JPH10293615A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH10293615A
JPH10293615A JP10168197A JP10168197A JPH10293615A JP H10293615 A JPH10293615 A JP H10293615A JP 10168197 A JP10168197 A JP 10168197A JP 10168197 A JP10168197 A JP 10168197A JP H10293615 A JPH10293615 A JP H10293615A
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JP
Japan
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signal
circuit
input
pulse width
zero
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JP10168197A
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Masayoshi Saitou
政与志 齋藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷に安定した電圧を供給する電源装置にお
いて、高力率で低次の高周波を低減させるようにする。 【解決手段】 入力された交流をスイッチングするスイ
ッチング素子Q11と、スイッチング素子Q11にパル
ス変調した制御信号を出力するパルス幅変調回路8を備
え、パルス幅変調回路8はランプ2の端子電圧を検出回
路7により検出して得られた誤差電圧信号と、入力され
た交流から生成されたゼロクロス信号とこのゼロクロス
信号を位相シフト回路で位相を90度シフトしたゼロク
ロス信号を基に生成された入力交流の2倍の周波数のキ
ャリア信号である三角波信号とを入力してパルス幅変調
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング素子
を用いた電源装置、特に複写機の原稿読み取りに使用す
るハロゲンランプ等の光源用ランプを安定に点灯させる
ためのランプレギュレータとして好適な電源装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば複写機用のランプレギュレ
ータとして、入力された交流をトライアック等の交流制
御素子にて位相制御して電圧安定化させ、ランプに供給
する方式が用いられている。図4はこのような従来のラ
ンプレギュレータの構成を示す図である。
【0003】図4において、1は商用の交流電源で、こ
の交流電源1からの交流は入力端子1a,1bから入力
される。一方の入力端子1aは、コンデンサC1をチョ
ークコイルL1のノイズフィルター回路を介してランプ
(HL)2への一方の出力端子2aと接続され、もう一
方の入力端子1bは同ノイズフィルター回路およびトラ
イアックQ1を介してランプ2への他方の出力端子2b
と接続されている。
【0004】また、入力端子1a,1bは波形整形回路
3の入力端子3a,3bと接続され、この波形整形回路
3の出力端子3cはトリガー回路4の一方の入力端子4
aに接続されている。このトリガー回路4の他方の入力
端子4bは、入力端子5a,5bが上記出力端子2a,
2bと接続された検出回路5の出力端子5cと接続され
ており、該トリガー回路4の出力端子4c,4dが上記
トライアックQ1のゲート側と接続されている。
【0005】上記検出回路5は負荷となるランプ2の端
子電圧を検出するためのものであり、ランプ2と並列に
接続されている。
【0006】以下に図4の動作について説明する。
【0007】入力端子1a,1bには商用の交流電源1
が接続され、この入力端子1a,1bに接続されたチョ
ークコイルL1、コンデンサC1からなるフィルター回
路は、次段のトライアックQ1が発生する雑音が商用の
交流電源1に帰還することを阻止する。
【0008】トライアックQ1は、上記交流電源1の電
源ラインと直列に挿入され、負荷であるランプ2の電圧
をスイッチング制御するが、これはゲート端子に接続さ
れたトリガー回路4により制御されるものである。そし
て、トリガー信号によりオンしてゼロクロスにてオフと
なる。
【0009】検出回路5は入力端子5a,5b間に印加
された電圧信号を所定の信号レベルに変換した後、基準
電圧と比較して誤差電圧信号を生成してトリガー回路4
へ出力する。
【0010】波形整形回路3は、入力された商用の交流
を波形整形して、商用の交流電源1の周波数の鋸歯状波
を生成してトリガー回路4へ出力する。
【0011】トリガー回路4は検出回路5から出力され
る誤差電圧信号と波形整形回路3から出力される鋸歯状
波とを比較してトリガー位相を決定し、トリガートラン
スを介してトリガー出力をトライアックQ1へ出力す
る。トライアックQ1はトリガー回路4より印加される
トリガー信号により目的とする電圧に応じた位相角でオ
ンするスイッチング制御を行う。
【0012】以上のように負荷電圧を検出し、トライア
ックQ1のトリガー位相を制御することにより負荷電圧
を安定化させるようにしている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のような電源装置においては、定電圧制御を
位相制御にて行っているために力率が悪く、かつ、入力
電流に含まれる商用の交流電源周波数の低次数高調波が
多いという問題点があった。この低次数高調波は商用周
波数に近くて低い周波数の雑音となるため、LCフィル
ター等では除去が困難であり、商用の交流電源系への帰
還雑音となり周辺機器への障害を与える原因となってい
た。
【0014】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、高力率で低次の高調波を低減さ
せることができる電源装置を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の電源装置は次の
ように構成したものである。
【0016】(1)入力された交流をスイッチングする
スイッチング素子と、前記スイッチング素子にパルス幅
変調した制御信号を出力するパルス幅変調回路を備え、
前記パルス幅変調回路は、負荷の端子電圧を検出して得
られた誤差信号と、前記入力された交流から生成された
ゼロクロス信号とこのゼロクロス信号を位相を90度シ
フトしたゼロクロス信号をもとに生成された前記入力交
流の2倍の周波数のキャリア信号である三角波信号とを
入力してパルス幅変調を行うようにした。
【0017】(2)入力された交流をスイッチングする
スイッチング素子と、前記スイッチング素子にパルス幅
変調した制御信号を出力するパルス幅変調回路を備え、
前記パルス幅変調回路は、負荷の端子電圧を検出して得
られた誤差信号と、前記入力された交流から生成された
ゼロクロス信号とこのゼロクロス信号を1/4周期遅延
したゼロクロス信号を基に生成された前記入力交流の2
倍の周波数のキャリア信号である三角波信号とを入力し
てパルス幅変調を行うことを特徴とする電源装置。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電源装置をラ
ンプレギュレータとして構成した例について説明する。
【0019】(第1実施例)図1は本発明の第1の実施
例の構成を示す回路図である。
【0020】図1において、1は商用の交流電源で、こ
の交流電源1からの交流は入力端子1a,1bから入力
される。一方の入力端子1aは、整流器スタッフDM1
と、コンデンサC1とチョークコイルL1からなるフィ
ルター回路を介してランプ(HL)2への一方の出力端
子2aと接続され、もう一方の入力端子1bは整流器ス
タックDM1と同フィルター回路及びスイッチング素子
Q11を介してランプ2への他方の出力端子2bと接続
されている。
【0021】また、入力端子1a,1bは第1のゼロク
ロス回路であるゼロクロス回路10の入力端子10a,
10bと接続され、このゼロクロス回路10の出力端子
10Cは三角波回路9の一方の入力端子9aに接続され
ている。
【0022】さらに、入力端子1a,1bは位相シフト
回路11の入力端子11a,11bと接続され、この位
相シフト回路11の出力端子11c,11dは第2のゼ
ロクロス回路であるゼロクロス回路12の入力端子12
a,12bに接続されている。そして、このゼロクロス
回路12の出力端子12cは三角波回路9のもう一方の
入力端子9bに接続されている。上記三角波回路9の出
力端子9cはパルス幅変調回路(以下PWM回路と称
す)8の一方の入力端子8aに接続されている。
【0023】検出回路7の入力端子7a,7bは出力端
子2a,2bと接続され、この検出回路7の出力端子7
cはPMW回路8のもう一方の入力端子8bと接続され
ている。
【0024】PWM回路8の出力端子8cは駆動回路6
の入力端子6aと接続され、この駆動回路6の出力端子
6b,6はそれぞれスイッチング素子Q11のソース端
子と駆動端子であるゲート端子に接続されている。
【0025】以下に図1の回路の動作について説明す
る。
【0026】入力端子1a及び1bは商用の交流電源1
が接続される端子、出力端子2a及び2bは負荷となる
ランプ2が接続される端子であり、チョークコイルL
1、コンデンサC1からなるフィルター回路は次段のス
イッチング素子Q11が発生する高周波雑音が商用の交
流電源1に帰還することを阻止する。
【0027】スイッチング素子Q11は自己消弧型のス
イッチ素子を用いる。本実施例では、NMOS型電解効
果トランジスタを使用しており、ソース・ゲート端子間
にしきい値以上の正極性電圧が印加されると導通し、し
きい値以下の電圧や負極性電圧が印加されると非導通と
なるスイッチング動作を行う。
【0028】検出回路7は、入力端子7a,7b間に印
加された電圧信号を所定の信号レベルに変換した後、基
準電圧と比較して誤差電圧信号を生成し、出力端子7c
から出力する。また、必要に応じて絶縁トランス等によ
り入出力の絶縁を行う。
【0029】PWM回路8は、入力端子8bに印加され
た誤差電圧信号と、入力端子8aに印加されたキャリア
信号となる三角波信号とを不図示のコンパレーターにて
比較し、三角波レベルが誤差電圧以下の期間にオンレベ
ル、誤差電圧以上の期間にオフレベルとなるパルス幅変
調されたデジタル信号(以下PWM信号と称す)を生成
して出力する。
【0030】駆動回路6は入力端子6aに入力された信
号を所定のレベル増幅して出力端子6b,6cからスイ
ッチング素子Q11のソース・ゲート端子間に駆動信号
を出力する。また、必要に応じて絶縁トランス等により
入出力の絶縁を行う。
【0031】ゼロクロス回路10は入力端子10a,1
0b間に印加された交流電圧のゼロクロスを検出し、ゼ
ロクロス点で微小パルス幅のパルスを出力する。このパ
ルス出力を後述する図2のゼロクロス信号15とする。
【0032】位相シフト回路11は入力端子11a,1
1b間に印加された交流電圧の位相を90度ずらした交
流電圧を出力端子11c,11dより出力する。
【0033】ゼロクロス回路12は入力端子12a,1
2b間に印加された交流電圧のゼロクロスを検出し、ゼ
ロクロス点で微小パルス幅のパルスを出力する。このパ
ルス出力を後述する図2のゼロクロス信号1bとする。
【0034】以下に入力端子1a,1bに商用交流電源
1が接続され、負荷のランプ2を定電圧制御している状
態の動作について説明する。
【0035】図2は定電圧制御状態での各部の信号波形
を示す図である。同図において、13は入力端子1a,
1bの端子間電圧信号、14は位相シフト回路11を通
した後の交流信号、15はゼロクロス回路10の出力で
ある第一のゼロクロス信号、16はゼロクロス回路12
の出力である第二のゼロクロス信号、17は三角波回路
9の出力である三角波信号、18は誤差電圧信号、19
はPWM信号、20は整流器スタックDW1の出力であ
る脈流電圧信号、21はランプ2の両端電圧信号であ
る。
【0036】スイッチング素子Q11はPWM信号19
が駆動回路6で増幅されてソース・ゲート間に印加され
ることにより、オン・オフの制御が行われている。
【0037】上記のPWM信号19は以下に述べる制御
ループで生成される。PWM信号19を用いたスイッチ
ング制御によりランプ2の電圧を定電圧制御する。
【0038】検出回路7はランプ2の端子間電圧を検出
してランプ2の電圧を決定する基準電圧と比較し、目的
とするランプ2の電圧との誤差に応じた誤差電圧信号1
8を生成して出力する。
【0039】また、ゼロクロス回路10はゼロクロス信
号15、ゼロクロス回路12はゼロクロス信号16を出
力する。ゼロクロス回路12には入力電圧を位相シフト
回路で90度位相をずらした信号が入力されるので、ゼ
ロクロス信号15とゼロクロス信号16は90度の位相
差が発生する。
【0040】三角波回路9は上記の二つのゼロクロス信
号より、商用の交流電源1の周波数の2倍の周波数の三
角波信号17を生成して出力する。PWM回路8は入力
端子8aに印加された誤差電圧信号18を三角波信号1
2でパルス幅変調し、パルス幅変調したデジタル信号で
あるPWM信号19を駆動回路に出力する。
【0041】誤差電圧信号18の値に応じてPWM信号
19のパルス幅が変化する。誤差電圧信号18の値が小
さくなるとパルス幅は狭くなり、誤差電圧信号18の値
が大きくなるとパルス幅は広くなる。
【0042】駆動回路は、PWM信号19をスイッチン
グ素子Q11の駆動可能なレベルに増幅した後、スイッ
チング素子Q11に印加するこのスイッチング素子Q1
1はPWM信号19に応じてオン・オフを繰り返す。
【0043】このように、本実施例では負荷電圧を検出
してPWM制御を行う制御ループにより、スイッチング
素子Q11を商用の交流電源1の周波数に同期してスイ
ッチング制御して負荷電圧を安定化する回路において、
キャリア信号として商用の交流電源1の周波数に同期し
た2倍の周波数の三角波を使用することにより図2に示
すように波高値の高い期間をオフ期間、波高値の低い期
間をオン期間とする制御を行いランプ2の電圧を安定さ
せている。
【0044】(第2の実施例)図3は本発明の第2の実
施例を示す回路構成図である。
【0045】図3において、1は商用の交流電源で、こ
の交流電源1からの交流は入力端子1a,1bから入力
される。一方の入力端子1aは、整流器スタックDM1
と、コンデンサC1とチョークコイルL1からなるフィ
ルター回路を介してランプ(HL)2への一方の出力端
子2aと接続され、もう一方の入力端子1bは整流器ス
タックDM1と同フィルター回路及びスイッチング素子
Q11を開始ランプ2への他方の出力端子2bと接続さ
れている。
【0046】また、入力端子1a,1bはゼロクロス回
路10の入力端子10a,10bと接続され、このゼロ
クロス回路10の出力端子10cは遅延回路22の入力
端子22a及び三角波回路9の入力端子9aと接続され
ている。この遅延回路22の出力端子22bは三角波回
路9のもう一方の出力端子9bに接続されている。この
三角波回路9の出力端子9cはパルス幅変調回路(以下
PWM回路と称す)8の入力端子8aに接続される。
【0047】検出回路7の入力端子7a,7bは出力端
子2a,2bと接続され、この検出回路7の出力端子7
cはPWM回路8のもう一方の入力端子8bと接続され
ている。
【0048】PWM回路8の出力端子8cは駆動回路6
の入力端子6aと接続され、この駆動回路6の出力端子
6b,6cはそれぞれスイッチング素子Q11のソース
端子と駆動単位であるゲート端子に接続されている。
【0049】以下に、図3の各回路ブロックの動作につ
いて説明する。
【0050】入力端子1a及び1bは商用の交流電源1
が接続される端子である。出力端子2a及び2bは負荷
となるランプ2が接続される端子である。
【0051】チョークコイルL1、コンデンサC1から
なるフィルター回路は次段のスイッチング素子Q11が
発生する高周波雑音が商用の交流電源1に期間すること
を阻止する。
【0052】スイッチング素子Q11は自己消弧型のス
イッチ素子を用いる。本実施例では、NMOS型電界効
果トランジスタを使用しており、ソース・ゲート端子間
にしきい値以上の正極電圧が印加されると導通し、しき
い値以下の電圧や負極性電圧が印加されると非導通とな
るスイッチング動作を行う。
【0053】検出回路7は入力端子7a,7b間に印加
された電圧信号を所定の信号レベルに変換した後、基準
電圧と比較して誤差電圧信号を生成し、出力端子7cか
ら出力する。また、必要に応じて絶縁トランス等により
入出力の絶縁を行う。
【0054】PWM回路8は入力端子8aに印加された
誤差電圧信号と、入力端子8bに印加されたキャリア信
号となる三角波信号とを不図示のコンパレーターにて比
較し、三角波レベルが誤差電圧以下の期間にオンレベ
ル、誤差電圧以上の期間にオフレベルとなるパルス幅変
調されたデジタル信号(PWM信号と称す)を生成して
出力する。
【0055】駆動回路6は入力端子6aに入力された信
号を所定のレベル増幅して出力端子6b,6cからスイ
ッチング素子Q11のソース・ゲート端子間を駆動する
駆動信号を出力する。また、必要に応じて絶縁トランス
等により入出力の絶縁を行う。
【0056】ゼロクロス回路10は入力端子10a,1
0b間に印加された交流電圧のゼロクロスを検出し、ゼ
ロクロス点で微小パルス幅のパルスを出力する。このパ
ルス出力をゼロクロス信号15とする。
【0057】遅延回路22は入力端子22aに印加され
たゼロクロス信号15の遅延を行う。遅延時間Tdは商
用交流周期Tの1/4とする。ゼロクロス信号15より
遅延時間Td遅れた信号を出力する。この信号をゼロク
ロス信号16とする。
【0058】遅延時間Tdは商用交流の90度の位相差
と同一なので、ゼロクロス信号15とゼロクロス信号1
6の位相関係は第一の実施例と同一である。
【0059】以下に入力端子1a,1bに商用の交流電
源1が接続され、負荷のランプ2を定電圧制御している
状態の動作について説明する。
【0060】二つのゼロクロス信号の生成手段が違う以
外は、第一の実施例と同様の動作である。
【0061】定電圧制御状態の各部波形は、図2とほぼ
同一である。ただし、交流信号14は本実施例には存在
しない。
【0062】スイッチング素子Q11はPWM信号19
が駆動回路6で増幅されてソース・ゲート間に印加され
ることにより、オン・オフの制御が行われる。上記のP
WM信号19は以下に述べる制御ループで生成される。
PWM信号17を用いたスイッチング制御によりランプ
電圧を定電圧制御する。
【0063】検出回路7はランプ2の端子間電圧を検出
してランプ2の電圧を決定する基準電圧と比較し、目的
とするランプ2の電圧との誤差に応じた誤差電圧信号1
6を生成して出力する。
【0064】また、ゼロクロス回路10はゼロクロス信
号15を出力する。遅延回路22はゼロクロス信号15
を遅延してゼロクロス信号16を生成する。ゼロクロス
信号16のゼロクロス信号15に対する遅延時間は第一
の実施例のゼロクロス信号16のゼロクロス信号15に
対する90度の位相ずれと同一の時間関係となる。
【0065】三角は回路9で二つのゼロクロス信号から
商用の交流電源1の周波数の2倍の周波数の三角波信号
が生成されて出力される。
【0066】PWM回路8は、入力端子8aに印加され
た誤差電圧信号18を三角波信号17を用いてパルス幅
変調し、パルスはは変調したデジタル信号であるPWM
信号19を駆動回路6に出力する。
【0067】誤差電圧信号18の値に応じてPWM信号
19のパルス幅が変化する。誤差電圧信号18の値が小
さくなるとパルス幅は狭くなり、誤差電圧信号18の値
が大きくなるとパルス幅は広くなる。
【0068】駆動回路6は、PWM信号19をスイッチ
ング素子Q11の駆動可能なレベルに増幅した後、スイ
ッチング素子Q11に印加する。スイッチング素子Q1
1はPWM信号19に応じてオン・オフを繰り返す。
【0069】このように、本実施例では第一の実施例と
同様に負荷電圧を検出してPWM制御を行う制御ループ
により、スイッチ素子Q11を商用の交流電源1の周波
数に同期してスイッチング制御して負荷電圧を安定化す
る回路において、キャリア信号として商用の交流電源1
の周波数に同期した2倍の周波数の三角波を使用するこ
とにより図2に示すように波高値の高い期間をオフ期
間、波高値の低い期間をオン期間とする制御を行いラン
プ2の電圧を安定させている。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力された交流をスイッチングするスイッチング素子
と、前記スイッチング素子にパルス幅変調した制御信号
を出力するパルス幅変調回路を備え、前記パルス幅変調
回路は、負荷の電圧を検出して得られた誤差信号と、入
力された交流から生成されたゼロクロス信号とこのゼロ
クロス信号を位相を90度シフトしたゼロクロス信号を
基に生成された前記入力交流の2倍の周波数のキャリア
信号である三角信号とを入力してパルス幅変調を行うよ
うにしたため、波高値の高い期間をオフ期間、波高値の
低い期間をオン期間とすることが可能になり、導通路を
広くとることができ、高力率になるという効果がある。
また、雑音も低次の高調波も低減できるので小型のノイ
ズフィルターで十分に雑音除去可能となり、電源への帰
還雑音が低減できるという効果がある。
【0071】また、入力された交流をスイッチングする
スイッチング素子と、前記スイッチング素子にパルス幅
変調した制御信号を出力するパルス幅変調回路を備え、
前記パルス幅変調回路は、負荷の端子電圧を検出して得
られた誤差信号と、入力された交流から生成されたゼロ
クロス信号とこのゼロクロス信号を1/4周期遅延した
ゼロクロス信号を基に生成された前記入力交流の2倍の
周波数のキャリア信号である三角波信号とを入力してパ
ルス幅変調を行うようにしたため、波高値の高い期間を
オフ期間、波高値の低い期間をオン期間とすることが可
能になり、導通幅を広くすることができ、高力率になる
という効果がある。また、雑音も低次の高調波も低減で
きるので小型のノイズフィルターで十分に雑音除去可能
となり、電源への帰還雑音が低減できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の構成を示す回路構成
【図2】 定電圧制御状態での各部の信号波形を示す図
【図3】 本発明の第2の実施例の構成を示す回路構成
【図4】 従来のランプレギュレータの構成を示す回路
構成図
【符号の説明】
1 交流電源 2 ランプ 7 検出回路 8 パルス幅変調回路 9 三角波回路 10 ゼロクロス回路 11 位相シフト回路 12 ゼロクロス回路 22 遅延回路 Q11 スイッチング素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された交流をスイッチングするスイ
    ッチング素子と、前記スイッチング素子にパルス幅変調
    した制御信号を出力するパルス幅変調回路を備え、前記
    パルス幅変調回路は、負荷の端子電圧を検出して得られ
    た誤差信号と、前記入力された交流から生成されたゼロ
    クロス信号とこのゼロクロス信号を位相を90度シフト
    したゼロクロス信号をもとに生成された前記入力交流の
    2倍の周波数のキャリア信号である三角波信号とを入力
    してパルス幅変調を行うことを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 入力された交流をスイッチングするスイ
    ッチング素子と、前記スイッチング素子にパルス幅変調
    した制御信号を出力するパルス幅変調回路を備え、前記
    パルス幅変調回路は、負荷の端子電圧を検出して得られ
    た誤差信号と、前記入力された交流から生成されたゼロ
    クロス信号とこのゼロクロス信号を1/4周期遅延した
    ゼロクロス信号を基に生成された前記入力交流の2倍の
    周波数のキャリア信号である三角波信号とを入力してパ
    ルス幅変調を行うことを特徴とする電源装置。
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