JPH10294421A - マルチチップモジュールおよびその製造方法 - Google Patents

マルチチップモジュールおよびその製造方法

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JPH10294421A
JPH10294421A JP10045697A JP10045697A JPH10294421A JP H10294421 A JPH10294421 A JP H10294421A JP 10045697 A JP10045697 A JP 10045697A JP 10045697 A JP10045697 A JP 10045697A JP H10294421 A JPH10294421 A JP H10294421A
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insulating film
capacitor
wiring pattern
electrode
film
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JP10045697A
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Matsuo Yamazaki
松夫 山▲崎▼
Kiichi Yamashita
喜市 山下
Kenji Sekine
健治 関根
Koji Yamada
宏治 山田
Osamu Kagaya
修 加賀谷
Masahiro Suzuki
正博 鈴木
Hiroyuki Tenmyo
浩之 天明
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/18High density interconnect [HDI] connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/23Structure, shape, material or disposition of the high density interconnect connectors after the connecting process
    • H01L2224/24Structure, shape, material or disposition of the high density interconnect connectors after the connecting process of an individual high density interconnect connector
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    • H01L2224/24151Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
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    • H01L2224/92Specific sequence of method steps
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    • H01L2224/9222Sequential connecting processes
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  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】所要面積が小さく、高周波特性がすぐれ、かつ
放熱性能がすぐれたマルチチップモジュールおよびその
製造方法を提供する。 【解決手段】アース導体層(2)の上に島状の第1の絶
縁膜(4-1)が形成されており、アース導体層(2)
の露出された部分上にはベアーチップ(11)、上記第
1の絶縁膜(4-1)上には抵抗(5)およびコンデン
サ(7)が、それぞれ形成されている。上記アース導体
層(2)、抵抗(5)、ベアーチップ(11)およびコ
ンデンサ(7)は、配線パターン(6-1〜4)および
導電ブロック(12)などを介して電気的に互いに接続
されている。 【効果】すぐれた高周波特性が得られるとともに、放熱
性が向上して消費電力の大きなベアーチップを使用で
き、さらにモジュールを著しく小型化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチチップモジ
ュールおよびその製造方法に関し、詳しくは、小型で高
周波特性がすぐれ、かつ消費電力が少ないマルチチップ
モジュールおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子装置の小型化と高性能化の一手段と
して、ベアーチップ(所望の機能を有するチップ状の各
種半導体素子、ICおよび表面弾性波素子(SAW)を
本明細書ではベアーチップと総称する)と抵抗、コンデ
ンサおよびコイルなど各種受動素子を複数個相互に接続
して一つのモジュールを構成する、いわゆるマルチチッ
プモジュールが使用されている。
【0003】例えば、従来例1(第5回マイクロエレク
トロニクスシンポジュウム、1993年6月号123
頁)には、表面に薄膜抵抗が形成されたガラスエポキシ
基板上にエポキシ樹脂膜を全面に塗布し、このエポキシ
樹脂膜上に薄膜コンデンサおよびICチップを形成し、
多層配線によって互いに接続された構造が記載されてお
り、上記ICチップはフェイスダウン(電気的な接続を
基板側のチップ表面において行う)で接続されている。
【0004】また、従来例2(特開平5‐47856)
には、セラミックプリント板などのパッケージに複数個
のステージ(凹部)を設け、このステージ内にベアーチ
ップを、共晶ボンディングもしくは導電性接着材を用い
てフェイスアップ(電気的な接続を基板とは反対側のチ
ップ表面で行なう)でマウントし、上記パッケージとベ
アーチップ上に、ポリイミド等の絶縁膜を回転塗布によ
って全面に形成して表面を平滑にし、上記パッケージの
表面上に形成された接続パッドと上記チップの上面上の
パッドを、上記絶縁膜上に設けた配線パターンによって
互いに接続した構造が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】基板上に複数個の受動
素子とベアーチップが搭載されたマルチチップモジュー
ルでは、薄型で小型な受動素子の実装と、消費電力の大
きな半導体チップの放熱効率向上が大きな課題になって
いる。
【0006】たとえば、コンデンサの誘電体膜を形成す
るための従来の代表的な方法の一つは、上記従来例1に
記載されているように、SiO2膜をECR-CVD法を
用いて常温で形成する方法である。しかし、この方法
は、SiO2膜の比誘電率が小さいので、バイパスコン
デンサなど大きな静電容量が必要なコンデンサでは、面
積を広く(例えばSiO2膜の場合1mm2/130p
F)する必要がある。
【0007】また、高い誘電率を得られる誘電体膜とし
ては、STO(SrTiO3)膜やBST(Ba0.7Sr
0.3TiO3)膜などが知られており、前者はスパッタ
法、後者はゾルゲル法などでそれぞれ成膜される。しか
し、これらの膜は何れも成膜時の温度を200〜600
℃程度にする必要があるため、エポキシ基板上へ形成す
ることができず、耐熱温度が350℃であるポリイミド
樹脂や、耐熱温度が350℃より高い無機質材料の絶縁
膜上に形成されている。
【0008】一方、電気的接続をベアーチップの上面に
おいて行う、フェイスアップによる従来のベアーチップ
の実装構造では、上記従来例2に記載されているよう
に、パッケージとしてはセラミックなどの絶縁基板が一
般に使用されている。しかし、一般に絶縁基板は、導電
体および半導体に比べて熱伝導率が一桁以上低いため、
発生した熱を基板を介して効果的に外部に発散させるこ
とができず、高出力で電力損失の大きい電力増幅器等の
実装には不適である。また、ベアーチップ裏面の共晶ボ
ンディングまたは導電性接着材層は、上記配線パターン
と電気的に接続されておらず、下地が絶縁体であるた
め、高周波領域での安定な回路動作が得られない。
【0009】このように、従来のマルチチップモジュー
ルでは、コンデンサの誘電体膜の誘電率が小さいため、
バイパスコンデンサなど大容量のコンデンサが必要であ
る場合は、コンデンサの所要面積が大きくなり、モジュ
ールが大きくなってしまう。また、パッケージとして絶
縁基板を用いた場合は、放熱性能が低い、および高周波
領域での回路動作が不安定である、などの問題があっ
た。
【0010】本発明の目的は、上記従来の問題を解決
し、コンデンサなどの所要面積が小さく、十分高い放熱
性能と高周波領域における安定な回路動作が得られるマ
ルチチップモジュール、およびこのようなマルチチップ
モジュールを容易に製造することができるマルチチップ
モジュールの製造方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のマルチチップモジュールは、ベース基板
と、当該ベース基板上に形成された所定の機能を有する
ベアーチップ、抵抗およびコンデンサを少なくとも具備
し、上記ベアーチップは上記ベース基板上に形成された
アース導体層上にフェイスアップで配置され、上記抵抗
およびコンデンサは、上記アース導体層上に形成された
島状の第1の絶縁膜上に配置されていることを特徴とす
る。
【0012】すなわち、本発明においては、ベース基板
上に金属など導電性材料からなるアース導体層が形成さ
れ、その上にベアーチップがフェイスアップで直接固定
されている。そのため、ベアーチップ裏面とアース導体
層の間の接触抵抗は極めて低く、良好な高周波特性が得
られる。また、厚さが抵抗やコンデンサより厚いベアー
チップはアース導体層上に直接固着され、抵抗とコンデ
ンサはアース導体層上に形成された第1の絶縁膜上に形
成されているため、ベアーチップ、コンデンサおよび抵
抗の間の配線は短くなり、この点も高周波特性には有利
である。
【0013】上記第1の絶縁膜上には所定の形状を有す
る第1の配線パターンが形成され、上記コンデンサは上
記第1の配線パターン上に配置されている。上記ベアー
チップ、コンデンサ、抵抗およびアース導体層の間の電
気的接続は、この第1の配線パターンおよび第2の配線
パターンを用いて行うことにより、容易かつ確実にな
る。具体的には、第1の上記ベアーチップの第1の電極
と第2の電極は、上記第2の配線パターンを介して第1
および第2の上記コンデンサの下部電極にそれぞれ電気
的に接続され、上記抵抗は上記第2の配線パターンを介
して、上記第2のベアーチップの第1の電極と、上記第
2のコンデンサの上部電極および上記アース導体層とそ
れぞれ電気的に接続される。
【0014】また、上記コンデンサの上部電極の側部上
から上記第1の配線パターンおよび上記第1の絶縁膜上
に延びる第2の絶縁膜が形成され、この第2の絶縁膜に
よって、コンデンサの誘電体膜が保護されるとともに、
その上に形成される第2の配線パターンと上記第1の配
線パターンは互いに絶縁分離される。
【0015】上記コンデンサの上部電極上から上記第2
の絶縁膜上を経て上記第1の絶縁膜上に延びる第2の配
線パターンが形成され、この第2の配線パターンは第3
の配線パターンやベアチップのバンプとの電気的接続に
用いられる。
【0016】上記アース導体層上には第3の絶縁膜が全
面に形成され、上記ベアーチップの電極、上記コンデン
サの電極、上記抵抗および上記アース導体層は、上記第
3の絶縁膜上に形成された所定の形状を有する第3の配
線パターンと、上記第3の絶縁膜を貫通して形成された
導電体を介して互いに電気的に接続される。
【0017】この場合、上記ベアーチップの電極、上記
コンデンサの電極、上記抵抗および上記アース導体層と
上記第3の配線パターンの間に介在する上記導電体は、
それぞれ電気接続ポスト、バンプおよび導電ブロックで
ある。この電気接続ポストは周知の電解または無電解メ
ッキを用いて形成され、バンプと電極はベアーチップに
あらかじめ形成しておく。上記導電ブロックは円柱また
は柱状であって、所定の寸法にあらかじめ形成してお
き、これを共晶ボンデイングや導電性接着剤などによっ
て、アース導体層の所定部分上に固着させる。上記第3
の絶縁膜としては、例えばポリイミド膜など有機高分子
樹脂膜を使用すれば、上記アース導体層、第1および第
2の絶縁膜、コンデンサ、ベアチップおよびアース導体
層の耐熱温度より低い温度で成膜することができ、しか
も表面を容易に平坦化できるので好ましい。
【0018】上記第3の絶縁膜上には第4の絶縁膜が全
面に形成され、当該第4の絶縁膜上に形成された所定の
形状を有する第4の配線パターンは、上記第4の絶縁膜
に形成された開口部を介して上記第3の配線パターンと
電気的に接続される。上記第4の配線パターンにはコイ
ルを形成できる。
【0019】上記ベース基板として金属板またはシリコ
ンを用いれば、熱電導率が絶縁性基板よりはるかに大き
いので、ベアーチップからの熱の放散に極めて好まし
い。さらに、上記第1の絶縁膜としては、上記ベース基
板との熱膨張率差が20×10-6/℃以下の有機熱硬化
性樹脂または無機物からなる膜を用いれば、温度変化に
よる剥離や割れが発生する恐れはなく、上記抵抗および
コンデンサは、成膜温度が上記アース導体層および第1
の絶縁膜の耐熱温度以下である材料の膜から形成すれ
ば、抵抗やコンデンサを形成する際に障害が発生する恐
れはない。
【0020】上記コンデンサの誘電体膜として、SrT
iO3若しくはBa0.7Sr0.3TiO3膜を使用すれば、
SiO2を用いた場合よりコンデンサの所要面積がはる
かに小さくなり、厚さも薄くなる。
【0021】このような本発明のマルチチップモジュー
ルは、ベース基板上に形成された導電性材料からなるア
ース導体層上に島状の第1の絶縁膜を形成する工程と、
上記第1の絶縁膜上に第1の配線パターンを形成する工
程と、上記第1の絶縁膜上の上記第1の配線パターン上
にコンデンサの下部電極、誘電体膜および上部電極を順
次積層して形成する工程と、当該上部電極上の側部上か
ら上記コンデンサの下部電極上を経て上記第1の配線パ
ターン上および上記第1の絶縁膜上へそれぞれ延びる第
2の絶縁膜を形成する工程と、上記第1の絶縁膜上の所
定部分に膜状の抵抗を形成する工程と、上記コンデンサ
の上部電極上から上記第2の絶縁膜上および上記第1の
絶縁膜上を経て上記抵抗の電極上および上記抵抗の他の
電極上から上記アース導体上へそれぞれ延びる第2の配
線パターンを形成する工程と、上記第1の配線パターン
上および上記第2の配線パターン上の所定の位置に所定
の高さを有する電気接続ポストそれぞれを形成する工程
と、上記アース導体層上に電極およびバンプを有するベ
アーチップを導電材によってフェイスアップで固着する
工程と、所定の高さを有する導電ブロックを上記アース
導体層上に導電材を用いて固着する工程と、第3の絶縁
膜を全面に形成する工程と、当該第3の絶縁膜上に、上
記電気接続ポスト、上記バンプおよび上記導電ブロック
に電気的に接続された所定の形状を有する第3の配線パ
ターンを形成する工程を、少なくとも含むことを特徴と
するマルチチップモジュールの製造方法によって形成さ
れ、上記第3の配線パターンを形成する工程の後に、第
4の絶縁膜を形成する工程と、当該第4の絶縁膜に形成
された開口部を介して上記第3の配線パターンと電気的
に接続された所定の形状を有する第4の配線パターン
を、上記第4の絶縁膜上に形成する工程を付加すること
ができる。
【0022】
【発明の実施の形態】上記本発明のマルチチップモジュ
ールにおいては、金属板またはSi基板からなるベース
基板上に形成されたアース導体層上に、耐熱温度がエポ
キシ基板より高く、上記ベース基板との熱膨張率差が2
0×10-6/℃以下である有機物材料の熱硬化性樹脂ま
たは無機物材料からなる島状の第1の絶縁膜が形成さ
れ、この第1の絶縁膜上に、成膜温度が上記アース導体
層および第1の絶縁膜の耐熱温度以下である材料の薄膜
からなるコンデンサおよび抵抗など薄膜受動素子が形成
されており、極めて好ましい結果が得られる。また、抵
抗は、コンデンサ形成の工程より後の工程で形成される
ので、コンデンサの耐熱温度より低い温度で成膜できる
材料から形成される。同様に、後の工程で形成されるも
のは、それより先の工程で形成されたものの耐熱温度よ
り低い温度で形成される。
【0023】上記のように、上記第3の絶縁膜として、
エポキシなど有機高分子樹脂膜を用いれば、成膜温度が
低く成膜が容易であるばかりでなく、表面の平坦化も容
易である。この有機高分子樹脂膜は周知のカーテンコー
トによって容易に形成され、配線パターン、ベアチップ
など、ベース基板上に形成されたものは、すべて第3の
絶縁膜に埋め込まれる。
【0024】上記第3の絶縁膜を貫通する導電体である
電気接続ポストは周知の無電解メッキよって例えばCu
を付着させることによって形成され、上記導電ブロック
は、あらかじめ形成された所定の形状を有する例えばC
u合金からなる導電性ブロックを、共晶ボンディングや
導電性接着剤などによって、アース導体層の所定部分に
固着することによって形成される。
【0025】これらの導電体を、上記第3の絶縁膜上に
形成された第3の配線パターンと確実に電気的な接続を
行うためには、上記第3の絶縁膜を形成した後、その表
面を研削、研磨あるいはエッチングして、上記導電体の
上端部を確実に露出させることが好ましい。
【0026】ベース基板としては、熱膨張率が低く、熱
伝導率の高いCu、Al、Fe、Ni等の金属、これら
の合金またはこれらの複合材料を使用することができ、
Si基板を使用してもよい。
【0027】第1の絶縁膜としては、ベース基板との熱
膨張率の差が20×10-6/℃以下で、耐熱性が高い
(例えばガラス転移温度350℃)熱硬化性有機樹脂
(例えばポリイミド樹脂)を使用することができ、抵抗
およびコンデンサの材料としては、第1の絶縁膜の耐熱
温度(例えば350℃)以下の温度で成膜することがで
きる材料の膜(例えばWSiN膜;シート抵抗率100
Ω/□、膜厚200nm)を使用できる。上記コンデン
サの誘電体膜として、例えばSTO(SrTiO3)膜
またはBST(Ba0.7Sr0.3TiO3)など誘電率が
SiO2よりはるかに大きい高誘電体の膜を使用すれ
ば、SiO2を用いた場合より所要面積ははるかに小さ
く、厚さも薄いコンデンサが得られる。膜厚は200n
m程度が好ましい。このような高誘電体材料膜を用いる
と、コンデンサを薄型で小型にできるので、外部引出し
電極近傍または外部引出し電極下部または半導体素子ま
たはICチップからなるベアーチップの電極端子近傍に
バイパスコンデンサ(例えば0.01mm2/100p
F、誘電体膜厚200nm)やカップリングコンデンサ
(例えば0.001mm2/10pF、誘電体膜厚20
0nm)の形成が容易になり、上記コンデンサ、薄膜抵
抗および上記ベアーチップの各電極間を最短の配線長で
接続できると共に、従来のモジュール構造に比べ特に上
記コンデンサの占有面積が大幅に小さく(例えば従来の
30分の1程度)なり、薄く小型なマルチチップモジュ
ール構造が実現できる。
【0028】また、抵抗およびコンデンサは、ベース基
板との熱膨張率差が小さい有機物の熱硬化性樹脂または
無機物からなる第1の絶縁膜上に、この第1の絶縁膜の
耐熱温度より低い温度で形成されるので、膜の剥離やク
ラック発生などの障害が生じる恐れがない。
【0029】電気接続ポストは、形状を直径が全て実質
的に同一な円柱形とし、アスペクト比(高さ/直径)を
1以下にすることにより、電気メッキにおけるレジスト
パターン穴内のメッキ液の循環が均一となり、形状不良
および高さ不良の発生を効果的に防止できる。さらに上
記電気接続ポストを第3の絶縁膜との熱膨張率差の小さ
な低抵抗率の金属から形成することによって、多層配線
パターンとの接続部での断線が生じることなく、高周波
性能に優れた構造を実現することができる。
【0030】
【実施例】
〈実施例1〉図1は本発明の第1の実施例のマルチチッ
プモジュールの断面図である。図1に示したように、本
実施例においては、Siからなるベース基板3上にTi
/Au/Mo膜からなるアース導体層2が形成され、そ
の上には、ベース基板3との熱膨張率差が20×10-6
/℃以下で、耐熱性が十分高い膜厚500nmのSiO
2膜からなる島状の第1の絶縁膜4−1が形成されてい
る。この第1の絶縁膜4−1上には、厚さ3000nm
のTi/Au/Ti膜からなる第1の配線パターン6−
1が形成されている。
【0031】コンデンサ7−1は、厚さ200nmのP
t膜からなる下部電極7a、膜厚200nmのSTO膜
またはBST膜からなる誘電体膜7bおよび膜厚100
0nmのTi/Au/Ti膜からなる上部電極7cから
なり、コンデンサ7−1の下部電極7aは、上記第1の
絶縁膜4−1上に形成された第1の配線パターン6−1
上に形成されている。
【0032】厚さ4000nmの感光性ポリイミド膜か
らなる第2の絶縁膜4−2は、上記コンデンサ7−1の
下部電極7aの露出部分、第1の配線パターン6−1の
一部およびコンデンサの誘電体膜7bの周囲を覆うよう
に形成されている。
【0033】膜厚200nmのWSiN膜またはTa2
N膜からなる少なくとも一つの抵抗5は第1の絶縁膜4
−1上に形成されており、この抵抗5の電極部から上記
第1の絶縁膜4−1および上記アース導体層2上の一部
と、コンデンサ7−1の上部電極7c上から第2の絶縁
膜4−2と第1の絶縁膜4−1上を経て抵抗5の他の電
極部にそれぞれ延在する、厚さ4500nmのCr/C
u/Cr膜からなる第2の配線パターン6−2が形成さ
れている。
【0034】第1の配線パターン6−1および第2の配
線パターン6−2の上の所定の位置には、Cuからなる
電気接続ポスト8がそれぞれ形成されている。半導体素
子またはICチップからなるベアーチップ11は、Au
−Sn共晶半田からなる導電材14によって上記アース
導体層2上にフェイスアップで固着され、Cu合金から
なる導電ブロック12も導電材14を介してアース導体
層2の上面の所定部分に固着されている。
【0035】上記抵抗5、コンデンサ7およびベアーチ
ップ11等を覆うように全面に形成された第3の絶縁膜
4−3上には、Cr/Cu/Cr膜からなる第3の配線
パターン6−3が形成されている。この第3の配線パタ
ーン6−3は、バンプ10を介して上記ベアーチップ1
1の電極9と電気的に接続されるとともに、電気接続ポ
スト8を介して上記コンデンサの上部電極7cおよび上
記第1導電層6-1に、導電ブロック12を介してアー
ス導体層2にそれぞれ電気的に接続されている。
【0036】上記第3の絶縁膜4−3および第3の配線
パターン6−3上には第4の絶縁膜4−4が形成され、
この第4の絶縁膜4−4に設けられた開口部を介して上
記第3の配線層6−3に接続された最上層の第4の配線
パターン6−4およびこの第4の配線パターン6−4に
形成されたコイル13が配置されている。
【0037】図1から明らかなように、抵抗5、コンデ
ンサの下部電極7a、ベアーチップ11の電極9、バン
プ10、電気接続ポスト8、導電ブロック12、配線パ
ターン6−1、6−3、6−4は、それぞれアース導体
層2と電気的に接続されている。
【0038】本実施例のマルチチップモジュールは、コ
ンデンサの所要面積が従来の1/30程度で極めて小さ
く、高周波特性も10pFで約8GHz、100pFで
約2GHzと極めて良好であった。
【0039】〈実施例2〉次に、図1に示した構造を有
する本発明のマルチチップモジュールの製造方法を、図
2を用いて説明する。
【0040】まず、図2(a)に示したように、Si基
板からなるベース基板3上にTi/Au/Mo膜からな
るアース導体層2を周知の蒸着法を用いて形成し、最上
層のTi膜を周知のホトリソグラフィ技術を用いて所定
の形状に加工した。
【0041】アース導体層2上に、膜厚500nmのS
iO2膜を周知のスパッタ法を用いて基板温度200℃
で形成した後、周知のホトリソグラフィ技術を用いて所
定の形状に加工し、第1の絶縁膜4-1を形成した。
【0042】次に、周知の蒸着法を用いて膜厚3000
nmのTi/Au/Ti膜を室温で形成した後、周知の
ホトリソグラフィ技術を用いて所定の形状に加工して、
第1の配線パターン6−1を形成した。
【0043】上記第1の配線パターン6−1上に、周知
のスパッタ法を用いて膜厚200nmのPt膜からなる
コンデンサ7の下部電極7aを室温で全面に形成した
後、この下部電極7a上に、周知のスパッタ法を用いて
膜厚200nmのSTO膜からなるコンデンサ7の誘電
体膜7bを温度400℃で形成し、さらにこの誘電体膜
7b上に、周知の蒸着法を用いて膜厚1000nmのT
i/Au/Ti膜からなるコンデンサ7の上部電極7c
を室温で順次形成した。この際、上記誘電体膜7bの成
膜温度は、下部電極7a、第1の配線パターン6−1、
第1の絶縁膜4−1およびアース導体層3のそれぞれの
耐熱温度以下であることが必要であり、本実施例では4
00℃とした。
【0044】周知のホトリソグラフィ技術を用いて、コ
ンデンサ7の上部電極7c、誘電体膜7b、下部電極7
aを所定の形状に順次加工して、コンデンサ7を形成し
た。
【0045】次に、周知のスパッタ法を用いて膜厚20
0nmのWSiN膜を温度350℃で全面に形成した
後、周知のホトリソグラフィ技術を用いて所定の形状に
加工して、抵抗5を第1の絶縁膜4-1上に形成した。
【0046】周知の回転塗布方法を用いて膜厚4000
nmの感光性ポリイミド膜を全面に形成した後、周知の
ホトリソグラフィ技術を用いて所定の形状に加工し、3
50℃で熱硬化させて、下部電極7aの露出部分、第1
の配線パターン6-1の一部および誘電体膜7bの側部
を覆う第2の絶縁膜4-2を形成した。
【0047】次に、周知のスパッタ法と電解メッキ法を
用いて、膜厚4500nmのCr/Cu/Cr膜を室温
で形成した後、周知のホトリソグラフィ技術を用いて所
定の形状に加工して第2の配線パターン6-2を形成し
た。
【0048】図2(a)から明らかなように、抵抗5の
電極部とアース導体層2の間、およびコンデンサ7の上
部電極7cと抵抗5の他の電極部との間は、それぞれ第
2の配線パターン6−2を介して互いに電気的に接続さ
れている。
【0049】次に、図2(b)に示したように、第1の
配線パターン6-1上および第2の配線パターン6-2上
の所定の位置に、Cuからなる高さ0.2mmの電気接
続ポスト8を周知の電解メッキによって形成した。
【0050】次に、図2(c)に示したように、Auか
らなるバンプ10および電極9を有する半導体素子また
はICチップからなるベアーチップ11(高さ0.1m
m以上)をAu−Sn共晶半田からなる導電材14を用
いて、接合温度320℃でアース導体層2上にフェイス
アップで固着した。さらに、チップ部品11の高さと金
属製バンプ10の高さの和にほぼ等しい高さを有するC
u合金からなる導電ブロック12を、導電材14を用い
てアース導体層2の所定部分上に固着した。
【0051】次に、図2(d)に示したように、膜厚
0.22mmのエポキシ系樹脂を全面に塗布した後、温
度180℃で熱硬化させて上面が平坦な第3絶縁膜4-
3を形成し、抵抗5、コンデンサ7、電気接続ポスト
8、チップ部品11とバンプ10および導電ブロック1
2などを埋め込んだ。なお、電気接続ポスト8および導
電ブロック12の導電体の上端部は、研削、研磨あるい
はエッチングによって確実に露出させることが好まし
い。
【0052】次に、上記第3絶縁膜4-3の上に、膜厚
4000nmのCr/Cu/Cr膜からなる第3の配線
パターン6-3、膜厚5000nmの感光性エポキシ膜
からなる第4の絶縁膜4−4およびコイル13を含む膜
厚5000nmのCr/Cu/Cr膜からなる第4の配
線パターン6-4を順次形成し、上記ポスト8、導電ブ
ロック12およびバンプ10を介して、第4配線パター
ン6-4を多層の配線パターン6-1〜6-3およびベア
ーチップ11の電極9にそれぞれ電気的に接続して、マ
ルチチップモジュール1を形成した。なお、上記第3の
配線パターン6-3、第4の絶縁膜4−4および第4の
配線パターン6-4は、それぞれ室温、150℃および
室温で形成した。
【0053】図2(c)における上面図を図3に示し
た。図2(c)は図3の(A)-(A)’断面図であ
る。図3から明らかなように、Cuからなる電気接続ポ
スト8は、直径が0.25mmの円柱形で、高さ/直径
の比は1以下であり、電解メッキ法によって形成した。
また、Cu合金からなる導電ブロック12は、モジュー
ルの端部および要部に配置され、アース導体層2に電気
的に接続されている。
【0054】また、図3の(B)-(B)’断面図を図
4に示した。図4に示したように、コンデンサ7-3
は、外部引出し電極15-3の近傍に配置され、第3の
配線パターン6-3およびアース導体層2に、それぞれ
電気的に接続されている。また、電気接続ポスト8-2
は、第1の配線パターン6-1と第3の配線パターン6-
3の間に形成され、両者を互いに電気的に接続されてい
る。
【0055】図5は、図1に示した本発明のマルチチッ
プモジュール1の回路構成の一例を示す図であり、図3
に対応している。図5から明らかなように、入力信号は
外部引出し電極15-1に入力し、コンデンサ7-1を介
して第1のベアーチップ11-1に入力される。第1の
ベアーチップ11-1の出力信号は、コンデンサ7-2を
介して第2のベアーチップ11-2に入力される。抵抗
5は第2のベアーチップ11-2の入力用プルアップ抵
抗として機能する。第2のベアーチップ11-2の出力
信号は、コイル13-1を経て外部引出し電極15-2か
ら外部へ出力する。また、入力電力の一部は外部引出し
電極15-3より入力し、コイル13-2を介して第1の
ベアーチップ11-1に供給される。外部引出し電極1
5-3とアース導体層2の間に接続されたコンデンサ7-
3は、バイパスコンデンサとして機能する。
【0056】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば、ベアーチップがアース導体層上に直接配置され
ているため、ベアーチップ裏面とアース導体層の接続抵
抗が最小になり、高周波領域での回路動作は従来よりは
るかに安定化された。また、STOなどの高誘電体材料
膜をコンデンサの誘電体膜として使用することにより、
コンデンサの所要面積は従来より大幅に小さくなり、小
面積のマルチチップモジュールが実現された。
【0057】さらに、熱伝導性のよい金属や半導体をベ
ース基板として使用することによって、ベアーチップか
らの放熱は極めて良好になり、その結果、高周波仕様で
消費電力の大きな半導体チップを搭載することが可能に
なった。
【0058】また、後の工程で形成されるものが、それ
より先の工程で形成されるものの耐熱温度より低い温度
で形成されるため、各製造工程において膜の剥離やクラ
ックなどの障害が発生する恐れはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマルチチップモジュールの断面構造の
一例を示す図、
【図2】上記本発明のマルチチップモジュールの製造方
法を示す工程図、
【図3】図2(c)における平面配置を示す上面図、
【図4】図3の(B)−(B’)断面図、
【図5】上記本発明のマルチチップモジュールの回路構
成の一例を示す図。
【符号の説明】
1…マルチチップモジュール、2…アース導体層、3…
ベース基板、4…絶縁層、5…抵抗、6…配線パター
ン、7…コンデンサ、8…電気接続ポスト、9…電極、
10…バンプ、11…ベアーチップ、12…導電ブロッ
ク、13…コイル、14…導電材。
フロントページの続き (72)発明者 山田 宏治 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 加賀谷 修 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 鈴木 正博 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 天明 浩之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース基板と、当該ベース基板上に形成さ
    れた所定の機能を有するベアーチップ、抵抗およびコン
    デンサを少なくとも具備し、上記ベアーチップは上記ベ
    ース基板上に形成されたアース導体層の所定部分上にフ
    ェイスアップで配置され、上記抵抗およびコンデンサ
    は、上記アース導体層上に形成された島状の第1の絶縁
    膜上に配置されていることを特徴とするマルチチップモ
    ジュール。
  2. 【請求項2】第1の上記ベアーチップの第1の電極と第
    2の電極は、第1の上記コンデンサの下部電極および第
    2の上記コンデンサの上部電極にそれぞれ電気的に接続
    され、上記抵抗は、第2の上記コンデンサの上部電極お
    よび上記アース導体層に、それぞれ電気的に接続されて
    いることを特徴とする請求項1に記載のマルチチップモ
    ジュール。
  3. 【請求項3】上記第1の絶縁膜上には所定の形状を有す
    る第1の配線パターンが形成され、上記コンデンサは上
    記第1の配線パターン上に配置されていることを特徴と
    する請求項1若しくは2に記載のマルチチップモジュー
    ル。
  4. 【請求項4】上記抵抗は上記第2の配線パターンを介し
    て第2の上記コンデンサの上部電極および上記アース導
    体層とそれぞれ電気的に接続されていることを特徴とす
    る請求項3に記載のマルチチップモジュール。
  5. 【請求項5】上記コンデンサの上部電極の側部上から上
    記第1の配線パターンおよび上記第1の絶縁膜上に延び
    る第2の絶縁膜が形成されていることを特徴とする請求
    項1から4のいずれか一に記載のマルチチップモジュー
    ル。
  6. 【請求項6】上記コンデンサの上部電極上から上記第2
    の絶縁膜上を経て上記第1の絶縁膜上に延びる第2の配
    線パターンを有することを特徴とする請求項1から5の
    いずれか一に記載のマルチチップモジュール。
  7. 【請求項7】上記アース導体層上には第3の絶縁膜が全
    面に形成され、上記ベアーチップの電極、上記コンデン
    サの電極、上記抵抗および上記アース導体層は、上記第
    3の絶縁膜上に形成された所定の形状を有する第3の配
    線パターンと、上記第3の絶縁膜を貫通して形成された
    導電体を介して互いに電気的に接続されていることを特
    徴とする請求項1から6のいずれか一に記載のマルチチ
    ップモジュール。
  8. 【請求項8】上記ベアーチップの電極、上記コンデンサ
    の電極、上記抵抗および上記アース導体層と上記第3の
    配線パターンの間に形成された上記導電体は、それぞれ
    電気接続ポスト、バンプおよび導電ブロックであること
    を特徴とする請求項7に記載のマルチチップモジュー
    ル。
  9. 【請求項9】上記第3の絶縁膜上には第4の絶縁膜が全
    面に形成され、当該第4の絶縁膜上に形成された所定の
    形状を有する第4の配線パターンは、上記第4の絶縁膜
    に形成された開口部を介して上記第3の配線パターンと
    電気的に接続されていることを特徴とする請求項7若し
    くは8に記載のマルチチップモジュール。
  10. 【請求項10】上記第4の配線パターンはコイルを含む
    ことを特徴とする請求項9に記載のマルチチップモジュ
    ール。
  11. 【請求項11】上記ベース基板は金属板またはシリコン
    からなり、上記第1の絶縁膜は上記ベース基板との熱膨
    張率差が20×10-6/℃以下の有機熱硬化性樹脂また
    は無機物からなる膜であり、上記抵抗およびコンデンサ
    は、成膜温度が上記第1の絶縁膜の耐熱温度以下である
    材料の膜からなることを特徴とする請求項1から10の
    いずれか一に記載のマルチチップモジュール。
  12. 【請求項12】上記コンデンサの誘電体膜はSrTiO
    3若しくはBa0.7Sr0.3TiO3からなる膜であること
    を特徴とする請求項1から11のいずれか一に記載のマ
    ルチチップモジュール。
  13. 【請求項13】ベース基板上に形成された導電性材料か
    らなるアース導体層上に島状の第1の絶縁膜を形成する
    工程と、上記第1の絶縁膜上に第1の配線パターンを形
    成する工程と、上記第1の絶縁膜上の上記第1の配線パ
    ターン上にコンデンサの下部電極、誘電体膜および上部
    電極を順次積層して形成する工程と、当該上部電極の側
    部上から上記コンデンサの下部電極上を経て上記第1の
    配線パターン上および上記第1の絶縁膜上へそれぞれ延
    びる第2の絶縁膜を形成する工程と、上記第1の絶縁膜
    上の所定部分に膜状の抵抗を形成する工程と、上記コン
    デンサの上部電極上から上記第2の絶縁膜上および上記
    第1の絶縁膜上を経て上記抵抗の電極上および上記抵抗
    の他の電極上から上記アース導体上へそれぞれ延びる第
    2の配線パターンを形成する工程と、上記第1の配線パ
    ターン上および上記第2の配線パターン上の所定の位置
    に所定の高さを有する電気接続ポストをそれぞれを形成
    する工程と、電極およびバンプを有するベアーチップ
    を、上記アース導体層上に導電材によってフェイスアッ
    プで固着する工程と、所定の高さを有する導電ブロック
    を上記アース導体層上に導電材を用いて固着する工程
    と、第3の絶縁膜を全面に形成する工程と、当該第3の
    絶縁膜上に、上記電気接続ポスト、上記バンプおよび上
    記導電ブロックに電気的に接続された所定の形状を有す
    る第3の配線パターンを形成する工程を少なくとも含む
    ことを特徴とするマルチチップモジュールの製造方法。
  14. 【請求項14】上記第3の配線パターンを形成する工程
    の後に、第4の絶縁膜を形成する工程と、当該第4の絶
    縁膜に形成された開口部を介して上記第3の配線パター
    ンと電気的に接続された所定の形状を有する第4の配線
    パターンを、上記第4の絶縁膜上に形成する工程が付加
    されることを特徴とする請求項13に記載のマルチチッ
    プモジュール製造方法。
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