JPH10293976A - 磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気ディスク装置Info
- Publication number
- JPH10293976A JPH10293976A JP10134097A JP10134097A JPH10293976A JP H10293976 A JPH10293976 A JP H10293976A JP 10134097 A JP10134097 A JP 10134097A JP 10134097 A JP10134097 A JP 10134097A JP H10293976 A JPH10293976 A JP H10293976A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic disk
- carriage
- bearing
- hda
- passage
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】磁気ディスク装置のキャリッジベアリングのシ
ャフト部の通気穴を通し活性炭が配置されている為、磁
気ディスク装置内部空間にベアリングの潤滑剤のガス成
分が浸入するのを改善出来る。 【解決手段】2個のキャリッジベアリング2がある空間
と活性炭をシャフトの通気穴で連絡することにより、潤
滑剤からの発ガス成分を吸着し磁気ディスク内への拡散
を低減する。
ャフト部の通気穴を通し活性炭が配置されている為、磁
気ディスク装置内部空間にベアリングの潤滑剤のガス成
分が浸入するのを改善出来る。 【解決手段】2個のキャリッジベアリング2がある空間
と活性炭をシャフトの通気穴で連絡することにより、潤
滑剤からの発ガス成分を吸着し磁気ディスク内への拡散
を低減する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
に関し、特に信頼性の向上に有効な技術に関する。
に関し、特に信頼性の向上に有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気ディスク装置では、アクチュ
エータを支持するキャリッジベアリングは磁気ディスク
装置内部にあるため、キャリッジベアリングの潤滑剤か
らのミスト及びガスの発生があると、潤滑剤が磁気ディ
スク、または磁気ヘッドに付着し、スピンドルの回転停
止時に磁気ディスクと磁気ヘッドが粘着することがあ
る。粘着が起こると、モータ起動ができなくなる、磁気
ディスクまたは磁気ヘッドを傷つけるという問題が生じ
ることがある。この対策として例えば特開平7−651
8号では2個のベアリングの間を閉空間としないように
通貫孔を設け、磁気ディスク装置内部空間との圧力差を
なくし、ベアリング内部を空気が流れることを防いで、
ミストが飛散するのを防いでいる。また、特開平7−1
69210号では片側をエアフィルタでふさぎ、ベアリ
ングからの発塵を濾過することにより、塵埃の飛散を防
いでいる。
エータを支持するキャリッジベアリングは磁気ディスク
装置内部にあるため、キャリッジベアリングの潤滑剤か
らのミスト及びガスの発生があると、潤滑剤が磁気ディ
スク、または磁気ヘッドに付着し、スピンドルの回転停
止時に磁気ディスクと磁気ヘッドが粘着することがあ
る。粘着が起こると、モータ起動ができなくなる、磁気
ディスクまたは磁気ヘッドを傷つけるという問題が生じ
ることがある。この対策として例えば特開平7−651
8号では2個のベアリングの間を閉空間としないように
通貫孔を設け、磁気ディスク装置内部空間との圧力差を
なくし、ベアリング内部を空気が流れることを防いで、
ミストが飛散するのを防いでいる。また、特開平7−1
69210号では片側をエアフィルタでふさぎ、ベアリ
ングからの発塵を濾過することにより、塵埃の飛散を防
いでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−6518号では、磁気ディスク装置内部空間の圧力
不均一による空気の流れによるガスの拡散は防げないと
いう問題がある。また、特開平7−169210号で
は、シャフトがハウジングに両側で固定されている場合
使用できない、反エアフィルタ側からのガスは防げな
い、フィルタを通過するガスは防げない、という問題が
ある。
7−6518号では、磁気ディスク装置内部空間の圧力
不均一による空気の流れによるガスの拡散は防げないと
いう問題がある。また、特開平7−169210号で
は、シャフトがハウジングに両側で固定されている場合
使用できない、反エアフィルタ側からのガスは防げな
い、フィルタを通過するガスは防げない、という問題が
ある。
【0004】本発明は、磁気ディスク装置内部でのベア
リング潤滑剤からのガス濃度を改善した磁気ディスク装
置を提供することを目的とする。
リング潤滑剤からのガス濃度を改善した磁気ディスク装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
には、キャリッジベアリングの付近にグリスから発生す
るガス成分を吸着する活性炭を配置することにより改善
出来る。又、HDA内の圧力差を利用したエア流れ通路
を設けその通路に活性炭を配置すればよい。
には、キャリッジベアリングの付近にグリスから発生す
るガス成分を吸着する活性炭を配置することにより改善
出来る。又、HDA内の圧力差を利用したエア流れ通路
を設けその通路に活性炭を配置すればよい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
例を説明する。
例を説明する。
【0007】図1、図3は、本発明の磁気ディスク装置
の一例である。キャリッジ4は2個のキャリッジベアリ
ング2によって、キャリッジシャフト3に対して回転可
能になっている。
の一例である。キャリッジ4は2個のキャリッジベアリ
ング2によって、キャリッジシャフト3に対して回転可
能になっている。
【0008】キャリッジベアリング2からは潤滑剤のミ
スト又はガスが発生し、ベアリング周囲の空気に含まれ
る。この空気は対流もしくは拡散によって磁気ディスク
装置内部に広がり、磁気ディスク8、磁気ヘッド6に付
着する。この付着した潤滑剤によって磁気ディスク8が
停止しているとき、図2のように磁気ディスク8と磁気
ヘッド6は潤滑剤13によって粘着し、モータ起動時
に、回転負荷の増加によってモータが起動不可能にな
る、又は磁気ヘッド6や磁気ディスク8が損傷する事が
ある。
スト又はガスが発生し、ベアリング周囲の空気に含まれ
る。この空気は対流もしくは拡散によって磁気ディスク
装置内部に広がり、磁気ディスク8、磁気ヘッド6に付
着する。この付着した潤滑剤によって磁気ディスク8が
停止しているとき、図2のように磁気ディスク8と磁気
ヘッド6は潤滑剤13によって粘着し、モータ起動時
に、回転負荷の増加によってモータが起動不可能にな
る、又は磁気ヘッド6や磁気ディスク8が損傷する事が
ある。
【0009】これに対して、図3のように、2個のベア
リング2の間のシャフト部に貫通穴14とシャフト穴15
を通じ活性炭1を実装した活性炭ケース16が配置され
ており、グリスから発生したガスは活性炭1に吸着さ
れ、キャリッジベアリング2の潤滑剤が磁気ディスク8
や磁気ヘッド6に付着するのを改善でき、信頼性を向上
することができる。活性炭ケース16はシャフト3の外
径部とでOリング18によってHDA外部との密閉を確
保しており、又、活性炭ケース16はハウジング12に
粘着テープ17により固定されている。
リング2の間のシャフト部に貫通穴14とシャフト穴15
を通じ活性炭1を実装した活性炭ケース16が配置され
ており、グリスから発生したガスは活性炭1に吸着さ
れ、キャリッジベアリング2の潤滑剤が磁気ディスク8
や磁気ヘッド6に付着するのを改善でき、信頼性を向上
することができる。活性炭ケース16はシャフト3の外
径部とでOリング18によってHDA外部との密閉を確
保しており、又、活性炭ケース16はハウジング12に
粘着テープ17により固定されている。
【0010】図4は本発明の他の実施例である。ベアリ
ングシャフト3に貫通穴14、13を設け活性炭ケース
16を通して戻し通路19から戻し口20のエア通路を
構成する。戻し口20を円板8の内周部に配置すること
により円板回転風によるHDA内の圧力分布は内周部が
円板外周部に比べ低くなる。従って、円板が回転する事
によって、戻し通路に矢印の方向にエア流れが作用し、
この結果、ベアリングから発生したガスは活性炭1の配
置された部屋を通りHDA内部へ戻され、活性炭でのガ
スの吸着効果を増加出来る。又、この通路の一部にエア
フィルタを実装する事によって、オイルミストの捕獲に
も効果が出来る。
ングシャフト3に貫通穴14、13を設け活性炭ケース
16を通して戻し通路19から戻し口20のエア通路を
構成する。戻し口20を円板8の内周部に配置すること
により円板回転風によるHDA内の圧力分布は内周部が
円板外周部に比べ低くなる。従って、円板が回転する事
によって、戻し通路に矢印の方向にエア流れが作用し、
この結果、ベアリングから発生したガスは活性炭1の配
置された部屋を通りHDA内部へ戻され、活性炭でのガ
スの吸着効果を増加出来る。又、この通路の一部にエア
フィルタを実装する事によって、オイルミストの捕獲に
も効果が出来る。
【0011】
【発明の効果】キャリッジベアリングの潤滑剤が磁気デ
ィスク、磁気ヘッドに付着することが改善され、磁気デ
ィスクと磁気ヘッドがスピンドル停止時に粘着すること
により、モータが起動不可能になることや磁気ディスク
や磁気ヘッドが損傷することを抑止でき、信頼性が向上
する。
ィスク、磁気ヘッドに付着することが改善され、磁気デ
ィスクと磁気ヘッドがスピンドル停止時に粘着すること
により、モータが起動不可能になることや磁気ディスク
や磁気ヘッドが損傷することを抑止でき、信頼性が向上
する。
【図1】本発明の磁気ディスク装置の一実施例の概略図
である。
である。
【図2】磁気ディスクと磁気ヘッドが潤滑剤により粘着
した時の図である。
した時の図である。
【図3】本発明の一実施例の詳細図である。
【図4】本発明の磁気ディスク装置の第2の実施例の概
略図である。
略図である。
1…活性炭、 2…キャリッジベアリング、 3…キ
ャリッジシャフト、4…キャリッジ、5…コイル、6…
磁気ヘッド、7…VCM、8…磁気ディスク、9…スピ
ンドルシャフト、10…スピンドルベアリング、11…
モータ、 12…ハウジング、13…潤滑剤、14…シ
ャフト貫通穴、15…シャフト穴、16…活性炭ケー
ス、17…粘着テープ、18…Oリング、 19…戻し
通路、20…戻し口、21…エアフィルタ。
ャリッジシャフト、4…キャリッジ、5…コイル、6…
磁気ヘッド、7…VCM、8…磁気ディスク、9…スピ
ンドルシャフト、10…スピンドルベアリング、11…
モータ、 12…ハウジング、13…潤滑剤、14…シ
ャフト貫通穴、15…シャフト穴、16…活性炭ケー
ス、17…粘着テープ、18…Oリング、 19…戻し
通路、20…戻し口、21…エアフィルタ。
フロントページの続き (72)発明者 中村 元太郎 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 宇根 徳樹 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内
Claims (2)
- 【請求項1】磁気ディスクを搭載するスピンドルと、回
転する該スピンドルを支持するハウジングと、前記磁気
ディスクに対する情報の書き込み及び読み出し動作を行
う磁気ヘッドと、該磁気ヘッドを支持するキャリッジ
と、該キャリッジに支持されたコイルと、該コイルと対
になって前記キャリッジを駆動させるVCMと、前記ハ
ウジングに支持されたキャリッジシャフトと該キャリッ
ジシャフトに支持され前記キャリッジを前記磁気ディス
クの半径方向に移動可能にするキャリッジベアリングか
らなる磁気ディスク装置であって、キャリッジベアリン
グのシャフトに通気穴を設け活性炭を接続した磁気ディ
スク装置。 - 【請求項2】請求項1の磁気ディスク装置において、前
記キャリッジベアリングのシャフトに通気穴を設け、か
つ、この通気穴とHDA内への連絡するエア通路を設け
その通路の間に活性炭を配置したことを特徴とした磁気
ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10134097A JPH10293976A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10134097A JPH10293976A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 磁気ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10293976A true JPH10293976A (ja) | 1998-11-04 |
Family
ID=14298120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10134097A Pending JPH10293976A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10293976A (ja) |
-
1997
- 1997-04-18 JP JP10134097A patent/JPH10293976A/ja active Pending
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