と判定してその車形データHをメモリ
Mに記憶する(36)。一方、ステップ(33)の判断におい
て、メモリM2 に記憶されたカウント値が基準値L1 よ
り大きい場合には車体の形状がツーボックスタイプの軽
自動車と判定し、その車形データIをメモリMに記憶す
る。
【0037】こうして、車体の形状は車形区分及び車高
区分に基づいて表1及び図10に示す通り、A〜Iの車
形に分類され、この車形A〜Iに基づいて以下の洗車動
作が行なわれる。
【表1】
【0038】まず、本体1の先頭であるスプレー洗浄ブ
ロック7では、車巾検知スイッチ107により軽自動車
を検出した時のみエアシリンダ30のロット部30aを
伸長して進退側のサイドウォッシュノズル14’を車体
側面に近づけており、左右一対のサイドウォッシュノズ
ル14,14’は全車形A〜Iにおいて上下方向に昇降
しながら車体前端より後端に至る範囲の車体側面をスプ
レー洗浄している(図14)。また、トップウォッシュ
ノズル13はワンボックスタイプに該当する車形A,
B,G,Hにおいて、車体前端よりカウントしてメモリ
M9 に記憶されたカウント値に達するまでの車体前端よ
り後端に至る範囲トップウォッシュノズル13の洗浄水
噴射方向を鉛直下方に向けて車体上面をスプレー洗浄し
ている(図11(1))。
【0039】車形C,D,E,Iに該当するツーボック
スタイプの車体においてトップウォッシュノズル13
は、車体前端よりカウントした値がメモリM1 に記憶さ
れたカウント値に達するまでのボンネット部と、各車形
C,D,E,Iの最大車高区分を検出した時のメモリM
2 ,M3 ,M4 に記憶されたカウント値からメモリM5
,M6 ,M7 に記憶されたカウント値に達するまでの
屋根部に対してトップウォッシュノズル13の噴射方向
を鉛直方向に向け、メモリM1 に記憶されたカウント値
より各車形C,D,E,Iの最大車高区分を検出した時
のメモリM2 ,M3 ,M4 に記憶されたカウント値に達
するまでのフロントウインド部に対してエアシリンダ2
4,24’のロット部24a,24a’を伸長してトッ
プウォッシュノズル13の洗浄水噴射方向を車体搬送方
向とは逆方向の斜め下方に向けて車体上面をスプレー洗
浄している(図11(2))。
【0040】残りの車形Fに該当するスリーボックスタ
イプの車体においてトップウォッシュノズル13は、車
体前端よりカウントしてメモリM1 に記憶されたカウン
ト値に達するまでのボンネット部及びメモリM2 に記憶
されたカウント値よりメモリM7 に記憶されたカウント
値に達するまでの屋根部及びメモリM8 に記憶されたカ
ウント値よりM9 に記憶されたカウント値に達するまで
のトランク部に対して、トップウォッシュノズル13の
洗浄水噴射方向を鉛直下方に向け、車体前端よりメモリ
M1 に記憶されたカウント値に達するまでのフロントウ
インド部に対してエアシリンダ24,24’のロット部
24a,24a’を伸長してトップウォッシュノズル1
3の洗浄水噴射方向を車体搬送方向とは逆方向の斜め下
方に向け、メモリM7 に記憶されたカウント値よりメモ
リM8 に記憶されたカウント値に達するまでのリアウイ
ンド部に対してエアシリンダ24,24’のロット部2
4a,24a’を縮短してトップウォッシュノズル13
の洗浄水噴射方向を車体搬送方向の斜め下方にそれぞれ
向けて車体上面をスプレー洗浄している(図11
(3))。
【0041】ブラシ洗浄ブロック8では、車形C,D,
E,F,Iに該当するワンボックスタイプ以外の車体に
おいてフロント・サイドブラシ40,40’は、車体が
ブラシ洗浄ブロック8に進入したらエアシリンダ53,
54の附勢を解いて車体前面に対向させ車体の前面より
車体側面に回り込み車体側面後端へ至る範囲車体面を叩
き付けながら車体面をブラッシング洗浄し、車体前端よ
りカウントした値がメモリM9 に記憶されたカウント値
に達したらエアシリンダ53,54を作動してフレーム
12側方の待機位置に復帰している。また、リア・サイ
ドブラシ41,41’は車体前端位置を検出したらエア
シリンダ55,56の附勢を解いて車体側面に当接さ
せ、車体側面より後面に回り込み車体後面に至る範囲車
体面を叩き付けながら車体面をブラッシング洗浄してい
る(図12(1))。
【0042】一方、車形A,B,G,Hに該当するワン
ボックスタイプの車体においてフロント・サイドブラシ
40,40’は、車体前面より側面に回り込む前にエア
シリンダ53,54を作動して車体前端位置より所定区
間l3 車体面より遠ざけて車体の左右前端より飛び出し
たバックミラーの引っ掛けを回避してからエアシリンダ
53,54の附勢を解いて車体側面に当接させ、後の洗
浄動作は上記した車形C,D,E,F,Iに対するフロ
ント・サイドブラシ40,40’の動きと同様である。
また、リア・サイドブラシ41,41’は車体前端より
所定区間l4 車体面より遠ざけて車体の左右前端より飛
び出したバックミラーの引っ掛けを回避してからエアシ
リンダ53,54の附勢を解いて車体側面に当接させ、
後の洗浄動作は上記した車形C,D,E,F,Iに対す
るリア・サイドブラシ41,41’の動きと同様である
(図12(2))。
【0043】続いて、トップウォッシュブラシ42は車
形A,B,G,Hに該当するワンボックスタイプの車体
において、フレーム12上方の待機位置に保持した状態
で車体前端よりカウントした値が各車形A,B,G,H
の最大車高区分を検出した時のメモリM3 あるいはM4
に記憶されたカウント値に達したら2段シリンダ58の
附勢を解いて車体上面に降ろして車体上面をブラッシン
グ洗浄し、メモリM5 あるいはM6 に記憶したカウント
値に達したら2段シリンダ58を作動してフレーム12
上方の待機位置に上昇している(図13(1))。尚、
車形A,Gにおいてトップウォッシュブラシ42をフレ
ーム12上方の待機位置に、車形B,Hにおいてトップ
ウォッシュブラシ42を短いエアシリンダ59’の附勢
を解いたときの位置にそれぞれ保持した状態で車体上面
をブラッシング洗浄しても良い。
【0044】次に、車形Cに該当する車高の高いジープ
形の車体においてトップウォッシュブラシ42は、まず
2段シリンダ58の附勢を解いて下方に降ろし、車体前
端よりカウントした値がメモリM1 に記憶されたカウン
ト値に達するまでのボンネット部を車体形状に沿って車
体面をなぞりながらブラッシング洗浄し、メモリM1 に
記憶されたカウント値よりM4 に記憶されたカウント値
に達するまで2段シリンダ58を作動してフレーム12
上方の待機位置に跳ね上げてトップウォッシュブラシ4
2をフロントウィンドに引っ掛けて破壊するのを回避し
て、車体前端よりカウントした値がメモリM4 に記憶さ
れたカウント値に達したら2段シリンダ58の附勢を解
いて車体上面に降ろすかあるいはフレーム12上方の待
機位置に保持した状態でブラッシング洗浄を行ない、メ
モリM5 に記憶されたカウント値に達したら2段シリン
ダ58を作動してフレーム12上方の待機位置に復帰し
ている(図13(2))。
【0045】残りの車形D,E,F,Iに該当する車体
においてトップウォッシュブラシ42は、2段シリンダ
58の附勢を解いて下方に降ろして車体前端より後端に
至るまで車体上面形状に沿ってブラッシング洗浄してい
る(第13図(3))。
【0046】ワックス塗布ブロック9では、全車形A〜
Iともサイドワックスブラシ67,67’のブラシ動作
はフロント・サイドブラシ40,40’の前面洗浄を除
いた動作と同じであり、またトップワックスブラシ68
のブラシ動作も前記トップウォッシュノズル42の動作
と同じである。
【0047】タイヤ洗浄ブロック10では、車形A〜F
に該当する普通乗用車においては、エアシリンダ79及
び片方のエアシリンダ81の附勢を解いてタイヤウォッ
シュブラシ73,73’をタイヤに押し付けてタイヤ洗
浄を行ない、車形G,H,Iに該当する普通乗用車以外
の軽自動車においては、更に他方のエアシリンダ81’
の附勢を解いてタイヤウォッシュブラシ73,73’を
タイヤに押し付けてタイヤ洗浄を行ない、車体の巾に応
じてタイヤウォッシュブラシ73,73’を進退移動し
ている(図14)。
【0048】乾燥ブロック11では、全車形A〜Iとも
トップブロアノズル84の昇降動作及び圧空の吹出方向
はトップウォッシュノズル13の動きと同じであり、ま
たサイドブロアノズル85,85’の進退動作はタイヤ
ウォッシュブラシ73,73’の動作と同じである。
【0049】こうして、各ノズル13,14,14’,
15,84,85,85’及び各ブラシ40,40’,
41,41’,42,67,67’,68,73,7
3’は車形A〜Iに対して最も最適な動作が行なわれ、
効果的な洗浄,ワックス塗布,乾燥が行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例である洗車装置の全体構成平面図
である。
【図2】本発明実施例である洗車装置の全体構成側面図
である。
【図3】スプレー洗浄ブロック7の正面図である。
【図4】スプレー洗浄ブロック7の側面図である。
【図5】実施例である洗車装置の制御系のブロック図で
ある。
【図6】実施例である洗車装置における車体の形状を判
別する動作を示すフロ−チャ−ト図である。
【図7】図6の結合子aに続くフローチャート図であ
る。
【図8】図7の結合子bに続くフローチャート図であ
る。
【図9】実施例である洗車装置における外部割込処理を
施すフローチャート図である。
【図10】車形区分A〜Iに判別される車体の説明図で
ある。
【図11】各車形区分A〜Iにおけるトップウォッシュ
ノズル13及びトップブロアノズル84の噴射方向を示
す説明図である。
【図12】各車形区分A〜Iにおけるフロント・サイド
ブラシ40,40’及びリア・サイドブラシ41,4
1’の洗浄動作を示す説明図である。
【図13】各車形区分A〜Iにおけるトップウォッシュ
ブラシ42及びトップワックスブラシ68の洗浄動作を
示す説明図である。
【図14】サイドブロアノズル85’(サイドウォッシ
ュノズル14’)及びタイヤウェッシュブラシ73’の
進退動作を示す説明図である。 1 本体 12 フレーム 100 車体検知手段 101, 101’ 前後端検出手段たる光電スイッチ 102, 102’,103,103’,104,10
4’,105,105’車体検出手段たる光電スイッチ 106 走行位置検出手段たるロータリーエンコーダ 107 制御手段たるマイクロコンピュータ 108 記憶手段たるメモリ - 14 -
フロントページの続き (72)発明者 吉川 正永 長野県更埴市大字雨宮1825番地 エムケー 精工株式会社商品開発研究所内 (72)発明者 小出 聡 長野県更埴市大字雨宮1825番地 エムケー 精工株式会社商品開発研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体を跨ぐように形成した本体を往復走
    行もしくはトンネル状に形成した本体内に車体を搬送さ
    せるのに伴い車体を洗車するタイプの洗車装置であっ
    て、車体の前後端を検出する手段と、それぞれ異なる高
    さで車体を検知する複数の車体検出手段と、前記前後端
    検出手段で車体前端を検出してからの前記本体もしくは
    車体の走行位置を検出する走行位置検出手段と、それぞ
    れの前記車体検出手段で車体を検出したときの前記走行
    位置、および同車体検出手段で車体を検出した後に再び
    非検出になったときの前記走行位置とを記憶する手段
    と、この記憶手段で記憶したデータと予め設定される基
    準値とを対比して、洗車する車体が予め設定される所定
    数の車形区分のうちいずれに該当するかを判別する手段
    と、該判別手段で与える車形区分に応じた洗車動作を与
    える制御手段とを備えたことを特徴とする洗車装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の洗車装置において、前記
    判別手段では、車形区分として少なくともワンボック
    ス,ツーボックス,スリーボックスのいずれの車形かが
    判別されることを特徴とする洗車装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021000992A (ja) * 2020-10-01 2021-01-07 タケウチテクノ株式会社 洗車機

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DE2753137A1 (de) * 1977-11-29 1979-05-31 Roy Machin Verfahren zum waschen von kraftfahrzeugen und anordnung zur durchfuehrung des verfahrens
JPH01164654A (ja) * 1987-12-21 1989-06-28 Takeuchi Tekko Kk 洗車機用上面ブラシ昇降作動制御装置

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