JPH10294804A - 端末網制御装置 - Google Patents

端末網制御装置

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JPH10294804A
JPH10294804A JP10296397A JP10296397A JPH10294804A JP H10294804 A JPH10294804 A JP H10294804A JP 10296397 A JP10296397 A JP 10296397A JP 10296397 A JP10296397 A JP 10296397A JP H10294804 A JPH10294804 A JP H10294804A
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impedance
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稔 田部
Kunihiko Yamashita
邦彦 山下
Toshihiko Yasui
利彦 安井
Tsuguro Honma
嗣朗 本間
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交流インピーダンスおよび直流インピーダン
スを低下させずに設計の自由度が高く、電源の無駄な電
流消費の少ない端末網制御装置を提供する。 【解決手段】 電話回線2の半閉結状態を停止すると
き、スイッチ手段5の動作を停止させたのち、一定時間
を経過した時点で半閉結制御手段7の動作を停止させる
ことにより、交流インピーダンス整合手段6のコンデン
サを半閉結制御手段7を介して速やかに放電させ、ま
た、半閉結状態にするときには、スイッチ手段5の動作
を開始させたのち、一定時間を経過した時点で半閉結制
御手段7の動作を開始させ、前記コンデンサの電圧が低
い状態時に半閉結制御手段7に過大な電流が流れないよ
うにする。なお、閉結状態を停止するときは、上記の時
間遅延を設定しない。前記コンデンサには放電用の抵抗
がなくてもよく、また、電流負荷の増大を防止して、電
池電源の使用を容易にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ電話回線
に接続される端末網制御装置の回線インピーダンス制御
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ガス、電気、および水道などの使
用量をセンタ装置から遠隔操作により自動的に検針する
自動検針システムに使用される端末網制御装置は、通
常、メンテナンスフリーにするため、電池電源を搭載す
ることが多く、また、前記電池電源の容量を少なくする
ために電話回線から一部の電力を供給して動作させるよ
うに構成されることも多い。
【0003】以下、従来の端末網制御装置について、図
面を参照しながら説明する。図9は従来の端末網制御装
置の構成を示すブロック図である。図において、1は端
末網制御装置であり、端子1aおよび端子1bは電話回
線2に接続される。電話回線2の先にはセンタ装置(図
示せず)が接続され、ノーリンギング通信や、端末網制
御装置1からの発呼通信が行われる。3はダイオードブ
リッジであり、端子1aおよび端子1bと電話回線2と
の接続を無極性にしている。4は閉結制御手段であり、
動作時には50〜300Ωの直流インピーダンスとな
り、電話回線2を閉結状態にする。5はスイッチ手段で
あり、交流インピーダンス整合手段6と半閉結制御手段
7とを電話回線2に接続するスイッチ動作を行う。
【0004】交流インピーダンス整合手段6は、交流イ
ンピーダンスが600Ωとなる回路から構成されてお
り、動作時には電話回線2の交流インピーダンスの整合
をとる働きをする。7は半閉結制御手段であり、電源を
回線電源供給手段12から供給され、動作時、たとえば
ノーリンギング通信時に直流インピーダンスを数10k
Ωの半閉結状態にする。8はモデム手段であり、電話回
線2からのデータの復調および送信データの変調を行
う。9は制御手段であり、マイクロコンピュータ(図示
せず)を備え、閉結制御手段4、スイッチ手段5、半閉
結制御手段7、およびモデム手段8の動作を制御し、ま
た、外部からデータをデータ入力端子1cから入力して
処理するように構成されている。
【0005】図10は従来の端末網制御装置の構成を示
す要部回路図である。なお、図9と同じ構成要素には同
一番号を付与して説明を省略する。図において、交流イ
ンピーダンス整合手段6は、コンデンサ6a、抵抗6
b、および放電用の抵抗6cとを備え、交流インピーダ
ンスが抵抗6bと抵抗6cとの並列抵抗値になるように
構成されている。また、半閉結制御手段7はトランジス
タ7a、抵抗7b、および定電流回路10で構成され、
定電流回路10はトランジスタ7aのコレクタ電流によ
り抵抗7bの両端に発生する電圧を端子10cから入力
し、この電圧を一定にするように端子10aから与える
ベース電流をフィードバック制御することにより、トラ
ンジスタ7aのコレクタ電流が一定になるように動作す
る。また、定電流回路10は電源を回線電源供給手段1
2から供給されている。さらに、半閉結制御手段7は半
閉結状態でトランジスタ7aのコレクタを制御して、電
話回線2にデータ信号を送出するように動作する。
【0006】スイッチ手段5は、PNPトランジスタ5
d、NPNトランジスタ5b、および抵抗5a、5c、
5eから構成され、制御手段9の端子9bがハイレベル
になると抵抗5aを介してNPNトランジスタ5bが動
作状態になり、PNPトランジスタ5dにベース電流を
流す。このとき、抵抗5cの作用によりNPNトランジ
スタ5bに流れる電流は、制御手段9の端子9bから与
えられる電圧のレベルが一定であるかぎり一定の電流と
なる。したがって、電話回線2の電圧が変化してもベー
ス電流が変化しないので電話回線2への直流インピーダ
ンスの影響が一定になるように構成されている。
【0007】上記構成において、その動作を説明する。
センタ装置からノーリンギング通信を利用した検針要求
が発生すると、電話回線2の極性が反転する。図示しな
いが、この極性反転を制御手段9が検知するとモデム手
段8は電話回線2からのNRS信号を受信し、その内容
を制御手段9に通知する。制御手段9はこのNRS信号
が自己のアドレスと同一であると判断すると、端子9b
および端子9cから制御信号を出力して、スイッチ手段
5および半閉結制御手段7を動作状態にし、モデム手段
8を介して電話回線2にアンサ信号を送信する。以降、
センタ装置とデータ通信が開始され、センタ装置はデー
タ入力端子1cに接続されたガスメータ(図示せず)な
どの検針値を読み取ることができる。
【0008】また、前記ガスメータからガス漏れなどの
発呼要求が制御手段9の端子9eに入力されると端末発
呼通信に移行し、制御手段9は閉結制御手段4、スイッ
チ手段5、および半閉結制御手段7を制御して、閉結動
作状態でダイヤリング動作を行い、センタ装置と接続さ
れたのちデータ通信する。なお、端末発呼通信時には電
話回線2が閉結状態になるためダイオードブリッジ3の
出力電圧は前記ノーリンギング通信時より低くなる。ま
た、データ通信中はモデム手段8が端子8bからデータ
を入力し、その復調データを端子8cから制御手段9の
端子9fに送り、制御手段9が処理する。また、データ
を送信する場合は、制御手段9から出力するデータをモ
デム手段8により変調し、図示しないが半閉結制御手段
7により電話回線2に信号を送出するように構成されて
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の端末
網制御装置において、交流インピーダンス整合手段6に
放電用の抵抗6cを備えた構成では、放電時間を短くす
るために抵抗6cの抵抗値を小さくすると、電話回線2
に対する直流インピーダンスおよび交流インピーダンス
の低下を招いていた。
【0010】また、電話回線2から電源を供給するため
に回線電源供給手段12を用いる構成では、回線電源供
給手段12が電話回線2に与える直流インピーダンスお
よび交流インピーダンスの影響を避けるためには、回線
電源供給手段12を高い直流インピーダンスおよび高い
交流インピーダンスの回路構成とする必要があり、構成
が複雑になっていた。
【0011】これに対する対策として、定電流回路10
を電池電源11で動作させる構成にすると、スイッチ手
段5と半閉結制御手段7とを動作させたとき、交流イン
ピーダンス整合手段6のコンデンサ6aが充電されるま
ではスイッチ手段5からトランジスタ7aへは電流が流
れないため、定電流回路10は、ベース電流のみで抵抗
7bの電圧を維持しようとして端子10bから過大なベ
ース電流を流し込む。このベース電流はコレクタ電流が
流れているときのベース電流に比べて過大な電流であ
り、定電流回路10に電流を供給している電池電源11
の電流もまた過大になる。
【0012】また、電池電源11で動作させる構成とし
た上で、さらに、交流インピーダンスの低下を防止する
目的で放電用の抵抗6cを削除し、半閉結制御手段7を
介してコンデンサ6aを放電させるように構成すると、
端末発呼通信時の閉結動作状態ではノーリンギング通信
状態に比べてダイオードブリッジ3の出力電圧が低いた
めトランジスタ7aによる放電がほとんど不可能にな
り、上記と同様に、電池電源11から定電流回路10に
電流が流れ込む負荷電流が増加することになる。
【0013】また、抵抗6cを削除した場合、制御手段
9がリセットしたときにはスイッチ手段5および半閉結
制御手段7を停止状態にするが、交流インピーダンス整
合手段6のコンデンサ6aが放電されないと言う欠点が
ある。
【0014】また、閉結制御手段4を動作させてダイヤ
ルパルスを電話回線2に出力するとき、ダイヤルパルス
間のミニマムポーズの間は閉結制御手段4、スイッチ手
段5、および半閉結制御手段7をそれぞれ動作状態にす
るが、前記ミニマムポーズを開始してからコンデンサ6
aが充電されるまでの間はトランジスタ7aに電流が流
れないので、上記と同様に、定電流回路10からベース
に大きい電流が流れ、定電流回路10を電池電源11で
直接駆動する構成では電池電源11の負荷電流が増すと
言う欠点がある。
【0015】さらに、電池電源11からレギュレータな
どを使用せずに制御手段9に電源を供給すると、電池電
源11の電圧変化は制御手段9の端子9bから出力され
る電圧のハイレベルの変化として現れる。端子9bの電
圧が一定であればNPNトランジスタ5bには一定電流
が流れるが、端子9bの電圧が高くなるとNPNトラン
ジスタ5bの電流が増加し、電話回線2の交流インピー
ダンスの低下を招くと言う欠点があった。
【0016】本発明は上記の課題を解決するもので、電
話回線2への直流インピーダンスおよび交流インピーダ
ンスの影響をなくしながらコンデンサの放電を速めるこ
とができ、かつ半閉結制御手段に無駄な電流が流れない
ようにできる端末網制御装置を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる本発明
は、電話回線の半閉結状態を停止させるとき、交流イン
ピーダンス整合手段のコンデンサの電荷を前記半閉結制
御手段を介して放電させ、放電させたのち半閉結制御手
段の動作を停止させるようにした端末網制御装置であ
る。
【0018】これにより、交流インピーダンス整合手段
の交流インピーダンスを低下させることなくコンデンサ
の放電を速めることができ、かつ放電後に電源から半閉
結制御手段に過大な電流が流れないようにすることがで
きる。
【0019】請求項2に係わる本発明は、電話回線を半
閉結状態にするとき、スイッチ手段を動作させて交流イ
ンピーダンス整合手段のコンデンサを充電し、充電させ
たのち半閉結制御手段を動作させるようにした端末網制
御装置である。
【0020】これにより、スイッチ手段を動作させてか
ら前記コンデンサが充電されるまでの間に電源から半閉
結制御手段に過大な電流が流れないようにすることがで
きる。
【0021】請求項3に係わる本発明は、閉結動作状態
を停止するときには、閉結制御手段とスイッチ手段と半
閉結制御手段とを同時に動作を停止させるようにした請
求項1に係わる端末網制御装置である。
【0022】これにより、閉結状態では交流インピーダ
ンス整合手段のコンデンサの充電電圧が低いため、閉結
状態を停止するときに半閉結制御手段を介して放電でき
ないことに起因して電源から過大な電流が流れる事態を
回避することができる。
【0023】請求項4に係わる本発明は、制御手段がリ
セットにより装置全体を初期状態にしたとき、半閉結制
御手段を所定時間、動作させて交流インピーダンス整合
手段のコンデンサを放電させるようにした請求項1ない
し請求項3のいずれかに係わる端末網制御装置である。
【0024】これにより、交流インピーダンス整合手段
のコンデンサをあらかじめ放電させておけるとともに、
そののちは半閉結制御手段の動作を停止させておくの
で、電源から半閉結制御手段に過大な電流が流れないよ
うにすることができる。
【0025】請求項5に係わる本発明は、閉結状態で閉
結制御手段を制御してダイヤルパルスを送出するとき、
ダイヤルパルスを送出し終わった時点でスイッチ手段を
動作させたのち、所定時間を経過した時点で半閉結制御
手段を動作させるようにした端末網制御装置である。
【0026】これにより、ダイヤルパルスを送出したの
ち半閉結状態にするとき、交流インピーダンス整合手段
のコンデンサが充電されるまでの間に電源から半閉結制
御手段に過大な電流が流れないようにすることができ
る。
【0027】請求項6に係わる本発明は、制御手段の信
号を入力するスイッチ手段のNPNトランジスタのエミ
ッタとコレクタのそれぞれに直列に抵抗を挿入して設け
た請求項1ないし請求項5のいずれかに係わる端末網制
御装置である。
【0028】これにより、スイッチ手段の直流インピー
ダンスが電源電圧の変動の影響を受けにくく、電話回線
への直流インピーダンスおよび交流インピーダンスの変
動を抑制することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】請求項1に係わる本発明におい
て、交流インピーダンス整合手段は、電話回線に所定の
交流インピーダンスを接続して整合をとる手段を意味
し、コンデンサと抵抗の直列回路を備えた回路で実現す
るが、実施例では前記コンデンサの放電用の抵抗を備え
ず、コンデンサと抵抗の直列回路のみとする。これによ
り放電用の抵抗で交流インピーダンスを低下させない構
成にできる。だたし、放電用の抵抗を備えてもよい。ま
た、半閉結制御手段は、電話回線に高抵抗を接続した半
閉結状態とする手段を意味し、前記高抵抗はトランジス
タの定電流により実現するが、前記定電流は定電流回路
のフィードバック制御により実現する。なお、この構成
は従来例に示した構成と同じでよいが、これに限定され
るものではない。また、実施例では半閉結制御手段の電
源を電池電源から供給し、複雑な回線電源供給手段を用
いないこととしたが、回線電源供給手段を用いてもよ
い。
【0030】また、スイッチ手段は、前記交流インピー
ダンス整合手段と前記半閉結制御手段とを電話回線に開
閉接続する手段を意味し、従来例に示した構成と同じで
よいが、これに限定されるものではない。また、一定時
間は、前記スイッチ手段の動作を停止させたとき、すな
わち前記交流インピーダンス整合手段が電話回線から切
り離されたときに、前記交流インピーダンス整合手段に
おける前記コンデンサの電荷が前記半閉結制御手段を介
して放電を開始し、その放電が終了するまでの時間を意
味し、前記コンデンサの容量や前記半閉結制御手段の構
成からあらかじめ決定できる時間であるが、上記半閉結
制御手段の構成としたとき、放電電流が流れなくなって
前記定電流回路に電池電源から過大な電流が流れ始める
までの時間でもある。
【0031】請求項2に係わる本発明において、一定時
間は、前記スイッチ手段の動作を開始させたとき、すな
わち前記交流インピーダンス整合手段が前記スイッチ手
段を介して電話回線に接続されたとき、前記交流インピ
ーダンス整合手段におけるコンデンサが電話回線の電圧
により充電を開始し、その充電が完了するまでの時間を
意味し、前記コンデンサの容量や前記スイッチ手段の構
成からあらかじめ決定できる時間であるが、上記半閉結
制御手段の構成としたとき、前記コンデンサの充電電圧
が前記半閉結制御手段に電流を流すに十分な電圧に到達
するまでの時間でもある。
【0032】請求項4に係わる本発明において、リセッ
トによる初期状態は、制御手段が閉結制御手段、スイッ
チ手段、交流インピーダンス整合手段、および半閉結制
御手段のすべてを動作停止の状態に設定することを意味
する。また、一定時間は、上記請求項1に係わる本発明
における一定時間と同じ意味をもつ。なお、リセット前
が閉結状態であった場合にはコンデンサの充電電圧は低
く、半閉結制御手段を介して放電不可能である場合につ
いても上記の動作を実施するものとする。
【0033】請求項5に係わる本発明において、一定時
間は、上記請求項1に係わる本発明における一定時間と
同じ意味を持つ。
【0034】請求項6に係わる本発明については記載の
通りであるが、エミッタに挿入する抵抗は電流帰還によ
り電流を一定に保とうとする作用を備え、また、コレク
タに挿入する抵抗はコレクタ電圧帰還により電流変化を
抑制する作用と、およびコレクタ電圧の飽和による電流
制限の作用を備えている。
【0035】以下、実施例について説明する。 (実施例1)以下、本発明の端末網制御装置の実施例1
について図面を参照しながら説明する。
【0036】図1は本実施例の構成を示すブロック図、
図2は本実施例の構成を示す回路図である。なお、図9
および図10に示した従来例と同じ構成要素には同一番
号を付与して詳細な説明を省略する。本実施例が従来例
と異なる点は、交流インピーダンス整合手段のコンデン
サ6aを半閉結制御手段7を介して速やかに放電させな
がら、半閉結制御手段における無駄な電流消費を防止す
るようにした制御手段9の制御にある。なお、本実施例
では、交流インピーダンス整合手段6における放電用の
抵抗を設けない構成とするとともに、回線電源供給手段
12を設けずに電池電源11から電源を供給する簡単な
構成とするが、前記放電用の抵抗を備えてもよく、ま
た、半閉結制御手段7の電源が回線電源供給手段から供
給される構成であってもよい。
【0037】図3は本実施例の半閉結動作状態の終了時
における制御手段9の動作を示す波形図である。図にお
いて、(3−1)は、スイッチ手段5を制御する端子9
bの電圧波形、(3−2)は半閉結制御手段7を制御す
る端子9cの電圧波形、(3−3)はスイッチ手段5の
PNPトランジスタ5dのコレクタの電圧波形、すなわ
ち半閉結制御手段7のトランジスタ7aのコレクタの電
圧波形を示す。半閉結状態では端子9bおよび端子9c
の電圧はハイレベルにあり、PNPトランジスタ5dの
コレクタ電圧は約40vになっている。この状態から半
閉結状態をオフとさせる場合、まず時刻t1 で端子9b
の電圧をローレベルにしてスイッチ手段5の動作を停
止、すなわちオフとさせる。この状態では半閉結制御手
段7は動作中であるため、交流インピーダンス整合手段
6のコンデンサ6aはトランジスタ7aを介して放電す
る。なお、このときの放電電流は定電流回路10が制御
する一定電流になる。
【0038】つぎに、前記放電電流が流れる時間Tを経
過したのちに端子9cの電圧をローレベルにして半閉結
制御手段7の動作を停止させる。前記時間Tは、コンデ
ンサ6aの電圧が放電により低下し、トランジスタ7a
のコレクタから放電できなくなるまでの時間を意味す
る。トランジスタ7aのコレクタ電流が流れなくなった
状態で半閉結制御手段7を動作状態のままにすると、定
電流回路10は定電流を維持しようとしてトランジスタ
7aのベースに過大な電流を流し込むが、前記時間Tを
経過した時点で半閉結制御手段7の動作を停止させるの
で、定電流回路10は過大な電流を流すことはなく、し
たがって電池電源11から定電流回路10に過大な電流
が流れない。以上の動作により、放電用の抵抗がなくて
もコンデンサ6aを半閉結制御手段7を介して速やかに
放電させることができる。
【0039】以上のように本実施例によれば、交流イン
ピーダンス整合手段6における放電用の抵抗6cを廃止
した構成として半閉結状態に移行するとき、スイッチ手
段5の動作を停止させたのち、交流インピーダンス整合
手段6のコンデンサ6aが半閉結制御手段7を介して放
電し終わった時点で半閉結制御手段7の動作を停止させ
るように制御することにより、コンデンサ6aを半閉結
制御手段7を介して放電させることができ、交流インピ
ーダンス整合手段6の交流インピーダンスを低下させる
ことなくコンデンサ6aの放電を速めることができ、ま
た、直流インピーダンスを低下させないためにも有効で
あり、装置の設計上の自由度が広くなる。
【0040】なお、本実施例では、放電用の抵抗を備え
ず、また、電池電源11から電源を供給する構成につい
て説明したが、放電用の抵抗を備えた構成であっても本
実施例の手段は放電用の抵抗の抵抗値を小さくすること
なくコンデンサ6aの放電を速める手段として有効であ
るとともに、回線電源供給手段から電源を供給する構成
であっても半閉結制御手段7に無駄な電流を流さない手
段として有効であることは言うまでもなく、以下の各実
施例についても同様である。
【0041】(実施例2)以下、本発明の端末網制御装
置の実施例2について図面を参照しながら説明する。な
お、本実施例の構成は図1と同じである。
【0042】図4は本実施例の半閉結動作状態の開始時
における制御手段9の動作を示す波形図である。図4に
おいて、(4−1)はスイッチ手段5を制御する端子9
bの電圧波形、(4−2)は半閉結制御手段7を制御す
る端子9cの電圧波形、(4−3)はスイッチ手段5の
PNPトランジスタ5dのコレクタの電圧波形、すなわ
ち半閉結制御手段7のトランジスタ7aのコレクタの電
圧波形を示す。
【0043】動作停止状態では、端子9bおよび端子9
cの電圧はローレベルにあり、PNPトランジスタ5d
のコレクタ電圧は約0vになっている。この状態から半
閉結状態を動作させる場合、まず時刻t1 で端子9bの
電圧をハイレベルにしてスイッチ手段5を動作、すなわ
ちオンとさせると、コンデンサ6aの充電が開始する。
この状態でトランジスタ7aのコレクタ電圧がコレクタ
電流を流すに十分な電圧以上に上昇した時刻t2 で端子
9cをハイレベルにし、半閉結制御手段7を動作させる
ことにより、電池電源11から定電流回路10に過大な
電流が流れることなく半閉結状態に移行することができ
る。
【0044】以上のように本実施例によれば、交流イン
ピーダンス整合手段6における放電用の抵抗6cを廃止
した実施例1の構成において半閉結状態を停止する場
合、スイッチ手段5を動作状態としたのち、交流インピ
ーダンス整合手段6のコンデンサ6aがスイッチ手段5
を介して充電し終わった時点で半閉結制御手段7を動作
させるように制御することにより、電池電源11から半
閉結制御手段7に過大な電流を流すことなく半閉結状態
に移行でき、放電用の抵抗6cを廃止して交流インピー
ダンスの低下を防止でき、直流インピーダンスの低下防
止にも有効である。
【0045】(実施例3)以下、本発明の端末網制御装
置の実施例3について図面を参照しながら説明する。な
お、本実施例の構成は図1と同じである。図5は本実施
例の動作を示す波形図である。図5において、(5−
1)は閉結制御手段4を制御する端子9dの電圧波形、
(5−2)はスイッチ手段5を制御する端子9bの電圧
波形、(5−3)は半閉結制御手段7を制御する端子9
cの電圧波形、(5−4)はスイッチ手段5のPNPト
ランジスタ5dのコレクタの電圧波形、すなわち半閉結
制御手段7のトランジスタ7aのコレクタの電圧波形を
示す。半閉結状態では、実施例1と同様に、時刻t1 で
端子9bの電圧をローレベルにしてスイッチ手段5をオ
フとし、時間Tを経過したのちに端子9cの電圧をロー
レベルに制御する。つぎに、時刻t3 で電話回線2を閉
結動作状態にする場合、端子9dの電圧をハイレベルに
して閉結制御手段4を動作状態にするとともに、端子9
bの電圧および端子9cの電圧をハイレベルにしてスイ
ッチ手段5および半閉結制御手段7を動作状態にする。
このとき、トランジスタ7aのコレクタ電圧はV2 に上
昇する。
【0046】つぎに、時刻t4 において、この閉結動作
状態を終了させる場合、端子9dの電圧をローレベルに
して閉結制御手段4の動作を停止させるとともに、スイ
ッチ手段5と半閉結制御手段7とを時間Tを置かずに同
時に動作を停止させるように制御する。この場合、閉結
動作状態ではコンデンサ6aの充電電圧が低くなってい
るため、実施例1で示したように半閉結制御手段7を時
間Tだけ遅延させて動作を停止させると、コンデンサ6
aがトランジスタ7aのコレクタ電圧の低い状態で放電
してしまい、電池電源11から定電流回路10に過大な
電流が流れてしまう。したがって、閉結状態からの動作
停止の制御を、実施例1に示した半閉結状態からの動作
停止の制御と異なる制御とすることにより、電池電源1
1から定電流回路10に過大な電流を流さないようにす
ることができる。
【0047】以上のように本実施例によれば、交流イン
ピーダンス整合手段6における放電用の抵抗6cを廃止
した実施例1の構成において閉結状態を停止する場合、
閉結制御手段4の動作を停止させるとともに、直ちにス
イッチ手段5および半閉結制御手段7の動作を停止させ
るように制御することにより、電池電源11から半閉結
制御手段7に過大な電流を流すことなく閉結状態を停止
でき、放電用の抵抗6cを廃止して交流インピーダンス
の低下を防止でき、直流インピーダンスの低下防止にも
有効である。
【0048】(実施例4)以下、本発明の端末網制御装
置の実施例4について図面を参照しながら説明する。な
お、本実施例の構成は図1に示した構成と同じである。
図6は本実施例の動作を示す波形図である。図6におい
て、(6−1)はスイッチ手段5を制御する端子9bの
電圧波形、(6−2)は半閉結制御手段7を制御する端
子9cの電圧波形、(6−3)はスイッチ手段5のPN
Pトランジスタ5dのコレクタの電圧波形、すなわち半
閉結制御手段7のトランジスタ7aのコレクタの電圧波
形を示す。
【0049】制御手段9のマイクロコンピュータがリセ
ットした場合、その前の状態により交流インピーダンス
整合手段6のコンデンサ6aが充電されている場合があ
り、(6−2)に示したように、スイッチ手段5の停止
状態で半閉結制御手段7を時刻t1 から時刻t2 まで動
作させることによりコンデンサ6aを放電させることが
できる。また、コンデンサ6aが充電されていない場合
には、トランジスタ7aのコレクタ電圧が低いので電池
電源11から定電流回路10に過大な電流が一時的に流
れるが、制御手段9のリセット時のみであり、このよう
な場合が発生する頻度が極めて少ないので、電池電源1
1の消耗は小さいと考えてよい。したがって、前記マイ
クロコンピュータをリセットする場合、時間Tの間、半
閉結制御手段7を動作させることにより、コンデンサ6
aを半閉結制御手段7を介して放電させることができ
る。
【0050】以上のように本実施例によれば、交流イン
ピーダンス整合手段6における放電用の抵抗6cを廃止
した実施例1の構成において制御手段9のマイクロコン
ピュータをリセットするとき、時間Tの間、半閉結制御
手段7を動作させるように制御することにより、交流イ
ンピーダンス整合手段6のコンデンサ6aを半閉結制御
手段7を介して放電させることができ、放電用の抵抗6
cを廃止して交流インピーダンスの低下を防止でき、直
流インピーダンスの低下防止にも有効である。
【0051】(実施例5)以下、本発明の端末網制御装
置の実施例5について図面を参照しながら説明する。な
お、本実施例の構成は図1に示した構成と同じである。
図7は本実施例の動作を示す波形図である。図7におい
て、(7−1)は閉結制御手段4を制御する端子9dの
電圧波形、(7−2)はスイッチ手段5を制御する端子
9bの電圧波形、(7−3)は半閉結制御手段7を制御
する端子9cの電圧波形、(7−4)はスイッチ手段5
のPNPトランジスタ5dのコレクタの電圧波形、すな
わち半閉結制御手段7のトランジスタ7aのコレクタの
電圧波形を示す。
【0052】いま、時刻t1 からダイヤルパルスを送出
する場合、スイッチ手段5、半閉結制御手段7をオフに
し、閉結制御手段4をパルス出力数に応じてオンオフ制
御し、時刻t2 からつぎのダイヤルパルス送出する時刻
t3 前までのミニマムポーズの間、まずスイッチ手段5
を動作状態にしたのち時間Tを経過した時点で半閉結制
御手段7を動作させることにより、実施例1と同様に、
電池電源11から定電流回路10に過大な電流が流れな
いようにすることができる。この処理は時刻t4 におい
ても同様である。
【0053】以上のように本実施例によれば、交流イン
ピーダンス整合手段6における放電用の抵抗6cを廃止
した実施例1の構成において、閉結制御手段4の開閉制
御でダイヤルパルスを送出するとき、つぎのダイヤルパ
ルスを送出するまでのミニマムポーズの期間において、
スイッチ手段5を動作させたのち時間Tを経過した時点
で半閉結制御手段7を動作させることにより、電池電源
11から半閉結制御手段7に過大な電流を流すことなく
コンデンサ6aを半閉結制御手段7を介して放電させる
ことができ、放電用の抵抗6cを廃止して交流インピー
ダンスの低下を防止でき、直流インピーダンスの低下防
止にも有効である。
【0054】(実施例6)以下、本発明の端末網制御装
置の実施例6について図面を参照しながら説明する。な
お、本実施例の構成は図1に示した構成と同じである。
図7は本実施例の動作を示す波形図である。図8(a)
はスイッチ手段5の抵抗5fが短絡された状態、すなわ
ち抵抗5fを備えない構成における、制御手段9の端子
9bのハイレベル電圧V0 とNPNトランジスタ5bの
コレクタ電流ISとの関係を示す特性図である。ハイレ
ベル電圧V0 が一定の電圧、たとえばV1 であれば、ダ
イオードブリッジ3の出力電圧VLが変動してもコレク
タ電流ISはI1 に一定となるが、制御手段9が電池電
源11で直接駆動され、端子9bのハイレベル電圧V0
が変動する場合には、図に示したように、コレクタ電流
ISはハイレベル電圧V0 に比例して変化する。コレク
タ電流ISが増加することは電話回線2の交流インピー
ダンスが低下することなる。
【0055】一方、図8(b)はスイッチ手段5の抵抗
5fを備えた構成における、制御手段9の端子9bのハ
イレベル電圧V0 とコレクタ電流ISとの関係を示す特
性図である。制御手段9の端子9bのハイレベル電圧V
0 が高くなり、NPNトランジスタ5bのコレクタ電流
ISが増加した場合、抵抗5fで電流が図に示したB点
で制限され、電話回線2の交流インピーダンスの低下を
防止することができる。
【0056】以上のように本実施例によれば、スイッチ
手段5のNPNトランジスタ5bのコレクタに抵抗5f
を挿入して設けることにより、制御手段9の端子9bの
ハイレベル電圧V0 が増加した場合にコレクタ電流IS
の増加を抑制でき、電話回線2の交流インピーダンスの
低下を抑制することができ、直流インピーダンスの低下
防止にも有効である。
【0057】
【発明の効果】請求項1に係わる本発明は、電話回線の
半閉結状態を停止させるとき、交流インピーダンス整合
手段のコンデンサの電荷を前記半閉結制御手段を介して
放電させ、放電させたのち半閉結制御手段の動作を停止
させるようにした端末網制御装置とすることにより、交
流インピーダンス整合手段の交流インピーダンスを低下
させることなくコンデンサの放電を速めることができ、
したがって、放電用の抵抗に左右されずに交流インピー
ダンスの設定が容易になるとともに、直流インピーダン
スの低下防止にも有効であり、また、放電後に電源から
半閉結制御手段に過大な電流が流れないようにできるの
で、半閉結制御手段の電源として電池電源を用いること
が容易になる。
【0058】請求項2に係わる本発明は、電話回線を半
閉結状態にするとき、スイッチ手段を動作させて交流イ
ンピーダンス整合手段のコンデンサを充電し、充電させ
たのち半閉結制御手段を動作させるようにした端末網制
御装置とすることにより、スイッチ手段を動作させてか
ら前記コンデンサが充電されるまでの間に電源から半閉
結制御手段に過大な電流が流れないようにすることがで
き、半閉結制御手段の電源として電池電源を用いた場
合、半閉結状態にするときに電池電源の電圧低下を回避
することができる。
【0059】請求項3に係わる本発明は、閉結動作状態
を停止するときには、閉結制御手段とスイッチ手段と半
閉結制御手段とを同時に動作を停止させるようにした請
求項1に係わる端末網制御装置とすることにより、閉結
状態では交流インピーダンス整合手段のコンデンサの充
電電圧が低くて閉結状態を停止するときに半閉結制御手
段を介して放電できないことに起因して電源から過大な
電流が流れる事態を防止でき、半閉結制御手段の電源と
して電池電源を用いた場合、電池電源から過大な電流が
流れる事態を回避することができる。
【0060】請求項4に係わる本発明は、制御手段がリ
セットにより初期状態にしたとき、半閉結制御手段を所
定時間、動作させて、交流インピーダンス整合手段のコ
ンデンサを放電させるようにした請求項1ないし請求項
3のいずれかに係わる端末網制御装置とすることによ
り、交流インピーダンス整合手段のコンデンサをあらか
じめ放電させておけるとともに、そののちは半閉結制御
手段の動作を停止させておくので、半閉結制御手段の電
源として電池電源を用いた場合、電池電源から半閉結制
御手段に過大な電流が流れないようにすることができ
る。
【0061】請求項5に係わる本発明は、閉結状態で閉
結制御手段を制御してダイヤルパルスを送出するとき、
ダイヤルパルスを送出し終わった時点でスイッチ手段を
動作させたのち、所定時間を経過した時点で半閉結制御
手段を動作させるようにした請求項1ないし請求項4の
いずれかに係わる端末網制御装置とすることにより、ダ
イヤルパルスを送出したのち半閉結状態にするとき、交
流インピーダンス整合手段のコンデンサが充電されるま
での間に電源から半閉結制御手段に過大な電流が流れな
いようにすることができ、半閉結制御手段の電源として
電池電源を用いた場合、電池電源から半閉結制御手段に
過大な電流が流れないようにすることができる。
【0062】請求項6に係わる本発明は、制御手段の信
号を入力するスイッチ手段のNPNトランジスタのエミ
ッタとコレクタのそれぞれに直列に抵抗を挿入して設け
た請求項1ないし請求項5のいずれかに係わる端末網制
御装置とすることにより、スイッチ手段の直流インピー
ダンスが制御手段の電源電圧が所定値以上では電圧変動
の影響を受けにくく、例えば交流インピーダンスの低下
を防止でき、制御手段などを電池電源で駆動する場合に
は電圧変動が大きくなるので有効な手段となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の端末網制御装置の構成を示すブロック
【図2】本発明の端末網制御装置の構成を示す要部回路
【図3】本発明の端末網制御装置の実施例1の動作を示
す波形図
【図4】本発明の端末網制御装置の実施例2の動作を示
す波形図
【図5】本発明の端末網制御装置の実施例3の動作を示
す波形図
【図6】本発明の端末網制御装置の実施例4の動作を示
す波形図
【図7】本発明の端末網制御装置の実施例5の動作を示
す波形図
【図8】(a)本発明の端末網制御装置の実施例6の動
作を示す波形図 (b)同実施例6の動作を示す波形図
【図9】従来の端末網制御装置の構成を示すブロック図
【図10】従来の端末網制御装置の構成を示す要部回路
【符号の説明】
1 端末網制御装置 1a、1b 端子 1c データ入力端子 2 電話回線 3 ダイオードブリッジ 4 閉結制御手段 4a、4b、4c 端子 5 スイッチ手段 5a、5c、5e、5f 抵抗 5b NPNトランジスタ 5d PNPトランジスタ 6 交流インピーダンス整合手段 6a コンデンサ 6b、6c 抵抗 7 半閉結制御手段 7a トランジスタ 7b 抵抗 8 モデム手段 8a、8b、8c 端子 9 制御手段 9a、9b、9c、9d、9e、9f 端子 10 定電流回路 10a、10b、10c 端子 11 電池電源 12 回線電源供給手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本間 嗣朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話回線との間で送信信号の変調と受信信
    号の復調とを行うモデム手段と、前記電話回線の直流イ
    ンピーダンスを閉結状態にする閉結制御手段と、前記電
    話回線の直流インピーダンスを半閉結状態にするととも
    に前記電話回線に信号を送出する機能を備えた半閉結制
    御手段と、前記電話回線の交流インピーダンスの整合を
    とる交流インピーダンス整合手段と、前記半閉結制御手
    段と前記交流インピーダンス整合手段とを前記電話回線
    に接続制御するスイッチ手段と、全体の動作を制御する
    制御手段とを備え、前記制御手段は、半閉結状態を停止
    するとき、前記スイッチ手段の動作を停止させたのち一
    定時間を経過した時点で前記半閉結制御手段の動作を停
    止させるように制御する端末網制御装置。
  2. 【請求項2】電話回線との間で送信信号の変調と受信信
    号の復調とを行うモデム手段と、前記電話回線の直流イ
    ンピーダンスを閉結状態にする閉結制御手段と、前記電
    話回線の直流インピーダンスを半閉結状態にするととも
    に前記電話回線に信号を送出する機能を備えた半閉結制
    御手段と、前記電話回線の交流インピーダンスの整合を
    とる交流インピーダンス整合手段と、前記半閉結制御手
    段と前記交流インピーダンス整合手段とを前記電話回線
    に接続制御するスイッチ手段と、全体の動作を制御する
    制御手段とを備え、前記制御手段は、半閉結状態の動作
    を開始するとき、前記スイッチ手段の動作を開始させた
    のち一定時間を経過した時点で前記半閉結制御手段の動
    作を開始させるように制御する端末網制御装置。
  3. 【請求項3】制御手段は、閉結制御手段と半閉結制御手
    段とを動作させた状態で通信する閉結動作状態を停止す
    るときには、閉結制御手段と半閉結制御手段とスイッチ
    手段とを同時に動作を停止させるように制御する請求項
    1記載の端末網制御装置。
  4. 【請求項4】制御手段は、リセットにより初期状態とし
    たとき、スイッチ手段の停止状態で半閉結制御手段を一
    定時間、動作させるように制御する請求項1ないし3の
    いずれか1項記載の端末網制御装置。
  5. 【請求項5】制御手段は、閉結状態で閉結制御手段を動
    作させてダイヤルパルスを送出するとき、前記ダイヤル
    パルスを送出中はスイッチ手段と半閉結制御手段とを停
    止状態にし、前記ダイヤルパルスの送出を終了した時点
    でスイッチ手段を動作させたのち一定時間を経過した時
    点で半閉結制御手段を動作させるように制御する請求項
    1ないし4のいずれか1項記載の端末網制御装置。
  6. 【請求項6】電話回線と半閉結制御手段との間を開閉す
    るPNPトランジスタと、前記PNPトランジスタのベ
    ース電流を制御するNPNトランジスタとを備え、前記
    NPNトランジスタのベース電流を制御手段の出力信号
    により制御して前記PNPトランジスタを開閉制御する
    スイッチ手段において、前記NPNトランジスタのエミ
    ッタとコレクタとにそれぞれ抵抗を直列に接続して設け
    た請求項1ないし5のいずれか1項記載の端末網制御装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011188457A (ja) * 2010-03-11 2011-09-22 Konica Minolta Business Technologies Inc 伝送路終端回路およびこれを備えたデータ受信装置、画像形成装置

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